日高千湖 さん プロフィール

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日高千湖さん: 夢見月夜曲
ハンドル名日高千湖 さん
ブログタイトル夢見月夜曲
ブログURLhttp://yumemizukiyakyoku.blog.fc2.com/
サイト紹介文ようこそ日高千湖のオリジナルBL小説ブログです♪現在、『薄き袂に宿る月影』から作品を移転中です。
自由文旧ブログ『薄き袂に宿る月影』から引越して参りました!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供262回 / 365日(平均5.0回/週) - 参加 2014/02/17 00:03

日高千湖 さんのブログ記事

  • 春うらら、恋うらら・4〜『待つ夜ながらの有明の月』番外編
  •  久し振りに猪俣さんとゆっくり話したい。そして、例の枝野くんの事を話しておきたい。そう思って猪俣さんを飲みに誘ったわけだけど・・・俺は逆に『悩める後輩』となっていた。「とりあえず、ビールを。筑前煮と揚げ出し豆腐。刺身の盛り合わせと何か酢の物をお願いします」「ありがとうございます」猪俣さんは、河崎店長に紹介されたこの店がお気に入りのようだ。カウンターに置かれたママの手書きのメニューを見ながら、スラス [続きを読む]
  • 春うらら、恋うらら・3〜『待つ夜ながらの有明の月』番外編
  •  猪俣さんに「今夜、暇?」と誘われても、「同じ職場の人とは恋愛しない主義なんです」と言って、その誘いを断り続けていた枝野くん。そんな彼が、急に俺を誘ってきた。その時は驚きが先に立ってしまって、俺は呆気にとられましたって感じ。俺も『同じ職場の人』なんですけどね。誘われた事も驚きだったけど、まさかそれを圭介さんが聞いてしまうなんて・・・。「圭介さん」「なんだよ」ああ、ご機嫌斜めだ。《有明の月》で客の女 [続きを読む]
  • 春うらら、恋うらら・2〜『待つ夜ながらの有明の月』番外編
  •  猪俣さんは枝野くんがお気に入りだ。 喜春さんが『タチバナ』に異動した後は俺がパンを担当していたが、4月から店長に就任する事になって代わりの人を探していた。三木店長が探してきた枝野祥馬くんは、24歳。可愛い顔をしているが、意外と気が強い。そして肉食系だ。確かに可愛いんだけど、特定の「彼氏」を作りたくないタイプ、って言えば良いのかな。「同じ職場の人とは恋愛しない主義なんです」と公言する彼は、当然のご [続きを読む]
  • 春うらら、恋うらら・1〜『待つ夜ながらの有明の月』番外編
  • ★皆さま、お待たせしました〜輝也&圭介SSです!!お話が全く浮かばず、困った事だと悩んでいましたが、まあ、ここは経験上書き始めたら何とかなるもんだと、思って取り掛かりました〜♪←おいっそして・・・よーーーく考えました。『悪魔とベイクドチーズケーキ』って始まりが2015年の後半だと仮定したら2016年の3月25日に《325》を開店し、翌年2017年に河崎退職、という流れになっております。日高、オバハ [続きを読む]
  • 群青色の地球・3〜咲きて散りにし花ならましを番外編
  •  渡部さんはカノエくんと親しげに腕を組んで、「こっちはどう?」と顔を覗き込んだ。「引っ越しのお祝いですよね。その方は一人暮らしですか?」「そうなの」カノエくんは、渡部さんが選んだキャンドルを手に取って見ている。「カノエ」という男性の品のある横顔を見て、俺は従兄弟の薫を思い出した。似ていると思ったけど、違った。似ているのは雰囲気だ。大人しそうな、控えめな感じ。ハッとするほど綺麗に整った顔立ちは、どち [続きを読む]
  • 群青色の地球・2〜咲きて散りにし花ならましを番外編
  •  俺は、商談に訪れた『ギャラリーひいらぎ』のオーナー・家永さんに、いつも持ち歩いている品を見せた。それは、いつ再会するかわからない従兄弟の薫に贈ろう、と準備した物だった。 群青色のラピスラズリを海に見立てて、瑪瑙やオニキス、茶金石、緑色の孔雀石、虎目石などを埋め込み地球を描いた作品だ。直径2センチ程の小さな地球儀は、赤道、経線と緯線に18Kを使いネックレスに仕上げている。チェーンも勿論18Kだ。い [続きを読む]
  • 群青色の地球・1〜咲きて散りにし花ならましを番外編
  •  街で、「カオル」と呼び掛ける声を聞くと思い出す。従兄弟の清川薫の事。『カオル』と呼ぶ声を聞くと、それが男性であれ女性であれ、俺は必ず声のした方向を見て『清川薫』の姿を探す。いつか、どこかでバッタリ出会わないかと、期待が半分、恐れが半分。薫は俺に気付いて逃げるかもしれない。俺が逃げるかもしれない。薫は、俺とは「会いたくない」と言った。俺の中では、それが小さなキズになって引っ掛かっている。俺がキズ付 [続きを読む]
  • 末摘花の色に出でなむ・99
