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いやしの風景 https://blog.goo.ne.jp/petit-kujira

フォトマスターEXの資格を持つ管理人が、大判中判フィルムで撮った四季折々の自然風景をお届けします。

petit KUJIRA
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2014/02/11

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  • 白黒現像を安く、早く

    67で自宅撮影、自家現像。雰囲気を出すために霧吹きを使い、背景紙の後ろから光を当てている。いわゆるテーブルフォト。外注現像で最も安いのがカラーネガで、これはやはり利用者が多いという理由だと思う。白黒とリバーサルは同じくらいだが、白黒が高いのは自家現像が多く外注が少ないせいか?しかし撮影本数が少ないと現像液等の無駄が増えてしまう。ネットでいろいろ調べてみると、カラーネガ現像がかなり安くて、CD焼やプリントサービスもある。その中に白黒フィルムのカラー現像というのがあって、なんのこっちゃ?と思って更に調べると、カラーネガ現像液で現像できる白黒フィルムがあった。これだと白黒もカラーネガと同価格で現像できるというわけだ。しかも早い。利用者にとってこの上ないが、あとは質の問題だけだろう。C-41という現像処理だが、イ...白黒現像を安く、早く

  • 撮影偵察

    寒くて梅雨のような長雨が続き、久々に晴れたかと思ったらとんでもない暑さ。極端な気候変動はますますひどくなるのだろうか。近くに幻の滝がある。雨の後にだけ現れる。こちらは以前フィルムで撮影したもの。部分狙い。瀞峡の絶壁。白黒の対象になるかと思って撮影してみた。撮影偵察

  • 書評‥無常の文学

    水仙は満開。鉢植えの蘭も蕾が出てきた。シャクヤクも芽を出した。いよいよ春が来た。中古で買った。少し前のブログで唐木順三氏の「無常」について書いたが、ずっと以前から無常には興味があって、その理由は日本固有の美的理念である侘・寂が、無常を根底に持っているのではないかという思いがあったからだった。無常とは、この世のものはすべて滅び生々流転を繰り返すというもので客観的事実だが、これを滅びの美学として芸術に取り込んだのではないかと思う。この本はそのあたりの事を取り上げたもので、私にとっては当を得た内容で感動した。唐木順三氏は作家なので分かりにくい部分も多いが、この本の著者西田正好氏は学者なので理路整然としている。しかし二人は兼好について同じような見方をしている。唐木氏は自覚的無常観と言い、西田氏は肯定的無常観という...書評‥無常の文学

  • よもぎ食パン焼いてみた

    朝食のパンはホームベーカリーで焼いている。いつもはピザペーストにスライスチーズをのっけて食べているが、今回はヨモギを入れて焼いてみた。ヨモギは家の周りにもすでに顔を出しているが、てんぷらにするくらいで、市販の粉末を買った。あんこを塗って食べると、とりあえず春の気分。昔は生活の中に季節感はたくさんあったが、今は随分なくなってしまった。リバーサルはすでに6本あるので、ネガフィルムを買った。ブローニーは35mmと違ってProfessionalの表記がある。昔なら写真雑誌に使用レポートが載っただろうが、今はレビューに頼るしかない。amazon利用者の添付画像を見るとノーマルな写り方をしているので、最も安いGOLD200を買った。自然風景にはEKTER100の方が向いていると思うが、2倍程の値段になるので躊躇してし...よもぎ食パン焼いてみた

  • そろそろ撮影準備

    ヤマガラは「花より団子」だ。ヒマワリの種がもらえるまで待っている。フィルムも値上げが著しいし、歳も歳だからそろそろ白黒に先祖返りしようかと考えるようになった。そこでとりあえず、イルフォードのブローニーを一本買った。イルフォードはアマ用・プロ用、感度も色々あって昔から白黒のみ製造と、頼もしい限り。値段もカラーの1/3程度。今年からはリンホフで67専用にして撮ってみようと思っている。上の二冊の写真集は参考に古本で買った。1980年頃の出版で、著者は左が地元の中国人。日本で奨学金を受けながら勉強した苦学生。右は日本人であり、カラーで撮られている。迫力は左。単に写真が大きいからというのではなく登山道を歩いて、岩峰を眼前に捉えているから。右は雲海ではなく、霞の写真が多いのも一因。写真を始めた頃は白黒ばかりだった。「...そろそろ撮影準備

  • レギュラーコーヒーを自分でブレンド

    若い頃、喫茶店で飲んだコロンビアコーヒーに感動して以来、ずっと似た味のコーヒーを愛飲している。ここのところ御多分に漏れずコーヒーも値上げが止まらず、仕方なく安いコーヒー豆を探すのだが、味がイマイチ。安くてよく売れているコーヒーは無難な味が多く、万人受けする反面パンチに欠けるようだ。私の好みは酸味が少なく香ばしい味。そこでバランスの良いコーヒー2/3に、深入りコーヒー1/3を混ぜてみた。どちらもブレンドの安物。好みの味に近くなった。ただしこの方法、安上がりかどうかは不明。花が咲くと、さっそくメジロがやってきた。レギュラーコーヒーを自分でブレンド

  • 電子書籍買ってみた

    唐木順三氏の「無常」を読みたくて、ヤフーオークションやアマゾンを探したが見つからず、楽天の古本にもなかったが、楽天Koboに電子書籍で発見。不安はあったが購読ソフトをダウンロードして、簡単に読むことができた。コンピュータの大画面ではやはり読みやすい。内容は「はかなし」「無常」「無常の形而上学」の三部から成っている。「はかなし」は王朝文学時代の、特に女流作品から。この時代の言葉では「あわれ」も有名だが、こちらは本居宣長の解釈がつとに有名で、しかも「無常」には繋がらないとして省いたようだ。またこの時代の仏教は鎮護国家を祈る宗教で、個人とは縁が遠かった。第二部の「無常」では武士の台頭、仏教の庶民化という中での「無常」の変化と受容(特に兼好や芭蕉)について述べられている。第三部の「無常の形而上学」は道元の無常理解...電子書籍買ってみた

  • 昨年秋の作品

    645のリバーサル作品です。トリミングが悪く、ご容赦ください。コダックが営業不振から回復して随分になります。フィルムは値上がりしましたが、リバーサルも復活し、往年並みになりました。元々ネガに力を入れており、最近ゴールド200という安価なブローニーも発売になりました。一方富士フイルムはと言うと、コロナになって原材料不足から一時生産中止になっていましたが、しばらく前に生産を再開しました。しかしブローニーポジの値段が2倍ほどに跳ね上がり、コダックのネガとほぼ同じになりました。コダックのポジは高く、フジはブローニーネガ(カラー)の生産をやめたようなので、ポジで撮るなら富士、ネガで撮るならコダックという選択になりそうです。当然発色やコントラストは違いますが、プリントにするにはデジタル化しなければならないので、画像処...昨年秋の作品

  • 謹賀新年

    明けましておめでとうございます。しかし、年末から今年にかけて、事件・事故が重なり、大変な年明けとなってしまいました。昨年の下北山村の国道崩落事故にはびっくりしました。秋の撮影に二~三回通過していたからです。元旦は能登地震、二日は航空機衝突という大惨事。私はと言いますと、相変わらず。ワンコも正月朝早々から「飯くれ」と鳴いています。平穏無事に年を越せた事に感謝。庭の河津桜がすでに二輪開いています。一月早々咲くのは初めてです。ついでに庭の南天。縁起物です。絵画風に撮ってみました。昨年秋の撮影。最後のフジネガフィルムPRO400Hをリンホフに67ホルダーを取り付け、アオリを使って手前から奥までピントを出しています。写真の下部はほとんど足元です。従って大型カメラでは普通のカメラほど絞り込まなくても良いので、シャッタ...謹賀新年

