春秋梅菊 さん プロフィール

  •  
春秋梅菊さん: 千紫万紅
ハンドル名春秋梅菊 さん
ブログタイトル千紫万紅
ブログURLhttp://ameblo.jp/hopeseven/
サイト紹介文中国のドラマ・文学・映画に関する記事を紹介
自由文時代ジャンル問わず中国文化の記事を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供34回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2014/06/09 12:56

春秋梅菊 さんのブログ記事

  • 最長的一夜
  • 1965年の香港映画。制作は國際電影懋業有限公司。日中戦争期、記者として大陸戦線に参加していた田中は、戦闘で負傷し小さな村に流れ着く。ふとしたことで酔っぱらいの老人に息子と間違われ、目の見えない彼の妻に引き合わされる。誤解だと説明する田中の前に夫婦の娘・阿翠が現れた。娘は田中が日本人だと看破するが、喜ぶ両親を前にして真実を告げることができない。こうして田中は、村で長い一夜を過ごすことになるのだが…。 [続きを読む]
  • 乱世児女
  • 1966年の香港映画。製作はキャセイスコープ。日中戦争期の華北を舞台に、さる一家の滅亡を描く。ある者は戦火で命を落とし、ある者は抗日運動に参加し、ある者は奸漢として日本軍に加わり…戦争の激化と共に、彼らの運命も狂っていく。映画の作風は老舎や巴金の作品に近い。登場人物は戦争に巻き込まれる庶民が中心で、反日がどうこうよりも戦争反対のメッセージ性が強い。当時の大陸は共産党政権の思想統制が強く、映画も舞 [続きを読む]
  • 会真記(鶯鶯伝)
  • 中国古典小説選5 枕中記・李娃伝・鶯鶯伝他 Amazon 中国唐代の伝記小説。太平広記の第四八八巻に収録されている。かの有名な古典戯曲「西廂記」の元ネタ。会真記のタイトルはもっぱら明代以降に用いられるようになったもので、それ以前は鶯鶯伝と呼ばれていた。ちなみに ストーリーのあらましは当然ながら西廂記と一緒。科挙受験を控えた張という若い書生が、旅先の寺で未亡人の令嬢・崔娘(鶯鶯)と恋に落ち、侍女・紅娘の助け [続きを読む]
  • 中国現代文学珠玉選1
  • 中国現代文学珠玉選 小説〈1〉 Amazon タイトルの通り、中国現代文学の選集。扱っているのは主に文学革命から中華人民共和国の成立時期あたり。魯迅をはじめとする有名作家の短編作品が掲載されている。作家と作品のチョイスが非常に素晴らしく、てっとり早く中国現代文学について学びたい方には是非おすすめ。これ一冊読んでおけば、大学四年間レベルで学ぶ近現代の中国作家の殆どをカバーできる。中国現代文学を専攻している学 [続きを読む]
  • 勿忘我
  • 1982年の大陸映画。制作は長春映画製作所。1970年代、文化大革命期の動乱に巻き込まれ、苦難の日々を送る知識人青年達の姿を描く。下放されていた知識人青年の雯雯は、父が病死した知らせを受けて街へ駆けつけた。幼い頃、革命闘争で母を失い、今また父を亡くした彼女は人生に悲観して自殺しようとする。が、偶然通りかかった医師の周虹に救われ、彼のもとで再びやり直す決意をかためる。 文学が終了した1970年代後半、中国 [続きを読む]
  • 南望楼詩話
  • 詩歌サークル「のほほん研究所」刊行作品。全六話から成り、日本における漢詩文化の現状や、詩作の作法、いかに漢詩を楽しむかといったことが、作者独特の視点でつづられている。 そもそも漢詩は中国の文化であるが、日本に流入してから長い歴史を経て、本国のそれとは異なったベクトルへ発展を遂げた。日本人の書く三国志が日本人の嗜好に合うよう作られているのと同じで、日本の漢詩は(特に現代に近づくにつ [続きを読む]
  • マンガで分かるたのしい房中術
  • 中華漫画サークル「四十二蝶」の中華本。八仙の一人・呂洞賓が講師となって若い後輩仙人と我々読者へ「房中術」の指南をしてくれる。とまあこう書いたら何だかエロの入門書みたいだが、もちろんそんなことはなく、中国道教で用いられる養生術について解説したもの。房中術をはじめ、不老長寿を目指す修行法は数えきれないほどのバリエーションがあり、本作で語られているのもあくまでその一例。全編ギャグテイストながら、 [続きを読む]
  • 楚漢稗史
