三枝りりお さん プロフィール

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三枝りりおさん: Panta rhei
ハンドル名三枝りりお さん
ブログタイトルPanta rhei
ブログURLhttp://lilium.ya-gasuri.com
サイト紹介文オリジナル小説、イラストを載せています。オカルト好きな方はぜひ!
自由文オカルト好きなので、そういった知識を沢山つめた作品を目指しています。興味のある方は気軽にお越し下さい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供19回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2014/02/10 19:46

三枝りりお さんのブログ記事

  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第三夜(5)
  • 「…これでいいの?九ちゃん。」「バッチリだよ!さっすが三子ちゃん。俳優…じゃなくて女優になれるね!」 島田の出て行ったバーの厨房から十楽寺とレイがひょっこり顔をのぞかせた。十楽寺はニコニコと褒め言葉を言い、レイは小さく拍手を送っている。先程まで島田の相手をしていた三子は困った顔でタバコを吸う。「調子良いんだから。よくわかんない嘘付くのにウチの店使わないでよね?」「だって本当の事あの [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第三夜(4)
  • 「アタシ達は探偵だよ。彼女の父親の白鳥健治っておっさんに依頼されて調べてたの。アンタの行動は全部尾行して調査済みだよ。まあ、途中からはパターンがわかったから退社以降しか尾行してなかったけどね。レイちゃんが毎晩バーにいたのはアンタを監視するため。でも、昨日九喜の面が割れちゃったから急遽予定変更したんだけどね。」 目配せされた彼女は一ミリもその美しい顔を崩さずに頷いた。その動作に、俺の中の何が外れ [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第三夜(3)
  •  今まで幸せな気持ちで通っていたバーまでの道のりが、今日は酷く険しく思える。あれ程望んでいた彼女からの視線。それは思っていたよりもずっと虚しいものだった。それなのにまた今日も彼女の元へ通う俺は被虐性愛者かもしれない。…なんて、ただ単純に諦めきれないだけだ。必死に自分を慰めながら歩く。初めは声をかける気もなかったのだ。その頃に戻ったと思えばいいじゃないか。俺はただ彼女が眺められればそれでい [続きを読む]
  • 京都旅行日誌1
  • こんばんは。三枝です。京都に卒業旅行で行ってまいりました。以前から刀剣乱舞にはまっていると書いたのですが、まさにそれ関連のイベントに行ってきました。まさかリアル遠征に行くことになるとは…。友人もどっぷりはまっているので3泊4日間がっつり刀剣乱舞とコラボしている施設を堪能してまいりました。これほどオタ充した4日間はありません。旅行当日、香川旅行のときと同じく夜行バスにて京都駅へと向かいまし [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第三夜(1)
  •  その人は美しかった。ただただ美しかった。 彼女との出会いは、乗り換え地点の新宿でバーに入った時だった。歓楽街から少し外れた小さなこのバーはうるさい若者も居らず、日頃の仕事の疲れを癒すには絶好の場所だ。その日も同僚と別れ、荒んだ心を安酒で潤すつもりだった。だが、店に入った瞬間その思いは吹き飛んだ。彼女の姿を目にしたからだ。真っ白な陶器のような肌に、鼻筋の通った整った顔立ち。ダイヤモンドを擬人化 [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第二夜(5)
  • 『新宿区を中心に起きた原因不明の異常気象と地震は、16時現在完全に収まったようです。新宿区全体を覆っていた巨大な積乱雲は完全に消滅し、黒い雨も止みました。解説の林田さん、今回の黒い雨についてお願いします。』『はい。まず、気象庁によりますと、黒い雨の主成分は未だ調査中ですが、少なくともウランやセシウム等の放射性物質は含まれておりません。皆様ご安心下さい。雨が黒くなった原因としては、おそらく積乱雲発 [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第二夜(4)
  • 「お前の部屋が汚いせいだし!ゴキブリ相手に黒い悪魔とかキモいんだけど!」 そう、彼らが大真面目な顔をして対峙しようとしてたのは日本で最もポピュラーかつ嫌われている害虫、通称ゴキブリなのである。十楽寺は自分の頭をさすりながら奈々美の方へ振り返った。「もう、叩かなくてもいいじゃない!そういう奈々ちゃんこそゴキブリが怖くて逃げて来たくせに!」「は、はあ?!違うし!別にコンビニ行きたかっただけだし!」 [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第二夜(3)