  • 公募展入選および展覧会

    昨年に続き、今年もオープンスペース公募展に入選しました。展覧会は来年1月23日から、兵庫県立美術館原田の森ギャラリーにて行われます。お近くの方はお出かけください。なお、先月には市展で奨励賞をいただきました。今年の実績はそれだけです。今年秋のフィルム作品は現在現像に出しています。UPは来年になると思います。従って、これが今年最後のブログ更新となります。良いクリスマス、良いお年をお迎えください。公募展入選および展覧会

  • 大台ケ原ドライブウェイへ行ってみた

    12月には閉鎖されるので、最後のカラマツを見に行った。大峰山系には雪がある。カラマツの状態は良くなかったので、撮る気にならなかった。ふもとへ移動。上北山村の道の駅から上流にはモミジがある。駅に車を置いて川沿いの歩道を歩く。更に上流から見下ろす。モミジと流れが離れているので、どうしても紹介的な写真になってしまう。更に上流へ行くと、川に下りられる所があったので、映り込みを狙ってみた。こんな風景を探すほうが楽しい。支流の小橡川にも行ってみた。手前の落ち葉とからめて雰囲気を出してみた。ただしこちらの道路はかなり狭いので、運転や駐車には気を付けましょう。上流には日帰り温泉(小処温泉)があります。大台ケ原ドライブウェイへ行ってみた

  • 再・行者還林道

    13日、晩秋の風景を求めて再び行者還林道へ行ってきました。晴れているのに雨がちらつく、狐の嫁入り?のような天気。上北山村から林道を上っていくと、なんと、上は雪。トンネルまでは何とか行けましたが、天川側は雪が多く、引き返すことにしました。雪と紅葉の写真は良さそうですが、風が強く撮影には向いていません。東京でも木枯らしが吹いたそうですが、納得の天気でした。再・行者還林道

  • 行者還林道の紅葉

    ナメゴ谷の紅葉はイマイチ。赤が少ない。トンネル付近天川側のほうが良い。標高の高いところは終わりかけている。なお、トンネルから500メートルほど下、天川側で工事中。作業員の昼食時以外は通れません。行者還林道の紅葉

  • 兼好法師の伝記

    人生の達人と言われている兼好法師だが、自身はどう生きたのか気になったので、色々本を集めて読んでみた。死後100年くらいから次第に名が知られてきたらしく、時が経つにつれて伝説もおおくなり、手に入る伝記も著者によってかなり異なっている。史実と想像を組み合わせて兼好の人生を組み立てるわけだが、想像の上に更に想像を組み立てれば空想となり、結局小説になってしまう。ここが学者と小説家の分かれ目となる。徒然草の人気に反して歌人として生きた兼好だが、歌や芸能に秀でながら、それらを捨て仏道に専念した鴨長明とは異なる人生を送った兼好は、写真を生涯の友とする者にとっては近しい存在と言えるのではないか。考え方か゛現代的であることは徒然草にも良く出ている。蔵出し21年秋大台ケ原で撮影ブロッケン現象という。後ろに太陽があり、前に霧や...兼好法師の伝記

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意16

    「軽み」について以前話した「軽み」について、もう少し考えてみましょう。芭蕉が晩年「軽み」を推し進めたのは、これも以前述べた「新しみ」のためだと思われます。新しさが無いということは、マンネリ・停滞を意味します。しかし、新しければ何でも良いかというと、そう単純ではありません。新しければ何でも作品になるわけでもなく、奇をてらうという弊害さえ生み出します。「軽み」は日常卑近なところに題材を探すということですが、そのほうが過去の作品を探るよりも新しい発見があるからです。「軽み」の反対は「重み」ですが、過去の名作に頼り自画自賛したり、権力者におもねるような作品を作って自慢したりする事を指します。新しさというのは、革新でもあるわけですが、和歌の歴史をたどってみると、何度かの革新と保守のせめぎあいがあります。藤原定家の手...芭蕉に学ぶ写真の極意16

  • ヤマガラが子供を連れてきた

    4羽の子供を連れて、夫婦でやってくる。ヒマワリの種をねだる子ヤマガラ。奥の枝にピントがいってしまった。「ちょっとだけよ」と言ったかどうか?子供は胸の色が薄く、くちばしもまだ黄色い。ヤマガラが子供を連れてきた

  • 大台ケ原のシロヤシオ

    今春のフィルム作品が上がってきました。ブローニー12本の中から選別。最後の作品は大台ケ原ではなく、北山村の奥瀞峡。岩つつじですが、この辺りではサツキと呼んでいるようです。天気が良すぎてコントラストが強く、立体感は出ますが、私はあまり好みません。楚々と咲く風情には、霧が似合います。大台ケ原のシロヤシオ

  • 今年初めての大台ケ原

    連休が明け、落ち着いたかと思って、偵察を兼ね、出かけてきました。今年の春は早かったようです。バイケイソウもかなり大きくなっている。苔には小さな花が。花名は不明。ブナの新緑は千差万別です。つぼみから満開まで。始まり頃のほうが写真的かな。シャクナゲもすでに咲いていました。この株がもっとも花付きが良い。ミツバツツジも咲いていましたが、崖のほうで遠かった。ブナの幹から出た小枝の若葉を、幹の模様をバックに絵画的に仕上げてみた。すべてコンパクトデジカメ。今年初めての大台ケ原

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意15

    高く心を悟りて俗に帰るべし土芳の三冊子より引く。続けてつねに風雅の誠を責め悟りて、今なす所俳諧にかへるべしとある。後半部分の「俗に帰る」とは軽みの事とも読み取れる。日常卑近の情景に題材を求めよ、と言っているように私には思われる。芭蕉の晩年は軽みの推進に尽きるのだから。識者の言うように、軽みは芭蕉の専売特許ではなく、漢詩や和歌でも唱えられてきたもので、端的に言えば理屈や故事来歴を避け、マンネリ化せず新しい作品を作り出すための指針だった。何かにつけ、大衆化すればマンネリに陥るのが常。写真もまた同じ。桜花の散り敷く池ではカメが甲羅干し。ここの所晴れると暑い日が多い。芭蕉に学ぶ写真の極意15

  • 偵察旅行

    そろそろ春の撮影期なので、偵察がてら出てみました。桜はどこも満開ですが、鑑賞には良くても作品にはふさわしくないものばかり。ブローニー一本半ほど撮影して帰ってきました。上北山村のナメゴ谷は高所なのでまだ開花には早すぎるようだったので行くのをやめ、麓のミツマタ群落に寄ってみました。ちょうど満開でした。偵察旅行

  • 大寒波

    寒い中、原田の森ギャラリーに足をお運びいただいた方々に、厚く御礼申し上げます。1月中に咲くかと思われていた河津桜も、凍りついてしまいました。2月中旬頃に伸びそうです。ヤマガラも餌が無いのでしょう。雪は30cmほど積もりました。今までせいぜい10cmほどしか経験がないので、この積雪は異常です。大寒波

  • 展覧会のご案内

    今年もよろしくお願いします。手乗りヤマガラは今年も元気に餌ねだり。昨年末、最後のブログをアップした後すぐに入選通知がありました。国画会巡回展に併設のオープンスペース公募展です。1/24(火)~1/29(日)兵庫県立美術館王子分館原田の森ギャラリー初日13:00~17:00最終日10:00~15:00ちなみに国画会は日本で初めて写真部を設置した美術団体です。私の作品は昨年大台ケ原で撮影したもので、霧に佇む苔の大岩です。展覧会のご案内

