ぢょん・でんばあ さん プロフィール

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ぢょん・でんばあさん: okkanabikkuring
ハンドル名ぢょん・でんばあ さん
ブログタイトルokkanabikkuring
ブログURLhttp://okkanabikkuring.blog.fc2.com/
サイト紹介文平和に見えるおばちゃんライフにも、危険や冒険、発見はある。そんな、おっかなびっくりな日々の報告。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供365回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2014/04/30 15:21

ぢょん・でんばあ さんのブログ記事

  • てれびの話。
  • ムスコが家を出てもうすぐ1か月。1人暮らしにもだいぶと慣れた。コメが減らないな、とか、トイレットペーパーの減りはあんまり変わらないな、とか、いろいろと発見はあるが、生活に大きな変化はない。起きてまずテレビを点けるのは以前からの習慣である。朝のワイドショーなど似たり寄ったりなので、点けた時にたまたまやっているのを、最後まで見ることが多かった。ところがここのところ、毎朝同じ番組を見ている。気に入った、 [続きを読む]
  • ばばしゃつ話。
  • 私はオバサンなので、ババシャツを愛用している。商品名としては、レディースインナー、とでもいうのだろう。Tシャツ1枚で過ごす真夏以外は、ほぼ通年、何かしらのババシャツを着用に及ぶ。近頃めっきり暖かくなったので、厚手の長袖はひっこめ、今日はコットンセーターの下に、半袖のババシャツを着て出かけた。楽しい1日を過ごした帰りの電車。暗い窓に我が身を映して、ギョッとした。セーターの襟あきから、ババシャツが盛大 [続きを読む]
  • ミカンノ本。
  • 名前を呼ばれて振り向いたら、暖かな黄色の、まあるいものを渡された。はい!おすそ分け…わあ キレイ… なんていうミカンですか?うーん… なんだっけ… 家に帰って段ボール見ればわかるんだけど…今はいろんな品種がありますもんねそーなの 何だっけな…確か、なんだか女の子の名前みたいな…え?女の子?ナンノコッチャと思ったところでお昼休みが終わったので、話はそこで中断。家に帰って文明の利器で調べて、ナルホドと [続きを読む]
  • たけのこ話。
  • おばーちゃんとケンカして、ただいま冷戦中。ここのところ電話もかけず、実家にも行かないでいる。母親だから付き合ってるけど、だいたいこの人とは性格が合わないのだ。赤の他人として出会っていたら、絶対友達になれないと思う。おばーちゃんはひどく女性的で、万事察してほしい、めんどくさいタイプ。私はどっちでもいいわよ… などと言いながら、内心思うようにならないと不満を溜めていき、ドンドン機嫌が悪くなる。気に入ら [続きを読む]
  • さくらの話。
  • 子供の歓声にふりかえると、幼稚園の柵のむこうに、八重桜が咲いていた。ぽってり重い花の房が、緑のリボンでひとつひとつ、枝の先に結び付けたように咲いている。なんてかわいいんだろう。思わず胸をつかれて、立ち止まる。若い頃は、パッと咲いてパッと散る、染井吉野の潔さのほうが、美しく、好ましく見えて、八重桜なんて、と思っていたが、今は違う。染井吉野が自分の都合でぶわーっと咲いて、あとは知らん、とばかりに葉桜に [続きを読む]
  • にげきる話。
  • 期替りで少し間があいて、久しぶりのスイミング。半月以上泳いでないわ〜泳ぎ方忘れたかも〜 浮くかしらワタシ〜 お決まりのやりとりをしつつの着替え。準備体操中も会わない間の情報交換をして、ようやく水に入った。なんだかんだ言って、水に浸かればスイスイ。さすがの先輩たちである。今さ〜 もう花粉症で大変なのよ〜 ワタシも〜 でも泳ぐとちょっとマシよね いろいろ洗い流されるからかしら何が洗い流されているのだろ [続きを読む]
  • はこんだ話。
  • 街路樹も山も、緑に萌える季節となった。歩道の植え込みの陰、足元のモシャモシャした茂みが懐かしくて、ふと足を止めた。その昔、ムスメが幼稚園に上がったばかりの、春の日のこと。手をつないで通う通園路にもまだ慣れなくて、物珍しくアッチコッチを見ながら歩く。住宅地の道をノンビリ歩いていたら、道の真ん中に緑のカタマリがある。何だろう?と近づくと、それは引っこ抜いた雑草の束だった。枯らしてから捨てるにしても、道 [続きを読む]
  • むーびー話。
