channa さん プロフィール

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channaさん: Kalanmaniaへの道
ハンドル名channa さん
ブログタイトルKalanmaniaへの道
ブログURLhttp://kalanchoideae.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文花卉と多肉植物にまたがるカランコエのマニアを目指して、気になる事項について調べた内容を綴っています。
自由文もともと動物の分類額に興味を持っていましたが、ふとしたきっかけで興味を抱いたカランコエについて、疑問に思った事項を手探りで調べています。特にブリオフィルムとの関係について、最近の研究も踏まえて整理していきたく思っています。
多肉植物として扱われている腫の分類についても、徐々に調べたいと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供23回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2014/03/23 12:13

channa さんのブログ記事

  • 子宝草目録3−① Bulbilliferae/葉上のクローン工場
  •  これぞ不定芽、これぞBryophyllumと言えるのがBulbilliferaeのグループだ。ゲーテが植物の原型としてセイロンベンケイソウを重視した話は有名だが、この仲間を見たらもっと感動したに違いない。グループ名からしてBulbilだ。そのBulbil=不定芽で爆発的に増殖する彼らは、同時に雑草として多肉界でも最も疎んじられている仲間でもある。私がブリオフィルムBryophyllumに興味を持ったのはもともとこの仲間が面白いと思ったからで、 [続きを読む]
  • 万寿咲き!モアフラワーズ!!
  •  このブログのタイトルに写真を使っているカランコエ・パリKalanchoe ‘Paris’ はデンマークのクヌート・イェプセン社のヒット作だ。結構前の事だが、2009年にIPM ESSEN(世界最大級の園芸見本市:ドイツ)で新品種鉢花部門の大賞を受賞したとのことで、他にも欧州で賞を受賞している。この花が牽引したのか、単に最近の流行なのか街の花屋さんにも様々な種の緑色の花が増えている。 クヌート・イェプセン社はクイーンシリーズ [続きを読む]
  • 街角のカランコエ;ブリオフィルムの侵食
  •  最近所用があって杉並区のある街へ度々足を運んでいる。都内屈指のスピリチュアル・タウンであるその街は、名だたる新宗教がひしめき合い、精神世界の先駆け的存在の施設が今も健在で、散在する雰囲気の良いカフェはサブカル的な会話に満ちている。また一般的にはあまり知られていないが、かつては実力ある武術家が集っていたこともある。 ここは私がまだ若い頃、道を求めて仲間と語り合った思い出の地である。現在(いま)の自分 [続きを読む]
  • 毒グモの過ち
  •  先般はロゼイで今回はローズの話である。実は長いこと当ブログを読んでくださっている方々に、お詫びしなければならないことが発覚した。 今まで度々「アフリカン・ローズ」という品種名で紹介したり掲載してきた花卉カランコエであるが、実は別の品種だったことが分かったのだ。「皆さま申し訳ありません。」 思えばもっと早く気づいても良かったのだが、このカランコエを購入したとき巷では(??)クヌート・イェプセン社のアフ [続きを読む]
  • 子宝草目録2−⑦ Suffrutescentes/バラの鋸歯
  •  前々回からの続きでロゼイの変種のうち基変種を除いた鋸歯が目立つ一群について見てみる。Kalanchoe rosei ssp. serratifoliaの一群である。この仲間は自然交配種と考えられるリショーイKalanchoe ×richaudiiやラウイ“rauhii”を含めてマダガスカル南東部の辺りに集中して見つかっている。この仲間を(インサイダー情報なしに)区別するのは混乱の極みである。 まずはセラティフォリアK. ssp. serratifoliaとバリフォリアKala [続きを読む]
  • 子宝草目録2−⑥ Suffrutescentes/バラの一族
  •  長々と続けているSuffrutescentesの仲間であるが、今まで紹介したラクシフローラ種群に対してもう一方にロゼイroseiの仲間が知られる。但しラクシフローラの1群は単系統だろうが、ロゼイの仲間もそうだとは限らない。 それと「ロゼイ」と書いてしまっているが、この種小名は米国のベンケイソウ科研究者として名高いJoseph Nelson Roseに由来するから「ローズィ」と読む方が正しい。(学名を英語読みしてラテン語読みに批判的な [続きを読む]
  • 街角のカランコエ;春のインテリアと雑貨店
  •  春から初夏にかけて家族に付き合ってインテリア雑貨店を廻る事が多い。そういうとき「○○な生活」とか「□□のある暮らし」といった上品な趣向とは無縁な私は、常に場違いな落ち着かなさを感じて居心地の悪さを満喫しているわけだが、近年こういったオシャレ系の店に欠かせないのが植物である。以前女性の人気を占めていたハーブの地位は既に過去のものとなり、最近はどこの店に行っても多肉、ティランジア、リプサリス、ビカク [続きを読む]
