shingo さん プロフィール

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shingoさん: 超書評ブログ.com
ハンドル名shingo さん
ブログタイトル超書評ブログ.com
ブログURLhttp://choshohyo.com/
サイト紹介文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログ 誤字・脱字・乱文・ネタバレ御免
自由文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログです。好きな本を中心に本当に適当に書評を書いていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供150回 / 365日(平均2.9回/週) - 参加 2014/09/27 18:17

shingo さんのブログ記事

  • 『ギッちょん』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
  • 『ギッちょん』山下 澄人 文春文庫 2017年4月10日第一刷ギッちょん (文春文庫)四十歳を過ぎた「わたし」の目の前を去来する、幼なじみの「ギッちょん」の姿 − 子供みたいにさみしく、無垢な文章。そこには別の時間が流れ、ページを繰るたびに新たな世界が立ち上がる − 鮮烈なスタイルで現れた芥川賞作家・山下澄人の、芥川賞候補作「ギッちょん」「コルバトントリ」を含む初期傑作集。◎解説・小川洋子(文春文庫)※太字の部 [続きを読む]
  • 『スペードの3』(朝井リョウ)_書評という名の読書感想文
  • 『スペードの3』朝井 リョウ 講談社文庫 2017年4月14日第一刷スペードの3 (講談社文庫)有名劇団のかつてのスター〈つかさ様〉のファンクラブ「ファミリア」を束ねる美知代。ところがある時、ファミリアの均衡を乱す者が現れる。つかさ様似の華やかな彼女は昔の同級生。なぜ。過去が呼び出され、思いがけない現実が押し寄せる。息詰まる今を乗り越える切り札はどこに。屈折と希望を描いた連作集。(講談社文庫)私は、私のため [続きを読む]
  • 『ナオミとカナコ』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
  • 『ナオミとカナコ』奥田 英朗 幻冬舎文庫 2017年4月15日初版ナオミとカナコ (幻冬舎文庫)望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美は、あるとき、親友の加奈子が夫・達郎から酷い暴力を受けていることを知った。その顔にドス黒い痣を見た直美は義憤に駆られ、達郎を〈排除〉する完全犯罪を夢想し始める。「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」。やがて計画は現実味を帯び、入念な準備とリハーサルの後、ついに決行の夜を迎え [続きを読む]
  • 『ひゃくはち』(早見和真)_書評という名の読書感想文
  • 『ひゃくはち』早見 和真 集英社文庫 2011年6月30日第一刷ひゃくはち (集英社文庫)地方への転勤辞令が出た青野雅人は、恋人の佐和子から意外なことを打ち明けられた。付き合い出すずっと前、高校生のときに二人は出会っていたという。彼は、甲子園の常連・京浜高校の補欠野球部員だった。記憶を辿るうち − 野球漬けの毎日、試合の数々、楽しかった日々、いくつかの合コン、ある事件、そして訣別。封印したはずの過去が甦る。青 [続きを読む]
  • 『ただいまが、聞きたくて』(坂井希久子)_書評という名の読書感想文
  • 『ただいまが、聞きたくて』坂井 希久子 角川文庫 2017年3月25日発行ただいまが、聞きたくて (角川文庫)埼玉県大宮の一軒家に暮らす、和久井家。一見幸せそうに見える家族だったが、高2の次女は彼氏にフラれて非行に走り、ひきこもりの長女はBL趣味に夢中、商社勤務の父は社内で不倫、そしてキャバクラで働く母は家事を放棄。どこにでもあるごく普通の家族に潜む問題が次々と噴出していく。やがて和久井家を思いがけない事態が [続きを読む]
  • 『サクリファイス』(近藤史恵)_書評という名の読書感想文
  • 『サクリファイス』近藤 史恵 新潮文庫 2010年2月1日発行サクリファイス (新潮文庫)ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと − 。陸上競技から自転車競技に転じた白石誓(ちかう)は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペン [続きを読む]
  • 『骨を彩る』(彩瀬まる)_書評という名の読書感想文
  • 『骨を彩る』彩瀬 まる 幻冬舎文庫 2017年2月10日初版骨を彩る (幻冬舎文庫)十年前に妻を失うも、最近心揺れる女性に出会った津村。しかし罪悪感で喪失からの一歩を踏み出せずにいた。そんな中、遺された手帳に「だれもわかってくれない」という妻の言葉を見つけ・・・・。彼女はどんな気持ちで死んでいったのか − 。わからない、取り戻せない、どうしようもない。心に「ない」を抱える人々を痛いほど繊細に描いた代表作。◎解 [続きを読む]
