悦太郎 さん プロフィール

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悦太郎さん: 悦耳袋
ハンドル名悦太郎 さん
ブログタイトル悦耳袋
ブログURLhttp://etsuhirostrangestory.blog.fc2.com/
サイト紹介文悦ひろを中心に巻き起こる奇妙な話を書いた短編私小説風ブログ。
自由文体験談はもちろん・人から聞いた話を基にしてイラスト付き私小説風ブログ始めました。
兎に角、引きが強い悦ひろの話を愉しんでいただければ幸いです。
宜しくお願い申し上げます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供12回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2014/07/10 07:56

悦太郎 さんのブログ記事

  • 東北一周の旅(12)〜石ノ森萬画館〜
  • 上品の郷から車を10kmほど走っていると白いドーム状の建物が見えてきた。それこそがまさに石ノ森萬画館だった。閉館時刻はとっくに過ぎていたけれど、ここまで来たら寄るっきゃない。本来なら仮面ライダーやサイボーグ009などの石ノ森章太郎の世界を体験してくる予定だったが、それはまた次回にしよう。とりあえずUFOみたいな面白い形をした外観だけでも拝むことにする。それでも、入口付近のコインロッカー一面が石ノ森キャラクタ [続きを読む]
  • 東北一周の旅(11)〜上品の郷〜
  • 3日目は岩手を思う存分周ろうとしていたのだけれど、時間の都合で事実上スルーとなってしまった。盛岡で冷麺を食せなかったのが心残りではあった。一ノ関から国道を走り、県境を越えて宮城に入ると、そこは気仙沼。フカヒレで有名な漁港だ。私達の空腹感はピークに達してので、ここで海の幸を堪能することにした。名物のフカヒレ丼というメニューが気になってしかたなかったけれど、一食2,940円という価格に尻込みしてしまい、パス [続きを読む]
  • セクハラ
  • 夏休みの序盤の朝だった。プルルルルルル!プルルルルルル!プルルルルルル…携帯が鳴り響いている。着信音に叩き起こされた私の低血圧の身体は気だるく、布団の中で無視を決め込んだ。しかしながら、どうやら相手は諦める気配はないようだ。切れては鳴りを繰り返す。それも30分以上続けば別の話だ。尋常じゃない雰囲気を感じた。これはもしかしたらなにかの緊急連絡かもしれない。ベッドからテーブルへと音のする方へ手を伸ばした [続きを読む]
  • コンドーム
  • 柔道部には彼女ができた友人にコンドームを贈呈するという風習があった。「おめでとうトシ!」コウダイはトシオに一切れのコンドームを手渡した。「おぅ、ありがとう…」私はその光景を静かに見守っていた。大学3年の秋。そう、トシオに念願の彼女ができたのだ。トシオがいうには「宮崎あおいと伊東美咲を足して2で割ったような人」とのことだ。簡潔なようでよくわからない説明であった。その報告会にコウダイと私は招集されていた [続きを読む]
  • 死神
  • 遅い仕事帰り。薄暗く人通りの少ない住宅街の夜道をとぼとぼと歩いていた。ようやくアパート前に差し掛かったそのとき、突如異様な気配を感じて、私は目を凝らした。するとアパートの向い側のブロック塀に人影があるではないか。ハットを被り、トレンチコートを羽織った女性のようにみえた。街灯が点々と離れている暗がりの中では、暗闇にとけてはっきりとは確認できなく、不審者にみえて気味が悪かった。なんでこんな時間にこんな [続きを読む]
  • 東北一周の旅(10)〜岩手〜
  • 2日目の夜は岩手県北部の道の駅にて一泊。とはいっても宿泊施設があるわけでもなく、ロビー内に設置されたベンチの上で、仲間4人で雑魚寝であった。安上がりなのは良いが、確実に不審者・浮浪者に見えていただろう。そして迎えた3日目の朝。曇り空にも関わらず、駐車場が眩しい。そしてちょっと肌寒い。いよいよ今回の最大の目標地点、日本三大霊山のひとつ恐山を目指すぞ!おーっ!と気前よく言いたいところだったが、悦ひろが逆 [続きを読む]
  • 東北一周の旅(9)〜スーパー銭湯〜
