ナヒト さん プロフィール

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ナヒトさん: 川辺のアトリエ
ハンドル名ナヒト さん
ブログタイトル川辺のアトリエ
ブログURLhttp://ameblo.jp/nahito-4399/
サイト紹介文随筆物語。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供3回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2014/10/04 01:43

ナヒト さんのブログ記事

  • 【丘のガレオン】2:海のガレオン
  • 2:海のガレオン  次の日の休日。ナバッハには少し特別な日だった。それは、大型客船「ブリュンヒルト」がナバッハの街の港、ハイドルム港に初めて入港してくるからだ。ブリュンヒルトは排水量10万トンを超える大型客船で、大洋に出ると可動式の帆を出して無動力航行もできる特徴を備える。そして船の上部は木々で覆われ、まるで森が船の上にあるようであった。そんな特徴的な、そして超大型の船を見ることは、ナバッハ [続きを読む]
  • 【丘のガレオン】1
  • ナバッハは想う。 今歩いている、この一歩が大切だった。どこかに行くためのものではなく、この一歩が行き先であり、この先の未来を先取りしている。思えば今まで、どこかに行こうと歩き回ってきたように思う。1:丘のガレオン 仕事帰りのナバッハは、街の外れにある丘の公園で、ベンチに座っていた。もうすぐ太陽が街の向こうに沈む、それを眺めていた。暑い太陽がようやく沈み、涼しい風が吹き出す。この時間を待っていた。 [続きを読む]
  • 芸術的な墓石と、共感
  • 墓石の始まりは、死人がよみがえってしまうのが怖いから石を上に置き始めた、という。高野山などに行けば、「超」芸術的な墓石を見ることができる。現代の墓石は、高級品だ。昔の人々が単に置いた石ではない。しかし始まりは、確かにそうだった。 「なんか、もっとかっこイクしたいな〜」 「お、なかなかかっこイイのできたわ〜」「いいねえ。俺ん家もそれやってみよう。」「おお、イイのが出来た!そうかなるほど、こう [続きを読む]
  • 成功者
  • ふと、考えた。 ディズニーとジョブズ、彼らは共通点がありそうだ(属していた組織、等ではなく)。ウォルター・イライアス・ディズニー(Walter Elias Disney):アニメーター、プロデューサー、映画監督、脚本家、声優、実業家、エンターテイナースティーブン・ポール・“スティーブ”・ジョブズ(Steven Paul "Steve" Jobs):実業家、資産家、作家、教育者(Wikipediaより) 彼らは仕事において、大成功を収めている。彼らは [続きを読む]
  • 幸福なヒト
  • また駅前ネタですが。。。駅前でいつも、本を掲げて立っている人がいます。どのような本か、それはここでは問題ではありません。その者は幸福感に包まれていました。なぜなら、自分の行いが正しい、世の中を良くすることと、信じ切っているからです。その者が目指す幸福な世界が、残念ながら訪れる事がなかったとしても、今、それに向かっていると信じ切れていることが、その者を幸せにしていると思います。自分が正しいことをし [続きを読む]
  • この世界は修行か
  •  エアコンの効いた快適な部屋で、仮想空間での冒険を楽しむヒトの生活と悲哀について書くつもりが、哲学的な話に方向性が行きました。長くなったので、別サイトに載せました。 【 この世界は行(ぎょう)であるか 】 ↑『小説家になろう』のサーバに移動します 後半は後日アップの二部構成にします。 [続きを読む]
  • 新しいものを、創れる
  •  古い街を見て、古い古いと言って感心しているが、そこにある『自然』はもっと古い、ということに気付いた。そこに落ちてる石なんて、何万年前のものか分からないくらい古い。ん? 新しいものは、人間が得意なのかもしれない。自然の中でも新しいものはあるが(噴火して新しい山とか島とか?)、この世界に今までなかったものを次々と創り出しているのは、人間。この文章だって今までこの世界には無かった。音楽も次々と新しいも [続きを読む]
  • 駅前のカミサマ
  • 毎晩のように見る、とある老人のことが私の印象に強く残っています。その人は冬のある時期に突然現れ、しばらくの期間、毎晩のようにそこにいました。しかしある日、全く違う雰囲気の姿で見た後、パッタリと見なくなってしまいました。その人の事について、書こうと思います。 ブログに直接物語を載せるのが長いような気がするので、別のサイトに載せることにしました。 ↑『小説家になろう』のサーバに移動します [続きを読む]
  • 『アトリエ』3
  • 3:山のアトリエ その紳士がエヌと同じ工場の中に入っていくところを、エヌは最後まで見ていなかった。その紳士は、工場脇にある小さな道に入っていった。そこは小さな山の登山道の入口だった。 紳士は世界が見渡せる程の高台まで登ると、持っている鞄からカメラ、三脚、豪奢な椅子、そして大きな鏡を何枚か取り出した。その鞄にはとても入りそうにない、人の背丈程ある大きな鏡を、椅子の周囲に並べて立てた。 紳士が準備した [続きを読む]
