漢方堂 さん プロフィール

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漢方堂さん: 漢方ブログ│漢方薬を始めよう
ハンドル名漢方堂 さん
ブログタイトル漢方ブログ│漢方薬を始めよう
ブログURLhttp://kampo-do.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/
サイト紹介文薬剤師が、漢方薬についてわかりやすく書いていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供23回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2014/10/03 04:49

漢方堂 さんのブログ記事

  • 五積散(ごしゃくさん)は冷えがある人の万能薬か?
  • 腰痛にも、カゼにも、胃もたれにも、更年期障害にも、色々な症状に使われる「五積散」(ごしゃくさん)。一体どういう漢方薬であるのか、解説します。 五積散の構成生薬62番の「防風通聖散」(ぼうふうつうしょうさん)は18種類もの生薬が使われています。63番の「五積散」(ごしゃくさん)もそれに引けを取らない生薬の多さです。当帰、川芎、蒼朮(白朮)、茯苓、甘草、白芷、枳殻(枳実)、陳皮、半夏、厚朴、桔梗、乾姜、桂皮 [続きを読む]
  • 「大建中湯」の押さえておくべき効果と副作用
  • 大建中湯は便秘の薬?イレウスの薬?大建中湯は、医療用の漢方薬の中で、使用量が多い漢方薬として知られています。特に外科領域において、開腹手術後の腸管癒着や腸閉塞(イレウス)の予防または治療に、非常によく用いられています。その他、色々な場面で使われているのだと思いますが、「便秘の薬」として多用されている感じがするのが少し気になります。腸を直接刺激する大黄(ダイオウ)が含まれない、とかお腹を温めてくれる [続きを読む]
  • 「加味逍遙散」と「抑肝散加陳皮半夏」の違い
  • 加味逍遙散と抑肝散加陳皮半夏の違い加味逍遙散(かみしょうようさん)と抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)。両方とも、精神不安、いらいら、不眠には使われる漢方薬で、よく比較されます。加味逍遥散は、逍遥散(しょうようさん)に牡丹皮と山梔子を加えたもの。抑肝散加陳皮半夏は、抑肝散(よくかんさん)に陳皮と半夏を加えたもの。 どちらも2つ生薬が足されていますが、それらを除いた、逍遙散(しょうようさ [続きを読む]
  • 加味逍遙散と抑肝散加陳皮半夏の違い
  • 加味逍遙散と抑肝散加陳皮半夏の違い加味逍遙散(かみしょうようさん)と抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)。両方とも、精神不安、いらいら、不眠には使われる漢方薬で、よく比較されます。加味逍遥散は、逍遥散(しょうようさん)に牡丹皮と山梔子を加えたもの。抑肝散加陳皮半夏は、抑肝散(よくかんさん)に陳皮と半夏を加えたもの。 どちらも2つ生薬が足されていますが、それらを除いた、逍遙散(しょうようさ [続きを読む]
  • 物忘れの改善薬とされる遠志(オンジ)の漢方的な効果とは
  • いろいろな遠志エキスの商品2015年、単味生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスが厚労省から出され、その中で効能が認められている、遠志(オンジ)の「中年期以降の物忘れの改善」というものに各社注目したようで・・・ただの遠志(オンジ)だったものが、ワスノン、キオグッド、キノウケア、そしてアレデル。 なんだかネーミング合戦になっているように感じますが、上記すべて中身は同じ、遠志(オンジ)エキ [続きを読む]
  • 夏のカゼ、お腹のカゼなど、藿香正気散が夏に適する理由
  • 藿香正気散(かっこうしょうきさん)夏に使用機会が増える方剤のひとつが、藿香正気散です。夏のカゼ、お腹のカゼ、それから、クーラーが効きすぎている部屋で過ごして具合が悪くなったり朝起きたら寝冷えによって腹痛や下痢したり暑いからと、冷たいものばかり食べたり飲んだりしたせいで、下痢したり、体がだるくなったり、食欲が落ちたり、など 夏にみられる体の重だるさ、胃腸の弱り、食欲低下、下痢などは、漢方では「湿」の [続きを読む]
  • 逍遥散と加味逍遥散の違い、使い分け、注意点
  • 肝鬱ストレスなどの感情によって、気分が落ち込んだりイライラしたり精神的な症状が表れているときに、漢方では「肝鬱」(かんうつ)と表現することがあります。ただし現在の日本においては、ストレスなど全く縁がない、という人がいるのだろうかという社会であり大なり小なり、みなさん肝鬱の経験があるのかもしれません。ある方がこのように言われましたが、まさに、ニッポン一億総「肝鬱」社会です。 そして、不安、いらいらな [続きを読む]
