kazumanovel さん プロフィール

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kazumanovelさん: 小説の館 kazumanovel
ハンドル名kazumanovel さん
ブログタイトル小説の館 kazumanovel
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/kazumanovel/
サイト紹介文ようこそ、小説の館kazumanovelへ。小説家を目指すkazumaのブログです。
自由文当館では、小説家を目指す館主kazumaの書いた短編小説、小説に関する考察、ギャラリーなどを見ることができます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供49回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2014/02/26 16:42

kazumanovel さんのブログ記事

  • 「閉門」
  •  読者の皆様へ  「小説の館 kazumanovel」は「一馬書房」に生まれ変わります。 三年間、応援して下さってありがとうございました。  「約束の地」を求めて、唯、「審判」の時を待つ。 Best regards. kazuma (了) [続きを読む]
  • 「館の扉を閉める前に」
  •  もうこのブログも最後だから、ここ数年についての思い出をちっとばかし書こうと思う。 約三年前の二月、つまり二〇一四年の二月に、この館は建てられた。建てられたというもんじゃなく、ライブドアの更地に看板を立てたようなものだ。そこに特に気にも留められないような文字で、「kazumanovel」というハンドルネームを掲げた。いちいち説明するほどのことでもないけれど、「kazuma 's novel」=「一馬の小説」というつもりで、 [続きを読む]
  • 「支えて下さった皆様への御礼(KDP無料キャンペーン)」
  •  このブログを閉鎖するにあたり、管理人kazumaより、皆様への御礼といたしまして、拙著KDP「私はあなたを探し続ける」の無料キャンペーンを行うことが決定しました。  期間は、2017年1月13日(金)17時から、1月16日(月)16時59分までとなります。  支えて下さった皆様への感謝の気持ちと致しまして、無料キャンペーンを実施いたします。「武内 一馬」として出した、初めての出版作品です。ささやかで [続きを読む]
  • 当ブログの閉鎖について管理人よりご挨拶
  •   今日は皆様にご報告があります。 現在、私は「小説の館 kazumanovel」のブログを閉鎖しようと考えています。小さな理由は複数ありますが、大きな理由はたったひとつ。 プロの小説家になりたいからです。 元々このブログは、小説を書き始めた頃の私が、小さな発表の場を求めて作ったものでした。 初期の頃は、稚拙な短編を何度もブログに上げていました。多くの方が読んだ訳ではなかったのですが、いくらかの方は読ん [続きを読む]
  • 去年の総括&明けまして
  •  ようやく、正月を迎えた。今日まで連勤で、つい数時間前まで勤務していたから、年を越した気がしない。書いている間に、そんな気分になれると良いのだけれど。とにかく綴ってみる。 去年の目標は達成できたのだろうか、と振り返って昨年一月一日の記事を見ると、顔が真っ青になった。いや、冗談抜きで。よくお前こんなことが言えたな、と一年前の自分の頭をスリッパでひっぱたいてやりたい。  ①. 新人文学賞を獲る→× [続きを読む]
  • 修正版についての報告とKDPセレクト問題
  •  *【アナウンス】  本日から発売となります拙著、「私はあなたを探し続ける」(武内一馬・著) ですが、Twitterでもお知らせ致しましたように、訂正箇所が見つかった為、修正版をリリースさせて頂きました。二、三日の内に、修正されたものがダウンロードできるようになります。まだ現状、殆どダウンロードされておらず、訂正箇所もごく僅かですので、第二版とするのでなく、今回は、第一版としてリリースさせて頂きます [続きを読む]
  • この度、KDP出版をすることになりました
