Sonicedge9 さん プロフィール

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Sonicedge9さん: Sonicedge9
ハンドル名Sonicedge9 さん
ブログタイトルSonicedge9
ブログURLhttp://sonicenovel.blog.jp
サイト紹介文書いた小説を載せていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供271回 / 365日(平均5.2回/週) - 参加 2014/04/30 20:10

Sonicedge9 さんのブログ記事

  • ツインテールはババア声3(48)
  • 「もう少しだからがんばれ!」「はい!」 ベッドから起き上がると、お風呂に行くしたくをして、先輩に引かれながら風呂へ行った。 脱衣所に入ると、もうかなりの数の寮生がしたくをしていた。 今までは、お風呂の時間帯の最後の方だったせいか、こんなに混雑している状況は初めてだった。「あら、その|娘(こ)初めて見るわね」「今日から私と同部屋になった白井さんよ」「よろしく」 先輩と思われる方が、いきなり近寄ってきて [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(42)
  •  亜夢が手を開いて抑えるようなしぐさをした。「干渉波はそんなに高い波長じゃないから、あんな小さい範囲で、極端な強弱が出ないはずなんだよね」「そうなんですか?」「帰りにお寺の近くの坂を通る時に確かめてみればいいよ。あそこがわかりやすい」「……」 加山は振り返った。 清川が声をかける。「加山さん、先に行きますよ」 背中を見せたまま、加山は言う。「ああ……」 亜夢は加山の背中越しに、カメラを仕掛けたビル [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(47)
  • 「先輩のお邪魔をするのは申し訳ないです。私いびき酷いらしいし」「大丈夫よ、いつも私これしているから」 机の上にある耳栓を見せる。「先輩とうまくやるのも寮生活の一つの課題なのよ。いろいろとちょうどいいのよ」 新庄先生と市川先輩は何か含みのある笑みを浮かべた。「というわけなんで、よろしくお願いね」 新庄先生は手を振りながら、部屋を出ていった。 私は市川先輩を振り返り、身構えた。「?」 市川先輩は不思議 [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(41)
  •  亜夢は頬を赤くして黙ってしまった。「……」「干渉波は強い? 弱い?」「……弱いです。学園のテレパシーが今」「中谷、測定して裏付けを」 中谷は長い棒を動かしながら、パソコンのモニターを見る。 しかし、亜夢の様子をみて、動きが止まる。「どうした、中谷?」「ら、乱橋さんが……」「ん? 乱橋くんがどうした?」「頬を染めて……」 がッ、と音が出た。 いや、出てないかもしれないが、それぐらいの勢いで、加山は [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(46)
  •  私はお辞儀をして部屋を出た。 ポケットの中で、カチューシャを握ったまま寮内を戻った。 部屋に戻ると、チアキがちらっと私を見たが、マミは完全に無視していた。 そのまま部屋の奥へ進み、寝ているミハルにカチューシャを付けた。 部屋の外に立てかけてあった段ボールを部屋に入れて組み立てる。 机の引き出しに入れていたものを、袋にまとめ、組み立てた段ボールに入れた。 教科書類も同じように詰め込むと、一度蓋を閉 [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(45)
  • 『ひっぱたかれると思った?』 やはり思考を読まれているのか、と思った瞬間。 ミハルは目を閉じて棒のように直立したか、と思うと倒れかかった。 慌てて抱き止める。「大丈夫? 大丈夫なのミハル? しっかりして!」 私はそっとミハルのカチューシャに手を伸ばす。 本当に寝ているようで、一切反応を見せない。もし人の意思をコントロールするカチューシャなら、この裏側からチップが見えるはずだ。 ゆっくりと手をかけて [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(40)
  • 「ちょっとまって!」 清川が中谷の手をつかんだ。 映像の再生も止まった。「これパトレコって一応、個人情報なんでしょ? 私がパスワード入れなきゃ見れないはず」「この前、パスワード入れてもらったじゃん?」「えっ…… そうだったっけ。なーんだ」 映像を再生した。 左手の道に降りてくる男、一瞬清川の顔を見て、まずい、というような反応を見せる。 しかし、清川はまっすぐ前をみているようで、その男に気づかずまっ [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(44)
