ひらひら さん プロフィール

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ひらひらさん: つれづればるままに弁護士
ハンドル名ひらひら さん
ブログタイトルつれづればるままに弁護士
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/hirahira5510
サイト紹介文弁護士が日常考えていること、本音、愚痴、啖呵、その他諸々が覗き見れるブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供101回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2014/06/11 23:10

ひらひら さんのブログ記事

  • 民事弁護〜沖縄編(第24回)〜「Kさんの証言その6【伝えるべきこと】」
  • 私:前の裁判でT社長は、  「Kさんにも聞いたんだけど、平成17年5月25日にO氏と東京で会ったかどうかは覚えがない。」と証言してますが、あなたはT社長から「平成17年5月25日の件」について尋ねられたり確認されたことはありますか?Kさん:いいえ、ないです。私:O氏がT社長に対して起こした前の裁判のことをあなたが知ったのはいつですか?Kさん:この裁判の訴状を見てはじめて・・・(知りました。)私:今回の裁判の訴状やO [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第23回)〜「Kさんの証言その5【いたー!】」
  • 私:このMさんの陳述書は、あなたから  「証言してくれる人が見つかった」  という連絡を受けた私が沖縄まで行って、Mさんご本人からお話を伺って作ったものです。  これを前提に少し伺います。Kさん:はい。私:Mさんの陳述書によると、平成17年5月25日、Mさんはあなたから  「沖縄県内で共済の営業をやってくれる人を探しているんだけど、Mさんやらない?」  と連絡を受けて、  「じゃあ、お昼ご飯でも一緒に食べよ [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第22回)〜「Kさんの証言その4【もう一つの証拠】」
  • 私:先ほど見てもらった日本航空の搭乗記録に加えて、全日空からも搭乗記録が開示されています。Kさん、あなたの搭乗記録は全日空には存在しませんでしたね。Kさん:はい。私:ただ、これだけじゃ弱い。平成17年5月25日にあなたが沖縄にいたということを証明してくれる人をなんとか探し出せ、と私に言われたことを覚えてますか?Kさん:はい。私:私にそう指示されて、あなたはどうしましたか?Kさん:死に物狂いで探しました。私 [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第21回)〜「Kさんの証言その3【現場不在証明】」
  • 私:先ほど、O氏がご証言されてましたが、「平成17年5月25日に東京のWTK社の会議室でO氏に会った」という記憶はありますか?Kさん:ないです。私:平成17年5月と6月のあなたの東京と那覇の往復のスケジュール、具体的なスケジュールを今ここで何も見ないで全部言えますか?Kさん:それは、ちょっと無理です。何も見ないで記憶だけで正確には・・・。私:(裁判官に対して)Kさんの記憶を喚起するため、そして、先ほどのO氏の証言に [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編Part 2(尋問前日まで)〜
  • 「徒手空拳」平成20年8月3日夜。懐かしい国際通り脇の琉球居酒屋「黒うさぎ」でKさんに事情を(厳しく)訊く。事務所の仕事に穴を空けるわけにはいかないので、明日の朝一便で東京に戻らなければならぬ。Kさんの自宅を仮差押する2年前の平成18年、O氏はT社長に対して全く同じ内容で名古屋地方裁判所に訴訟を起こし、全面勝訴の判決をもらっている(控訴審の名古屋高等裁判所で確定。紛らわしいので、「前の裁判」ということにする [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編Part 1(受任まで)〜
  • 「青天の霹靂」平成20年。たぶん6月の中旬頃。那覇のKさんからメールが届いた。「先生、裁判所から自宅を差し押さえたという通知が届きました。家内は半狂乱になっています。助けてください。」メールには裁判所から届いたという書類の画像データが添付されていた。なんだ。差押じゃなくて、仮差押(かりさしおさえ)じゃないか。仮差押っていうのは、「これから裁判を起こすけど、判決が出る前に相手が財産を隠したり、誰かに売 [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第20回)〜「Kさんの証言その2【ONLY JAL】」
