うにのひと さん プロフィール

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うにのひとさん: うにのひとのファンタジー小説
ハンドル名うにのひと さん
ブログタイトルうにのひとのファンタジー小説
ブログURLhttp://uninohito.blog.fc2.com/
サイト紹介文選択肢やTIPのある自作ファンタジー小説を公開しています。
自由文王道からダークファンタジー。短編、長編、ゲームブックまで。
クオリティの高い作品作りを目指して鋭意執筆活動中です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 133日(平均1.6回/週) - 参加 2014/09/08 19:38

うにのひと さんのブログ記事

  • サトルカゲユウ エピローグの2
  •  ――――それから、どれだけの月日が経ったのか。 マズルガフ跡地を見下ろす小高い丘で、静かに寝息を立てる少女たちの姿があった。 ココロとロゼ。生い茂った草原の上で、重なって眠る二人。 そこはココロがよく座学をすっぽかすために来ていた場所だった。風がよく通り、日差しは直接当たらない。春から初夏にかけては昼寝するのに最適な休息所である。 村人はいない。襲撃された際の生き残りは十数人もいたが、皆どこかの [続きを読む]
  • サトルカゲユウ 終章の2
  •  ――そこは魔城の中庭。偽勇者ココロと業魔女王メビスが死闘を繰り広げていた決戦の地。『繰り広げていた』と過去形にするのはまだ早い。舞台は未だ死闘の渦中にある。 心当ての一撃を受け、ココロの意識は混濁状態にあった。一方のメビスはココロから離れ、ほぼ無傷でその場に佇んでいる。背中の触手こそ再生していないが、右肩に受けた切り傷は血が止まり、動かせるほど回復していた。 心臓を貫かれてなどいない。全てはメビ [続きを読む]
  • サトルカゲユウ エピローグ
  •  ――かくして。 偽勇者の冒険は終わりを迎え、世界に平和が訪れた。 魔王メビスが死んだという一報を受け、魔族らは連邦国に投降。終戦の運びとなった。 そして、魔王を倒した勇者ココロ・ニルーファの名は、誰にも語られることのないまま露と消えた。 それは勇者となった少女が末期に見た幻夢か。悪夢か。 遠い宇宙の果て。無限の青空だけが広がる悠久の場所に、ココロは一人立ち尽くしていた。 立っている――のかどうか [続きを読む]
  • サトルカゲユウ 終章
  •  ナマケモノという動物がいる。アリクイの仲間であり、その生態はココロ・ニルーファに酷似している。言語圏により様々な名で呼ばれるこの動物。しかし多くの国において、名前の由来は『怠ける者』という意味の語でおおむね共通している。 ――ナマケモノ。その名の如く怠惰な動物。 風を食って生きていると噂されるほどの小食。一日わずか数グラムの植物を食べるだけで生きられるという。 樹上でほとんど動かずに過ごし、毎日 [続きを読む]
  • サトルカゲユウ 3章
  •  魔族という種は重大な岐路に立たされていた。 地上に現れて十数年。人間の統治する各国と戦い続ける日々に、限界が近づきつつあった。 大陸全土における魔人の総数は一万を下回る。あまりにも少ない。 個の力で人を上回っていようと、たったそれだけの人員で人類全てを敵に回すことなど不可能である。 実際、度重なる諸外国との衝突により、魔族という種は絶滅の危機に瀕していた。このまま戦争を続ければ、多くの人間を道連 [続きを読む]
  • サトルカゲユウ 2章
  •  偽勇者ココロ・ニルーファは人生最大の危機に瀕していた。 生命の存続を脅かす脅威。 空腹である。「あううー。お腹空いたッス……」 空回り続ける胃袋の音を聞きながら、果てしなく長い道のりをひた歩く。 断食開始から三日あまり。水だけは欠かさないようにしてきたが、それだけで動くのはもはや限界だった。 辺りには雑草が生い茂っている。ココロはその中から食べられそうな野草を選び口に含んだ。「うえっ」 青臭さが [続きを読む]
