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  • 話が面白い人退屈な人

    今日の朝刊のPRESIDENTの広告を見ながら思う。「忘年会や新年会が近づいてきたなあ」と。▼話が絶望的につまらない人の共通点▽自慢する、押しつける、謙遜しすぎ▽「バカ」は話すとすぐバレる▽「知的な人と思われる法」たしかに自慢話はうんざりする。まして高い会費を払ったら折角の料理も台無し。いかにも知的な人が話すほどつまらない人になる。でも知的な人のふりをすると更に無知に見える。言葉は勝手に歩き回り、走りまわるのだ。🌸喋りを磨いて年商283億円!口達者な商売人の「ネタ帖」大公開この特集は政治家向けの参考書なのか私は国会中継を見ながらよく思う。政治は言葉、表現力のある政治家が國を支配するのだ、私たちを振り回すのだ。ここまで書いているとき電話が。🔘ボクだったあの子がいつしか俺になり一杯やろうと我をいざなう話が面白い人退屈な人

  • コンビニはいつ眠るのか

    わが家からコンビニまでは4分、1番近いス一パ一でも9分はかかる。それなのに私も近所の主婦たちもス一パ一を利用して、でも3・11以来私はコンビニも毎日のように立ちよる。あの大地震の翌朝、ス一パ一へ行ったらお菓子以外の食品はほとんどない。でもコンビニは色々あった。有難うコンビニ、家から4分で手頃な食品がそろっているとは。新聞に営業時間の短縮が取り上げられているが当然だ。コンビニだって夜中は眠りたい。犯罪が起きるのは夜中が多いのではないか。脱24時間に大手3社の🔘セブンイレブン🔘ファミリ一マ一ト🔘ロ一ソンは既に取り組んでいるようだ。🐽コンビニはいつ眠るのか真夜中もあかりのなかに動くにんげん🐽「太陽の傲慢な顔は見たくない」「だからキミたち夜間の勤務」なんだか不況になりそう、今夜から寒さが厳しなるとか、まさか氷河期に?🐽...コンビニはいつ眠るのか

  • 悪天候になったら?札幌のマラソン

    東京五輪のマラソン・競歩の開催地が札幌市に移り、関係者たちは「やきもき」しているらしい。北海道に既に雪が降ったとかマラソンの当日まさかの雪、あるいは東京より猛暑なんてことがあるかもしれない。7年位前の7月、A子が富良野の旅から帰り東京より気温が高くラベンダ一が満開だったと電話で興奮していた。その1週間後に私が富良野に行ったときは夏服ではとても寒かった。三月頃の気温とは。その翌年、9月に旭山動物園へ行っときは残暑が厳しいとう予報が外れて紅葉の真っ盛り。私は紅ワインに酔うように北海道の紅葉に酔った。来年の五輪は東京より猛暑なんてことも、或いは紅葉の盛りかもしれない。大いなる紅葉の傘🌟わが来るを待ちていたのか有難う旭川の紅葉の木々よ🌟白熊の白が目に滲む紅葉の旭山動物園をめぐりいしとき🌟いちまいの硬質ガラスは白熊をやさ...悪天候になったら?札幌のマラソン

  • 私は何色かしら

    自分に似合うつもりで買った服の着心地が悪い。誰も褒めてくれない。時々買っているその店の店員さんは他の服を勧めてくれたのに、そんなことを何度か経験した私は、芥川賞や直木賞より「本屋大賞」が気になる。本日の朝刊に全国書店員さんが選んだ今年最高のノンフィクション!の広告🌻「ぼくはイエロ一でホワイトで、ちょっとブル一」という長い題名、作者はブレイディみかこ混血の女性?🔘小説を読むように一気読み、🔘新しい育児書だ、🔘「多様性の」ややこしさについて教えてくれるなどと著名書店の店員さんのお薦めの言葉が光っている。イエロ一もホワイトもちょっとブル一もかなり困った男の子を思わせる。英国で「ぼく」が通う元底辺中学は毎日が事件の連続。「ぼく」と母ちゃんはともに悩み考え乗り越えていく。さて私は何色だろか。ハンガ一には何枚も苔色の服、黄...私は何色かしら

  • 生き抜くチカラ

    今日は水曜だから本の広告がやや少ない。でも本を買う気になるまで3日位は迷うのではないか。週末に買い休日に読む。今年は猛暑が長かったので「読書の秋」は始まったばかりだ、まず、「生き抜くチカラ」に注目する。「力」ではなく「チカラ」。「チカラ」は「タカラ」だ、長続きしそうに思える。著者の為末大氏は「ボクがキミに伝えたい50のことば」は13。広告に載っている。🔘挑んで、負けて、また立ち上がる。立ち上がった瞬間、自分を好きになる🔘走りながら考える、正解を求めすぎない🔘「わたしとあなたはちがう」という当たり前を忘れない🔘「自分が勝てる場所を」を見きわめる🔘「うらやましい」と声に出せば、こころが軽くなる🔘がんばるために、しっかり休む🔘苦しいときほど、種をまく🔘「努力」は「夢中」に勝てない以上は著者のお薦めのチカラ、以下は著者...生き抜くチカラ

  • 雅子皇后の涙

    この秋は意地悪な台風に私たちは泣かされていた。でも昨日は超快晴、午後3時からのパレ一ド「祝賀」の儀はオ一プンカ一で赤坂御所まで約4・6キロを、このパレ一ドで天皇と共に笑顔で人々に手を振る雅子皇后は時折涙を拭われていられた、前夜祭でも涙ぐまれたのに私は驚いた。皇太子妃になられてからのご苦労を思い出されたのであろうか、国民からの祝福への嬉し涙か、テレビを見ながら私も涙を流していた。🌻仲間の死に涙を流す象のこと知りて罪深き私となる若い頃は涙脆かった私は老人になると涙が涸れてしまった。次々に肉親の死、大切な人を失って涙を使い果たしたのだろうか。でも昨日の雅子皇后はあふれる涙を頻りに抑えていられて、強い方と思っていた私は皇后を庇う涙を、、、。皇后が私たちに急接近されたのだ。昨日の「祝賀の儀」のテレビ中継を見終わったのち、...雅子皇后の涙

  • 孤独を100倍楽しむ

    PRESIDENT11月29日号の広告を見ながら思う。晩秋になったなァと。🔘寂しい人はなぜ寂しいのか?これが日本の新しい生き方だ「孤独を100倍楽しむ」トップ直伝!川村隆、五木寛之、有働由美子の「極上のひとり時間」を大公開私は毎晩、テレビで有働由美子を見ているが、彼女の極上のひとり時間だ、いや、有働は女にも男にもなる。とても楽しそうだ。孤独であろうはずがない。男女1300人「孤独度」調査、友達が増えるほど寂しくなるのはなぜか?この気持ちはよく分かる。私と気が合わない人と話していると孤独になる。🔘ふたりとは独りと独りのことなのか灯りのともらぬ夕べの部屋の孤独を楽しむために、この特集は次のような提案をしている。🌻ネットで集客、好きなことで「先生」になる。🌻何度辞めても、すぐに仕事が見つかるスキル習得🌻「ビジネス人生...孤独を100倍楽しむ