  • 『リバース』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
  • 『リバース』湊 かなえ 講談社文庫 2017年3月15日第一刷リバース (講談社文庫)深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある〈クローバー・コーヒー〉に通うことが唯一の楽しみだ。そんな穏やかな生活が、越智美穂子との出会いにより華やぎ始める。ある日、彼女のもとへ『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が届く。深瀬は懊悩する。遂にあのことを打ち明ける時がきたのか − と。(講談社文庫)4月からTBSでドラマになる [続きを読む]
  • 『夜の谷を行く』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
  • 『夜の谷を行く』桐野 夏生 文芸春秋 2017年3月30日第一刷夜の谷を行く39年前、西田啓子はリンチ殺人の舞台となった連合赤軍の山岳ベースから脱走した。5年余の服役を経て、いまは一人で静かに過ごしている。だが、2011年、元連合赤軍最高幹部・永田洋子の死の知らせと共に、忘れてしまいたい過去が啓子に迫ってくる。元の仲間、昔の夫から連絡があり、姪に過去を告げねばならず、さらには連合赤軍を取材しているというジャーナ [続きを読む]
  • 『果鋭(かえい)』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
  • 『果鋭(かえい)』黒川 博行 幻冬舎 2017年3月15日第一刷果鋭右も左も腐れか狸や! 元刑事の名コンビがマトにかけたのはパチンコ業界。出玉の遠隔操作、極道顔負けの集金力、警察との癒着・・・・。我欲にまみれた20兆円産業の闇を突く。堀内信也、40歳。元々は大阪府警の刑事だが、恐喝が監察にばれて依願退職。不動産業界に拾われるも、暴力団と揉めて腹と尻を刺され、生死の世界をさまよった。左下肢の障害が残り、歩行に杖 [続きを読む]
  • 『スリーピング・ブッダ』(早見和真)_書評という名の読書感想文
  • 『スリーピング・ブッダ』早見 和真 角川文庫 2014年8月25日初版スリーピング・ブッダ (角川文庫)敬千宗の大本山・長穏寺に2人の若き僧侶が上山した。北陸の古寺の跡取り、小平広也。バンドでプロを目指すも挫折し、「安定」を求めて仏門を叩いた水原隆春。対照的な2人は、厳しい修行を通じてさまざまな現実に直面する。いまだ続く世襲制、先輩僧侶たちのイジメ、欲にまみれた夜遊び・・・・。やがて彼らはある決意を胸に行動を [続きを読む]
  • 『殺人出産』(村田沙耶香)_書評という名の読書感想文
  • 『殺人出産』村田 沙耶香 講談社文庫 2016年8月10日第一刷殺人出産 (講談社文庫)今から百年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」で人口を保つ日本。会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。未来に命を繋ぐのは彼女の殺意。昨日の常識は、ある日、突然変化する。表題作他三篇。(講談社文庫)「・・・・ あなたが信じる [続きを読む]
  • 『半自叙伝』(古井由吉)_書評という名の読書感想文
  • 『半自叙伝』古井 由吉 河出文庫 2017年2月20日初版半自叙伝 (河出文庫)見た事と見なかったはずの事との境が私にあってはとかく揺らぐ。あるいは、その境が揺らぐ時、何かを思い出しかけているような気分になる − 空襲に怯え、敗戦の焼跡を走りまわった幼年期、文学との出会いと高度経済成長の時代、そして現在まで。老年と幼年、重なりゆく記憶の中に作家は何を読み、自身の創作をどう生きてきたのか。魂の往還から滲む深遠な [続きを読む]
  • 『玩具の言い分』(朝倉かすみ)_書評という名の読書感想文
  • 『玩具の言い分』朝倉 かすみ 祥伝社文庫 2012年7月30日初版玩具の言い分 (祥伝社文庫)四十三歳の宇津井茂美はいまだに男性経験がない。自分と似た境遇の伯母が入院してしまい、独り身の行く末を案じていた。両親が伯母を見舞いに行ったため、代わりに父親の知人を接待することに。おくての茂美は、訪ねてきた三人が素敵な男性だと分かり、狼狽えるが・・・・。(『小包どろぼう』より) 大人の恋愛は複雑で苦い。だけど、どこ [続きを読む]
  • 『カナリアは眠れない』(近藤史恵)_書評という名の読書感想文
  • 『カナリアは眠れない』近藤 史恵 祥伝社文庫 1999年7月20日初版カナリヤは眠れない (ノン・ポシェット)変わり者の整体師合田力は “身体の声を聞く” 能力に長けている。助手を務める屈託のない美人姉妹も、一皮剥くと何がしかの依存症に罹っていた。新婚七ヵ月目の墨田茜を初めて診たとき、力は底知れぬ暗い影を感じた。彼を驚愕させたその影とは? やがて不安が現実に茜を襲うとき、力は決死の救出作戦に出た! 蔓延する現代 [続きを読む]
