大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」 さん プロフィール

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大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」さん: 大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」
ハンドル名大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」 さん
ブログタイトル大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/goo1120_1948
サイト紹介文さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です。多くのジャンルをさ
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更新頻度(1年)情報提供299回 / 365日(平均5.7回/週) - 参加 2014/09/26 07:55

大衆文化評論家指田文夫の「さすらい日乗」 さんのブログ記事

  • ペギー葉山はジャズ歌手だった?
  • ペギー葉山が急死されたが、84歳は若いとは、日本の高齢化は凄い。さて、ペギー葉山と言えば、『南国土佐を後にして』だが、元はジャズ歌手だった。デビューが、渡辺弘とスター・ダスターズの歌手であるように、彼女はもともとはジャズ・シンガーだった。その証拠に、ペギー葉山のペギーは、ペギー・リーからきている。                 当時は、フランク永井、松尾和子も、みなジャズ・シンガーだったが、それ [続きを読む]
  • 『祈る人』
  • 世に隠れ芦川いづみファンは多いが、私は大学1年の時から隠れではない、公然とした芦川いづみファンである。原作は田宮虎彦で、脚本は三木克己こと東宝の井手俊郎、監督は抒情派で、元は鳴滝組でもあった滝澤英輔である。話は芦川の回想でつづられていくが、父の下元勉は、国文学者で真面目で非常に厳格で、高校時代に同級生の沢本忠夫と書斎に入っただけで叱責されてしまう。大学生の時、下元は心臓病で急死してしまい、母の月 [続きを読む]
  • 『バンコクナイツ』
  • 1980年代、バンコクの女性の5%は売春婦だと言われた。私は、タイに行ったことはないので、真偽のほどはわからない。ただ、この3時間もの映画を見ると、それも嘘ではないかなと思えて来る。バンコクにいる主人公のオザワ(富田克也監督自身が演じている)は、元自衛隊員でカンボジアPKOでこの地にきて、女性に依存したり、いろいろなことをしてその日暮らしの生活を享受しているが、昔の恋人ラックに再会する。この辺の始りの人間 [続きを読む]
  • 井上泰幸展
  • 1954年の『ゴジラ』から1987年の『竹取物語』に至るまで、東宝の特撮映画の美術で活躍された井上泰幸氏の展示会が行われているので、海老名市まで行く。なぜ、海老名で開催されたかといえば、井上氏は1971年に東宝を退社後、海老名市上今泉の自宅に会社を作って活躍されたからだという。この展示会の情報は、私の海老名に住んでいる姉から聞いたもので、先週に行われたトークショーも行くつもりだったが、ネットで予約しようとし [続きを読む]
  • 下北沢の闇市がでてくる映画は・・・『甘い汗』
  • 今年の秋にも下北沢駅近くの闇市的商店が撤去されるそうだ。まあ、時代というべきだが、これが出てくる映画がある。豊田四郎の晩年の傑作『甘い汗』である。脚本は水木洋子で、10代から家族のために水商売で働いてきた女性京マチ子を描くもので、一種のプロレタリア文学的映画である。京は、銀座のバーのホステスで、同僚の一人が池内淳子で、彼女は下北沢に住んでいるら [続きを読む]
  • やはり、政権交代が必要なのだ
  • 今回の「森友学園の問題」で、野党、特に民進党議員が、財務省の高級官僚に質問しているのを見ていると、非常に虚しい気分になってくる。「キャリアたちを嘘つきにしているのは、民主党政権の失敗なんだよ」と。「森友学園の問題」の一番の、最初の問題である豊中の国有地の払い下げ問題での扱いは、地方とは言え、役所にいた者としては大変におかしいと思う。だが、キャリア官僚たちを現政権べったりにしたのは、民主党政権の失敗 [続きを読む]
  • 「かくて神風は吹く」だったが
  • 昨日、行われた森友学園の前籠池理事長の証人喚問は非常に興味深いものだった。すぐに思い出したのは、「東京裁判」での元陸軍少将の田中隆吉の証言である。東京裁判で、元陸軍の田中隆吉に対し、主任検事のジョセフ・キーナンは尋問を行い、田中は、東條英機元首相、武藤章元軍務局長らの戦争への責任を証言したのである。田中自身も、上海事変の謀略へ関わったことも証言した。キーナンによれば、これはFBI方式と言い、ギャン [続きを読む]
  • 『この国の空』
  • 1945年夏の杉並の女家族の話。著しく気勢の上がらない映画で、普通戦時中の日本というと、戦争への動員等が描かれ、一億総動員のシーンで盛り上げるが、一切ない。それは、荒井晴彦の意図だろうが、それも私は一面的にも思える。というのも、左翼的立場だった関川秀雄監督の1953年の映画『ひろしま』でも、戦時中の総動員ぶりを挙国一致の民衆の姿として描いていたからである。父はすでになく、19歳の主人公の二階堂ふみは、母・工 [続きを読む]
