悠 さん プロフィール

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悠さん: のんびりBL小説
ハンドル名悠 さん
ブログタイトルのんびりBL小説
ブログURLhttp://bllovers421.blog.fc2.com/
サイト紹介文年上×年下メイン。ほのぼので気持ち甘めのBL短編置き場。
自由文3000文字以内のサクっと読める小話やお題SSなど。
メインCPにも単発でいくつか書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供52回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2014/04/13 19:56

悠 さんのブログ記事

  • 【優しいキス】
  • ナオさんは時々意地悪になる。僕の指定席――彼の両脚の間に座って後ろから抱き締められている時、顔を上げればいつもなら何も言わずにキスを落としてくれるのに今回はどういう風にして欲しい?と聞いて来たのだ。今まで彼任せにしていた僕が悪いのかも知れないけれど、急にそんな事を言われてすぐに答えられる訳もなく無駄な時間を過ごしてしまっている。「いつも俺ばかりしてるからね。今日は悠君のしたいキスをするよ」正直、彼 [続きを読む]
  • 【最初で最後の】
  • 悠一が高校生になってます。短くて温い描写ですが背後に注意してください彼と出会ってから数年が経ち、中学生だった僕も今では高校生。当時よりも近くなった彼との目線の高さを嬉しく思う反面、抱き締められた時の包み込まれる感覚は僕の成長に伴って減ってしまい、ホンの少しだけ寂しく思う。――電気を消した薄闇の部屋に響くのはベッドが軋む音と僕の蕩けた声。これだけは未だに慣れない、深くて苦しい熱は僕の胸を甘く締め付け [続きを読む]
  • 【今日も明日も】
  • 単発CPです。恋人を好きで何が悪いのだろうか。俺と彼の気持ちの温度差に多少開きがあるのは仕方ないにしろ、格好良くて優しくて笑顔も素敵な恋人を自慢に思えば引っ付きたくなるのは至極当然のこと。しかし、そう何度言っても彼には理解出来ないらしく、俺からしてみればどうして分からないのかが分からない。――まあ、それは彼にとって俺がそこまでの存在になれていない証拠なのかも知れないけれど……。「好き」自分で言って [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】19(終)
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。広野さんに俺を諦めないで好きでいてください、と言われても特別変わりはなく、これまで通りの関係がしばらく――もしかしたらずっと続いて行くのかもしれないと思っていた。だが、真冬の寒さもようやく和らぎ、枝についた桜の蕾が膨らみ始めた今、ゆっくりながらも少しずつ変化を遂げていたそれは次第に確実なものとなりつつある。「広野さん。お疲れ様でした」玄関のチャイ [続きを読む]
  • 【ズルい】
  • 視界がぐらりと揺れ、最初は何事かと思った戸惑いも僕を見下ろすナオさんを見て、ソファに押し倒されたのだと理解する。頬から首筋へと滑り落ちた、いつもより熱く感じるナオさんの手のひらに淡い期待で胸が高鳴ったけれど、いくら待ってもそれ以上何もしないし何も言わない。キスすらされない事に再び戸惑いの視線を向けても彼は口元を緩ませ、軽く首を傾げながらただ僕を見つめるだけ。多分、彼はそういうつもりなのだろうと思い [続きを読む]
  • 【先輩でも】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。本当ならば買い物に行くつもりだった予定を思った以上の酷暑を理由にしてやめにし、冷房を効かせた先輩の部屋に引きこもっていくらか経った頃。先輩はキスなんてものをねだってきた。俺が素直にする訳ないと分かっているはずなのに毎度毎度懲りないものである。「先輩も懲りないですね」「だって桂太からはしてくれないじゃん」まあ、確かにそれはそうだ。俺からするのは皆 [続きを読む]
  • 【流れ星の代わりに】
  • 浴衣姿のナオさんと並んで歩くのは少しだけ照れくさい。深い藍色の生地によく見ると細いストライプ模様が描かれた浴衣、同じ色の巾着も持って雪駄を履いた姿はとても似合っていて、チラチラと盗み見る度に頬が緩んでしまう。僕もナオさんに着付けをしてもらい、お互い着慣れぬものを身に付けて出掛けた先はサマーイルミネーションを催している遊園地。冬に来た時もイルミネーションの美しさに吐息を洩らしたが、夏もまた冬に負けず [続きを読む]
  • 【叱ってほしい】
