Patterson's House さん プロフィール

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Patterson's Houseさん: 言葉と鉛筆で描く日常風景
ハンドル名Patterson's House さん
ブログタイトル言葉と鉛筆で描く日常風景
ブログURLhttp://pattersonshouse2.blog.fc2.com/
サイト紹介文日常生活で見つけた小さな幸せを絵や詩にしています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供43回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2014/09/14 00:45

Patterson's House さんのブログ記事

  • 日常の風景〜水泳
  • この国の良いところのひとつにプールがある。50円ほど出せば、水のきれいな25mプールで泳ぐことができる。毎週1回、僕はクロールで約1時間、2〜2.5km泳ぐ。25mだから往復で40〜50回になる。面倒くさいから、途中で数えることをやめることもある。1時間で泳げる距離が判っているのだから、そもそも数える必要もない。泳いでいる間は、自分のペースを忠実に守る。水中で、少しでもペースを速めると関節や筋肉に負 [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作15
  • 美しい線子供の頃から、線を見るのが好きだった。描くのは人の横顔や後姿、それに衣服の襞などが好きだが、観る方は何でもいい。鉛筆の削りくずや足元に落ちている雑巾の波打った様子でも、幸せになれる。学生の頃は、先生が黒板に書いていることを文字情報として認識するより、文字同士の線のバランスを観ていた。残念ながら、僕が観ているものと感じている幸せの関係を理解してくれる人はそれほどいない。でも、そのこと自体は僕 [続きを読む]
  • 東南アジア素描〜生命と医療
  • 僕は大学で2年間だけ医学を学んだ。無論、医者になろうなどと大それたことを考えていたわけではない。いつか、ユーラシアに行くと考えていた。アジア諸国には、日本のような恵まれた保険制度はない。一泊するだけで7〜8万円相当の費用がかかる病院へ入院できるような地位に身を置ける人は限られている。あるいは、そもそもそのような高度医療を受けられる病院が身近に存在するかどうかも疑問だった。基礎医学を学んでおけば、と [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作14
  • 僕は大学で2年間だけ医学を学んだ。無論、医者になろうなどと大それたことを考えていたわけではない。いつか、ユーラシアに行くと考えていた。アジア諸国には、日本のような恵まれた保険制度はない。一泊するだけで7〜8万円相当の費用がかかる病院へ入院できるような地位に身を置ける人は限られている。あるいは、そもそもそのような高度医療を受けられる病院が身近に存在するかどうかも疑問だった。基礎医学を学んでおけば、と [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作13
  • 僕は大学で2年間だけ医学を学んだ。無論、医者になろうなどと大それたことを考えていたわけではない。いつか、ユーラシアに行くと考えていた。アジア諸国には、日本のような恵まれた保険制度はない。一泊するだけで7〜8万円相当の費用がかかる病院へ入院できるような地位に身を置ける人は限られている。あるいは、そもそもそのような高度医療を受けられる病院が身近に存在するかどうかも疑問だった。基礎医学を学んでおけば、と [続きを読む]
  • 日常の風景〜満員電車の少女
  • ある朝、人がぎっしり詰まった高架鉄道に乗ると、僕の横に6際くらいの少女がいた。周囲を高層ビルのような大人に囲まれ、ともすれば押しつぶされそうになるかも知れない状況にも関わらず、この子は大きな瞳を上に向け向日葵のように微笑んでいた。少女の視線を辿ると、僕の少し前に彼女の父親らしき男性がいた。肌の色、風貌からパキスタンかバングラデシュ辺りの人だろうと判る。僕が何とか少女の通れる隙間をつくると、彼女は小 [続きを読む]
  • 双子のキキ〜ふたつの世界
  • 子供の頃、眠って夢を見るのが楽しみだった。僕にとって時空はふたつ存在し、起きている時の世界と眠っている時の世界を往復して生きていると思っていた。だから、子供の寝顔を見ていると、この子は今どこにいて誰と会っているんだろう、とよく思う。 [続きを読む]
  • 日常の風景〜温もりと信頼
  • バンコクは、世界でも有数の国際都市だ。当然のことながら、異なる文化圏の人同士で結婚する人々が数多くいる。先日、そういう人のひとりと話をした。同国の人と違って深いところ、人としての根本で繋がっているという。共に暮らしていることに安息は感じないけれど、何かの折にパートナーが外泊している部屋に帰ると、空虚さを感じるそうだ。「月並みだけれど、その何気ない幸福が大切なんだろうね」と言うと、相手は幾分困惑した [続きを読む]
  • 双子のキキ〜囲いの向こうには素敵な世界がある。
  • バンコクは、世界でも有数の国際都市だ。当然のことながら、異なる文化圏の人同士で結婚する人々が数多くいる。先日、そういう人のひとりと話をした。同国の人と違って深いところ、人としての根本で繋がっているという。共に暮らしていることに安息は感じないけれど、何かの折にパートナーが外泊している部屋に帰ると、空虚さを感じるそうだ。「月並みだけれど、その何気ない幸福が大切なんだろうね」と言うと、相手は幾分困惑した [続きを読む]
  • 東南アジア素描〜美しい仕草
  • バンコクのあるコンビニ内に小さなコーヒー・スタンドがある。ブランド名はUCC。本物の珈琲にありつくことが難しいこの国で、唯一と言っていいほど由緒正しい方法で珈琲を入れてくれるブランドでもある。この店に小柄な女性がいる。僕は、お気に入りの珈琲を注文すると、近くにあるスツールに座って、彼女の仕草を眺める。珈琲の粉を入れたドリッパーの上で、銀色のケトルを握った彼女の腕が円を描きながら上下にリズミカルに動く [続きを読む]
  • ニュウの泉〜習作13
  • 思春期前のほんの一瞬、人はとても透き通った眼差しをする。どうしてだろう。初恋にも行き着かなかった少女の瞳は、吸い込まれそうなくらい深い奥行きをもっていた。僕の瞳は、友達の目にどう映っていただろうか。 [続きを読む]
  • 日常の風景〜死に関する夢(第2夜)
  • 数ヶ月前、死に関する夢を2夜連続で見た。印象的な夢だったので記載しておこう。暗くカビ臭い部屋。一寸見たところ、そこは屋根裏部屋のようだった。閉ざされた鎧戸の隙間から差し込んでくるわずかな光で、厚い埃を被った様々な物体がそこここにうずくまっているのが識別できた。いや、ここは屋根裏部屋ではない。かつては、明るい蛍光灯のもとで子供たちが父親や祖父母に抱かれながらTVを眺め、夕食の後片付けを終えた母親が持っ [続きを読む]