ヒンジ さん プロフィール

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ヒンジさん: 成均館スキャンダル/リロード
ハンドル名ヒンジ さん
ブログタイトル成均館スキャンダル/リロード
ブログURLhttp://hinge2014.blog.fc2.com/
サイト紹介文『トキメキ☆成均館スキャンダル』の二次小説を綴っています。ドラマ版派生のオリジナルストーリーです。
自由文ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』を元に派生したオリジナルストーリーです。

もしも、10年前にユニの父キム・スンホンが亡くなっていなかったら ―――
そんな1つの仮説から、物語は進行していきます。
その時、花の四人衆の運命は、ユニはどういう人生を歩んでいくのか……

読んでいただけると、うれしいです^^
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2014/04/30 23:50

ヒンジ さんのブログ記事

  • 固い決心 第8話
  • ソンジュンはユニの手を取り、岸辺から丘の方へと向かった。歩いていくと、途中の木立の下に桃色の天幕が張ってあった。中には今晩過ごすための寝具と暖を取るための火鉢、食事や菓子が詰まった重箱、その他様々な調度品が置いてあった。「わざわざ、用意してくれたの?」ユニが驚いたように、弾んだ声をあげた。「あ、ああ……」なんとなく話を合わせて、焦りを隠す。何から何まで行き届いた準備は、すべてヨンハが何人もの使用人 [続きを読む]
  • 固い決心 第7話
  • ユンシクは、ソンジュンから預かった封書を懐に収め、地図を片手に北村(プクチョン)へと足を運んだ。滅多に来ない北村は、ユンシクにとってはあまり居心地はよくない。左右どこを見渡してみても、老論の有力者たちが贅を凝らした大きな屋敷を構え、どこの道も塵ひとつ見当たらない。そしてどこも、私兵が絶えず周囲を警戒している。少しでもこちらが不審な動きをすれば、あっという間に捕らえられるに違いない。ユンシクは、できるだけ [続きを読む]
  • 固い決心 第6話
  • ある種の緊張感をもった黄柑製(ファンガンジェ)を終えて、成均館は日常を取り戻していった。それぞれがいつも通りの日々に戻る中、ソンジュンだけはヨンハと過ごす時間が増え、二人がヨンハの部屋に籠って、何やら密な相談をしている様子がみてとれた。元々、自ら進んでは他人を受け入れないソンジュンだけに、その突然の親密ぶりは、ユンシクも気味悪がるほどだ。何度か様子を確認してみたが、二人はユンシクには真相を何も語らなかっ [続きを読む]
  • 悲しいお知らせ…(T_T)
  • いつもでしたらお話の更新ですが、今日はお休みのご連絡です。申し訳ありません…先月から不調だったPCはやはり引き続き不調で、後送すべきか迷った末、購入から4年以上経過しているということで、思いきって買い替えることにしました。新PCは、月末もしくは来月頭に納品予定となっております。データは外付けハードに納めているので問題ないですが、肝心のPCがないことには、更新作業ができない。誰かからPCを借りるかネットカフ [続きを読む]
  • 固い決心 第5話
  • 黄柑製(ファンガンジェ)ののち、大司成は早速、結果と無事に終了した報告を兼ねて、王に謁見をした。大司成は、期待以上の儒生たちの頑張りに満足し、報告する声も弾んだ。「小科で好成績を修めた二人が、揃って首席となるとは…… 近年、稀にみる逸材です。 さすがは、キム博士のご子息ですな」廊下を歩く王の後ろで、大司成は満面の笑みで、隣にいるスンホンに声をかけたが、そこで大袈裟に口に手を当てる。「……あ、今は元博士で [続きを読む]
  • 固い決心 第4話
  • 『「礼記」第四十二編は「大学」だ。 「大学」は民の徳を高めることを目指しているが、朱熹の解釈はまた一味違う……』ユンシクは、迷うことなくいくつかの札を選んだ。「イ・ソンジュン、キム・ユンシク。 答えを出せ」チョン博士に促され、ソンジュンとユンシクはそれぞれの盆にかけた布を捲った。キョロキョロと二人の答えをそれぞれに見比べ、大司成は大きく頷いた。。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜ [続きを読む]
  • 固い決心 第3話
