詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記) さん プロフィール

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詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)さん: 詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)
ハンドル名詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記) さん
ブログタイトル詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/shokeimoji2005
サイト紹介文日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。
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更新頻度(1年)情報提供540回 / 365日(平均10.4回/週) - 参加 2014/10/02 10:33

詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記) さんのブログ記事

  • 自民党の「たたき台」を読む(3)
  • 自民党の「たたき台」を読む(3)               自民党憲法改正草案を読む/番外93(情報の読み方) 21日明らかになった自民党の憲法改正案の「たたき台」(西日本新聞2017年06月22日朝刊)についてもう一点、書いておこう。9条の2 前条の規定は、我が国を防衛するための最小限度の実力組織としての自衛隊を設けることを妨げるものと解釈してはならない。2 内閣総理大臣は、内閣を代表して自衛隊の最高の指 [続きを読む]
  • 自民党の「たたき台」を読む(2)
  • 自民党の「たたき台」を読む(2)               自民党憲法改正草案を読む/番外92(情報の読み方) 前回書き漏らしたことを追加する。(私は目が悪くて40分以上パソコンに向かうと、文字が書きづらくなる。一回あたり40分をめどに書いているので、どうしても書きそびれることがある。) 前回は、自民党の憲法改正の「たたき台」では「主語」が「日本国民(私)」から「内閣総理大臣」にすりかわっていることを [続きを読む]
  • 自民党の「たたき台」を読む
  • 自民党の「たたき台」を読む               自民党憲法改正草案を読む/番外91(情報の読み方) 西日本新聞2017年06月22日朝刊に自民党憲法改正推進本部がまとめた「たたき台」が掲載されている。 それによると、現行の第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前 [続きを読む]
  • 金井裕美子「三月の、海」
  • 金井裕美子「三月の、海」(「季刊詩的現代」21、2017年06月発行) 金井裕美子「三月の、海」はとても静かな詩である。藤沢から三両編成の電車に乗った軒先すれすれに見知らぬひとの暮らしの間をやがてゆるい左カーブここから見える景色が好きだあなたの指さした先には三月の、海雨がふっていて銀鼠色にかすんでいるからどこまでが海でどこからが空なのかすぐそこなのか遠いのかわからない こういう風景は(あるいは、こういう風 [続きを読む]
  • 「おしりを切る」
  • 「おしりを切る」               自民党憲法改正草案を読む/番外90(情報の読み方) 「加計学園をめぐる文書」がとてもおもしろい。萩生田官房副長官「ご発言要旨」(2016年10月21日)だが、そこに私には耳慣れないことばがある。(引用は、2017年06月21日読売新聞朝刊(西部版・14版)は2面から。2017年06月20日の毎日新聞夕刊(西部版・4版)は文書の写真そのものを載せていた。)総理は「平成30年(2018年) [続きを読む]
  • ルキノ・ビスコンティ監督「家族の肖像」(採点不能)
  • 監督 ルキノ・ビスコンティ 出演 バート・ランカスター、シルバーナ・マンガーノ、ヘルムート・バーガー 06月18日にKBCシネマ2で見た。予告編のときから懸念していたのだが、この劇場は4Kデジタル版の上映に向いていない。映像が暗い。 「家族の肖像」は公開年(39年前らしい)に岩波ホールで見た。そのときの印象は★5個。傑作である。 どこが傑作か。 映画は「室内劇」。主な場所は教授の書斎。本がびっしり壁面を [続きを読む]
  • 安倍の手口(国会閉会記者会見)
