TOBA さん プロフィール

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TOBAさん: TOBA-BLOG
ハンドル名TOBA さん
ブログタイトルTOBA-BLOG
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/toba2000
サイト紹介文オリジナルな世界で、文章書いてます。たまに、創作イラストもvv
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供85回 / 365日(平均1.6回/週) - 参加 2014/02/21 09:24

TOBA さんのブログ記事

  • 「水辺ノ夢」192
  • 「お帰りなさい」戻って来た圭と真都葉を、杏子が迎える。「かあー!」真都葉はニコニコとして、圭から身を乗り出す。杏子は、真都葉を抱きかかえる。「病院はどうだった?」「せんせーにいろがみあげたのー」「そう」「せんせーよろこんでたのー」「よかったわね」杏子が笑う。「先生は、痛い痛いはしたの?」「してないよー」「あら、診察はしてないのかしら」「してないのかしら」真都葉は杏子の言葉を繰り返し、下へと降りる。 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」191
  • 「高子の所まで話が来ているのか」村人に疑心が広まっている。あれは脅し文句では無かった。もう、悟達を説得したら解決する話では無くなっているのかも知れない、と圭はため息をつく。「圭」高子が言う。「もしかして、 逃げることを考えている?」圭は否定もせずに高子を見つめる。「……考えているのね」「1つの手段だと思っている」現状では、圭にはなんのつても無いが。「おそらくあなた達は監視されているわ。 村の警備が [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」190
  • 「真都葉行くよ」また、数日経って。圭は、出かける準備をする。怪我の経過を見せに、真都葉を病院に連れて行くのだ。「真都葉、何か持っていくの?」「いろがみー!」真都葉は、手にいろいろと持っている。持っていくつもりなのだ。「まあ、そんなに」「せんせいにみせるのー」杏子は、真都葉にカバンを持たせる。「ほら、これに入れて。ね?」「うん!」圭は外を見る。日は落ちようとしている。辺りには誰もいない。「さあ、真都 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」189
  • 「圭!!」杏子の声に、圭は辺りを見回す。僅かな灯りに照らされているのは見慣れた寝室。「……え?」杏子が心配そうに覗き込んでくる。「うなされていたわ」は、と圭は短く息を吐き、首を振る。「うなされていた?俺が?」気が付けば全身に冷や汗をかいていて辺りが寒く感じる。「ええ、 悪い夢でも見た?」「何でもない。 真都葉は?」「大丈夫、寝ているわ」「そうか」圭は、寝ている真都葉を見つめる。自分のせいで起こして [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」188
  • 一羽の鳥がいる。・・・あれ?圭は首を傾げる。あの鳥は・・・。圭はその鳥に近付く。周りには何もない。木も草も、地面も、空も。不思議なほどに灰色の世界。けれども、圭は構わず進む。「・・・・・・!!」圭はその鳥を見て、息をのむ。「お前、まさか」真都葉が友だちと呼んでいた鳥。圭が殺した・・・鳥。鳥はただ、圭を見つめる。圭は恐る恐る近付き、鳥を見る。どこも怪我はしていない。「・・・よかった」安心感。これで、 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」187
  • 「あまり勝手な事をするな」村の中心部、広場の近くにある村長の家。その一室に村長、補佐役、そして悟が居る。「しばらく様子を見るつもりだったのだが」村長は詳しくは言わないがその場にいる皆が何の事を言っているのか分かっている。杏子の事。東一族に通じているかもしれない鳥。圭と杏子の間に生まれた子どもの事。「もうそんな時期は過ぎたと 俺は思っている」悟は答える。「もし、あの鳥が東一族に通じていたら、 これ以 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」186
  • 「杏子、雨よ!」云いながら扉を開け、沢子は洗濯物を取り込む。「沢子、ありがとう!」杏子と沢子は、洗濯物を中へとしまう。それが終わるころ、雨は本格的に降り出す。「助かったわ」「いいえ。ちょうど来たところだったから」「沢子、このタオルを使ってちょうだい。お茶を淹れるわね」「ありがとう」杏子が台所へ行く。代わりに真都葉がやってくる。「さわこ!」「真都葉、こんにちは」「ちは!」「あら?」沢子はかがんで、真 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」185