  • 中国古代・楚漢戦争期を舞台にしたアンソロジー。総勢十六人もの作家が参加している。マンガ・小説・イラスト・コラム・人気投票などコンテンツが非常に充実。また冒頭では楚漢戦争期の歴史を丁寧におさらいしてくれるほか、年表や地図までつけてくれているので初心者も安心。かくいう私もあんまり古代史は詳しくないのでとっても勉強になった。作家陣はそれぞれ個性が光っていて、史実をしっかり踏まえながら面白い [続きを読む]
  • 陳暁旭
  • 中国大陸の女優。生没年・1965年10月29日−2007年5月13日。古装ドラマでも随一の傑作「87年版紅楼夢」でヒロインの林黛玉を演じた。これにより一気に有名になるが、以降は役者として殆ど活動せず、八十年代後半の留学ブームでアメリカに渡る(同じく紅楼夢に出演した薛宝?役の?莉や晴雯役の?静林も海外留学している)。もっとも、この頃は本人が色々迷走していたこともあって、すぐに中国へ帰っててしまう。その後は広告 [続きを読む]
  • 金庸徹底考察 主人公編「笑傲江湖」より令狐冲
  • 秘曲 笑傲江湖〈1〉殺戮の序曲 金庸武侠小説集 (徳間文庫) Amazon 金庸武侠小説・笑傲江湖の主人公。以前五嶽剣派について記事を書いたので、こちらにも触れておくべきかな、と今更ながら書いておきます。 劇中の活躍五嶽剣派の一つ・崋山派の一番弟子として登場。悪漢の田伯光から恒山派門弟の儀琳を救い出した。その後、ひょんなことから魔教長老・曲洋と劉正風に笑傲江湖の楽譜を託される。崋山に [続きを読む]
  • 鉄拐李
  • 中国古典文学大系 (52)戯曲集 上 Amazon 元代の戯曲。作者は岳伯川。正式なタイトルは「呂洞賓度鉄拐李岳」。八仙の一人である李鉄拐の誕生について描く。彼については色んな伝承が存在するが、本作では役所の悪徳胥吏だった岳寿という人物が呂桐賓の導きを得て肉屋の息子に転生し、その後出家して仙人となった設定になっている。 胥吏とは、役所の長官のもとで実務を担当する下働きのようなもの。大抵の胥 [続きを読む]
  • 白蛇伝 1958年 東映アニメ版
  • 白蛇伝 [DVD]3,024円Amazon 1958年の日本映画。実は記念すべき日本初のカラー長編アニメだったりする。なんでまた中国の古典小説を題材にしたのかというと、前の年に白蛇伝をもとにした実写映画「白夫人の妖恋」が香港で大受けして、是非今度はアニメでやってくれという話が舞い込んできたから。といっても、当時の日本はアニメの制作環境が殆ど整っておらず、東映はほぼ一からスタッフの育成やスタジオの建設などを始 [続きを読む]
  • 漢武故事
  • 中国古典小説選〈1〉穆天子伝・漢武故事・神異経・山海経他(漢・魏) Amazon 漢の武帝の生涯をつづった伝奇小説。作者不詳。六朝時代あたりに書かれたものとされる。 内容の大半は、武帝が仙人の助けを得て不老長寿を目指したり、皇后との馴れ初めを描いたり、お忍びの旅で民宿の親父に邪険にされたり、といったもので、武帝自身の事業については殆ど語られていない。民間で流行りそうな、偉人のこぼれ話をあ [続きを読む]
  • 李娃伝
  • 中国古典小説選5 枕中記・李娃伝・鶯鶯伝他 Amazon 唐代の伝奇小説。作者はあの白居易の弟・白行簡。 唐の天宝年間、さる青年が科挙受験のため長安へ上京する。もともと聡明だった青年は「試験とかww楽勝ww」と余裕しゃくしゃく。長安へ着いた彼は友人を訪ねる途中、一人の美女を見かける。「うはww都の女ぱねぇ!」と、受験のこともそっちのけで彼女に夢中。長安の人々に聞けば、美女は名を李 [続きを読む]
  • 妓女列伝を書きながら
  • もうすぐ完成予定の「中国古典妓女列伝」ですが、情報かき集めていたら気になることがチラホラ。 1、十大名妓とにかく四大○○とか十大○○とまとめちゃう中国。当然、妓女もその例に漏れず。歴代の有名な妓女を「十大名妓」としてまとめている。ちょっと調べてみたら…案の定ばらついた。パターンA?小小、?珠、李??、柳如是、董小宛、???、?媚、李香君、小?仙、?金花パターンB蘇小小、薛濤、李師師、梁紅玉、 [続きを読む]
  • 神秘的大仏
  • 1981年のミステリーアクション映画。仏教の聖地でもある楽山を舞台に、大仏に隠された秘宝を巡って戦いが繰り広げられる。 文化大革命後、初めて大陸で制作されたアクション映画。本作をきっかけに大陸でも次々にアクションものが作られていくことになった…といえば聞こえはいいが、何せ文革の痛手からまだまだ立ち直っていない当時のこと、はっきり言って作品の出来栄えは良くない。そもそも見どころであるはずのアクショ [続きを読む]
  • 金瓶梅 妻妾の人間関係考察