  • サトルカゲユウ 幕間の一『サトリの少女』
  •  愛情を過分に受けて育った子供だった。 幼少期のココロ・ニルーファは、里親から惜しみなく愛されて成長した。生みの親は行方知れずだったが、そんなことは問題でないくらい大切にされた。 その甲斐あってか、ココロはすくすくと大きくなった。誰からも好かれる元気で明るい子供だった。 そこそこに発展した都会とも田舎とも呼べない町で、ココロは八歳までを里親の下で過ごした。 転機が訪れたのは、物心ついてしばらく経っ [続きを読む]
  • サトルカゲユウ 1章
  •  ココロ・ニルーファは『偽勇者』である。 真の勇者は未だ公の場に姿を見せず。 長い赤じゅうたんの敷かれた王城謁見室に、一人の少女が跪いている。黒い長髪で背は高く、物静かな雰囲気を漂わせていた。 少女は勇者だった。当人にその気はなかったが、魔を討つ英雄としてこの場に招かれた。 年の端こそ『少女』だが、そう呼ぶのがはばかられるほどに体は大きい。ひざを着いたその姿勢で、頭の高さは一般的な成人男性とほとん [続きを読む]
  • 慣らう・倣う(ならう)
  •  従うこと。準ずること。模倣すること。 また、度々経験して慣れること。習慣となること。慣れ親しむことなどの意味もある。 その語源は『習う』と同じであるらしく、意味も似通っている。  [続きを読む]
  • 斯く・是く(かく)
  •  こう。このように。かように。この通り。 使っていなさそうで案外使っている言葉。「かくなる上は」や「かくいう私も」、「かくも雄大な」などなど、それと知らずに使っている場面は多い。  [続きを読む]
  • 諦念(ていねん)
  •  道理を悟る心。諦めの気持ち。 ココロ・ニルーファにはまだわからないもの。諦められないから苦しく、諦められないから力強い。  [続きを読む]
  • 寄生生物
  •  タバストの町でココロと交戦したゾンビたちを操っていたもの。精神制御を受けた寄生虫の一種で、動物の死体を操ることができる。 生命力が低く、生きているものに取り付くことはできない。作中では魔族と人間にのみ寄生しているが、他の動物を操ることも可能。ただしその場合、言語による命令は一切受け付けない。 脳と筋肉に神経を接続して生物を操る。寄生生物の位置を悟られないようにするため、肩や背中に埋め込まれること [続きを読む]
  • 適当に思いついた呪文
  • 「ホピロパポピプロッピー! ブリュレ! ブリュレ! アッヒージョ! ハナムンゲ! キモモモモモモ! キモ娘ー! キモ変化ー!」 ごめん。嘘。ココロがそんなこと言うはずない。  [続きを読む]
  • 改悛(かいしゅん)
  •  犯した非を認め、心を入れ替えること。 え? 『かいしゅん』大好き? それは多分違う意味のやつだ!  [続きを読む]
  • 愛は金で買える
  •  多額の金銭があれば一時的に人を惹きつけることはできるだろうが、それが愛と呼べるものであるかは正直疑問。 しかし近年では金銭面の不安から結婚や交際に踏み切れない人も多く、あながち間違いとは言い切れない。  [続きを読む]
  • 傀儡(くぐつ)
  •  歌に合わせて舞わせる操り人形。また、それを操る芸人。傀儡師。かいらい。 傀儡師の女たちが売春もしたことから、傀儡女(くぐつめ)などといって遊女や売春婦を指すこともある。 [続きを読む]
  • 予言書
  •  サイルアンリ王家に代々受け継がれてきた書物。国の未来が記されており、災害や戦争などの対策に重宝されてきた。 国の乗っ取りを企むロゼは、この予言書の存在を警戒している。しかし書によって予言されているのは、勇者と魔王が相討ちになる時点までであり、そこから先の未来は記されていない。 [続きを読む]