  • 私:ちょっと話を変えます。あなたは、WTK社に取締役として入社して以来、T社長が逮捕されるまで、だいたい1週間おきに東京と那覇を往復してましたね?Kさん:はい。私:そのことはあなたの陳述書にも出てくるんですが、そのときあなたが使っていた交通機関は何ですか?Kさん:飛行機で行ってました。私:航空会社は?Kさん:日本航空を使ってました。私:日本航空に限らず、航空会社はマイレージポイントが貯まるマイレージカード [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第19回)〜「Kさんの証言その1【職歴】」
  • 私:あなたはWTK社の取締役だった時期がありますね。Kさん:はい。私:その後、あなたはWTK社の社長、代表取締役にもなってますね。Kさん:はい。私:では、あなたはWTK社の従業員、つまり、いわゆる一般の社員だったこともありますか?Kさん:いいえ、ないです。私:WWT社の社員だったことは?Kさん:ないです。私:あなたの陳述書によると、某生命保険会社に勤続20年と書いてありますが、T社長に誘われて、某生命保険会社を辞め [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第18回)〜「人の呪わば穴2つ」
  • O氏の代理人弁護士は3つの墓穴を掘った。一つ:「前の裁判でKさんを被告にしなかった」ことについての説得的な理由を何一つ語れなかったこと。二つ:前の裁判の目的は「大急ぎで判決を取ることだった」と自分から認めてしまったこと。三つ:苦し紛れに「Kさんに対する証人尋問を行う必要なしと裁判所が判断した」と虚偽の説明を法廷でしてしまったこと。三つ目について少しだけ説明する。前の裁判の裁判官が、「Kさんを(証人とし [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第17回)〜「反対尋問その3【墓穴】」
  • O氏の代理人:前の裁判でKさんを被告にしなかったことが平岩先生は何かえらく不満みたいですが、(中略)東京のWTK社に対して仮差押えをするとなると、東京地裁へ行って、資料も疎明しなければならない。これじゃ駄目だから、大急ぎで判決取ろうと私が提案したことは覚えてますか?O氏:はい。今、思い出しました。O氏の代理人:それで名古屋の裁判所へ裁判を起こして、「(T社長に対する)刑事裁判の記録もそろっている、証拠も陳述 [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第16回)〜「反対尋問その2【綻び】」
  • 私:前の裁判の当事者尋問調書を見ると、あなたは、平成17年12月に沖縄でKさんに会った時の状況について、こう仰(おっしゃ)ってる。「沖縄の本社の方へ行きまして、そこにいた留守番のKさんという人と話をした。」と。あなたの話では、平成17年12月に沖縄でKさんに会ったのは5月25日の東京に続いて2度目のはずだ。でも、あなたの言い方は、まるで「沖縄で初めてKさんという人に会った」ように聞こえる。2度目に会った人について [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第15回)〜「反対尋問その1【布石】」
  • 私:あなたが東京のWTK社でKさんに会ったのは、「平成17年5月25日午後2時」で、間違いありませんか?O氏:はい。間違いありません。私:本当は「平成17年5月27日」だったのでは?O氏:いや、25日です(きっぱり)。私:しかし、前の裁判の記録を見ると、当事者尋問のとき裁判官はあなたに対して、「平成17年5月27日にWTK社に行ったときの話ですが」と質問しています。ところが、あなたは、今のように「いえ、25日です」と訂正もし [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編Part 3(O氏への尋問)〜
  • 「当事者尋問」平成21年2月某日。O氏とKさんに対する当事者尋問が始まった。法壇上の裁判官の横には、名古屋地裁で裁判修習中の司法修習生。そして、傍聴席には息子の晴れ姿(?)を見に来た私の親父。「宣誓 良心に従って、ほんとうのことを申します。知っていることをかくしたり、無いことを申したりなど、決して致しません。以上のとおり誓います。」O氏とKさんが法廷の中央にある証言台の前に立ち、ふたり並んで宣誓書を読 [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第14回)〜「当事者尋問」
  • 平成21年2月某日。O氏とKさんに対する当事者尋問が始まった。法壇上の裁判官の横には、名古屋地裁で裁判修習中の司法修習生。そして、傍聴席には息子の晴れ姿(?)を見に来た私の親父。「宣誓 良心に従って、ほんとうのことを申します。知っていることをかくしたり、無いことを申したりなど、決して致しません。以上のとおり誓います。」O氏とKさんが法廷の中央にある証言台の前に立ち、ふたり並んで宣誓書を読み上げる(ちなみ [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第13回)〜「尋問前夜」
