sarisa さん プロフィール

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sarisaさん: Re:START
ハンドル名sarisa さん
ブログタイトルRe:START
ブログURLhttp://restartsrs.blog.fc2.com/
サイト紹介文「宮」のパラレル二次小説のブログまとめました。
自由文「宮」のパラレル二次小説のブログまとめてみようと思いました。ここでのお話は基本再録ですが、一緒に楽しんでいただければ嬉しく思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供3回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2014/03/06 19:15

sarisa さんのブログ記事

  • ふたりの恋が届くまで 60
  • 僕はヒョリンと共に会場を抜け出た。人目の少ない廊下の奥にくると、向かいあった。「話って、何?」こんな話はあまりしたくない。僕はインとヒョリンとの今の友人としての関係を壊したくはなかった。けれど、それがとても危ういバランスの上にあることが分かってきた。チェギョンの言うようにいつまでもごまかし続けては傷付けるだけだと。 [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 59
  • プレゼントの仕上げに時間がかかってしまって、宮に着いたのは時間ぎりぎりだった。私は広間へと急いだ。走ってはいけないんだけど、走らないと間に合わないのだから今日は目をつぶってもらおう。ギリギリ間に合って広間に入ると、すぐにシン君を見つけた。「シン君、遅くなってごめんね」そう声をかけるとシン君は振り返った。不愉快そうな表情なんだろうと思ったけど、何か戸惑っているようなそんな顔に見えた。 [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 58
  • 大学と休日の公務とシンガポールへ行く準備に取り組んでいるうちに、僕の誕生日はあっという間にやってきた。父上と話した通り、二十歳になった僕は成人皇族として記者会見を開いた。そこでいくつかの質問をうけて、答えた。皇太子としての立場についてや、大学のこと、結婚観まで。事前に質問は受けとっていたので、コン内官とともに問題ない答えを準備していた。中には僕の考えとは少し違うこともあったが、それで皆が喜ぶならい [続きを読む]
  • Re:STARTしてみます。
  • ようこそ、Re:STARTへ!!sarisaです。今まで自由に勝手気ままにあちこちに「宮」のパラレルのブログを作って更新してきましたが、いくつか完結もしたので思い切ってまとめてみようと思いました。(ただ単に忘れっぽくなってきただけ、という話もありますが・・・)読み返してみて読むに耐えられないわぁ〜と思ったときには書き直したりするかもしれませんが、ここでのお話は基本再録です。それから再録するお話の中にはパスワー [続きを読む]
  • 限定記事について 追記アリ
  • sarisaです。細々と更新中のブログにお付き合いいただきありがとうございます。本日更新したお話を限定にしたため、限定記事についての事を書いておこうと思います。こちらでの限定ににするのは・・・?設定がドラマと違うもの?表現が限定にした方がよいものこの二つに該当するお話は限定公開にさせていただこうと思っています。パスワードは別のブログの方で公開していますが、こちらに問い合わせをされてもお答えはできません [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 57
  •  朝の挨拶が終わると、僕はおばあ様に残るように言われた。 何か話があるようだったけれど、思い当たることは何もなかった。 悪いことではないといいのだけれど・・・ 父上たちが戻ると、おばあ様は僕に体を向けて僕の全身を見た。 [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 56
  •  シャワーと着替えを済ませると、僕は自分の部屋に戻った。 先に戻っているはずのチェギョンを探すと、机の上に置いておいた写真集を眺めていた。 僕とチェギョン、写真や絵の趣味は似ていた。 違いの多い僕たちの数少ない共通点だった。 僕がいることに気づいていないのか、チェギョンは写真を見たままでいた。 邪魔をしては悪いような気がして、僕はそっとソファーに座った。 フェンシングで動かした筋肉が疲労している [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 55
