寂々兵 さん プロフィール

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寂々兵さん: Cinema Youth(旧遁世書院)
ハンドル名寂々兵 さん
ブログタイトルCinema Youth(旧遁世書院)
ブログURLhttp://natsukusa919.blog19.fc2.com/
サイト紹介文旧作の発掘・紹介に特化した映画ブログ。サブジャンルごとのデータベース化を構想中。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供33回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2014/06/28 19:22

寂々兵 さんのブログ記事

  • のどかな『ステップフォード・ワイフ』 64点
  • ステップフォード・ワイフ(/)ステップフォードの住民がほんのりと狂っており、引っ越してきた人妻が原因究明に奔走する話。ところどころベルイマンっぽい。ブライアン・フォーブスの手堅く頭の良い(ダラダラした)作りに安心しつつも終盤の超展開に頭が冴える。ラストカットが超怖い。キャサリン・ロスは美人なんだろうけど、ダイアン・キートンっぽくて苦手な顔である。ステップフォード・ワイフ [DVD]posted with カエレバキ [続きを読む]
  • A trois on y va!『彼らについて』 94点
  • 彼らについて(ジェローム・ボネル/2014仏)カップルの両方と浮気をしている女……という三角関係の話で、縁があって仕事で鑑賞したんだが、これにはたまげた!女って怖いねえ、と言いたくなるような紋切型の愛憎劇、ドロドロ、嫉妬、悶着、一切なし。いわゆるLGBT映画という括りになると思うが、変に説教めいたセリフを演者が言ったりすることなく、ただただ本人たちが楽しんでいるところや、バレるかどうかというスリルをコミカ [続きを読む]
  • 生首奇譚『殺人蝶を追う女』 81点
  • 殺人蝶を追う女(キム・ギヨン/1978韓)自殺願望のある大学生がピクニックで蝶を追いかけていたら見知らぬ女に毒入りジュースを飲まされて死にかけ、何度殺しても復活する押し売り老人は「意志が大事じゃ!」と喚いて灰になり、鍾乳洞で拾った骸骨はいきなり美女へと生まれ変わって「肝臓をよこせ」と迫ってくるもんだから自動生成の米菓子が舞う中でセックスする…というこの変な映画は『下女』のキム・ギヨンの傑作で、現在の尺 [続きを読む]
  • 堕ちていく『ビリディアナ』 74点
  • ビリディアナ(ルイス・ブニュエル/西)敬虔な修道女が女たらし、ホームレス、障害者、キチガイなどに絡まれていくうちにみるみる堕ちていく映画。ブニュエルだし堅苦しい宗教映画かな?と思って臨むと泡を噴く。映画史に残る地獄の饗宴。ビリディアナ  HDマスター [DVD]posted with カエレバシルビア・ピナル IVC,Ltd.(VC)(D) 2015-08-31 Amazonで探す楽天市場で探す [続きを読む]
  • 動きまくる『NOVO/ノボ』 78点
  • NOVO/ノボ(ジャン=ピエール・リモザン/2002仏)アンナ・ムグラリスの全身から漂う高貴なセックス・アピール、唐突にスカートをたくし上げる仕草、ただただ満点。「静」の映像と音の中をNOVOが動きまくる。猥雑な記憶に囚われたすべての人間が観るべきフレンチロマンスの圧倒的傑作。『メメント』の100倍好き。NOVO ノボ [DVD]posted with カエレバエドゥアルド・リノエガ 日活 2003-11-21 Amazonで探す楽天市場で探す [続きを読む]
  • 労働者は偉いンだ!『暴力団再武装』 79点
  • 暴力団再武装(佐藤純彌/1971日)工業都市における地元の弱小やくざVSやくざを潰しにかかる警察VS都市開発に参入してきたやくざ(ハト派)VS都市開発に参入してきたやくざ(タカ派)VS日雇労働者。これだけのオッサン達が混み合っている中、どの立場の人たちが争っているのかが一目で分かる筋の組み立て方、さすが東大出の監督だけある。そしてハト派(鶴田浩二)とタカ派(丹波哲郎)の掛け合いが面白い。鶴田浩二が「切った張っ [続きを読む]
  • 泡沫候補の笑い泣き『立候補』 84点
  • 立候補(藤岡利充/2013日本)これはとんでもない映画。マック赤坂のPR動画だろうと舐めてかかったらえらい目にあった。とにかくマックの狂人っぷりが強烈で、他の候補者の街頭演説に拡声器で罵声を飛ばすわ、学校の前で選挙活動をしていたら文句を言ってきた女子高生を法と正論で叩きのめすわ、清々しいほどの自己中っぷり。中盤以降に息子が登場してくるんだが、この息子ってのが昔は父親のことをさっぱり理解できなかったが、最 [続きを読む]
  • あんた誰だっけ?『不連続殺人事件』 73点
  • 不連続殺人事件(曽根中生/1977日)坂口安吾がミステリ・マニアというのはよく知られている話。原作はそんな彼が生涯残した数少ない長編推理小説の一つなのだが、冒頭20ページで30人近くの名前が立て続けに出てくる。その系譜は映画にも受け継がれ、映画・ポルノ・特撮・舞台・声優界・音楽界などから怪優が次々と現れてはバッタバッタと死んでいく。不要なキャラが多いだの、トリックが破綻しているだの、そんな事はこの差別用語 [続きを読む]