  • 安倍の手口(国会閉会記者会見)               自民党憲法改正草案を読む/番外89(情報の読み方) 2017年06月20日読売新聞朝刊(西部版・14版)は1面で安倍の記者会見を報道している。首相「加計」対応を陳謝/国会閉会で会見 「国民不信招いた」 その「陳謝」というのは、加計学園、森友学園問題を念頭に、「国会は建設的議論という言葉からは大きくかけ離れた批判の応酬に終始した」と指摘。そのうえで「( [続きを読む]
  • 米イージス艦事故の続報の読み方
  • 米イージス艦事故の続報の読み方               自民党憲法改正草案を読む/番外88(情報の読み方) 2017年06月19日読売新聞朝刊(西部版・14版)は1面、社会面で米イージス艦事故の続報を掲載している。不明者は7人いたのだが、「数人」が船内から遺体で発見された。(1面) 社会面の見出し。米艦の右後方から衝突か/コンテナ船 直前、同方向に航行か これではコンテナ船に非がある印象だ。しかし、コンテ [続きを読む]
  • 金田久璋『鬼神村流伝』
  • 金田久璋『鬼神村流伝』(思潮社、2017年04月15日発行) 金田久璋『鬼神村流伝』の「声」は非常に強い。誰にでも強く聴こえるかどうか、実はよくわからないのだが、私には強く聴こえる。ことばの背後に、ことばにととのえられるまえの「声」がひしめいているのを感じる。 抽象的に書いてもしようがないので、私が「身近」に感じる「声」について書いてみよう。 「魔除け」という作品は、誰かが死んだあとのことを書いている。夜 [続きを読む]
  • 安倍の手口(天皇生前退位特例法成立後の動き)
  • 安倍の手口(天皇生前退位特例法成立後の動き)               自民党憲法改正草案を読む/番外88(情報の読み方) 2017年06月18日読売新聞朝刊(西部版・14版)は1面・2面に御厨貴の寄稿が載っている。「上皇・天皇・皇嗣の新時代」というタイトルがついている。 このなかで御厨は、こう書いている。 この国は明治150年を迎えて、初めて「天皇御一家三代おそろい」の形での移り変わりを体験する。 「天皇 [続きを読む]
  • 米イージス艦衝突の報道からわかること
  • 米イージス艦衝突の報道からわかること               自民党憲法改正草案を読む/番外87(情報の読み方) 2017年06月17日、米イージス艦とフィリピン船籍のコンテナ船が伊豆沖で衝突した。7人が行方不明である。この報道には非常に奇妙なものがある。 2017年06月18日読売新聞朝刊(西部版・14版)は1面にコンテナ船の航路を克明に「図入り」で描いている。「午前1時30分 ほぼ直角に右旋回。このころ、米イー [続きを読む]
  • 共謀罪成立の日に、なぜ文部省の文書は公表されたか。(安倍の手口)
  • 共謀罪成立の日に、なぜ文部省の文書は公表されたか。(安倍の手口)               自民党憲法改正草案を読む/番外86(情報の読み方) 共謀罪が成立した日、加計学園に関する文部省の文書が公表されたか。 共謀罪への批判を封印するためである。 だれもが加計文書と文部省、内閣府の対応に注目する。実際、報道は加計学園文書に集中している。共謀罪がどのように運用され、市民生活がどんなふうになるか、もっ [続きを読む]
  • 八重洋一郎「手紙」、高橋秀明「死に場所」
  • 八重洋一郎「手紙」、高橋秀明「死に場所」(「イリプスⅡ」22、2017年06月10日発行) 八重洋一郎「手紙」は「花筏」のなかの一篇。(老婦人からの)という注釈がついている。さびしいわ友だちがどんどんいってしまって一日一日がなんだかスカスカ−それもあるけどほんの少しだけ小さなエゴイズムあの人の記憶の中にいたあの頃の自分もう一人のあの人の記憶の中にいたもう一人のあの頃の自分 それがあの人とともに もう一人のあ [続きを読む]
  • 佐々木洋一「ねんぶらん」
  • 佐々木洋一「ねんぶらん」(「ササヤンカの村」27、2017年07月発行) 佐々木洋一「ねんぶらん」は子守歌である。「ねんぶらん ねんぶらん」という不思議な音。私は現実には聞いたことがないけれど、読んだ瞬間「子守歌」とわかる。ゆりかごゆれてねんぶらんゆれて ゆられてねんぶらん ねんぶらんめざめよ こどもいのちのじかんたれにもじゃまされずめざめよ こどもこのよのめざめ そして、この子守歌は子守歌なのに「めざめ [続きを読む]
  • 斎藤健一「家の人」