  • 僕はナオさんに甘え過ぎているから叱ってほしい。そう告げられた言葉の意味が理解できず、思わず彼の髪を撫でる手が止まってしまった。甘え過ぎている、と言ってもこうして両足の間に座らせているのもミルクティーを作っているのも、抱き締めてキスをしているのも全部俺が望んでいる事で彼は俺の要求を飲んでくれているだけなのだ。もちろん彼から甘えて来る事もあるが、それだってささやかな可愛いもので甘え過ぎ、という程ではな [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】18
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。杉崎さんから告げられた言葉に返事を返せないまま年が明けて、早三週間。年末年始の余韻をかすかに残した世間はいつもの生活に戻り、それは俺も彼も同じだった。毎朝ほぼ同じ時間、軒先の花壇に水を撒く彼と顔を合わせる度に挨拶をし、偶然にも帰宅時間が重なった時は軽く世間話をしながらそれぞれの帰路に着く。返事を催促される訳でもなく、今までと何ら変わりない態度の彼 [続きを読む]
  • 【初心な恋人】
  • 【睨めっこ】の二人です。好き。大好き。普段は整った綺麗な顔が笑うと子供みたいに無邪気で、可愛い顔になるから好き。いつも優しくて、それでいて俺が悪かったらちゃんと怒ってくれるところも大好き。「なあ、ちゃんと聞いてるのか?」恋人に俺のどこが好き?と問われ、一つずつ丁寧に答えている途中だというのに、それを言ってきた当の本人は両手で耳を塞いでいるではないか。しかも、俺の顔すら見ないで目を瞑っている始末。自 [続きを読む]
  • 【納得いかない】
  • 【睨めっこ】の二人です。好き。大好き。普段は整った綺麗な顔が笑うと子供みたいに無邪気で、可愛い顔になるから好き。いつも優しくて、それでいて俺が悪かったらちゃんと怒ってくれるところも大好き。「なあ、ちゃんと聞いてるのか?」恋人に俺のどこが好き?と問われ、一つずつ丁寧に答えている途中だというのに、それを言ってきた当の本人は両手で耳を塞いでいるではないか。しかも、俺の顔すら見ないで目を瞑っている始末。自 [続きを読む]
  • 【先輩の世界】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。電車とバスを乗り継いだ後、徒歩で向かった先は県内でも有数なあじさい寺といわれる大きなお寺。広い敷地には様々な種類の紫陽花が色とりどりに咲き誇り、上がったばかりの雨の雫を静かに輝かせている。雨上がりのムシムシとした暑さも木陰に入ればいくらか和らぎ、風景を写真に収めながら歩く先輩を少し離れた場所から眺める。カメラを持ち、レンズ越しに被写体と向き合う [続きを読む]
  • 【失敗】
  • 梅雨特有の湿り気のある空気がじっとりと肌に纏わりつく雨の夜。俺の持つ傘の下にはもう一人――夜の図書館で数十分にも満たない短いデートに付き合ってくれた彼もいる。一日中、いつ降り出してもおかしくないどんよりとした空模様を保っていたが、ついに先ほどから大きな雨粒を落とし始めた。そして、今は短い時間だし大丈夫だと思い、傘を持たずにやって来た彼を自宅へと送り届ける途中である。「ごめんね、ナオさん。僕も傘持っ [続きを読む]
  • 【――心許ない】
  • 天気も良いから少し歩こうか、と彼を連れて緑地公園へやって来た日曜日のなだらかな昼下がり。春は桜、秋は紅葉で綺麗な公園の木々も今は緑の葉を付け、風が吹くたび気持ち良さそうになびいている。――悠君。自分より一回り小さな背中に声を掛ける。いつもなら俺のすぐ隣を歩く彼が今日は何故か少し先に居て、その空いたスペースが妙に心許なく感じていた。そして、そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、屈託のない笑顔の彼にどう [続きを読む]
  • 【置いていかない】
  • 単発CPです。恋人が怪我をして帰って来た。理由は運転操作を誤った車にぶつけられた際に転倒した、なのだが、その第一報を受け取った時は目の前が真っ暗になり、足元から崩れ落ちる感覚に陥った。それから彼が帰って来るまでの間、落ち着かない気分を紛らわすため部屋内をうろうろして、他に連絡が来てないか頻繁に携帯画面もチェックし――ようやく帰宅した彼の姿を見て生きた心地を取り戻したのだ。聞いていた通り、幸いにも怪我 [続きを読む]
  • 【指きり】
  • 単発CPです。恋愛関係にある同性が共に生きていくのは思っていたよりもずっと大変であると実感している。結婚や子供という誰の目からも分かる形が取れないのはもちろん、周りからの理解、何よりお互いの気持ちでしか繋がりが保てず、時折胸が詰まるような苦しさを生む。 ――今日は彼と付き合い始めて一年が過ぎ、二年目に入る記念日。本当ならばお揃いの何かをプレゼントしたかったのだが、形に残るのは嫌だと言って買わせてくれ [続きを読む]
  • 【くだらない嫉妬/撫でて】