  • 今秋のフィルム作品2

    行者還林道の紅葉。終盤でしたが、残った赤をポイントに構成。右上からの斜光線が根元を暗く落とし、木々を浮かび上がらせている。個人的には好きな写真だが、コンテストには向かない。上北山村の北山川、支流の小橡川にはせり出したモミジがいくつかある。映り込みを狙って撮るのも楽しい。今年はこれでおしまいです。ご覧いただき、ありがとうございました。急に寒くなり、南紀の自宅でも雪がチラチラしています。御自愛なされて年をお越しください。来年もよろしくお願いいたします。今秋のフィルム作品2

  • 今秋のフィルム作品

    現像が上がってきました。シロヤシオの紅葉に立ち枯れの古木。東大台のブナの黄葉。こちらは西大台のブナの黄葉。西大台は森が深いせいか、ブナの背が高く全体を入れるのが難しい。今秋のフィルム作品

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意14

    心の味をいひ取らんと、数日腸(はらわた)をしぼる三冊子にある。後半部分の推敲という作業は言語芸術にはよくあることで、写真でもテーブルフォトではありうるが、スナップや自然写真などでは出会いで撮るのが普通だ。写真にとって重要なのは前半部分だ。写実を唱導した正岡子規は芭蕉のこのような態度を好まなかったが、その後の俳句に駄作が量産されたことは、多くの俳人が認めている。芭蕉と子規の違いははっきりしている。芭蕉の目は日本の伝統に向いていたのに対し、子規は西洋の自然主義などに向いていた。日本で初めて野球をやったというのも、それを示している。あるがままに写すだけでは芸術にならないのは、写真でも同じ。写真は写心。芭蕉は古今和歌集の仮名序にある「和歌は人の心を種として…」という言葉に従っただけだった。二年前の撮影。今年の市展...芭蕉に学ぶ写真の極意14

  • 初めての西大台

    今年の紅葉はかなり悪かったので、偵察がてら西大台に入ってみました。西大台は許可が必要で、上北山村の売店兼食堂で受け付けています。1000円の入山料が必要です。ガイドブックと期日限定の上北山温泉無料入浴券、バッジがもらえます。ゲートと途中のコースには指導員に立入認定証を示す必要があります。コース一周は約8km標準5時間ですが、途中展望所往復2㎞の支路があり、30分ほど余計にかかります。午前中の入山をお勧めします。展望所からは大蛇嵓が正面に望めます。西大台は東と違ってほとんどが森の中です。私が行った日は晴天でしたが、木漏れ日がマダラで写真には難しく、あまり撮れませんでしたが、ブナの黄葉が綺麗に色づいたのがありました。登山道は東よりわかりにくい印象ですが、登山者が少ないので静かな山歩きが楽しめます。初めての西大台

  • 大台ケ原へ行ってきました

    そろそろ紅葉したかと思って、行ってみました。10月11~12日駐車場から見た正木峠。始まったばかりですね。この日は車中泊。ワンコと一緒に寝袋で寝ました。犬は体温が高いのか、湯たんぽがわりですが、毛が顔に当たるとこそばゆい。翌日はワンコを車に残して大蛇嵓方面へ。国立公園ではペットは連れていけません。おいて行くなと鳴いていましたが…牛石が原付近の紅葉。シロヤシオでしょう。更に紅葉が進むのでしょうか。それともこのまま、枯れてしまうのか。大蛇嵓への登山道から西の滝?崖上方にあった、最も赤い紅葉。2時間ほどで駐車場に戻ると、泣き疲れたか、ワンコは寝入っていました。偵察と森林浴の一泊二日でした。大台ケ原へ行ってきました

  • リモコンの掃除

    10年以上使ったリモコンが、反応しないボタンが多くなったため、新しいものと交換してもらいました。そこで壊す覚悟で、古いリモコンを修理してみました。左はこじ開けるのに使ったノミ。リモコン左はボタン側。通電樹脂らしいです。右は配線側。両面共アルコールを浸した綿棒で汚れを除去。結構汚れていました。電池を入れて試してみると、見事復活。ただし、こじ開けたので、リモコンは傷だらけ。でも、やってみるものです。全日本山岳写真協会の公募展が終了しました。ご来場いただいた方々にお礼申しあげます。ご覧いただけなかった方々には、小画面で迫力に欠けますが、ここでご覧頂ければ幸いです。リモコンの掃除

  • ソーラーでエアコンを動かす

    猛暑に加え、電気代値上げ。正に、泣きっ面にハチですね。私は毎月の使用電気量をグラフ化して見ていますが、7月から猛暑でエアコンの使用が増えたことから、8月はテレビを電力会社の電源にして、エアコンをソーラーにしてみました。結果は以下の通り。単位はKwh昨年今年7月8998↑8月136126↓結果は歴然!正し、エアコンには室内機と室外機があり、ソーラーに繋いだのは室内機のみ。室外機の電源がどうなっているかは不明。更に、ソーラー使用は、日照量の多い午前9時から午後3時まで。我が家のソーラーは公称1Kw程度実質700wから800wで、変換効率を考えると更に下がるので、トントンというところでしょう。もう少し増量したほうがよさそうです。22~23年版ペンタックスリコー写真年鑑に掲載された作品。21年秋、上北山村北山川上...ソーラーでエアコンを動かす

  • 写真展のご案内

    公募入選作品の展覧会です。会員作品全倍、ギャラリー1にて187点公募作品全紙、ギャラリー2にて81点私の作品は涸沢槍の写真です。コロナ対策を十分なさった上でお出かけください。写真展のご案内

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意13

    もし、わが句に障る他の句ある時は、必ずわが句を引くべし師の曰く、として三冊子にある。障るというのは等類ということで、写真では類似作品のこと。故秋山庄太郎氏が二科会におられたころ、インドの五体投地の作品が入賞した後に、毎年同様な作品が送られてくることに苦情を呈したことがあった。氏が芭蕉を読んでいたかどうかは分からないが、芸術家として優れた人物であったことを明かすエピソードと言えるだろう。類似作品を撮るために多額の資金をつぎ込んで外国に行くぐらいなら、日本全国を周り新しい被写体を探したほうが芸術家冥利に尽きるというものだ。芭蕉も常に新しきを求めた。蔵出し4x5で撮影芭蕉に学ぶ写真の極意13

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意12

    「発句の事は行きて帰る心の味はひなり」土芳は芭蕉の山里は万歳遅し梅の花を引いて、行きて帰る心を、「万歳が遅い」と「梅の花」という二つの事柄の取り合わせとして解釈したようだ。しかし、この二つには何かしら余情というか、絡み合う何かが醸し出す雰囲気があるような気がする。写真にも取り合わせは多い。例えば朝日と棚田などである。しかし、傑作はそれだけで出来ているわけではない。レンズ選択・構図・露出など、数多くの選択を経る必要がある。蔵出し。芭蕉に学ぶ写真の極意12

  • 連休後の大台

    今年はアケボノツツジの当たり年でした。蛇のような肌の幹はシロヤシオ。風雪に耐えた異様な樹形が興味を引く。花は昨年が当たり年だったため、今年は不発。ペンタックス645Ⅱべルビア100連休後の大台

  • 今春の桜

    今回はポジ作品色鮮やかな山の斜面。吉野山かと疑われそうなほど桜が多い。足元にも小さな春が。ペンタックス645NⅡべルビア100上北山村にて撮影今春の桜

  • 連休前の大台

    現像が上がってきました。今回はネガ作品です。ペンタックス645NⅡコダックエクター100ドライブウェイから。150-300mmコバイケイソウ。ドライブウェイ脇のあちこちにあるが、作品となるのはなかなか無い。45-90mm帰り道の北山村で撮影。あちこちに満開の藤。150-300mm連休前の大台