  • 「真都葉、お父さんが出かけるわよ」あれから一晩が過ぎる。杏子が声を掛けるが真都葉は顔を上げない。「……」それどころか、奥の部屋に駆け込んでいく。「真都葉」「いいよ、杏子。 いってきます」圭は、そのまま家を出る。いつもは一緒に食べている朝食も今日は椅子に座ることすら嫌がっていた。「完全に嫌われたな」あの鳥が東一族に通じていた訳では無い。圭も分かっている。偶然に居着いた、人に慣れた鳥だった。こんな暮ら [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」184
  • 日は傾いている。「わああぁああああ」「真都葉」杏子は真都葉を抱きしめる。「とりさんがぁ!!」杏子は、すでに閉じられた窓を見る。真都葉は、杏子の腕の中で泣き叫ぶ。圭は何も云わず、外へと出る。「とりさん! とりさん!」「真都葉・・・」杏子はそれ以上、何も云えない。そのまま、日は沈み夜が更ける。泣き疲れた真都葉を寝かせ、杏子は居間へと戻る。圭は、暖炉の前に腰かけている。「圭・・・」杏子は、その背中に声を [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」183
  • 仕事の帰り道。圭は夕暮れ時の道を一人歩く。あれから数日経つ。次に悟に会えば何を言われるのか、と避けるように行動しているが特に何かの催促はない。このまま、事が落ち着く様に祈る事しか出来ない。気もそぞろになるので仕事もはかどらない日が続いている。「……」1つため息をつく。もう自宅も近い、いつものように過ごさねば。ふと目を向けると真都葉が窓から顔を出している。「真都……」声を掛けようとして圭はそれを止め [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」182
  • 「かあ!」「真都葉!」家の中に入ってきた真都葉を、杏子は抱きしめる。「真都葉、大丈夫?」「これねー」真都葉は、腕を見せる。「いたかったの」「そう。痛かったの」「いたくないの」杏子は頷く。「まつばへいき!」杏子は微笑む。「よかったわ」圭は病院から持ち帰ってきた荷物をおろす。ふたりの様子を見守る。「いいにおい」「お腹が空いたのね」「かあ、ごはん?」「真都葉の好きなものがあるわよ」「まめ?」「そうよ」う [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」181
  • 「……圭?」杏子が振り返らないように圭は強く杏子を抱きしめる。不安な表情をしているであろう自分の顔を見られる訳にはいかない。「なにか、あったの?」「いや」杏子はまだ知らない。真都葉の怪我の本当の原因。悟の言葉。伝えるべきか圭は悩む。それでも、真都葉が帰ってくる事を喜ぶ杏子を落ち込ませるような事はしたくない。少なくとも今だけは。「本当に何でもないんだ」圭は離れて笑顔を見せる。「それじゃあ、 病院に戻 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」180
  • 「悟・・・」「伝えることは伝えたぞ」「・・・・・・」つまりは、警告。東一族の杏子を棄てろ、と。圭は首を振る。歩き出す。悟は何も云わない。圭は悟の横を通り過ぎる。そのまま、歩く。振り返らない。圭の頭の中を、悟の言葉が繰り返される。村人の疑心。もしかしたらこれから、同じようなことが起きるかもしれない。誰かまた、別の人によって杏子や真都葉に、危害が及ぶかもしれない。このまま自分と杏子、真都葉の3人で静か [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」179
  • 悟の側に、猟犬の姿は見えない。が、圭は一瞬身構える。「昨日は驚かしてしまって 悪かったな」そうして、悟は荷物を差し出す。圭が畑に置いてきた物。届けてくれたらしい。「あ、あぁ」向かっていこうとしていた圭は混乱する。あの時とは態度がまるで違う。今まであまり接点がないにしろ悟は狩りに行かない圭を責めた事がない。それぞれに役割がある、と言って聞かせる方だった。だから、今回の件は驚いたし、圭にも油断があった [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」178
  • 高子が、真都葉の腕を見る。「ほら、真都葉」「これ、いたいんだよぅ」「ケガをしたら、痛いのは当たり前」高子は傷の消毒をする。「とう」真都葉は、圭にしがみつく。高子は真都葉の腕をとり、手早く処置をする。「はい、終わり」真都葉は、再度まかれた包帯を見る。「真都葉」真都葉は圭を見る。「ほら。痛いの治してもらうんだよ。なんて云うの」云われて、真都葉は高子を見る。「ありがとう」「どういたしまして」「まつば、お [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」177
  • 「……」日が傾きかけた頃、真都葉が目を覚ます。「おはよう真都葉」圭は声をかける。真都葉はいつもと違う天井を不思議そうに見回す。「とう?」視線を泳がせていた真都葉は自分の腕に巻かれた包帯に目を止める。「いたいよう」「真都葉っ!!」「わああああ、いたいよ」急に泣き出した真都葉を圭は抱き上げる。もう薬が切れたのだろうか、と慌てて高子を呼ぶ。「高子!!」「高子先生は他の患者さんを診てますよ」泣き声を聞きつ [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」176