  • 子宝草目録2−⑤ Suffrutescentes/その他の近縁種 後編
  •  前回はラクシフローラ型の仲間を紹介したが、今回はその続きである。 この仲間で一番特徴的な葉を持つのがセラタK. serrataである。ラクシフローラ型の他種と混同する恐れはないにもかかわらず、この植物に関しては誤認が甚だしく、googleで画像検索しても本物の写真が殆ど引っかかってこない。海外では多くの人が不死鳥の類(この言い方は不自然ですが、近い将来別の記事で解説予定です)をこれと勘違いしているようだ。種小名は [続きを読む]
  • 子宝草目録2−④ Suffrutescentes/その他の近縁種 前編
  •  ラクシフローラ K. laxifloraとフェッシェンコイK. fedtschenkoiの説明でかなりかかってしまったが、このグループのその他の仲間についても見てみたい。Suffrutescentesは最初の回で触れたようにラクシフローラ K. laxifloraの種群とロゼイK. rosei (ローズィという方が正しいかな)の種群に分かれる。ロゼイ種群に関しては色々と問題があるので後回しにして、まずはラクシフローラ種群の残りの種について述べていきたい。 この [続きを読む]
  • 街角のカランコエ;東京亜熱帯地区
  •  埼玉に棲みついてから人生の半分以上をこの地で暮らしてきた。年齢・経済状況・体力面から考えて、もう脱出は難しい。こんな言い方をしてしまったが、この地そのものが嫌いなわけではない。 ただ、ここはカランコエの栽培には適さないのだ。 立派な施設をお持ちの諸兄には関係のない話であるが、マンションのベランダでささやかに楽しんでいる身としては、この地は少しばかり「寒い」のだ。毎日天気予報を確認しているが、近隣 [続きを読む]
  • ユエリの謎 〜自己解決〜
  •  少し前に黒錦蝶の記事でユエリKalanchoe beauverdii var. jueliiの学名の謎について大言壮語を宣ってみたものの、その後自己解決してしまった。(子宝草目録1−③ Scandentes/鉾型葉形とハイブリッド:http://kalanchoideae.blog.so-net.ne.jp/2016-11-10) 要するに単に植物の知識不足だったわけだが、そのまま放っておくのも恥ずかしいので、早めにここで言い訳しておきたい。 さて、ユエリの謎とは以下のようなものである。 [続きを読む]
  • 新世界へ...
  •  以前からネットや雑誌上の情報で、切り花のカランコエがあるということは知っていた。クヌート・イェプセン社でもQueen Cut Flowersという切り花のシリーズを販売していてHP上でも紹介している。しかし、切り花のカランコエを実際に目にしたことはなかった。園芸の趣味はあっても、生け花的な趣味はなかったのだ。 と書いて誤解を招くといけないので少し脱線すると、同じ「花」を対象としていても接し方・楽しみ方は人それぞれ [続きを読む]
  • 真冬の秘かな愉しみ
  •  春の確かな兆しが見え始めた今日この頃、過ぎ去りゆく長かった冬をふと顧みた。 昔から寒いのは苦手で、冬は嫌いである。ところが巷では「わたしは冬が好き」と豪語する人もいる。スキーシーズンだからとか、蝶がいないからとか理由は様々だが、彼(女)等は冬が来るのを楽しみに待っていたりするのだ。自分はと振り返ると、学生時代なら冬は試験の時期で、これを乗り越えればあとは何とかと耐え忍び、その後社会人になっても期末 [続きを読む]
  • 子宝草目録2−③ Suffrutescentes/ふたつの胡蝶
  • フェッシェンコイKalanchoe fedtschenkoiとラクシフローラ Kalanchoe laxifloraは園芸的にはどちらも胡蝶の舞の名で流通しており、混同されている。本来「胡蝶の舞」はラクシフローラなのだがフェッシェンコイの斑入りのタイプに「胡蝶の舞錦」などという紛らわしい名前を付けるものだから混同されるのも無理はない。更にショップでは斑のないフェッシェンコイが「胡蝶の舞」の名で売られていたりする。これではマニア以外の人 [続きを読む]
  • 子宝草目録2−② Suffrutescentes/胡蝶の彷徨い
  •  前回中途で終えてしまったフェッシェンコイKalanchoe fedtschenkoiであるが、要するによく見かける胡蝶の舞錦のノーマルな個体(斑がないという意味)である。無斑胡蝶の舞錦などというややこしい名前はないので、ここではフェッシェンコイとしておく。葉の外輪に斑が入る(覆輪)のが胡蝶の舞錦で、中斑のものは某通販サイトで「胡蝶の幻」の名で販売されているが正式な和名や園芸名が存在するのかは知らない。 マダガスカル中部か [続きを読む]
  • 子宝草目録2−① Suffrutescentes/胡蝶の舞とその仲間
  •  何とはなしに始めてしまった子宝草のリストアップだが、以前紹介したグループの順番は無視して今回から私の好きな胡蝶の舞の仲間を紹介したい。国内でもよく見かけるグループである。薄手の葉を胡蝶(チョウ)に見立てた優雅な和名(本当は園芸名?)であるが、この名で呼ばれる植物が2種あり(というより混同されており)混乱を招いている。その辺の事情はこのブログでも何度か触れているので、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 [続きを読む]