  • 入選通知あり

    こちらは全日本山岳写真協会の公募展で、東京の芸術劇場で展示されます。ずっと前の写真ですが、今では歳でこんな写真も撮れなくなってしまいました。こちらは写真年鑑の掲載です。六月に出版されますが、今年で終了とのこと、写真集作成にはお金がかかるのでしょう。今までずっと国会図書館保存ということで、その時代の写真を記録して残すという意味でも価値のあるものでした。入選通知あり

  • 連休は茶摘み

    温暖化のせいか、お茶の生育も早まっているような?今年は連休前に茶摘みの予定でしたが、雨が多くて、連休中盤にずれ込んでしまいました。紀伊半島中南部当たりでは「茶粥」が昔から日常食で、亡き母も一日一回は作って食べていました。ご飯に慣れた私も、たまには食べたくなることがありますが、今はほとんどが飲用です。防湿庫で保存しています。庭のシャクヤク(二種)も咲きました。撮影は連休が明けてから。先日撮影のフィルムも現像に出したので、連休明けに戻ってきます。四月からフィルムも値上げということで、貧乏人の私には大切に使わなければなりませんが、ネガはポジと比べ現像代が安いので、使い分けてみようと思います。連休は茶摘み

  • 大台ケ原開通

    ゲートが開いたというので出かけました。中腹が桜の見ごろ。大峰山系を望む。ナメゴ谷も似たようなものでしょう。行者還トンネルは工事中で通行不可だそうです。東大台ルートは連休あたりから春模様でしょう。今年はブナを狙ってみようと思っています。大台ケ原開通

  • レトルト亭

    なかなかユニークなネーミング。レトルトを温めるだけに特化した家電製品。よく売れているらしく、ヨドバシカメラに注文して二週間ほどかかった。家庭で使うより車中泊で活躍しそうだ。今まではお湯を沸かして温める必要があったが、車内で火を使うのはなるべく控えたいし、湿気が充満するのも寒い季節には結露の心配もあって、少々値は張るが買ってみた。ちなみに消費電力だが、定格200Wで標準8分で完了。200x8/60≒27Whサブバッテリーは1500Whあるし、ソーラーも250W仕様なので、雨でも十分賄えるでしょう。レトルト亭

  • メジロ

    今年は我が家の河津桜も開花が遅く、現在五分咲きほど。それでもメジロはすぐやってきますね。FinePixS9400Wにて撮影。メジロ

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意11

    俳諧といふは別の事なし。上手にウソをつく事なり。門人支考の著書に芭蕉が語ったとあるそうだが、識者は支考の考えだとしている。いずれにしろ、似たようなことは言ったと思われる。「俳諧」を「写真」と書き換えても同じことが言える。写真は真を写すと書くのでウソはないというかもしれないが、そうではない。もちろんデジタルでは何とでも加工できるということでもない。以前の報道写真で、赤ん坊の後ろにハゲタカがいる写真があった。世界的にも有名な写真で、貧しい国の悲劇として衝撃を与えたが、そのように写したのは写真家の意志で、もし90度角度を変えてハゲタカを外し、忙しく働く母親が背景にあったなら、かまってもらえない子供が泣いているというふうに解釈するだろう。このように、撮影位置やレンズの選択によって鑑賞者の感動をコントロールできるのである...芭蕉に学ぶ写真の極意11

  • 車載冷蔵庫

    車載冷蔵庫を購入しました。10年ほど前にエンゲルという車載冷蔵庫を買ったのですが、三万円位した割には性能がイマイチで、ほとんど使いませんでした。今でも同じくらいの値段で売られていて、たぶん性能は格段に上がっているでしょうが、中国製の一万円台とは価格が開きすぎます。今回買った冷蔵庫はスマホコントロールもUSBも付いていませんが、私には不要なので、最も安いものを買いました。容量は15リットルで9リットルのほうが小さくて狭い車内には良いのですが、値段にたいした違いもないので、こちらにしました。調味料などもいろいろ入りそうです。‐20℃~20℃まで設定できますが、冷凍で使うことはないでしょう。音は家の冷蔵庫と比べてかなり小さいので気に入っています。車の中は温度が高くなりやすいので、冷媒パイプの通る側面にテント用の遮熱シ...車載冷蔵庫

  • まい ふぉと 2

    2018年志賀高原にて撮影白樺林の早春。同じ白樺でも芽吹きの早いものとそうでないものがあって、ここは更にトウヒかツガかはわからないが、常緑樹も入り混じっている。今は白樺の白い樹肌が目立っているが、夏になれば青々とした葉がすべてを覆い隠してしまうだろう。何が主役かわからない、このような写真はコンテストには向かない。しかし、それだけに、どこをどう切り取るか、腕が試される。風情が伝わるかどうか、である。ペンタックス645NⅡ300mmべルビア100まいふぉと2

  • まい ふぉと

    今年の大台ケ原の紅葉は良くなかったが、ドライブウェイのカラマツは良かった。光線状態も昼間にもかかわらず、斜面が幸いして朝夕の遮光線のような雰囲気を出している。カラマツは紅葉の中でも、最も遅く色づくので晩秋の雰囲気が漂っているのだが、逆光に輝くカラマツだけを撮っても、その雰囲気は出ない。そこでバックに完全に葉を落として白くなった木々を配した。日陰になった杉林も黒く落ちて、主役を引き立ててくれた。ペンタックス645NⅡ150-300mmべルビア100まいふぉと

  • 続続・今秋のフィルム作品

    大台が終了の頃、行者還方面に行ってみました。有名な展望台は相変わらずの人出ですが、私は素通り。上部は晩秋ですが、山には雲がかかり、雲間からの光が山腹を照らして、ドラマチックな風景を見せています。もし紅葉が絢爛たるものなら、コンテスト向きの作品になったかもしれません。しかしそんなものばかりが芸術でもありません。フラットな光線状態で、一部分を狙っています。この写真では人をハッとさせるようなものはありません。しかしよく見ると、左はほとんど葉が落ち、右はわずかに紅葉が残っています。まもなく右側も左のようになるのだなと、時の移り変わりと共に、一抹の寂しさも誘うように感じられます。ペンタックス645NⅡ80-160mm150-300mmべルビア100続続・今秋のフィルム作品

  • 続・今秋のフィルム作品

    大蛇嵓の紅葉は終盤。昨年より良くありませんでした。正木峠中腹のゴヨウツツジ。これが一番赤い。ブナの黄葉もこのあたりだけで、全体的には良くなかった。これからの課題として、来年に期待したい。続・今秋のフィルム作品

  • 今秋のフィルム作品

    フィルムの現像が上がってきました。天気が崩れると霧に巻かれるのは高山の特徴。画面が単純化されるのと、幻想的な風景になる。今秋のフィルム作品

  • 大台ケ原1週間後

    ドライブウェイの山ぶどう。豊作の年は熊も出る?これはツタウルシの大木だろう。山頂に近づくと霧が出てきた。今回のコンデジ作品中では最良の作品(かと自分では思う)大台ケ原1週間後

  • 大台ケ原の紅葉

    近畿南部で、かつ標高も低いので、始まったばかりのようでした。駐車場付近のツタウルシ。天気が良かったので、尾鷲の海が見えました。手前のモミジはこのまま枯れそう。日出が岳山頂付近のドウダンツツジの紅葉。大台ケ原と言えば、やはり枯木でしょう。大台ケ原の紅葉

