Tedおじさん さん プロフィール

  •  
Tedおじさんさん: にっぽんの旧聞
ハンドル名Tedおじさん さん
ブログタイトルにっぽんの旧聞
ブログURLhttp://www.history-japan.info
サイト紹介文昔の新聞記事からいまを考える、こども向けの歴史ブログです。大人にも対応できる独自の視点を目指します。
自由文人間の多くの愚行、わずかながらの善行や幸運には、必ず歴史に前例や教訓があるはずです。古い新聞から歴史を掘る作業は楽しく、自らのためにもなる作業です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供51回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2014/05/16 22:08

Tedおじさん さんのブログ記事

  • 田中角栄ブームと石原慎太郎、そして小池百合子への違和感
  • 昨年あたりから田中角栄ブームらしいですね。田中関連の本が売れているそうです。まるでヒーロー扱い。無批判な空気が何だか気持ち悪いです。田中の未亡人ハナ(はな)が死亡した際、明らかになった課税資産額は89億円。これは田中の全遺産の半額だったそうですから、表に出たカネだけでも180億円の蓄財をしていたんですね、貧乏人から立身出世した、皆が尊敬する“今太閤”の角さんは。200億円近い資産ですよ。日本のため、国民の [続きを読む]
  • 大河ドラマ「おんな城主 直虎」とSNSオカルト
  • 口をあけた地獄・直虎今年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」が始まりました。まったく期待していません。理由は以前に述べたとおり。事前の番宣としてあらすじを並べたと思われる「歴史秘話ヒストリア」で主人公の紹介をやってましたけど、死ぬほどつまらない小人物のエピソードがてんこ盛り。始まってみりゃ、視聴者が性格どころか境遇すら、まだ把握していない子役に試錬の山盛りで、どう共感しろというのか。相変わらず視聴者無 [続きを読む]
  • 「真田丸」第49回感想 「視聴率偏重前夜」
  • 視聴率至上は正義か三谷幸喜さんの朝日新聞8日付夕刊のコラム「三谷幸喜のありふれた生活」は、テレビドラマの視聴率が主題でした。視聴率なんか関係ない、質の高いものを作っていればそれでいいという意見もあるだろうが、僕はそうは思わない。少なくとも自分は、多くの人に楽しんでもらうために、ホンを書いている。だから数字は高いに越したことはない。そして視聴率が高いと、現場の士気が上がる。そこからさらに良い作品が生 [続きを読む]
  • M-1グランプリ優勝・銀シャリに漫才の防波堤役を求める
  • 銀シャリ、M-1グランプリ優勝おめでとう。かつては、集めた語彙をむやみに使いたがって上滑りしていたツッコミの橋本直さん、劇場での漫才・大切な賞レースの度に大失敗するボケの鰻和弘さんを、何度も何度も何度も目の当たりにしてきたので、優勝がコールされた時には少し泣けました。ウナギ、努力したんだな〜。このブログで以前からさんざん推してきた和牛の最終決戦進出も納得です。従来の持ちネタと違う変化球を続けたのには [続きを読む]
  • 「鬼平犯科帳」に流れる長谷川伸の精神
  • 「鬼平」が面白かった理由テレビ時代劇最強にして最後の砦だった中村吉右衛門版「鬼平犯科帳」が、幕を閉じました。風俗や食べ物をもってかもし出す季節感の墨守、毎回の丁寧な配役、他に比すれば破たんが少ない脚本等々、昨今のテレビ映像劇の中では群を抜くクオリティを維持してきました。2日の放送では、若村麻由美さん大熱演の見せ場が映えるように、光るように意図されたカメラワークが、いかにも「鬼平」らしく秀逸でした。 [続きを読む]
