見もの・読みもの日記 さん プロフィール

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見もの・読みもの日記さん: 見もの・読みもの日記
ハンドル名見もの・読みもの日記 さん
ブログタイトル見もの・読みもの日記
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/jchz
サイト紹介文興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供230回 / 365日(平均4.4回/週) - 参加 2014/09/28 09:21

見もの・読みもの日記 さんのブログ記事

  • 絵画に残された街の姿/19世紀パリ時間旅行(練馬区立美術館)
  • 〇練馬区立美術館 練馬区独立70周年記念展『19世紀パリ時間旅行−失われた街を求めてー』(2017年4月16日〜6月4日) フランス文学者の鹿島茂氏による「失われたパリの復元」(『芸術新潮』連載)をもとに、19世紀パリの全体像に迫る展覧会。300件に及ぶ展示品の、たぶん半分以上は「鹿島茂コレクション」(鹿島先生所蔵)である。同館は2011年に、鹿島茂コレクション1『グランヴィル』展を開催し、今後も鹿島茂氏の蒐集作品群を [続きを読む]
  • 育ちのちがう七兄弟/帝国大学(天野郁夫)
  • 〇天野郁夫『帝国大学:近代日本のエリート育成装置』(中公新書) 中央公論新社 2017.3 何の因果か、国立大学の事務職員という仕事を選んで20数年になる。自分の職場が、どのような歴史を背負っているのか興味があって、これまでもいろいろな著作を読んできた。本書は、帝国大学の誕生から、戦後、国立総合大学に生まれ変わるまでの70年間、さまざまな資料とデータに基づき、七大学の全貌を描いたもの(台北と京城の二大学には [続きを読む]
  • 普遍主義と共同体主義の間/文部科学省の研究(辻田真佐憲)
  • 〇辻田真佐憲『文部科学省の研究:「理想の日本人像」を求めた百五十年』(文春新書) 文藝春秋 2017.4 本書は、文部省(文部科学省)と「理想の日本人像」を通じて、明治維新このかた約百五十年の教育史を明らかにする試みだという。趣旨は分かる。文部省(文部科学省)というのは、学校教育を受けて育ってきた多くの日本人にとって、なじみ深い官庁であるが、私は、さらに大学時代に教員免許を取得するため、教育史などを履修 [続きを読む]
  • 中華ドラマ『射雕英雄伝』(2017年版)、看完了
  • 〇『射雕英雄伝』全52集(2017年、浙江華策影視) 今年1月から本国の東方衛視で放送が始まった『射雕英雄伝』(2017年版)、YouTubeに流れてくる動画を追いかけて視聴し、最終回まで完走した。うん、面白かった! 私は2003年の李亜鵬版が大好きなのだが、さすがに記憶は不確かである。2008年の胡歌版は、昨年、GYAO!ストアで日本語字幕版を見たばかりなのでよく記憶しているが、いろいろ気に入らなかった。2017年版の総合評価は [続きを読む]
  • 新緑の鎌倉・横浜散歩/慶派のほとけ(鎌倉国宝館)ほか
  • ■鎌倉国宝館 『鎌倉の至宝−優美なる慶派のほとけ−』(2017年4月22日〜6月4日) 奈良博の『快慶』、東博の『運慶』を意識したのだろうか、慶派のほとけの特集である。だいたい、いつもの収蔵品だったが、見慣れない阿弥陀三尊像が2組。表面の劣化が進んでいるが、よく見ると優美な顔立ちの三尊像は、大町の教恩寺のもの。快慶の作風だというのはどうだろう、そう言われれば、まあ同意しないでもない。平重衡が鎌倉に送られた [続きを読む]
  • 2017年5月@関西:宇治→大阪→神戸
  • 〇宇治・平等院〜藤田美術館〜大阪歴史博物館〜神戸市立博物館 連休2日目は、藤が見たかったので宇治の平等院へ。8時半の開門からまもなくに到着できたので、ゆっくり見られるだろうと思っていた。そうしたら、庭園はともかく、鳳凰堂内部のツアーは3時間くらい先まで受付終了だという。え?どういうこと?と思って聞いてみたら、みんな開門前から並んで待つのだそうだ。やれやれ。今回は、庭園とミュージアムと塔頭の浄土院だけ [続きを読む]
