eby さん プロフィール

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ebyさん: 歯科医療を真剣に考えるブログ
ハンドル名eby さん
ブログタイトル歯科医療を真剣に考えるブログ
ブログURLhttp://ameblo.jp/eby-d/
サイト紹介文歯科治療に情熱を傾ける歯科医師のつぶやき
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2014/02/06 20:07

eby さんのブログ記事

  • 一般医(GP)と矯正医、小児歯科医との、乳歯に対する決定的な意思相違
  • 乳歯は、永久歯と比べて、歯質がとても軟らかく、虫歯の進行が極めて早いのが特徴です。また、乳歯は歯の神経である歯髄が大きいため、歯に穴があくほどの虫歯になると、歯髄に細菌感染が起こり、歯髄が壊死することも珍しくありません。一般医の先生方は、歯髄壊死した乳歯を割と簡単に抜いてしまう傾向にあります。しかし、乳歯は、永久歯が正しく生えるための最良の補隙装置です。もし仮に、乳歯を早期に失うようなことになった [続きを読む]
  • 妊娠初期における、妊婦の食習慣が胎児に与える影響
  • 胎児が母親から受ける後天的影響は、妊娠に気づく以前のごく初期の段階において極めて重要であることが、徐々に明らかになってきました。 例えば、母親がやせ形であると、生まれてくる子供は低体重児である確率が有意に高いとされています。 妊娠中に過度なダイエットなどで栄養状態が悪かったり、やせ過ぎていることは、生まれてくる子供の出生体重や将来の疾病の発症に関連があるのです。 同様に妊婦の喫煙やスト [続きを読む]
  • 歯茎が腫れる原因の多くは、実は歯周病ではないという事実
  • 歯茎が腫れて歯科医院へ行くと、「歯周病」と診断されることが多くあります。 歯周病は、生活習慣病に分類されているとおり、食習慣や口腔清掃習慣、喫煙の有無、全身疾患の既往、個人の免疫力や骨密度などの差異によって、発症するしないが大きく左右される疾患です。 歯周病という診断は、患者さんに理解されやすいため、歯科医師にとって非常に都合のよい診断名なのです。 しかし、歯茎が腫れる原因は、実に多岐 [続きを読む]
  • インプラント治療を受けたヒトは、必ず定期的な検診を!
  • インプラントは、自分の歯を失たときの治療の選択肢として、非常に優れた方法のひとつです。しかしながら、ご自身の歯を失うには、それなりの理由があります。虫歯や歯根破折、あるいは歯周病など、ヒトによって原因はさまざまであると思いますが、中でも歯周病で歯を失った場合には、インプラント後のメンテナンスは要注意です。歯周病と一口に言っても、その病因はさまざまです。歯周病が1〜2本の歯に限局しているようなものは [続きを読む]
  • 八重歯の歯列矯正 part6
  • 歯列矯正において、最も難しくかつ重要なのは、上下の歯の噛み合わせを理想的に仕上げることです。ただ歯をきれいに並べるだけであれば、現在のよくシステム化された矯正装置を用いれば、どの歯科医師にとってもさほど難しくありません。上下の歯並びがきれいに並び、かつ上下の顎が正しい位置で正しく嚙合わせるのが難しいのです。特に、上下の歯列に前後左右のずれがあるケースでは、多くの場合、このずれを補償するために抜歯を [続きを読む]
  • 八重歯の歯列矯正 part5 
  • 抜歯を伴う歯列矯正でトラブルを起こしやすいのは、過蓋咬合(ディープバイト)です。過蓋咬合によって、前歯の噛み合わせが強くなり、奥歯の噛み合わせがしっかりと合わなくなることがあります。これを放置してしまうと、咀嚼機能不全を引き起こし、歯ぎしりや食いしばり、さらには頭痛や首や肩の慢性的なコリなどの体調不良を引き起こします。したがって、抜歯矯正では、過蓋咬合とならないような配慮が必要となるのです。では、 [続きを読む]
  • 八重歯の歯列矯正 part4 〜抜歯矯正は過蓋咬合に注意!〜
  • 抜歯を伴う歯列矯正では、バイト(噛み合わせ)が深くなりやすい傾向があります。下顎前歯と上顎前歯の上下的な重なりをオーバーバイトと呼んでいますが、抜歯をすると、このオーバーバイトがより深くなりやすいのです。これは、抜歯スペースを詰める際、臼歯(奥歯)の前方への傾斜(近心傾斜)と犬歯の後方への傾斜(遠心傾斜)によって起こります。正常なオーバーバイトの深さは、歯科矯正学辞典によると0〜4mmと記されてお [続きを読む]
  • 八重歯の歯列矯正 part2 〜咬合干渉をどうやり過ごすか?〜
  • 八重歯の歯列では、側切歯の反対咬合が高頻度で見られます。舌側転位した側切歯を唇側へ引くと、噛み合わせる際に干渉を起こし、その歯以外が噛み合わなくなります。これを避けるために、一時的に臼歯の咬合面にレジン((プラスチック)を接着して噛み合わせを高くする方法があります。これ以外にも、側切歯を圧下して噛み合わせの干渉を避ける方法もあります。それぞれ、長所、欠点がありますので、適宜使い分けが必要となります [続きを読む]
  • 八重歯の歯列矯正(抜歯矯正)part1
