見もの・読みもの日記 さん プロフィール

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見もの・読みもの日記さん: 見もの・読みもの日記
ハンドル名見もの・読みもの日記 さん
ブログタイトル見もの・読みもの日記
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/jchz
サイト紹介文興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供223回 / 365日(平均4.3回/週) - 参加 2014/09/28 09:21

見もの・読みもの日記 さんのブログ記事

  • 絵画に物語を読む/「清明上河図」と中国絵画の至宝(林原美術館)
  • 〇林原美術館 企画展『一挙公開!「清明上河図」と中国絵画の至宝』(2017年7月15日〜9月3日) この週末は、見逃したくない展覧会を見るために1泊弾丸旅行をしてきた。ひとつめの目的地がここである。土曜の朝、空路で岡山入りして、お昼過ぎに岡山駅前に到着した。林原美術館は、岡山の実業家だった林原一郎氏(1908-1961)が蒐集した東アジアの絵画や工芸品と、旧岡山藩主池田家から引き継いだ大名調度品等を所蔵する美術館。 [続きを読む]
  • 足利将軍家の兄弟ゲンカ/観応の擾乱(亀田俊和)
  • 〇亀田俊和『観応の擾乱:室町幕府を二つに裂いた 足利尊氏・直義兄弟の戦い』(中公新書) 中央公論新社 2017.7 『応仁の乱』に続いて、話題の南北朝・室町時代「乱」シリーズを読んでみた。観応の擾乱(1349-1352)は、征夷大将軍・足利尊氏と、幕政を主導していた弟の直義(ただよし)との対立から起きた全国規模の内乱であるというが、私は本書が出るまで全く知らなかった。私は高校で日本史を習わなかったので、大人になっ [続きを読む]
  • 深川八幡祭り2017
  • 「深川の八幡さま」とも呼ばれる富岡八幡宮の例大祭(深川八幡祭り、2017年8月11日〜15日)が行われている。今年は三年に一度の本祭りで、今日は丸一日かけて「各町神輿連合渡御」が行われた。朝、とりあえず八幡宮に行ってみようと永代通りに出てみると、門前仲町の交差点から東は全面交通止めになっていて、各町の神輿が待機している。今年は大神輿が53基だという。あれ?神輿の一覧表(番付みたいな)には55番まであったのに、 [続きを読む]
  • 信仰の場の復元/祈りのかたち(出光美術館)
  • 〇出光美術館 『祈りのかたち−仏教美術入門』(2017年7月25日〜9月3日) 仏画を中心とする出光コレクションの中から代表的な仏教美術作品を厳選し、信仰と荘厳の諸相を示す展覧会。同館としては、珍しいテーマ設定のような気がする。 冒頭には奈良時代の『絵因果経』。瞑想する釈迦のまわりを悪鬼たちが取り囲む場面が展示されることが多いが、今回、その少し前の場面も開いていて、三人の美魔女が邪魔をしようと近づくが、次 [続きを読む]
  • 門前仲町グルメ散歩:イタリアンで暑気払い
  • 我が家の近所まで来てくれた友人と暑気払いディナー。お店は、ネットで見つけた『びす寅』。裏通りの小さなお店だったけど、よく流行っていて、マスターと、アルバイトだというお姉さんが、できぱき働いて回していた。気取らない家庭料理ふうで、でも美味しさはプロの味。前菜盛り合わせイワシのサラダ牡蠣のグラタン骨付き羊肉のロースト?また食べに行きたいけど、なかなか近所まで来てくれる友人が少ないので、次はいつになるだ [続きを読む]
  • 民俗学は今も可能か/21世紀の民俗学(畑中章宏)
  • 〇畑中章宏『21世紀の民俗学』 KADOKAWA 2017.7 21世紀に起きた(起きている)事象について、民俗学の切り口から語ったもの。著者の名前には、どこかで見覚えがあったが、思い出せないまま、読み終えた。雑誌(というかウェブマガジン?)「WIRED.jp」に連載されていた原稿だというのは、読みながら知った。本書の直前に読んだ諸星大二郎『暗黒神話』の感想を書こうと思って自分のブログを開いたら、『諸星大二郎「暗黒神話」と [続きを読む]
  • 選ばれた少年/暗黒神話(諸星大二郎)
  • 〇諸星大二郎『暗黒神話』 集英社 2017.3 2014年に刊行された『諸星大二郎「暗黒神話」と古代史の旅』(平凡社 太陽の地図帖)の感想にも書いたが、私はかなり古くからの諸星ファンであるにもかかわらず、代表作「暗黒神話」を読んでいなかった。意識的に避けていたわけではないので、偶然としか言いようがない。しかし、同書を読んで、これはどうしても『暗黒神話』を読まなければと思い立ったのだが、なかなか探し出すことが [続きを読む]
  • 大河ドラマ原作を読む/風林火山(井上靖)
  • 〇井上靖『風林火山』(新潮文庫) 新潮社 2005改版 井上靖の歴史小説は、中学生の頃にずいぶん読んだ。『敦煌』『青き狼』のような中国ものや『額田女王』のような古代史ものが好きだったが、戦国時代には興味がなかったので、本作は読まなかったと思う。 その後、2007年に大森寿美男さんの脚本でNHKの大河ドラマになった。当時の私は、大河ドラマにも時代劇にも全く興味がなくて、ふうん風林火山、武田信玄の話ね、という程 [続きを読む]