  • ソンジュンは成均館に戻ると、部屋に戻る前にばったりとヨンハに出くわした。今、会いたいような会いたくないような気持ちでいるうちに、先にヨンハが声をかけた。「今、帰ったところか? 早かったな」そう言いながら、面白そうにソンジュンに顔を寄せる。先日、匂いでヨンハに見破られたことを思い出し、ソンジュンは身を引いた。「ユニ嬢と何かあったのか? ……いや、何もなかったのか」見透かすように覗き込むヨンハに、ソン [続きを読む]
  • 固い決心 第2話
  • 翌日、ソンジュンは朝早くから、あの廃屋を訪れた。ユニは来てくれるだろうか……。ふわふわとした待ち遠しい気持ちと、来てくれなかった時の不安とで 、もはや読書も手につかない。 「試験は明日だというのに……」ソンジュンは、頭を振った。経典を広げて集中する。だが、貢を幾度も幾度も捲っても、彼女は現れなかった。陽が高くなり、射し込む日差しで部屋の中の埃が反射して、白く靄がかったようになっ [続きを読む]
  • 固い決心 第1話
  • 黄柑製(ファンガンジェ)は、製述(チェスル)と講経(カンギョン)の試験だ。製述は表現力の他、もう一科目を選んで受け、講経は儒教の教典一つを指定され、全て暗読しなければならない。試験まで余り日もない。ソンジュンもユンシクも、それぞれいつも以上の真剣さで勉学に打ち込んだ。 ソンジュンが一人、中二房の自室で机に経典を広げているところに、ヨンハが紅色の書物を抱えて現れた。同室の二人が居ないのを [続きを読む]
  • 雷鳴 第10話
  • 翌日、明倫堂での講義を終え、ユンシクは机の書物をまとめていた。「テムル…… おい、テムル!」後ろから、 囁くような呼び声がする。アン・ドヒョンら3人だ。 手招きされるまま3人のところに行くと、ユンシクは乱暴に肩を組まれた。 「どうしたんです?」 ドヒョンは、あれを見ろと言わんばかりに顎で差した。 その先には、ソンジュンがいた。何やら [続きを読む]
  • 雷鳴 第9話
  • ソンジュンは、通りの店の明かりも疎らになった、泮村の大通りを全速力で駆け抜けた。 いつもは身なりの正しい彼の行衣(ヘンイ)は、合わせが乱れ、髪もほつれてきている。顎紐が緩んで傾く儒巾(ユゴン)を、ソンジュンは慌てて直した。 ソンジュンは、無我夢中で愛しい人の肌に酔いしれ、甘美な余韻の残る身体で寄り添いながら、少しだけ……と思って目を [続きを読む]
  • 雷鳴 第8話
  • 村の大通りは、行き交う人々でごった返していた。先ほどまで強い西日で照らされていた酒場の暖簾は、不意に吹き付ける突風で、右に左に舞い上がっている。まだ人通りの多い時間帯だが、庇も持たない露店商は、雨の気配を感じて店じまいをはじめていた。伝香門を破竹の勢いで飛び出してきたソンジュンは、人波を掻き分けながら、まだそれほど遠くへは行っていないだろう、小柄な少年を探した。我先にと、容赦なく前に立ちはだかる人 [続きを読む]
  • 限定公開記事のご案内
  • 。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。:+* ゜ ゜゜ *+:。.。限定公開記事の閲覧方法についてのお知らせです。大切なお知らせですので、必ずお読みください。閲覧申請をされた方は、本記事を閲覧し、同意していただいたものとみなされます。■ 当ブログにおいての限定公開記事は、これまで本篇を熱心に読み進めていただき、  ヒンジのお話をご理解していただいた読者様に、ご提供させていただくものです。  エピソード [続きを読む]
  • 雷鳴 第7話
  • 「今日は、いくつもの代筆をお願いしてしまい、すみませんでした」「いや、いつも書物をお借りしているお礼だから」薬房の外までヨンジェに見送られながら、ユニは包みで覆われたいくつかの医学書を、そっと抱えた。薬房の外は、雲行きも怪しくなって、先ほどの日差しが遮られている。ヨンジェは雨の気配に、手のひらを翳した。「嵐がくるかもしれません。 早くお戻りになった方が……」「そうだね。それではこれで」ヨンジェは、 [続きを読む]
  • 雷鳴 第6話
  • 静まり返った薬房で、再び筆を取る。ユニの墨を含ませた筆先は、行き場を迷うかのように、震えた。その時、不意に戸が開いて、切れ長の目が印象深い、物腰の美しい青年が入ってきた。「あ……」気持ちの途切れたユニは、筆先から墨の滴を紙に落とした。「すいません。 せっかく仕事を手伝っていただいているのに、邪魔をしてしまって」ヨンジェは、目の前を塞ぐほどの荷物を卓の上に置くと、呆然と佇むユニに慌てて声をかけた。ユ [続きを読む]
  • 雷鳴 第5話
