なか さん プロフィール

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なかさん: ただ好きだという、この気持ち。
ハンドル名なか さん
ブログタイトルただ好きだという、この気持ち。
ブログURLhttp://kisschoko.blog.fc2.com/
サイト紹介文お仕事系BL小説ブログ。医療系シリーズ中心に更新中。基本あまあま、時々じれじれヒリヒリ。R18あり。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供370回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2014/06/22 09:24

なか さんのブログ記事

  • ビターエンド(37)
  • 「え、同じ家に住んでるのに別々に出かけるの? 一緒に行こうよ」 その日の朝。 佐上は勿論そう言ったが、忍足は断固として首を横に振った。今日の出で立ちは黒に近いグ [続きを読む]
  • ビターエンド(34)
  • 「気障かなあ? こいつに合ってると思うよ。響きも、意味も」 一方、佐上は淡々とした態度のままだった。子猫の顎を撫でてやりながら、更に言う。「ノエルってつまりクリ [続きを読む]
  • ビターエンド(33)
  • 「なあ。おまえもそう思うだろ?」 と、これは手の中の子猫へと語りかけた。その子猫はというと、ぴゃー、と声をあげ、忍足の指に爪を立ててきた。一人前に痛い。「それは [続きを読む]
  • ビターエンド(32)
  • 「・・・・・・」 平然とした顔をして人の痛いところを突いてくる。苦々しい思いを噛みしめながら、忍足は佐上から目を逸らした。そういえばこいつはそういう奴だった。 その佐 [続きを読む]
  • ビターエンド(29)
  •  感心しながら、なおも子猫を眺めていると、佐上がコホンと咳払いをした。「それよりさ、忍足先生。その毛布の下には何か着てるの?」「え? いや」 訊かれるがまま、毛 [続きを読む]
  • ビターエンド(28)
  •  背中、が、・・・寒い。 ぶるっと身震いをして、忍足は半覚醒状態のまま毛布を引っ張った。と同時に寝返りを打って腕を伸ばし、傍らを探る。「・・・・・・、」 しかし手のひら [続きを読む]
  • a piece of cake(recipe)
  •  あの時牛乳が切れてなかったら、どうなっていただろうね? いや、きみよりもむしろ俺が。 平坦な人生を平坦に、淡々と生きて淡々と死んでたんじゃないかな。 それもま [続きを読む]
  • a piece of cake(9)
  •  えー、と俺は頬をふくらまさずにいられない。「もうじき十九だよ。あと一年なんだからおまけしてよ。細くてダメって言うならハルタさんが太らせてくれたらいいんだよ、ヘ [続きを読む]
  • a piece of cake(8)
  •  ハルタさんのポタージュは春キャベツと新玉ねぎにシフトした。 俺は玉ねぎを薄切りにするところを手伝わせてもらっている。それと、隠し味に入れるじゃがいもの皮剥きと [続きを読む]
  • a piece of cake(6)
  • 「・・・ハルタさんってバカじゃないの!? どこまで人がいいんだよ!」 泣きたいのと怒りたいのとが入り交じって、頭がぐちゃぐちゃになった。顔もきっと、ぐちゃぐちゃだっ [続きを読む]
  • a piece of cake(4)
  •  こんなにもハルタさんと、ハルタさんの料理が好きな俺だから、売り子の仕事は向いてると思う。 地元にいた時は、他人と口をきくのが苦手だった。皆、俺のことを笑ってる [続きを読む]
  • a piece of cake(3)
  •  『もう一品』は二階建ての民家の一階に店を構えている。 通りに面した方が店舗になっていて、奥が――ハルタさんの言うとおり「戸ひとつ隔てた向こう側」――がハルタさんの [続きを読む]
  • a piece of cake(1)
  •  ――えーっと・・・俺さ、牛乳買って、家に戻るとこなんだけど。きみ、先刻もそこにいたよね。 それが、ハルタさんが俺にかけてくれた最初の言葉だ。 その時俺は高校を何と [続きを読む]