蛙声爺 さん プロフィール

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蛙声爺さん: 蛙声爺の言葉の楽園
ハンドル名蛙声爺 さん
ブログタイトル蛙声爺の言葉の楽園
ブログURLhttp://aseijiiji.blog.fc2.com/
サイト紹介文壊れかけの爺が創作日記で、文芸や老後や世の中のニュースについてかなり好き勝手に語ります。
自由文先頃文体や表現方法も記事によっていろいろ変えるようにしました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供158回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2014/10/06 10:50

蛙声爺 さんのブログ記事

  • 遊歩道で拾う
  •  早朝散歩に出たとたんに何とものどかな「風景」に出くわしました。 松川にかかる橋の下で水しぶきに囲まれながら携帯用の椅子に腰かけ、釣り糸を垂らしている中年の男性がいたのです。付近の流れはかなり急なのに、何の不安もないようで、まるで居眠りでもしているかのように佇まいが「静か」なのです。斜め背後からしばらくの間見下ろしていましたが、「教え」を受けたというのが実感です。釣れてよし釣れんでよしの境地なので [続きを読む]
  • 愛子とシゲルの『メアリと魔法の花』
  • 『愛子、エンドロールを見たあとの感想を一言』「うーん、まあ。シゲルここ入ろうよ、ケーキおいしそうだし」『甘いものねえ、頭が疲れたってことだな、ご感想受け取りました、まかせるから何か頼んできて』「その台詞いただきぃ、ここシゲルおごりね」     *ということで、『メアリと魔法の花』を映画館で観た二人はすぐそばにある小洒落た喫茶店へ。「どうして独立1作目を魔女にしたのかなぁ、元ジブリがスタッフの8割っ [続きを読む]
  • 目指すのは「一罰百戒」か
  •  大手広告会社を「被疑者」とする「過労死事件」につき、東京の簡易裁判所が検察官から請求された略式命令を不相当として「通常の裁判」へと移行させた。これは刑事訴訟法463条に依るが、検察側に言わせれば被疑者側から「略式手続によることについて異議がない」(同法461条の2)にもかかわらず下されたもので極めて異例だそうな。 もし略式で行われたとすると「百万円以下の罰金または科料」となるが、大企業にしてみれ [続きを読む]
  • 「触っても壊れない彫刻」
  •             このブロンズ像の作者は、現在も伊東市大室高原に在住の重岡健治、イタリアの彫刻家エミリオ・グレコに師事した高名な彫刻家である。 雨上がりの塔が礎石に映っていたので、息を止めてシャッターを押した。 朝日を浴びた像をじっと見ていると、作者の言「つながっている」が聞こえてくる。 今回のブログ記事のタイトルは、彼が大事にしているというコンセプトである。 この朝、言葉を一つも発せずに5 [続きを読む]
  • 見えない「風」が見えてしまうとき
  •  イギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティに『風』という作品がある。『誰が風を見たでしょう 僕もあなたも見やしない けれど木の葉をふるわせて 風は通りすぎていく』という詩で、小学校か中学校で習った記憶がある。 唐突に思い出したのにはわけがある。今日メモ用紙に、こんな文章を書きなぐった所為なのだ。  この1年が、というのではなく  このところ、などという曖昧なものでもなく  「今日」というこの1日が [続きを読む]
  • チャーハンとマグロの竜田揚げ
  •  回転寿司でかみさんが鮪の竜田揚げをとった。「生」を売り物にする寿司店で揚げ物がメニューにある不思議さにはもう慣れたが、この驚きの方は「新鮮」だった。和食の極意『五味五色五法』の五法の内「生」から「揚げる」に変換する妙法だ。少し鮮度が落ちた食材を「再生」して別のものにすることは「もったいない」の精神から十分うなずける。大昔、肉だけでなく生の魚も苦手だった私が鮪の刺身に手を出さなかったところ、いまは [続きを読む]
  • 小さすぎて「お話しにならない」お話
  •  何日か前、シルバー人材センター定時総会とやらに出席した。初めてだった。 式次第がとどこおりなく終わって、互助会の抽選会に移行した。 入場する際に参加票を受付に渡すのだが、これを全員分抽選箱に入れ、舞台下で係員が1枚1枚手で引いていく。6等の「お花」15本から特等の『お米5k』5本まであり、低い等級から順に行われる。 300人も居る会場は文字通り沸き立っていた。 だが、5等20本の抽選に入った時点 [続きを読む]
  • 全員参加型コンサートの迫力。久石譲の凄さ
