yuncha さん プロフィール

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yunchaさん: アルツハイマー型認知症の母がいる
ハンドル名yuncha さん
ブログタイトルアルツハイマー型認知症の母がいる
ブログURLhttp://195049207ykr.blog.fc2.com/
サイト紹介文アルツハイマー型認知症の母のこれまでと、これからの日々を冷たい目線の娘がぼやいています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供194回 / 365日(平均3.7回/週) - 参加 2014/05/08 10:45

yuncha さんのブログ記事

  • 暴挙
  • 昨夜母がティッシュを箱からまき散らし花瓶も投げてしまったと看護師が言う。幸い花瓶には花も水も入ってなくベッドの隅に引っかかっていたらしい。どちらもベッドわきの棚に置いてあったものだが寝たままではどんなに手を伸ばしても届かない位置にある。抑制帯で固定されている母がどうやって掴んだのかと驚いたが火事場の馬鹿力で起き上がり暴挙に及んでしまったのだろう。母は元気なのだ。やっていることはまともではないが動き [続きを読む]
  • 母の前歯は上が4本下が5本自歯が残っている。部分義歯をしていたがまずつけ方がわからなくなりその内に義歯自体が何なのかわからなくなり2年くらい前から前歯だけだが固いものも器用に食べていた。その上の1本がかなりぐらぐらでぶら下がっているような状態になっている。前の病院は総合病院だったので歯科があり1週間に1度診てもらっていたが転院してからは受診はなく口腔ケアでわかるだろうと特に申し入れもしていない。口 [続きを読む]
  • 溶け込む
  • 「いや〜真っ白やわ〜」と私の顔を突き刺すように指さしへらへら笑う母。今日に限ったことではなく面会の時は病院の決まりでいつもマスクをしている。これマスクだよ。ほらとずらして見せるが母はあちこちを指さしながら「ほら、ほら」「あの人は血が出てるよ」「みんな死んでるわ」と視線が定まらない。いったい母の目には何が見えているのだろう。もしかしたら私の存在もその幻覚の中に溶け込んでいるから母は私の顔を突き刺すよ [続きを読む]
  • 逃げたい
  • 明日は子供の用事があるから面会に来れないかもと言うと「あんたも大変やね」と母。わかってくれているのかと思っていたら「私も行ってきたところだから」「昨日やったかな」「いや今日やわ」と母。こんな調子なので一生懸命話しても聞いてもがっかり感が半端ない。それでもニコニコと話しているうちはいいが何の繋がりもきっかけもなく急に表情が変わり怒り出す。「アレはどうした?」と聞く母。アレが何だかわからないので大丈夫 [続きを読む]
  • リハビリ
  • 連休のさなか母のベッド横の台に用紙があり【リハビリを行いましたので別添の計画書に捺印をお願いします。】と小さなメモがついていた。この病院にやってきた時母はほぼほぼ死に体だったが院長の勧める胃ろうにしたことで起き上がろうとするなどすっかり体力を取り戻している。院長は自慢げにすぐに車いすに乗れるようになるし家に帰れるよと言いリハビリの話も出てはいた。その後すっかり忘れていたのだが今頃になって始まってし [続きを読む]
  • ちよこ
  • 面会に行くと母は珍しくすっきりはっきりした表情をしている。連休が終わり妹が施設に戻るのでしばらく来られないよと話すとうんうんと母。わかってる?と聞くと「わかってるよ」としっかり答えたので大丈夫だと思ったがちょっと試しに聞いてみた。私のことわかってる?と聞くとうんうんと母。私は誰だっけ?と聞くとまじまじと顔を見ながら「う〜んとえ〜っと」「ちよこ!」と母。ちよこって誰と思っていたら隣にいた妹が違うよ違うよ [続きを読む]
  • 連鎖するか
  • 朝起きて10分もたっていないのにトイレに行ったかどうか忘れてしまった。母のことではなく還暦まで秒読みの私自身のことだ。便座に座ったらあっ行ってたわと思い出したが最近こんなことが増えている。認知症に遺伝があるのかはわかっていないようだが少なくとも母方の祖母は認知症だったことがわかっている。祖母は晩年胃ガンで入院していたが病状が安定すると病院内を走り回るので病院から苦情が出て夜は叔母が引き取っていたそ [続きを読む]
  • 弟からの電話