  • 朝まず点けたテレビから、シロウトが撮ったらしい結婚式の映像が流れてきた。新郎新婦から、両親に感謝の言葉を述べる、ありがちなシーン。留袖を着た新婦の母が、ハンカチを目に当てる姿からカメラが動き、1人の男性が映った。ハンカチが間に合わないほどの大泣きをしているのは、新婦の兄だという。新婦のお兄さんが、当の新婦よりも、両親よりも泣く、というのは確かに珍しいし、きっと仲良いご家族なんだろうが、なんだかお兄 [続きを読む]
  • めろでぃー話。
  • コールセンターに電話で問い合わせる。カスタマーサービスの電話番号にかけると、申し訳ございませんがこちらではわかりかねます、と言われるが、この程度は想定の範囲内なので、腹も立たない。あーハイハイ、じゃあ分かるところに回してくださいおそれいりますが少々お待ちくださいところがその少々が、少々の少々ではない。♪ぴろりろぴろりろ ぴろりろぴろりろ ぴろろりりぴろりろろ?保留音が延々と流れる。この、保留音とい [続きを読む]
  • かこんだ話。
  • 年に一度、イースターの休暇に帰省する友だちを囲む会がある。花どきだけれど花見をするでもなく、ウバザクラが5、6人集まって、飲み食いするだけの会である。帰省の日にちが決まるとメールがあり、来られそうなメンバーに声をかけ、お店を予約する。毎年恒例のこの会に、今回異変が起きた。囲まれる当人が、直前になって熱を出したのだ。やむをえず、囲まれる人不在の、囲む会が行われた。囲む会といってもじっさい囲むわけでは [続きを読む]
  • たまごの話。
  • イースターに、イギリスでは子供が玉子の形のチョコをもらう。日本から来たばかりのムスメでも、なんだかんだで3個はいただいたし、幼稚園の友だちなどは、10個もらうという話もザラだった。玉子の形といっても鶏卵大ではない。ダチョウか、エミューか…仔犬くらい軽く入れる大きさの、デカい玉子である。芯までチョコレートでは歯が立たないから、中はもちろん空洞だが、なにせデカいので、食べきるのに苦労する。チョコの玉子 [続きを読む]
  • いーすた話。
  • ハロウィンの次はイースターか!テレビの前で、誰にともなくつぶやく。大型スーパーのイベント商法にもいいかげんうんざりだ。4月は新入学、新入社と、お花見!お目出度いことがすでにいっぱいある。日本の春に新しい行事はもう要らないと思う。しかし、ヨーロッパにいると、キリスト教徒でなくても、イースターを祝いたい気分がなんとなくわかる。寒い寒い時期が続いて、ようやく日が長く、暖かさの兆しが見えだすのがこのころな [続きを読む]
  • たいたん話。
  • 昔の友達と、街で会う。お互いもういいトシになったのだから、昔のようにオーショーでギョーザでは済まない。落ち着いた和食屋を見つけて、そこに入った。細い格子の引き戸を開けた時、ちょっとした予感はあったのだ。壁にミツヲ風の筆文字と、ツルタロー風の野菜の絵。上手いんだかヘタなんだか、わからない。カウンターにはお寺のスリバチほどのデカい器がずらり。中身はナニヤラ惣菜らしい。モケモケした和紙のメニューを見て、 [続きを読む]
  • おやぶん話。
  • 春眠暁を覚えず。目が覚めても、フトンの中でモゾモゾしているのが楽しい季節になった。寝室の白い天井をボンヤリ見ると、何者かが浮遊している。虫?しかし、動く方向に目をやっても、何もいない。謎のフワフワは、よく気をつけて見ると、起きてからも私の視界にいるらしい。じつはこのフワフワについては、かねがねお友達から聞いていた。飛蚊症である。飛蚊症(ひぶんしょう) … 視界に糸くずや黒い影、蚊のようなものが見え [続きを読む]
  • かぜふく話。
  • 静かな朝、洗濯物を干そうとベランダに出る。サッシを開けて、いつもの位置にサンダルが無いのでアッと思う間もなく、強風が吹きつける。メデューサのように髪を乱しながら、吹っ飛んでいたサンダルを、ようよう拾い集めた。こんなに風が強いのに、家の中にいると全然わからないのだ。ぴゅーぴゅー ひゅーひゅー びゅーびゅー風の音を表せと言われたら、そんな風に書く人がほとんどだろう。都心に住んでいた時は、寝床の中でもあ [続きを読む]
  • はなみた話。
  • どなたもあちこちへ、お花見に行かれる季節。思い立って出かけても、まだ全然咲いてなかったり、逆に散った後だったり、あるいは雨が降っていたりと、どうもお花見運が悪い。その日は出先で仕事だった。地味で根をつめる作業、よく知らない方に混じって、ムダ口の一つもきけずに午前中を過ごした。ようやく昼休み。配られたお弁当とお茶をひらこうとした時、1人がふと、思い立ったように口を開いた。平城宮跡の桜…今日あたり満開 [続きを読む]
  • すーつの話。