  • 圭は案内された部屋へと入る。中で、真都葉がひとり、眠っている。「真都葉・・・」圭は真都葉に手を伸ばそうとする。が、やめる。そっと、ベットの横に坐る。真都葉は眠り続ける。「入るわよ」ノックと同時に、高子が入ってくる。「来たのね」「高子」圭は立ち上がり、頭を下げる。「ありがとう」「いいえ」高子が云う。「今は薬が効いて眠っているけど、しばらく痛がると思う」「そうか・・・」「今後、手の動きに問題はないと思 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」175
  • 「杏子!!」自宅へ戻り、圭は杏子を呼ぶ。「……圭!?」圭の血にまみれた服を見て杏子が息を呑む。「どうしたの!?」「俺は大丈夫。 この血は俺のじゃない」「圭のじゃない?」杏子はあちこちに視線を泳がせる。探している、真都葉を。圭はなるべく落ち着いた口調で言う。「真都葉が猟犬に噛まれて」杏子から血の気が引いていくのが分かる。「あぁ、真都葉っ!!」「大丈夫。 今、病院で処置をしている」本当に大丈夫かどうか [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」174
  • 「なん、だって?」圭は目の前に立つ、悟を見る「黒髪が魔法を使った、と云ったんだ」「魔法?」圭は訳が分からないと、首を振る。悟が云う。「どう云うことだ。東一族が魔法を教えたのか」「杏子は魔法なんて、」「なぜ、そう云いきれる?」「・・・それは」「調べたんだが、東一族は動物と話す力を持つとか」「・・・・・・?」「あの東一族は鳥を使って、西の情報を流しているんだろ」「なんっ!?」でたらめだ、と、云いかけて [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」173
  • 小さな畑は、圭の家の物。南一族の村から持ってきた野菜も植えている。圭は座り込み雑草を抜く。「とう」真都葉が摘み取った花を圭の近くに丁寧に並べていく。「はなやさん」「そうか」圭は作業を止め、真都葉に向き直る。「それじゃあ、このお花をください」「じゅうまんです」「高っ!!」圭は笑う。「お母さんへのお土産にしたいので おまけしてくれないかな?」「しょうがないわねー」真都葉は頬に手をあてて考える。母親の真 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」172
  • 「さあ、真都葉」杏子は袋を見せる。真都葉がやってきて、それを見る。「お弁当よ」杏子は、袋を真都葉に持たせる。中にはパンが入っている。「べんとー!」「そう」杏子は真都葉を見る。「たくさん遊んで、お昼になったら食べてね」「うん」「それまで開けちゃだめよ」「うん!」マツバは袋を持って走る。「とう! べんとー!!」「よかったな、真都葉」圭は、畑に行く準備をする。「真都葉、支度は出来たかしら」「はたけ!」真 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」171
  • 「ただいま」圭は家の扉を開ける。奥から良い匂いがする。今日の夕食だろう。「おかえい!!」真都葉が走って来て圭を出迎える。「ただいま、真都葉 良い子にしていた?」圭は真都葉を抱き上げる。「とう、はたけ」「うーん、畑?」「いくの」「今から?どうしたの真都葉?」お帰りなさい、と杏子が奥から顔を出す。鍋をテーブルの上に置くとごめんなさい、と謝る。「今日、私が畑の話をしてしまって」「うん?」「今度、連れて行 [続きを読む]
  • 「水辺ノ夢」170
  • 「あら、小鳥がいるわ」杏子が指をさす。その先を追うように、真都葉が走る。「真都葉、危ないわ!」思った通り、真都葉は転ぶ。「ほら、気を付けなくちゃ」杏子が近寄ると、真都葉はひとりで立ち上がる。服が汚れているのも構わず、走り回る。・・・子どもの成長は早い。そう、杏子は思う。ついこの前、歩き出したと思ったのに、もう走れるようになった。「ねえ! ねえ!」真都葉が声を上げる。鳥を呼んでいるのだろう。「真都葉 [続きを読む]
  • 2017年始
  • あけましておめでとうございます。こうやってブログを続けていけるのも見に来てくださる皆さんのおかげです♪今年は水辺ノ夢がラストスパートでその後には新作も控えております。どうぞまた足を運んでくださいませ。今年もよろしくお願いします!!TOBA by ともえ&ばしょ [続きを読む]
  • 2016年末
  • 年末に、プリンタを購入した上原家。・・・スキャンの仕方がわからない!!モノクロスキャンしようとすると、PDFになりJPEGにしようとすると、カラースキャンしか出来ず!いったいどうなっているのかそれはさておき今年も当ブログにお越しいただきましてありがとうございました(^^)来年もよろしくお願いいたします。(水辺がラストスパートです!)TOBA by ばしょ&ともえ [続きを読む]