  • 肝とストレスの影響と逍遥散(しょうようさん)について
  • 「逍遥散」の解説をするために、まず「肝」の話からします。東洋医学における「肝」のはたらき五臓のうち、「肝」のはたらきには、大きく二つあります。一つは、蔵血(ぞうけつ)。もう一つが、疏泄(そせつ)です。 蔵血機能「肝」という蔵には「血」が貯蔵されています。そして、血が蓄えられているから、必要に応じて体の各部位へ適切な量の血を分配することができます。全身に血液を送り出しているのは心臓ですが、その量を調 [続きを読む]
  • 不正出血に対する止血薬「芎帰膠艾湯」(きゅうききょうがいとう)とは
  • 芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)構成生薬の、川芎・当帰・阿膠・艾葉・芍薬・地黄・甘草のうち、川芎・当帰・阿膠・艾葉の4つの生薬から一文字ずつとって「芎帰膠艾湯」です。 構成生薬を整理すると当帰・川芎・芍薬・地黄 +(艾葉・阿膠・甘草)と考えることができ、=四物湯 + 艾葉・阿膠・甘草なので、血虚に使う「四物湯」(しもつとう)を基本にして、艾葉・阿膠・甘草を加えたかたちです。ですが、芎帰膠艾湯は、 [続きを読む]
  • 不妊治療をされる方に漢方薬をお勧めする2つの理由
  • 6組に1組が不妊治療を受けていると言われる時代。漢方薬も有効に使って頂ければと思います。 一般的な不妊治療の流れまず、妊娠しやすい排卵日を予測して夫婦生活の指導を受けるタイミング療法があります。それでも妊娠しない場合は「人工授精」を行います。排卵誘発剤を用いて排卵の時間を調整し、それに合わせて子宮の奥に直接(選別された活発な)精子を注入する方法です。ここまでは自然妊娠に近いかたちです。年齢的に、ま [続きを読む]
  • 不妊治療をされる方に漢方薬をお勧めする2つの理由
  • 6組に1組が不妊治療を受けていると言われる時代。漢方薬も有効に使って頂ければと思います。 一般的な不妊治療の流れまず、妊娠しやすい排卵日を予測して夫婦生活の指導を受けるタイミング療法があります。それでも妊娠しない場合は「人工授精」を行います。排卵誘発剤を用いて排卵の時間を調整し、それに合わせて子宮の奥に直接(選別された活発な)精子を注入する方法です。ここまでは自然妊娠に近いかたちです。年齢的に、ま [続きを読む]
  • 柴胡剤の、実証向きか虚証向きかの目安
  • 柴胡剤の順番生薬の柴胡(サイコ)を配合している漢方薬のことをまとめて柴胡剤(さいこざい)と言うこともありますが、もう少し絞って、代表的な柴胡剤というのは、柴胡(サイコ)だけでなくて、柴胡と黄芩(オウゴン)の2つを主薬として配合している漢方薬を指します。その柴胡剤を使うにあたって、どの柴胡剤を選ぶべきかの目安が一応あります。 いわゆる実証〜虚証に応じて[実証]大柴胡湯(だいさいことう) ↓ 柴胡加竜骨 [続きを読む]
  • 十全大補湯と人参養栄湯の違いとは
  • 医療用エキス製剤の効能効果某漢方メーカーのエキス製剤の適応症を読んでみますと「十全大補湯」の適応症:病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血一方、「人参養栄湯」の適応症:病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血と、なぜか全く同じ・・・では違いは何でしょうか? 気血両虚に対する漢方薬「十全大補湯」と「人参養栄湯」はともに、気血両虚証に使われる方剤です。つまり、 [続きを読む]
  • 十全大補湯と人参養栄湯の違い
  • 医療用エキス製剤の効能効果某メーカーの適応症を読んでみますと「十全大補湯」の適応症:病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血一方、「人参養栄湯」の適応症:病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血と、なぜか全く同じ・・・ 気血両虚に対する漢方薬「十全大補湯」と「人参養栄湯」はともに、気血両虚証に使われる方剤です。つまり、気の不足である「気虚」と、血の不足で [続きを読む]
  • 逆流性食道炎の胸やけに「茯苓飲」(ぶくりょういん)
  • 逆流性食道炎の治療薬逆流性食道炎は、胃液や胃の内容物が食道に逆流する疾患です。酸っぱい液が上がってくる不快感、げっぷ、胸やけ、強い胃酸によって食道の炎症が引き起こされます。治療薬は、現在はPPI(プロトンポンプインヒビター)が主流です。胃酸が分泌されるプロトンポンプ(胃壁の酸が作られるところ)を直接阻害して、胃酸の分泌を抑制する薬です。オメプラゾール(オメプラール・オメプラゾン)ランソプラゾール( [続きを読む]