  • 今宵は、雨の匂いを感じさせる風が、吹き荒れていた。頭上を覆う厚い雲が、更なる闇夜をつくりだし、黒尽くめの男の鋭い眼光だけが、深い闇の中で輝いた。男は、とある屋敷の屋根の上で、ギリギリと音を立てながら弓を弾く。その矢先には、紅の紙が巻き付けられている。だが、つがえた矢は放たれることなく、すぐに元の矢筒の中に収められた。見れば、足元にはいつの間にか、大勢の私兵たちが群れを成していた。ひらりと屋根から飛 [続きを読む]
  • 雷鳴 第4話
  • ソンジュンはその夜、しばらくぶりに屋敷に戻った。ユニとのつかの間の時間を過ごして屋敷に帰ると、門のところで神妙な面持ちのスンドリが待っていた。スンドリには、自分が勝手に成均館に戻ったことを口止めしていたのだが、思ったよりも早くに、父に事実を知られたようだ。おそらくきつく叱責されただろうスンドリを労い、真っ直ぐに父ジョンムの自室に向かった。「父上、失礼します」答えを待たずに、ソンジュンは戸を開けて入 [続きを読む]
  • 雷鳴 第3話
  • 長い講義を終えたユンシクは、体に疲労感を覚えながら、ゆっくりと中二房に戻ってきた。東斎へと続く通用門をくぐると、中二房の前に連なる板張りの縁台に、”ユン君”が腰を下ろしているのが見えた。「あれ? 姉さん……」以前のように、誰が見ても少年の姿をしたユニは、弟の為に大量の洗濯を終えて戻しにきたのだ。思わず「姉さん」と口走ってしまったユンシクは、自分の口を慌てて塞いだ。「こんなところを掌議に見つかったら [続きを読む]
  • 雷鳴 第2話
  • 謁見の間では、居並ぶ重鎮たちの中、兵曹判書ハ・ウギュがやや興奮気味に王に報告をしていた。内容はここのところ頻繁に出没する、青壁書(チョンビョクソ)と紅壁書(ホンビョクソ)の件についてだ。時折、少論や南人から飛ぶ野次にいちいち苛立ちながら、結局は自身の失態を報告するかのような内容に、口調も尻つぼみになった。「青壁書も紅壁書も、夜中に現れては壁書をばら撒き、民心を惑わしています。 然したる証拠はないものの、どちらも [続きを読む]
  • 雷鳴 第1話
  • 闇夜を、鋭い矢羽の音が切り裂く。矢が深々と門構えに突き刺さると、脇に控えていた守僕は驚いてその場に転げた。真っ青な壁書が闇夜から振り注ぎ、途端に異常を知らせる笛が鳴り響いた。ここは、ある承政院(スンジョンウォン)の大監の屋敷だ。相変らず青壁書(チョンビョクソ)は、数日おきに官庁や高位の官僚の屋敷に現れては、壁書を置き土産にしていった。そして、その姿はすぐさま闇に溶け、追い縋る官軍たちを嘲笑うかのようだった。「今度 [続きを読む]
  • 告白 第12話
  • 漢陽から遠く離れた月出山の書院から、ユニが屋敷に戻る頃には、穏やかな陽の光も傾き始めていた。屋敷から人の目を盗んで飛び出してから、一日以上が経っている。結納という、人生の中でも大きな行事の日に家出など、きっと大騒ぎになっていたはずだ。もしかしたら、人を大勢借り出して、父は血眼になって自分を探してまわっていたかもしれない。あるいは、こんな親不孝な行動に出た娘を許せず、屋敷の戸に鍵をかけ、二度と敷居を [続きを読む]
  • 告白 第11話
  • まるで酔いが醒めないかのような儒生たち一行は、野遊会から意気揚々と帰路についた。漢陽に入ってからも、陽気に歌う一行の後ろを、ユンシク、ジェシン、ヨンハの3人が並んで続く。しばらくして、雲従街のあたりにまで差し掛かった頃、ユンシクたちの前を歩く儒生たちから、悲鳴にも似た歓声が上がった。その理由はすぐにわかった。周囲の土壁の家々の軒先には不釣合いな、鮮やかなチマに身を包んだ女たちが、道のほとりで人を待 [続きを読む]
  • 告白 第10話
  • 広い書院のソンジュンの部屋に、一組の寝具がひかれた。ユニは、昼間の疲れもあったが、他人の布団で、しかもソンジュンと二人きりのこの部屋で、とても横になる気になどなれない。居場所もなく、布団の上で膝を抱え、黙々と書物を読むソンジュンに声をかけた。「……眠らないの?」「今日は、予定通りに読書ができなかった。 僕のことは気にせずに、横になるといい」蝋燭の明かりに照らされた書物から、ソンジュンは目を逸らすこ [続きを読む]
  • 告白 第9話
  • 陽が落ちるのがすっかり早くなり、秋の風が落ち葉をさらって吹き寄せてくる。ソンジュンがユニを連れて書院に戻る頃には、辺りはすでに暗くなりはじめていた。書院に戻って、まず驚いたのはスンドリだろう。先ほどまで渓谷で話をしていたユンシクが、いつの間にかユン君に入れ代わっていたのだから。スンドリは首を傾げながらも、多くを詮索することはなかった。結局は、主の病が治ればいい事。その荒療治に何が必要なのか、スンド [続きを読む]