  • 「シン君いますか?」 教育が終わって、シン君の部屋の前で声をかけた。 だけど、返事はない。 今日は宮にいるはずなんだけどな・・・「どうされました?」 勝手に部屋に入ってしまおうかどうしようか、ドアをのぞきながら考えていると声をかけられた。「わぁ!」 驚いて振り返るとコン内官さんがいた。 私きっと怪しかったに違いないと思うと、すごくはずかしくなってしまった。 [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 54
  • 「シン」 僕の名前を呼ぶ声がしたので振り返るとヒョリンがいた。「ヒョリンか」「何よその言い方、久しぶりなのに」 確かに姿を見るのは久しぶりだった。 夏の合宿では顔も見ずに帰ったから、最後に会ったのは夏休み前になる。「そうだな」「でも、こうして授業が始まればまた毎日会えるわね」「クラスが同じなんだから、そうなるだろう?」 それだけなのにヒョリンの表情は嬉しそうに見えた。 期待しても何もないというの [続きを読む]
  • 胸の奥の宝物 6
  •  時間が過ぎるのがやけに長いような気がしてシンは苛立ちを感じながら過ごしていたが、いつの間にか夕食の時間が近づいていた。 皆には二人だけにして欲しいと言ってチェギョンを送り出したが、夕食の時間になれば不在が分かってしまうだろう。「さて、どうするか・・・」 チェギョンが宮を抜けだすことはごくたまにあることだが、広い宮の中ではどこで誰が話を聞いて広めるかわからない。 中学の同級生とはいえ、ジュノに会 [続きを読む]
  • 胸の奥の宝物 5
  • 『好きだよ』 迷いに迷ってジュノはその言葉を書いた。 ガラスの向こうのチェギョンは驚いた表情を見せている。 当然だと思った。 開けてしまった気持ちの蓋。 その中にあったチェギョンへの想いをこのまま伝えずに出発してしまえば、いつまでも胸の中でくすぶり続けてしまいそうだった。 だから言葉で伝えた。 そしてチェギョンの顔を見て分かった。 [続きを読む]
  • 胸の奥の宝物 4
  •  ジュノが行ってしまった。 おめでとうを面と向かって言えなかった。 遠くから大声を出すことしか出来なかった。 その声もジュノに届いたかどうかよくわからない。 でも、ゲートに入るときジュノの顔に不安は消えていた。 頑張る覚悟ができたのだと思った。 きっとジュノなら大丈夫。 活躍のニュースを知る日も近いだろう。 ロビーの見送りの人たちもジュノの姿が見えなくなると勢い良く帰り始めた。 人の流れの勢いか [続きを読む]
  • 胸の奥の宝物 3
  •  自分の環境が怖いくらい激変していく。 海外チームへの移籍はいつか叶ってくれるのならとは思っていたが、実際目の前に差し出されてしまうとためらう自分がいた。 環境がまったく違う。 国が変われば言葉も違う。 そんな環境でいままでのようにプレーが出来るだろうか。 迷いながらも断る理由はなかった。 みんなが祝福して応援してくれる。 それもまたプレッシャーになる。 自分の実力は向こうで通用するのか・・・  [続きを読む]
  • 胸の奥の宝物 2
  •  チェギョンは走った。 常日頃走ってはいけないと言われているので、久しぶりの全力疾走は胸が破れてしまいそうなほど苦しかった。 それでも止めないのは、ジュノに会いたいから。 彼の活躍はニュースや人づてでたくさん聞いていた。 そのたびに喜び、さらなる活躍を祈っていた。 彼の夢のため。 海外チームへの移籍の話を聞いた時は自分のことのように嬉しかった。 夢が一つ叶ったのだから。 出来るなら会って直接おめ [続きを読む]
  • 胸の奥の宝物 1
  •  チェギョンがそわそわと落ち着かない。 その理由は分かっていた。 国民的サッカー選手のジュノの海外移籍が決まり、今日がその出発日なのだから。 このジュノはチェギョンの中学の同級生だということはシンも知っている。 そのことで何度か心穏やかでなくなったことも事実。 正直関わってほしくはない。 けれど・・・「はぁ・・・」 深くため息をつくチェギョンの姿を見るのも心苦しい。 チェギョンの性格なら、思い出 [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 53
  •  夏休みが終わってしまう。 いろいろあった夏休み。 シン君と私、付き合うことになった。 私たちの関係に特別大きな変化はなかったけど、お互いのことを分かりあうために二人の時間を作るようにはなった。 その時間はガンヒョンとギョン君のとは違って甘くはないけど、以前に比べたらシン君との距離は近くなった。 二人で街の中を一緒に過ごした日。 シン君が私とヒョヌクのことを心配して来てくれたことがすごく嬉しくて [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 52