  • 2017年7月@関西:源信(奈良博)+東大寺俊乗堂、大湯屋公開
  • ■奈良国立博物館 1000年忌特別展『源信:地獄・極楽への扉』(2017年7月15日〜9月3日) 恵心僧都源信(942-1017)の千年忌を記念する特別展。はじめにその生涯をたどる。源信が現在の奈良県香芝市の生まれで、生誕の地に阿日寺(あにちじ)という寺院があることを初めて知る。阿日寺所蔵の源信坐像(江戸時代)が展示されていたが、このひとはあまり特徴のない顔立ちだなあと感じる。類例の少ない『恵心僧都絵伝』(江戸時代) [続きを読む]
  • 2017年7月@関西:京博すいぞくかん、他
  • ■高麗美術館 『福を運ぶ朝鮮王朝のとりたち』(2017年7月27日〜12月5日) 週末の京都。東京にまさる暑さに辟易して、冷房の効いた美術館・博物館を渡り歩いて過ごすことにした。高麗美術館では、2017年の干支である酉(トリ)にちなむ展覧会を見る。トリにちなんだ朝鮮工芸といえば、婚礼道具でもあるペアの木雁を思い出す。もちろん会場にも展示されていた。『刺繍花鳥図屏風』は鳥の羽色のグラデーションが丁寧に表現されてい [続きを読む]
  • 馬・鉄・道の覇者/モンゴル帝国誕生(白石典之)
  • 〇白石典之『モンゴル帝国誕生:チンギス・カンの都を掘る』(講談社選書メチエ) 講談社 2017.6 考古学の手法によって、チンギス・カンとモンゴル帝国の実像に迫る試み。本題に入る前に、考古学とはマニアックで閉鎖的な学問ではなく、文理のさまざまな研究分野のハブとなる、客観的で協調的な学問である、という解説がある。そんなものかなあ?と思って、あまり共感しなかったが、本書を読み終えてこのページを開くと、あらた [続きを読む]
  • 中華ドラマ『大軍師司馬懿之軍師聯盟』、看完了
  • 〇『大軍師司馬懿之軍師聯盟』全42集(2017年、東陽盟将威影視他) 日本の中国古装劇ファンの間で早くから評判を呼び、公開が待ち望まれていたドラマ。本国では、6月22日から7月14日まで放映された。放映が始まるや否や、期待以上という評判が聞こえてきたので、ネットで視聴できるサイトを探し出して、本国の放映にあまり遅れることなく全話完走した。こんなことができるなんて、ほんとにいい時代になったものだ。 主人公は三国 [続きを読む]
  • 文豪と二人の弟/森家三兄弟(文京区立森鴎外記念館)
  • 〇文京区立森鴎外記念館 コレクション展『森家三兄弟−鴎外と二人の弟』(2017年7月7日〜10月1日) 鴎外記念館の展示はときどき見に行くが、よくネタを見つけてくるなあと感心している。今回は、森鴎外(1862-1922)と二人の弟にスポットを当てる。5歳年下の篤次郎(とくじろう、1867-1908)と17歳年下の潤三郎(じゅんざぶろう、1879-1944)である。鴎外関係の著作を読んでいると、しばしば出会う名前だが、あらためて知りたい [続きを読む]
  • 門前仲町グルメ散歩
  • 4月から門前仲町の賃貸アパートで暮らし始めたが、平日は帰りが遅くて街を探索している暇がない。週末も何かと慌ただしかったが、ようやく少し余裕が出てきて、ネットや雑誌で気になったお店に行ってみることができた。まず、1軒目は永代橋のたもとにある「リコプラス(Rico+)」というカフェ。土日祝日は朝8時から営業していて、朝食メニューがあると聞いて行ってみた。「あさパン」「あさデリ」「あさサンド」のセットがあったの [続きを読む]
  • 大皿小皿+「つきしま」異本/やきもの勉強会(根津美術館)
  • 〇根津美術館 企画展『やきもの勉強会 食を彩った大皿と小皿』(2017年7月13日〜9月3日) タイトルに「勉強会」とあるので、「はじめての古美術鑑賞」シリーズの企画かと思っていたら違った。ホームページを見ると「毎日の生活の中で使っている『皿』に焦点を当て、大きな皿や小さな皿が食卓で使われる文化とその時代を考えてみました。人々はいつ頃から皿を使うようになったのでしょうか。『盛る』という食事の文化が現れたのは [続きを読む]
  • よりよい社会のために/入門公共政策学(秋吉貴雄)
  • 〇秋吉貴雄『入門公共政策学:社会問題を解決する「新しい知」』(中公新書) 中央公論新社 2017.6 公共政策学というのは、私の学生時代にはまだ一般的でなかった新しい学問である。本書によれば、日本で総合政策学部や政策科学部といった公共政策関連の学部が開設されたのは1990年代からだというが、ズバリ「公共政策」を名乗る学部や研究科が増えたのは、もう少し後ではないかと思う。そして、これらの組織には、けっこう私の [続きを読む]
  • 古代中国の文物とともに/色絵の器(日本民藝館)
  • 〇日本民藝館 特別展『色絵の器−天啓赤絵・呉州赤絵・古伊万里赤絵−』(2017年6月27日〜8月27日) 明末に江西省の景徳鎮民窯で焼かれた天啓赤絵、福建省の漳(ショウ)州窯で焼かれた呉州赤絵、九州・肥前地方の伊万里焼を中心に色絵の器の魅力を紹介する展覧会。 私は、これら民窯の磁器が大好きなので、炎暑の中、がんばって見に行った。 最初は2階の大展示室から。中央に小さな展示台があるだけという、空間の広さを感じさ [続きを読む]