shingo さん プロフィール

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shingoさん: 超書評ブログ.com
ハンドル名shingo さん
ブログタイトル超書評ブログ.com
ブログURLhttp://choshohyo.com/
サイト紹介文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログ 誤字・脱字・乱文・ネタバレ御免
自由文素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログです。好きな本を中心に本当に適当に書評を書いていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供156回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/09/27 18:17

shingo さんのブログ記事

  • 『二千七百の夏と冬』(上下)(荻原浩)_書評という名の読書感想文
  • 『二千七百の夏と冬』(上下)荻原 浩 双葉文庫 2017年6月18日第一刷二千七百の夏と冬(上) (双葉文庫)[物語の発端。現代の話]ダム工事の現場で、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに向き合った姿であった。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか? 新聞記者の佐藤香椰は次第に謎にのめりこんでいく − 。そして本編[はるか昔の古代人の話]紀元前七世紀、東日 [続きを読む]
  • 『砂漠ダンス』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
  • 『砂漠ダンス』山下 澄人 河出文庫 2017年3月30日初版砂漠ダンス (河出文庫 や)「砂漠へ行きたいと考えたのはテレビで砂漠の様子を見たからだ」− 北国に住むわたしが飛行機に乗って到着した街は、アメリカの古くからのカジノの街。レンタカーを借りて向かった砂漠で、わたしは、子どもの頃のわたしに、既に死んだはずの父と母に、そして、砂漠行きを誘えずにいた地元のバーで働く女に出会う・・・・・。小説の自由を解き放つ表 [続きを読む]
  • 『あの日のあなた』(遠田潤子)_書評という名の読書感想文
  • 『あの日のあなた』遠田 潤子 角川事務所 2017年5月18日第一刷あの日のあなた (ハルキ文庫 と 7-1)交通事故で唯一の肉親である父を亡くした、大学生の片瀬在。尊敬する父の「弔いごと一切不要」という遺言に戸惑いつつも、その通りにすませた。しかし、生前は立入禁止だった父の書斎で遺品整理をはじめた矢先、全く知らない女性と自分の名前が書かれた母子手帳を見つけてしまい、激しく混乱する。父は一体何を隠していたのか − [続きを読む]
  • 『ifの悲劇』(浦賀和宏)_書評という名の読書感想文
  • 『ifの悲劇』浦賀 和宏 角川文庫 2017年4月25日初版ifの悲劇 (角川文庫)小説家の加納は、愛する妹の自殺に疑惑を感じていた。やがて妹の婚約者だった奥津の浮気が原因だと突き止め、奥津を呼び出して殺害。しかし偽装工作を終え戻る途中、加納の運転する車の前に男性が現れて・・・・。ここから物語はふたつに分岐していく。A.男性を轢き殺してしまった場合、B.間一髪、男性を轢かずに済んだ場合。ふたつのパラレルワールドが [続きを読む]
  • 『R.S.ヴィラセリョール』(乙川優三郎)_書評という名の読書感想文
  • 『R.S.ヴィラセリョール』乙川 優三郎 新潮社 2017年3月30日発行R.S.ヴィラセニョールレイ・市東・ヴィラセリョールは房総半島に染色工房を構え、成果をあげかけていた。その矢先、父は病身をおして独りフィリピンへの一時帰国を望む。運命を狂わされ、独裁政権から逃れてきた父を駆り立てるものは何か。現代琳派に共鳴しつつ、母の国の伝統に立ち向かう娘のめざすところとは。広がり深まる乙川文学の最新長篇。大佛次郎賞、芸 [続きを読む]