  • 車のソーラーシステム完成

    先日買ったリチウムイオンバッテリーを車に乗せ、屋根のソーラーに繋ぎました。奥の黒いのがバッテリー。助手席の後ろに設置しました。木の枠で固定しています。13.1Vの表示があります。USBポートも2つ付いています。手前の灰色の機械はチャージコントローラー。3つのLEDインジケーターの内、一番左の赤は充電中を示しています。鉛蓄電池用のコントローラーですが、13.5Vになると赤ランプが消え充電が止まります。その後リチウム用の充電器で充電しても14Vにはなるのですが、これもすぐ止まるので、13.5Vでもほとんど満充電と考えて良いようです。バッテリーの右側にインバーターを設置。コンセントと遠隔操作用のスイッチは上に延長して使い勝手の良い場所に。インバーターにもUSBポートがあり、こちらも上に。(白いコード)これで秋の撮影行...車のソーラーシステム完成

  • 渓谷もよう

    出かけにくい今日この頃ですが、夏の風景を探しに行ってみました。水中の石とブルーのグラデーションで構成してみました。クヌギの落ち葉が苔むした岩にびっしり。秋を思わせる風景ですが、上部に白い流れを配して渓谷の雰囲気を加えてみました。いずれもコンデジ作品で、今回は偵察がメインです。渓谷もよう

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意10

    松のことは松に習へ、竹のことは竹に習へ松や竹が話をするわけでなし、現代人の感覚では何を言ってるの?と言われそうですが、それは近代合理主義の発想にすぎません。これは芸術にとって大きな問題だと私は考えています。それはそもそも写真家は、西洋人好みの写真を目指すのか、それとも日本人が古代から築き上げてきた日本的感性を重視した作品を作りたいのかという問題です。これは個人の問題で、どちらが良いとか悪いとかではありません。芭蕉は西行や宗祇を尊敬していましたので、当然後者でした。明治になって正岡子規が芭蕉を批判したことは有名です。江戸後期には神格化されていたことを批判するのは妥当ですが、「芭蕉歌集は殆ど駄句の掃溜にやと思はるる程ならんかし」(芭蕉雑談)というのは言い過ぎでしょう。明治以降、ここまで芭蕉を批判する人は今日に至るま...芭蕉に学ぶ写真の極意10

  • 車載ソーラー増強

    ソーラーを100W増強しました。これで250Wになりました。自宅にいる時は自宅のバッテリーに送電しています。(運転席から出ているライン)以前載せていたフレキシブルタイプは走行中にバタバタと音がするので、アルミフレームタイプに戻しました。新型は小さくなったので、横置きで300Wにもできそうです。バッテリーもリン酸鉄リチウムイオン電池を購入しました。120Ahの容量があります。電圧が12.8Vなので、120X12.8=1536Whの容量です。右は1000Wまで使用可能なインバーターですが、見ているテレビ(ミッションインポッシブル)は省エネ型40Wですので、1536÷40=38.4時間見られる計算ですが、実際は変換ロス等があるので、もっと短くなります。それでも丸一日テレビを見る事は可能です。なお250Wのソーラーで満...車載ソーラー増強

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意9

    高く心を悟りて俗に帰るべし前後二つの主張から成る。土芳は常に風雅の誠を責め悟りて、今なす所俳諧に帰るべしといへるなり、と続ける。現代の学者は後半部分を「軽み」の主張とみる人もいる。軽みは日常卑近な事柄をさらりと言い流すことなので、それだけだと駄作になる可能性が高い。それを防ぐのが前半部分といえるのではないだろうか。写真も日中を避けて朝夕にばかり注目するが、目の前にある美を見逃さないようにしたいものだ。今春大台ケ原で撮影。このシロヤシオは枝ぶりが良い。芭蕉に学ぶ写真の極意9

  • 光芒

    さして珍しくもないが、光芒写真の名作は数多く撮られている。栃木の尚仁沢、熊本の菊池渓谷等、霧の出やすい場所となっているが、前景に流れやミツマタの花を配するものが多い。もし前景に今どきのアジサイでもあれば、目を引くかもしれない。FINEPIXにて撮影、手持ちなので若干左に傾いてしまった。光芒

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意8

    新しみは俳諧の花なり郷里の門人土芳の書いた三冊子にみえる。不易流行論の流行の部分と解して良いでしょう。どこかで聞いたような、あるいは見たような作品作りを戒める言葉です。同じような作品ばかりになるということは、芸術の停滞を意味しています。常に前へ進めということですが、風雅の誠(芸術としての本質)は見失うな、それが不易ということだと、土芳は解説しています。原画は645、べルビア100にて今春撮影コンパクトデジカメで複写してみたが、色が悪い。芭蕉に学ぶ写真の極意8

  • 花の山旅

    今年の大台ケ原は花の当たり年でした。シャクナゲアケボノツツジ遠くに滝が見えます。多分、中の滝。シロヤシオ(別名ゴヨウツツジ)ペンタックス645NⅡべルビア10080-160mm150-300mm当たり年は4~5年に一度位だと思われるので、一週間後にもう一度行きたかったのですが、コロナのワクチン接種の予定が入り、行くことができませんでした。4~5年後に山を歩く体力があるかどうかは、年を取るごとに未知数になります。一期一会という言葉が身に染む年齢になってきました。花の山旅

  • 珍しい鳥飛来

    最近は暑いのでカーテンも閉めたままが多いのですが、外で動き回っている小鳥の影があり、いつものヤマガラが餌をねだりに来たのかと思って外に出たら、きれいな小鳥がガラス窓に映った自分に気を取られているようでした。目の上の黄色のラインからキビタキと推測しましたが、私は信州の高原地帯などで見ただけだったので、寒い地方の野鳥と思っていました。調べてみるとリュウキュウキビタキという種もあるようで、どうやら日本全国にいるようです。ただ、人家に近づくことはあまりないのかもしれません。FinePix50倍ズームで撮影珍しい鳥飛来

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意7

    古人の跡を求めず、古人の求めたる所をもとめよ。江戸を離れる許六に贈った言葉。許六は彦根藩士で、江戸に出府していた。古人の跡を求めずとは、真似をするなということでしょう。求めたる所とは風雅の誠と言ってよいでしょう。写真でも有名作品の真似は後を絶ちません。有名撮影地には人がどっと押し寄せます。遊びならそれでも良いのですが、それでは他人の作品であって、自分の作品にはなりません。元々写真は発見することがその独自性なので、有名撮影地に行っても新しい風景を探す努力をするべきです。上北山村北山村ペンタックス645NⅡ150-300mmべルビア100芭蕉に学ぶ写真の極意7

  • 今春のフィルム作品

    奈良県上北山村2021ペンタックス645NⅡ150-300mmべルビア100今春のフィルム作品

  • 日本カメラ休刊

    月刊誌日本カメラが五月号までで休刊になるそうです。会社創立以来73年の写真雑誌ですが、売れ行きが芳しくないのでしょうか。かく言う私も最近は写真雑誌なるものは買っていません。昔は雑誌のコンテストをやっていたので買っていましたが、公募展応募に切り替えたのが理由です。デジタルカメラ、マクロレンズで撮影。いずれも自宅庭。日本カメラ休刊

  • 撮影旅行二日目

    上北山村のミツマタが見ごろというので、行ってみました。昨日は雨だったので、今朝は霧が出るかと思っていましたが、出ませんでした。枝垂桜も満開でしたが、いかんせんここは電線が多く、作品作りには難しいところです。日付の下に入っています。池原に戻ってダム公園。散り始めているので、今週いっぱいでしょう。花筏。こういった写真で作品にするには、デザイン的素養が必要でしょう。撮影旅行二日目