  • 母の末弟の叔父から見舞いの電話がかかってきた。入院して間もなく母は飲み込みができなくなりこのままでは看取りになると言われ2人の叔父に慌てて面会に来てもらったがその後万一の時は連絡しますと言ったきりになっていた。母のすぐ下の叔父は頻繁に連絡をくれるが末弟の叔父は衰弱した母しか知らないのでとても元気になったと聞くと本当にうれしそうだった。母は歳が15離れているこの叔父がよほどかわいいのか電話があったと [続きを読む]
  • お金じゃない
  • 面会に行くと母は入浴が終わったばかりなのか頭にタオルを巻いている。ところがよく見るとタオルはかなり乾いていてどうやら病室に戻されたところで忘れられてしまったらしい。これで2度目だが職員が来る気配はなくタオルを外して乾いたものと交換した。先月母は宙づりになったが巡回が強化された様子はない。師長が言っていたできる限りのこととはこれまで通りということなのだろうか。不満を言えばきりがないが療養型病棟はすで [続きを読む]
  • 妹との会話
  • GWで帰宅した妹を連れて母の面会に行く。妹は施設でノロ感染があったり私がパートを始めたりでなかなか帰ってこれず母に会うのは3カ月ぶりになる。果たしてわかるだろうかと思ったが「おかあさんただいま〜」と妹が言うと「おかえり〜」と母。妹が何度も「おかあさんただいま〜」と繰り返すと「もううるさいよ」と母。母は「ただいま」と言われたら「おかえり」「こんにちは」と言われたら「こんにちは」と受け答えはしっかりでき [続きを読む]
  • 母は元気だ
  • 予定通りパート勤務が始まったが午前だけなので1時ごろには帰宅できる。病院の面会には十分行けるので相変わらず毎日通っている。歌謡曲のCDを聞くと鼻歌で歌ってみたり時には歌詞も出てきたりする母。病室にはTVもないので母にとって唯一の刺激であることは間違いないし医師も認めているのでできるだけ続けようと思っている。私はというと面会の間も眠たくて眠たくてついコックリコックリ。自宅でTVを見ていても食事をしていても [続きを読む]
  • 星の流れに
  • 相当怖い目にあったのにまったく記憶にないようで母からその話は出てこない。懐メロのCDを1枚分1時間ほど聞かせるのが日課になっているが毎日面会に来ていると会話のネタも無くなるので大いに助かっている。「ええ声やな〜」「上手上手」と手をたたいたりすることもあるが大きな声で関係のない話を喋り続けることもある。今日は数曲終わったあたりだろうか母がこちらをじっと見つめながら「星の流れに」を1フレーズ唸りだした。 [続きを読む]
  • 危うく
  • 面会に行きしばらくすると病室に若い方の師長がツカツカとやってきた。昨日の夕方母がベッドで宙づりになっていてちょっとした騒ぎになったと言う。4つの柵の1つが外れそこから足が滑り落ち抑制帯で引っかかった状態になり胸部をかなり強く圧迫したのだそうだ。顔面蒼白でぐったりしていてそのまま気づかなかったら危うかったと言う。母のベッドは一番奥でカーテンもあり通路からは足元くらいしか見えず吸引も必要ないので様子を [続きを読む]
  • おままごと
  • 面会に行くと母は入浴を終えたばかりで髪がしっとり濡れている。お風呂に入れてよかったね〜と言ってみたが「入ったかなぁ?」と母。入浴と言っても寝たままの機械浴なのでお風呂に入ったとは思ってないのかも。いつものように手袋を外すと空中に手を差し出しながら「ごはん食べたん?」「おうどん食べる?」と聞く母。何かを持ってくるようなしぐさをし「ほら、はよ食べ」とそれを渡そうとする。まるでおままごとのようだが母は本当 [続きを読む]
  • 脳の不思議
  • 著名な元知事さんが脳こうそくの後遺症で文字を全部忘れたと語っていた。解説していた医師がアラビア文字の羅列のように見えるのだろうと言っていた。ところがこの著名な人は多少もたもたしながらも言葉はちゃんと出てくる。難しい熟語のような政治業界の専門的な言葉もえ〜っとなんだっけかな?なんてことにはならないのに肝心な記憶はないと言うのだから脳って不思議だなと思う。母が名前を書けなくなったのは2年くらい前だがそ [続きを読む]
  • 娘の面会拒否
  • なんとなくほぼ毎日続けている面会だが気が向かなくなっている。母は活発に体を動かし口数が増えているがそれが億劫の一番の原因。「最後まで言うたら怒られるから黙っとくけどな」「そうやろ?」となんだかわからないことを言い「言ってもいいなら言うよ」「いいんやね」「責任とってな!」みたいな展開になる。うんと言ってもううんと言っても「ひゃ〜そんなん言うの?」とかなんとか。面会の1〜2時間はそんなこんなの繰り返しで [続きを読む]
  • 変わる母