  •  kazumaです。今日は、年の暮れのご報告にやって参りました。 今年は、小説関係のことには本当に苦しんだのですが、ひとつだけ良いニュースが。 この度、AmazonのKDP出版(※Kindle Direct Pubulishing のこと)にて一冊の中編小説を刊行する運びになりました。 本日午後五時頃、出版準備をようやく完了し、あとはAmazonの審査を通過すれば(するに決まっている笑)、四日後の2016年12月26日に発売を開始します。 KDP [続きを読む]
  • 「ろうそくの火」
  •  「ろうそくの火」 とにかくめまぐるしい一年だった。落ち着いてものを考えることもできないような。今だってあと何時間かすれば、仕事のメールが入る。しかし、今はどうでもいい。そんな事は本当に大切なことじゃない。落ち着いて自分の考えを組み立てることこそ、この忙しい現代社会に対する、唯一の反抗策であり、腐った社会から自分の時間を取り戻すことができる。紅茶の香りも嗅ぐことのできないような、そんな生活はまっぴ [続きを読む]
  • 「色んな事が、どうでもよくなる瞬間」
  •  最近、自分の中でひとつの変化があった。変化、と呼ぶには仰々し過ぎるが、一種の傾向みたいなものだ。それは、物事がどうでもよく感じられる、ということだった。今日はそのことについて少し深く掘り下げてみたいと思う。 ありとあらゆることが、どうでもいいと言うと、捨て鉢だとか、投げやりだとか、あるいは無責任という言葉が浮かんでくるが、私が言いたいのはそういう無鉄砲さのことではなく、むしろ縛られているものから [続きを読む]
  • 「誰かの期待通りに生きることにはうんざりだ」
  •  「誰かの期待通りに生きることにはうんざりだ」 これはいつも思っている。思っている、どころか、常に思い続けていることだ。誰かに阿ってばかりの人生で何が楽しいのだろうか、と。しかし、思っていることそれ自体と、実際にやっていることはまるで真逆だ。何故そうなるのだろうか。出かける前には鏡を見て、職場では人の顔色ばかりを窺い、見知らぬ通行人とすれ違う時には、どう思われているのだろうと考えを始め、初対面の会 [続きを読む]
  • 「十月三十一日」
  •  「十月三十一日」 この日は、私にとって人生最良の日となるはずの日であった。世間はやれハロウィンだ、仮装行列だ、飴だお菓子だtrick or treatだと騒いでいるこの日が、である。やりたければ、カボチャをくり抜いたjack'o'lanternに頭をぶつけて、好きなだけ救急車を呼んでもいい。誰も騒ぐのを止めたりはしない。祭りだから。そう言う私だって、きっと馬鹿みたいに血が騒ぎ出すような自分が、本当は今日ここにいたのかもしれ [続きを読む]
  • このブログの方向性について少し考える
  •  このブログの方向性。そんなものあるのかよ、という言葉が浮かんできたが、まあそれはいい。 月に二、三度更新があれば良い方のブログにわざわざ来てくださっている物好きの皆さん、お久しぶりです。kazumaです。 今日はちょっと考えを纏めたい、というか、終わりまで全く見えてないまま書きます。「流しそうめん」ならぬ「(垂れ)流し思考」ですので、そんなもん見たくねえって方はブラウザバック推奨です。見たい人だけ勝手 [続きを読む]
  • 「ハルキストと村上主義者の前夜祭」
  •  今年もやって参りました、秋の風物詩ーーノーベル文学賞。  さてこの言葉を聞いた方には、もう既に彼の名前が浮かんでいるかと思われます。我々の頭には、一つのこの等式が既に出来上がっています。 ノーベル文学賞候補=Haruki Murakami(村上春樹) この『候補』の文字が取れる瞬間を全国のハルキスト達は望んでいるでしょうが、一村上主義者として一つ言わせて頂きますと、そんなもん、どっちでもいいです笑多分、ご本人 [続きを読む]
  • 「ポメラDM200の発売決定とDM100の私見」
  •    『この文章は全てポメラDM100によって書かれた』  私は、テレビの電源のスイッチをONにした。番組は報道番組でニュースキャスターが慌てた様子で、手元の原稿を読み上げている。 「――臨時ニュースが入って参りました、速報です。先ほど、キングジム社よりポメラDM100の後継機となる、新型のDM200の発売が発表されました。同社によりますと、発売予定日は、2016年10月21日。本体価格は49800円(税抜)とのことです。以上 [続きを読む]
  • 「灰色の街に降り注ぐ雨(28)」
  •  どこから話せばいいかしらね、と彼女は言った。少し上擦った口調で、眼を僅かに細めて。まるでいまにも壊れだしてしまいそうな玩具を見つめている子供のように、椅子に座っていた。黒木は、煙草の箱から一本を抜き取って彼女にそれを勧めた。沢田が上着のポケットからライターを取り出して、テーブルの上にたんと置いた。煙草を受け取り、ライターを掴んだ鳥羽は、何度か、かちかちとライターを鳴らした後、点かないわね、これ、 [続きを読む]