  • 仙石原のススキの見ごろ

    神奈川県箱根町の仙石原ではススキがいま見ごろらしい。先月の台風19号の影響で、約700メ一トルの遊歩道は一時立ち入り禁止に。ただススキにはほとんど被害がないらしい。見ごろは11月中旬までと言われるが、枯れ始めたススキがなんとも美しい。ことに夕日の頃は金色に輝く、まるで金髪のようだ、夕風になびくススキを見るためにはできるだけ秋の終わりがいい。そして日の沈む間際に。女性だって男性だって若い頃より中年の終わりのほうが熟れた魅力がありますよ、仙石原のススキも晩秋に、芒になるまで私は待ちます。近づいてゆけばひろがる芒の野そんな感じの青年だった註芒はススキ仙石原のススキの見ごろ

  • ITALYという近刊歌集

    昨日、未来短歌会の中川広子さんから送っていただいた歌集は🌹ITALYという横書きの岡井隆先生の新刊、堀田季何氏が英語に、中川宏子氏がドイツ語に訳した横長で横書きの歌集である。次のような一首から始まっている。東洋の果たてより来て遊びをり声たてず寄る一角獣とFromtheedgeoftheOrient、、堀田季何英訳VomEndedesOrient,、中川宏子独訳すみません。私はドイツ語を全く知らないので。でも中川さんのドイツ語はライン河の流れのような、、堀田さんの英語と響きあって岡井先生の詩にム一ドを添えて、、、縦書きの岡井先生の短歌に慣れている私には新鮮です!東洋のはたてに暮らしている私は外つ国の旅をしたくなりました、今日はこの辺りでブログを閉じます、「さよなら」ってドイツ語を教えてください、中川宏子さん、ITALYという近刊歌集

  • 愉しい風が怖ろしい風に

    短歌を始めたばかりの頃、歌会で或る歌人が「中々詠めないときは風を吹かせればいい」と言ったことがあった。💮詩人なら言葉を捨てよと君云いし後は窓打つ風の音のみ私はすぐに一首を作った。たしかに風は詠みやすい、風そのものが詩なのだ、私は気軽に風を詠んだ。🌻いくたびも風の曲線くぐり抜け古代に来ておりジ一ンズのまま💮このような風もなくよく晴れた日は笑ってごらん耳成山よ💮耳飾りのひとつを失い右の耳ばかりが風のうたごえを聞く💮ギタリスト去りて舞台に椅子ひとつ明日のことは風に任せるでも近頃は風を詠み辛い。風の怖ろしさに迫られている。風を愉しむことなど私はできなくなってしまった。心地よい微風も急に暴風になりかねない。「歌が出来ないときは風を」と教えてくれたあの歌人はすでにあの世に行ってしまった。💮目標に遠く離れた位置にいて何を捨て...愉しい風が怖ろしい風に

  • ころ柿の里

    もうじき11月、「ころ柿の里」が懐かしい。でもこの秋は行く気になれない。笛ふき川に沿って、川の流れを楽しみながら訪れる「ころ柿の里」が恐ろしい里になりかねい。台風が、豪雨が家を流し、人の命を奪い続けているなんて!武田信玄が干し柿を推奨したことから甲州塩山に毎年11月に「ころ柿のカ一テン」が。笛ふき川の流れと共にころ柿の里へ旅びとを誘う晩秋。🌻音のなき笛ふき川にそいながら探していたり「ころ柿の里」🌻枯露柿の里のマップに犬小屋のごと信玄の恵林寺があり🌻笛ふき川の流れに沿いて肩をよせ歩いていたり「ころ柿の里」へ🌻「柿はからだのなかをきれいにするらしい」「あなたの心に柿の灯りを」ころ柿の里

  • 認知症恐怖症

    長い猛暑が終わり10月末になって秋めいてきた。読書の秋を知らせるように今日の新聞の本の広告の派手なこと!🌻記憶力がよくなるドリル1日1問で脳が活性化!メモを持たずに買い物ができる、自動車免許の認知力検査のために役立つ。🌻頭を鍛える5つの習慣、思考の生産性がみるみる上がる知的生活実績法!🌻脳活道場アルツハイマ一楽しく防ぐ60日実践パワフルドリル🌻もの忘れ認知症対策あの人の対策由紀さおりさん「歌の道を全うすることは、支えてくれた方々への恩返し」こんな広告にうんざりしていると🌻「心配ごとの9割は起こらない」という本の広告が目につく。私たち老人は認知症に怯えている。人の名前はよく忘れるが若い頃から私はよく忘れた、だからドリルなんてしない、読みたい本を読み気の合う人と付き合う。テレビの料理番組ておいしそうなものは作って食...認知症恐怖症

  • ありがとう富士山!

    昨日は天皇の即位宣言が皇居の松の間で行われ、私は平安時代の気分だった。この儀式に参列のため各国の方々が続々と悪天候の日本に来てくださって申し訳ないような気がした、でも今日の富士山は素晴らしい!ご来賓の方々はホテルの窓から初冠雪の富士山をご覧になったことと思う。私は近くの坂の上から眺めた、あらためて富士山の美しさに感動した。朝刊に「遅めの初冠雪」の見出しで富士山が、素晴らしい!やはり世界遺産だ、半世紀余り前、わたしは毎朝、雨が降らない日は朝起きて窓を開ければ富士山に会えた。世田谷の外れはその頃は田園的だった。でも高層ビルが増え富士山を私から隠してしまった。日帰りの旅で度々富士山に会ったりしながらよく詠んでいる。まるで恋人!🗻あのビルがなければ見えるかまっ白をい帽子を被った富士の山頂🗻ボクたちの富士山の高さはアバウ...ありがとう富士山!

  • どうする空き家

    全国の空き家は約849万戸。5年前より約29万戸増え、過去最高となったそうだ。例えば、実家を離れた一人っ子同士が結婚して家を買えば2軒の実家が空き家に、各地で空き家が問題になっているらしい。台風で家を失った人々の避難場所に使えたら、テレビで台風の被災者の惨状を見るたびに思う。放置され、倒壊の恐れがあったり、悪臭や害虫など。更地にすれば「解体に多額の費用が。所有することは維持費や手間がかかる。台風で壊れた家が借家だったら気軽に転居できるのではないかなどと私は思う。犬や猫などのベットも災害のときに一緒に避難、見捨てられない。私はかなり前から犬猫を飼うのはやめた、小鳥まで飼うのはやめた。植物もやめた。サボテンは水がなくても3カ月くらいは生きられるなどと勝手に決めているが、災害がある度に私は「もたない女」になってしまっ...どうする空き家

  • 流れる私

    あれから半月も過ぎてしまいました。旧友A子の妹から電話があり姉が散歩の途中で倒れ救急車で病院に運ばればたが意識がないと。私は急いで病院にゆきましたが昏睡状態でした。A子はこの秋に歌集を出す予定で、そのなかに彼女の写した写真を入れるため毎朝の散歩で写真を撮していて、半年ぶりに会うA子はまるで死んだよう、その後、意識がもどり快方に、「お騒がせしました」と笑っている。私はどっと疲れた。台風が散々暴れて、腹が立ってまたブログを始めました、私は川が大好きなのに。残酷なこと!流れるという言葉はこの台風が恐ろしい言葉にしてしまいました。私の歌集のなかの「流れる」を引用してみます。▼山の辺の道を流れているような東へゆくのか西へゆくのか▼納豆のねばねばが血をさらさらにし体に春の小川が流れる▼立ち止まり茶を飲むペットボトルより緑の...流れる私

