shingo さん プロフィール

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shingoさん: 超書評ブログ.com
ハンドル名shingo さん
ブログタイトル超書評ブログ.com
ブログURLhttp://choshohyo.com/
サイト紹介文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログ 誤字・脱字・乱文・ネタバレ御免
自由文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログです。好きな本を中心に本当に適当に書評を書いていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供147回 / 365日(平均2.8回/週) - 参加 2014/09/27 18:17

shingo さんのブログ記事

  • 『笹の舟で海をわたる』(角田光代)_書評という名の読書感想文
  • 『笹の舟で海をわたる』角田 光代 毎日新聞社 2014年9月15日第一刷笹の舟で海をわたる終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一緒だったという。風美子は、あの時皆でいじめた女の子? 「仕返し」のために現れたのか。欲しいものは何でも手に入れるという風美子はやがて左織の「家族」となり、その存在が左織の日常をおびやかし始める。うし [続きを読む]
  • 『虫娘』(井上荒野)_書評という名の読書感想文
  • 『虫娘』井上 荒野 小学館文庫 2017年2月12日初版虫娘 (小学館文庫)四月の雪の日。あの夜、シェアハウスで開かれたパーティーで、一体何があったのか? 「樅木照はもう死んでいた」という衝撃的な一行からこの物語は始まる。しかも死んだはずの照の意識は今もなお空中を、住人たちの頭上を、「自由」に浮遊している。悪意と嫉妬、自由と不自由 − 小さな染みがじわじわ広がり、住人たちは少しずつ侵されていく。《みんなが照を [続きを読む]
  • 『整形美女』(姫野カオルコ)_書評という名の読書感想文
  • 『整形美女』姫野 カオルコ 光文社文庫 2015年5月20日初版整形美女 (光文社文庫 ひ 18-3)二十歳の繭村甲斐子は、大きな瞳と高い鼻、豊かな乳房とくびれたウエストを持つ女性だった。だが、彼女は名医・大曾根に懇願し、全身整形をする。一方、同郷の望月阿倍子も、社会人となった新生活を機に整形。その姿は甲斐子そっくりになった。正反対の考えのもと、整形をした二人の、整形後の運命はいかに − 。美しさとは? 幸福とは? [続きを読む]
  • 『死にぞこないの青』(乙一)_書評という名の読書感想文
  • 『死にぞこないの青』乙一 幻冬舎文庫 2001年10月25日初版死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前に「死にぞこない」の男の子が現れた。ホラー界の俊英が放つ、書き下ろし長編小説 [続きを読む]
  • 『哀原』(古井由吉)_書評という名の読書感想文
  • 『哀原』古井 由吉 文芸春秋 1977年11月25日第一刷哀原 (1977年)原っぱにいたよ、風に吹かれていた、年甲斐もない、と友人はおかしそうに言う。夢だったのだろうね、と私は毎度なかば相槌のような口調で答える。あの七日間の間、友人はそんな草深い所へは行っていないはずだった。(友人からの)二度目の電話のあとで私は友人の細君から問合せを受けて、彼が一昨日から家にもどらないこと、肺癌の宣告を受けていて、しかも若い [続きを読む]
  • 『ロゴスの市』(乙川優三郎)_書評という名の読書感想文
  • 『ロゴスの市』乙川 優三郎 徳間書店 2015年11月30日初版ロゴスの市 (文芸書)至福の読書時間を約束します。乙川文学の新しい姿がここに!昭和55年、弘之と悠子は、大学のキャンパスで出会う。翻訳家と同時通訳として言葉の海に漂い、二人は闘い、愛し合い、そしてすれ違う。数十年の歳月をかけて、切なく通い合う男と女。運命は過酷で、哀しくやさしい。異なる言語を日本語に翻訳するせめぎ合い、そして、男と女の意表をつく、” [続きを読む]
  • 『舞台』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
  • 『舞台』西 加奈子 講談社文庫 2017年1月13日第一刷舞台 (講談社文庫)太宰治『人間失格』を愛する29歳の葉太。初めての海外、ガイドブックを丸暗記してニューヨーク旅行に臨むが、初日の盗難で無一文になる。間抜けと哀れまれることに耐えられずあくまで平然と振る舞おうとしたことで、旅は一日4ドルの極限生活に − 。命がけで「自分」を獲得してゆく青年の格闘が胸を打つ傑作長編。(講談社文庫)自意識過剰な青年の馬鹿馬鹿 [続きを読む]
  • 『雨の夜、夜行列車に』(赤川次郎)_書評という名の読書感想文
  • 『雨の夜、夜行列車に』赤川 次郎 角川文庫 2017年1月25日初版雨の夜、夜行列車に (角川文庫)「今夜、九時の列車よ − 」組織の金を盗んで命を狙われている逃走中の宮部は、自宅で彼を待ち続けている妻の亜紀子と、夜行列車で落ち合う約束をしていた。しかしその列車には、宮部を逮捕しようとする刑事たち、地方へ講演に出かける元大臣とその秘書、自殺しそうな元サラリーマンと駆け落ちしようとしている元部下など、各々の幸せ [続きを読む]
  • 『彼女は存在しない』(浦賀和宏)_書評という名の読書感想文