  •  初めてだった。 一人抜け出してみる宮の外の世界は、人であふれていた。 人々が思い思いに行きかう流れに僕は戸惑ってしまった。 おとなしく宮でチェギョンからの連絡を待っているべきだと頭では分かっていたが、気になって落ち着かなくて出てきてしまった。 自分でも無謀だと思った。 それは思った通りで、初めてのこの場所に慣れず目的のカフェを時間前に見つけることができなかった。 ようやくたどり着いた時には、チ [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 51
  •  初めてだった。 人を待つということがこんなにも緊張するなんて・・・ 先に頼んだカフェラテは氷が解け始めて分離してる。 テーブルに乗った携帯が震えてメールの着信を教えてくれた。 相手はヒョヌクで、ついたということ。 立ち上がるとヒョヌクの姿が見えた。 小さく手を振ると、すぐに気づいて笑顔をくれた。 それだけで胸が痛んだ。 [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 50
  •  結局あれから私はヒョヌクにメールを送った。 だけど、なんて伝えるべきなのか悩んでしまって結局『話をしたいの』というだけのメールしか書けなかった。 そうしたら、すぐに返事が来た。『分かったよ』って。 日時と場所は私が決めた。 ちょうど一週間後に会うことになった。 その場所で今日ガンヒョンに会う約束をした。 [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 49
  •  暗室の中で二人きりという状況に私のドキドキは止まらなかった。 シン君とこんなに近く長い時間一緒にいるなんて初めてだった。 写真を洗うとき後ろから抱きしめるようにして教えてくれた。 倒れそうなほど緊張してしまった。 そのまま抱きしめてくれてもいいのになって思ってたけど、シン君は作業を続けるみたいだったから私もそっちに集中してみた。 だけど、いつもよりもシン君の香りとかを強く感じていると私の気持ち [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 48
  •  休憩をはさんで僕たちは作業を再開した。「引き伸ばし機を使って写真にしていくんだ」「そうなんだ」 ネガをはさんだり、いつもの手順で進めるのをチェギョンは楽しそうに見ていた。「まずテストをして露光を変えながら様子を見るんだ」「いきなり出来ないんだ」「失敗するぞ」 そう答えるとチェギョンは納得したような表情を見せた。「ミシンみたいなものね!」 僕はミシンのことは分からないけれど、言いたいことは伝わっ [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 47
  • 「写真って大変なのね」 作業にひと段落ついたので、シン君といっしょにお茶を飲んでいる。「大変だと思うなら止めておいた方がいい」 慌てて私は首を振った。「約束したんだから、ちゃんと最後までするわよ」 シン君の気持ちが変わって、現像させてくれなくなったら大変だ。 思っていた以上に大変だったけど、それ以上に面白かった。 まだ終わっていないけどね。 [続きを読む]
  • 三期 作品23「未来予想図?」
  •  普段部屋の整理整頓はお姉さん達が気を配ってくれているけど、プライベートな部屋まではさすがにお願いできない。 何年も積み重なったものを目の前にして、これをどうしようかと考えていた。 どれも思い出があるけど、必要かどうか考えて・・・ また考えて・・・ こんなことじゃいつになっても片付かないわ。 そんなことを思いながら棚の上のほうに手を伸ばした。 手に取ったもの。 それは私の夢ノート。 マカオにいた [続きを読む]
  • 三期 作品22「日食」
  •  扉が開かれると、手入れの行き届いた美しい芝が目に入った。「こちらの中庭をお使いください。お二人でお過ごし出来るようにしてありますので、ゆっくりとお楽しみください」 担当者の説明にシンはうなずいて見せた。「お気遣い感謝します」 コン内官たちが安全を確認してから、その場を離れると言葉通り二人だけの時間となった。「素敵ね」 チェギョンは楽しそうに中庭を大きく見渡していた。 以前なら中庭に入るなりはし [続きを読む]
  • ふたりの恋が届くまで 46
  •  僕はチェギョンが来るまでの時間を長く感じていた。 昨日僕たちの間に起ったことを思い返すと、チェギョンと顔を合わせたらどんな態度を取ればいいのかよく分からなかった。 抱きしめたチェギョンの細さと柔らかさ、香り、握った手の小ささをはっきりと覚えていた。 思い出しては落ち着かなかった。 全てが女性そのものだったのだから。 僕はそれを正面から受け止めきれていない。 僕たちは幼馴染でもあるのだから。 チ [続きを読む]