悠 さん プロフィール

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悠さん: のんびりBL小説
ハンドル名悠 さん
ブログタイトルのんびりBL小説
ブログURLhttp://bllovers421.blog.fc2.com/
サイト紹介文年上×年下メイン。ほのぼので気持ち甘めのBL短編置き場。
自由文3000文字以内のサクっと読める小話やお題SSなど。
メインCPにも単発でいくつか書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供53回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2014/04/13 19:56

悠 さんのブログ記事

  • 【嫌いに……】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。先輩を心底面倒臭いと思うことは多々あるけれど、今も非常に面倒臭い。それなら一緒に居なければ良いだけなのだが、俺だって鬼ではなく人の子。昼休みの呼び出しメールを受け取ったらごく自然に写真部の部室へと足を向けてしまう程度には優しい人間である。「たまには良いじゃん。ねえ〜桂太」「したいなら先輩からしたらどうですか」自分で言っておきながら、それはどうな [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】17
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人の話です。いつもはキッチリと締めているネクタイを緩め、足を崩した楽な体勢を取りながら一口分のケーキを切り分けたフォークを持つ広野さんをチラリと盗み見る。来店した彼が本来苦手であるはずのケーキを――しかも、他のはダメなのに俺が作ったのは食べたくなると言ってくれた瞬間、目の前にあった霧が晴れたような気がした。連日、店内のキッチンに遅くまで居残り、完成したケ [続きを読む]
  • 【変える必要】
  • 悠一が高校生ぐらいになってます。新緑の葉が目にも鮮やかな季節。気温も高くなく、程よく気持ちの良い風が吹く今日、ナオさんと緑地公園へとやって来た。今年は互いの予定の都合で満開の桜を見ることが出来なかった事をナオさんは残念がっていたけれど、僕はこうして一緒に綺麗な木々を見られただけで嬉しく思う。小高い山の中腹に設置されたベンチに座っての休憩中、ここへ来る途中に立ち寄ったケーキ屋で購入したグラスケーキな [続きを読む]
  • 【――怖い】
  • 共通キーワードは「怖い」です。無邪気で何の曇りもない笑顔を向けられた瞬間、抱き締めようと伸ばした手が無意識に止まる。もう何度も腕の中に深く抱き込んでいるのにどうしてか今、目の前にいる彼は少しでも触ったら壊れてしまいそうなほど儚い存在に思え、怖くなったのだ。そんな事を彼に言ったら僕は弱くない、壊れない、と抗議するのだろうし、実際俺自身もそう思っている。だが、愛しく想い、何よりも大事にしたい、宝物のよ [続きを読む]
  • 【香水】
  • 単発CPです。彼から漂う香水の匂いが好きだ。ふわりと香る瑞々しい爽やかなフルーツの匂いが鼻の奥を擽る度、俺の胸をいっぱいにさせる。だからいつでも彼を感じられるよう、メーカーと品名を調べて同じ香水を買ったのにそれを目ざとく見つけられた挙句、俺のために買っておいてくれたの?ありがとう、と箱を開ける暇なく取り上げられてしまった。香水代くれ、なんて事は言わないが、せめて一回ぐらいは使わせてくれても良いじゃな [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】16
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。杉崎さんの作るケーキは美味しくて好きだ。基本的に甘い食べ物や飲み物は苦手で、もちろんケーキ自体も強く勧められてどうしても、という以外は思い出せる範囲でも数年程自ら口にしようとは思わなかった。しかし、今年の誕生日にシフォンケーキを食べた以来、彼の手がけるケーキだけは時折食べたくなるようになって今日、閉店前にやって来たのだが――ホールに彼の姿は見えな [続きを読む]
  • 【キスマーク/合図】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。【キスマーク】今までの付き合いの中で最大級の渋い顔を桂太から向けられている。しかし、それがどんなものであろうと甘くて優しい桂太は限りある不満を口や態度で示した後、ため息と共に最後は俺の希望を叶えてくれるから気にしない。そもそもそんな顔にさせるような事を言った覚えはなく、ただ目の前にいる恋人へ一つお願いをしただけだ。「ねえ。お願い、桂太。一回で良 [続きを読む]
  • 【彼色に】