  • ナイスタイミング国民宿舎!と思ったが、一足遅かった。ちょうど閉館時間でぬか喜びに終わった。気づけば、もうそんな時間になっていた。怪談話に花を咲かせながら、だらだらとドライブし過ぎた。そろそろ温泉をみつけないと営業時間的にまずいことを知る。やがて十和田湖を抜けて市街地に入る。直ぐに温泉を見つけるもやはり閉店間近で門前払い。先行きが怪しくなる。果たして営業している温泉はみつかるのだろうか?そんな状況に [続きを読む]
  • 未成年の主張
  • 土曜日。午前中に大学の授業も終わって、悦ひろは早々に帰る準備をしていた。そんな中「一緒に帰ろうぜ!」と悦ひろの肩に手を乗せる者あり。振り向くともしゃもしゃとした長髪が坂本竜馬を彷彿とさせる同級生のナベ吉だった。「うん」と軽く承諾の返事。表情には出さなかったが、入学したばかりで友達もいなかったので、誘われるのは内心とても嬉しい。外に出ると風が吹き荒れていた。そのせいでせっかくの晴れでも少し肌寒い。「 [続きを読む]
  • 【緊急告知】悦太郎の個展「悦耳袋」開催のお知らせ
  • いろいろ多忙でブログを一か月放置していたわけですが、ネタは溜まってますので、また落ち着き次第随時更新していきます!さて今回は私、悦太郎の初の個展「悦耳袋」が高円寺の超名物洋服屋「デアデビル」で緊急開催されることになりましたので、お知らせいたします!どれくらい緊急かっていうと、なんと今週金曜日からの開催!(焦)主にブログにアップしている小説や挿絵・漫画の展示がメインになる予定ですが、そうじゃないもの [続きを読む]
  • 死ぬかと思った
  • はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…。廊下から聞こえる激しい息遣いにふと目を移す。実習室の扉にぬ〜と現れるトシオの影あり。トシオとはさっきサヨナラしたばかりでそれから10分も経っていない。「あれ?さっき帰ったばかりじゃん。忘れ物でもした?」と悦ひろが問うと、「…いや、死ぬところだった…死にかけた…」そんな重い言葉を発しながら実習室に入ってくる。「エツ…これ見てよ…」そう言って両手に抱えるは、真っ二つになった自転 [続きを読む]
  • 喋り声
  • ボソボソッ、ボソボソッ…。人の喋り声。喋り声とわかっても内容は聞き取れないほどのボリューム。今日は珍しく隣が騒がしい。いや、小声だから騒がしいわけではないか。このはっきりしない篭った話声。いずいというか、なんというか。でも、気にも止めるまでもない。隣の部屋がヤンキーの溜まり場となって、毎日騒音に悩まされたあの日々を思い出せば、悦ひろにとってはたかがしれていた。しかし、それが早朝から夕方まで延々と一 [続きを読む]
  • 東北一周の旅(8)〜十和田湖〜
  • 「ラジオに飽きたし、なんか落語的なものが聴きたいな。ホームセンターに寄ってくれないか。レジ付近にあるカセットテープを手に入れよう」突然のトシオの提案。「それ、わかる。俺はなんかチープな怖い話が聞きたい。それに昨日の夜暇だったからみんなで遊べるカード麻雀みたいなのも欲しいね」悦ひろも気分転換を考えていたので、ちょうど良かった。そう意識すると何故か一向にホームセンターは現われることがなかったが、やがて [続きを読む]
  • 東北一周の旅(7)〜古本屋〜
  • 奈良美智「A to Z」の会場を後にして、街中の駐車場へと向かう。その道すがら商店街の中にそそる古本屋があった。「万引き行為は許さない!」とか「万引き現場はWEBで公開!」とかなにやら物騒な張り紙があったが、ブックオフとは違う趣に4人は吸い込まれた。笑いはしゃぎ声が耳につく。店内はなにやら賑やかだった。それもそのはず、フリースペースでは、男子高校生4人がワイワイとカードゲームで白熱したバトルいや、デュエル? [続きを読む]
  • 怖い話まとめ
  • 夏にぴったし、風物詩!怖い話をまとめました。■心霊的な怖い話【悦耳袋】・心霊スポット・線香・寝台列車・喋り声・ポルタ―ガイスト【おまけ】・東北一周の旅(8)〜十和田湖〜■人間の怖い話【サイコなおじさんシリーズ】・引っ越し・一階の看護婦・相談・晩酌・鍵・ストーカー【日常に潜む系】・昼ドラさながら人気ブログランキングへにほんブログ村 [続きを読む]
  • 学生アブノーマル