  • 歌集を散策

    昔むかし私は文学少女だった。小説を食べるように読んだ。今はほとんど読まない。歌集ばかり読んでいる。歌集は1ペ一ジに多くて5首、平均3首だ。その行間を楽しむことができる。既にこのブログでご紹介したが、馬場あき子第27歌集「あさげゆふげ」は1ペ一ジに2首、ときには1首、余白を気ままに楽しめる贅沢な歌集である。🌻丸めて捨てる紙がしだいに多くなり夏過ぎて書くちから衰ふ🌻らうじんとらうにんほんのわづかなるちがひにて全く異質でもなし※70年以上も詠み続けている作者はなかなか納得のいく歌ができない、「ちから衰う」は「力衰う」ではない。※老人と浪人はたしかに少しちがう。などと「余白」を散策しながら私は思う🌻歯を磨くあとどれだけを噛み砕く力残るや朝の歯みがく※これは1ペ一ジに1首だけ。余白が淋しい。白が震えたり、吐息になったりす...歌集を散策

  • 自分のことは話すな

    日曜の朝刊の本の広告は派手だ。そのなかでもひときわ目だつのは「自分のことは話すな」、🌺仕事と人間関係を劇的によくする技術、著者は吉原球央、著者の仕事を調べたがわからない。自分のことは話すなという著者らしい。●「自分をわかってほしい」と思うことほど傲慢なことはない※自分自身がわからない自分を他者にわかってもらうなんて図々しいですね●話したいことの5割はカットせよ※聞き上手な人は魅力がありますね。●「感じがよいだけの人」にはなるな※すぐ忘れてしまう人が多いこの世●「無礼な人」は淡々とやり過ごすではどんな人にどのように?🌻話しかけるタイミングを見極める。🌻当たり前のことばかりを発言するな🌻相手の話したことを引用せよ「反応上手」を目指そう🌻「本気のゴマすり」で相手を動かすこれらの提案は人間関係をよくするでしょうね、とり...自分のことは話すな

  • 厚紙のベッドで快眠を

    この古紙が寝床になってくれるなら我を忘れて眠りのなかへ来年の東京五輪・バラリンピック大会組織委員会は、晴海の選手村で使う寝具を発表した。約1万8千床のベッドフレ一ムは段ボ一ル製とは、このベッドフレ一ムはシングルベッドのサイズ。約200キロの荷重に耐えられる。五輪後は古紙として再生利用するらしい。この新聞記事を読み私も寝てみたくなった。高さは40センチとは安眠できる。これは災害のときにも利用できるのではないか。もっと早くこのベッドができていたら台風の被災者に、、。あれから半月過ぎてもまだ停電している地域の多い千葉の人ぴとにこのベッドがあったなら、私たちは一日の三分の一は眠るのだ。眠るから生きて働けるのだ。ここまで書いていたら眠くなってきた。夕餉の支度をしなければならないのに、、。厚紙のベッドで快眠を

  • 納豆を詠む青年歌人たち

    9月22日朝日歌壇時評は松村正直氏、「生活と人生」は昨年第六回現代短歌社賞を受賞した門脇篤史と次席の山階基の歌集が相次いで刊行された。から始まる。◾納豆の薄きフィルムをはがしをりほそき粘糸を朝にさらして(門脇篤史)◾納豆のパックをひらくつかのまを糸は浮世絵の雨になりきる(山階基)似た場面を詠んだ歌を引いた。納豆の容器を開けた時に伸びる糸に着目し、そこに美しさを見いだしている。素材が少し細か過ぎないかとの疑問を持つ読者もいるかもしれない。しかし生活のディテ一ルや手触りを詠むことは、取りも直さず人生を詠むことでもある。生活を離れたところに人生はないと松村正直氏は述べている。歌集『微風域』の門脇篤史は41歳歌集『風にあたる』の山階基は27歳?二人ともまだ青年だ。私は納豆が好きではないが発酵食品で体に良いらしいので生き...納豆を詠む青年歌人たち

  • 認知症予防は50代から

    昨日の朝刊の本の広告に「人ごとでほありません9月21日は世界認知症予防日」と、次のような本の広告が並ぶ。🔘百まで生きる覚悟、著者は春日キスヨ認知症の人の心の中は?🔘薬を使わず心の病と認知症を治す著者は医学博士神津健一🔘認知症は接し方で100%変わる!著者は精神科専門医吉田勝明🔘認知症ポジテイブ!「なるのが不安」「介護がつらい」そんな思いを逆転する新発想著者は山口晴保🔘記憶がなくなるその時まで🌹G.サンダ一ス著藤澤玲子訳脳が壊れていく、しかし書くことだけは何とか可能だった弱年性の、、🔘とかげのアンソニ一認知症のご本人とご家族へのメッセ一ジを込めた、大人のための絵本小林博子作、絵先日の敬老の日に70代からの認知症は三人に一人とか騒がれていた。認知症という言葉を私が初めて知ったのは30年位前である。区の俳句の会に誘わ...認知症予防は50代から

  • どうなる千葉県、きのうも大雨

    台風15号によって被害が相次いだ千葉県に追い打ちをかけるように昨日の大雨、屋根や壁をブル一シ一トで覆った家屋を、横なぐりの雨が叩くなんて酷い!やりきれない!紫陽花は終わりの頃がいいですね、深海の藍のような花々房総半島は冬も温暖で、寒がりの私は秋から初夏によく旅をする。そろそろ紅葉が始まるのを楽しみにしていた。紅葉の木々の間から見下ろす海原は素晴らしい。春も早く始まり菜の花畑は私を黄色に染めてしまう。菜の花が苦しくなるほど黄色くて遠くの海を眺めていたり晩春の紫陽花は加齢と共に惹かれる花。茂原の紫陽花屋敷は度々訪れた。私を紫陽花にしてしまう庭園、ドイツ村の紫陽花は欧州のム一ドが漂い愉しい。千葉は私の老化を遅らせくれる。海の見える家で暮らすのが私の長年の夢だったが1週間前、そして昨日の千葉は私を海から遠ざけてしまう。...どうなる千葉県、きのうも大雨

  • 太宰治の引力

    昨日の朝刊☀「太宰時を超える引力」「人間失格」アニメ映画に、の記事をよみながら、太宰治は生きていたら今年は106歳かなどと思った。百歳を過ぎても元気な老人は私の周りに何人もいる。太宰治はあの世で後悔しているのではないか。自ら命を川に捨てたなんて!生誕110年を迎えた今年、代表作「人間失格」に着想を得た実写とアニメの映画2作が公開された。「人間失格」は太宰を思わせる主人公が酒と薬に溺れ、破滅していく姿を描いた作品、太宰の妻の役は🌺宮沢りえ、あの世の太宰は「いい女だなあ」と見とれているのでは、太宰さん、男の魅力は中年からですよ。30代で「恥の多い人生だった」なんて、恥をかきながら人間は逞しなり魅力的になり人生が愉しくなるのに。☔雨の夜の鏡の奥のわたくしは太宰治のように頬杖本日朝刊☀高校国語で小説軽視?2022度から...太宰治の引力

  • まだ停電、断水の千葉

    台風15号が押し寄せたのは5日前の夜だった、テレビで神奈川県に近づいたと騒ぎだし私は窓越しに外を見ると、辺りの大木が怒り狂って揺れていた。ベランダの鉢植えはみな倒れ転がっている。全てを室内に入れた。強風の中で動き回り私は疲れて寝てしまった。明け方のテレビで台風は千葉で荒れ狂っているのを知り驚く。あれから5日目の今日もまだ停電が続いているなんて!強風で倒れた電柱の復旧作業が困難で、しかもまだ猛暑、どうなるのか、一刻も速く電気を水を!本日朝刊では安倍首相第4次再改造内閣発足が派手に報道されている。その記事の下に▼千葉県中心の停電、全面復旧明日以降、「台風15号の影響で千葉県を中心に続いている停電について、東京電力パワ一グリッドは19日夕、全面復旧は13日以降になる見通しを明らかにした」と報じている。台風15号はわか...まだ停電、断水の千葉

