碧玉 さん プロフィール

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碧玉さん: それからのソンス
ハンドル名碧玉 さん
ブログタイトルそれからのソンス
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/takejunjam
サイト紹介文成均館スキャンダルのユニが、3人のイイ男とそれぞれ結ばれたら、という妄想を文にしてみました!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供751回 / 365日(平均14.4回/週) - 参加 2014/09/18 00:02

碧玉 さんのブログ記事

  • 同室生の姉上 ヨンハ編 その6 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 トック爺と呼ばれているその男は、 使いをやった翌日には 成均館にヨンハを訪ねてきた。 呼ばなくても、トック爺はよく成均館に来ていた。 ヨンハが、父の御用商人としての店から 独立した店を一軒持ったとき、 一緒に連れてきた使用人。 使用人と言っても家の中の仕事をするのではなく 商売のほうの人間だ。 だから、仕事のことでの相談、報告があ [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ヨンハ編 その5 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 「いってえなあ、コロ!」 「てめえの卑猥な趣味に  テムルを巻き込むなって言ってんだよ!」 「お前だって艶本ぐらい読むだろう?!」 「テムルに書かせることはないだろうが!」 ホントにテムルの親父か、お前は、と ジェシンから微妙に距離をとりながら ヨンハはうそぶいた。 「あれはなあ、人の欲と悦びを描いた、  人生そのものの本なんだ! [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ヨンハ編 その4 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 ヨンハには変わった習慣がある。 というか、それはユンシクが入学して しばらくしてから始まったものだ。 「おはよ〜〜テムル〜〜!  今日もお前はきれいだなあ〜〜!」 洗顔など一連の身支度を終え、 朝餉のために進士食堂へ行こうと 中二房の三人で部屋を出てくると、 人目もはばからずユンシクに抱きつくのだ。 「てめえは懲りもせず!」 と襟 [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ヨンハ編 その3 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 突っ込んだ話はできないよなあ・・・。 と、ヨンハは一人の自室で考えていた。 中二房には、ジェシンもソンジュンもいる。 家族の話はできても、 その家族のことで言いたくないことなど、 絶対に言うわけはないのだ。 それに、ヨンハは、 ユンシクが語ったユンシクの姉の話に 多少心を動かされていたのだ。 女人が家族の面倒を見ること、 たとえば [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ヨンハ編 その2 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 「何って・・・モゴモゴ・・・。」 「キム・ユンシク。  口の中のものを飲み込んでから話をした方がいい。」 「モゴモゴ・・・モゴモゴ・・・  うん!飲み込んだよ、ソンジュン!」 親子のようなやりとりを演じた後、 ユンシクはヨンハの問いに答えた。 「んっと・・・。  何をって改めて言われても〜。  まず、母も姉も、僕の体調のことを聞き [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ヨンハ編 その1 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 中二房の後輩は いつも通りの明るい青年のままだった。 金やコネを使って 本来なら三人部屋の清斎を 贅沢に一人で使っているヨンハ。 何着もの着替え、艶本を主とする本、 タンスに長座布団に脇息と まるで我が家の部屋のようにして 三年近く住み着いている。 今までは、酒もつまみになる肴もある この部屋に、親友のジェシンが来ていたのだが、  [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その16 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 成均館に帰り着いたのは、 夕餉も終わり、 皆部屋で自習などを始めている頃。  ユニを集落の外れまで送り、 その後ろ姿が没するまで見守った。 ユニの足に合わせていたので、 ジェシン一人だと成均館まで 二刻はかからなかった。  次の約束は、次の帰宅日から数えて12日目。 ユンシクがいつも帰宅日から10日後に 筆写の仕事を仕上げて持って [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その15 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 「不安なのです・・・。」 俯いたユンシクの姉は呟いた。 「あの子がまた・・・いつ寝込むかもしれない・・・。  頑張っても、出仕できないかもしれない・・・。  母が病気になるかもしれない・・・。  そんな事を考えてしまいます。  できるだけ蓄えを、と。  あの子にもなるべくきちんとしたものを持たせたいし、  それに、少しでも蓄えがあ [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その14 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 しばらく無言で二人は歩いた。 ジェシンはユンシクの姉の歩く速度を 測りかねて、どれくらいの歩幅で、と 迷いながら様子を窺っていたせいもある。 それに、彼女はジェシンの横には来ない。 二、三歩後ろを歩こうとする。 女人としては確かに当たり前の嗜みなのだが、 ジェシンにはもどかしい限りだった。 仕方がなく少し振り向いて、 長衣を被って [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その13 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 ジェシンは自分の無骨さを呪った。 名乗ったはいい。 しかし後が続かなかったのだ。 目の前の女人は身を固くして ジェシンを見つめている。 その瞳は、夢見ていたとおり黒々としているが、 あの日のように、 チンピラに襲われていたあの日のように おびえの影を宿している、 それなのに、ジェシンは息が詰まって 何も言葉が出てこない。 ガラガラ [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その12 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 貸本屋の明かり取りの窓の外に立つ。 すこし開いているが、中はうかがえない。 思い切って入り口を覗いてみた。 さっき入っていった男の姿はなかった。 しかし、一度ユンシクと共に貸本屋に来ているジェシンは 男のいる場所が分かっていた。 足音を消して入り込み、 奥の小部屋の扉の前に近づいた。 佇むジェシンの耳に聞こえてくる声は、 確かにジ [続きを読む]
  • ごめんなさい!
