wakizaka さん プロフィール

  •  
wakizakaさん: しみじみe生活
ハンドル名wakizaka さん
ブログタイトルしみじみe生活
ブログURLhttp://toshiro5.blog.so-net.ne.jp
サイト紹介文しみじみした良い生活をおくりたいもの
自由文しみじみとした生活をおくるために水彩画をお稽古したり、本を読んだりしているシニア。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2014/03/30 13:07

wakizaka さんのブログ記事

  • 村上春樹を読む(その10) ・「辺境・近境」など
  • 「辺境・近境」(1998 新潮社)は、ロード・エッセイと称する8編が収録されている。「辺境」のなかでは「ノモンハンの鉄の墓場」が印象に残る。「近境」では「讃岐・超ディープうどん紀行」が面白かったが、これはどこか別のところで読んだような気もする。同じく「近境」では、やはり1997年5月の「神戸まで」(書き下ろし)が出色。前のブログに取り上げた「アンダーグラウンド」を書き上げた後だという興味と、自分が当時作家が歩い [続きを読む]
  • 村上春樹を読む(その9) ・「アンダーグラウンド」など
  • 「アンダーグラウンド」(1997 講談社)1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件の被害者(本人および家族62人)から聞き出した体験談のインタビュー記録。後記の「約束された場所で underground 2」とともに村上春樹には、珍しくノンフィクションである。 サリン事件の起きる2ヶ月前、1995年1月には阪神淡路大震災が起きた。我が職場の神戸にも事務所があり、崩壊したので自分は本社にいたが、東京にも直ちに対策本部が設置された。自 [続きを読む]
  • 滑り莧(スベリヒユ) ワタシのことか ポーチュラカ
  • 春過ぎてパンジーなどが終わると、夏のプランターに植える草花の種類が少なくて、花屋さんの店頭でいつも悩む。定番は日々草くらいであるが、今年はポーチュラカの苗を見つけた。時期が過ぎたのか6個300円。お買い得のこれが見事に赤と黄の花をつけてくれて夏中楽しめた。ネットで調べると、ポーチュラカオレラセア(学名)はスベリヒユ科スベリヒユ属ポーチュラカ。多肉質の葉と茎をもち、同属に松葉ボタンがあってたしかに雰囲気が [続きを読む]
  • 村上春樹を読む(その5)・「ねじまき鳥クロニクル」など(上)
  • 「ねじまき鳥クロニクル」(1994,5 新潮社)は、作者45歳のときの著作。1996年読売文学賞を受賞している。英訳版「The Wind-Up Bird Chronicle」。「羊をめぐる冒険」の続編という「ダンス・ダンス・ダンス(1988)」の6年後に書かれた長編小説である。この後の長編小説が2002年「海辺のカフカ」になる。「ねじまき鳥」も「クロニクル(chronicle 年代記 歴史)」も思わせぶりなもので商品でいうアイキャッチ力(りょく)抜群。後の「1Q84 [続きを読む]
  • 村上春樹を読む(その2)・ 「1Q84」など(下)
  • 「1Q84」に戻る。「1Q84」のどこが意外に面白かったかだが、もとより「村上春樹は総合遊戯施設である」というのは通説のよう。例えば、「村上春樹の1Q84を読み解く」(村上春樹研究会 2009 データハウス)では、ずばりそう言っている。「1Q84」のストーリーは好き合った少年と少女が幼くして別れ、成年になってお互いを探し再会するというものだが、作者のエンターテイメント性が存分に発揮され、 読者サービスは旺盛である。さなが [続きを読む]
  • 村上春樹を読む(その1)・1Q84など(上)