  • 「真田丸」第47回感想 「半端劇だった反撃」
  • 「この世界の片隅に」の丁寧さアニメーション映画「この世界の片隅に」を見てきました。戦前戦中の広島が舞台なんだけど、戦争反対だとか核兵器廃絶なんて問題提起じゃなくて、無名の市井人が時代の波に流されていく、だれにでも起こりうる悲劇、あのころ多少でもだれしもが体験した惨状をつづっていく作品。だれにでも何が起きるかわからない、だれしもが同じ人間なんだと気がつけば、原発事故被災地からの転校生をいじめる奴だっ [続きを読む]
  • 「真田丸」第43回感想 「軍議は踊る」
  • ハロウィン化する大河ドラマ10月31日はハロウィン。街にはコスプレイヤーがあふれ、皆わいわいと楽しんでいます。百貨店などの業界が秋の消費イベントとして定着させようと10年ほど前から仕掛け続けてきましたが、その甲斐あって、この数年ですっかり定着した模様。広告代理店の戦略丸乗りだって構いません。ハロウィンのキリスト教的背景なんか知らなくってもいいんです。悪いことじゃありません。わーっとお祭り騒ぎしてストレス [続きを読む]
  • 「真田丸」第40回感想 「ゆきゆきて、幸村」
  • 国政タブーの放送局9日の「真田丸」終了後に総合テレビで放送された「NHKスペシャル あなたの家が危ない」は、熊本地震のデータから住宅の耐震基準の見直しを訴えるものでした。最新の基準を満たしていた住宅が次々と倒壊した事実を調べ、「地震地域係数」なる概念を挙げて、家屋の安全について考えるという内容。価値ある番組だったと思いますが、一方で、それじゃあ活動期に入った日本列島にゴロゴロしている数十年前に建てら [続きを読む]
  • 若手芸人よ、「笑けずり」を捨てよ町へ出よう
  • 演出のないテレビなどないNHK・BSプレミアムで昨年放送したお笑いオーディションバラエティ「笑けずり」は好評を受けて、現在「シーズン2」をやっています。出演がかなわなかった未来のお笑いスターを目指す全国の若い芸人たちが、中身を見逃すまい、聞き逃すまいと、テレビの前で緊張している微笑ましい光景が浮かんできます。しかし一方で、彼らに勘違いしてもらうと困るのは、「笑けずり」は、しょせんドキュメンタリーの手法 [続きを読む]
  • 「真田丸」第39回感想 「歳月視聴者を待たず」
  • 「直虎」が来るぞ!朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」の再放送が、3日からBSプレミアムで始まります。大河ドラママニアを自任する皆さん必見です。喜怒哀楽を毎度露骨に表すのが身上の主演カップルによる壮絶な脱線芝居。茶の間にいる人物全員をドリフの公開収録コントのごとく手前から撮り続けるか、セリフのある役者を交互にクローズアップにするしか能のない平坦極まりない演出。同じ場面でカットごとに太陽の位置が変わる照 [続きを読む]
  • 「真田丸」第38回感想 「まさかの昌幸」
  • ガチガチ台本への不満25日のNHK・FM「日曜喫茶室」は、永六輔出演時の名作選。そこで永と共演していたのが、大河ドラマ「太閤記」「源義経」「樅ノ木は残った」の演出を手がけた吉田直哉でした。吉田はドキュメンタリー作家としても、「日本の素顔」「21世紀は警告する」といった話題作を撮っており、ジャンルを問わず「テレビの表現とは何か?」を追究し続けた演出家でした。このブログでも過去に取り上げています(ここや、これ [続きを読む]
  • 杉山千佐子が伝えたかったこと