  • 来たる8月1日。ロフトプラスワンWESTにて…「沖縄国際映画祭 クリエイターズ・ファクトリー部門『グランプリ』受賞 記念イベント」として開催されるは…「学生アブノーマル」!映画監督・大学教授・アイドルが集まって、映像作品上映・トーク・LIVE等変態内容てんこ盛りに繰り広げられるらしい…。こんな機会滅多にないぞ!是非、アブノーマルな世界に興味のある方、そうでない方も、関西在住の方、そうでない方もこぞって足を運 [続きを読む]
  • 東北一周の旅(6)〜奈良美智「A to Z」〜
  • ループにも等しい交通情報がやかましくスピーカーから流れて、館内に響く。まるで「早く出てけ」と言わんばかり。気だるい朝。コセ?トシオ?ふう子は耳を塞ぎながらベンチや畳の上で寝ていた。いち早く洗顔と歯磨きを早々に済ませた悦ひろが「朝だよー」といってみんなを起こす。4人は秋田北部の道の駅で一晩雑魚寝していた。まさに貧乏急ぎ旅…。 さて今日はコセの意向で弘前を目指す。それからトシオの希望で、トシオがハンドル [続きを読む]
  • ストーカー
  • 襟付き白シャツに緑のエプロンを羽織り、緑のキャップ帽を深々とかぶる。胸には研修中の名札。「いらっしゃいませ〜」晩は値引きされた商品を求めてか、店内は込み合う。レジ前には行列ができていた。おぼつかない指つきで、商品をよみとったり、釣り銭をわたしたり、お客さんをイライラさせてたことだろう。そんな緊張だらけのバイトの研修期間のこと。ピッピッとバーコード読み取っていると言い知れぬ視線を感じた。前方、出入り [続きを読む]
  • アルバイト
  • 「前に少し言った件なんだけど。俺辞めようと思ってて、その空きができるからどう?」先輩からバイトを紹介された。悦ひろは生活費?交遊費?制作費が欲しかった。そしてあわよくば貯金もしたかった。話に聞くに、この地区三大アルバイトと評されるだけあって、時給の割りがいい。「ただ癖の強い人の集まりだから人間関係に難があるかもしれないけど…」と念は押されたものの、悦ひろにとっては関係ないことだった。なにがあっても [続きを読む]
  • ポルタ―ガイスト
  • まだちょっと蒸し暑い深夜のこと。数日後に控える行事で配布する冊子作成の作業を同僚たちと遂行していた。それにしても日をまたぐことになるとはなー。と机の上で保管用の書類の原本を手に揃えているときだった。悦ひろの焦点があいまいな左目ギリギリ視界に黒い動くものあり。まさかゴキブリか?と思い息をのみながら咄嗟に目を向ける。スススー。なんと机の上で書類などをまとめる黒いダブルクリップが右から左へと自走している [続きを読む]
  • 東北一周の旅(5)〜ゴジラ岩〜
  • 目の前に立ちはだかるは「秋田市立体育館」。神殿ぽくもあるドーム型のモダンな建造物は知る人ぞ知るワンダージャパン物件のひとつだ。もっとゆっくりしたかったが、ひとめできて悦ひろは感激だ。「ごめん。趣味に付き合わせて。先を急ごう!」やがて日が暮れはじめたころ、男鹿半島に突入していた。珍スポットのレーダーに引っかかって、ナマハゲと子どもの人形が展示されている小屋の前で車を止めた。赤青ペアのなまはげが民家に [続きを読む]
  • 東北一周の旅(4)〜ねむの丘〜
  • 海岸線を北上していくといつの間にか秋田に突入していた。「本日1倍」とわざわざ表記する看板が気になって、ガソリンスタンドに寄る。「1倍とかなんのセールスポイントになってねぇ」とぼやきながら給油。気が付けば旅人を乗せた車の走行メーターも99,999kmをまわり、特に意味はなかったがなんか記念すべきっぽかった。だからってわけじゃないけれど「もうそろそろ飯にしようぜ!」と寄ったのが、道の駅象潟「ねむの丘」。物産館、 [続きを読む]
  • パソコン修理
  • 実習室を覗くとトシオが椅子に座ってガクンと肩を落として茫然としていた。「どしたの?」「エツ〜…ノーパソがウィルス感染でクラッシュしちまって、今日コジマに持ち込んだら修理代が5万だって…迷ってるんだよないつ修理するか」「高っ!変なサイト行きまくってるからだな」「ま、まぁ…そのせいかもしれない。でもわからないのです…」「まぁ、元気出しなよ!高校の同級生の話だけどエロ動画見過ぎて、請求50万きて、親に『将 [続きを読む]