箭澤ヒルマ さん プロフィール

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箭澤ヒルマさん: 字書きの右往左往 Every Which Way to Write
ハンドル名箭澤ヒルマ さん
ブログタイトル字書きの右往左往 Every Which Way to Write
ブログURLhttp://everywhichwaytowrite.blogspot.jp/
サイト紹介文元・基礎医学系研究者&現・素人散文書きの雑感ログ 自然科学と人間社会・小説・漫画・アニメ・絵画など
自由文自然科学と人間社会、そして”在庫”補充の日々(文学作品・コミックス・アニメ・美術鑑賞などなど)を綴るエッセイ掲載中。更新頻度は原稿の進捗に反比例。奇特なリンク御希望はコメントで御一報を!プロフ写真はチェシャ猫風味のご近所さん肖像を拝借中♪
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供11回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2014/04/04 15:21

箭澤ヒルマ さんのブログ記事

  • ママは いつでも 元気だよ
  • 昨年10月下旬以来、またまた更新が滞っておりました間にも、過去記事のご閲覧、誠にありがとうございました。この度の休止中は、娘の就労支援を見据えた「予習」−−− サポート業界では「就労移行支援」という事業もあるそうですが −−− すなわち『問題解決のための情報収集力・対人コミュニケーション力・組織対応力』といった『Transferable Skill=様々な業界や職種に転用可能なスキル』を自得させるべく、所属学部やサーク [続きを読む]
  • An Easy Lonely Mathematician
  • 保育園で『危うさ』を指摘された際に専門医の診察を受けていれば、高機能自閉症という診断が銘記されたであろう、拙宅の娘。彼女が抱える「多様性」は、3年前の初冬に亡くなった父方の祖父から受け継いだ可能性が、最も高いだろうと私は考えています。私からすれば義理の父に当たるご老体は、本稿に題したとおり数学者として至って気楽な、しかし元来希薄だった他者への関わりを遂に一切喪失し、旧知とは全く疎遠な最期を迎えまし [続きを読む]
  • ひきこもらせない文化
  • この2年半あまり、発達障碍の二次障害で通うべき所へ通えなくなってしまった当事者・ご家族・支援者の日常を、拝読拝聴する機会に様々な奇遇で恵まれて参りました。その『励ます力』を繋ぐ御縁に接しつつ、私自身がずっと抱き続けていた疑問は、お子さんが不登校からのひきこもりに陥ってしまう家庭と、すったもんだがありながらも通うべき所へ通い続けられる家庭を、分かつ「決め手」は一体なんなのか?ということ。無論、不登校 [続きを読む]
  • 「変な子」と「変なお母さん」
  • 大学の長い夏休みが終わり、秋学期初日を迎えた先月下旬。起床した娘が、洗面所へ移動した気配を壁越しに感じつつおもむろに台所へ向かえば、身支度を終えた所で鉢合わせ。「トイレの水、流せなかった。起こそうかなと思ったけど」口火の切り方が主観的すぎて、唐突なのは否めないものの外れていたフロートゴム玉の接続を、自力で直せたらしい。「まずネットで調べてみたら、修理法、出てたから流せた」その瞬間、十数年に及んだ「 [続きを読む]
  • AIは電気椅子の夢を見るか?
  • 2年前の秋、国立情報学研究所の新井 紀子先生がディレクタを務めておられる人工知能プロジェクトの情報共有技術を、自閉症スペクトラム当事者の苦手克服への「鍵」として応用する可能性を思い立ち「『東ロボくん』への期待」と題した拙文を綴りました。その後の『東ロボくん』は、総合点での偏差値を45.0から57.8へ急上昇させましたが、これは元来得意だった数学と世界史で一層の好成績を納めた成果。苦手の英語や国語は偏差値40 [続きを読む]
  • うまくいかない文化
  • 先日の記事を公開したところで、拙宅の娘に訊ねてみたら……「ママは『お母さん』ジャナクテ『将軍』だよねぇ」だそうですwつまり、戦略戦術を策定する専門性能と前線兵站を統帥する対人性能は、率先して発揮したがる一方、現場の実務に充てるべき代行性能は、面倒くさがってなかなか発揮してくれない、って趣旨なんでしょう。母の実態を的確に見抜いた、絶妙の喩えですwww?でも「良いお母さん」は往々にして、お仕事にしても家事にし [続きを読む]
  • 「良いお母さん」と「悪い子」
  • 記者会見の喧噪が大の苦手なので、一問一答の記事を毎日新聞のサイトで拝読した限りですけれど……高畑 淳子さんは、すごく「良いお母さん」なんだなぁと感じました。***でも「良いお母さん」が、「悪い子」の『危うさ』を周到に俯瞰なさって用意することは、極めて難しい。「悪い子」がやらかす「悪いこと」は、「悪いお母さん」じゃないと、先手を打てないからです。自分の子に潜在する『危うさ』を直感した時、「良いお母さ [続きを読む]
  • 多様性発達者の就労支援
  • しばらく前、お子さんが大学への不登校をキッカケにひきこもりがちになってしまったご家族のお話を、直接伺う機会に恵まれました。現状は概ね愉しく大学へ通えている拙宅の娘ですが。この十年来ネットを通じてお世話になっている「とある成人当事者ブロガー様」からも、『最も難関かつ大切なのは、就職活動と社会人になった最初の数年間』とのご助言を頂戴しておりますので、親の方は依然、就労支援へシフトした「予習」を絶賛継続 [続きを読む]
  • 知ゆえに惑い 仁ゆえに憂う
  • 前々回の記事で言及いたしましたように、お子さんの「育ち」の場で醸成される「文化」こそ「うまくいっちゃった」ケースへ落着させるため最も重要な徳目、とご教授下さったのは、Z会進学教室・渋谷教室長の長野 正毅 先生でしたが……「かわいい子」とは思っても「かわいそうな子」と思うべきではない。すなわち「情緒的」ではなく「合理的」であることこそ実の親が施す「自家製療育」の要諦、という認識と受容を支えて戴いたのは [続きを読む]
  • Good for You! Just for You?
