ボトルの濁り・2015夏〜2016夏 アカアシクワガタ飼育後半

この冬から春にかけては、押入れの中、テレビの後ろ、職場の引き出しなどに菌糸瓶が並んでいる、という状況であった。1つにはニジイロクワガタの800mlボトル。そしてもう1種類が去年拾ってテキトーに組んだ方が孵ってしまい、パッカーンしたアカアシクワガタの550mlボトルである。パッカーンしたその後は、業界の忘年会で9頭ほど売りさばいた。これで自分のところは3頭と思ったのだが、その後、さらに3頭ほど見つかってしまい、結...

開花宣言・2015夏〜2016夏 ニジイロクワガタ飼育後半

蝶にしかネタにすることがなかったであろうこのブログを、クワガタ飼育の道に陥れたのは、他ならぬニジイロクワガタである。相方サンの「この子がいい」という一言に起因している。クワガタの採集なり飼育なりの火も再点火させたのはいったいどういうきっかけであるか、今となっては思い出せないのだが（多分、何かのブログであるように思う）、しばらくは興味津々なだけで手を出さなかったものの、ニジイロがやってきてからは小学...

桜とともに風は吹き行く・2016 メスアカミドリシジミ飼育（4月）

自然を愛する者にとって、と、大上段にかまえては見たものの、ようするに虫屋、特に蝶好きにとって、桜前線が上空を通過する4月の訪れは待ちに待ったシーズンの開幕を意味する。一応、採ってナンボの自分にとっても、シーズンの開幕と同時に網を持ち、靴を履き、野山に繰り出す日を夜な夜な夢見てきたところだが、実際には特段どこに行くでもなく、空を眺める日々だ。まぁ、勝手にどこかに行けばいいのではあるのだが。。。この冬...

おまけのトンカツ・2016 アサギマダラ飼育（1月〜3月）

年末は虫仲間の忘年会などに出席したりした。オークション企画があって、ここでは前にパッカーンしたもののやたら割り出してしまったアカアシクワガタなどをいくらかさばいて、小遣いを稼ぐことができた。虫仲間と言っても、蝶の人たちだし、主に標本が飛び交うのだが、ちょっとレアキャラだったからだろうか、手間賃くらいだろうか。そんなこんなときに、オオムラサキの越冬幼虫をもらったりした。この話はまた別にすることになる...

時間のズレ 時期のズレ・博物館探訪：サンディエゴ動物園・自然史博物館（1/13）

年が明けた。季節はまだ冬である。冬と言っても、同業者である虫屋には忙しくしているヤツらはいる。ナタで倒木や崖を崩し、クワガタだのオサムシだのを掘る者。森に入り、時に木を登ってゼフの採卵をする者。こちらは寒い中、そこまでの気合いは入っていない。ふつふつとしながらも捕まえたり、増やしすぎてしまったクワガタにたまにエサをやり、様子をうかがうくらいのものである。まぁ、本当なら、これまた夏にいろいろ採りすぎ...