huian さん プロフィール

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huianさん: ギンレイの映画とか
ハンドル名huian さん
ブログタイトルギンレイの映画とか
ブログURLhttp://ameblo.jp/shangyou/
サイト紹介文主に東京の飯田橋のギンレイホールでみた映画について書いています。昔みたのも思い出しつつ書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供154回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/06/29 21:50

huian さんのブログ記事

  • 湯を沸かすほどの熱い愛 2017.5.16
  •  後味の悪い映画だ。終わりよければ全てよしを逆から証明している。悪い冗談としか思えない。あれで感激して涙を流すなんて考えられない。どうかしてる。  余命2ヶ月と宣告されたら、どうするだろうか。自分のこととして考えても、このあまりにも短い時間でできることは限られる。何かをやろう、という積極性より、何もできない、という消極性が勝ってしまいそうだ。  双葉は違った、一時は落ち込んだが、自分の限り [続きを読む]
  • 心の旅 1991.10.4 イイノホール
  •  心の旅とはなかなかにくい題名をつけたものだ。同じ名前の歌のメロディーが浮かんでしまうが、それは映画には関係ない。以前グリア・ガースンのもので、記憶を失った人の話があったが、あのタイトルはなんだったっけ。似ていたんじゃないだろうか。  記憶喪失してしまうことは、実際にはよくあることとは思えない。あまり多くはないだろうけれど、ドラマでは話の展開を面白くさせるのに便利な材料になる。  これは [続きを読む]
  • アリス 1991.11.14
  •  裕福な家庭主婦が、背中の痛みの治療に友人から紹介されたドクター・ヤンを訪ねる。チャイナタウンにある診療所のヤンは中国の魔術師のようでもある。彼が処方した薬はたちまち不思議な効果をあらわす。昔の恋人が幽霊として出てきたかと思えば、気になっていた男性ジョーを強引に誘ってみたり、透明人間になったり、まるで中国マジックを体現しているみたいだ。ミア・ファローがアリスを演じているので、こんな不思議な体験が [続きを読む]
  • ジュリエッタ 2017.5.2
  •  問題が起こったり深刻な悩みがある時、それを日記などに書き留めるかどうか、人によって違う。私の場合、一切書かない、書けないのだ。不安や問題は時間が解決する。それを待てば、書く必要はなくなる。例えば病気になる。心配ではあるが病院に行って治療してもらえば治る。その過程を残しておく意味が分からない。辛いことや嫌なことは忘れたい。残しておいて思い出を固定することはない。  ジュリエッタは話していなか [続きを読む]
  • 愛と哀しみの旅路 1991.3.5 試写会
  •  砂漠の中に作られた収容所に風が吹き抜ける。なんでこんな場所に強制的に収容させられなければならないのか。この映画をみた後に読んだ本にあった写真の印象とだぶっている部分が多く、しっかりした考証のもとに作られているのが分かる。  日系アメリカ人だけが集められて収容された。日常生活からの断絶を強要された理由はなんだったのか。ようするに、敵国である日本人が憎いということ以上の差別意識があった。そうで [続きを読む]
  • カフェ・ソサエティ 2017.5.9 シネマイクスピアリ6
  •  ウディ・アレンはニューヨーク以外の街に憧れがあるらしい。彼の映画は彼の本拠地ニューヨークを舞台にすることが多かったが、映画の都を無視することはできずにLAに飛んだ。以降東西を行き来していたが、突然イタリアへ。その後はヨーロッパを観光旅行するがごとく映画で遊んでいる。それによって映画作家としての幅が広がったのは良いことだ。  今回は時代を1930年代にし、ニューヨークっ子のボビーが映画エージェント [続きを読む]
  • ボイジャー 1991.11.29 シネマライズ
  •  飛行機はどの他の乗り物よりも美しい。それは流体力学から導きだされた流線型にある。あのような形が必然でもあり、同時に美しさを作り出している。流線型の究極はロケットのように細長い形になるだろう。翼がエイのような形の飛行機もあるそうで、機能性は美と一致する。  プロペラ機は、そこにノスタルジーが加算されて、優雅な旅にぴったりあう。でもたぶん乗り心地は良くはなかっただろう。速度も遅いし、当時はまだ [続きを読む]
  • トリュフォーの思春期 1976.9.14 ガスホール
  •  邦題に言う思春期よりは少し前の子供たちがわんさと出てくる。トリュフォーが今現在1976年を撮るというのは初めてじゃないか。彼は常に後ろを向いて彼自身の過去を語ってきた。  「大人は判ってくれない」から続く一連のものだ。この思春期は、それらに似ている。しかし視点が違う。前者は正に自伝的要素の強いものだったのに対し、後者はそれらしいエキスだけを取り出して見せているのだ。  物語という物語はない [続きを読む]
  • ブルーに生まれついて 2017.5.2
  •  ジャズは知らない。自分から聞こうとはしない。能動的に耳にする機会はほとんどない。音楽は好きで常に聞いていたい。常にFMかインターネットのクラシックを流している。  ジャズは苦手だ。即興で各パートが順にソロをつとめ拍手をもらう式の決まりごとが、狙った決まりごとでジャズらしくない。もっとずっと自由であって欲しい。  チェット・ベイカーは名前は知っていたが、楽器が何かは知らなかった。それくらい [続きを読む]