  • ★今回前半部分に年齢制限がございます。18歳未満の方、表現がお嫌いな方も回れ右でお願いします! 大判のバスタオルで奏ちゃんの身体を包み、抱き抱えてベッドまで移動した。奏ちゃんは不服そうに赤い唇を尖らせる。「も、逆上せちゃうよ」「ごめん。薔薇の香りが気持ち良かったんだ。奏ちゃんから弾け飛んでるみたいだった」「もう・・・」「いっぱいシてって、言っただろ?」「言ったけど・・・」 バスルームに反響する奏ち [続きを読む]
  • 末摘花の色に出でなむ・98
  • ★今回後半部分が18禁となります。年齢に達しない方、表現がお嫌いな方は回れ右でお願いします!!「たっちゃん!」「奏ちゃん」ドアを細めに開けた奏ちゃんが笑っていた。そして奏ちゃんの長い指がスッと伸びてきて、俺の腕を掴んだ。「早く!」部屋の中に入ると、奏ちゃんは俺に飛び付くようにして抱き付いた。奏ちゃんはまだタキシードのままだ。奏ちゃんには黒が似合う。鮮やかな色も似合うけど、漆黒は奏ちゃんの美貌を際立 [続きを読む]
  • 愛の為に・31【最終話】〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  •  窓から見える日本庭園は、晴れていれば青々とした芝生と迫力ある松と庭石が楽しめる。このホテルの自慢の一つだ。庭の奥の方には純和風の建物があるが、それも雨で霞んで見える。窓ガラスに打ち付ける雨で歪んで見える景色は、この場にいる4人の心象風景のようだ。「清川くんは私に、『章太郎を下さい』と頭を下げたよ。自分の一生を掛けて章太郎を幸せにする、と約束してくれた」「男同士で、馬鹿馬鹿しい。そんな誓いなんか、 [続きを読む]
  • 愛の為に・30〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  •  日曜日、午前11時30分。俺たちは、章太郎さんのお父さんが宿泊しているホテルに向かっていた。局地的に大雨を降らせる分厚い雨雲は、今日も上空に居座っている。フロントガラスを往復し雨粒を飛ばすワイパーは、忙しなく動き続ける。「俺、変じゃない?」何度も聞くから、運転している章太郎さんもいい加減呆れているみたい。「綺麗だよ」「そうじゃなくて!スーツは着慣れないから、ネクタイとか大丈夫かな?」スーツだけじ [続きを読む]
  • 愛の為に・29〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  • 「久し振り」「お久し振りです、中原さん」「おばあさまはお元気かい?」「ええ、おかげさまで」「そうか」中原と貝谷は『親戚』というだけあって、話題の取っ掛かりは「おばあさま」だった。中原は「お互いに親戚だ、と認識している程度」と言っていたが、確かに仲が良いようにも見えないし、そこから話題も広がらない。『遠縁』であるというだけで、幼い頃一緒に遊んだ記憶もないようだ。俺は貝谷を無視してロールケーキを食べ続 [続きを読む]
  • 愛の為に・28〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  •  13時を過ぎ、中原が学食に駆けこんで来た。午後の授業が始まる時間になり、学食にいた学生の数も減った。入り口に立った中原はすぐに俺を見つけて、こちらに向かって来る。「清川!ごめん!」「中原!ちょっと待っててね」中原はその場にいるメンバーを見て、俺が話した先日のカフェの一件を思い出したようだ。俺はバッグを肩に掛けて立ち上がった。「大貴くん、またね。俺、中原と飯を食う約束してたから」「うん!」大貴くん [続きを読む]
  • 愛の為に・27〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  •  俺の前に跪いて、手の甲にキスした章太郎さん。「あなたを愛しています」「あ、ありがとう。俺を選んでくれて、ありがとう。章太郎さん」「俺に選択肢などないよ。俺にとって、君が唯一無二なんだ。薫との関係を隠しておこうと考えた俺が、間違っていたよ」「それは当然の事だよ、章太郎さん。生涯の伴侶として同性を選ぶと聞けば章太郎さんのご両親でなくても驚くし、反対するよ。だから、無理しないで。拓ちゃんたちの事もある [続きを読む]
  • 愛の為に・26〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  • 「父が失礼な事を言わなかったか?」「大丈夫だよ。お父さんは、俺の事を『好ましい』と言ってくれた。嫌いではないと思う」本音はわからないけれど、嘘でも『好ましい』と思ってくれたのは嬉しかった。愛する息子が人生を共にする人物として『好ましい』のではない。俺自身を『好ましい』とおっしゃったのだ。俺の両親を認めてくれたような気がしたのだ。「そうか」章太郎さんは大きく息を吸い込んで、もう一度「本当にすまなかっ [続きを読む]
  • 華恵の夢は夜開く・3〜枯れ木も山の賑わい【後編】