  • 『自閉症という謎に迫る 研究最前線報告』を改めて精読した動機は、高機能自閉の一症例として目の当たりにした娘の成長が、まさしく『かくも不可解な』としか言いようのない不思議に満ちていた事実へ、重ねて抱いた好奇心と敬意と仁愛でした。なにしろ娘本人は、親も気付かぬ間に療育を“卒業”しておりましたもので。無論、自閉圏当事者に有りがちな「勘違い」は時折やらかすものの、指摘されればイケずな理系女子にも文句の付け [続きを読む]
  • “合理的配慮”てコレやがな!
  • 前々回の記事では、金沢大学子どものこころの発達研究センターが監修した『自閉症という謎に迫る 研究最前線報告』を拝読しつつ、発達障害と称される(当事者研究の観点からすれば、五感や認知に凸凹を抱える)お子さん達でも、リスクの大きな二次障害(不登校・ひきこもり等)へ陥ることなく、就学・就労が叶う「育ち」を目指して「うまくいっちゃう文化」をご家庭に醸成しませんか?と提案させて戴きました。申し遅れましたが、 [続きを読む]
  • 『それ町』第15巻感想!
  • 『とうとう歩鳥が修学旅行に行きました。』てなワケで、賑々しくフルカラーで始まりました第15巻。原則、3の倍数で巻頭カラー仕様な『それ町』単行本(今のところ第6巻のみが例外。代わりに?第4巻冒頭がカラーページになってます)ですが、同好の諸姉諸兄に於かれましては、ぜひ第9巻・第12巻もお手元にご用意の上、最新刊と併せて存分にご堪能下さいますこと、謹んで激しくオススメ申し上げます。そのワケは、第9巻に所収された [続きを読む]
  • うまくいっちゃう文化
  • 先日、「履修登録失敗 親が出来ること」との検索で、おそらくは大学生のお子さんをお持ちの親御さんが、拙ブログの過去記事をご閲覧下さった模様です。当該拙文には幸い、サポートセンター名古屋の青木 先生が昨春公開して下さった『すぐできる大学に通い続けるための一つの方法』へ、リンクを張らせて戴いていました。30年の支援で培われた貴いご助言を、即時実行して下されば……と願っております。ところで、同じような五感や [続きを読む]
  • きれいな心 きたない心
  • 四十年以上も昔のことなので、タイトルを失念してしまいましたが、私が小学1年か2年だった或る日、学校の体育館で映画の鑑賞会が催されました。今で言う特別支援学級へ通っている子ども達の日常を、主題に取り上げた邦画作品でした。ネットで少し調べてみた限りでは、羽仁 進 監督 が1964年にリメイクした『手をつなぐ子ら』の可能性が高い気もします。しかし、記憶しているシーンは本筋と全く関係無かったようで、データベ [続きを読む]
  • あなたが あなたで あるために
  • 娘が高校を卒業し、レイティングが全面解禁されたのを機に、劇場版アニメでもハリウッド映画でもない「大人の映画」を、母子で観に出かけることが幾度かありました。補欠合格の結果を待つ間に、御縁を繋ぐ験担ぎも兼ねて『KANO 1931海の向こうの甲子園』を有楽町で。入学行事や受講登録が完了し、通学にも慣れてきた黄金週間には、文化人類学を専攻する試金石として『セデック・バレ』を六本木で……以後は、所属学部でもサークル [続きを読む]
  • 知者不惑 仁者不憂 勇者不懼
  • 私からすれば30年振りの大学受験で、発達障碍を抱えた娘が意想外の合格を頂戴して、ちょうど1年が経ちました。就学前の告知以来、「苦手を避けて 得意を伸ばす」「自己肯定感を持たせるために 成功体験を」という療育の専門家が仰る定法を遵守し、背伸びを戒め失敗をさせないことこそ、娘の「生まれ」に対する適切な合理的配慮だと、中学まで心得て来たのですが。高校受験を控えてお世話になった進学教室で、『励ます力』の極意に [続きを読む]
  • Nurture is above Nature
  • 『ご本人が「障碍に納得していない」という点に、驚きました』1月末に公開した拙文『Success but Not Enough』を、ご多忙の合間にご笑覧下さった「とある成人当事者ブロガー様」から、ご自身は『診断されて、安堵感のほうが強い』と補足の上、直截にして丁寧なご感想を頂戴しました。世間では「発達障害(障碍/障がい)」の一語で、括られてしまいますが。当事者さんの持って生まれた特性やら、「育ち」を支えたご家庭の環境やら [続きを読む]
  • 親の光は七所照らす
  • 「無論、今の娘の成績で京大が狙えるとは、夢にも思っていません」父方の祖父も両親も、大学や大学院でお世話になった御縁から、魚屋の子が「オイラも魚屋になりたい!」と言っているようなもので。私がそう言い継ぐと、高校2年から娘を担任して下さったT先生の表情は、安堵の色に変わった。「それより、私自身が一浪して、得したことはありませんでしたから」現役合格を目指す方が、大事だと思います。そこまで申し上げた所でよ [続きを読む]
  • どうして東京大学は?