  • 50代から認知症の予防を

    今日の新聞広告を見て「婦人公論」までと驚く。▼認知症予防と発症後のケア▼50代からの予防「寝不足」「無趣味」は要注意20年位前から私は認知症という言葉を度々聞くようになった。キレやすい母親に困っている中年のA子がその母親が無趣味であることに気ずく。手芸、生け花、俳句などを勧めてもダメ。仲間たちとの井戸端会議しか興味がない。趣味の仲間たちにも嫌われているらしく、不満や悪口ばかり聞かされているうちに母親は認知症になりはじめていた。友だちの家庭にとても関心があり母親にお稽古ごとは辞めさせようとA子は日帰りの旅へ母親を誘った。バス旅行でも車内のひとのことばかりに関心を持ったがA子は旅のグルメや花の名所、滝や海や山などのことばかり話した。月に2度くらい母親との旅をしているうちに、テレビの旅番組を母親が見るようになった。い...50代から認知症の予防を

  • 日本歌人クラブ新人賞は木ノ下葉子

    一昨日の、日本歌人クラブ賞の春日いづみ氏はすでに歌壇で活躍なさっていられるが、木ノ下葉子はまだ知名度が低いのではないか。新人賞の歌人はふいに注目され私たちを刺激する!🌹木ノ下葉子は昭和55年静岡生まれ、『水甕』所属。歌人年鑑で調べたがこの程度のことしかわからない。歌人クラブ会誌「風」からこのたびの新人賞受賞の言葉と自選五首を引用する。「私にとって歌とはまた言葉とは、怖いものですが支えでもあり、言葉が歌の形を成していることに安らぎを覚えます」、自選五首🔘かつて雨は地を打つよりも真つ先にわが額ぬらし挨拶をした🔘抜く時に痛むと怯え留め置く棘のやうなりうたはぬうたよ🔘言へなかつたことばは川を下りゆき汽水となりて頬を伝へり🔘きみの名に忌と続ければ唐突に君は死にたり陸離たる空🔘雷鳴のとどろく海に泳ぐこと銀のくさはら隠し持つ...日本歌人クラブ新人賞は木ノ下葉子

  • 🌹日本歌人クラブ賞は春日いづみ

    歌集「塩の行進」現代短歌社刊が日本歌人クラブ賞に、著者は春日いづみ氏。すでに12年前に歌人クラブ新人賞を受賞している。昭和24年生まれ、水甕所属、「人間の歩みに思いを馳せる中、ガンジ一の行進が希望を伴って聞こえてきたように思い歌集名にしました」と。自選五首は🔘試写室に小さき連帯生れしかな席立つわれらに目力の湧く🔘妻にして母祖母娘嫁姑年の初めのわが変化身🔘七十年安保廃棄のデモの列らいてうはわが同時代人なり🔘エルサレムに求めし木の実のロザリオの渦巻きてをり抽斗の隅🔘ひとすぢに海に生れたる月の道一本しかないわたくしの道この度はお目出とうございます。これからもひとすぢに『塩の行進』を!🌹日本歌人クラブ賞は春日いづみ

  • 門脇篤史歌集「微風域」 を読む

    先月刊行の歌集「微風域」を繰り返し読んだ。ツィッタ一でお馴染みの門脇篤史さんの歌集である。ペ一ジを繰るたびに異なる作者に会う、楽しく読んだ。🔘曇天をしんと支ふるビル群の一部となりてけふも生きをり🔘秒針と長針短針さういへば同じ給与で働いてゐる🔘先月に辞めた同期の消しゴムを遺品のやうにまだ持っている※なるほどと思う。独特の職場詠だ。🔘ハンガ一にきのふとけふを干しながら忘れてもよいことがらを選る🔘誰ひとり死んでゐないが指先についた朱肉の赤をぬぐへり※日常の細やかなことを新鮮に詠む。🔘除光液のにほひの満つるリビングに妻はゆつくり自分をほどく🔘つつつつと剃られた髭が落ちてゐるもう僕じゃないただの汚れだ※妻と共にくつろぐ愉しさ🔘夕闇にジャングルジムはいくつもの立方体を容れて立ちをり※作者の写実の力の強さ!🔘雨音を夢にうつつ...門脇篤史歌集「微風域」を読む

  • 永田紅の「研究室の中の歌」

    今日から9月、朝日歌壇の寸評「研究室の中の歌」を書いているのは永田紅。大学の研究室で顕微鏡をのぞいて細胞を観察するとき、私はいつもこの一首を思い出す。屈まりて脳の切片を染めながら通草(あけび)の花をおもふなりけり斎藤茂吉顕微鏡観察をしながら、細胞の中のある小器官が、カラスウリの白いレ一ス状の花のように見えて感激することがあるが茂吉のこの一首を知っているからだろう。永田紅は1975年生まれ、父は細胞学者で歌人の永田和宏、母は歌人の河野裕子、恵まれた環境で13歳から短歌をはじめた。しかし2010年母は亡くなる。紅の子供を見ることもなく河野裕子は世を去った、紅は子供を育てながら大学の研究室で細胞学を、短歌も続けている。短歌と細胞学の相乗効果なのか、父の永田和宏との関係、子育ても順調であろう。河野裕子が亡くなったのはた...永田紅の「研究室の中の歌」

  • 馬場あき子歌集「あさげゆふげ」 のこと

    「あさげゆふげ」を読んだのはかなり前である。ブログに書くつもりだったが遅れてしまった。この第二十七歌集は夫の岩田正の急逝が詠まれ、読みながら私は辛かった。秋になったら更に書き難い。八月が去らないうちに今日こそ書こう、と思う。🔘朝餉とは青いサラダを作ること青いサラダは亡き母好みき🔘しごと一つしたこともなくて夕焼けにけふは西瓜を食べ忘れたり🔘歯を磨くあとどれだけを噛み砕く力残るや朝の歯みがく🔘ぼんやりとしているからだは気持ちよくたっぷりとした時間の海だ🔘透きとほるほどの薄さで食べたしと夫のいふなる東京たくあん🔘ふたりゐてその一人ふと死にたれば検死の現場となるわが部屋は🔘月桃餅すこし残るをあたためて分かち食うべぬ最後の昼餉🔘きみの死のみづみづとわれの手に甦るまだ温かき胸や肩や手🔘亡きひとよしんしんとろりゆつくりと眠つ...馬場あき子歌集「あさげゆふげ」のこと

  • 超一流の雑談力

    8月が去ろうとしている。今年は冷夏かもしれないと勝手に期待していたら8月は昨年のような猛暑、わたしは海へも山へも行かず家で「読書の夏」、読みたい本が山になりそうなのにまた本の広告が私に迫ってくる。🌹超一流の雑談力著者は安田正人もお金も引き寄せる!仕事や人間関係のわずらわしさを解消!今すぐ使える38のスキル、一流の雑談力が身につくと次のような効果が!1、表情や気持ちが明るくなり、人生が充実してくる。2、苦手な人がどんどん減り、人間関係で悩まされなくなる。3、どんな場所にも顔を出すことができてチャンスに恵まれる。4、仕事が驚くほどやりやすくなり、成績が上がる5、自分に対する印象や評価がかわるこの本の広告文はとても親切だ。買って読む前に試してみたらどうか。🌹青は愛、赤は愛憎そんなことあの日話した茶房を過ぎる10数年前...超一流の雑談力

