huian さん プロフィール

  •  
huianさん: ギンレイの映画とか
ハンドル名huian さん
ブログタイトルギンレイの映画とか
ブログURLhttps://ameblo.jp/shangyou/
サイト紹介文主に東京の飯田橋のギンレイホールでみた映画について書いています。昔みたのも思い出しつつ書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供155回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/06/29 21:50

huian さんのブログ記事

  • 愚行録 2017.8.8
  •  事件を追うのは警察が一番手で、探偵が来て、記者が次かな。でも実際は警察だけだ。捜査に素人の出る隙はない。これが小説やテレビドラマとなると、とたんに素人が活躍する。週刊誌の記者も、事件が記事として売れるとなったら、案外真実を探り出すことがある。週刊誌の興味本位の記事から、事件が警察に戻され、事件解決になったことがある。解決するのなら、それもOK。  三人家族が殺される事件が起きて一年。事件は解決して [続きを読む]
  • しゃぼん玉 2017.8.8
  •  犯罪を繰り返すのは、どんな心境なのか。環境が犯罪を生むと言われるが、それでも悪いことに手を染めるには覚悟がいるだろう。全く罪の意識がなく犯罪が犯せるのなら、救いようがない。  伊豆見(いずみ)なる人物、彼は女性を狙った引ったくりや通り魔を繰り返していた。体力的に弱い者ばかりを狙うから成功率は高いだろう。犯罪の元をたどれば社会が悪い、なんてことにしたくない。もちろんなんらかの影響や関連はある。だが [続きを読む]
  • ゼロ・シティ 1991.5.13
  •  モスクワからの列車が到着した駅に、技師ヴァラーキンが降りる。この地の工場の空調施設の点検に呼ばれてきたのだ。工場に着いてみると、歓迎されていない様子。工場長は詳しいことを知らず、来週また来てくれという。 しかたなくモスクワに戻ろうと、タクシーで最寄の駅へ行こうとするのだが、なぜか途中で降ろされてしまう。すでに夕方になっている。腹が減ったのでレストランに入る。このレストランで、頼んでもないデザート [続きを読む]
  • ブランカとギター弾き 2017.8.5 シネスイッチ銀座1
  •  予告編はちゃんと見ないようにしている。それは予告編が、かなりな部分話を語ってしまっているからで、時には核心をついてしまうこともある。そのため、半分くらい薄目で見ている。興味を引けるようなら、それで良し、だめならだめ。予告には頼らない。それで、この予告編ではギター弾きと少女が母を探して、だけの知識で見た。  見始めから、どこの国だろうと気になって仕方ない。言葉からは分からない。聞き覚えのない言葉だ [続きを読む]
  • この二人に幸あれ 2017.8.5 フィルムセンター
  •  60年前の映画だ。それなので結婚観も戦前の前時代的なものが残っている。だが同時に戦後の民主主義も浸透している。憲法が変わり、結婚は当人だけの意思で決められるようになった。それにもかかわらず、現代でも親の許しを得る風習はある。できれば両親が喜んでくれる方が嬉しい。これは自然な感情だ。  海運会社に勤める若尾久夫は、支店長から娘を嫁にどうかと言われる。優秀な社員を娘婿にして、社内の派閥を強化なものにし [続きを読む]
  • 十年 2017.7.24 K’s cinema
  •  中国本土は行ったことがあるが、香港には行ったことがない。中国は社会主義を標榜しているが、実行されていない。社会主義あるいは共産主義は高度に発展した社会であり、いまだかつて存在したことはない。理論は難しく理解することは難しいが、知識だけの理論ではない。立派に実現可能な学問だ。ただし中国が目指しているものは、そこではない。社会主義の名を騙る独裁国家だ。中国には本来の理想に向かって、進んでもらいたい [続きを読む]
  • ラルフ一世はアメリカン 1991.5.9
  •  イギリス王室のキング継承に順位があるが、息子がいて、その息子も生まれたし、王室としての人員は揃っていて、ほぼ安泰だ。ところが大きな事件が起こり、一族揃って亡くなってしまう。こんな話、いくら映画でも文句を言われそうだが、王室は心が広い。そんなアメリカ映画を歯牙にも掛けない。そうこなくっちゃ。  その他の王位継承者を探してみると、唯一残っていたのが、アメリカのラスベガスのピアノ弾きラルフ・ジョーンズ [続きを読む]
  • 1900年 1982.10.28 有楽町スバル座