  • 『イモータル』(萩耿介)_書評という名の読書感想文
  • 『イモータル』萩 耿介 中公文庫 2014年11月25日初版イモータル (中公文庫)インドで消息を絶った兄が残した「智慧の書」。不思議な力を放つその書に導かれ、隆は自らもインドへ旅立った・・・・。ウパニシャッドからショーペンハウアー、そして現代へ。ムガル帝国の皇子や革命期フランスの学者が時空を超えて結実させた哲学の神髄に迫る、壮大な物語。『不滅の書』を改題。(中公文庫)最近よく行く書店があります。少し時間は [続きを読む]
  • 『男ともだち』(千早茜)_書評という名の読書感想文
  • 『男ともだち』千早 茜 文春文庫 2017年3月10日第一刷男ともだち (文春文庫)29歳のイラストレーター神名葵は関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、大学の先輩だったハセオから電話がかかる。七年ぶりの彼との再会で、停滞していた神名の生活に変化が訪れる − 。解説・村山由佳(文春文庫)本作『男ともだち [続きを読む]
  • 『生きる』(乙川優三郎)_書評という名の読書感想文
  • 『生きる』乙川 優三郎 文春文庫 2005年1月10日第一刷生きる (文春文庫)亡き藩主への忠誠を示す「追腹」を禁じられ、生き続けざるを得ない初老の武士。周囲の冷たい視線、嫁いだ娘からの義絶、そして息子の決意の行動 − 。惑乱と懊悩の果て、失意の底から立ち上がる人間の強さを格調高く描いて感動を呼んだ直木賞受賞作他、「安穏河原」「早梅記」の二篇を収録した珠玉の中篇集。(文春文庫)「時代小説はどうも・・・」という [続きを読む]
  • 『徘徊タクシー』(坂口恭平)_書評という名の読書感想文
  • 『徘徊タクシー』坂口 恭平 新潮文庫 2017年3月1日発行徘徊タクシー (新潮文庫)徘徊癖をもつ90歳の曾祖母が、故郷熊本で足下を指しヤマグチとつぶやく。ボケてるんだろうか。いや、彼女は目指す場所を知っているはずだ! 認知症老人の徘徊をエスコートする奇妙なタクシー会社を立ち上げた恭平と老人たちの、時空を超えたドライブを描く痛快表題作と、熊本震災に翻弄された家族の再生を探る「避難所」など、三編を収める新編集小 [続きを読む]
  • 『イノセント・デイズ』(早見和真)_書評という名の読書感想文
  • 『イノセント・デイズ』早見 和真 新潮文庫 2017年3月1日発行イノセント・デイズ (新潮文庫)田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は・・・ [続きを読む]
  • 『蓬萊』(今野敏)_書評という名の読書感想文
  • 『蓬萊』今野 敏 講談社文庫 2016年8月10日第一刷蓬莱 新装版 (講談社文庫)この中に「日本」が封印されている − 。ゲーム「蓬萊」の発売中止を迫る不可解な恫喝。なぜ圧力がかかるのか、ゲームに何らかの秘密が隠されているのか!? 混乱の中、製作スタッフが変死する。だが事件に関わる人々と安積警部補は謎と苦闘し続ける。今野敏警察小説の原型となった不朽の傑作、新装版。大沢在昌氏激賞。(講談社文庫)資本金2千万、従業 [続きを読む]
  • 『JR上野駅公園口』(柳美里)_書評という名の読書感想文
  • 『JR上野駅公園口』柳 美里 河出文庫 2017年2月20日初版JR上野駅公園口 (河出文庫)1933年、私は「天皇」と同じ日に生まれた − 東京オリンピックの前年、男は出稼ぎのために上野駅に降り立った。そして男は彷徨い続ける、生者と死者が共存するこの国を。高度経済成長期の中、その象徴ともいえる「上野」を舞台に、福島県相馬郡(現・南相馬市)出身の一人の男の生涯を通じて描かれる死者への祈り、そして日本の光と闇・・・・。 [続きを読む]
  • 『ボラード病』(吉村萬壱)_書評という名の読書感想文
  • 『ボラード病』吉村 萬壱 文春文庫 2017年2月10日第一刷ボラード病 (文春文庫)B県海塚市は、過去の災厄から蘇りつつある復興の町。皆が心を一つに強く結び合って「海塚讃歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、港の清掃活動に励み、同級生が次々と死んでいく − 。集団心理の歪み、蔓延る同調圧力の不穏さを、少女の回想でつづり、読む者を震撼させたディストピア小説の傑作。◎解説・いとうせいこう(文春文庫)・・・・し [続きを読む]
  • 『つやのよる』(井上荒野)_書評という名の読書感想文
  • 『つやのよる』井上 荒野 新潮文庫 2012年12月1日発行つやのよる男ぐるいの女がひとり、死の床についている。その名は艶。夫・松生は、かつて妻子を捨て艶と出奔したのだった。艶の危篤を、彼女が関係した男たちへ告げずにはいられない松生。だがその報せは、彼らの妻、娘、恋人、愛人たちに予期せぬ波紋を広げてゆく。平穏な人生に突然割り込んできた女の存在によって、見知った男が別の顔を見せはじめる。一筋縄でいかない男 [続きを読む]