  • 俵万智の「寅さん」

    今朝の☀新聞の広告「月刊・寅さん8月号」に驚く。50年前の今日「男はつらいよ」シリ一ズ第1作が公開された。その節目にちなみ月1回の企画「月刊寅さん」をはじめるとのこと、不寛容、貧困、格差、孤独死、、、いま、日本の社会は様々な問題に直面している。寅さんだったら、どんな言葉をかけるだろうか?「いまの社会を見たら何て言うかな」と俵万智が次のように語っている。「高校生のときボ一イフレンドが映画・寅次郎ハイビスカスの花に誘ってくれました。寅さんの言葉にスカッとしたり、自由な生き方に憧れたり、柔らかく心が揺れ動く感じがしてとても幸せな気分になりました」私が寅さんと親しくなったのは「はとバス」の旅の帰路だった。ガイドさんが何か映画を?乗客に聞くと「寅さん!」のリクエストがいつも圧倒的に多く、私もその一人だった。寅さんは旅その...俵万智の「寅さん」

  • 友達の前で「仮面」

    もうじき夏休みが終わるが学校に行きたくない子供たちが多いらしい。本日日曜☀新聞で小説家の平野啓一郎さんが自身の中学2年の経験を語っている。平野さんは中学2年のときに、自分より成績の低い友達を「あおって」しまい、1年間くらい遊びに誘われなくなった。友達の前で「仮面」をかぶっていたからだと感じる。しんどい、むなしい、彼は「自分」は複数の人格の集合体と考えているそうである。対人関係ごとの自分は、本当の自分だと考えたらよいと思う、彼はいま44歳。父を1歳で亡くし早熟だったらしい。「日蝕」という小説で「芥川賞」を受賞したのは大学生のときだったような気がする。その「日蝕」を私は読んだが難解だった。その後は彼の作品を敬遠していたが、映画化される作品を書いたりして作家として活躍しているらしい。たぶん彼の母親は私より年下であろう...友達の前で「仮面」

  • 渋谷は豪雨されど近くの我が家は?

    けさ7時のテレビで渋谷駅付近の豪雨を見て驚く。我が家には小雨も降っていない。ベランダも濡れていない。物干しのシャツも乾いている。我が家と渋谷駅はバスで20分、せいぜい4キロしか離れていない。買い物は渋谷、待ち合わせも渋谷なのだ。☔大雨の渋谷駅にて我を待つ岡本太郎の「明日の神話」力いっぱい太郎が描いた大壁画、岡本かの子の息子が描いた「芸術は爆発ですね太郎さん」、この線は怒りあの線は叫ぶ「完成ってどこで自分を許すかを知ることですか」「未完もいいぞ」私は久しぶりに太郎さんに会いたくなった。でも渋谷駅付近はいま豪雨、そして我が家には小雨もふらないなんて、渋谷駅付近の雨は「ゲリラ豪雨」とテレビで言われている。岡本太郎の作品もゲリラ豪雨みたいだ。ぜひ渋谷駅で岡本太郎さんに会いたい!渋谷は豪雨されど近くの我が家は?

  • 横浜にカジノが?

    ◾新聞に「横浜、カジノ誘致」の記事あり猛暑の昼に我に寒気が8月20日の☀新聞に「横浜市がカジノを含む総合型リゾ一トを誘致する方向」の記事に驚く。猛暑の昼に寒気が押し寄せて来るような、、。市は9月の市議会に約3億円の補正予算案を出すらしい。しかも政府は国内3カ所まで誘致をしょうとしているなんて!カジノ誘致は市民や議会内での反対が根強いのになぜ危ないことをしたがるのか。外国人に多額のお金を使わせ儲けようとしたら日本人が狂ってしまうだろう。お金は魔物だ。働かずに一瞬で大金を手にしたらコツコツ働かなくなり私たちはみなギャンブル依存症になってしまう。私の知る限り収入は少なくても何とか生きている人々が多い。ささやかな蓄えでも百歳まで生きている人は宝くじさえ買わない。幸運など決して信じない。お金を家族を健康を大切にしている。...横浜にカジノが?

  • 俳句の「8月15日」

    ▼本日朝刊☀歌壇に8月15日は見当たらないが俳壇には3句入選句、読みながら私は寒気がする。戦争は怖い、今後絶対に戦争をしないように!▼長谷川櫂選八月が記憶の底で焦げている(笠井彰)選者評戦争の記憶があるかぎり、燃え続け焦げ続ける八月。▼大串章選満州に生まれ八月十五日(佐藤茂)選者評八月十五日は様々なことを思わせる。作者は満州で生まれたことを思い、私は満州で敗戦を迎えたことを思う。▼高山れおな選開戦に踊り八月十五日(佐藤茂)選者評なし世界一短い詩といわる俳句が戦争の恐ろしさを端的に伝え八月十五日が効果的だ。もうすぐ八月が去るが忘れてはならない悲惨な戦争を!「短歌時評」は松村正直氏。東日本大震災から8年過ぎ避難者も減り、報道や関心が盛り上がらなくなることを懸念している。震災とその後の日々を詠み続ける意義は大きいと述...俳句の「8月15日」

  • 🐠 「魚の館」 こそよけれ

    せっかくのお盆休みも悪天候で台無し。子供たちの夏休みは2週間しか残っていない。こんな時は水族館がいいのではないか。魚たちだって人間を待っている。水族館で災難に遭った話を私は知らない。7年前に刊行した私の歌集「厚着の王さま」から抄出、🐠「魚の館」九首🐠八月の魚の館の客人のわれは魚族にとりかこまれて🐠とらふぐが胸の辺りに来ていたり「わたしの心を覗かないでね」、🐠シビレエイに睨まれている電流を放つ魚らし自家発電の🐠総身の棘を光らせハリセンボン体まるごと怒りていたり🐠いちまいのガラスを通しその胸にふれいし手より去りゆくメバル🐠水槽がもし割れたなら非常口どこにあるのか魚のための🐠調教師がイルカを抱き放つまでラブシ一ンのごと見つめていたり🐠今日もまた魚を食べる気になれず冷蔵庫には鰈の死体🐠あの魚の目は泣いていた私をじっと見...🐠「魚の館」こそよけれ

  • 読書の夏を

    八月の10日も過ぎてこの夏は猛暑なのだとあきらめている、この先1週間の予報は30度以上の日が続く。この時期に外出、まして旅行などするのはやめよう。「読書の夏」がいい、新聞の本の広告が目につく。「婦人公論8/27号」の特集は🔷主婦にこそ「定年」を!家事、介護、夫の世話から自由になる、「妻だからら」「母だから」と自分を縛らないで「家事のつらさは死ぬまで続く」この特集は私より夫に読ませたい!🔷マンガ日本の古典全32巻歌人には古典文学に強い人が多く私は肩身が狭い。日本史が苦手なのだ。令和になり私は慌てている。マンガなら何とかなりそうだ、32巻は8月中に読めるかもしれない。秋は家で読書なんてもったいない!特に紅葉の頃は思い切り自然を楽しみたい、そのためには「夏の読書こそよけれ」である。まずマンガの古典「1」古事記を、「2...読書の夏を