  •  タイトルバックの力強い絵画「第四身分」がこの映画の全ての背景になる。エンリオ・モリコーネの音楽も美しく力強い。1945年4月25日、イタリア開放の日が来ても、第二次大戦におけるイタリアの複雑な歴史を清算することは難しい。歴史の重さが全ての国民にのしかかってくる。  1901年、20世紀が始まった年の1月27日、前世紀を代表する音楽家ヴェルディが亡くなる。同時に新たな命の誕生もあった。ベルリンギエリ家の小作人頭レ [続きを読む]
  • 空と風と星の詩人 〜尹東柱の生涯〜 2017.7.22 シネマート新宿1
  •  新聞に紹介記事が載っていて、読みたかったが、ここは我慢して記事は読まずに映画を見た。事前に知識が入ってしまうとマイナスになることが多いからだ。知っていたことは、韓国の詩人で、日本に関係があって、戦争中の話くらいなものだった。  それで見て分からなかったら、自分のせいであり、監督のせいではない。  尹東柱は従兄弟の宋夢奎と文芸誌を発行した。二人はいとこ同士、子どもの頃から仲が良く、文学の嗜好も似て [続きを読む]
  • 死刑台のエレベーター 2011.10.24 早稲田松竹
  •  ジュテーム、ジュテーム、フロランスのモノローグ、相手の男に対する熱い思いを、独り言のようにつぶやく。そのうち公衆電話をかけていることがわかる。アップから引いていく画面が情景を説明している。  電話の相手は、彼女の愛人でジュリアンと言う。彼に夫の殺害を頼んでいる。ジュリアンの勤める会社の社長がフロランスの夫シモン。つまり社長の妻が夫殺しを会社の部下に頼んでいたのだ。殺す手順は決めてある。社内の状況 [続きを読む]
  • 巨人と玩具 2017.7.21 フィルムセンター
  •  題名に惹きつけられた。でも題名からは、一体なんのことか分からない。  ワールドは森永か。銀座に森永の大きな地球儀ネオンがあった。他の二社も想像がつく。製菓業界に、これほど熾烈な争いがあったとは知らなかった。商品は似たようなものだし、何か特色を出さなければならないのは難しい。そこで宣伝攻勢をかける。CMは飽きるほど繰り返し流せば効果はある。だが予算の関係でそうはいかない。人を惹きつける何かが必要だ。 [続きを読む]
  • 甘き人生 2017.7.15 有楽町スバル座
  •  belfagor ベルファゴールは子ども向けのドラマなのかな。子供の頃はお化け屋敷だの、怪談だのを怖がりながらも好んで見聞きした。そういう感じのテレビドラマが放送されているのを見ていた。母と一緒にいて、恐ければ母に抱きつけばいいのだし、母に甘えられるのと、恐いもの見たさが同時に味わえた。マッシモは遊んでくれる母が好きだった。父はとっつきにくい感じだった。  1969年、イタリアのトリノ。セリエAのトリノのスタ [続きを読む]
  • ハーフネルソン 2017.7.12 K’s cinema
  •  What is history ? から授業が始まる。歴史とは何か。この問いなくして、授業は始まらない。何の変化もない時が過ぎても、歴史にはならない。変化あってこその歴史だ。まず、ここから始めるのが彼のやり方だ。  歴史は苦手だ。歴史好きは、たとえば歴史上の人物を好きになり、そこからだんだんはまり込んでいく。興味がないので、歴史ドラマはみない。したがって各時代の区別がつかない。日本でこんな状態だから、外国となる [続きを読む]
  • 歓びのトスカーナ 2017.7.8 シネスイッチ銀座1
  •  前作「人間の値打ち」にも出ていたが、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキはフランスの女優と思っていたが、こうもイタリア映画に出ているのはなぜか。イタリア語も流暢に話すし、イタリア映画にとけ込んでいる。  イタリアとフランスは隣国でもあるし、俳優の行き来はあった。アラン・ドロンがイタリア映画に出ていたし、リノ・ヴァンチュラは確かイタリア出身だった。フランスの顔とさえ思われるイヴ・モンタンがイタリア出身だ [続きを読む]
  • ハクソー・リッジ 2017.6.27 TOHOシネマズ日本橋8
  •  良心的兵役拒否は知っていた。モハメド・アリが確かそうだった。でも彼は罪に問われたんじゃなかったっけ。ちょっと調べてみたら、合法的に認められているわけではないようだ。召集する側は、おとなしく従ってくれる人がほしいからね。たとえ自分の意思で軍に参加するのであっても、死の恐怖があるので、嬉しくはないはずだ。正しい戦いに参加すると信じ、思い込むことで恐怖を抑えつける。  アメリカでも、まわりの若者の誰も [続きを読む]