  •  アキは、スキンヘッドにムキムキボディの幸ちゃんにも動じる事はない。信ちゃんが『動物園』と言う《スイートハニー》のスタッフを見慣れてるからかしら。私たちが病院内に入ると、入り口にいた警備員が「ひっ」と息を飲んだ。珍獣2匹を連れてお姫さまがやって来た、って目で見てるわ。失礼しちゃう。「華恵」「はいっ」「バカみたいに目立つから、ピンクのジャージは止めろって言っただろ?」「ごめんなさい」「全く」確かに、 [続きを読む]
  • 華恵の夢は夜開く・3〜枯れ木も山の賑わい【前編】
  • 「アキ〜ッ!待ってよっ!」「早く来い」「ねえ!荷物、持って〜っ!」私のずーーーっと前を歩いていたアキが、不機嫌そうに振り返った。「はあ?」やっと止まってくれた。私はその間に追い付こうとダッシュ。紙袋がガシャガシャと音を立てて、破れちゃう、大変っ。やっとアキに追い付いて、左手に持っていた紙袋を笑顔で差し出したの。「荷物、半分」アキの綺麗なお顔に、『不満』って書いてある。「嫌だ。それだけ走れれば十分だ [続きを読む]
  • 愛の為に・25〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  • 「・・・疲れた」「大丈夫か?」「うん」章太郎さんのお父さんがお帰りになった瞬間、膝から力が抜けた。歩けないわけではないけれど、足が前に出ない感じで俺は玄関に座り込んだ。「何か、言われた?」「うん・・・まあ」「章太郎さんのお父さん、カッコ良かったな」「うん・・・そうだね。優しい方だったよ。俺の声が嗄れてるから、帰りには『夏風邪は厄介だから気を付けなさい』って言ってくださった」父が生きていたら・・・と [続きを読む]
  • 4周年突入記念投票結果♪&お礼
  •  『4年目突入記念!リクエストしたいキャラに投票して管理人に喝を入れてやろうじゃないか♪』への投票、ありがとうございました!今年もたくさんの方々にご参加頂きまして嬉しかったです!毎日書き込まれるコメントが楽しかったです〜♪ありがとうございました!まずは投票結果をお知らせしたいと思います!!(総投票数6106票)第1位・輝也&圭介(1140票)←2人がダメダメなのを書いて、次回の投票ではガーンと順位 [続きを読む]
  • 愛の為に・24〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  •  章太郎さんとお父さんは、ソックリというわけではない。でも、血の繋がりを感じる。章太郎さんがお父さんと同じ年齢になったら、こんな感じかな?俺に対して敵意むき出しのお母さんとは対照的な態度だ。決して好意的ではないけれど、完全に拒否されている感じではない。「正直に言おう。章太郎が男性と一緒に住んでいると聞いて驚きましたよ」お父さんは、お母さんのように感情をもろに出して罵倒したりはしなかった。俺を批難し [続きを読む]
  • 愛の為に・23〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  •  章太郎さんのお母さんがやって来た。今回も、いきなり。しかも見知らぬ男性を連れて来た。それだけではない。輝也を俺の『オトコ』であると勘違いしてるし・・・。「あの、勘違いなさっているようですが」「勘違い?」黒い喪服だけでも十分美しい人だったが、大胆に大きな花が描かれた派手なワンピースも良く似合う。彼女の整った目鼻立ちを強調するかのような服だ。「いやね」嫌悪感を露わにした章太郎さんのお母さんに、向って [続きを読む]
  • 末摘花の色に出でなむ・97
  • 投票所←投票は今日が最後です!お忘れの方、おられませんか? 奏ちゃんに指定された14階のレストランには、奏ちゃん、比呂人伯父さんと耀元さんがいた。奏ちゃんたちはパーティー会場から直接ここへ来たようで、タキシードのままだ。奏ちゃんにはこくのある黒が良く似合う。奏ちゃんと目が合うと、奏ちゃんは落ち着いた態度で「お疲れ」、と言った。「うん、奏ちゃんが一番疲れたんじゃないのか?挨拶して回って、気疲れしたん [続きを読む]
  • 愛の為に・22〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  • 投票所←投票所へはこちらからどうぞ!!毎日熱いメッセージをありがとうございます!!あと2日です。会社のパソコン、家族のパソコン、お父さんのスマホを借りて、お気に入りの子に愛の一票を(笑)←履歴は忘れずに消しましょうwww 大貴くんは寺田くんに会いに行った。俺に「付いて来てくれ」と言ったけれど、それだけは断った。俺が一緒に行ったら、お邪魔虫以外の何者でもないって状態になるに決まってる。大貴くんに俺が「 [続きを読む]
  • 愛の為に・21〜『忘らるる身を知る袖の』番外編
  • 投票所←投票所へはこちらからどうぞ♪「俺は我が儘だと思う」「・・・わかってる」大貴くんは、大切な人の為に回り道をした。大好きな初恋の君と同じ学部に進学したい、その一念で医学部を志望したんだろうな。「わかってるよ、俺だって。でもさ、俺にはピンとこなかったんだよな。彰彦が『卒業したらアメリカの大学に留学しよう』とか、『専門は決めたのか?』とか言う度に、俺の中では歯車が噛み合わないっていうか・・・」一途 [続きを読む]