  • 歌誌「未来」の8月号

    今月号の「未来」が届いたのは8月6日、やっと8月号を開くことができた。待ち遠しかったのは「令和」の歌を読みたかったからである。未来の歌稿は3か月のちに掲載される。8月号は5月15日が締め切り、会員の令和の歌を知りたかったのだ。ところがほとんど見当たらない。選者13名のうち2人だけ、私はじっくり詠んだ作品より鮮度のよいものを発表したくなるのだ。特にブログは新しい話題を心がけている。老人も中年も若い方たちもぜひ読んで頂きたい。未来8月号の私の歌をご紹介します、令和になった直後の歌です。冬眠から目ざめたような心地して窓にひろがる新緑が眩しい平成は一万一千七十日、悲しみ、喜び、怖れ、怒りも皇后の菜の花色のドレスゆれ我も手をふるテレビを見ながら泳ぎつつ眠っているのか鯉のぼり令和元年はじまっている木陰には万葉びとがいるよう...歌誌「未来」の8月号

  • 楽天は「こんまり」 とコラボ

    昨日の朝刊☀に楽天は片づけコンサルタント近藤麻理恵をプロデュ一スする米国の会社「コンマリメディア」の株を買収したと発表した。「こんまり」の愛称で今や世界の人気者の近藤麻理恵、有名になるには音楽、絵画、文芸などの優れた才能が必要だが、「こんまり」は普通の女らしい。片づけがそれほど注目されるのは身辺を整頓するのが苦手な人間が多いからだろうか。楽天は野球で今やバ・リ一グのトップになろうとしている。元気がいい。それにしても驚いているのは近藤麻理恵ではないか。注目される才能などないと思っていた自分が世界をときめかす女になるなんて!身辺を手際よく片づけられる人間がいないらしい。私たちは物質欲が旺盛だ。企業は次々に新製品を作り私たちは買ってしまう。でも捨てられない。身辺のものに息苦しくなっている。こんまりさん助けて!◾へその...楽天は「こんまり」とコラボ

  • 猫は猫のまま

    1昨日、遠野真の「猫がきらいな人」を書いたら今朝の朝日歌壇に堂園昌彦が「猫は猫のまま」という寸評を。巧みな口語表現で猫の魅力を描いた宇都宮敦の第一歌集『ピクニック』を紹介。◾扇風機のコ一ドに飽きて湯上がりの僕の髪から水を飲むネコネコと青年との関係がなにやら妖しく、このネコはメスに思えてしまう。寸評の最後の段落で引用されている斎藤茂吉の80年余り前の一首が強烈だ。◾街上に轢かれし猫はぼろきれか何かのごとく平たくなりぬ犬の歌より猫の歌のほうがはるかに多いのではないか、犬を詠んでも単純になるが猫は屈折した情感、妖しさまでこもる、猫は嫌いと言いがら憎めない、屈折した愛情は詩歌になりやすい。遠野真も堂園昌彦も猫はとても気になるであろう。猫に寄ったり離れたり、でも宇都宮敦は猫と戯れあっている。彼は猫に愛されていると信じてい...猫は猫のまま

  • 「猫がきらいな人 」

    「うた新聞八月」のライムラィト89が面白い。遠野真が書いているから面白いのか「猫がきらいな人」を私はニヤニヤしながら読んだ。私は猫がきらいな人のつもりだが何故か猫が気になり猫を詠むことか多い。😺猫は耳をとがらせ我の嘘を聞き夫はタバコのけむりを放つもし犬だったら私の話を疑うことなく聞き流すだろう、でも猫は「その話嘘くさいなあ」とちらりと私を見る。だから私は「猫がきらいな人」なのだ。猫ぎらいな感情のなかには、間違いなく幾分かの「猫好きぎらい」が含まれている。と遠野真は指摘している。さらに遠野真は「肯定よりも否定のほうがものごとの輪郭をはっきりさせるから、自分を知ってほしいときに、何が好きかより何がきらいかを言ってしまいたくなることもある」と、「私は無意識に猫を詠むのは自分の屈折した情感は猫でなければ表現できないから...「猫がきらいな人」

  • 朝日歌壇「番外地」

    朝日歌壇の入選は逃したが笑いを誘う短歌を紹介する「番外地」第11弾、今年は永田和宏選者が紹介する。◆トランプの壁より高し朝日歌壇甘酒飲んでひとり慰む山口正子永田トランプの壁が無くなっても、すみません、朝日歌壇の壁は低くはならないと思います。◆ごくたまにわが歌の載ることあれば着いていゐるらし投稿の葉書坂本捷子永田「ごくたまに」と言うけど、はるかに打率の低い方も大勢いらっしゃいます。念の為。昔、「私書箱300」は本当にあるのかなんて歌もあった。◆出してもいない歌をさがす日曜日出さねば出ない出しても出ない梶正明永田「出しても出ない」が妙。選者への微かな怨嗟もあるか。あまり深刻にならないで。逆にあまりの能天気に笑ってしまうことも。◆千年後朝日歌壇の吾の歌が元号となる夢を見ている鈴木高志永田選者いいですねぇ。万葉集が元号...朝日歌壇「番外地」

  • 病院、老人ホ一ムが消える街

    本日発売の週刊朝日の広告を見て怖くなる。猛暑がはじまりヤレヤレなのに騒がしいですよ週刊朝日さま、でも日本の人口減少は深刻。昨今の大都市の空き家の増加は人口が減少するなかでますます深刻な悩みですね。空き家がいちばん多いのは大阪、つぎが東京らしい。人口が多いが独り暮らしの老女が多い。70歳を超えた女たちは家事がおもうようにできない。いわゆるゴミ屋敷の住人になってしまう。大阪や東京のような大都市でも近所がゴミ屋敷だとしたら棲む気になれない。住人が減ったら、病院、老人ホーム、百貨店まで消えてしまう。そんな現象が起こるだろか。1年後。五輪が終わり競技場もホテルも無人のままの東京、まさにゴ一ストタウン!、電車もバスもタクシ一もない、レストランも営業していない、そんな東京は砂漠だ、悪人もいないが善人もいない東京、なぜか国会議...病院、老人ホ一ムが消える街

  • 「コケ旅」 へ行こう

    わたくしの抜けがらとなりハンガ一に吊られる服は古寺の苔色昨日に続いて今日も33度、いまテレビで東京の梅雨明け宣言が、遅すぎる夏がやって来た、夏服と言えば明るい青がお決まりだが、40歳を過ぎた女は青が似合わない。青は青春の色、未練がましく青い服を着るのはやめよう。私は苔色の服を着ると心地よい。涼しくなる、女らしい気分になる。「コケ旅」へ行こう!朝刊の本の広告を見ながら3年前の今頃を思い出した。コケの世界は、驚きの小宇宙、日本各地に苔の絶景がある。まず京都の西芳寺、世界文化遺産として知られている。しっとりとした苔に覆われた庭園は心を穏やかにする。奥入瀬の渓流の岩は見事な苔に覆われ素晴らしい。心を洗われる。写真など撮らず短歌も詠まず私はただ眺めた。苔の名所は各地にある。古木の密集している茂みには木がまるで苔のスカ一ト...「コケ旅」へ行こう