  • 2017年5月@関西:三尾の山寺+仁和寺
  • 〇高雄山神護寺〜槇尾山西明寺〜栂尾山高山寺〜仁和寺 5月3日〜5日は関西に出かけた。2週間前の週末にも、京都・奈良・大阪のどうしても見たい展覧会めぐりをしているので、今回は、落穂ひろい的に名所観光をしようと思ってきた。久しぶりに神護寺の宝物風入れ(当寺では「虫払い」と呼んでいる)が見たくなったので、京都駅に到着するとすぐ、JRバスで三尾方面に向かった。ちなみに、いま調べてみたら、前回来たのは2009年のこと [続きを読む]
  • 茶碗と茶の湯三昧(東京近美→東博→出光)
  • ■東京国立近代美術館 企画展『茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術』(2017年3月14日〜5月21日) 今年のゴールデンウィークは海外脱出をあきらめた。その分、国内の展覧会を見て歩いているので、とにかく雑駁でもいいからレポートを書いておこうと思う。この展覧会は、2月に京都で見てきたのだが、東京展も見ておきたくて出かけた。冒頭を飾っていたのは、長次郎の二彩獅子。背後には、暗闇に浮かぶ新月のような、金環食のような [続きを読む]
  • イメージはこんなもの/運慶・快慶(マンガ日本史)
  • 〇マンガ:樋口彰彦、シナリオ:藤森啓『運慶・快慶:2人の天才仏師』(朝日ジュニアシリーズ)(マンガ日本史27 改訂版) 朝日新聞出版 2015.7 よくある「週刊〇〇」というスタイルで刊行された薄いムック本である。およそ学習マンガなど描きそうにない、つまり自前の作品がよく売れていて、多くのファンが絵柄を知っているマンガ家、藤原カムイや池上遼一などを執筆陣に迎え入れた意外性に注目した記憶がある。買ったことはな [続きを読む]
  • はみ出す肉体/せいきの大問題 新股間若衆(木下直之)
  • 〇木下直之『せいきの大問題 新股間若衆』 新潮社 2017.4 2012年刊行の『股間若衆』の続編である。その後も時々、雑誌『芸術新潮』に「帰ってきた股間若衆」「股間著聞集」のタイトルで寄稿されているのは知っていたが、そのほか、『春画展』図録の寄稿や、書下ろし原稿をまじえて構成されている。テーマのひとつは前著に引き続き、全国津々浦々の股間若衆(男性裸体彫刻)巡礼。札幌の大通公園、前橋駅前、佐賀県立美術館など [続きを読む]
  • 2017年春@東京展覧会拾遺
  • ■東京写真美術館 総合開館20周年記念『夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史総集編』(2017年3月7日〜5月7日) 平成18(2006)年度から隔年で開催してきた4つの地方編の総まとめとなる展覧会である。私は古写真が好きなので全て参観している。2007年春の「関東編」、2009年の「中部・近畿・中国地方編」、2011年の「四国・九州・沖縄編」、そして2013年の「北海道・東北編」は、ちょうど北海道に引っ越す直前に見た。なので今回 [続きを読む]
  • 「どや建築」の街/大阪名所図解(酒井一光ほか)
  • 〇画:綱本武雄、文:酒井一光、高岡伸一、江弘毅『大阪名所図解』 140B(イチヨンマルビー) 2014.9 少し前に買った本だが読めていなかったので、先日、大阪に向かう新幹線の中で読んだ。大阪の歴史的建築物を精密な線で描いたスケッチ画とともに紹介するもの。歴史的建築物と言っても、本格的に「歴史的」な大阪城、住吉大社、四天王寺などもあれば、戦前のレトロ建築、老舗から喫茶・バー、さらに現代建築の関西国際空港、太 [続きを読む]
  • 風薫る御仏の世界/興福寺国宝特別公開2017
  • 〇興福寺 『阿修羅 天平乾漆群像展(国宝特別公開2017/興福寺中金堂再建記念特別展)』 奈良博の『快慶』展を見たあと、むしょうに東大寺の南大門(と金剛力士像)が見たくなって足を向けた。それから、春日大社にも寄ったが、お目当ての藤は、まだつぼみだった。てくてく歩いて、奈良博を過ぎ、興福寺に入った。 現在、国宝館が耐震改修工事のため、2017年1月1日から12月31日まで1年間、休館になっている。そのため、旧山田寺 [続きを読む]
