nejisix さん プロフィール

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nejisixさん: 映画にロック、マンガで夜更かし
ハンドル名nejisix さん
ブログタイトル映画にロック、マンガで夜更かし
ブログURLhttp://negotozaregoto.blog.jp/
サイト紹介文70年代から現在まで、これまで触れてきた映画、ロック、漫画の感想を描いています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供397回 / 365日(平均7.6回/週) - 参加 2014/10/03 19:43

nejisix さんのブログ記事

  • #1246 マグニフィセント・セブン
  • アメリカ 2016監督 アントワーン・フークア脚本 ニック・ピラゾット、リチャード・ウェンク黒沢明監督不朽の名作「七人の侍」を西部劇に翻案した作品。まあ、リメイクってのはどうしたってハードルが上がってしまうもので。いかに設定が根こそぎ変わってようと、筋立てはオリジナルをなぞらざるを得ないわけですから。見る側はわかってるわけですよね、この先どういう展開になって、どう物語が締めくくられるのか。そこをどう上 [続きを読む]
  • #1245 マルコヴィッチの穴
  • アメリカ 1999監督 スパイク・ジョーンズ脚本 チャーリー・カウフマン「15分間だけ他人の頭のなかに入れる穴がある」というアイディアは非常に面白かったように思います。それが何故か実在の役者であるジョン・マルコヴィッチに限られる、という設定もばかばかしくてシュールでいい。これってスターの生活を覗き見てみたい、という盗撮願望と、自分以外の何者かになりたいという変身願望を同時に満たすものなんですよね。そりゃ [続きを読む]
  • #1244 ドニー・ダーコ
  • アメリカ 2001監督、脚本 リチャード・ケリー航空機のエンジンが自宅に落下してくるのを免れ、九死に一生を得た少年の、現実とも妄想とも言い切れぬ奇妙なその後の28日間を描いた作品。もう先に言ってしまいますけど、最後にとんでもないオチが待ってます。これ、かなり衝撃的です。種明かしのレベルは名だたるSF系の名作に比肩するクラス。しかもこれが切ない。胸がしめつけられる、というか、強く情動をゆさぶられる、というか [続きを読む]
  • #1243 神経衰弱ぎりぎりの女たち
  • スペイン 1987監督、脚本 ペドロ・アルモドバル男からの突然の別れ話に慌てふためく女の2日間の狂騒を描いた、ちょいと毒あるコメディ。まずなんと言ってもシチュエーションづくりがうまいな、これは、と思いましたね。オープニング、男が女に別れを告げたのは電話の留守録。長年一緒に暮らしてきたと言うのに、最後の言葉は「僕のスーツケースを管理人に預けておいて」。女が話し合いたくとも男はどこに居るのかわからない。か [続きを読む]
  • #1242 怪奇カンヅメ
  • 1993〜96年初出 伊藤潤二朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス<収録短編>仲間の家なめくじ少女隣の窓漂着物ご先祖様異常接近怪奇ひきずり兄弟◎次女の恋人怪奇ひきずり兄弟◎降霊会これまた名作目白押しの短編集。どれも甲乙つけがたい感じですが、傑出してるのはやはり「なめくじ少女」でしょうね。舌がなめくじになってしまう、などというアイディアがいったいどうすれば湧いてくるのか、ほんと作者の頭の中を覗いてみた [続きを読む]
  • #1241 死びとの恋わずらい
  • 1997年初出 伊藤潤二朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス作者の著作の中でも数少ない長編。街の四つ辻に忽然と現れる黒服の美少年に、近隣在住の少女たちが根こそぎ狂わされていく話ですが、ちょっと何を描きたかったのかよくわからない、ってのはあります。四つ辻の少年を悪意の偶像として西洋風な悪魔奇譚に仕立て上げたかったのか、それとも単に作者流の都市伝説がやりたかったのか。「何」で怖がらせようとしてるのか、 [続きを読む]
  • #1240 ザ・コンサルタント
  • アメリカ 2016監督 ギャビン・オコナー脚本 ビル・ドゥビュークよくできたアクション映画だと思います。某ジェイソン主演映画のように、無敵のヒーローがただ大暴れするだけで物語の体をなしていないわけでなく、ドラマがおざなりでキャラ頼り、というわけでもない。きちんと掘り下げられた人物描写、細部をおろそかにしないストーリーの組み立てがあるし、あっ!と言わされる、ってほどじゃないけど丁寧に伏線を回収したオチが [続きを読む]
  • #1239 オードリー・ローズ