  • つゆの花火大会

    東京の夏の風物詩「隅田川花火大会」は昨夜27日に行われた。この夏は雨が続き東京の梅雨明け宣言はまだである。花火大会は雨ならダメ、わたしは花火大好き女、でも長岡の花火大会を最後に花火大会はテレビになってしまった。昨夜は雨も降らずにソファで花火を楽しんだ。花火が終わってから雨がぽつぽつ、何とも有難い夜だった。☔雨の夜の鏡の奥のわたくしは太宰治のように頬杖☔七月のなかば過ぎれば遠ざかる太宰治はわたしの梅雨東京はまだ小雨の日が続き梅雨、しかも30度を超す蒸し暑さ、不可解な天気☔五階より見下ろ街に傘の花あまた咲きいて動きやまざる☔雨は止み人工池の水面はわれの笑顔を求めていたり☔まだ若きドラマの女もソファにて窓を流れる雨を見ている☔昼過ぎのわれに読書をさせる雨・青葉をそっと洗っている雨☔はつ夏の雨はつふやくように降る少しか...つゆの花火大会

  • 白と黒の魅力

    ◾白黒の映画に西瓜を食むおんな、昭和のはじめの夏が涼しい猛暑の今。テレビをみているとますます暑くなる、ことに赤、朱、紅、黄などは目も疲れる。そんなときモノクロのテレビはノスタルジックて新しい魅力だ。白黒時代の名作映画、「ノ一トルダムのせむし男」「タイタニック号」「小津作品」など白黒ならではの味わいがある。新聞や雑誌も同様だ。極彩色の広告よりモノクロのほうが私の目には心地よい。特に本の広告は白黒のほうが説得力がある。言葉がストレ一トに伝わっくる。🍉わが切りし西瓜の赤き断面に西瓜の汗が滲みていたりこの歌はモノクロよりカラ一のほうが私の気分が読者に伝わるかしら(笑)白と黒の魅力

  • 韓国への旅 、30年前の

    日本政府が韓国への半導体関連素材などの輸出管理を強化すると発表したのは7月1日、これをきっかけに日本と韓国の対立が深まった。昨年の訪日客数の24%は韓国から、中国に次いで2番目に多い。私は韓国が好きでまた訪ねたいと思っていた。初めての旅は平成元年釜山から10日足らず旅だった。◾「オソオセヨ」と迎えられいてニッポンに最も近き外国の釜山◾太宗台より見下ろす港は煙突とあまた汽船の海をふさげり◾韓国の木々の肥えぬは動乱の多過ぎし故とガイドは語る◾武烈王古墳を覗けばなにもなく重き空気のなかに我あり◾盗掘は日本人だという説を小声にていうガイドのおばさん(韓国のガイドさんは日本の観光客に遠慮しながら説明したのが微笑ましかった。笑)◾おおかたの花びらは空に向け開きむくげは韓くに象徴の花◾チマチョゴリの女ホテルのロビ一にてふうわ...韓国への旅、30年前の

  • 女が悩む実家の問題

    リンドウの七、八本の花束をわれより受け取るあの世の母は朝刊の婦人公論の特集は「女が悩む実家の10大問題」家、墓、お金、、。結婚してから女はにわかに実家を意識する。夫の実家を大切にしなければならない。舅や姑にはお茶も湯呑み、菓子も上質な物を、言葉も上品に、実家とは区別しこころをくばる。実家へ帰れば気楽で娘の頃の気分になれる。両親が元気で経済的に豊かだったら実家は憩いの場、でも実家が落ち込めば重荷になる。七十代ともなるとほとんどの女が実家を避ける。頼もしい甥や優しい姪を避ける、私の周りは親戚断ち、実家断ちをする老女が多い。最も問題になるのがお墓。A子は可愛がっていた姪が離婚し近頃しきりにはお墓を買うように勧める。B子は子供がいないので冬はハワイで過ごしたい、世界一周旅行などまだこの世でしたいことが沢山ある、お墓は用...女が悩む実家の問題

  • 第25回参議院選挙きょう投開票

    ☀あの真昼この街頭で候補者が日本を変えると叫んでいたがなにも変わらないではないか、むしろ悪く変わったかもしれない!今日は投票しない?いいえ私はすでにしました。期日前投票を。今日はまだ雨がふりませんが日曜は見たいテレビ番組が沢山あるので、、。年金などの老後資金「2千万円不足」問題に端を発した老後不安、消費増税、憲法を主な争点に各党の姿勢が問われる。22日未明にかけて大勢がわかる。改選後の全議席は245。憲法改正の国会発議に必要な「3分の2」は164議席だ。自民、公明の与党と安倍政権での憲法改正に前向きな日本維新の会、与党系無所属を合わせた「改憲勢力」は非改選で79議席あり、3分の2を維持するには、今回の改選で85議席が必要。日曜のテレビは私の見たい番組がどっさりある。でも私が投票した議員のことが気になる。今夜から...第25回参議院選挙きょう投開票

  • 奄美大島を襲うな台風

    またかと思う台風、なんの恨みがあって九州地方を襲うのか。東洋のガラパゴスと言われる奄美大島は私の憧れの島、5年前の冬に、台風の少ない時期の奄美大島を一周した。あの時の感動を記した10首をお伝えしたい、1、この島に四十あるとうトンネルの七つを抜けてなお昼さがり2、トンネルの闇こそよけれ薄闇はひととき我を考える葦に3、台風に倒されたソテツが幾百も左右にけものの屍のごとし4、この辺か、隕石落ちし処とは一万年前のことにしあれど5、この塵は星の粒子かさもあらば私の靴の塵は拭わぬ6、隕石の色かも奄美大島の紬の糸のふしぎな彩は7、着ることのなきま箪笥に横たわる母の形見の大島紬8、奄美大島名物という鶏飯をはじめて食みぬ帰路の昼食9、途方もなき孤をひろげゆく海原よ、あやまる岬の切り岸に来て10、奄美より東京までは1時間半の飛行ぞ...奄美大島を襲うな台風

  • 芥川賞も直木賞も女性が受賞

    第161回芥川賞は今村夏子(39)に、直木賞は大島真寿美(56)に決定。副賞は各100万円、贈呈式は8月下旬、東京都内で開かれる。芥川賞今村夏子「むらさきのスカ一トの女」、今村さんは1980年、広島市生まれ、大阪市在住、すでに太宰治賞、三島由紀夫賞、野間文芸新人賞を受賞、今回は三度目の芥川賞候補。日常を淡々と描きながら、どこかしら不穏な空気がただよう。ユ一モアと、切実さと、デビュ一以来の持ち味だ。直木賞、大島真寿美さんは62年名古屋市生まれ、同市在住、「渦、妹背山婦女庭訓魂結び」が選ばれた。すでに92年「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し「ピエタ」で本屋大賞3位。「あなたの本当の人生は」で直木賞候補に。これからも淡々と書いていくそうである。朝刊に芥川賞の今村夏子さんと直木賞の大島真寿美さんが姉妹のように寄り添っ...芥川賞も直木賞も女性が受賞

  • 恐竜に親しむ

    恐竜はこんなだったか八階のビルは夕日を押し上げている国立科学博物館で「恐竜博2019」が開催中である。さらに8・1から8・4まで横浜アリ一ナで●実物大の恐竜ショ一、夏休みに恐竜博は例年通りだが大雨などの地球の異変が恐竜展を流行らせているのだろうか。「恐竜の教科書」「恐竜超世界」「恐竜博士になりたいすべての子供たちへ」などなど恐竜の本の広告が連休の新聞広告に賑やかだ。令和になり私たちは万葉の頃を懐かしがり、更に時代をさかのぽりたくなる。恐竜まで見たくなる。おおきな恐竜はビルの八階くらいの身長だろうか。昨日は「海の日」だったが小雨、気温もかなり低く海水浴は無理、プ一ルも閑散としていたらしい。今年は冷夏だったら子供たちは恐竜展へ、大人も一緒にゆくかもしれない。ステゴサウルスは全長約9mで草食恐竜、ぎょろ目で愛嬌があり...恐竜に親しむ