  •  YouTubeサーフィンで偶然出会ったのだが、少し視た後「これは早朝にでも集中して鑑賞しなくちゃだめだ」とすぐに思った。 翌朝5時から7時までの約2時間、私は大きな感動の中にいた。 「この人は、久石譲は、何と全員参加型のコンサートを本気で企図したのだ」と。 これは持論だが、そもそもオーケストラも合唱も「個を抑え全体を活かす」ものだ。ソリストや独唱のパートがあるじゃないかと言われそうだが、それさえ [続きを読む]
  • アスファルトの上に咲く
  •  ほんとに近くの、いつもの道 ある朝、ガードレールの下のアスファルトの割れ目から この、名前も知らない花が顔をだしているのに気づいた 和の野草とは雰囲気が違う 言ってみれば「異邦人」の雰囲気だった しばし対面した後で「あ、そうだ」と膝を打った 振り向けば、かつて収容千人超を誇った観光ホテルがいまも寂しく聳え立っている たしかここの板前さんだった人 花が好きで道路の川沿いに鉢を並べ 四季折々の花で、 [続きを読む]
  • 同人誌『岩漿25号』、感慨無量にて
  •  のっけからギャグもどきの話だが、ある雑誌の広告で「クロワッサン」のロゴが目に入った。ちいさく踊っているようで可愛いのだが、「ッ」が「シ」に見え「クロワシサン」と頭は捉えたらしい。「苦労わ資産」、隠された深い意味に勝手に感激する自分がいた。これから先、あの三日月型のパンを見かけるたびに思い出すことだろう。 先日、新・編集長のK氏から同人誌『岩漿』の25号が送られてきた。毎年発行は2月から3月なので [続きを読む]
  • 『何がめでたい』って、「・・・さあ」
  •  うっかりまた本屋さんに立ち寄ってしまい、ひょいと佐藤愛子著『九十歳。何がめでたい』を手に取り、パラパラッと覗き読みをしただけで買ってしまいました。これは作家の名に対する信頼でもあります。そのくせ、何度も終活としての断捨離で書物を処分していながら、「なんと方針がぶれていることか」と嘆く自分がいます。 それはさておき、著者は1923年生まれの93歳、今年の11月5日には94歳になります。大阪生まれの [続きを読む]
  • 総計と平均は嘘つきの始まり
  •  かなり正式な数字の発表らしい。敢て「らしい」を付けたのにはわけがある。 「日本人が銀行・信用金庫などで貯蓄している総額が1000兆円を超えた」 目を凝らしてほしい、「億」ではない「兆」なのだ。  「この数字どこかで?」は正しい感覚。「日本は世界一の借金大国」という「キャンペーン」で見た、いわゆる「国の借金」の総計も1000兆円超えだった。記憶が正しければ「国民1人当たり約870万円の借金になる」 [続きを読む]
  • ぬるい「あれ?これ。」
  •  またまた年寄りの早寝早起きで3時起床、5時には散歩。さすがに道には誰もいません。松川の流れを覗いていたら何を期待したのか真鯉・緋鯉が集まってきました。きっと誰かが餌を与えている場所なんでしょうね、みな太っていますし。鯉をしたら身も細る、は嘘のようです。コンビニで買ってきたパンを持ってはいたのですが、何もあげませんでした。 毎年楽しみにしている河床にたまった泥土で生きる草花。ようやく2種類花を咲か [続きを読む]
  • 将棋4段の少年の話題から「飛び級」へ
  •  14歳の男子生徒がプロの棋士を相手に26連勝を記録し世間をアッと言わせている。歴代の名人上手に臆することも礼を失することもなく「自然体」で対戦している姿は美しくさえ見える。正真正銘の天才である。 将棋の素人の私が勝負の世界にあれこれ語るのも失礼なので、わが家での「質疑」について記してみたい。 ①「徹夜で勝負したりしてるけど、年少者の深夜労働制限に違反しないのか」  ②「これだけ連日のように対局し [続きを読む]
  • 生きて活きるということ
  • 緑内障で視野が4分の3未満になった兄を検査日なので市民病院まで送った。手伝いで韮崎駅に降り立った姪を拾い、検査後3人で兄の山小屋に戻る。昼食後に始めた作業は、鹿や兎といった野生動物から山野草を護るための柵作りだった。100坪以上の土地の周囲だからかなり長いものになる。里山は人間と動物が共に生きる空間だ。彼らに悪気は無い、おいしそうな草があったので食べた、それだけのこととも言える。ただ、野草も生きて [続きを読む]
  • 「拍手」がうれしくなった
  •  想うところあってブログ村のランキングから離脱して1週間以上経ったと思います。 短かめに記事をまとめる工夫を重ねていましたら、「予告」に反して、それほど更新頻度が下がりませんでした。 もう一つの変化ですが、いただく「拍手」に対する重みが増して嬉しさが倍増しました。 ありがとうございます。 国保の特定健康診断に行きましたら少し血圧が高くなっていました。むろん血圧は状態の変化でかなり「乱高下」するもの [続きを読む]
  • 昔の名前で出てみません?