  • とは言え東京大学にも、短い間でしたが予算のごく一部を、お給金として頂戴していた恩義がございます。今年度から始まった『推薦入試』を、特設サイトが見づらい・大学当局主体の上から目線なぞと扱き下ろすのみでは、いささか忍びない経緯もあったり。かつて研究を共にしていた御仁が、当時お世話になってた教授の最終講義を、丁寧にご連絡下さった折も折。憚りながら解題を試みれば、推薦入試特設サイトで、受験生への配慮にまで [続きを読む]
  • どうして京都大学を?
  • 昨日から、大多数の国立大学では、前期日程の個別学力検査が実施されています。特に東大・京大では、例年2月25日より2日ないし3日間に渉って二次試験、3月10日もしくは3月9日に合格者発表、という日程が原則として遵守されてきました。しかし本年度から、一般入試の第1段階選抜(センター試験の得点を基準にした出願倍率調整)合格者が発表される2月10日に、推薦入試・特色入試の最終合格者も併せて発表される運びとなりま [続きを読む]
  • 美食に非ず 飽食に非ず
  • とは言え「育ち」に囚われたままな「生き方」も、その「私」が据えていらっしゃる覚悟次第で、唯一無二の独創的概念、すなわち「食っていける」主題になったりもしますから、人間が暮らす世の中というのは、誠に興味深いものです。被差別部落出身という「育ち」を一貫して「生き方」の中心に据え続ける、ノンフィクション作家・上原善広氏の最新作『被差別のグルメ』は、デビュー作『被差別の食卓』の主題だった「差別される食文化 [続きを読む]
  • 「育ち」と「生き方」
  • 世の中では、いろいろな「事象」が起こります。この言葉を辞書で調べてみると、『(認識の対象としての)出来事や事柄』と説明されています。三省堂の大辞林では例文に「自然界の−」と挙げていますが、特に自然界に限らずとも、世界中のあらゆる所で起こる『出来事や事柄』です。しかし「事象」は、辞書の説明に括弧書きで但してある通り、『認識の対象』となって初めて、何らかの意味を持つようになります。つまり「誰か」が認識 [続きを読む]
  • そうだ 大学、行こう
  • 「えっ! 行けますか?  大学」「もちろんです。行けますよ」9年前の5月、小学5年生の娘を新学期から担任して戴くことになったS先生は、差し出された緑茶の碗に手を伸ばしながら、至極当然という調子で即答してくださった。家庭訪問で娘の「育ち」を……保育園で臨床心理士から障害告知を受け、定期観察の結果「普通学級で大丈夫」とご判断戴けた一方、就学前健診では校長先生の面接に緘黙。保育主任のN先生がお口添え下 [続きを読む]
  • 大切な事は、みんな
  • 4年前の8月、とある事情で京都大学を訪れていた私は、とある経緯で総合人間学部の一校舎にいた。私自身は「当事者」ではなかったので、目的とする部屋への入室を遠慮し、所用が済むのを廊下で待つ事にした。旧い校舎だから、全館空調の設備は無い。そして夏期休業中だから、人通りが疎らな所では照明の電源さえ入っていない。つまり、ひどく蒸し暑い上に薄暗い場所で、いつまでとも知れぬ暇を持て余す事となった。当初は「当事者 [続きを読む]
  • 『わるいのはママ』ですか?
  • 高校受験で第一志望だった都立の不合格、という敢えての失敗を体験させた後、併願私学で娘の高校生活がどうにか軌道に乗った4年前。トップダウンの“自家製療育”に限界を感じ始めた私は、それまで拝読する一方だった「とある成人当事者ブロガー様」のコメント欄へ、再々お邪魔させて戴くようになりました。中学までと打って変わって、高校では専らに生徒本人の主体性を求められる指導を戴くようになり、上から目線で教諭する親と [続きを読む]