  • 「保健室で新庄先生に相談してたのよ」 ちょっと時間はずれているけど、保健室に行ったのは間違いないんだし。 ミハルが何かに気付いて後ろを振り返った。「そうよ」 と、声のする方に振り返る。『新庄先生! なぜここに?』 ミハルを除く三人は同時にそう言っていた。「先生、寮監代行なんだから、こんなことでびっくりしないでよ」「そうでした」「ごめんなさい」 新庄先生はそのまま近づいてきた。「そうだ、あなた達に言 [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(39)
  •  公園の中を流れる川があり、そこは少し谷のようになっていた。 周辺のビルも、観光対象になるぐらい高いもの以外は見えない。 亜夢には、まるでここが|学園(ヒカジョ)のある田舎のように思えた。「ここかな? 乱橋さん、ちょっと感じを教えて」 亜夢は超能力干渉波を打ち消すキャンセラー ーー見た目はただの白いヘッドホンだがーーを頭からはずし、首にかけた。「あっ……」 亜夢が笑った。「どうしたの?」「なんだ」  [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(43)
  • 「えっ? 誰に」「クラスの男子に」「完全に見られたの? シャトルバスから見えたってこと?」「体力測定の値を覗き見られました…… 体重と、50m走のタイム……」「……ああ、そういうことね」 新庄先生は、ぽんぽん、と私の背中を叩いた。「確かに、体格からすれば軽すぎるわね。予備知識なしで、これが空を飛べるぐらいの体重だと、理解ができるかわからないけど」 えっ、これを知られたら、私が翼を持っていて、空を飛 [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(42)
  • 「口喧嘩したいのか?」「他の誰かにここにくることを言ってないわよね?」 佐津間はうなずいた。「佐津間、あんた本当に体力測定のリストを見たのね?」 最初は全く反応しなかったが、見つめているうち、ゆっくりとうなずいた。「覚えている内容をすべて言って」「えっ……」「それともファイルコピーとったなら、それを見せて」「ファイルコピーはしていない。おぼえている内容って……」「いいから全部いいなさい。そして、も [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(38)
  •  アキナは物知り博士のようなスタンプを送ってきた。『なるほどね』『わるいけど、授業が始まるからさ。何かあったら入れといて。後で返事する』 手を合わせたキャラのスタンプが続く。 亜夢はスマフォをスリープさせる。「(だから、このキャンセラーで何も見えなくなったってわけだ)」 グラスをもって、ストローを口に含む。 そして周りを見回して、疎外感を感じる。 超能力避けがある、ということは、それに動じない、踏 [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(41)
  • 「そうか、佐藤先生に直接抗議しよう」 その時、予鈴がなった。 私達はそれぞれ席に着き、私は授業中に隙をみて佐藤先生に抗議のメールを書いた。 佐津間が体力測定の情報にアクセスして、個人情報を覗き見た可能性があること、管理を厳しくしてほしいこと、見たやつに罰を与えて欲しいこと。「待って!?」 そういう情報にアクセスすると、生徒にどれくらいの罰則があるのか知らなかった。 この話で、佐津間を退学にしたいわ [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(37)
  •  だが、実際に加山の口からきいて、実感が湧いてきた。「おそろしい魔術をつかうような、爆弾を仕掛けて超能力で起動するようなテロとか。そんなイメージしかないのさ」 清川が言った。「きっと、みんな身近にいないからね」「だから、そういう発言や、それっぽい行動をしてはダメだ」 中谷が手を止めて亜夢に『あたまにかぶるよう』なしぐさをした。「していった方がいい」「……」 亜夢は加山出したお金を受け取り、警察署を [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(40)
  •  チアキが割って入ってきた。「逃げ回っていた?」「逃げなきゃやられちゃうし…… 私達がいなかったら、そのままバスを追っかけてしまったでしょう?」「おとりってこと?」「すげーじゃん。今度、俺もやってみよ」 木場田がポケットに手を突っ込みながら、そう言った。 鶴田が言う。「木場田、それはあぶねーぞ」「何? 新庄先生や白井に出来んだぞ」「白井って足早いんだぜ」「なんだ佐津間、なんでお前がそんなこと知って [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(39)
  • 「……」「そう。おとなしく従ってくれればそれでいいの」 新庄先生は、私の背中にぴったりと体をつけた。先生の左手が私の小さな乳房をまさぐった。右手は、足の付け根の大事な谷間に入り込み、奥の方を指で挟むようにして、それを振るわせた。「あっ…… あっ……」 右手の震えと、左手がつまんだ先端、どちらが感じたのかはわからなかった。 いや、どちらも感じたのだろう。 呼吸が激しくなり、私は新庄先生の手をはねのけ [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(36)