  • 恋多き女 2017.7.5 フィルムセンター
  •  ベルエポックと呼ばれた古き良き時代のパリ、エレナというポーランドから亡命した公爵夫人の恋愛奇談をば語ります、といった風情の語り口。テクニカラーの色彩の鮮やかさは、ストーリーの派手さにぴったりしている。  冒頭ピアノを連弾する男女、リオネルとエレナだ。音楽家のリオネルからの求婚を断わったエレナは、その場に居合わせた靴製造会社のマルタン・ミショオに結婚してほしいと言われ、ふたつ返事で、いいわよ。ずい [続きを読む]
  • 淵に立つ 2017.6.27
  •  刑務所に入って罪をつぐなうというが、それが本人にとっても、被害者にとっても完全に機能していると言えるのか。疑問な点が多い。  まず犯罪人は強制的に自由をうわばれ、一定期間留め置かれる。その期間は苦痛だろう。しかし思考は制限されようがないので、反省しているかどうかは分からない。  被害者は直接犯人に制裁を加えることができない。その代わりに司法判断に任せるしかない。ここに齟齬が生まれる。判決に異存が [続きを読む]
  • セールスマン 2017.6.24  ル・シネマ1
  •  タネを明かせば単純な話だ。ただし関係者の立場、年齢、状況等をかんがみると安易に解決できないのは分かる。裁判だって情状酌量されることがあるのだから、問題をコンピューターに入れて回答を導き出すようにはいかない。浮気心満載の男の悪行を断罪すれば済む話であれば簡単なのだが、そうもいかないから難しい。  教師のエマッド、妻のラナはアーサー・ミラーの「セールスマンの死」の公演に備えて、稽古と舞台の準備に忙し [続きを読む]
  • 男として死ぬ 2017.6.21 フィルムセンター
  •  映画の紹介文にドラァグクイーンとあった。ドラァグクイーンという呼び方を初めて知った。うろ覚えでドラッグクイーンと思っていた。 トニアは中年男性のドラァグクイーンだ。リスボンの舞台に立っている。舞台のパフォーマンスが出てこないので、どんなことをやっているのかが分からない。今まで映画であった、曲に合わせて口パクするのとか、そんなのだろう。彼の出演する舞台は大きくはなさそうだ。昔はともかく、今は年をと [続きを読む]
  • はじまりへの旅 2017.6.13
  •  このテイストは70年から80年代の話だ。ヒッピーたちが親になって、子どもを自分たちの思う理想環境で育てた、そんな人たちの自省を込めた話だ。  始まりからしてワイルドだ。山奥の森林に一頭の鹿、可愛いなと思ってたら、突然人が襲いかかり喉をかっ切り、すぐに内臓を取り出す。殺した動物の処理をすばやく行う。どの動物でも同様なやり方なのだろう。足にロープを絡ませ木にかける。これで一丁あがり、手馴れたものだ。この [続きを読む]
  • マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ 2017.6.13
  •  マギーズ・プランのサブタイトルに、宣伝部は良い名前を付けたつもりだろうが、蛇足でしかない。  マギーは恋人はできるものの、長つづきしない。そんな繰り返しで最近はもうステディな恋人が見つかることはないと半分あきらめていた。  友だちはいても恋人に昇格させるにはエネルギーがいる。そのパワーに欠けているのだろう。このままではたぶん自己評価は当たってしまう。自分のことは自分が一番わかっている。それでもな [続きを読む]
  • 息子 1991.10.23
  •  新宿歌舞伎町の喧騒、高層ビルがアウトラインになっている。早朝になって帰途につく人々。唯一残っている都電のある街。夕方、人々が買物をしている。真夏の東京。映画でみた中で最も美しい東京だ。東京が美しい。それは人が働いているからだ。忙しく人々が立ち働く街。だが東京で暮らし働く人たちは、そんな美しい東京を見たことがない。一歩立ち止まれば、見えてくる情景があることを映像が教えてくれる。  プロの作った映画 [続きを読む]
  • すべて売り物 2017.6.10 フィルムセンター
  •  列車がすでに走り出している。そこに一人の男性が列車に乗ろうとして走っている。走る速さより列車の方が早いようにみえる。だがようやく入り口のドア付近に近づいたとたん、彼は連結部分から下に落ちてしまう。列車は急停止する。とそこに、にこやかな笑顔をみせて男性が現れる。  映画の撮影だった。うまく撮れたので喜んでいる。実は俳優が来てないので、遠景の撮影であるし、人が違っていても大丈夫だろうと、なんと監督自 [続きを読む]