  • 春爛漫

    久々に、撮影に出ました。瀞峡。新緑も始まっています。池原ダムから下流を望む。右下の建物はキャンプ場の管理棟。山肌は春の饗宴状態。春爛漫

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意6

    「木のもとは汁も膾(なます)もさくらかな」この句について、郷里伊賀上野の門人土芳が、その著書三冊子の中で師の曰く、花見の句のかかりを少し心得て、軽みをしたり、となり。と書いています。軽みは芭蕉晩年の主張ですが、私は写真とも関係があると思っていますが、微妙な問題なのでここでは省きます。また、この句について、西脇順三郎氏は支離滅裂でグロテスクな文体であると酷評しているそうです。文法を重んずるなら、確かにそうでしょう。しかし、芭蕉は花見の状況説明をするためにこの句を作ったのではありません。鑑賞者と感動を共有するために作ったのです。芸術作品とはそういうものでしょう。見ず知らずの制作者と鑑賞者の共感、それこそが芸術の本質なのではないでしょうか。写真も説明ではなく、共感できるものを追求するべきでしょう。昨年秋、大台ケ原。遊...芭蕉に学ぶ写真の極意6

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意5

    「句作に成ると為(す)るとあり。内に常に勉めて物に応ずれば、その心の色、句となる。内に常に勉めざる者は、成らざる故に私意をかけてするなり」「内」というのはその後にある「心」と考えてよいのでしょう。「心が色づく」というのは心の変化、感動のことでしょう。それが無いのに句を作ろうとすれば、理屈に頼るしかありません。写真でも、構図に当てはめれば作品になるというものではありません。作者の表現意図を強調し明確にするのが構図なのであって、技巧の一つにすぎません。感動と技術がうまく融合して初めて良い作品ができると教えています。芭蕉に学ぶ写真の極意5

  • 手乗りヤマガラ

    手乗り文鳥ならぬ手乗りヤマガラ。ここまでなつくと、もはやペット?河津桜は四分咲き。手乗りヤマガラ

  • 兼好法師の和歌

    コロナのせいで、外出は必要最小限に控えているため、家にいるときはもっぱらテレビか読書だ。以前兼好法師歌集の話をしたが、現代語訳や解説が無かったため、いろいろ探していたら、笠間書院からコレクション日本歌人選の一冊に兼好法師を見つけた。解説が丁寧で良い本だが、いかんせん歌が50首しかないのが残念だ。兼好法師歌集は300首弱しかないので、できれば全首の解説が読みたかったが、このシリーズは誰の歌も50首限定で、コンパクトにまとめるという趣旨らしい。兼好といえば誰しも徒然草を思い出す。現代人にも通ずる合理的で冷静な思考のせいだと思うが、彼にとっては「つれづれ」に書いたものにすぎない。二条派に属し、和歌四天王と呼ばれた兼好は、和歌に生きがいを求めていたのは事実だと思われる。にもかかわらず評価が低いのは、時代状況が悪かったか...兼好法師の和歌

  • 咲き始めた河津桜

    庭の河津桜が咲きそうです。咲いたら、今年二回目となります。なぜなら、今年一月下旬に咲いたからです。本来なら二月下旬のはずですが、年々早くなっているとすれば、やはり温暖化のせいかと思ってしまいます。ヤマガラも寒くなると餌が少ないのか、腹減ったと鳴いておねだりしています。カメラの日時設定が間違っています。正しくは30.12.2020それでは良いお年を。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナーのクリックをお願いします。にほんブログ村咲き始めた河津桜

  • 行者還林道の秋

    ペンタックス645NⅡ80-160mmべルビア100国道309号なのだが、冬季は閉鎖され、天川村側・上北山村側共に下部渓谷沿いが特に狭い。国道というより、酷道というにふさわしい。私が行った時には、乗り入れ禁止のはずの大型トラックが走っていた。初心者ドライバーにはお勧めしません。トンネル付近には登山者用の有料駐車場があります。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナーのクリックをお願いします。にほんブログ村行者還林道の秋

  • 天川村の紅葉

    10日ほど前、行者還林道を北上し、天川村に抜けました。その時のフィルム現像が上がってきました。天の川沿いには見事なモミジの木がありました。ペンタックス64580-160mmべルビア100★前回の害獣は、ハクビシンではなく、アナグマということです。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナーのクリックをお願いします。にほんブログ村天川村の紅葉

  • 害獣捕獲

    畑を掘り返し、根菜類を食べる害獣を捕獲しました。ハクビシンのようです。ご近所も荒らされて困っていました。すでに捕獲したという所もあるので、一匹二匹の話ではないようです。今後も捕獲機は片づけられません。処分は役場にお願いします。害獣捕獲

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意4

    行者環林道昨年の645作品「物の見えたる光、いまだ心に消えざるうちにいひとむべし」物の見えたる光というのは難しい言葉だが、要は感じるものがあった時と考えて良いのではないでしょうか。写真でも撮影に出てみると、時としてハッとすることがあるものです。いひとむべしは言い留むべしで、即座に言葉にすべきだと言っているわけです。感覚を大事にして、忘れないうちに言葉にせよ、ということです。写真でも同じことですが、即座に良い作品に仕上げるためには、日ごろの鍛錬が必要です。理屈を考えている暇は無いのですから。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナーのクリックをお願いします。にほんブログ村芭蕉に学ぶ写真の極意4

  • 続・干し柿作り

    遠目には良くできているように見えますが、近くで見るとカビがでています。そこで究極の選択!紫外線殺菌灯です。コロナ用に作られた携帯式で、単四乾電池かUSB給電で点灯します。目に入らぬよう下向きでないと点灯しません。アルコールの殺菌液がよく売れたせいか、安いところで買って試してみました。柿は新たに皮をむき、熱湯消毒をして、二日目から一日一回20~30分万遍なく紫外線を当てました。一週間程度で表面はほぼ乾燥していますが、カビはありません。恐るべし殺菌灯!‥か?たまたまなのか?皆さんも試してみて報告してください。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナーのクリックをお願いします。にほんブログ村続・干し柿作り

  • 大台ケ原

    大台ケ原へ紅葉撮影に行ってきました。平日でも80%の駐車率でした。翌日は雨。三日目の昼には晴れてくるという予報に期待して二泊しましたが、雨は上がりましたが、霧と強風はやまず、残念ですが帰途につきました。結局、ブローニー2本しか撮れませんでした。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナーのクリックをお願いします。にほんブログ村大台ケ原

  • 天体観測

    子供のころ欲しかったもの、カメラと天体望遠鏡でしたが、どちらも高くて手に入りませんでした。望遠鏡は自分で作ろうとしましたが、失敗しました。精密機械なので当然ですね。今年は火星の大接近ということで、子供のころの情熱はありませんが、子供用の安物を買ってみました。高倍率ではあっという間に視界から動いて行ってしまって見えなくなりますが、デジタルアイピースが付属していたので、コンピュータで写してみました。90万画素なので画質は良くありません。それでもクレーターの凹凸は確認できます。惑星はうまく捕まりません。安物では無理かもしれません。また、操作に慣れる必要もありそうです。アマチュアなら5万~10万円はすんなりだすでしょうが、せめて赤道儀がないと追跡は大変です。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナー...天体観測

  • 干し柿作り

    甘柿は猿に食べられましたが、今年は渋柿が豊作で、実も大きく、干し柿にすることにしました。表面は黒ずみだらけですが、皮をむくと中身に違いはありません。焼酎を塗ってみましたが、うまくいきませんでした。アルコールは35度以上を使えとありましたが、お店に置いてある焼酎はほとんどが25度です。水溶性のタンニンを不溶性のタンニンに変化させれば甘くなるということですが、簡単で確実な方法があれば良いのですが。個人的には甘みの強い干し柿が好きですが、最大の欠点は天候とカビで、燻蒸もできないし乾燥室もないので、最低カビの除去ですが、干す前に熱湯に漬け、雨の日は焼酎を霧吹きで吹き着けてみようかと思っています。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナーのクリックをお願いします。にほんブログ村干し柿作り