  • 【くだらない嫉妬】 とんでもなくくだらない事で抱くこの嫉妬の感情に一人で苦笑いを浮かべ、ソファに寄りかかってうたた寝をする彼の額へそっと口付けを落とす。数分前からうつらうつらし始めた彼に俺が普段着ている薄いパーカーを掛けたところ、それを俺だと思ったのか、ぎゅっと抱き込んで微笑んだ。本物はここにいる、と示したくてパーカーを引っ張っても眉間に皺を寄せて離そうとせず、結局服は今も彼の腕の中。もちろん寝て [続きを読む]
  • 【嫌いに……】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。先輩を心底面倒臭いと思うことは多々あるけれど、今も非常に面倒臭い。それなら一緒に居なければ良いだけなのだが、俺だって鬼ではなく人の子。昼休みの呼び出しメールを受け取ったらごく自然に写真部の部室へと足を向けてしまう程度には優しい人間である。「たまには良いじゃん。ねえ〜桂太」「したいなら先輩からしたらどうですか」自分で言っておきながら、それはどうな [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】17
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人の話です。いつもはキッチリと締めているネクタイを緩め、足を崩した楽な体勢を取りながら一口分のケーキを切り分けたフォークを持つ広野さんをチラリと盗み見る。来店した彼が本来苦手であるはずのケーキを――しかも、他のはダメなのに俺が作ったのは食べたくなると言ってくれた瞬間、目の前にあった霧が晴れたような気がした。連日、店内のキッチンに遅くまで居残り、完成したケ [続きを読む]
  • 【変える必要】
  • 悠一が高校生ぐらいになってます。新緑の葉が目にも鮮やかな季節。気温も高くなく、程よく気持ちの良い風が吹く今日、ナオさんと緑地公園へとやって来た。今年は互いの予定の都合で満開の桜を見ることが出来なかった事をナオさんは残念がっていたけれど、僕はこうして一緒に綺麗な木々を見られただけで嬉しく思う。小高い山の中腹に設置されたベンチに座っての休憩中、ここへ来る途中に立ち寄ったケーキ屋で購入したグラスケーキな [続きを読む]
  • 【――怖い】
  • 共通キーワードは「怖い」です。無邪気で何の曇りもない笑顔を向けられた瞬間、抱き締めようと伸ばした手が無意識に止まる。もう何度も腕の中に深く抱き込んでいるのにどうしてか今、目の前にいる彼は少しでも触ったら壊れてしまいそうなほど儚い存在に思え、怖くなったのだ。そんな事を彼に言ったら僕は弱くない、壊れない、と抗議するのだろうし、実際俺自身もそう思っている。だが、愛しく想い、何よりも大事にしたい、宝物のよ [続きを読む]
  • 【香水】
  • 単発CPです。彼から漂う香水の匂いが好きだ。ふわりと香る瑞々しい爽やかなフルーツの匂いが鼻の奥を擽る度、俺の胸をいっぱいにさせる。だからいつでも彼を感じられるよう、メーカーと品名を調べて同じ香水を買ったのにそれを目ざとく見つけられた挙句、俺のために買っておいてくれたの?ありがとう、と箱を開ける暇なく取り上げられてしまった。香水代くれ、なんて事は言わないが、せめて一回ぐらいは使わせてくれても良いじゃな [続きを読む]
  • 【軒先からの恋】16
  • 喫茶店店員(杉崎)とサラリーマン(広野)の二人です。杉崎さんの作るケーキは美味しくて好きだ。基本的に甘い食べ物や飲み物は苦手で、もちろんケーキ自体も強く勧められてどうしても、という以外は思い出せる範囲でも数年程自ら口にしようとは思わなかった。しかし、今年の誕生日にシフォンケーキを食べた以来、彼の手がけるケーキだけは時折食べたくなるようになって今日、閉店前にやって来たのだが――ホールに彼の姿は見えな [続きを読む]
  • 【キスマーク/合図】
  • 写真部の先輩(千紘)と園芸部の後輩(桂太)の二人です。【キスマーク】今までの付き合いの中で最大級の渋い顔を桂太から向けられている。しかし、それがどんなものであろうと甘くて優しい桂太は限りある不満を口や態度で示した後、ため息と共に最後は俺の希望を叶えてくれるから気にしない。そもそもそんな顔にさせるような事を言った覚えはなく、ただ目の前にいる恋人へ一つお願いをしただけだ。「ねえ。お願い、桂太。一回で良 [続きを読む]
  • 【彼色に】
  • 単発CPです。恋人に出会ってから僕は変わった、と長年の友達だけでなく、職場の人間、はたまた取引先の人達にも言われるようになった。尖っていた雰囲気が柔らかくなり、笑顔も随分と増えたのだという。それは僕自身も多少なりとも感じている所だが、まさかそんなに見て分かるほどの変化をもたらしていたとは思わなかった。だが、一日仕事をこなし、クタクタにくたびれた体で自宅に戻った今、それは仕方のない、そうなってしまうの [続きを読む]