  • 「妓女列伝」執筆のため金瓶梅を読み返していたところ、ふと金瓶梅のヒロイン格である六人の妻妾達の人間関係が気になったので、ちょっと書き留めておきます。 藩金蓮と呉月娘そもそも金蓮が夫を殺して西門家に入ってきたことは他の奥方達も了承済みで、最初の印象ははっきりいって良くなかった。そういうこともあってか、嫁いで間も無い頃の金蓮は正妻である呉月娘のご機嫌取りに尽くしている。そのため、二人の関係 [続きを読む]
  • 四世同堂 1985年ドラマ版
  • 老舎原作のドラマ。全28集。日中戦争期の北京を舞台に、四世代の家族が同居する「四世同堂」の一家とそれをとりまく周囲の人々の生活が、戦争で徐々に壊されていく物語。日中戦争終結40周年を記念して作られた作品。八十万字もの分量を誇る原作に対し、二十八集というのは少なすぎなんじゃないかと思われるだろうが、当時の大陸はまだテレビドラマ制作の黎明期であり、殆どのドラマは十話程度で終わってしまう作品ば [続きを読む]
  • 覇王別姫
  • さらば、わが愛 覇王別姫 [DVD]1,317円Amazon 1993年の香港・中国合作映画。監督は陳凱歌。中華民国初期から文化大革命後まで激動の五十年を、二人の京劇役者の生涯と共に描く。タイトルになっている「覇王別姫」は京劇の演目の一つで、楚漢戦争における項羽と虞美人の別れを劇にしたもの。 90年代の中国映画は色々と神がかっている作品が多いが、本作もそのうちの一つ。画面作りといい、物語のアプローチといい [続きを読む]
  • 紅河谷
  • 1996年の大陸映画。二十世紀初頭におけるイギリスのチベット侵略を背景にした歴史作品。まだ世界にとってチベットが神秘の場所として認識されていた頃、イギリスの視察団が彼らのもとを訪れ、人々と交流を深めていく。しかし英国はチベットが中国進出における要地であることを考慮して、とうとう軍事進攻を開始。そんな中で、チベットに生きる様々な階層の人間が描かれる。 何というか、このあたりの時代だと中国もチベット [続きを読む]
  • 地雷戦
  • 1962年の抗日映画。モノクロ。日中戦争期、山東省における人民部隊の勇敢な戦いを描く。この手の作品を作るのは例によって八一映画製作所。当時よくあった抗日ものである。冒頭、「共産党指導のもと人民達が勇敢に戦った云々」のうそ臭いナレーションが流れ、「地雷戦」のタイトルが登場。下の方に副題で「教育映画」とある(笑) まさかこれでゲリラ戦を学べとでも言うのか。 本編の内容はいたって単純、ろくな武器を持たな [続きを読む]
  • 杜十娘
  • 1981年の大陸古装映画。元ネタは明代の説話集「警世通言」の「杜十娘怒沉百宝箱」。原作が短編なので、ところどころ内容を水増ししてある。本編は八十分程度なのだが、それでもかなり長く感じた。ラブシーンとかがいちいちくどい。数少ない見どころはオープニングと中盤に出てくる結婚シーンだろうか。さすがに映像だけあって、原作だと不足していた情景が再現されている。ラストは原作通りのバッドエンド。悪党どもの結末に全然 [続きを読む]
  • 蜀碧
  • 蜀碧・嘉定屠城紀略・揚州十日記  (東洋文庫 (36)) Amazon 清代の記録文学。全四巻からなる。作者は乾隆時代の学者・彭遵泗。明末の動乱期、四川省で一大勢力を築いた張献忠について、当時の様々な逸話も含めて語ったもの。タイトルの「蜀」は四川の旧称。張献忠と聞いてピンと来る方はなかなかの中国通だろう。学校で学ぶ世界史では、彼について殆ど触れられないが、中国史でも有数の残虐さで知られた人物であ [続きを読む]
  • 私的中国古典文学ランキング
  • 好きな中国古典文学をランキングしてみました。文学なので小説以外も入ってます。 1位 紅楼夢不動の名作。さる貴族の興亡を描く。とにかく中毒になる面白さ。日本であまり有名じゃないのは、とにもかくにも読みにくいからだと思う。ネットでもでたらめな解説ばかりが広がっているあたり、知名度の低さがうかがわれる。 2位 浮生六記清代の文人による回想録。貧しい夫婦の甘い生活と、後に二人を襲う悲劇に涙を誘われ [続きを読む]
  • 人魚姫
  • 周星馳監督作品。原題は「美人魚」。コメディ・アクション・ファンタジー・ラブロマンスがごっちゃ混ぜのエンタメ映画。まあつまりいつもの周星馳なんだけれど、「少林サッカー」や「カンフーハッスル」といった作品に比べると、大分一般的な客層を意識した作りになっているのでは。周星馳カラーは相当強いんだけど、以前よりそれがいい感じに抑え気味というか。 物語はいたって単純。海底の環境破壊によって大被害を [続きを読む]