  • 平成21年2月。当事者尋問の本番前日。なんとか費用を工面してKさんに東京まで来てもらい、(当時私が勤めていた)永田町の法律事務所で半日かけて明日のリハーサルをする。リハーサル前、Kさんは赤坂見附にある日枝神社に参拝。お守りまで買ってきた。でもKさん。私がKさんと知り合って以降、Kさんの人生ってば神も仏もない感じだが・・・。夜は私の自宅に泊まってもらう。ビジネスホテル代すら今はもったいない。なにより、私も私 [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第12回)〜「下準備」
  • 平成20年11月。名古屋地裁での第3回期日。今回も弁論準備手続だが、私は「電話会議システム」で東京の事務所から手続きに参加。裁判所の遠方に住んでいる当事者は、実際に裁判所に出頭しなくても電話会議システムで弁論準備手続に参加できることになっている。裁判所は名古屋、Kさんの自宅は那覇、私の事務所は東京だ。Kさんが負担する私の交通費を1円でも安くしたかった。「次回の当事者尋問を円滑に進めるためにも、今一度、 [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第11回)〜「木で鼻くくられる」
  • 平成20年10月。名古屋地裁での第2回期日。今回は口頭弁論ではなく弁論準備手続である。弁論準備手続というのは、TVや映画に出てくるような法廷じゃなくて、裁判所内にある「弁論準備室」とか「弁論準備兼和解室」という名前の部屋で、担当の裁判官と原告・被告(その代理人弁護士)だけが集まって、主張や証拠の整理をする手続きのこと。非公開の手続きなので傍聴人はいない。一つのテーブルを囲んで(つまり、一段高い法壇から裁 [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第10回)〜「間に合うか?」
  • 「弁護士は、受任している事件について、所属弁護士会に対し、公務所または公私の団体に照会して必要な事項の報告を求めることを申し出ることができる。」(弁護士法第23条の2)「23条照会」とか「弁護士照会」という。Kさんは那覇と東京を概(おおむ)ね1週間おきに往復していた。JALにしか乗らなかったという。ちなみにこの裁判の後、ある出来事をきっかけに私はANA派になった。JALには絶対乗らない。JALしか飛んでいない地方へ [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第8回)〜「証拠はないか」
  • 第1回口頭弁論期日は答弁書だけ提出して欠席することにした。第1回口頭弁論期日なら被告側は答弁書を事前に提出しておけば、期日に欠席しても答弁書に書いた内容を法廷で主張した扱いにしてもらえる(「擬制陳述」(ぎせいちんじゅつ)という。)。ただでさえ経済的に余裕がないKさんに、東京・名古屋間の新幹線代を請求することすら心が痛む。とはいえ、次の期日はすぐにやってくる。O氏の主張を「そんなこと知らない!」と否 [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第7回)〜「徒手空拳」
  • 平成20年8月3日夜。懐かしい国際通り脇の琉球居酒屋「黒うさぎ」でKさんに事情を(厳しく)訊く。事務所の仕事に穴を空けるわけにはいかないので、明日の朝一便で東京に戻らなければならぬ。Kさんの自宅を仮差押する2年前の平成18年、O氏はT社長に対して全く同じ内容で名古屋地方裁判所に訴訟を起こし、全面勝訴の判決をもらっている(控訴審の名古屋高等裁判所で確定。紛らわしいので、「前の裁判」ということにする。)。つまり [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第6回)〜「那覇に飛ぶ」
  • 平成20年8月3日。KNちゃんからメールをもらった翌々日。那覇に飛ぶ。自腹である。しかもトップシーズンの週末。航空券代が痛いことこの上ない。Kさんのご実家2階の和室(私も何度か泊めて頂いたことがある。)。Kさんご夫婦、Kさんのご両親の4人と話し合う。テーブルの上にはKさんの奥さんとKさんのお母様が作ってくれた山盛りの琉球料理と泡盛。島らっきょうと泡盛(古酒)が旨い。「お父さんのお気持ちもよく分かります。も [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第5回)〜「KNちゃんからのメール」
  • Kさんから裁判断念の連絡が届いた翌日。Kさんの娘のKNちゃんからメールが届いた。タイムスタンプは「2008/8/1/10:30:50」以下、当時、高校3年生だったKNちゃんからのメール(全文)である。「お忙しいのにメールしてしまってすみません。でもどうしたらいいのかわからなくてご連絡しました。これは本当に自分のわがままですが、この家がなくなってしまうのは嫌です。でも一番は父が裁判を欠席することが嫌です。そうしたら父まで [続きを読む]
  • 民事弁護〜沖縄編(第4回)〜「諦める」
  • 平成20年7月31日。Kさんから連絡。裁判で闘うのは諦める、という。裁判所にも出頭せず、欠席して敗訴判決をもらうしかありません、という(民事裁判では、裁判期日に裁判所に出頭せず、反論の書面も出さないと相手の主張をすべて認めたものとみなされて敗訴判決が出されてしまう。「擬制(ぎせい)自白」という。)。弁護士費用を貸してくれないか、年老いた両親(私も何度かお会いしたことがある。)に頼んでみたが、父親からは [続きを読む]