  • アメリカ 1977監督 ロバート・ワイズ原作&脚本 フランク・デ・フェリッタリインカネーション(輪廻転生)を題材とした作品。事故死した娘の生まれ変わりがあなた達の娘だ、と迫る壮年男性と、それを決して認めようとしない主人公一家の諍いが主に描かれてるんですが、まあ、さすがに今となってはテーマが古びて感じられる、というのはどうしたってありますね。根底にあるのは科学を絶対的に信奉する常識人と、科学だけではすべ [続きを読む]
  • #1238 隠された記憶
  • フランス/オーストリア/ドイツ/イタリア 2005監督、脚本 ミヒャエル・ハネケカンヌで3部門を受賞した他、色んな映画評論家からも絶賛された本作ですが、うーん、これどうなんでしょうね。ある日突然、主人公の自宅に謎のビデオテープが届き、なんだろう?と再生してみたら、自分の家の玄関を延々2時間ほど映しただけの内容だった、ってなオープニングはなかなか良かった、と思うんです。意味がわからないからこそ不気味だと [続きを読む]
  • #1237 画家
  • 1995年初出 伊藤潤二朝日ソノラマハロウィン少女コミック館<収録短編>画家暗殺毛髪養女滝壺1冊まるごと富江シリーズのみ収録。どの短編も甲乙つけがたい出来なんですが、着想なら「毛髪」、絵ヅラなら「滝壺」といったところでしょうか。以前にも書きましたがもう富江、地球外から飛来した寄生生物クラスに強靭な生命力と繁殖力、感染力を誇ってます。死ななないわ、分裂するわで向かうところ敵なし。その美貌で周りの人間を全 [続きを読む]
  • #1236 棺桶
  • 1995年初出 伊藤潤二朝日ソノラマハロウィン少女コミック館<収録短編>双一の勝手な呪い四重壁の部屋棺桶噂1冊まるごと双一シリーズのみ収録。しかしまあ継続は力なり、というか、ここまで続くと奇妙な味が出てくる、というか、あんまり好きなシリーズじゃないことは以前にも書いたかと思うんですが、それでも「悪くないな」と思える域にまでホラーギャグなりに達してきているような気はします。元々双一がお好きな方にとっては [続きを読む]
  • #1235 ニア・ダーク/月夜の出来事
  • アメリカ 1987監督 キャスリーン・ビグロー脚本 キャスリーン・ビグロー、エリック・レッドビグロー監督のデビュー作にあたる現代吸血鬼譚。まあ、バッサリ切り捨ててしまうならB級アクションホラーの一言で終わってしまう作品でしょうね。吸血鬼が現代社会に紛れ込んでてもおかしくないように、従来のイメージを切り崩し、新たなヴァンパイア像を構築しようとした意気込みは理解できるんですが、まあ、ちょっとやりすぎたかな [続きを読む]
  • #1234 ダゲレオタイプの女
  • フランス/ベルギー/日本 2016監督、脚本 黒沢清ダゲレオタイプと呼ばれる世界最古の写真撮影方法に取り憑かれた男と被写体であるその娘、助手の奇矯な関わり合いを描いた物語。日本の至宝、黒沢清が初めて海外でメガホンをとった作品でもあります。オールフランスロケで全編フランス語という内容ですんで、言われなきゃ黒沢だとわからないかもしれないな、なんて、見る前には思ってたんですが、もうね、全くの目算違いでございま [続きを読む]
  • #1233 ワイルドガン
  • カナダ/フランス/アメリカ 2015監督 ジョン・カサー脚本 ブラッド・マーマンまあ、良くも悪くも典型的な西部劇です。南北戦争で名を挙げた凄腕ガンマンな主人公が、過去を悔いて銃を捨て、故郷へ帰るも、故郷では悪党どもがのさばっており、苦渋の思いで再び銃を手に・・・ってな内容なんですが、似たような作品はそれこそもう、具体的にどれ、って言えないほど大量にあるように思うんですね。はっきり言ってシナリオに新鮮味は [続きを読む]
  • #1232 トゥルー・グリット
  • アメリカ 2010監督 コーエン兄弟原作 チャールズ・ポーティスコーエン兄弟、初の西部劇。勇気ある追跡(1969)のタイトルで原作は一度映画化されてますが、そのリメイク、というわけではなく、単純に原作を元として再映画化を試みた作品のよう。監督は「勇気ある追跡」を記憶してない、と発言してます。私も未見。物語は、14歳の少女が殺された父親の復讐を誓い、協力者を雇ってたった二人で犯人追跡に乗り出す、という内容なん [続きを読む]
  • #1231 湖のほとりで
  • イタリア 2007監督 アンドレア・モライヨーリ原作 カリン・フォッスム北イタリアの小さな村にある湖の畔で発見された、女性の全裸遺体の謎を追うサスペンス。もうシチュエーションはこれでもかとばかりに本格ミステリの佇まいです。住人同士見知らぬ顔がないという地域性、外部からの侵入はほぼありえないと思われる閉鎖性、きたきた!横溝正史ですか?それともエラリー・クイーン?ってなもんです。期待するな、という方が無理 [続きを読む]
  • 物見遊山48 奈良奥山ドライブウェイを行く2