  • ベハレンシス・ストレイン PartⅡ
  •  前回はベハレンシスの交配品種について書き始めたのだが、近頃は花ものとブリオフィルムにうつつを抜かしているため、途中で気力が途切れて頓挫してしまった。気を取り直して、もうひと踏ん張りしたいと思う。 さて、ローズリーフやファーンリーフ(オークリーフ)に並んでもうひとつよく知られる品種はファングである。ローズリーフに似るが葉の裏に棘のような突起物がある。これは月兎耳との交配種という説があるが、詳しい情 [続きを読む]
  • ベハレンシス・ストレイン
  •  仙女の舞/ベハレンシスには様々なタイプのものがあるが、今回紹介するものの大半はおそらく園芸品種であろう。他のカランコエ属と交配して作出したものとしては、ローズリーフ、ファーンリーフ、ファングが一般的だ。 ローズリーフとファーンリーフはISN(International Crassulaceae Network)のHPによると米国で作られたもののようだが、国内外で名称の混乱がある。特に混迷しているのがファーンリーフで、私も以前はこれをオ [続きを読む]
  • 子宝草目録1−③ Scandentes/鉾型葉形とハイブリッド
  •  前回は黒錦蝶Kalanchoe beauverdiiの葉の変異を取り上げたが、Descoings(2003)の表現の中で鉾形とか3裂の鉾状というのが黒錦蝶の変異の中では最も特異なものであろう。鉾(ほこ=矛)というのは槍のような古代の武器で現代の我々からすると「鉾型」と言われても想像しにくいだろう。元々は中国の武器であるが、功夫映画でも余りお目にかかれない。ということでここでは垢抜けない表現ではあるが「矢印型」と呼んでおきたい。Desco [続きを読む]
  • 子宝草目録1−② Scandentes/黒錦蝶の葉形変異によるタイプ分け
  • いつも無駄な前振りが目立つ当ブログだが、この前の記事は唐突に始めてしまった。読み返すといきなりの展開で訳が分からないと思えたので、今更だが補足しておきたい。ここで試みているのは子宝草(ブリオフィルムの系統/葉縁に不定芽を形成するタイプ② 参照 http://kalanchoideae.blog.so-net.ne.jp/2016-08-14 )の可能な限りのリストアップである。それをBoiteauとAllorge-Boiteau(1995)の4グループに沿って行おうと思っ [続きを読む]
  • 子宝草目録1−① Scandentes/つる性カランコエの世界
  •  カランコエには一般的な草本性種の他に木本性種も多々あり、更には着生植物もある。ウニフローラやグラキリペスのような半つる性の種だ。それとは別に不定芽を形成するタイプのブリオフィルムには全くのつる性植物があり、それが今回扱うScandentesグループに属する種群だ。子宝草のグループ分けについては、「ブリオフィルムの系統/葉縁に不定芽を形成するタイプ②」を参照願います。(http://kalanchoideae.blog.so-net.ne.jp/ [続きを読む]
  • 帰化植物としてのカランコエ
  •  主にブリオフィルム節の話となるが、いや、遠回しな言い方はやめよう。思いっきり子宝草の話だが、国内にも何種かのカランコエが帰化している。それも北海道を除く3つのメインランド全てに渡る。 全国農村教育協会の『日本帰化植物写真図鑑〈第2巻〉』によると錦蝶K. delagoensisが伊豆半島、高知県、宮崎県で野生化しているそうである。またセイロンベンケイソウK. pinnataも沖縄で帰化しているとあるが、内地では見られない [続きを読む]
  • 猛暑降葉山
  •  昨年、一昨年と夏に決定的なダメージを受けたグラキリペスを筆頭とする着生種の花卉数種を、まだ連日の真夏日が襲い掛かる前の8月初めに室内に取り込み、ラニーニャが原因とされる今年の猛暑に備えた。室内というのは私の部屋のことで、東北向きなため朝に少し陽が差す程度で植物を置くには向いていない。(故に冬のダメージ=光不足は深刻だ。) 今年のグラキリペスは夏になる前から例年にも増して状態が悪かったが、室内に取り [続きを読む]
  • ブリオフィルムの系統/葉縁に不定芽を形成するタイプ③
  •  ヴォワトー体系の子宝草4グループ(進化研体系では3節)には、葉縁に不定芽を形成しない(と思われる)種も含まれる。また、形成するかしないか文献上不明なものもあるが、4グループの9割以上の種・変種は葉上不定芽を生成する。 一口に不定芽と言っても、大まかに二つのタイプがある。ひとつはシコロベンケイやクローンコエに生じるような形状のもので、これを狭義のbulbilと呼ぶのだろう。この不定芽を本体の葉から外して [続きを読む]
  • ブリオフィルムの系統/葉縁に不定芽を形成するタイプ②
  •  「葉縁に不定芽を形成するブリオフィルム」というと表現が長くなるので、これをまとめて便宜的にここだけで「子宝草」と呼ぶことにしたい。「子宝草」というのは実際は流通名なのか、栽培品種名なのか、とにかく一般名ではあるが、Kalanchoe laetivirensの和名っぽく扱われている。だから紛らわしいのであるが、元々このブログでは子宝弁慶(シコロベンケイ)と混同が著しいK. laetivirensを商品名であろうクローンコエと呼ぶこ [続きを読む]