  • 『彼女は存在しない』浦賀 和宏 幻冬舎文庫 2003年10月10日初版彼女は存在しない (幻冬舎文庫)平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める・・・・。同じ頃、妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その出会いが意味したものは − 。ミステリ界注目の、若き天才が到達 [続きを読む]
  • 『GIVER/復讐の贈与者』(日野草)_書評という名の読書感想文
  • 『GIVER/復讐の贈与者』日野 草 角川文庫 2016年8月25日初版GIVER 復讐の贈与者 (角川文庫)雨の降り続く日、訪ねてきた女に俺は仰天する。彼女は数時間前、俺に殺され、浴室で冷たくなっているはずだ − 。過去に負い目を抱えた人々に巧みに迫る、正体不明の復讐代行業者。彼らはある「最終目的」を胸に、恨む人、恨まれる人を予想外の結末に導く。人間の心を丸裸にする、6つの恐るべき復讐計画とは − 。再読必至の新感覚リベ [続きを読む]
  • 『森に眠る魚』(角田光代)_書評という名の読書感想文
  • 『森に眠る魚』角田 光代 双葉文庫 2011年11月13日第一刷森に眠る魚 (双葉文庫)東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通して心をかよわせるが、いつしかその関係性は変容していた。− あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎ合い、それぞれが追いつめられてゆく。凄みある筆致で描きだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。渾身の長編母子小説。( [続きを読む]
  • 『喧嘩(すてごろ)』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
  • 『喧嘩(すてごろ)』黒川 博行 角川書店 2016年12月9日初版喧嘩「売られた喧嘩は買う。わしの流儀や」建設コンサルタントの二宮は、議員秘書からヤクザ絡みの依頼を請け負った。大阪府議会議員補欠選挙での票集めをめぐって麒林会と揉め、事務所に火炎瓶が投げ込まれたという。麒林会の背後に百人あまりの構成員を抱える組の存在が発覚し、仕事を持ち込む相手を見つけられない二宮はやむを得ず、“組を破門されている”桑原に [続きを読む]
  • 『ハコブネ』(村田沙耶香)_書評という名の読書感想文
  • 『ハコブネ』村田 沙耶香 集英社文庫 2016年11月25日第一刷ハコブネ (集英社文庫)セックスが辛く、もしかしたら自分は男なのではと思い、男装をするフリーターの里帆。そんな曖昧な里帆を責める椿は、暗闇でも日焼け止めを欠かさず肉体を丁寧にケアする。二人の感覚すら共有できない知佳子は、生身の人間としての肉体的感覚が持てないでいた。十九歳の里帆と二人の“アラサー”女性。三人が乗る「ハコブネ」は、セクシャリティ [続きを読む]
  • 『緋い猫』(浦賀和宏)_書評という名の読書感想文
  • 『緋い猫』浦賀 和宏 祥伝社文庫 2016年10月20日初版緋い猫 (祥伝社文庫)17歳の洋子は佐久間という工員の青年と恋に落ちる。だが仲間2名が殺害される事件が起き、犯人と疑われた彼は姿を消す。洋子は佐久間を追って故郷である東北の寒村を訪ねると、かつて東京で彼が飼っていた三毛猫を見つける。村人らは佐久間はいないと口を閉ざし、洋子を監視しはじめた。恋人との再会を信じる洋子を待っていたのは、あまりにも残酷な衝撃の [続きを読む]
  • 『赤へ』(井上荒野)_書評という名の読書感想文
  • 『赤へ』井上 荒野 祥伝社 2016年6月20日初版赤へふいに思い知る。すぐそこにあることに。時に静かに、時に声高に − 。「死」を巡って炙り出される人間の“ほんとう” 直木賞作家が描く「死」を巡る10の物語。(「BOOK」データベースより)第29回柴田錬三郎賞受賞作品です。10ある話の中の9番目、「母のこと」と題した一編を紹介しようと思います。これは「私」という一人称で綴られた、井上荒野が実の母親をモチーフに、亡 [続きを読む]
  • 『雪の鉄樹』(遠田潤子)_書評という名の読書感想文
  • 『雪の鉄樹』遠田 潤子 光文社文庫 2016年4月20日初版雪の鉄樹 (光文社文庫)母は失踪。女の出入りが激しい「たらしの家」で祖父と父に育てられた庭師の雅雪は、両親を失った少年、遼平の世話をしてきた。しかし遼平の祖母は雅雪に冷たく当たり続ける。雅雪も、その理不尽な振る舞いに耐える。いったい何故なのか? そして14年前、雅雪が巻き込まれた事件の真相は? 耐え続ける男と少年の交流を軸に「償いと報い」を正面からとら [続きを読む]
  • 『風葬』(桜木紫乃)_書評という名の読書感想文
  • 『風葬』桜木 紫乃 文春文庫 2016年12月10日第一刷風葬 (文春文庫)釧路で書道教室を営む夏紀は、認知症の母が呟いた、耳慣れない地名を新聞の短歌の中に見つける。父親を知らぬ自分の出生と関わりがあるのではと、短歌を投稿した元教師の徳一に会いに根室へ。歌に引き寄せられた二人の出会いが、オホーツクで封印された過去を蘇らせる・・・・。桜木ノワールの原点ともいうべき作品、ついに文庫化。(文春文庫)沢井徳一と彼の [続きを読む]
  • 『マチネの終わりに』(平野啓一郎)_書評という名の読書感想文
  • 『マチネの終わりに』平野 啓一郎 朝日新聞出版 2016年4月15日第一刷マチネの終わりに物語は、中年にさしかかった天才的クラシック・ギタリスト、蒔野聡史(38)とフランスのRFP通信社で働く国際的ジャーナリスト、小峰洋子(40)が出会うところから始まります。二人はすぐに惹かれ合うのですが、このとき洋子には、すでに約束を交わした婚約者がいます。叶わぬ恋ではありながら、それでも二人は(体ではなく)心で愛を確かめ合 [続きを読む]