  • カリーナ・ラウに殺されたい『好奇心は猫を殺す』 78点
  • 好奇心は猫を殺す(チャン・イーバイ/2006中)地方都市の高級マンションで発生した奇怪なイタズラが殺人事件に発展していく話。『恐怖分子』みたいなことやりたかったのかなあと若干俯瞰的に見てしまうのは否めないが、これはこれで面白い。表向きはただの昼ドラっぽいが、中国富裕層の裏側を抉り出すような演出や構図が見事で、住民が抱えている不倫やら性癖やらの秘密が事件と並行して次々炙り出されていくのが非常に楽しい。気 [続きを読む]
  • 渾身の『不運』 78点
  • 不運(アンジェイ・ムンク/1960波)とことん不運なオッサンの自叙伝。不運というよりは欲望に忠実すぎたがために引き起こされた必然の不幸で、故に絶妙な悲喜劇と化している。ハチャメチャに面白いが、中盤以降のサイレント喜劇的な動きがちょっとくどいような気も(序盤、少年時代の回想は最高!)。しかし戦争をこんな風に茶化して撮れるのは、岡本喜八しかりルビッチしかり戦争を心から憎んでいる人間だけだなあ。不運 [DVD]pos [続きを読む]
  • 語感が良い『湯殿山麓呪い村』 68点
  • 湯殿山麓呪い村(池田敏春/1984日)角川による金田一エッセンスの田舎ホラーだが、探偵役(永島敏行)がキチガイすぎて、浮気はするわ、浮気相手の父親に金の無心するわ、恫喝するわでぶっ飛んでいる。オマケにろくな推理もしていないのに、犯人当てだけはしっかりやるなどデタラメすぎて笑う。ラストの唐突すぎる展開はまるでATG。仙道敦子だけがこの映画の癒しであった。仙道敦子ペロペロ。湯殿山麓呪い村 角川映画 THE BEST [DV [続きを読む]
  • 人体のデタラメ『探偵物語』 70点
  • 探偵物語(三池崇史/2007日)中山一也、真木蔵人、阿藤快、渡辺裕之とリアルにヤバそうなやつがじゃんじゃん出てくる猟奇殺人物。特に中山一也の、人生において絶対に関わりたくない人感。こんなに無茶苦茶な経歴を持つ男を使わない邦画界に未来はない。ナチュラルに放尿する菊池亜希子、スーツ姿ではしゃぐ井上晴美に眼福。ミステリのプロットはシンプルで、他の部分でカルトを狙い過ぎてる感は否めないが、ラストは『悶絶!!どん [続きを読む]
  • 抑えきれていない野心『セントルイス銀行強盗』 63点
  • セントルイス銀行強盗(チャールズ・グッゲンハイム/1959米)マックイーンのノワール。渋々悪の道に進んでしまうひ弱な青年という設定なのだが、「ここからのし上がってやるぞおお」という煌々とした野心をまったく抑えきれてなくて笑う。そして私情で敵対視していたマックイーンの立場が悪くなってからの、ジェームズ・デュカスの小物臭さ溢れる悪人顔!最高オブ最高。セントルイス銀行強盗 [DVD] FRT-229posted with カエレバス [続きを読む]
  • 違う意味での『鬼畜』 71点
  • 鬼畜(野村芳太郎/1978日)現在持て囃されている「天才子役」たちを批判する材料として、よくこの年代の子役の対称的な演技が取り上げられるが、こちらはこちらで「純朴」と持て囃すには棒演技が過ぎて無理がある。虐げられている立場なのにまったく可愛そうに見えない。純朴=すべてが善、じゃなくて、こういう役どころならさすがにもうちょっと演技をしなきゃダメでしょ!(『疑惑』の子役は素晴らしかったぞ!)とまあ、子供好 [続きを読む]
  • どん底か?『おやじ男優Z』 52点
  • おやじ男優Z(池島ゆたか/2013日)「どん底」と称している割には住むところも妻もいて遠方に頼れる友人もいるという、いまいちどん底感に欠けるオッサンたちの下世話な話。表層的でくだらないが、昭和の人情喜劇的な趣もあって無下にできない味わい深さがある。坂ノ上朝美のおっぱいが物凄い。映画(フィクション)で描かれるAV男優は傲慢で威張っているスケベという紋切型が多いが、実際のところはそんなでもないらしい。おやじ [続きを読む]
  • 童貞と爆風『厳重に監視された列車』 83点
  • 厳重に監視された列車(イジー・メンツェル/1966捷)大傑作。思春期の男というのは童貞を卒業すること以外にさして目標など無いも同然であって、戦渦においてもなお童貞を卒業することだけに傾注する少年が主人公と言うのは、岡本喜八の『吶喊』然りそれだけで信頼できる。登場シーンは短いものの、性の手ほどきを行うナジャ・ウルバーンコヴァーの魔性の女神っぷり、満点。(今は限界まで肥えた田嶋陽子みたいになってしまってる [続きを読む]
  • 人肉と家族愛『地獄のモーテル』 61点
  • 地獄のモーテル(ケヴィン・コナー/1980米)『悪魔のいけにえ』系譜の家族愛ホラー。ゾンビへのオマージュを生身の人間で捧げてしまう大胆さ。旦那を亡くしたばかりの美女が主役の人肉親父に惚れこんで結婚を申し込んだり、全然顔を隠す必要のないシーンであえて豚のマスクを被る説得力のなさが最高。終盤、"家畜"が既に逃げ出してしまっていることも知らず弟に託そうとする兄と、"家畜"を牛や豚のことだと思って引き受ける弟の"二 [続きを読む]