  • 『ひと呼んでミツコ』(姫野カオルコ)_書評という名の読書感想文
  • 『ひと呼んでミツコ』姫野 カオルコ 集英社文庫 2001年8月25日第一刷ひと呼んでミツコ (集英社文庫)彼女はミツコ。私立薔薇十字女子大英文科在籍中。名高い香水と同じ名前を持つ女 − 。その盲腸の手術痕がうずく時、不埒なやつらに公衆道徳の鉄槌が下る。強力倫理観と超人的能力をあわせ持つスーパー学生ミツコは今日も行く。荒廃する現代社会を憂うすべての市民、まっとうゆえに切歯扼腕している老若男女必読。文学のジャンル [続きを読む]
  • 『 Y 』(佐藤正午)_書評という名の読書感想文
  • 『 Y 』佐藤 正午 角川春樹事務所 2001年5月18日第一刷Y (ハルキ文庫)[プロローグ]1980年、9月6日、土曜日。その夜、青年は渋谷駅のプラットホームで、ある女を見かけます。時刻は7時10分過ぎ。やがて電車が到着し、女と、後ろについて並んだ青年を、帰宅途中の大勢の乗客と共に飲み込んで、電車は再び走り出します。それが7時15分。女の顔よりもむしろ、青年は彼女の姿勢の良さを鮮明に記憶しています。目立って長い首と、常 [続きを読む]
  • 『泳いで帰れ』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
  • 『泳いで帰れ』奥田 英朗 光文社文庫 2008年7月20日第一刷泳いで帰れ (光文社文庫)8月16日、月曜日。朝の品川駅はいつもどおりの通勤ラッシュであった。サラリーマンやOLたちが忙しそうに先を急いでいる。普段とちがうものといえば、なんとなく人々の表情が暗いことだ。お盆休みが終わって、最初の月曜日だった。バカンス明けの朝が楽しいという人間は、よほどの会社人間か、家に居場所がないかのどちらかだ。これから、退屈な [続きを読む]
  • 『鳥の会議』(山下澄人)_書評という名の読書感想文
  • 『鳥の会議』山下 澄人 河出文庫 2017年3月30日初版鳥の会議 (河出文庫 や)ぼくと神永、三上、長田はいつも一緒だ。ぼくがまさしにどつかれて左目を腫らしたと知ると、神永たちは仕返しにゲーセンに向かい、教師や先輩からの理不尽には暴力で反抗する毎日。ある晩、酔った親父の乱暴にカッとなった神永は、台所に二本あった包丁を握る。「お前にやられるなら本望や」そう言い放つ親父を、神永は刺すのだが・・・・。痛みと苦味 [続きを読む]
  • 『妻が椎茸だったころ』(中島京子)_書評という名の読書感想文
  • 『妻が椎茸だったころ』中島 京子 講談社文庫 2016年12月15日第一刷妻が椎茸だったころ (講談社文庫)オレゴンの片田舎で出会った老婦人が、禁断の愛を語る「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」。暮らしている部屋まで知っている彼に、恋人が出来た。ほろにがい思いを描いた「ラフレシアナ」。先に逝った妻がレシピ帳に残した言葉が、夫婦の記憶の扉を開く「妻が椎茸だったころ」。卒業旅行で訪れた温泉宿で出会っ [続きを読む]
  • 『煩悩の子』(大道珠貴)_書評という名の読書感想文
  • 『煩悩の子』大道 珠貴 双葉文庫 2017年5月14日第一刷煩悩の子 (双葉文庫)桐生極(きわみ)は小学五年生。いつも周囲にずれを感じているが、なぜなのかよく分からない。どういう局面でも腑に落ちないし、落ち着かない。でも、油断はしていない。ただひとつだけ分かっているのは、いまここで間違ったら、先々どんくさい人間になりかねないということだ − 。世界と向き合い始めた少女の日々の観察と分析をシニカルなユーモアで描 [続きを読む]
  • 『 A 』(中村文則)_書評という名の読書感想文
  • 『 A 』中村 文則 河出文庫 2017年5月20日初版A (河出文庫)「一度の過ちもせずに、君は人生を終えられると思う? 」 女の後をつける男、罪の快楽、苦しみを交換する人々、妖怪の村に迷い込んだ男、首つりロープのたれる部屋で飛び跳ねる三つのボール、無情な決断を迫られる軍人、小説のために、身近な女性の死を完全に忘れ原稿を書き上げてしまった作家 − 。いま世界中で翻訳される作家の、多彩な魅力が溢れ出す13の「生」の物 [続きを読む]