  • この頃、がらにもなく村上春樹の著書を読んでいる。図書館では読みたい本だけ探していると、どうしても偏るせいで借りたい本が少なくなる。興味が薄くても読めば何かしら面白い発見もあるわよ、という家人の言に従って見た。偏見だと非難されそうだが、一般的に言えば、村上春樹の小説は若い人向けであって、高齢の老人はあまり読まないのではないかという気がする。しかし、年齢を問わずハルキストと称する人もいるくらいで、誰も [続きを読む]
  • 蜜柑の接ぎ木
  • はじめての接ぎ木は二年前の春(27年4月)だった。一年目は、かぼすの台木に接ぎ木した柑橘類14本全部枯死して完敗したが、昨春二回目は28年4月20日に接ぎ木したところ、ついに二年目にしてやはり14本の穂木のうち1本から芽が出た(芽デール28.6.11)。そのことを興奮してこのブログに書いた。2年目、芽デール!http://toshiro5.blog.so-net.ne.jp/2016-06-13その後他のもう一本の穂木から芽が出たが、夏を過ぎて秋頃までに残念ながら [続きを読む]
  • 新田次郎・藤原正彦著「孤愁 サウダーデ」 を読む
  • 「孤愁 サウダーデ」(文藝春秋 2010)は 新田次郎 (1912-1980 67歳没)の死去により未完となった小説を、30年後に息子の藤原正彦(1943〜 お茶の水女子大名誉教授 数学者)が書き継いで完成させた。ほかにも小説の合作というのがあるものやら、不学にして知らない。かりにあったにしても、親子というのは珍しいのではないか。森鴎外と於菟、露伴と文(あや)など親が小説家で子が随筆家というのは多いが、親子とも小説家というのはいられ [続きを読む]
  • 千駄ヶ谷で富士登山
  • 家人が渋谷区千駄ヶ谷の八幡神社に富士塚があると新聞記事で見つけて、一度登ってみたいと言うのでついて行った。桜はまだ蕾小さく春とはいえ、晴天なのに少し寒い弥生某日である。八幡神社は千駄ヶ谷一帯の総鎮守で「鳩森八幡神社」(はとのもりはちまんじんじゃ)とも呼ばれる。860年(貞観2年)、遣唐使慈覚大師(円仁)によるというから、 かなり古い社である。阿佐ヶ谷駅から総武線(各駅停車)に乗り15分ほどの千駄ヶ谷駅下車、鳩 [続きを読む]
  • やまどりの長き尾一閃いま雲に
  • この一月、畏友を一人失った。友というより会社の一年上の優秀な先輩で、自分がどうしても追いつけなかった方である。まさしく自分とは「月と何か」くらいの差があり、同僚、部下(会社の先輩さえも!)に慕われ、誰もが一目置いた存在だった。新入社員の頃からの家族ぐるみで世話になって以来のお付き合いなので、奥様にお悔やみの手紙を出したら、これ以上ないと思われる見事な返礼状を頂いた。このご夫婦にはとうていかなわんとま [続きを読む]
  • 一年ニ句選
  • 俳句は身のまわりにたくさんあったのに、なぜか自分で作ろうなどと思ったことがなかった。例えば自分が働いていた会社では入社した頃、毎月発行する貯蓄債券の商品の広告に俳句を使っていた。まあ何とも古いセンスときめつけ老人にしか受けないだろうなと思っていたが、俳句は人気があるとみえて花を広告のテーマにするようになってやめるまで、随分長く続いたようだ。わがサラリーマン生活が不本意にも突然終わる時がきて、あわた [続きを読む]
  • 気配りボスの偲ぶ会   
  • 世の中には凡夫の自分などには、到底及びもつかぬ傑出した人、器の大きな人がいるものである。例えば自分が組織に属してサラリーマンとして仕えた上司、直接の部下だったことはないので正確に言えば上司の上司だった方はまさしくそんな人である。残念ながら平成25年(2013)暮れに亡くなられ、翌年明けに偲ぶ会が開かれた。もうあれから三年になる。自分が謦咳に接したのは氏が組織のトップとして在任した平成3年(1991)から平成12年( [続きを読む]
  • 大江戸線 ゆめもぐら
