なか さん プロフィール

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なかさん: ただ好きだという、この気持ち。
ハンドル名なか さん
ブログタイトルただ好きだという、この気持ち。
ブログURLhttp://kisschoko.blog.fc2.com/
サイト紹介文お仕事系BL小説ブログ。医療系シリーズ中心に更新中。基本あまあま、時々じれじれヒリヒリ。R18あり。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供368回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2014/06/22 09:24

なか さんのブログ記事

  • ビターエンド(68)
  •  許す、と佐上は言った。何度でも許す、と。 その言葉が今になって、忍足の身体中に満ちてきた。満ちてあふれて、肩に乗っていた何かを持ち上げて、そのまま取り去ってし [続きを読む]
  • ビターエンド(67)
  •  何だその理屈は、と、言えるものなら言いたかった。最初は「俺とノエルが」と言っていたくせに、いつの間にかノエルの名前が抜けてるぞ、とも。 でも、今度も忍足は言え [続きを読む]
  • ビターエンド(65) ♥
  •  ベッドに移動するまでにも、その後も。 何度も、何度でも、キスをした。唇にも、他のあらゆるところにも。互いを味わうように、飽きることなくついばみ、絡め、吸い立て [続きを読む]
  • ビターエンド(64)
  •  まだ間に合うだろうか。 そもそも、こんなことを願っていいのだろうか。 そう思うと、怖くて震え出しそうになる。これ以上何も言わずに逃げ出せたらどんなに楽かとさえ [続きを読む]
  • ビターエンド(63)
  •  一瞬だけ、間を置いてから。「・・・あーもう!」 佐上は急に大きな声で一声叫んだ。それから声量を落として、一言吐き捨てる。「ムカつく」 その声が本当にくやしそうな [続きを読む]
  • ビターエンド(62)
  •  あの時もね、と佐上は、声をわずかに和らげて続けた。 その視線がゆっくりと上がり、再び忍足をとらえる。そこにはもう、怒りはなかった。「ごめんな、って。あんた、何 [続きを読む]
  • ビターエンド(61)
  • 「・・・そりゃ悪かったな・・・」 他に言いようがなくて謝ったら、ますます怒られた。しかも、と佐上は言う。「そのまま東京からも姿を消して、噂じゃ失脚して地元に帰ったって [続きを読む]
  • ビターエンド(60)
  • 「五年前・・・?」 一方の忍足は、まるで話の方向が見えない。戸惑っている様子が露わだったのだろう、佐上は唇の端をわずかに上げた。とはいえその表情は、笑顔とは到底言 [続きを読む]
  • ビターエンド(59)
  •  もっと早く言えば良かったな。そう続けた言葉には自嘲の笑みで揺れた。ごめんな。そう言い足した時には、いっそ優しいような声になった。「こんな奴だと知ってたら、俺を [続きを読む]
  • ビターエンド(58)
  •  呆気にとられた――というよりは、傷ついたような。 その時、佐上の顔に浮かんだのは、そんな表情だった。 咄嗟に忍足はたまらない気持ちに駆られる。そして思う。そんな [続きを読む]
  • ビターエンド(57)
  •  佐上はいつも、明快な話し方をする。説明も的を射ているので、簡潔で判りやすい。 こんな話をする時でさえも。「先刻、飼い主さんが単独で来院してきてさ。下部尿路症候 [続きを読む]
  • ビターエンド(55)
  •  そんな、諍いとも言えないような言い合いが、何だか気持ちいい――なんて、良くない傾向なのではないだろうか。 忍足としてはそう思わないでもない。が、ぬるま湯に浸かっ [続きを読む]
  • ビターエンド(54)
  •  それからしばらくは平穏に時が過ぎ、ノエルは三ヶ月に入った。ここのところの忍足は、こんな可愛い子猫は今まで見たことがないと毎日のように感嘆しては、佐上に呆れられ [続きを読む]
  • ビターエンド(53)
  •  笑みを含んだ声音でそう言われて、忍足はそっぽを向いた。じわじわと頬が熱くなるのを感じて、唇を噛みしめる。「しかもこれ、俺のためにどんなものがいいか考えて、材料 [続きを読む]
  • ビターエンド(51)
  • 「・・・ふうん」 そうとだけしか、忍足は答えられなかった。本当は、心持ち赤い顔をして口を閉じた長谷川に、もっといろいろ訊きたいところだったのだが。 たとえば、対策 [続きを読む]
  • ビターエンド(50)
  • 「恋人じゃない」 すぐさまきっぱりと否定した忍足だったが、長谷川は疑わしそうな顔をした。更に、こんな台詞で抵抗を続ける。「そもそも忍足先生の方が、僕よりずっと経 [続きを読む]
  • ビターエンド(49)
  •  表面上はにこやかに診療をこなしつつも、内心では忍足は頭を抱えていた。 ――夕メシ、すぐ食えるものを何か買ってくるから。 軽い気持ちで言ったこの言葉が、だんだんと [続きを読む]
  • ビターエンド(48)
  •  別にいいよ、それなら俺が忍足先生を抱くから。とか何とか、減らず口で応酬してくれたら良かったのに。 ところが佐上が素直にコクンと頷いたりするから、忍足はますます [続きを読む]
  • ビターエンド(47)
  •  翌日、佐上はなかなか起き出してこなかった。 こんな時、ノエルの拠点が佐上の部屋だということは便利だ。ノエルの世話にかこつけて、部屋に出入りすることができる。「 [続きを読む]