  • この春就職したムスメの会社では、服装は必ずしもスーツでなくてもよいらしい。私が新卒で就職した会社は、いわゆる堅い業界であった。男性は全員ワイシャツにスーツ、それもダークブルーの無地。縞ものや茶色は歓迎されない。制服じゃないけど、制服みたい。みんな同じように見える。新入社員の私は、研修を終えて配属になった部署で、同期と一緒に並ばされた。これから君たちと仕事することになった サカクラだ 直属の上司は、 [続きを読む]
  • みそしる話。
  • ムスコが一人暮らしのアパートに移って、1週間。入学関係の諸手続きも落ち着いたころだろうと電話を入れてみた。どうしてる?どんな具合?…んー まあまあ… 意外に大丈夫…ゴハンなんかどうしてるの?…ネットで見て… 昨日味噌汁作った…そーなんだ ダシとかとって?…ウン…なんとなく歯切れの悪い口調なので、電話口で思わずニヤッとする。うちより美味しかっただろそう言ってやると、ムスコはホッとしたように…ウン…  [続きを読む]
  • たりらり話。
  • その頃、私には怖い場所があった。軒下にプランター代わりのスチロールの魚箱が並ぶ、ありふれた下町の通り。他の季節には通り過ぎてしまう道が、春先の今ごろだけ恐怖の巷と化す原因は、花だった。ヒガンバナから儚さを引いて、バタ臭さを足したような花が、その通りに並ぶのだ。太い茎に突き出した真っ赤な花は、険しい顔で首を伸ばし、こちらを見ている気がした。おまけに通りの住人は、みんな園芸好きで仲良しらしく、花は株分 [続きを読む]
  • べたべた話。
  • よく知りもしないのに、なんだか虫が好かない人、というのはいるものだ。帰宅ラッシュの通勤電車の中。週半ば、くたびれた勤め人の群れの中に、その声が聞こえた。…でネ その人が言うのよネ…大きな声ではないが、どこか聞こえよがしな、ベタベタした甘え口調が耳に障る。ただでさえ疲れた一日の終わりに、聞かされるには不愉快な声である。見れば2匹の室内犬のように、よく似た女性の2人連れ。パッと見て姉妹かと思ったが、も [続きを読む]
  • かついだ話。
  • 食品庫を開けたら、地ビールのビンを見つけた。ムスコの大学がある街の名前がついている。ようやっと志望校が決まったころ、デパ地下で見つけて買ったものだ。私は元来縁起を担ぐほうではない。ジンクスなども、なるったけ作らないようにしている。しかし、ムスコの受験に際しては、ご縁ということを強く考えた。中学生の時、涙目になって塾に行くくらいなら死ぬと言ったムスコが、はたして大学にもぐり込めるのか、不安だったのだ [続きを読む]
  • たつとり話。
  • バタバタとあわただしく、ムスコが引っ越していった。遠くの街の大学に行くためである。荷造りも諸手続も、案の定ギリギリになって、忙しい数日が夢のように過ぎ、立つ鳥が跡を濁して行った家の中で、いま私はボーッとしている。子供が家を出るというと、寂しいでしょ…寂しくないの…寂しくなるわよ…そんなことばかり言われる。寂しいのかな、と考えてみるが、あまりピンと来ない。いつまでも子供と同じ家に住んでいれば、寂しく [続きを読む]
  • ふぉーのひ話。
  • ふだんなら仕事のある日なのだが、なぜか休みが入っていて、ゆっくり起きた。4月4日。なんで休んだんだっけな。何かあった気がするけど、思い出せない。ムスコの引っ越し支度で家の中はぶっくら返っている。4月4日。なんか引っかかるな、と思いつつ、コーヒーを淹れてソファに座った。テレビを点けたら「今日はフォーの日」というCM。4月4日。4だからフォーか。ムリヤリだなあ。いかにフマジメな私といえども、ベトナムの [続きを読む]
  • ふろしき話。
  • ついにスマホを買った私。(→ 「すまほの話。」)価格や性能もさることながら、これから毎日持って歩くと思うと、外観や耐久性も気になる。だいたいがハデ好きだし、カバンの中で行方不明になっては困るので、黄色がいいなあと漠然と思っていた。お色はホワイトかレッド、シルバーになりますえ?そんだけしかないの?こんなに高いのに?  ※心の声いろいろなカバーがお選びいただけますから…えっ?このうえカバー買うの?こん [続きを読む]
  • すまほの話。
  • ケータイを持っていなかった私とムスコ(→ 「けーたい話。」)であるが、来たるべき1人暮らしに備え、いよいよ観念した。親子で人生初のケータイショップの前に立つ。感慨にふける間もなく自動ドアが開いてしまったので、導かれるまま店内に入った。電気屋さんのようなものを想像していたが、銀行のように番号札を取り、窓口でご相談する形式なので、緊張が高まる。やがて番号が呼ばれ、今日の用件を聞かれたのでスマホが欲しい [続きを読む]