  • 斎藤健一「家の人」(「乾河」79、2017年06月01日発行) 私は「動詞」がずれる文体が嫌いである。逆に言うと「動詞」がぶれない文体が好きである。安心できる。たとえば、斎藤健一「家の人」。黒っぽい衣服に相似した端書を投函する。泥が予測と違い乾いた外である。じっとしていると誰かが戸から飛び出したのである。粉をこねる一軒のうどん屋がある。春風がいま子供の汚れ襟だ。屋根のあわさる曇天。そこはトタン張りで草が生い [続きを読む]
  • フィリップ・ガレル監督「パリ、恋人たちの影」(★★★★)
  • 監督 フィリップ・ガレル 出演 クロチルド・クロ、スタニスラス・メラール、レナ・ポーガム  一組の男女。夫婦である。互いに浮気をする。男の方がわがままである。男は浮気をしてもいいが、女が浮気をするのは許せない。それで女を追いつめる。妻だけを追いつめるのではなく、浮気相手の女をも追いつめる。妻に浮気されたことがしゃくに障り、浮気相手の女に「意地悪」をする。女にセックスを迫られると「頭の中には、それし [続きを読む]
  • 安倍の手口(「天皇生前退位特例法」をめぐって)
  • 安倍の手口(「天皇生前退位特例法」をめぐって)               自民党憲法改正草案を読む/番外85(情報の読み方) 読売新聞2017年06月14日朝刊(西部版・14版)1面に皇太子の記者会見が載っている。デンマーク訪問を前に記者会見した。「天皇陛下の退位を実現する特例法の成立後、初めての会見だった」と読売新聞は「定義」している。会見のなかで、象徴の務め「全身全霊で」 退位と決意を語った。(見出しに [続きを読む]
  • 貞久秀紀『具現』
  • 貞久秀紀『具現』(思潮社、2017年06月30日発行) 貞久秀紀の詩を私ははっきりと覚えているわけではないのだが。そして、他の人の詩も記憶するということはないのだが。 読み始めてすぐ、私は江代充の詩を思い出した。 巻頭にあるタイトルのない4行。日のあたる時と所にみえているこの光景がこれと逐一同じべつのものだとしてもだれがちがいを語りうるだろう 江代の文体とは違うところもある。もっとも、きちんとした比較では [続きを読む]
  • 野沢啓「発熱装置」
  • 野沢啓「発熱装置」(「走都」第二次創刊号・通算21号、2017年06月15日発行) 野沢啓「発熱装置」は、こう始まる。ことばが放たれたがっている誰のものでもないことばが場所をもとめているだからこの空間は用意されるのだ 詩は「誰のものでもないことば」である、と私も思う。放った人はいない。ことばが「ひと」を離れていく。「ひと」を捨てていく。書いた人が、そのことばを追いかけてつかまえることもある。しかし、逃げられ [続きを読む]
  • 梁川梨里『ひつじの箱』
  • 梁川梨里『ひつじの箱』(七月堂、2017年03月26日発行) 梁川梨里『ひつじの箱』に「揺れる」という作品がある。風は、気孔を空に向けるゆびさきを持つなめらかな所作でひかり、なのか、花、なのかひかりの花なのか分からないことはわからないままのほうがうつくしい 一行目が魅力的だ。意識がひっかきまわされる。書かれていることを「理解した」とは言えないが、その「ひっかきまわされた」という感覚が詩なのだろう。 梁川に [続きを読む]
  • 安倍の手口(「天皇生前退位特例法」をめぐって)
  • 安倍の手口(「天皇生前退位特例法」をめぐって)               自民党憲法改正草案を読む/番外84(情報の読み方) 天皇を生前退位させる「特例法」が06月09日に成立した。読売新聞2017年06月10日朝刊(西部版・14版)の1面の見出し。 退位特例法 成立/天皇陛下 来年末にも上皇に/新元号選定 本格化 私は「天皇の生前退位」は安倍が仕組んだ憲法改正の第一歩と認識している。「護憲派天皇」の追放が目的 [続きを読む]
  • 安倍の手口(「加計」文書をめぐって)
  • 安倍の手口(「加計」文書をめぐって)               自民党憲法改正草案を読む/番外83(情報の読み方) 読売新聞2017年06月09日夕刊(西部版・4版)の1面の見出し。 「加計」文書 再調査へ/文科相表明 聞き取り対象拡大 「総理の意向」をめぐる文書について、文科省は「確認できない」と言っていた。再調査はしないと主張し続けてきた。菅は、「怪文書」と断定し、前川前文部次官の人格攻撃までしていた [続きを読む]
  • 荒木時彦「物事は具体的に書かなければならない。」
  • 荒木時彦「物事は具体的に書かなければならない。」(「荒木時彦×網野杏子×秋川久美」創刊号、2017年06月05日発行) 荒木時彦「物事は具体的に書かなければならない。」は、具体的に書かれているか。内面の状態。*ブラック・コーヒーを飲んでいる時、私の心の状態は落ち着いている。カフェなどよりも、部屋で一人でいる時のほうがより心が休まる。 タイトルとは裏腹に、私には「抽象的」にしか感じられない。「内面の状態」が [続きを読む]