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意3

    2012年4x5カメラにて撮影謂(い)い応せて何かある。現代語に訳すと、言い尽くしたからといって、どうだと言うのか?というような意味です。弟子其角の「下臥しにつかみ分けばやいとざくら」という句を、同じく弟子の去来が「いと桜の十分に咲きたる形容、よく謂ひおほせたるに侍らずや」と褒めたのに対して芭蕉が否定的に答えたものです。5、7、5という限られた語数の中に、あれもこれもと詰めこんではいけないというのです。写真も感動が過ぎるあまり、あれもこれもと欲を出してしまうものですが、結局散漫な写真になってしまいます。工夫して最小限にする心掛けが必要なのです。日本ブログ村ランキングに参加しています。気に入ったら下のバナーのクリックをお願いします。にほんブログ村芭蕉に学ぶ写真の極意3

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意2

    2012年4x5カメラにて撮影芭蕉は芸術精神の何たるかは語っていません。多くの芸術に接してつかみ取る以外にないと思っていたのでしょう。今回は「不易流行論」について考えてみましょう。芭蕉自身は不易流行とは言っていません。不易は変化しないことであり、流行は変化してゆくことだから、本来この言葉は矛盾しています。弟子たちの間でも混乱があったと思われますが、郷里の弟子土芳(どほう)の書いた三冊子に私が最も適切だと思われる解釈が残っています。師の風雅に万代不易あり、一時の変化あり。この二つにきはまり、その本一つなり。その一つというは風雅の誠なり。土芳の言う、風雅の誠が芸術の共通精神のように思われます。さらに変化に移らざれば風改まらず。とも述べています。他人と同じような写真ばかりを撮っていればマンネリになり、自己満足で終わる...芭蕉に学ぶ写真の極意2

  • 芭蕉に学ぶ写真の極意

    蔵出し。そろそろ曼珠沙華の季節ですね。田んぼの風景はよく見かけますが、それ以外では、けっこう難しい被写体です。芭蕉は尊敬する人物の一人で、以前から自分なりにまとめてみたいと思っていました。しかし、全く個人的な感想です。「西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休が茶における、その貫道する物は一なり」これは芭蕉47才頃に書いた「笈の小文」の冒頭文ですが、51才で亡くなっていますので、晩年のものです。この文を現代に当てはめてみると、全ての芸術には共通する何かがあるという事です。端的に言うと、共通の芸術精神があるという事ではないでしょうか。写真もその例に漏れません。にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほんブログ村芭蕉に学ぶ写真の極意

  • 写真公募展の動向

    蔵出しですが、涼しさが少しでも伝わればと思います。公募展の動向ですが、以前掲載したように、日本写真作家協会の展覧会は米子展でストップし、岡山展・仙台展が中止になりました。今年の公募は日本写真家連盟が中止し、二科会が審査を延期しています。他の団体も大きな影響を受けていることでしょう。公的な発表の場は雑誌のコンテスト等しかないかもしれません。撮影に出かける機会も少なくなり、そのうち、ネタ切れになりそうです。早くコロナの終息を願うばかりです。写真公募展の動向

  • 最近のフィルム事情

    フィルム現像料が値上げされました。コロナの影響で撮影を控える人が多いことによるものでしょうが、撮影者が減るのはデジタルでもおなじでしょう。フィルム派にとって朗報は、コダックがリバーサルフィルムの生産を再開したことでしょうか。35mm、ブローニー、4x5インチのE100Gが販売されています。最近のフィルム事情

  • 良寛さんのこと

    ここのところ、外出は買い物以外ほとんどしないので、読書が日課になっている。子供と手毬をついて遊んだという良寛に興味があったので、読んでみた。三人三様の切り口なのだが、共通認識は良寛の漢詩・歌にある悲哀感のようだ。水上氏と吉本氏は対談の中で、よくわからない人物だと言っているが、お二人とも亡くなっているので、以後の展開はわからない。井本氏は子供と遊ばざるを得なかったという認識だ。唐木順三氏にも同名書があるが、ネットで古本を探しても見つからなかった。良寛は繊細な人だったことは確かなようで、そのことが大きく影響したのだろう。僧侶というより隠遁者に近く、西行や兼好と比べると、融通性・社交性の無さが災いしたようだ。また、徳川という時代の宗教政策も良寛には不利に働いた。良寛さんのこと

  • 蔵出し 2

    豪雨の次は猛暑!コロナに加えて次々と。老体には本当に厳しい毎日です。ご自愛ください。雨宿りしているようなカマキリの赤ちゃん。バックのボケはアジサイです。自宅での撮影。霧吹きで水をかけてみました。蔵出し2

  • 蔵出し写真

    以前、長野県志賀高原一沼で撮影したもの。最近は花も少ないとのこと。花と葉だけでは、作品にはなりにくいでしょうね。花とカエルが、お互いに顔を見合わせているようなのがミソ。花に見とれているように見えますが、実際は虫が来るのを待っているのです。ペンタックス645Nべルビア100マクロ120mm蔵出し写真

  • 撮影停滞につき

    なかなか撮影には出られないので、蔵出しです。花の名前は知りませんが、水仙の仲間か?花一輪の撮影は葉で煩雑になったり、逆に単純になりすぎたりします。この写真の技巧は逆光と噴霧器による水滴です。バックは黒布ではなく日陰ですが、被写体より-3EV程度以上だと黒くなります。ボケた葉が全体のバランスをとっています。ペンタックス645Nべルビア100マクロ120mm撮影停滞につき

  • 梅雨の花

    七色狭(和歌山県北山村)は流れがなく、その分、変化に乏しい。ペンタックス645NⅡべルビア100梅雨の花

  • 入選作品

    昨年の日本写真作家協会(JPA)の公募展の入選作品が、巡回展の途中で開催中止となり戻ってきました。4月の岡山展、5月の仙台展が開催されませんでした。コロナが長引くと、ほとんどのところに影響が出ますね。早く治療薬やワクチンが出来てほしいものです。それまでは油断禁物です。この作品は断崖の割れ目に咲くツツジを撮ったものですが、厳しい環境に生きる生命の力強さがテーマです。多少の凸凹はあるものの、ほぼ平面なので、画面全体のバランスが必要です。花の美しさもさることながら、岸壁の険しさをどの程度取り入れるかがポイントです。岸壁を多く取り入れると花が小さくなり、花を大きく写すと岸壁の険しさが出ません。表現意図と画面構成は大きくかかわっているのですが、最近の写真は状況説明に偏っているように思います。画面構成のカンを身に付けるには...入選作品

  • アザミ

    庭の雑草も条件さえ良ければ作品になり得ます。どこからか種が飛んできて根付いたものですが、コロナ休暇中の撮影です。技術的なポイントから話せば、まず花の撮影にはマクロレンズが最適です。次に二つの花との距離が同じで、ピント面がそろっていること。三つ目に雑な背景を避けるため、背景紙を用いていること。表現的なポイントは咲き始めた花と種を飛ばし始めた花を並べて、時間の推移を感じさせてみたことです。 背景紙は段ボールなどの厚紙にカラースプレーで簡単に作ることができます。アイデアさえあれば、遠出する必要はありません。 にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。 にほんブログ村 アザミ