  • 「同室生の姉上 ジェシン12」 時間設定間違えてまして 今日の夜のアップになってました。 話が飛ぶので、 もう少ししたら上げ直します。 寝ぼけててすみません・・・。 [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その11 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 講義をさぼるつもりでいたジェシン。 朝から雲従街でうろついていようと思っていた。 だから、屋敷の下人が前日の夕に 偶然に使いに来たのは好都合だった。 「奥様が・・・お顔を長く見ていないと  寂しがっておられまして・・・。  旦那様が少しは奥様に会いに行くようにとの  ご伝言でございます・・・若様・・・。」 及び腰で使いをしてきた若 [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その10 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 ユンシクは少しずつ酒が回ってきたらしく、 勝手に話をしてくれた。 しかし、今も姉が筆写をして働いていることは しゃべらなかったが。 僕ね、僕の世話で嫁にも行かなかった姉上に、 いい人に嫁いで幸せになって貰いたいんです。 でもね、姉上が気に入らなかったら、 いつまでも僕と一緒に暮らして貰います。 サヨン、姉上が学問好きの変な女人だと [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その9 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 たぶんきな臭い顔をしている、と ジェシンは思った。 髷には結わず、横と上の髪を 少しだけ後頭部で結わえてあるだけで、 残った前髪は額から目のあたりを まだらに覆っているし、 元々仏頂面。 よほど顔が緩んでいなければ表情は変わらないが、 それでもいつもより緊張している顔の筋肉に、 ジェシンは気づいていた。 帰っても中二房にはイ・ソン [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その8 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 ユンシクは真面目なので 午後の講義もきちんと出てから外出した。 支度の速さも違う。 ジェシンは儒生服をさっさと脱いで掛け、 チョゴリの上に厚手の単衣、ざらっとした 袖無しの長衣。 すぐに着替えられる。 ユンシクはきちんと儒生服を畳み、 道袍を着込んで笠も被る。  「おや。テムルと逢い引きか?」 縁側で座り込んでいたヨンハが笑った。 [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その6 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 ジェシンが前日から感じている既視感に 答えを見つけたのはその晩だった。 帰宅日の夕餉からは進士食堂は開く。 おなかがすいたと騒ぐユンシクと それをにこにこと相手しているソンジュンと共に 食堂に行き、夕餉をとった後、 夜更けて寝ようとしたとき。 すでに同室の後輩達は眠っていた。 ソンジュンは生活時間を守る方で 何もない日はほとんど同 [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その7 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 毎晩筆写の仕事にいそしむユンシクを見ながら ジェシンは考え事をすることが増えた。 見かけは、壁にもたれて 講義の本か詩集を読んでいるわけだから、 いつも通りに見えるだろう。 しかし、時々顔を上げて見える ユンシクの長いまつげや 滑らかに動く手元を見て、 どうしても思考は散らばってしまう。 娘を助けたあのときに、 礼を言うために出て [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その5 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 唖然とした気持ちのまま、 東斎についてしまったジェシン。 ユンシクは、ただいま〜、と ご機嫌に中二房の扉を開けている。 イ・ソンジュンはすでに帰ってきていた。 橋の上でも会わなかったので、 その前に帰寮していたか 違う門を通ったのかもしれない。 やあ、お帰り、と穏やかにユンシクを迎える表情は いつも通りだった。 ユンシクは賑やかに [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その4 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 ユンシクは ジェシンの様子には気づかず、 話を続けた。 「ほら!成均館文集の編集の時、  サヨン、詩を頼まれたでしょ?」 あれはヨンハに勝手に仲間にされた 算学同好会で集まっていたときだった。 集まりが終わったとき、 いきなり入ってきた三人の儒生に しがみつかれたジェシン。 文集を編集する責任者達だった。 ジェシンの漢詩の素晴らし [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その3 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 「びっくりしたぁ・・・サヨン!」 少し鼻にかかった呼びかけは ユンシクだけに許されたもの。 サヨン(先輩)!と呼ばれて、 ジェシンはまたにやりと笑った。 「先輩に向かってご挨拶だな、シク?」 「だって、本当に驚きましたよ?  あ・・・サヨン、荷物・・・。」 「あ?お前もう一つ持ってるじゃねえか。  一つぐらい持ってやるよ。  これ [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その2 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 成均館には向かったが、 ジェシンは中には戻らず、 ユンシクが通るであろう泮水橋で 手すりにもたれていた。 そこからは泮村の通りが一望できる。 どうせ中二房に戻ったところで、 いつも早めに帰ってくるイ・ソンジュンと 二人で顔をつきあわせていなければいけないのだ。 ユンシクに対する真摯な友情に 派閥の溝は埋まり始めていたものの、 ジェ [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ソンジュン編 その16 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 「ソンジュン?具合でも悪いの?」 ユンシクがのぞき込んだのは 夕餉の後の中二房。 ユニと話をできた次の日だった。 「・・・いや、なんともないよ・・・?」 「そう?なんだか上の空というか・・・。  具合が悪いんじゃなければ  何か考え事?」 考え事といえばそうかも、と思いながら、 ソンジュンは首を振った。 「少しぼうっとしていたのは [続きを読む]
  • 同室生の姉上 ジェシン編 その1 〜成均館異聞〜
  • ?成均館スキャンダルの登場人物による創作です。  ご注意ください。 帰宅日の朝、 ジェシンは日が高くなってから 博打場を出た。 博打場にいたといっても、 酒を飲んで寝転んでいただけ。 元々博打自体は好きではない。 金も必要最低限以上は持っていかないし 持ち金以上の勝負をしたことはない。 ジェシンは賢い男だ。 このような勝負にはいかさまがつきものだと 分かっていて、無駄遊びはしない。 ここにいるのは [続きを読む]