nejisix さん プロフィール

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nejisixさん: 映画にロック、マンガで夜更かし
ハンドル名nejisix さん
ブログタイトル映画にロック、マンガで夜更かし
ブログURLhttp://negotozaregoto.blog.jp/
サイト紹介文これまで触れてきた映画、ロック、漫画の感想を新旧問わずに書いています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供385回 / 365日(平均7.4回/週) - 参加 2014/10/03 19:43

nejisix さんのブログ記事

  • #1294 奇跡の海
  • デンマーク 1996監督、脚本 ラース・フォン・トリアー職場で事故に遭い、首から下が全身麻痺状態に陥った夫と、その妻の愛の行方を描いた作品。ああ、トリアーはすでにこの頃から無私なる献身というか、自己犠牲の果てにたどり着く聖性みたいなものに囚われてたんだなあ、となんとなく思いました。まあ、伝えたかった事はわかる。教条的で意固地なプロテスタントの教えに縛られる村で、本当の愛をその身をもって表現したのは、1 [続きを読む]
  • #1293 地獄星レミナ
  • 2004年初出 伊藤潤二小学館ビッグコミックス天才伊藤潤二がものの見事に足を滑らせて派手にすっ転んだ一作、と私は認識。巨大な遊星が地球に接近衝突する恐怖を描いた作品なんですが、何が失敗してるって、題材は間違いなくSFなのに、それを徹頭徹尾ホラーの文脈で語ってしまったことでしょうね。これね、ホラーが包括するSF風味だったらまだ良かったんですよ。そのあたり、作者の最も得意とするところですし、きっと独壇場となっ [続きを読む]
  • #1292 旧約マザーグール
  • 2017年初版 菅原キク徳間書店リュウコミックス 全2巻コミックアーススターに連載されていた「HOLY HOLY」に描き下ろしのエピローグを加えた新装版。お嬢様学校に通う良家の子女10数名が、船舶事故により名も無き無人島に流れ着くんですが、そこには人を襲う人外の化け物が居た、ってなお話。プロットそのものに新鮮味がないのは衆目の一致するところだろうと思います。ま、よくあるパターン。最近じゃ鬼畜島なんてのもありました [続きを読む]
  • #1291 ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR
  • ロシア 2004監督 ティムール・ベクマンベトフ原作 セルゲイ・ルキヤネンコ当時、ロシアのマトリックス、と呼ばれた作品。まあ、罪なキャッチフレーズですよね。というのも、別段内容的にかぶってると思えないから、なんですが。マトリックスが仮想現実を題材としているのに対して、こちらは光と闇の最終戦争がテーマですし。どちらかと言えば古いファンタジーの部類。0年代にわざわざ映像化するようなものでもない、と思ったり [続きを読む]
  • #1290 キングコング 髑髏島の巨神
  • アメリカ 2017監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ脚本 ダン・ギルロイ、マックス・ボレンスタイン「空想娯楽活劇」といった風な、ちょっぴり古臭い言い回しがピッタリと当てはまる映画だな、と思いましたね。嵐に遮られた人跡未踏の島にヘリで乗り込む展開といい、巨大な怪物が跋扈する中での決死のサバイバル行といい、なんだこれオリジナル作品が存在するのか?と錯覚してしまいそうなほどあの時代の空気をまとってる。そこ [続きを読む]
  • #1289 人魚姫
  • 中国/香港 2016監督、脚本 チャウ・シンチーさしずめ、かの有名なアンデルセン童話「人魚姫」のコメディ・ヴァージョン、といったところでしょうか。もちろん現在のお話なんで、細かな設定に違いはあるんですが、人間と人魚姫の報われぬ恋を描く、というストーリーラインの核はほぼ同じと言っていいでしょうね。チャウ・シンチーがやらかしたのはそこにドリフばりのベタなギャグを大量に持ち込んだこと。もう、無茶苦茶やってま [続きを読む]
  • #1288 トゥー・ラビッツ