  •  何が驚いたといって「東芝」(旧・東京芝浦電気)がかつてないほどの危機に陥ったことです。日立・三菱と並んで「大手重電三社」と言われた世界的に有名な大企業です。高度経済成長時代を知る世代が、いま大新聞の株式欄をみると目を疑うはずです。「あの東芝」が東京証券取引所1部上場株式の隅っこの『監理・特設注意』欄に1社だけポツンと入っているからです。投資家への注意喚起ですから企業にとっては屈辱の極みでしょうが仕 [続きを読む]
  •  『聲の形』 
  •  『君の名は。』ではシゲルが自分の部屋に愛子を呼んでDVDを鑑賞しましたが(このブログのカテゴリ「アニメ」)、『聲の形』ではシゲルが愛子の部屋に呼ばれました。どちらも創作上の設定ですので世間様の目は大丈夫です。では観終わってシゲルが、愛子の目が潤んでいるのを見つけたところから・・・『めずらしいな愛子、というか初めて見た、映画で泣くなんて』「まあ、ちょっとね。みっともなかったわね、でも実体験がある人はみ [続きを読む]
  • 遅レター「おきてがみ」
  •  タイトルはダジャレ仕込みでふざけていますが、動機としては大真面目でした。昨今のメールは便利ですが、心に染みるのはやはり手書きの手紙です。 もともと私は、比較的筆まめでしたが、諸々生活に追われているうちに筆不精になり、とうとうこの歳になってしまいました。 そこでまた一念発起です。できるだけ多くの「思い出の人」に手紙を書こうと。 少年時代の同級生、かつて何々の仲間だった人、なんとなく何十年もご無沙汰 [続きを読む]
  • 鵜の目鷹の目猫の目、長ーい目
  •  地球温暖化抑止のための「パリ協定」から米国が離脱しました。アメリカファーストを標榜する大統領の決断でした。難しいことは解りません。ただ疑問に思ったのは、製造費用負担を下げて国際競争力をつけ自国の産業を護るという狙いって「どうなの?」ということでした。一例として車だけ診ましょう。排ガス規制しない、そんな配慮は要らんとして製造したとしてです、貿易相手国に規制があればその国では米国車売れませんよね。予 [続きを読む]
  • 少し違った今日という1日を
  •  3日ほど前図書館に行って『小澤征爾〜西洋音楽と格闘した半世紀』というDVDを借りてきました。 110分に及ぶインタビューが内容で、聞き手はNHKの有働アナでした。指揮をしている彼の映像はほんの僅かで、延々と彼の語り、彼の顔のアップが続きます。ふつうなら退屈で投げ出したくなりますが、飽きずに私は、ずっと視聴し続けたのです。アナの質問に応え、彼が自分の心をまさぐり老いた記憶を引き出し言葉を選び、意外 [続きを読む]
  • 白装束の本たち
  •  また古紙回収の日が来る。昨日は意を決して3回目の選別をしていた。 ブックカバーがある本は、カバーを裏返して真っ白にしてから元に戻す。書名と著者名を回収場所で晒さないというせめてもの配慮だが、作業をしている自分は知っているわけなので、自分自身の、本に対する気持ちからは逃げ出せはしない。時間がかかるのはそのせいだ。 「終活」の一つとして1年ほど前からやっている。その以前の引越しのたびに行う廃棄を含め [続きを読む]
  • ブログランキングから離れます
  •        想うところがありましてブログランキングから離れます。       これまでのご支援ご協力、本当にありがとうございました。                                蛙声爺                     『水流れて元の海に入り月落ちて天を離れず』 [続きを読む]
  • 難聴の爺が『聲の形』を観る
  •  大今良時原作山田尚子監督のアニメ『聲の形』(こえのかたち)。これはいわゆる障害者だけを取り上げた作品ではありません。世の中には、身体的な、目や耳などの障害者ではなく「心」の障害者なら山ほどいます。決して「障害」の中身を狭く解釈しないことです、たまたま耳(先天性難聴)になっていますが、この映画が扱っているのはまさしく「心」なのです。 作品の解説でも言っていました。テーマは『人と人とが互いに気持ちを伝 [続きを読む]
  • 真っ赤なカレンダー
  •    土曜日が来た   明日は日曜だ、カレンダーの数字が赤いから   で、その次は月曜   たしか月曜から金曜までを平日と言った。仕事というものをした気がする   あの日、目を疑った   変だ。月曜なのに数字が赤い   あわてて目を滑らせると、土曜まで   いや次の、その次のも、赤だらけ   「定年」て、そういうことだった   耳元で誰かがそっと教えてくれた   「黒いマジックを買いなさい」    [続きを読む]