  • 杉山千佐子さんが亡くなりました。米軍の名古屋空襲で左目を失い、以後戦争で被災した民間人への国の救済を訴え続けてきた女性です。戦時中の軍人・軍属は、恩給や弔慰金、遺族年金など手厚い保護が受けられます(厚労省ウェブサイト参照)。一方で、一般人に対しては全くの無策。認めてしまえば国庫が破たんする施策を行政がほいほい呑むはずがありません。杉山さんが、その最期まで補償にこだわったのは、膨大な額の国家賠償にリ [続きを読む]
  • 「真田丸」第37回感想 「信に乏しき信之」
  • 大河じゃなかった「真田丸」「真田丸」の感想を書くのは久しぶりです。第26回「瓜売」を見て、冷めちゃったんですね。大陸攻めの最中、大名こぞって学芸会やらかした回です。演芸の出番を前に秀吉が「ぶぐばぐ、ぶぐばく」と言ってました。元ネタは「武具馬具、武具馬具」。徳川吉宗が将軍だった頃の歌舞伎十八番「外郎売(ういろううり)」のセリフで、現在でもアナウンサーや俳優の発声練習で使われています。あの場面、豊臣秀吉 [続きを読む]
  • 命短し、学べよ女子アナ
  • 「ナニゲ事件」の衝撃12日付の朝日新聞夕刊コラム「英語をたどってⅣ」(刀祢館正明編集委員)は、海外アニメ「サンダーバード」を放送するNHKが、作中の決めゼリフを勝手にでたらめ文法英語に仕立てて垂れ流している、というものでした。さもありなん。この放送局って外国語どころか、日本語もヘンだもの。6日のサッカー・ワールドカップ最終予選タイ戦では、番組ウェブサイトやネットのテレビ番組表に掲載されていたプログラム [続きを読む]
  • 広島カープの敵は前近代的精神主義
  • デュプリーと飛田穂洲 1980年のプロ野球シーズン、広島カープにデュプリーという名の外国人外野手がいました。凡フライを一見無造作に片手で捕球するアクションが独特で、そのスタイルは巷間「デュプリー・キャッチ」と呼ばれたものです。ところが、このパフォーマンスは世の野球評論家・解説者たちの不評を買いました。「グラブにもう片方の手を添えて体の中心で捕るのが基本」「こどもたちがマネをするからけしからん」要は“野 [続きを読む]
  • リオ五輪に見た希望の金メダル
  • リオデジャネイロ・オリンピックもついに閉幕。数々の競技の中でも、女子競泳100メートル自由形決勝にはちょっとじーんときました。優勝したシモン・マニュエル(Simone Manuel)選手(米国)は、アフリカ系アメリカ人女子初の競泳金メダル。白人様がたが、「高貴な自分たちと同じ水にクロンボが浸かる」のを許さなかったせいで、長らく門戸を閉ざされてきた黒人アスリートの未来を、ハタチの大学生が切り開きました。アメリカのニ [続きを読む]
  • リオ五輪に見た希望の金メダル
  • リオデジャネイロ・オリンピックもついに閉幕。数々の競技の中でも、女子競泳100メートル自由形決勝にはちょっとじーんときました。優勝したシモン・マニュエル(Simone Manuel)選手(米国)は、アフリカ系アメリカ人女子初の金メダル。白人様がたが、「高貴な自分たちと同じ水にクロンボが浸かる」のを許さなかったせいで、長らく門戸を閉ざされてきた黒人アスリートの未来を、ハタチの大学生が切り開きました。アメリカのニュー [続きを読む]
  • 「真田丸」第25回感想 「ネットとの別離」
  • 「ビートルズ」と「にっぽんの芸能」の差異25日にBSプレミアムで放送した「ザ・ビートルズ・フェス!」って歌番組に、ちょっとあきれているところです。来日50周年記念ということで、芸能人がビートルズナンバーを次々と披露したんですが、これがひどいやっつけ仕事でした。あれこれ名曲の凝ったアレンジを投げ込んで見事にビートルズへオマージュを捧げたTHE ALFEE、あえて日本語で歌い視聴者の心情をとらえた仲井戸麗市さんらの [続きを読む]
  • 「真田丸」第24回感想 「テレビ劇の滅亡?」