  • ブラジル 2011監督、脚本 アフォンソ・ポイアルチブラジル暗黒街のギャングから取引に使われる200万ドルをかっさらおうとする男の計略を、スリリングに描いたクライム・サスペンス。ブラジルのタランティーノ、なんて言われ方をしてるみたいですが、私の感覚ではこりゃ初期のガイ・リッチーですね。それぞれの思惑が錯綜する展開といい、2転3転するシナリオ進行といい、やってることはよく似てる。ガイ・リッチーと違うのは、随 [続きを読む]
  • #1287 マン・ダウン 戦士の約束
  • アメリカ 2015監督 ディート・モンティエル原案 アダム・G・サイモンアフガニスタンの紛争地帯から復員した海兵隊員を待ち受ける、不可解で奇妙な現実をスリラータッチで描いた作品。物語は、主人公ガブリエルが辿った現地派兵から帰国までの流れに挿入される形で、上官との長時間に渡る面談のシーン、帰国後に息子を探し惑うシーンが同時進行で展開していくんですが、これね、冒頭30分ぐらいは、何が起こってるのかさっぱりわ [続きを読む]
  • 物見遊山55 笠置山から布目ダムへ2
  • はい、岩の間をすり抜けるように進むのが正解でした。ちょっと荒れてきたぞ、道が。しかし全然人に会わんな。シーズンオフとはいえ閑散としすぎな気も。人が居ないんで遊んでみました。おお、山よ、大自然よ。ついでに心霊スポットよ。結局、誰とも会わず、およそ30〜40分程で公園内を一周。しかしこれ公園というよりは完全に笠置寺境内めぐりでしたね。立地の悪さが訪れる人の足を鈍らせてるのかも。笠置自然公園を出て、そのまま [続きを読む]
  • 物見遊山54 笠置山から布目ダムへ1
  • 梅雨入り前ぐらいなんですが、笠置山自然公園へ行ってきました。てっきりここ奈良県だと思ってたらギリギリまだ京都府だった。笠置山と言えば、後醍醐天皇が鎌倉幕府の倒幕計画を知って挙兵した山であり、遡るなら弥生時代から信仰の対象として崇められ、修験者の行場としても栄えた霊山。そんなところに自然公園って、どんな按配なんだろうと。興味の発端はそこですね。ちなみに国の名勝にも指定されてます。公園があるのは笠置山 [続きを読む]
  • #1286 ハロウィン
  • アメリカ 2007監督、脚本 ロブ・ゾンビ78年に発表されたジョン・カーペンター監督作「ハロウィン」のリメイク版。しかしまあロブ・ゾンビは本当にこの頃のスラッシャー・ムービーが好きなんだなあ、と。前作のマーダー・ライド・ショーもいうなれば悪魔のいけにえのリブート版みたいなものですし。あえてハロウィンをチョイスするセンスは悪くない、とは思いますけどね。ファン気質が高じて監督業に、ってのが言われなくともわか [続きを読む]
  • #1285 ブルーに生まれついて
  • アメリカ/カナダ/イギリス 2015監督、脚本 ロバート・バドロー50年代にジャズ・シーンで一世を風靡した伝説のトランペッター、チェット・ベイカーのシーンから姿を消していた10数年に及ぶ空白の日々を描いた伝記ドラマ。ちなみに私はジャズに関してはほぼ門外漢ですんで、チェット・ベイカーの存在すら知りませんでした。かろうじて彼の歌った「マイ・ファニー・バレンタイン」を耳にしたことがある程度。なので彼のトランペット [続きを読む]
  • #1284 恋はデジャ・ブ
  • アメリカ 1993監督 ハロルド・ライミス原案 ダニー・ルービンペンシルバニア州の田舎町で延々同じ一日を繰り返す羽目になる、気象予報士の悲劇を描いたコメディ。いわゆるタイムループもの、ですね。この作品がタイムループものの嚆矢となったわけではきっとないんでしょうけど、何故か時間が反復するSFの話題になると必ずタイトルがあがる一作です。さもありなん。実際良く出来てます。毎朝午前6時になると必ず同じベッドで目 [続きを読む]
  • #1283 セル
  • アメリカ 2016監督 トッド・ウィリアムズ原作 スティーブン・キングスティーブン・キング原作のゾンビもの、と言われてますが、厳密に言うとゾンビものではありません。ある刻限を境に、携帯電話を利用した人間が一斉に理性を失い凶暴化しだす、というのが物語のイントロダクションであり、基本設定。死んだ人間が蘇って襲ってくるわけじゃないんですね。あくまで襲撃者は同じ人間。ただ頭のネジが完全に飛んじゃってる。そりゃ [続きを読む]
  • #1282 ヒトラーの忘れもの
  • デンマーク/ドイツ 2015監督、脚本 マーチン・サントフリート第二次世界大戦終結後のデンマークにて、ナチスドイツが海岸線に埋めた地雷を除去するために拘束された、ドイツ軍少年兵達の悲劇を描いた戦後ドラマ。こんなことが本当にあったのか、という驚きが私の場合、なによりも先行しましたね。そりゃデンマークはドイツに占領されてましたから。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの心境で、ドイツ印のなにもかもが憎悪の対象になるの [続きを読む]
