G. Cooney さん プロフィール

  •  
G. Cooneyさん: 声をめぐるエッセイ 国井仗司
ハンドル名G. Cooney さん
ブログタイトル声をめぐるエッセイ 国井仗司
ブログURLhttp://www.lingualite.com/blog/
サイト紹介文発音をネイティブ化する特効薬「国井モデル」がついに登場!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供5回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2014/01/20 17:43

G. Cooney さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 声帯を直視して範となすべし
  • 最近では、声帯が動く様子をファイバースコープで観察したビデオがYoutubeなどで簡単に見られるようになった。それをいくつも見ているうちに、ふと気づいたことがある。声帯そのものよりも、そのやや上にある「披裂喉頭蓋ひだ」のほうが、はるかに活発に動いている、という点だ。百聞は一見に如かず。いくつかビデオを見てほしい。(イントロとかはすっとばしてファイバースコープ映像にジャンプして構わない。)最初のグループは [続きを読む]
  • 頭声を生むパワースポット
  • 前回は鼻腔弁の位置について触れたが、念のためこれを図示しておこう。顔を横から見た図では、鼻腔弁は黄色い星印のあたりになる。正面から見ると、こんな感じ。鼻腔弁を黄色い星印で示したのは、単に目立たせるためだ。別にx印でも構わない。鼻腔弁が星形をしている、というつもりはまったくないので、誤解しないこと。この場所こそが、頭声を出すパワースポットなのだ。僕がイメージする鼻腔弁の形状は、平行に並んだ2枚の筋肉 [続きを読む]
  • 新年にあたって
  • 丸一年のブランクを経ての投稿だが、その間にもひそかにいろいろなアイデアを試し続けてきたので、昨年は結構実りある年になったと思う。基本となるアイデアは以前とほぼ変わらないが、ディテールを検証し、発声のステップについてより実践的にポイントをまとめたので、紹介しておこう。まず、静かに鼻で息をする。口は閉じたままにするが、いつでも開けられるようリラックスさせておく。そのままで、鼻腔(つまり鼻の空間)の、一 [続きを読む]
  • この1年の収穫
  • 今回は今年最後の書き込みになるので、ちょっとこの1年の進展を振り返っておこう。大きな収穫が2つあった。1つめは、「鼻腔弁」という概念を提唱したことだ。反回神経の配線が異常な遠回りをしているせいで、僕たちの声帯の位置感覚にはずれが生じているのではないか、という仮説を立てたことはすでに何度も述べてきたとおりである。僕はこの仮説をさらに発展させ、声帯が体感的にはのどよりずっと上にあるかのように意識すれば声 [続きを読む]
  • 声帯を手なずける方法
  • まず、声帯についてちょっと振り返っておこう。前にも紹介したが、声帯を上から見ると下の図のような形をしている(図はWikipediaの声帯の項から拝借した)。方向としては、図の上側がのどの前方だ。白い2本のお箸状の棒がコンパスみたいに閉じたり開いたりする。このお箸状のものが「声帯ひだ」で、ここが閉じて振動すると声が出る。いわばバイオリンの弦のようなもので、その間を通る息がバイオリンの弓の役目を果たす。ファーバ [続きを読む]
  • もし僕がボイストレーニングを任されたら…
  • 僕がもしアマチュア合唱団のボイストレーニングを任されたとしたら、たぶんこんなふうにやるだろう。現段階までの僕の考えをまとめたものと思って読んでほしい。皆さんは、「声はのどから出る」と思っていますよね。だってそこに声帯があるから。でも、それは間違いなんです。皆さんは、実は声帯にだまされてきたんです。確かに声帯はのどの中にあるように見えます。医学書を見てもそう書いてあります。でも、僕たちの脳が実際に声 [続きを読む]
  • 声と「進化のいたずら」
  • 今回はしばし技術論から離れて、簡単な思考実験をやってみたい。まず、両手の薬指を見てほしい。そして、この指を動かす神経だけが、ほかの指と違ってものすごく迂回して配線されていると仮定してみよう。想定するのはこんなシナリオだ。親指、人差し指、中指、そして小指を動かす神経は、脳から首、肩、腕を伝ってほぼ最短距離でそれぞれの指につながっている。ところが薬指の神経だけは、脳から首まで来たあとさらに鎖骨の下あた [続きを読む]
  • 「声のワープ現象」
  • 鼻腔弁で発声した声は、まず頭頂部へ向かったところで姿を消し、そこから不思議にもワープして口から出現するような感覚がある、という話を前回したが、この「声のワープ現象」は、ひょっとしたら英語発声の仕組みの急所を突いているかもしれない。なぜそんなことを言うかというと、英語の子音をそれらしく発音すべくいろんな角度から実験すればするほど、この「ワープ現象」に類似した出来事が子音でも起きているのに気づくからだ [続きを読む]
  • 「発音と発声の分離」アップデート
  • 言葉をはっきり発音しようとすると、それまでうまくいっていた発声が乱れることが多い、という話を前回したが、これをちょっと違う角度から検討してみよう。この現象が起きるのはおそらく、発声で使う身体の部分と、発音のために使う部分とが、一部重複しているためと考えられる。この重複したスペースが、発声・発音の各プロセスでそれぞれ異なる命令を受ける結果コンフリクトが生じ、発声のほうが犠牲になってしまうのだ。とすれ [続きを読む]
  • 「吐息あくび」で声帯もどき退治
  • 前回みきわめた2つの「声帯もどきセンサー」による監視システムをフルに働かせると、それだけで声の質が見違えるように変わってくる。 注意点は、まず決してのどぼとけを圧迫しないことだ。吐く息と一緒にのどぼとけが前に押し出されるような感覚がある場合は、のど声になっている。まずのどの力を抜こう。 次に、「吐息あくび」の感覚を思い出そう(詳しくは前回を参照)。たとえばダイビングで耳抜きをするとき、鼓膜の内側に空 [続きを読む]
  • 「声」と母音、子音のビミョーな関係
  • 声帯が振動して生まれたばかりの声は、細くて響きが貧弱で、そのままではちょっと頼りない。 発声というのは、この生まれたての「声のタネ」を太く大きく育ててるテクニックで、物理的には管楽器が小さな音を増幅する仕組みと似ている。 正しく発声するためには、声の通り道を確保し、声帯の響きを邪魔するものを排除することが必要になる。すでに見てきたように、のど声というのは声帯の上を声帯もどき(披裂喉頭蓋ひだ)で覆い隠 [続きを読む]
  • 過去の記事 …