  • 単発CPです。恋人に出会ってから僕は変わった、と長年の友達だけでなく、職場の人間、はたまた取引先の人達にも言われるようになった。尖っていた雰囲気が柔らかくなり、笑顔も随分と増えたのだという。それは僕自身も多少なりとも感じている所だが、まさかそんなに見て分かるほどの変化をもたらしていたとは思わなかった。だが、一日仕事をこなし、クタクタにくたびれた体で自宅に戻った今、それは仕方のない、そうなってしまうの [続きを読む]
  • 【――願いを込めて】
  • 共通キーワードは「願いを込めて」です。壁に掛けられている時計に視線をやり、読みかけの本を閉じると彼のいる寝室へと足を向ける。今日は朝食後、映画館と本屋に行く予定をしていたが、包まった布団の間から見える彼の寝顔はあまりにも気持ち良さそうで起すのは忍びない。……映画も本屋も今度で良いか。公開が始まったばかりの映画の上映期間はまだ数ヶ月あり、本にしても特別急ぎで欲しい訳でもない。それに、予定通り進めたら [続きを読む]
  • 【大人気ない】
  • 深い描写はないですが内容はR-18なので背後に注意してください。俺は大人だから。憧れてる尊敬してる、と言われている大人なのだから自分の勝手で彼に無理をさせる訳にはいかない。頭の隅では分かっているのにその気持ちとは真逆な行動を今、取ってしまっていた。既に一度精を吐き出し、力の抜け切った彼の体を揺さぶり続けてどのぐらいの時間が経っただろうか。いつもなら彼が恥ずかしがるため消す部屋の電気も今日は付けたままで [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】15
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。あの日から広野さんの顔を真っ直ぐ見る事が出来ない。俺が彼にしてしまった行為は酔っていたから、では到底説明の付くものではなく、未だにキチンと謝れてもいない。数日前の朝もおはようございます、と笑顔で挨拶をしてくれた広野さんに対して目線を逸らし、曖昧な表情と言葉を返すだけに留まった。また来てくれますか、などと言ったくせに自分からは誘いのメールを送れず、 [続きを読む]
  • 【誕生日祝い】
  • 千紘(写真部の先輩)と桂太(園芸部の後輩)の二人です。今日は先輩の誕生日祝いを兼ねたデート、らしい。厳密に言えば誕生日自体は数日後だが、平日はお互い時間がなく会えないのもあって今日になった。持参したケーキを渡し、先輩がコーヒーの準備をしてくれている間、なんとなしに先輩の部屋を眺めていると机の上に飾られた見覚えのある木箱がふと目に付いた。……まだ持ってたのか。去年の今頃、先輩が高校卒業を迎える日に俺 [続きを読む]
  • 【離したくない】
  • 腕の中にある温もりを離したくない。そう駆り立てるような強い気持ちが突然芽生え、思わず彼を抱き締める腕に力を込めた。レースのカーテン越しに差し込む太陽の光は昼間の明るさから薄闇へと変わり、彼の帰宅時間が迫っていることを否応にも伝えてくる。今日は日曜日。もし、今日が日曜日ではなく土曜日であれば彼を無理矢理引き止め、泊まらせていたかも知れない。それぐらい離したくなかった。今週も会えると決まっているのにど [続きを読む]
  • 【愛してこそ】
  • 単発CPです。恋はするものじゃない。されるものだ。そう豪語して憚らなかった彼を以前はぶん殴ってやりたい、と心の底から思っていたが、今はそんなことなく温かい目で見ていられる。「恋はされるものじゃなかった?」「そう思ってたけど、男なら愛してこそだな」背中に張り付く彼は今までとは真逆な言葉を自信満々に言い放ち、後ろからぎゅうっと俺を抱き締める。派手に取っ替え引っ替えしていた訳ではないけれど、彼女が切れた期 [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】14
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人の話です。視界が突如ぐらり、と揺れ、気が付けば俺の背中は床に付き――そして、目の前には杉崎さん。つい先ほどまで手にしていた酒の入ったグラスはテーブルの上でひっくり返り、ゆっくりと雫を落としている。飲み込めない状況の中、彼も俺も口を開かずただ黙って見つめ続ける。ようやく忙しい周期が終わり、彼の言葉に甘えて今日は食事とコーヒーをご馳走になりに来た。相変わら [続きを読む]
  • 【溢れた言葉】
  • 僕はナオさんが好きだ。日々持て余し続けるこの気持ちは自分では処理し切れない程強く、極力外に出ないよう胸の中にある蓋をしめて押さえ込んでいても不意に漏れ出してしまう。「……好き」ポツリ、と唇から溢れた言葉。バレンタインも近いことから今日、お揃いのマグカップとその中にそれぞれ一粒ずつチョコが入れられたものを彼に渡した。温かいミルクを注ぎ、ホットチョコレートとなったそれは優しい甘さと匂いで心がほぐれた気 [続きを読む]