  • 役作りの有無が劇の出来を決めた 劇団俳小アイルランド近代劇
  • 日暮里のDー倉庫という場所で、劇団俳小のアイルランド近代劇の公演が行われた。アイルランドの近代劇は、大正から昭和初期に日本で非常に人気のあったジャンルで、新劇はもとより新歌舞伎などでも多く上演された。戯曲集も出ていたが、戦後は人気が落ちたためかなくて、今回の劇の翻訳も大正時代の松村みね子のものである。『谷のかげ』は、J・M・シングのもので、田舎の谷に住んでいる夫婦(勝山了介と吉田恭子)の家に、ある雨 [続きを読む]
  • 「晩節を汚す」そのもの 石原慎太郎の証言
  • 昨日行われた、石原慎太郎元東京都知事の証言は、まさに「晩節を汚す」そのものだった。            まず、「脳梗塞で平仮名も忘れ、記憶も不十分だ」と言ったが、本当かねと思う。同じ脳梗塞を患った者として病院で多くの患者を見て来たが、言語障害が残るのは、右麻痺であり、これは女性に多く、男性のほとんどは左マヒで、言語障害は普通起こらず、記憶障害も少ない。私もそうだが、普通の男性は左麻痺であり、長 [続きを読む]
  • 『億万長者』
  • 1954年、新東宝で公開された市川崑作品だが、製作は青年俳優座、つまり劇団青俳である。相当に奇妙で誇張された内容になっていて、まず久我美子が、数寄屋橋で「平和のために原爆を持ちましょう」と演説している。久我は、狂人であることが途中でわかる。主人公は税務署員の木村功で、貧しくて葬儀屋の二階に下宿しているところから物語は始まる。税務署内部の不条理さが描かれるが、ここは脚本の中心だった安倍公房のセンスが感じ [続きを読む]
  • 『宇宙大怪獣ギララ』
  • 1960年代後半になぜか松竹が作った怪獣映画で、監督は次の不思議映画の『昆虫大戦争』も作った二本松嘉端である。富士山の麓に国際研究所があり、そこに濃縮ウランが運ばれて来て、そのエネルギーでロケットが宇宙に発射される。搭乗員は、和崎俊也、園井啓介、柳沢真一の他、外人女性がいてペギー・ニール。火星を目指していたらしいが、途中でUFOから物を発射される妨害があり、予定を変えて月の基地に着陸する。容易にできて [続きを読む]
  • 『酔っぱらい天国』
  • 1962年の渋谷実監督作品、主演は笠智衆で、小津安二郎映画でとはまったく違う姿を見せて非常に面白い。1950年代から、渋谷は大変に評価が高く、常に問題作の発表を求められていたので、当時こうした軽い喜劇の評価は高くなかったが、今見ると大変に笑える。笠智衆は、ある会社の経理課長だが、ソロバン信者で、専務の滝沢修がコンピュータ化を推進し、そこにいた女性職員は全員配転されて、課長と係長の二人にされてしまう。笠は [続きを読む]
  • 『人生劇場』
  • 10本以上が作られているという『人生劇場』の最初の内田吐夢監督版。1936年の日活多摩川作品のサイレント版だが、全11巻の内4巻分のみ。さらに状態はかなりひどいが、マツダ映画社が努力して収集された結果なので、それに感謝するしかない。主演は小杉勇で、瓢吉と父親の瓢太郎の両方を演じている。吉良常は、山本礼三郎である。私は、早稲田の連中が宴会になると、この『人生劇場』を歌うのが非常に嫌で、いつも「なぜこんなダ [続きを読む]
  • 『かあちゃん』
  • 前から気になっていたが、見て唖然としたひどい映画である。市川崑の映画では最低だろう。やはり彼は『細雪』が頂点で、その後は惰性だったのだろうか。美術、撮影、照明等は素晴らしいが、中身が信じられないほどにひどい。2001年という、小泉構造改革で浮かれていた時に、こんな貧乏話をやっても、リアリティがあるわけもない。天明の頃、江戸の貧しい人間が住む長屋に、若者(原田龍二)が泥棒に入るが、おかみさん(岸恵子) [続きを読む]
  • 『海峡を越えた野球少年』
  • 朝鮮戦争後の1956年から1997年まで、韓国では全国学生野球大会が行われ、大人気になった。中には在日同胞チームもあり、プレーのレベルの高さは、韓国民を驚かせた。1956年チームには張本勲もいたという。後のことだが、広島の金城、中日の中村、阪神の桧山なども出たことがあるそうだ。一番驚いたのは、この韓国大会に大会に対抗して、1980年代には北朝鮮でも同じ試みがあり、それに出た在日選手もいたというのだ。このドキュメ [続きを読む]
  • 『冬の嵐』
  • 1987年の映画で、昔、テレビの深夜放送で見て非常に面白いと思ったが、その後見る機会がなかったが、CSで放送されたので、録画して見たが、やはり非常に面白い。                      冒頭でコインロッカーからカバンを出した女性が、車に戻ると後ろの席にいた男に首を絞められ、指を切られる。そこから全く関係なく、ニューヨークの売れない女優のメアリー・ステインバージェンが女優のオーディションに [続きを読む]
  • 鈴木清順死去、93歳
  • 6年前に私は鈴木清順について次のように書いた。2011/6/28 監督の鈴木清順88歳が、結婚していたことが新聞、テレビ等で大きく報道された。別にどうということもない話だが、おかしいのは、映画『チゴイネルワイゼン』や『歌う狸御殿』の、と書かれていることだ。多分、書いた連中は、そのくらいしか見ていないのだろう。だが、私たちにとって、鈴木清順と言えば、まず『けんかえれじい』であり、『東京流れ者』、そして『野獣の [続きを読む]