  • 『アトリエ』2
  • 2:この先のアトリエ ある朝、いつもと同じようにエヌは電車に乗り、芸術家と共に駅を出て歩き出した。その芸術家は、いつも曲がっていく道を、曲がらなかった。アトリエまでのルートを変えたらしい。少し前方で、エヌと同じ道を辿りつづけた。 芸術家の歩くペースが速いので、エヌとの差は広がる一方だった。前方を歩く芸術家との差を縮めようと、エヌは歩く速度を早めた。今日はまだ同じ道を歩いている。芸術家のアトリエの近 [続きを読む]
  • 『アトリエ』1
  • 1:紳士のアトリエ エヌは郊外の工場へ、電車で通勤していた。毎朝の電車の中で、大きな鞄を持った老年の紳士と出会う。いつも同じ電車、同じ車両、同じ位置に立っている。同じパターンで日々を過ごし、勤めに行っているのだろう。それを毎朝見るということは、エヌもパターン化した毎日を過ごしているということだ。そのことは、エヌの矜持を少し傷つけるような気持ちを与えていた。近い将来の自分を見ているようで、わびしさを [続きを読む]
  • エコノミークラス
  •  サラリーマンの修三は40代半ば。新幹線で出張の帰り。会社で頑張ってはいるが、中途半端なポジションにいるという表現が当てはまるような立場にいた。 普通車指定席、通路側の座席を取り、帰路についていた。ふと斜め前の通路側の席を見ると、修三と同じく40代半ばの男性が座っていた。その男性は座席前の小さなテーブルを開き、そこにバインダー型の手帳、付箋がたくさん貼付けられているメモ、ノート、大型のスマホ、ボー [続きを読む]
  • ナミがナミでなくなっちゃう
  • ナミの父親は、今の自分が気に入らなかった。俺はこんなはずは無い。もっと地位を得て、平均的な収入ではなく金持ちに。みんなから尊敬されるような立派な人間に。もっと素晴らしい父親に。そんなことばかり考えていた。「つまり、今の自分ではなく、素晴らしい自分になりたい、というわけだな?」ナミの父親は、カミサマという名の自分の無意識から、そう言われた。そして、もっといい父親に、金持ちに、素晴らしい人間になりたい [続きを読む]
  • うまくいかないスイッチ
  •  サラリーマンであるコウタロウは、生き辛さを感じていた。会社の中で出世することも出来ず、だからといって私生活が特に充実していることもなかった。生きていると、うまくいかない事が多過ぎる、まるで、意図的にうまくいかないように仕向けられているようだ、とも感じていた。 コウタロウは良く晴れたある日、気分転換をしようと思い立ち、北の海岸の崖の上、ほんの少し草が生えている場所に座布団を置き、そこに座りこんだ [続きを読む]
  • 娯楽は幻想?
  • 今ある娯楽のほとんどは幻想か。それがやりたい、と思い込まされているだけかもしれない。思い込まされ、それを目標に頑張ってしまう。娯楽に限らず、「理想の生活」の中には、誰かに教えられたイメージを、思い込んでいるだけかもしれない。自分が、本当にしたい事を、見つける、見つめる。そんな時間を持ってみるか。静寂、安心、綺麗。そのような時間、空間を。 [続きを読む]
  • シマに行った(3)
  • ・安全で快適な眠り・おいしい食事・キレイで心地いい部屋 今の人類の一部は、このような事を満たす事に成功している。そしてその後に、娯楽を作り、生きるということを楽しいものにしようとしている(「生きる」とは、苦である、という一面は確かにあると思う)。人類は、進化している。失敗も重ねながら。 まあしかし、娯楽から見た人類の進化を信じたいが、どうしてももう一つの可能性も、私は拭えないでいる。家に帰って・お [続きを読む]
  • シマに行った(2)
  • そこで私は、二つの可能性を思い付いた。 その一つは『どこかの高次の存在が私達に娯楽を与え、働かせている』。 私達は、「癒し」が必要なほど日々ストレスを抱えた生活をしている。そして、癒しが必要だから、そのために娯楽が必要になる。娯楽を楽しむには、大抵の場合お金がいる(むしろ、そのように出来ている)。そのお金を稼ぐために、仕事に精神と時間を使う。そしてストレスを溜め、娯楽が必要になる。。。 いや、もし [続きを読む]
  • 娯楽 は必要なのか?(1)
  • 仕事で、シマに行った。孤島である。船を下りると、ターミナルには土産物街があった。ターミナルを出ると、そこには何も無かった。家と、道路と、海と山と、生活がある。娯楽と呼べるものは無い。ちょっと待て。なぜ娯楽が必要?ここでの生活は、娯楽が無い。娯楽施設が無い。私達は、いつから娯楽が必要な生活をしている?(つづく) [続きを読む]
  • 猫を見た
  • 道を歩いていると、猫を見た。猫は猫をやっている。その猫は、いかに生きるか?、など考えていない。人は人をやっている。私は私をやっている。いかに生きるか、と考えあぐねている。それはそれで、人をやっている。 [続きを読む]