  • 西武新宿線の鷺ノ宮駅から中井で乗り換えて新宿へ行くのに利用している都営大江戸線は、昭和47年から建設が検討され、20年かかって平成3年度に開通したという。東京の地下鉄の中では比較的新しい方だが、すでに4半世紀近くが経っていることになる。 この地下鉄の始発駅は都庁前、終点光が丘駅、6の字型の珍しい「環状」線である。  何といっても、特徴は大深度地下鉄であること。六本木駅は東京の地下鉄駅で最も深い42. [続きを読む]
  • 平成二十九年 丁酉歳旦三つ物
  • むかしといっても、江戸時代であろうか、連句が盛んだった頃、正月や慶事があった時に第三までの三句を三つ物といって詠んだと知った。そこで自分も我流で2005年頃から作って愉しんでいる。今年も歳旦三つ物をつくった。俳句、連句、短歌にしろ定型詩というのは、つくりやすいという側面があるが出来たからといって、良いものになるという保証はない。自分の場合大抵は良くない。加えて歌仙の独吟は文字どおりの独りよがり。以下の [続きを読む]
  • リ・ポーの不透明水彩画
  • 今年のわが水彩のおけいこ史に残るヒットは、不透明水彩(Gouache )の1日講座に参加したことである。いろいろ考えさせられることがたくさんあった。透明水彩(Watercolor)の理解にも大いに役立ったように思う。その時、ネット画集でガッシュ作家にはどんな人がいるのだろうと探したらヴェトナムのリ・ポーが出てきた。知る人ぞ知るのであろうが、不学の自分ははじめて知った。ガッシュを使う画家は多い。とくに油彩画家はパステルと [続きを読む]
  • 線画水彩からの転向
  • このブログで「何だか変だぞわが水彩(http://toshiro5.blog.so-net.ne.jp/2012-12-12)」を書いたのは2012年12月。水彩を習い始めてから8年余も過ぎてしまっていた。それから4年余が過ぎたので、ここで少し反省しておこうと思う。「何だか変だぞ」ではこう書いた。「自分の絵は、線画淡彩だから当然海外を含めて、最近の水彩画とは大きく異なる。二つは、別物と言って良いくらいだ。しかし、今から自分の絵を変えることは、きっと不 [続きを読む]
  • 池田山公園の記憶
  • この夏も暑さに負けどこへも出かけず引きこもっていた。家内が新聞の記事を見て「五反田の近くに池田山公園というのがあって何か良さそう」と言うのを聞き流していたが、友達を誘ったところ帯状疱疹でダメだったと嘆いている。行ったことがあるかと聞くので、全く無いと答えたがこういう時はあなたと行っても面白くは無いが一緒に行くかと言う意味だ。それじゃと付き合うことにした。行き順を事前に調べたという家内のいうままにつ [続きを読む]
  • そうか 水彩が上手くならない理由はこれか
  • 退職後趣味で水彩を習い始めてから13年目になるが、いっこうに上手くならない。13年といえば、小6、中3、高3を終え大学1年生。われながらふがいないと思うのだが、その理由については自分なりに心当たりがいやというほどたくさんある。先生のおっしゃることをよく聞いていない、デッサンから入っていない、晒してナンボというのだが人に見せるのが苦手などなど。しかし、最近ある水彩画塾の先生がネットで「絵が上手くならない人は [続きを読む]
  • 「女はバカ、男はもっとバカ」 (藤田紘一郎 2015 三五館)を読む
  • 著者は1939生まれ。東京医科歯科大名誉教授で免疫や感染学の大家という。たしか会社のOB会の講師として招聘されていたので名前を知ったが、この時欠席して講演は聴きそびれた。お名前は「八紘一宇」からであろう。紀元二千六百年が1940年。本のサブタイトルに「我ら人類、絶滅の途上にて」とある。これは異常気象や制御不能の事故原子炉、縮減出来ぬ核兵器、何より戦争をはじめとする愚かな人間のふるまいを見れば、実感することで [続きを読む]