  • 【尊敬が始まり】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人。千紘は高校生です。桂太から先輩はいつから俺を好きだったんですか、と問われた。実際問題、俺もよく分からないまま桂太が気になりだし、今に至る。写真部の部室で初めて彼に手を出した時点では俺の気持ちも曖昧でハッキリした恋愛感情ではなかったと思う。ただ、度重なるストーカー行為や言動、盗撮はお気に入りの後輩だから、という範疇を軽く越えているのだけは自覚していた [続きを読む]
  • 【寝るまで誕生日】
  • 僕は別に遠慮も無理もしていない。欲しいものはある?と聞かれて真っ先に思い付いたのはケーキだし、それ以外でと問われたら本しかない。だから、今年の誕生日プレゼントも本をお願いしたのだが、彼はまだ僕が遠慮していると思ってるらしい。古本屋に並ぶまで我慢出来なかった新刊数冊に加えて、フルーツがたっぷりと乗せられたタルトケーキを買ってもらい、しかも今日の夕食は僕のリクエストであるチーズグラタンだった。夕食後は [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】13
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。近いうちにお店にも行きますね。そう彼が告げてから早一ヶ月が経ち、気が付けば木の葉は色鮮やかな衣替えの季節になっていた。急な仕事が重なって忙しくしているらしく、家に来ることはもちろん、彼が店に顔を出すこともなく、また開店前や閉店時でも滅多に会わないぐらいだ。彼が食べたがっていた十月のホットサンドも明日で終わり、以前のように彼の分も買って渡せれば良い [続きを読む]
  • 【打診】
  • 単発CPです。数年前に関係を終えた元恋人と街中で偶然出くわした。別れた当初は部屋に姿を現さなくなった彼を思い出して女々しく泣いたりもしていたけれど、今となってはたくさんある過去の一つ。――そう思っていたはずなのに久しぶりにかつて好きだった……好きで仕方なかった彼の顔を見た瞬間、当時の様々なことが脳裏を横切り、胸が呻くような鈍い痛みを生んだ。楽しい記憶、嬉しい記憶、辛い悲しい記憶、そしてほんの少しだ [続きを読む]
  • 【今年もきっと】
  • 自惚れだと思われるかも知れないけれど、僕はナオさんにとても大事にされている。直接肌を合わせる時はもちろん、ただ抱き締める時でさえもナオさんは僕を宝物のように扱う。新しい年を迎えて数日が経ち、久しぶりに彼の顔を見た途端、挨拶もそこそこにぎゅっと抱きついた僕を優しく抱きとめてくれたのだ。「ナオさん。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」「明けましておめでとう。こちらこそよろしくね [続きを読む]
  • 【去年よりももっと】
  • 千紘と桂太の二人です。今年も去年同様、先輩に呼び出されて日付けが変わる少し前から神社に行き、そのまま新年を迎え初詣をすることになっている。「桂太、ごめんね。大丈夫?」小さくあくびをしながら目をこする俺の顔を心配そうに先輩が覗き込む。いくら大学受験生とはいえ、年末の花屋は忙しくて今日も朝から晩まで店先に立ち、慌ただしく一日を過ごした。「毎年のことだから大丈夫ですよ」やたらと近い位置にある先輩の顔から [続きを読む]
  • 【単純】
  • 僕はまだクリスマスというものに特別な思い入れはないけれど、いつもと違う華やかな雰囲気の中をナオさんと一緒に歩けるのは嬉しい。よく行く古本屋が入っているショッピングモールは今の時期、クリスマスイルミネーションに彩られて各施設の至る所が瞬き、買い物客の目を奪う。昼間からここで買い物をして、お互いが観たかった映画を観て、夕食も済ませ、今はホールの中央に設置された巨大なガラスタワーを二人揃って見上げている [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】12
  • 喫茶店の店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。うだるような夏もようやく影を潜め、夜になると涼しさを帯びた風が吹くようになった九月の終わり。杉崎さんの自宅に招かれ、誕生日祝いと称して手料理を振舞ってもらった日以来、度々彼の部屋に上がり込んではコーヒーをご馳走になっている。もちろん時間があれば前以上に店にも行っていて、俺もすっかり常連客の一人となるまでになった。あの時、彼の言ったコーヒーぐらい [続きを読む]
  • 【もう一度】
  • 共通のキーワードは「名前を呼ぶ」です。【ずるい】これは年下の恋人に対する欲目なのだろうが彼のことをとても可愛いと思っている。笑った顔はもちろん、例え少し怒り不貞腐れた顔をしていてもそれは変わらない。別に子ども扱いをしている訳ではなく、彼の存在が俺の目にはただ可愛らしく写ってしまうだけなのだ。そして今も――後ろから抱きかかえられて腕の中に収まる彼は会えなかった時間にあった出来事、俺の知らない所で何を [続きを読む]