  • シャクヤク

    コロナで在宅が多いので、庭の花を撮ってみました。自宅では雑然としたものが多く、絵作りには苦労します。バックの黄色い花はサラダ菜ですが、主体の花よりも背景の見せ方のほうが難しいです。にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほんブログ村シャクヤク

  • 滝2題

    上の滝は以前デジカメ作品を掲載しましたが、フィルムでは虹がしっかり出ています。前回の苔もそうですが、滝だけだと印象は小さくなります。このように水流の細い滝は縦位置のほうがスケール感が出ます。虹や花を主体にする場合は横位置でも良いでしょう。ペンタックス645NⅡズーム80-160mmべルビア100にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほんブログ村滝2題

  • 桜と滝と

    今年の春は、おそらく撮影量が減るので、早めにフィルムを現像に出しました。3月に撮影したものです。以前も書きましたが、白っぽいものは露出が難しいです。このように花が小さい場合は多少飛び気味でも作品にはなりますが、アップでは気を付けないといけません。この作品では長時間露光をしています。3秒くらいです。おかげで流れが優雅に写っています。当然ながら、花の揺れに注意しなければなりません。デジタルなら合成という手がありますが、フィルムではそうはいきません。この写真では、もうひとつ注意した点があります。それは白い波と花が、なるべく重ならないように撮影位置を選んでいることです。この作品も長時間露光です。白と黒と緑だけの単純構成です。白と黒だけならモノトーンの世界ですが、緑の苔が生命感を感じさせています。少なくとも私はそう感じて...桜と滝と

  • 瀞峡

    コロナで引っ込みがちな毎日ですが、私の撮影は山のほうが多く、人込みには行かないので大丈夫かなと北山川上流の瀞峡方面に行ってきました。山の上のほうはまだ桜が残っていましたが、下はもう新緑の季節です。人出はまばらでした。観光船(ジェット船)が行かない上流は浅くて岩だらけです。更に上流の国道脇にある雷(いかづち)の滝。虹が掛かっていました。もう夏の雰囲気です。更に上流の名もない小さな滝。ここはツツジが咲いていました。ピンク色がイマイチ出ていません。にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほんブログ村瀞峡

  • 兼好の自選歌集

    兼好法師と言えばすぐ「徒然草」が頭に浮かび、事実現代語訳は色々な人が出版していて、読むに苦労はない。文学的価値と言うならほとんど知られていない歌集などより高いから当然なのだろうが、当の兼好にしてみれば暇つぶし(つれづれ)であり、歌で世に名を残すつもりだったとすれば予想だにしていなかったことだろう。当時二条派の歌人だった兼好は四天王の一人として活躍していた。因みに定家の家系は孫の代に二条・京極・冷泉の三派に分裂し、兼好は嫡流の二条家に師事した。定家の子孫だから当然勅撰集(天皇の勅命による歌集)の撰者になる可能性があるわけで、兼好の歌が入集する確率は高くなる。しかも俗名(兼好)を法名とすれば名が残るわけで、(兼好の侍としての身分では詠み人知らずとなるらしい)出家はそんな理由もあったろうと私は思う。僧に価値がないとは...兼好の自選歌集

  • 畑の花

    この冬はほんとうに変な天気です。暑かったり寒かったり、温暖化のせいでなければ良いのですが。豆の花。花弁が二色なんて、なかなか写真的な花です。白もありますが、こちらに軍配が上がりますね。白は露出に気を付けましょう。質感のある白を出すのは難しいです。ブルーベリーの花。逆光で撮っているので、葉脈がよく出ています。花だけにするか、葉も入れるかによって写真が変わります。にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほんブログ村畑の花

  • ポータブル電源の制作

    最近はリチウムイオン電池タイプのポータブル電源がいろいろ販売されています。災害の認識が高いのかもしれません。以前レポートしたリン酸鉄タイプのリチウムイオン電池を使って、持ち運びできるように自作してみました。災害時は電気が使えない場合が多いので、充電はソーラーパネルからもできるようにしておくのがベストです。ソーラーのシステムは、パネル以外はバッテリー・コントローラー・インバーターの三つから成り立っています。これらを持ち運びできるように工具箱を用意します。中には器具を固定できるように木の板で基盤を作り、このように設置しました。中央が640Whのバッテリー、左が300Wのインバーターで、静音タイプAC100V2口USB1口使用可能。右が15Aのコントローラーです。ソーラーは200Wまで接続できます。ソーラー接続用に穴...ポータブル電源の制作

  • 写真展のご案内

    小生の入選作品の展覧会が米子市で開催されます。東京・大阪に続いて、三ヶ所目です。にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほんブログ村写真展のご案内

  • 河津桜にメジロ

    我が家の河津桜も八分咲きになって、メジロは毎日やってくる。メジロとヤマガラが枝の上で場所取りで追いかけっこしている。メジロは花の蜜を、ヤマガラはヒマワリの種をつつくために、場所の取り合いか。違う種類の鳥が近づくのが嫌らしい。人も花の下で場所取りのケンカをするが、鳥よりもはるかに見苦しい。それはともかく、11日はあったかく風も無かったので、撮影日和でした。バックが暗いので、露出オーバーになってしまった。花と重なっているので失敗。花が下に偏っていて、バランスが悪く、枝がうるさい。枝もうるさくなく、バランスも良いが、若干露出オーバー。これはまあまあの出来です。幹と重なっていて、左の白く光る枝がうるさいので失敗作。にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほんブログ村河津桜にメジロ

  • 古今和歌集真名序について

    古今和歌集には仮名序と真名序があるが、仮名序は紀貫之が真名序を参考に書いたと言われている。真名序は紀淑望(きのよしもち)の署名があるので、多分その通りだろう。しかし、仮名序に取り上げられなかった部分もそれなりに興味深い。角川ソフィア文庫本「古今和歌集」高田祐彦訳注からその部分を引用する。「高い身分として大臣と大将を兼ね、豊かさではあり余る金銭を持っているといっても、死んでしまえば、その埋葬された骨がまだ土の中で腐ってしまわないうちに、そうした名声はこの世から消え去ってしまう。偶然にも後世に名を知られるのは、ただ和歌を詠んだ人だけである。」貴族というのは優雅な生活をしていたと考えられがちだが、宮廷内の権力争いや足の引っ張り合いに、常に晒されていただろう。更に現在と較べて格段に低い医療技術などを思えば、人生の悲哀が...古今和歌集真名序について

  • 河津桜にメジロ

    桜が咲くと、さっそくメジロが来ました。枝がうるさく、メジロが目立ちません。この写真も枝が邪魔です。やっとまともな写真になりました。メジロの目力が感じられ、バックがボケたので主役が目立っています。にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほんブログ村河津桜にメジロ

  • 暖冬とグレタさんのこと

    まだ1月だというのに、我が家の河津桜が今にも咲きそうです。いつもなら2月中旬か下旬頃のはずですが。温暖化も、ただ桜の開花が早くなるという程度の問題で済むなら良いのですが。最近、グレタさんの話題が多くなっていますが、若い人が将来に関心を持つのは当然だと思います。権力者が彼女を非難するのは大人気ないことです。世の中には悲観論者と楽観論者がいますが、どちらも必要です。問題は科学的な論争がないことです。科学的な論争をして、最良の策を探るべきでしょう。もう一つ大事な点は、どちらも口先だけの人間で終わらないことでしょう。恵まれない人を助けようと言うだけで何もしない人よりも、古切手をこつこつと集めて寄付する人のほうが、よほど立派なのです。にほんブログ村ランキングに参加しています。気に入りましたらポチッとお願いいたします。にほ...暖冬とグレタさんのこと

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