  • 「はー!疲れたー!五菱はやっぱり居心地悪いよね。八重さんも相変わらずな性格だし。ねーレイちゃん?」 新宿に戻った十楽寺とレイはゆっくりと家の方へ向かって歩いていた。「毎回祈祷の場に立ち会おうとするし、迷惑しちゃうよ。執念深くて勘がいいなんて、こっちからしたらこれ程厄介な相手はいないよねー。」「……。」「まあでもアレだけで三百万も貰えるならラッキーかな?奈々ちゃんへのお土産も買ったし [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第二夜(2)
  • 「なんでそんなに頑なに見せないのよ。雇い主はこっちでしょ?要求に応えなさい!」 じっとりした目で見つめる八重に、レイは静かに首を振った。レイのつれない態度に、八重が眉間に皺を寄せる。「だいたいアンタ達胡散臭いのよね。あのタヌキ野郎、妖怪退治に関しての腕は認めるけど、他の事はイマイチ信用出来ないわ。確かにアンタ達に頼む様になってからうちの業績はずっと右上がりだけど、何かが違う気がする。」「&helli [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第二夜(1)
  •  ここは東京駅から徒歩数分の距離にある巨大ビル、五菱商事本社。オフィスビルというにはあまりに芸術的かつ豪華なデザインで、初めて見た人には何かの美術館かコンサート会場だと思うだろう。日本の技術と美の集大成の様なそのビルの最上階に十楽寺とレイはいた。「久しぶりね。十楽寺先生。」 案内された専用エレベーターの扉の前で仁王立ちした若い女が挨拶した。派手な色のスーツに身を包んだ彼女は態度も大げさで高飛車 [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第一夜(5)
  •  夜になっても変わらず賑わい続ける新宿の街。いや、むしろ夜の方が人の数が増えて感じるかもしれない。東口を出て少し行ったところにあるネオンの灯りに彩られたここは通称二丁目。ゲイバーが数多く軒を連ねる場所である。その中の一軒、『三匹の豚』という小さなバーに十楽寺とレイはいた。『今宵のシンデレラにガラスの靴はいらない。二十四時間美しいあなたのままでいよう。葉王化粧品の『シンデレラファンデ』新発売。』 [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第一夜(4)
  • 「羽柴!なんだこの報告書は!一千万とはどういう事だ!」 大島の怒号が空気と羽柴の鼓膜をびりびりと振動させた。羽柴は縮こまりながら目で人を射らんとする大島に小声で答えた。「わ、私自身信じられません。…でも決して嘘じゃないんです。十楽寺先生は確かに何かと対峙して、それを消滅させたのです。」「はあ…。」 大島はこめかみを抑えながら報告書を眺める。「で、実際にお前はそれを見たのか?」「いえ [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第一夜(3)
  • 「ふーん。へーえこうなってるんだ〜。」 日も暮れかかった建設現場をふらふらと歩き回る十楽寺を数メートル後ろからついていく。十楽寺の背中を見つめながら羽柴は胸を不安でいっぱいにしていた。十楽寺の言っていた強行手段という言葉が気にかかる。建設現場を荒らされたらどうしよう。大島本部長に報告するのが怖い。そんな気持ちを少しでも紛らわせたくて羽柴は隣を歩くレイに声をかけた。「あの、レイさんですよね。以前 [続きを読む]
  • 流行りにのまれた&新連載です
  • こんばんは三枝りりおですまず、あけましておめでとうございます去年は夏から刀剣乱舞に心も体も財布も持って行かれた一年で、ブログは愚かツイッターすら使い忘れていました。おかげでフォロワー減りました。寂しい…。まあ自業自得ですが。勧めてくれた友人がまだカンストする前に第一部隊と審神者レベルがカンストする程やり込んでしまいました。流石にこんな沼っているとその繋がり以外でフォローしてくれた方が多い [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第一夜(2)
  • 「ええっ!?私一人で十楽寺先生を担当、ですか!?」 葉王本社の会議室に羽柴の声がこだまする。あれから数日後、羽柴は大島に会議室に話があると呼び出され、今の話を聞かされたのだ。羽柴の助けを求めるような視線を一蹴するように大島は厳しい表情を崩さない。「ああ。すまんが俺は明日から別の案件を任された。これからは実質お前一人でやってもらわなくてはならない。」「そんな…。あんな胡散臭い連中無理ですよ [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 基本設定