  • 「灰色の街に降り注ぐ雨(27)」
  •  テーブルの方を振り返った鳥羽は堅い表情のまま、その場を動かなかった。席に着いている沢田は彼女に遠慮がちに目線を送っていた。鳥羽の眼が右往左往し、その細い足は静かに震えている。黒木は席から立ち上がり彼女の側まで歩いていって、肩をぽんと叩いて言う。 「君のことだ、何の理由もなくそんなことをする奴じゃない、と私は思っている。その理由がどんなものであれ、話をしてくれればそれでいいんだ。これは君だけの問題 [続きを読む]
  • 「灰色の街に降り注ぐ雨(26)」
  •  黒木は、再び画面に指で触れて再生ボタンを押した。ハクが画面からフェードアウトしていこうとする寸前で停止ボタンを押し、同じシーンを二度繰り返して見た。その様子を不思議そうに見ていた沢田と鳥羽は、思い詰めたような表情をしたままの黒木の視線の先を追った。ハクがポケットに手を突っ込んで、何かに気付いたような顔をする、その仕草を彼は見つめているようだった。そして、満足そうに深く頷いた後、彼は再生を止めて、 [続きを読む]
  • 「灰色の街に降り注ぐ雨(25)」
  •  ガラス越しにひとりの男が黒木に向かって手を振っている。窓際のテーブルにはもうひとり、女が同席していた。黒木は彼らに向かって手を振り返し、入り口のドアを開けて、テーブルの方へと歩み寄る。席に腰を下ろした後、その二人を交互に見つめる。 「迷惑をかけたね。ともかく助かったよ」黒木は溜まっていた息を吐き出すようにそう言った。 「お前、背中は大丈夫なのか?」沢田が黒木を指差す。 「まあ、何とか」 「斉藤君 [続きを読む]
  • 「灰色の街に降り注ぐ雨(24)」
  •  倒れている黒木が起き上がった時、通行人が何人か足を止めて彼の方に近寄り、大丈夫ですか、と声を掛けた。黒木は彼らに礼を言って、腰の辺りに痛みを抱えながら、ペデストリアンデッキを進んでいく。手がかりになる物理的な資料はこれで全て失った。しかし、まだやることがある。このゲームは終わってなんかいない。橋の右下にある時計塔では、立川駅北口の交番警察官がやってきて聞き込みを始めている。もう遅い、と呟きながら [続きを読む]
  • 「灰色の街に降り注ぐ雨(23)」
  •  もうすぐ時間だ。黒木は腕時計を見て、心の中で呟いた。正午前の立川駅は、行き交う人々で溢れ、うっかり立ち止まると誰かにぶつかってしまいそうになる。斉藤が指定した立川駅北口のペデストリアンデッキを、一時間前から張っているが、ハクらしき人物も、斉藤の姿も見えない。あと十分で正午になるところだった。彼らは約束通り現れるのだろうか。デッキの入り口で待ち合わせをしている一般人に混じって、スマートフォンを片手 [続きを読む]
  • 「灰色の町に降り注ぐ雨(22)」
  •  黒木は目を覚ます。見渡す車内に乗客は誰ひとりおらず、ただ彼の前に黒い制服に身を包んだ車掌が静かに立っている。 「お客さん、終点です」それだけを言って、車掌はドアに向かって手を広げてみせた。黒木は瞼を半分開けたり閉じたりしながら、列車を降りる。丁度、降りたホームの頭上に看板が釣られていた。立川、のゴシック文字。彼はそれを黙したまま見つめ、コートのポケットに手を突っ込んで、影に縫いつけられたように動 [続きを読む]
  • 「灰色の街に降り注ぐ雨(21)」
  •  事件から二日経った朝、私はアパートの明かりを点けて布団から起きあがった。一睡もしていない。テレビのリモコンには触る気にもなれなかった。あれから、時間にして約四十時間以上が経っている。生存の可能性は殆どない。 部屋の隅に置いておいたスマートフォンは静かに点灯を繰り返していた。画面を開くと、鳥羽からのメールが入っていた。今日の十一時に、大学の食堂で会えないか、という内容だった。私は、OKと二文字だけを [続きを読む]
  • 「灰色の街に降り注ぐ雨(20)」
  •  彼女が川に飛び込んだ後、すぐに警察に連絡を取ったのは、他でもない善治だった。彼は手元の携帯からいち早く110番をコールし、私たちがハクの飛び込んだ場所に駆けつけた時には、橋の手摺りにもたれ掛かって落ち着いた様子で警察に現場の場所と様子を伝えていた。手摺りの上には、プルタブの開いた缶コーヒーがあった。ハクのものだ。善治はそれを全く気に留めていないようだったが、私はそのアルミ缶を手に取った。飲み差しの [続きを読む]