  • 新しい病院で2か月が過ぎ胃ろうから取込む抗パーキンソン薬での治療が続く。前の病院で処方された貼付薬を見なくなり聞くとかぶれるから中止したそうだ。100床ほどの病院だが治療法とか投薬については聞かないと説明がない。胃ろうにするときは承諾書を書いたが手術日も時間も院長の予定次第と言われ面会に行ったら終わっていた。いつもいつもうつらうつらしていた入院初期より明らかに活気はあるが時々激高したり話の内容はわ [続きを読む]
  • 怒りの矛先
  • 面会を1日休んだので来られなくてごめんねと母に謝ってみたが反応はない。いつものように手袋を外し歌謡曲のCDをイヤホンで聞かせると途中までおとなしく聞き入っていたのに急に語気荒く何かぶつぶつ言い始める母。体をゆさゆさと動かし柵に手を伸ばし顔を真っ赤にして「もう家を出て行くわ」「私がバカだったわ」「オノミチ」「みっちゃん」と古い記憶にある言葉が並ぶ「承知してないんでしょ?」と言うのでさぁわからないなぁと [続きを読む]
  • 保険を解約
  • 保険会社に電話で解約を申し入れると案の定判で押したようなお返事。契約者ご本人でないと解約の手続きはできません。と来た。認知症で寝たきりなので電話も会話もできないと答えるとお名前だけ書いていただければいいのですが。と来た。自分が何者かもわからないし一歩も外に出られないので事故には遭わないしひったくりにも会わないので保障のいずれにも該当しなくなったのでと続けてみた。こういう状況はいくらでもあるのか少し [続きを読む]
  • 保険証書
  • お歳暮で届く大型のカステラの箱3個に母の書類がぎっしり詰まっている。引出などの隠し場所はほとんど片付け最後の砦だがとにかく数がおびただしい。いるものといらないものと分けていると十数枚の保険証書が出てきた。同じ契約のものが何枚も再発行されていたりとっくに満期になったものや解約したものもある。どうやら溜め込みは10年前くらいから始まっていたようだがまったく気づくことなく認知症ではと疑いを持ったのは数年 [続きを読む]
  • 孫に勝つ
  • 面会に行き友人から電話があったよと母にその人の名前を言ってみた。「えっ!あ〜そう!」と今にも起き上がりそうな食いつき方にびっくりした。脳梗塞だったけど早期発見で半月入院して後遺症はほとんどないんだって。お父さんと同じ病院に入院したんだってと言うと時々へ〜とかそうとか言う母。話が分かっているのかと思ったが「この前も聞いたわ」「昨日も会ったやろ」「あの人はすごいからねぇ」などなど残念ながらやっぱりとんち [続きを読む]
  • 親友を名乗る人
  • 妹の施設の保護者会に行くと40年以上前から顔を知る母の友人の姿があった。しばらく見かけなかったので声をかけてみると入院していたと神妙な顔をする。その夜電話があり入院の経緯とか長々のおしゃべりに付き合うことになった。母の親友と名乗るこの人の息子と私の妹は小学校からの同級生で途中別の施設に通ったのだが2年前から同じ施設に入所している。母とはお互い田舎者で気が合ったと言い離れた時も連絡しあっていたようだ [続きを読む]
  • 合鍵
  • 夕方居間の窓のカギがかかっていないのに気づいた。どうやら私が朝雨戸をあけたときに閉め忘れたらしい。そんな日に限って半日留守にしていたので何か変わりはないかと気になった。最近の泥棒さんはとりあえず合鍵を持ち出し後日スーツ姿でゆっくりお見えになると聞いたことがある。そもそもこの家は実家なので合鍵が何本あるのか知らない。父のポーチから束になったカギが何本も出てきたが半分くらいはどこの何のカギなのかわから [続きを読む]
  • 三男の嫁
  • 職場の同僚だった友人と久しぶりに長電話。三男の嫁だが子供がいないからと繰上げられてご主人の母を介護していたが1年ほど前他界されたと聞いていた。同居ではなかったが毎日のように食事の支度に通う姿は嫁の鏡だと思っていた。温泉に行きたいと言った翌日には寿司屋に連れて行けと我がまま放題の人だったらしいが認知症が進み最後は入所したのだと。母が胃ろうにした話をすると義母も勧められたよ。でもねと続けた。胃ろうにし [続きを読む]
  • 指さし確認
  • 面会に行くと母はキョロキョロしていてちょっとそわそわ落ち着かない様子。どうしたの?と聞くと小声でぼそぼそと「男がな…」と母。はぁ?と聞くとし〜っと人差し指をたて「小さい声で!」「聞かれているんだよ」どうやら母の周りには何人かの男の人がいてお金を盗もうとしているらしい。大丈夫だよ。お金は持ってきてないよと言うと「そこにあったじゃない」と空中を指さす母。「あら?今あったのに」「持っていかれたんだわ」「もう [続きを読む]