  • 雲龍図だけではありません/海北友松(京都国立博物館)
  • 〇京都国立博物館 開館120周年記念特別展覧会『海北友松(かいほうゆうしょう)』(2017年4月11日〜5月21日) 海北友松(1533-1615)は、狩野永徳や長谷川等伯と並び称される桃山画壇の巨匠。近江浅井家の家臣の家に生まれたが、父の死をきっかけに禅門に入り、狩野派を学ぶ。浅井氏が滅亡し兄達も討ち死にしたのち、還俗して家門の再興を目指したが、晩年は画業に専念した。以上はWikiなどからの抜粋。私は「海北友松」の名前は [続きを読む]
  • 木の聖性を感じる/木×仏像(大阪市立美術館)
  • 〇大阪市立美術館 特別展『木×仏像(きとぶつぞう)−飛鳥仏から円空へ 日本の木彫仏1000年』(2017年4月8日〜6月4日) 仏像の素材となった木の種類、あるいは木材の用いられ方などに注目し、日本の木彫仏の魅力を再発見することを目的とした企画展。同館の1階を全て使った展示で、出品は55件(唐招提寺の薬師如来立像と伝獅子吼菩薩立像が入れ替わるだけで、他は展示替えなし)。 導入部は時代順で、顔の小さい、まっすぐ突っ [続きを読む]
  • 改装を惜しむ/ザ・コレクション(藤田美術館)
  • 〇藤田美術館 『ザ・コレクション』(2017年3月4日〜6月11日/前期:3月4日〜4月30日) 先月、同館が中国美術の名品31点をニューヨークでのオークションに出品し、落札総額2億6千280万ドル(約301億円)を記録したことが、ひとしきりニュースになっていた。収益は施設の建替え等に充てられる予定と聞いて、蔵のような古めかしい展示棟を思い浮かべて、なるほどなあと納得していた。公式サイトのお知らせには「この度、藤田美術館 [続きを読む]
  • 宗教と気分/日本の右傾化(塚田穂高)
  • 〇塚田穂高編著『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩選書) 筑摩書房 2017.3 本当は一気に読める面白い本だが、引っ越しを挟んで読み終わるまで3週間もかかってしまい、印象が散漫になってしまった。「壊れる社会(ヘイトスピーチ、レイシズム)」「政治と市民」「国家と教育」「家族と女性」「言論と報道」「蠢動する宗教」の6部構成で、それぞれ数編ずつ、計21人が寄稿している。 どれも面白かったが(一番最後に読んだというこ [続きを読む]
  • 風にのる仙人/雪村(東京芸大大学美術館)
  • 〇東京芸大大学美術館 特別展『雪村−奇想の誕生−』(2017年3月28日〜5月21日) この春、いちばん楽しみにしていた展覧会。戦国時代の画僧、雪村周継(せっそんしゅうけい)の主要作品約100件と関連作品約30件によって、雪村の「奇想」はどのようにして生まれたのか、その全貌に迫る。特設サイト(音が出ます!)によれば「15年ぶりの大回顧展」とあるが、2002年に千葉市美術館で開催された雪村展(山下裕二先生企画監修)を私は [続きを読む]
  • 真言律宗の名宝、勢ぞろい/奈良 西大寺展(三井記念美術館)
  • 〇三井記念美術館 特別展 創建1250年記念『奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝』(2017年4月15日〜6月11日) 西大寺の公式サイトを見ると、天平神護元年(765年)孝謙上皇が重祚して称徳天皇となり、金銅製の四天王像を鋳造されたのが西大寺のおこりと説明されている。よって、2017年は、ピタリ創建1250年ではないようだが、奈良の西大寺+真言律宗の諸寺院の名宝を集めて展観する企画である。わりと最近、真言律宗関係の展示があっ [続きを読む]
  • 2017引っ越し完了
  • 2年間暮らしたつくばの宿舎は、こんな部屋でした。壁には、使えないヒーター(セントラルヒーティング)の名残。撤去するとお金がかかるから、そのままにしてると聞かされた。台所のガスレンジ横のガラス壁にはヒビが入っていたけど、それも気にするなと言われた。まあ、旧公務員宿舎なんてこんなもの。ただみたいな家賃だったので文句はない。ドアを出ると、だいたい毎日、正面(北側)に筑波山が見えていたのに、宿舎退去の日は [続きを読む]