  • #1281 ネオン・デーモン
  • アメリカ/フランス/デンマーク 2016監督、原案 ニコラス・ウィンディング・レフンモデルを夢見て一人都会にやってきた16歳の女の子が、トントン拍子に業界でのし上がっていく話なんですが、もーほんとこの映画、どう咀嚼すればいいのか、個人的にはお手上げでしたね。最後まで見終わった今ですら、いったいこの作品は何を描こうとしていたのかさっぱりわからない状態で。ありがちに、モデルとして成功することの難しさを描いた業 [続きを読む]
  • #1280 人間の値打ち
  • イタリア/フランス 2013監督 パオロ・ヴィルズィ原作 スティーブン・アドミンあるひき逃げ事故の犯人を、同じ時間を過ごした三者の視点からあぶり出していくミステリ仕立ての人間ドラマ。三つの章からなる構成で、章ごとに主人公が変わる群像劇風の作りになってるんですが、質そのもの関して言及するなら一切文句なし、ですね。キャラの描き方、その内面の掘り下げ方もしっかりしてるし、登場人物たちの関係性をわかりやすく把 [続きを読む]
  • #1279 ギョ
  • 2002年初版 伊藤潤二小学館ビッグスピリッツコミックス 全2巻もうタイトルからして紙一重です。笑わせたいのか、って話だったりするんですが、内容自体はタイトルにそぐわずカタストロフを描いた怪奇SFだったりするので、そのギャップになにやら戸惑わされたりも。しかしまあ飛ばしてます。なんせ海洋生物が腐敗ガスによって動く謎の歩行器で地上に上陸してくる物語ですから。もうここまで来ると奇想だとか規格外だとかそういう [続きを読む]
  • #1277 恐怖の岬
  • アメリカ 1962監督 J・リー・トンプソン原作 ジョン・D・マクドナルド後にマーティン・スコセッシが「ケープ・フィアー」のタイトルでリメイクしたスリラー。主人公である弁護士の証言のせいで収監された、と逆恨みする男の、弁護士一家に対する報復を描いた作品なんですが、さすがは?月の風雪に耐えて名が残ってるだけはあって今見ても充分見応えありでしたね。私が感心したのは題材が全く古びてないこと。直接手を出すことな [続きを読む]
  • #1276 ドクター・ストレンジ
  • アメリカ 2016監督 スコット・デリクソン脚本 スコット・デリクソン、C・ロバート・カーギルドクターでストレンジときたら博士の異常な愛情だろうがよ!と思うのは私が古い映画ファンだからです、すいません。まあ、それはさておき。本作、満を持して映画化されたマーベル・シネマティック・ユニヴァーズ14作目にあたる新顔なわけですが、ドクター・ストレンジのキャラクター自体は結構古くて初登場したのは1963年だとか。肝と [続きを読む]
  • #1275 エリザのために
  • ルーマニア/フランス/ベルギー 2016監督、脚本 クリスティアン・ムンジウ登校途中、暴漢に襲われ深い心の傷を負った娘のために、手を汚すこともいとわず裏工作に奔走する父親の姿を追った人間ドラマ。この場合の裏工作とは、翌日に受験を控えた娘のために裏口入学の手筈を整える、といった程度のことなんですが、そこから見えてくるものがいったい何であるのか、がこの映画の肝。まず私が巧妙だ、と思ったのは、別段父親は最初か [続きを読む]
  • #1274 グロリアの憂鬱
  • スペイン 1984監督、脚本 ペドロ・アルモドバル大して稼ぎもないくせに、専制君主よろしく妻を縛る夫と崩壊寸前のその家族を描いた、アルモドバル初期の作品。私の書いた紹介文だけを読んでいると、重い作品っぽい印象を受けるかもしれませんが、実際はそれほど鬱屈したトーンの内容ってわけでもありません。なんせ主人公一家、息子の歯医者代すら捻出できないような台所事情なんで悲惨と言えば悲惨なんですが、監督はそれをあま [続きを読む]
  • #1272 マリアンヌ
  • アメリカ 2016監督 ロバート・ゼメキス脚本 スティーブン・ナイト第二次世界大戦下のカサブランカで、ナチスドイツ相手に諜報活動につく、一組の男女の工作員を描いたサスペンスフルなラブストーリー。実にそつなく出来てる、というのを視聴後にまず感じましたね。スティーブン・ナイトが手掛けただけはあって脚本はしっかりしてるし、大御所ゼメキス監督の仕切りも申し分ない。隙なし、アラなし、矛盾なしで抜群の安定感なのは [続きを読む]