  • 滝がある、との案内表示板が。石段をてくてくと降りていきます。ああ、うん、滝だ。まあその、滝だ(棒読み)こんな深山幽谷に人が居ることの方に私は驚いていたりする(看板裏)。高低差3メートル、といったところですかね。さらに奥地へと。ここ世界遺産だったのか、知らなかった。石窟仏がある、とのことらしいんで、車を止めて山に分け入ることにする。すぐにあった。けれど周囲を金網で囲まれており、あんまりご利益がありそ [続きを読む]
  • 物見遊山47 奈良奥山ドライブウェイを行く1
  • 4月の初め頃なんですけど、若草山、奥山、高円山を縦断する奈良奥山ドライヴウェイを走破してきました。まだ草木も芽吹く前で寂しい感じです。でも桜のシーズンとかに行って人混みに辟易させられるのは嫌なんだあ。走り出してすぐ、眼下に見えるは東大寺。わかります?大仏はさすがに見えんが。若草山山頂駐車場、という案内があったので車を乗り入れてみたらさっそく鹿がいた。さすがは奈良である。人と戯れてはるやん。駐車場か [続きを読む]
  • #1230 ZOMBIO/死霊のしたたり
  • アメリカ 1985監督 スチュアート・ゴードン原作 H・P・ラグクラフト死体を蘇生させる薬を発明した天才学生の蛮行と、その後のてんやわんや(死語)を描いたホラー。当時、ホラーファンの間で結構話題になった作品です。私は後追いで見たんですけど、なるほど人気なのも納得だ、と思った記憶あり。今回20年ぶりぐらいに再視聴したんですが、いやー時の流れというのはつくづく恐ろしいものだな、と。若い時は大喜びして見てたもの [続きを読む]
  • #1229 サイレンの村
  • 1990〜92年初出 伊藤潤二朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス<収録短編>サイレンの村煙草会黴記憶道のない街名編目白押しの一冊。閉ざされた日本の田舎町に西洋的な魔神を放り込む、という荒業をやってのけた表題作「サイレンの村」でまずは心臓をわしづかみ。悪魔を題材にした一連の海外ホラーにも肉薄するおぞましい出来で、こういうものも描けたのか、とうれしい驚きでしたね。黙示録的な黒々しさがあるのがまたいい。 [続きを読む]
  • #1228 ゴーン・マネー
  • カナダ 2015監督、脚本 マニンダー・チャナ初めて現金輸送車を警護する任務についたその当日、積み込まれた現金を横領しようとする古株警備員の巻き添えをくってひどい目にあってしまう新人女性警備員の受難を描いたクライム・サスペンス。少し前に見たメトロマニラという作品と内容が似通ってます。あっちは新人男性警備員でしたけどね。ま、結論から先に言ってしまうとメトロマニラより数段落ちる内容です。キャラの描き分けと [続きを読む]
  • #1227 メトロポリス
  • ドイツ 1926監督 フリッツ・ラング脚本 フリッツ・ラング、テア・フォン・ハルボウ言わずと知れたSF映画の原点であり金字塔。私が見たのはアメリカ向けに再編集された1時間20分程度のものなんですが、いやはやそれでもこの出来栄えには驚かされましたね。とても大正15年に制作された映画だとは思えない。まずなんといっても凄いのはそのビジュアルでしょうでね。2026年の近未来を描いた作品なんですが、美術が全然古びてないん [続きを読む]
  • #1226 エンド・オブ・トンネル
  • アルゼンチン/スペイン 2016監督、脚本 ロドリゴ・グランデ下半身が不自由で車椅子生活を送る男が、偶然隣家で企てられてる銀行強盗計画を知り、その上前をはねようとあれこれ画策するお話。家から銀行まで地下に穴を掘って金庫室まで行き着こうと隣人は計画するんですが、それがまるでTVアニメのようで子供っぽい、と感じた部分はあったにせよ、主人公が自分ちの地下室からその地下道に通づる穴を開けて小細工を弄する展開その [続きを読む]
  • #1225 PET 檻の中の乙女
  • アメリカ/スペイン 2016監督 カルレス・トレンス脚本 ジェレミー・スレイター孤独でもてなくて社会的地位もない保健所勤務の男が、好きになった女性を誘拐監禁して檻に閉じ込めちゃうお話。まあ、現実でも起こりえそうな感じのプロットではありますね。そういう意味では歪んだ世相を反映している、といえるかもしれない。反面、事件としてありがちなだけにそれを創作として発表するにはハードルが結構高いぞ、ともいえるわけで [続きを読む]
  • #1224 手紙は憶えている
  • カナダ/ドイツ 2015監督 アトム・エゴヤン脚本 ベンジャミン・オーガストアウシュビッツの生き残りである90歳のユダヤ人老年男性が、妻の死を契機に、彼の家族を惨殺したナチスのブロック長を探して復讐の旅へと出かける物語。あらすじ読んだだけでテーマの重さに身構えてしまいそうな感じですが、作品そのものの肌触りはどちらかといえばサスペンスタッチでそれほど重厚さは感じられません。もちろん主人公の想いを慮るなら、 [続きを読む]