  • 薬剤師国家試験から「八味地黄丸」の解説
  • 第98回薬剤師国家試験より問21240歳女性。糖尿病治療を行っていたところ、下肢のしびれの訴えがあり、八味地黄丸エキス顆粒が処方された。(処方)八味地黄丸エキス顆粒 1回2.5g (1日7.5g)1日3回 朝昼夕食前 7日分八味地黄丸エキス顆粒の使用法及び使用上の注意に関する記述のうち、適切でないのはどれか。1つ選べ。1.本剤には附子が含まれているので、小児等には慎重に使用する。2.身体を温める作用があるので、 [続きを読む]
  • 膨満感に「大建中湯」が不可の例(糖尿病治療薬との飲み合わせ)
  • ある種の糖尿病治療薬と漢方薬との併用に注意糖尿病治療薬を服用中に、大建中湯(または小建中湯)を用いる場合に気を付けないといけないことがあります。糖尿病の薬と、漢方薬との併用については、一般には添付文書にも特に書かれていない内容ですが、それぞれの成分と作用を知っていれば予測できることなので注意をしておきましょう。 α-グルコシダーゼ阻害薬糖尿病治療薬のひとつである、α-グルコシダーゼ阻害薬の話です。以 [続きを読む]
  • 「麻黄湯」「桂枝湯」から湿邪へ対しての展開
  • 「麻黄湯」と「桂枝湯」感冒に使われる代表的で対照的な2つの漢方薬です。風寒のカゼで、汗のない表実証なら「麻黄湯」(まおうとう)風寒のカゼで、汗のある表虚証なら「桂枝湯」(けいしとう) ここから発展させていく感じでいくつか処方をご紹介します。 『傷寒論』の中には風邪(ふうじゃ)の話があり、続きの『金匱要略』には湿邪(しつじゃ)の話があります。また、風邪のときに、顔面や手足に浮腫を生じる「風水 [続きを読む]
  • 甘草(カンゾウ)を含まない漢方薬とは
  • 甘草(カンゾウ)の入っていない漢方薬はあるのか?甘草(カンゾウ)は漢方エキス製剤のおよそ7割(それ以上)に配合されています。もっとも多くの漢方薬に用いられている生薬です。抗炎症、鎮痙、止痛、健胃などの効果、その他、処方全体の作用を調和させたり、他の生薬の毒性を緩和させる効果など幅広い効果があるためだと思われます。処方全体の作用を調和させる効果があるのなら、すべての漢方薬に入れてもいいのか?とも思え [続きを読む]
  • 「胃腸虚弱」+「不眠」には「帰脾湯」(きひとう)
  • 「胃腸虚弱」と「不眠」この2つのキーワードで考えられる方剤に、「帰脾湯」(きひとう)があります。 漢方的には胃腸虚弱は「脾」の問題、不眠は「心」に問題があります。胃腸が弱いと、食べ物から栄養を十分に摂れず、気血が不足しやすいし、一方、精神が不安定であると、「心」に影響がでやすい。さらに、気血が不足していればその「心」を養うことができないし、また、「心」の血が「脾」を養えなければ、胃腸の働きがま [続きを読む]
  • 五臓と六腑の違い
  • 五臓と六腑の違いの前にまず、東洋医学的な臓腑の話は、基本的には解剖学的な臓器に付けられた名称ではありますが、それぞれのはたらきや、その臓腑の変調によって表にあらわれる現象を観察して当てはめられているので、解釈の面で、現代医学の臓腑とは異なってきます。概念が違うものであるのに、西洋医学を翻訳するとき、同じ漢字・名称が使われてしまったことから余計に分かりづらいものになっています。ここでは簡単に、五臓と [続きを読む]
  • 五臓六腑(ごぞうろっぷ)とは…五臓と六腑の違いって?
  • 五臓と六腑の違いの前にまず、東洋医学的な臓腑の話は、基本的には解剖学的な臓器に付けられた名称ではありますが、それぞれのはたらきや、その臓腑の変調によって表にあらわれる現象を観察して当てはめられているので、解釈の面で、現代医学の臓腑とは異なってきます。概念が違うものであるのに、西洋医学を翻訳するとき、同じ漢字・名称が使われてしまったことから余計に分かりづらいものになっています。ここでは簡単に、五臓と [続きを読む]
  • 夏の喉の渇きに白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
  • 「白虎湯」や「白虎加人参湯」の白虎とは白虎は古代中国の神話によれば東西南北のうち、西の守り神です。南の朱雀(すざく)・北の玄武(げんぶ)、東の青竜(せいりゅう)そして西が白虎(びゃっこ)です。五行論では東⇒青竜・青・春西⇒白虎・白・秋南⇒朱雀・赤・夏北⇒玄武・黒・冬という関係になっております。白虎は、季節でいうと秋の神になります。涼しい風が吹かせて、激しい夏の暑さを終わらせると言われます。というと [続きを読む]