  • 『ユリゴコロ』(沼田まほかる)_書評という名の読書感想文
  • 『ユリゴコロ』沼田 まほかる 双葉文庫 2014年1月12日第一刷ユリゴコロ (双葉文庫)ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか − 。絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー! 各誌ミステリーランキングの上位に輝き、第14回大藪春彦賞を受賞 [続きを読む]
  • 『からまる』(千早茜)_書評という名の読書感想文
  • 『からまる』千早 茜 角川文庫 2014年1月25日初版からまる (角川文庫)地方公務員の武生がアパートの前で偶然知り合った不思議な女。休日になるとふらりとやって来て身体を重ね帰っていくが、彼女の連絡先も職業も分からない。ある日、武生は意外な場所で彼女を目撃してしまう・・・・(第1話「まいまい」)。妻に浮気をされた中年男、不慮の妊娠に悩む女子短大生、クラスで問題を起こした少年・・・・。いまを懸命に生きる7人の [続きを読む]
  • 『作家的覚書』(高村薫)_書評という名の読書感想文
  • 『作家的覚書』高村 薫 岩波新書 2017年4月20日第一刷作家的覚書 (岩波新書)「図書」誌上での好評連載を中心に編む時評集。一生活者の視点から、ものを言い、日々の雑感を綴る。今というこの時代、日本というこの国に生きることへの本能的な危機意識が、生来の観察者を発言者に変える。2014年から16年まで、日本がルビコンを渡った決定的時期の覚書として、特別な意味を持つ一冊である。(岩波新書)時としてこんな本を読もうと [続きを読む]
  • 『続・ヒーローズ(株)!!! 』(北川恵海)_書評という名の読書感想文
  • 『続・ヒーローズ(株)!!! 』北川 恵海 メディアワークス文庫 2017年4月25日初版続・ヒーローズ(株)!!! (メディアワークス文庫)『 ヒーローになりたい方お手伝いします! 』 が売り文句のヒーローズ(株)。いろいろ不思議なこの会社の中で、修司は周りの社員に比べて〈普通〉であることには悩みつつも、仕事に奮闘する毎日を送っていた。ある日事務所に訪れた依頼人は、修司の顔を見るなり泣きだしてしまい・・・・。夢を抱 [続きを読む]
  • 『自覚/隠蔽捜査5.5』(今野敏)_書評という名の読書感想文
  • 『自覚/隠蔽捜査5.5』今野 敏 新潮文庫 2017年5月1日発行自覚: 隠蔽捜査5.5 (新潮文庫)以前ほどではないにせよ、時々、私はこの手の本が無性に読みたくなります。今野敏の代表作『隠蔽捜査』シリーズの、『初陣』に続く二冊目の番外編。信念のキャリア・竜崎伸也 − 人気の理由はひとえにこの人物のキャラクターに依るらしい − を囲む7人の警察官(その多くは部下の面々)の視点で描く最強のスピンオフ短編集、であるらしい。 [続きを読む]
  • 『魂萌え! 』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
  • 『魂萌え! 』桐野 夏生 毎日新聞社 2005年4月25日発行魂萌え !夫婦ふたりで平穏な生活を送っていた関口敏子、59歳。63歳の夫・隆之が心臓麻痺で急死し、その人生は一変した。8年ぶりにあらわれ強引に同居を迫る長男・彰之。長女・美保を巻き込み持ちあがる相続問題。しかし、なによりも敏子の心を乱し、惑わせるのは、夫の遺した衝撃的な「秘密」だった。たったひとりで、老いと孤独に向き合うことを決意する主人公。世間と格闘 [続きを読む]
  • 『くっすん大黒』(町田康)_書評という名の読書感想文
  • 『くっすん大黒』町田 康 文春文庫 2002年5月10日第一刷くっすん大黒 (文春文庫)三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。誰もいない部屋に転がる不愉快きわまりない金属の大黒、今日こそ捨ててこます − 日本にパンクを実在させた町田康が文学の新世紀を切り拓き、作家としても熱狂的な支持を得た鮮烈のデビュー作。(文春文庫)この小説が『文學界』に掲載されたのは [続きを読む]