  • クラウディング(叢生、乱杭歯、凸凹)を呈する歯列不正では、八重歯は高い頻度で見られます。八重歯のことを、専門的には「犬歯低位唇側転位」と呼んでいます。つまり、八重歯とは、犬歯が唇側(歯列の外側)の低い位置へと萌出したものを指しています。犬歯は、元々唇側から萌出してきますが、この時に萌出スペースが足りないと、犬歯は唇側へと押し出されることになります。上顎の歯の萌出は、多くの場合、6番(6歳臼歯)→1番 [続きを読む]
  • 歯列矯正中はブラッシングを徹底してほしい
  • 歯に矯正装置を付けると、歯みがきがとても難しくなります。ブラケットの周りやワイヤーの裏側、歯の隣接面、そして特にブラケットの歯肉寄りに磨き残しが多くみられます。残念ながら、虫歯を何本も作ってしまうヒトもいます。定期的な通院をしていても、毎日の口腔清掃が不十分だと、やはり虫歯になってしまいます。 矯正治療中。磨き残しを染め出したところ。ピンク色の着色が新しい汚れ、濃い紫色が古い汚れを表す。常に磨 [続きを読む]
  • 顎内固定による上顎前突の改善〜矯正用インプラントの口蓋への応用〜
  • 歯列矯正で歯を動かすためには、固定源の確保が必要となります。歯と歯をエラスティックやコイル等で「綱引き」をして、歯を目的とする方向へ動かしていくためです。固定源の種類には●顎内固定(大臼歯やパラタルアーチなど)●顎間固定(顎間ゴム)●顎外固定(ヘッドギアやチンキャップなど)などがあります。これらの中には、患者さんの協力度に治療結果が左右されてしまうものも多く存在します。また、大臼歯の後方移動などの [続きを読む]
  • 上顎前歯部のインプラント治療を成功させるために重要なこと
  • 上顎前歯部は、多くの場合、歯槽骨が細く骨が足りないため、ほとんどのケースで骨造成(GBR)が必要になります。骨造成をせずに、無理にインプラントを埋入すると、骨吸収が起こったり、歯肉退縮が起こり、審美的に問題を生じたり、インプラントを早期に失う原因になります。上顎前歯部は、人目に触れるため、少しの手技の選択ミスやわずかなエラーが、致命的な結果を招きます。インプラントの埋入位置、埋入角度、埋入深度、これら [続きを読む]
  • 上顎側切歯の先天欠如は頻度が高い
  • 上顎側切歯は、歯が先天的に欠如している頻度が比較的高く、しばしばそのようなケースに遭遇します。永久歯が先天欠如している場合、その多くは乳歯が抜けずに残存しています。しかし、この乳歯の歯根は徐々に溶けて吸収し、長さが短くなってきます。さらに、乳歯は、幼児期に萌出力(歯が生えようとする力)が無くなり、永久歯列が出来上がるにつれ、他の永久歯と比較して低位に留まる(歯の萌出が足りなく、歯の丈が短くなる)こ [続きを読む]
  • 詳解 歯列矯正の流れ part9(最終回)
  • 歯並びに凸凹(クラウディング、叢正)がある場合、歯がきれいに並ぶと歯間に隙間が出来ることがあります。これをブラックトライアングルと呼びます。ブラックトライアングルは、病的なものではないので、特に処置は必要ありませんが、ヒトによっては審美性が気になったり、息が漏れる、食べ物が詰まるなどと訴えることがあります。そのような場合、ストリッピング(歯の隣接面をわずかに削って歯と歯を寄せ合うこと)によって隙間 [続きを読む]
  • 歯医者は、なぜ歯をすぐ削ろうとするのか?
  • 歯科医師は、歯を削ることに慣れ過ぎている、鈍感になっていると思います。もちろん、虫歯や噛み合わせ不良がある場合には、歯を削ることが必要な場合も多くあります。しかしながら、ちょっとした歯の着色程度のものを虫歯といって削ったり、病気の徴候やなんら症状もないのに噛み合わせを削ったりします。本当にそれは必要な処置なのだろうか?と同業ながらに思ってしまうのは私だけでしょうか?一方で、症状が出ているのに、治療 [続きを読む]
  • 詳解 歯列矯正の流れ part8
  • 歯列矯正の成功のカギは、噛み合わせにかかっています。特に、抜歯矯正では、今までに見てきたように、噛み合わせがダイナミックに変化します。歯並びがきれいになっても、上下の歯がきちんと噛んでいないと、さまざまな体調の不調を引き起こすことがあります。下顎は、顎関節を介して頭蓋にぶら下がっているため、上下の歯の噛み合わせが悪いと、容易にずれを生じます。この下顎のずれは、咀嚼筋や胸鎖乳突筋、僧帽筋、舌骨上下筋 [続きを読む]
  • 詳解 歯列矯正の流れ part7
  • 抜歯矯正では、基本的に奥歯を支え(固定源)に前歯を動かします。ただし、支えにした歯も、全く動かないわけではありません。反作用の力で、奥歯も前方に動きます。メカニクスや状況にもよりますが、一般論として、抜歯スペースは前歯が7割後方へ、奥歯が3割前方に動くことでなくなります。仮に、抜いたスペースのすべてを(10割)を前歯の後方移動に使いたい場合(奥歯が前方にずれては困る場合)、矯正用インプラントなどの絶対 [続きを読む]
  • 詳解 歯列矯正の流れ part6
  • 矯正治療では、歯や下顎の移動や誘導のために、顎間ゴム(エラスティック)を割と頻繁に使用します。顎間ゴムを歯科医師の指示通りに使わないと、歯は一向に動かず、ただ治療の期間だけが過ぎていくことになります。中には、顎間ゴムをきちんと使っていないヒトもいますが、顎間ゴムを使用しているかしていないかは、歯科医師が見ればすぐに分かります。嘘をついてもダメですよ(笑)きちんと使いましょう。では、前回の続きです。 [続きを読む]