  • 人生タクシー 2017.4.22 新宿武蔵野館3
  •  イランのジャファル・パナヒ監督は映画製作を20年間禁止されている。映画監督が映画を撮ることが犯罪になるなんて、最悪なことだ。でもそこは工夫すれば作れないこともない。以前にも「これは映画ではない」を自分の家の中だけで作った。  キアロスタミの「10話」と同じ撮り方で作られている。タクシーにカメラを取り付け、撮影すれば面白い話はとれそうだ。一般人の話でも十分に面白い。誰の話も面白いわけではないが、 [続きを読む]
  • マダム・フローレンス! 夢見るふたり 2017.4.19
  •  カーネギーホールで歌ったり演奏したりすることは価値があることだし、演奏家ならこの舞台に立ちたいだろう。フローレンス・フォスター・ジェンキンスは財力と名声でホールの一夜を買った。貸しホールだから、たぶん金を出せば誰にでも使わせてくれるだろう。だが音楽家が自分の金で借りたホールで公演しただけでは名誉にはならない。やはり観客を入れて演奏し、赤字にならない程度の金にならなければ、伝統の殿堂の舞台に立っ [続きを読む]
  • 恋人たちの予感 1991.4.1
  •  1977年、ハリー・バーンズとサリー・オルブライトは初めて会う。友人の友人というありきたりの出会いは最悪だった。  恋愛にマニュアルがないのと同様に、結婚にいたるまでの道も、どれ一つとして同じものはない。最近では、さかんに雑誌などが、恋愛をせきたてるように、マニュアル作りにけんめいだ。しかし、その通り真似してみても、たとえ形の上でそっくりに行動したとしても、その恋愛が成就するとは限らない。そん [続きを読む]
  • レナードの朝 1991.3.29 中野サンプラザ
  •  ブロンクスの病院に赴任したマルコム・セイヤー(ロビン・ウィリアムズ)が、患者に投薬した新薬が引き起こした出来事で、喜んだりがっかりしたりした。こういう病気が実際にあるのだろうか。昏睡から目覚めても、何らかの理由で元に戻ってしまう。ドラマなら劇的な展開になるが、こんな作り話っぽいことがあるのか疑問だ。医療のことは知らないが、こんな話は聞いたことがない。事実あるのかどうかが判然としない。だから架空 [続きを読む]
  • リユニオン 再会 1991.3.8 テアトル新宿
  •  ドイツ人だから、あるいはユダヤ人だからというだけで運命や考え方が限定されるわけではない。だが大きな力は個人のささやかな思いを押しのけてしまう。大戦前のドイツ、シュトゥットガルトの学校に転校してきた少年コンラディアン・フォン・ローエンブルグは名門の出だった。新しく加わったクラスで気の合ったのは一人だけだった。ハンス・シュトラウスはユダヤ人だったが、コンラディアンは気にすることもなく、むしろ積極的 [続きを読む]
  • サラエヴォの銃声 2017.4.4 シネマカリテ2
  •  第一次世界大戦が、どこかの皇太子が殺されたことがきっかけであったことだけは知っていたが、サラエヴォが舞台だったことは知らなかった。事件のあった橋には記念のプレートがあったらしいが、取り払われて今はない。この100年に間に、政変がいくつかあって、そういうことになった。街中にある像なんかも、時代が変われば無用の長物になるのと同じようなことだろう。 そのサラエヴォ事件から100周年記念の式典が行われる、ホ [続きを読む]
  • 幸せなひとりぼっち 2017.4.4
  •  オーヴェが何度も死のうとしても、その都度じゃまが入ってしまう。はじめは単に失業したからなのかと思い、そんなやわな理由で死んでいたら、いくら命があっても足りない。あのまま死んでいたら、変わり者の偏屈じじいが死んだと、喜ぶ人もいたことだろう。楽しい思い出も、悲しい思い出も、彼とともに消えてしまっていた。 彼は59歳にして過去の人になっていた。前年、妻のソーニャが亡くなって、気落ちしていたのだ。そこに [続きを読む]
  • あの子を探して 2000.12.22 三軒茶屋中央
  •  一月だけの代用教員になったウェイは、一个都能少 一人でも欠けたらだめ、と言われ給料の50元がもらえなくなることに恐怖し、大胆な行動に突き進む。前先生の言ったことは絶対ではない。一応正式に先生になったのだし、金はもらえるはずだ。だけど13歳に大人の感覚はない。心配なら自分の親に聞けばいいのだろが、そうもしない。画面に彼女の家が出ることもない。どうやら彼女一人で解決させるつもりなのだ。 第一関門、足の早 [続きを読む]
  • ムーンライト 2017.3.31 シネマイクスピアリ6
  •  ムーンライトといえば、ムーンライト・セレナーデ。月光値千金、ペーパームーン、月の輝く夜に など映画や音楽の題材に多く使われている。月の光は不思議な働きをするようで、カオス・シチリア物語の一話に印象的な月の使われ方があった。狼男もそうだったっけ。 マイアミは南部でも独特の雰囲気がある。麻薬ディーラーのフアンはキューバ出身だ。シャロンが道端でちょっかいを出されていた。そこにちょうど来かかったフアンが [続きを読む]
  • エル・クラン 2017.3.21
  •  アルゼンチンに限らず南米の各国の政情は安定していなかった。軍政が幅をきかせていた国は多い。1983年頃のアルゼンチンはどういう政治状況だったかは知らない。独裁政治は終わっていたが、フォークランド紛争があったりして、安定していたとは言えなかった。そのあおりを食って、父アルキメデスは失業していた。 ここに何人かの政治家が何かを宣言している場面が出てくる、アルゼンチンの人なら誰が誰だかは分かるはずだ。ど [続きを読む]