草灯籠 さん プロフィール

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草灯籠さん: 妖精遊園地につれてって
ハンドル名草灯籠 さん
ブログタイトル妖精遊園地につれてって
ブログURLhttp://youseiyuenti.blog.fc2.com/
サイト紹介文小説や詩のようなものを書いています。妖精遊園地と不思議なガラクタの海の物語。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供9回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2014/06/12 23:35

草灯籠 さんのブログ記事

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  • 29 僕は羊水の中、夢見る青いポリバケツ
  • 29 僕は羊水の中、夢見る青いポリバケツここはどこだと思う?青いポリバケツの中だよ。ゴミ箱の中さ。でも、ただのゴミ箱じゃあないよ。なんでも入ってしまう青いポリバケツなんだ。ドラえもんの四次元ポケットみたいに。どんなものでも捨てられる魔法のポリバケツ。捨てても捨てても、蟒蛇のように何でも呑み込んでくれる、至極便利な青いポリバケツです。一家に一箱どうですか?今ならお安くしておきますよ。・いらなくなった [続きを読む]
  • 花かんむりのお葬式
  • 白百合雨の降る頃に、夏の終わりの夕方が濡れている。お花で作った花冠、あの子にナイショで埋めました。樒の木の下の暗い穴、私が掘って埋めました。シロツメクサの光の環、私が編んで埋めました。いつの間にか、かさかさ乾いて干し草になった花かんむり。大事に部屋の壁に掛けておいたけど、ポロポロ落ちて、かさこそこそ。ばらばら花びら零れます。白くてきれいだったはずの花冠は、茶色くなって汚いな。粉粉小さな虫のフン。見 [続きを読む]
  • 妖精遊園地につれてって 27 ガラクタの薔薇の歌
  • 時が降る、時が降る時の欠片は砕けて降り積る時が震える、時が震える時の粒子が海になる海は震え泣き、遠く儚い歌を歌う誰も知らない歌を歌う夢を見る。海は遠く知らない夢を見るいつまでも、いつまでも誰も知らない夢を見る海と夢は混ざって溶ける波の模様は琴の線夢の流れに微睡む夢見の水花コロイド遊んで蕾が微笑うコットン カッタン 水車が回る震える繊維が伝播する絡まる粒子に記憶を乗せてあなた(私)と、私をつなぐ撚糸は [続きを読む]
  • 妖精遊園地につれてって 26 海賊船に乗って
  • この世界のどこにいるのだろうか。いない     いない        いない    いない   いない         いない            いない  いない                      いない           いない        どこにもいない                           いない波間にもまれて漂う青い小瓶。遠く知らない世界へと手紙を運ぶ。読み人 [続きを読む]
  • 妖精遊園地につれてって 25 片割れた二枚貝
  • 『青い泉が呼んでいる』澄んだ水に身を沈めれば、透明度の高い液体に満たされた風景に溶け落ちる。地中深くを巡り石と砂に濾過された涌水の泉は、どこまで潜っても明るく光が降り注ぎ、見上げると揺れる青が空のように広がる。水底の白砂には、水面の波模様を滑らす光の幾何の精が戯れている。光線は交叉し、絶えず伸縮する光の流線形は、眠気を惹き起こさせる光沢を放っている。水の湧く音に真珠色の霰石は可笑しげに撥ね上がり、 [続きを読む]
  • 妖精遊園地につれてって 24 水の結晶花
  • 白い結晶の針葉樹は凍え、雪の草々は輝く星の光矢を放ち、キルンキルンと鳴っていた。雲のまにまに手繰る糸。葡萄の蔦這う雲の網空を、光の珠が転げ回り水晶の火花を散らす。手を伸ばし絡み合う雲の糸巻きひげ蔓を、透明な過冷却の樹液が昇りゆく。滴る雫の連なる音は、白い睡蓮の香りを咲かせている。綾織る芳香物質は、六花の香りを象って、純白の環を冠る。空の果てから咲き零れるものたちの溶融に、春の夢は朧に微睡む。僕は春 [続きを読む]
  • 妖精遊園地につれてって 23 呼び鈴
  • リン リン リン リリン、リンティンクルリンリンクリン、リンクリン、リリン リリン リリンリリンクリン、リリンクリン、リンクリリンクリン珪酸質の鐘が鳴る。君のことをたまには、ロリカと呼ぶことにしよう。透明な膜質の殻は、水晶の鐘。玻璃の壺の襟から長い鞭毛を揺らめかせ、可愛らしい音を響かせる。名前なんて本当はどうでもいいし、君に名前なんて有っても無くても同じことだけど。君は常に姿形を変えて千変万化の形態で [続きを読む]
  • クリスマスツリー  風景画-1
  • 「ジングルベール ジングルベール 鈴が鳴る……」目の前にクリスマスツリーが生えてきた。だって、今日はモミの木とサンタクロースの日だから。街が蠢くように積み重なり、もみくちゃになってくっ付きあっているクリスマスツリーは、天高く聳え立つ。一体どんな糊を使えばこんな風に接着することが出来るのだろうか。グニャリとひしゃげた鉄筋コンクリートの建物がゴミのように堆く積もり、ラーメン構造の堅牢さを誇らしげにして [続きを読む]
  • ピクニック
  • ピクニックへ行こう。待ち合わせは、秘密の森。バスケットには、好きなものも、どうでもいいもの、嫌いなものも全部詰め込んで。お客様はくまのヌイグルミに、案山子とブリキのロボット。それから、セルロイドのお人形に、撥条仕掛けのネズミの親子。おくれて藁人形も五寸釘しょってやって来た。みんな揃って乾杯しましょ。わたしは赤いおべべに藤の花かんざし。白化粧にお口にちょっと紅を差す。だれも見てない舞を舞う。あなたは [続きを読む]
  • 荒唐無稽
  • 誰だっけこれ?知っているはずなのに分からない。なんだっけ、この違和感。そこでモゾモゾ千足を動かし、歩き回っているのは扇風機だし。あのインク瓶で泳いでいるのはペットのハムだ。なんにもおかしいことなんてないし、いつもと何一つ変わらない日常だ。それなのに、やっぱりおかしい。さては、昨日の夜、冷蔵庫に隠れて熱帯魚の群れを食したせいか。きっと、マリンスノーが降りつもって回路がショートしたに違いない。どうして [続きを読む]
  • 羽刈り山
  • この道をずっと行けば、君のもとに辿り着くはずだ「さあ、手を取って、君に捧げよう」アスファルトの二車線道路真ん中の白線を途切れ途切れに踏み進む白い色だけがいいから、間は宙を舞って次に移動君の手と私の手をつないで、もう一方の手をそっと肩に乗せたら背筋をしゃんと伸ばして、目は斜め上をきっと見つめる赤色の鉄塔のライトは、ゆっくりと、曰くありげに消えては点いて送電線の黄色が、アルクトゥルスに負けじと軽やかに [続きを読む]
  • お仕舞い
  • お風呂あがりの夜の虫セミが寝ぼけてジジッと一声泣きましたそよそよそよといい夜風草の死体のにおいがするあつい昼に引っこ抜かれた草の山ぐちゃぐちゃにつみ重ねられてこんもりと庭の小道は草の塚雑草生えてこないように枯れ葉の下の土は真っ暗だ夏の夜風は満月のにおいにほんブログ村 [続きを読む]
  •   ましろな ゆらぎ   
  •           光 の 中 すぐそば に       海 が いる よう な                                     そんな 気 が した                    光の中すぐそばに海があるような気がした                 光 の 中 すぐそば に          海 と いる よう な                             そんな [続きを読む]
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