  • 「そうだったねー、寂しいなぁ」「清川さんだって、署で寝泊まりしてたわけじゃないじゃないですか?」「朝来ると亜夢ちゃんがいる、そういう楽しみはなくなっちゃうわけだから」 二人はエレベータに乗り、小さい会議室のあるフロアで降りる。「今日は、この会議室に来てくれって連絡入ってたわ」 清川がノックをして開けると、そこには中谷がいた。「どうぞ」 棒状のものに電線を巻き付けたような器具を机に立て、接続されたノ [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(38)
  •  さっき鬼塚刑事が言った言葉が気になり、翼を出して〈転送者〉を見つけたあたりへ飛んだ。 上空からみても、あのサイズの扉のようなものは見当たらない。 ただ廃墟のような家があるだけだった。 これら家の扉から出てくるのは、今までと同じようなサイズのはずだ。「!」 一件、足場が組んである家を見つけた。 その家の近くに降り立つと、周囲を確認した。 破壊された跡があり、方向は通学路側へ向かっている。 この足場 [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(35)
  • 『へぇ…… そんな装置があるんだ。売ってたら買ってきてよ。それを付けて、私も都会を歩きたい』「非売品だよ、きっと。だって、警察の人が内緒で作ったっぽいし」『そっか。残念だよ』「おみやげは買って帰るからさ。欲しいものがあったらスマフォに入れてよ」『わかった〜 考えとく〜』「じゃね。おやすみ」『おやすみ、亜夢』 亜夢は通話を切った。 ずらしていた〈キャンセラー〉をきっちり耳にかけると、実際の耳に聞こえ [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(37)
  •  両腕で立ち上がろうという瞬間、私ままた〈転送者〉の頭頂へ蹴り込んだ。 避けていく体。「鬼塚刑事、そっちの目を!」「目?」「赤いところ!」 体が裂かれ、動きが鈍った〈転送者〉の赤い目をつぶしにいく。 おそらく、これがコア……「動きが早くて、追いつけん」「止まると回復します。頑張って」「私も鬼塚刑事の方を手伝う」 新庄先生が足の拘束を解く。 振り上げられた腕が新庄先生を狙って振り下ろされた。「間に合 [続きを読む]
  • ホラーめいた話しを
  • ホラーめいた話を夜中に書いていると、自分が以下に臆病なのかに気付く。ちょっとした物音に何かいるんじゃないかと思い、雨音を人や化物のそれに聞き間違える。書いている話も冷静に読み返せばちっとも怖くないのに、そういう環境で書いているせいで怖く描けているような錯覚に陥る。おお怖…… [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(36)
  •  振り上げた腕のうごきが鈍った。 新庄先生を狙って振り上げた腕が、今度は腕の付け根に刺さっている私に向かってくる。 叩きつぶそうというのか。 鳥になっていた足を人間のそれにもどし、E体を蹴って飛び立つ。 パチン、と自分で自分を叩く。「大丈夫?」「大丈夫です」 高く飛び上がって、E体の攻撃圏内を抜ける。 E体は靴下を脱ぐように足に絡みついている新庄先生を押し下げる。 足を離さないよう、新庄先生はより [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(34)
  •  「奈々はアキナとキスしたかったの?」 途中まで横になって聞いていた亜夢は、起き上がってそう言った。『そこは重要なところじゃないでしょ? 小林が襲ってきたのよ』「確かに小林が留置所にいるんじゃなくて、学校に来た、ってのはびっくりしたよ。それと、アキナが宙を飛んでその小林を蹴り飛ばしたのもすごかったけれどね。だけど、最後の最後、キスの話がもってっちゃったよ」『私がアキナとキスしたら嫌だった?』 [続きを読む]
  • ツインテールはババア声3(35)
  •  ガンッ、と音がして、E体は両腕を前についた。 そのまま蹴って体を持ち上げる。短足なE体が逆立ちをするような恰好になった。「前に!」「えっ」 E体は逆立ちをするのではなく、腕で体を弾くと宙を舞った。「踏みつぶされる」 一体、どこが落下地点かわからなかったが、私と新庄先生は全力で前進した。路上の大きな影とスッとすれ違う。 バチィーン、と大きな音がして、E体が着地する。 私は走りながら後ろを振り返る。 [続きを読む]
  • 非科学的潜在力女子(33)
  •  VRゴーグルを外すと、奈々の頬を涙がすっと流れた。 研究者達はいら立ったように測定器を何度も操作していた。『ちきしょう、なんで何も反応がないんだ』『とんだ誤報だ。最初の期待が大きすぎるんだ』『どうやって測定器をごまかしたんだ……』 怖い。奈々はそう思って立ち上がった。『研究者が失望したのは、君のせいじゃない。君は何も悪くない』 学園長はそう言って微笑んだ。 そして立ち上がると、研究者達に向かって [続きを読む]