  • 本当はこだわる小日向文世16日付の朝日新聞夕刊のコラム「三谷幸喜のありふれた生活」に、前週の「真田丸」でのプロットのてん末が書かれていました。小田原征伐で、信繁を活躍させたいと思った。この戦に参加しているのは確かだが、どんな役目を果たしていたかは、定かではない。そこで、「北条氏政に降伏を促すため城に潜入」というエピソードを思いつく。だが実際は降伏の交渉をしたのは黒田官兵衛。史実は曲げられない。(中略 [続きを読む]
  • ベッキーを“第二のピンク・レディー”にしてはいけない
  • “社会の不寛容”という言葉を初めて認識したのは、アメリカ渡来の嫌煙運動が盛り上がりを見せていたちょっと昔のこと、筒井康隆さんのコラムでした。それが、今では日常ですね。周囲に迷惑をかける(と思われる)者は徹底してたたく。最近では自分と意見を異にする相手には、その差異を聴いてみたり考えてみたりせず、脊髄反射的に見境なく集団化して襲うのね。全体道徳主義ともいうべき精神の一本化が気持ち悪いなあ、と感じたの [続きを読む]
  • 「真田丸」第23回感想 「時代劇延命の攻略」
  • 丹波哲郎のメチャクチャ丹下左膳俳優・丹波哲郎の自伝「丹波哲郎の好きなヤツ嫌いなヤツ」(キネマ旬報社)は、この怪優のハチャメチャな撮影現場譚が満載された抱腹絶倒の一冊です。生放送時代劇「丹下左膳」では、無いはずの右腕で刀を振るったり、ひどい時には両手で剣を握って暴れまわる。ネット全盛の現代ならこんな映像は、確実に炎上の餌食になるところでしょうが、迫力ある殺陣のせいか、視聴者からの苦情はなかったそうで [続きを読む]
  • 「真田丸」第22回感想 「最低の裁定」
  • キャラクターという横軸テレビドラマ「重版出来!」(TBS系)を鑑賞。朝日放送のアナウンサーだった赤江珠緒さんが女優デビューしたというので、完全に面白半分でチャンネルを合わせました。兵庫県のローカル局サンテレビのマスコット「サンテレビガールズ」時代からなんとなく顔は見知ってました。大阪準キー局に入社して、フリーになったと聞いていましたが、女優さんになってたんですか。サンテレビガールからドラマ俳優か。す [続きを読む]
  • “とと姉ちゃん”が告発したNHKの「偏向報道」
  • 「連続駄作小説」を生む原因NHK朝の連続テレビ小説が2013年の「ごちそうさん」からこっち、凡作駄作の山というのには困ったものです。放送中の「とと姉ちゃん」にしても、ヒロインの試練といえば小学校、女学校、職場と軒並みのイジメ。戦前だというのに街には軍人の影もなく、ちまたには軍国主義の緊張感すら漂っていない。敗戦までの国家財政における軍事費の比率が帝国書院のウェブサイトに掲載されていますが、満州事変の年に3 [続きを読む]
  • 「真田丸」第21回感想 「橋田壽賀子の戦端」
  • 新藤兼人とシナリオ優れたシナリオライターでもあった映画監督新藤兼人の自叙伝「シナリオ人生」(岩波新書)には、溝口健二監督に自作の脚本を見せた際の新藤青年の挫折がつづられています。さっと書きあげて持って行くと、玄関に出てきた溝口さんは嬉しそうに相好を崩し、「明日来てください」とシナリオを持って奥へはいった。わたしは自信があったので、溝口さんがページをめくって読みくだしていく姿を想像していい気もちにな [続きを読む]
  • オバマ大統領と秋山ちえ子
  • サミットのため来日したオバマ米大統領は、二つの地域に関する話題で注目を浴びました。被爆地広島訪問と、沖縄の米軍関係者によるとされる女性の死体遺棄事件。日本国民の多くが、アメリカ政府・国民に核兵器と基地問題の双方を考えさせるきっかけになれば、と願ったと思います。広島での大統領の振る舞いはさすがでした。日本軍の捕虜虐待やナチスの強制収容所の話を盛り込みつつ、核の脅威を文明論として開示することで、自国の [続きを読む]