  • 十楽寺探偵事務所職員 読みづらかったので文字起こします。十楽寺九喜(じゅうがくじ きゅうき)本作の主人公。新宿駅近くにある十楽寺探偵事務所の所長兼、妖怪退治師。自称真言宗(密教)の総本山、高野山で十年以上の修行を積んだ高僧。妖怪退治には儀式も経文も使わず、金剛杵(こんごうしょ)に匹敵するという『マジカルヘヴンステッキ』という玩具のステッキで物理的に倒す。軽々しい言動と容姿からよくホストに間違われる [続きを読む]
  • おいでよ!十楽寺探偵事務所 第一夜(1)
  •  大勢の人間が右往左往行き交う街、新宿。サラリーマン、学生、ホスト、浮浪者。普段接点のない者同士がすぐ真横を通り過ぎていく。人を避けながら歩くスーツ姿の二人組もその中の一つだ。若い方の男、羽柴は不安な面持ちで数歩前を歩く上司の大島に声をかけた。「大島本部長。」「なんだ?」「…本当に、俺なんかが一緒で大丈夫なんでしょうか?」「私達が心配することではない。上の決めたことだ。」 厳つい面構えを [続きを読む]
  • 生きてます
  • 最近本当に更新していませんでした。せっかく付いてくれたファンの方がもしいらっしゃったら本当にすみません。もう見放されてるかもしれませんが、ちゃんと更新するつもりです。Albtraumのシリーズが完結してひと段落ついて、別の話を上げるにもブログの形を少し整理しなくてはと思いながらダラダラとしていたらいつの間にかこんなに時が経っていました…。しかも友人に誘われ7月に某刀剣を擬人化させる審神者に就任し [続きを読む]
  • 第八話Albtraum(9)
  • Albtraum(9)「皆さんの夢は何ですか?」「……は…?」「『この世の不思議を解明したい』『友達の為に役に立ちたい』『大好きなあの人を振り向かせたい』『誰にも負けない強い男になりたい』。夢は可能性です。願い、努力すれば叶わない事はない。皆さんそう教えられ、そう信じてきた筈です。しかし年をとるにつれてその夢がどんどんと遠くなってくる。やってはいけない事、出来ない事が増え、大人達は叶 [続きを読む]
  • 第八話Albtraum(8)
  • Albtraum(8) 翌日の放課後。ボクは部室に向かおうか悩んでいた。昨日の馨君の言葉にどうしても迷ってしまう。馨君の行動も、いつもならきっとなんだかんだ許せていただろう。でも昨日は下手すればボク達は大怪我じゃ済まなかったかもしれないのだ。これからの事を考えるとどうしても決心がつかない。どうしようか旧校舎の廊下をうろうろしていると、急に背中を叩かれた。振り返ると笑顔の美弥さんがいた。「やっほう裕太く [続きを読む]
  • 第八話Albtraum(7)
  • Albtraum(7) 翌日の放課後。ボクは部室に向かおうか悩んでいた。昨日の馨君の言葉にどうしても迷ってしまう。馨君の行動も、いつもならきっとなんだかんだ許せていただろう。でも昨日は下手すればボク達は大怪我じゃ済まなかったかもしれないのだ。これからの事を考えるとどうしても決心がつかない。どうしようか旧校舎の廊下をうろうろしていると、急に背中を叩かれた。振り返ると笑顔の美弥さんがいた。「やっほう裕太く [続きを読む]
  • 第八話Albtraum(6)
  • Albtraum(6) 声に気づいて目をやると黒いフード付きマントを着た男が部屋の奥から出てきた所だった。びっくりしたボクがとっさに謝ろうとした時、男の手に光る物が握られているのに気づいた。「神聖な“目覚めの間”に立ち入る悪魔の手先どもめ…。滅してやる…。聖なる剣をくらえ!」 男は叫びながら近くにいた馨君に短剣を振りかぶった。が、涼君による本気の蹴りで吹っ飛んだ。勢いよく本棚にぶ [続きを読む]
  • 第八話Albtraum(5)
  • Albtraum(5) 翌日、ボク達は一抹の不安を抱きながら教会の前までやってきた。冬の日照時間は短い。一度来た事があるからと案内を任されたボクだけど、少し迷ってしまって辺りはもう薄暗くなってしまった。木々に囲まれた建物は大きな怪物のようなシルエットを作り出していて余計に不気味だ。その時不意に何かが肩に触れて体が強張る。「ひっ!」「裕太くん大丈夫?具合悪いの?」 見るとボクの隣に立っていた美弥さんが心 [続きを読む]
  • 第八話Albtraum(4)
  • Albtraum(4) 週末、ボクはメールで馨君に呼ばれて馨君の家に来ていた。玄関からして黒を基調としたモダンな造りのそれはいかにもデザインハウスといった感じで、ボクは少しインターホンを押すのをためらった。普段からなんとなく裕福そうな雰囲気を醸し出していた馨君だが、こんな家に住んでいたとは…。「裕太。何やってんだ?」 振り返ると涼君と美弥さんが並んで立っていた。彼らも今来た所らしい。玄関前で突っ [続きを読む]