  • 今日は海の日

    朝刊🌟天声人語は「きょうは海の日である」からはじまる。海の日といえば私には7月20日、学校の夏休みのはじまる日だが今日は7月15日、小雨で涼しい。海はわが家からはるか彼方、わたしは常に海にあこがれ海を詠んでいる。✳、山よりも海が好きならまた挫折するぞと今日も言われていたり✳、夜も更けてカフカの海を見るために一人の旅を、読書の旅を✳、ラ・メ一ルは海なり母なりフランスの、かなたのことは計り知れない✳、ふたりより独りで見たい冬の海、握りしめたい春を待つ海✳、冬海の皺をうたいし女あり皺のなきまま夭折したり✳、足元より広がる津軽海峡の青は清らか青はつれない✳、アメリカと日本をへだて地球儀のライトブル一の海はなめらか✳、海へ向く手術室にて妹は子宮を失い笑顔を失う✳、木陰からわたしに見られている海が今はおっとりしているけれど...今日は海の日

  • 夏にはぐくむ理系脳

    EduA7月14日号の特集は「夏にはぐくむ理系脳」、あと1週間後から夏休みだ。🌻思考力は外遊びで育つ思考力の本質は、見えないものを見る力と、最後までやりきる力。子供がこの二つの力を伸ばす状況を外遊びが作りだしてくれる。🌻子供の疑問を聞き逃さないで夏休みの定番は昆虫採集、親子で釣りを、夜は星空を眺める。力学的、科学的な遊びを沢山やっておけば、学校で習ったときに肌感覚で理解できる。🐜吸血する蚊はみなメスだと言いながらわれを見ている草食男子あの人は理系人間などと言われるが偶々家庭環境で理系の仕事に携わっている人が多いよう気がする。女性は文系などとは限らない。私は料理をしているとき科学の実験をしているような、園芸も同様だ。短歌よりも挿し木やサボテンの珍種を作るのが上手。温室に実りし莓はどれもみな同じ真紅の小さき円錐夏にはぐくむ理系脳

  • 「人間の本性」 という本

    どうしたらいいのだろうというような砂丘斜面のわれの足あと明日から連休が続く、小雨も続きそうだ、家で読書をと思っていたら凄い本の新聞広告!「人間の本性」とは、、。妬む、残酷、狡猾、冷酷、人の不幸を喜ぶ、そんな人間といかに付き合うか著者は伊藤忠商事元会長の丹羽宇一郎いま世間を騒がせている犯罪の原因はほとんどお金、わたしたちはお金がなければ生きられない。商社で会長まで上りつめた男の生き方の極意を知りたくなる。まず複雑怪奇な人間とは、▼人間はしょせん,動物▼人間は完成に理解し合えない▼人に期待をすると生きづらくなるこんな広告文が並ぶ、が解決案も🔘目先の損得にとらわれるな🔘人は悩みがあるから生きていける🔘動きたくないときほど意識して動くまことに親切な広告である。本を買わなくてすむ、幻冬舎新書の話題作、すでに7刷6万部!あ...「人間の本性」という本

  • 全候補女性、直木賞、芥川賞も

    打たれても打たれても出る杭となれ候補の女性ら黙していたり第161回芥川、直木賞の発表は17日、今回の候補者全員が女性!候補を選ぶ「下読み」担当の編集者は「残ったのがたまたま女性ばかりだった」と。選考委員の桐野夏生さんは「偶然だと思う。女性作家に実力があるということ。驚く世の中であって欲しくない」と。芥川賞も直木賞も歴代受賞者は圧倒的に男性。🔘芥川賞、男性121女性48🔘直木賞、男性145女性44芥川賞は純文学の新鋭に、直木賞はエンタ一テインメント小説の中堅に贈られる。数ある文学賞の中でも両賞はひときわ注目され、文壇を形作った。またその文壇はまさに男性のものだった。(9日朝日朝刊より)選考委員はかつて男性が独占していたらしい。女性のおかれた厳しい環境が女性の豊かな表現力を育てたのだろか。女性の活躍は大歓迎だ。でも...全候補女性、直木賞、芥川賞も

  • 「男も日傘をさそう会」

    ☔わが家のすぐ前に来て日傘とじ水色の小さき屋根を失う今日の朝刊🌟「ひと」は「男も日傘をさそう会」の宮武和広会長(60)20年前、インタ一ネット上で宮武さんは「男も日傘をさそう会」を立ち上げた。男性が日傘を差すのは恥ずかしくない、かっこいいと。決まった「会員」はいないが「日傘が似合う有名人」をネット上で取り上げ「日傘男子」を増やす活動を続けている。私はあらためて「日傘」は女の夏のオシャレだと気づく。日焼けはシミを、女の大切な顔を醜くしてしまう。私は藤色のレースの日傘を長年愛用した。この日傘を差していると私が上品な女に思える。が急に雨が降ると雨傘にしなければ。いつの間にか日傘のような水色の雨傘を差して外出している、家業を継いだ宮武さんは不況で実店舗が閉店に追い込まれると、ネット販売専門に転じ「電子商店」の先駆けとな...「男も日傘をさそう会」

  • 世界遺産になった「仁徳天皇陵」

    メモ帖もカメラも持たず見ておりぬ、かなたに「仁徳天皇御陵」わたしは墓地が苦手である。死者たちの無念の思いが漂っているような、だから墓参りは春分、秋分で賑わっているときの昼に墓地へゆく。それなのに古墳は好きで「古墳を歩くツア一」には度々参加している。6日、ユネスコの世界遺産委員会は日本の「仁徳天皇陵」を世界文化遺産に登録することを決定、国内の文化遺産は19件目で、自然遺産とあわせて23件目となる。わたしの財産が急に増えたような気がしてとても嬉しい。登録されたのは、国内最大の前方後円墳の「大山古墳」や二番目の規模の「誉田御廟山古墳」など。4世紀後半から5世紀後半に築造された49基、それぞれ4キロ四方に密集する。形や大きさも多様な古墳は個人の権力や身分の差が目に見える形で示されるようになり、歴史を物語る物証として認め...世界遺産になった「仁徳天皇陵」

  • 女性候補28%、過去最高!

    🌹バラよりも女の多いバラ園に女の言葉があふれていたり4日公示の参院選で立候補した女性は104人、過去最高である。「候補者男女均等法」が昨年5月にできて初の選挙だが、女性擁立は与野党で差が大きい。野党がリ一ドしている。立憲民主党19人、共産党22人自民党12人、公明党2人国民民主党は選挙区と比例区を合わせて36%、共産党は55%、自民党は15%で前回から増やすことはできなかった。男性議員は失言、セクハラ、酒などでしばしば問題を起こすが、女性はおしゃべりなわりに失言が少ないような気がする。表現力があるからではないか。色々な分野で女性の活躍がめざましいのに政治での活躍が少ないのは残念だ。女性議員が多くなれば彼女たちは美人でも甘やかされたりしない、のではないか。女性議員よオシャレはほどほどに、貴女たちは芸能人ではない。女性候補28%、過去最高!

  • マンガ「日本の古典」

    いたような、いなかったようなひと卑弥呼、マンガの卑弥呼の眸は大きい朝刊のマンガ「日本の古典」の広告は目立っ、新聞1ベ一ジの3分の1のスペ一スに「このマンガ文庫は原典を読む以上に内容を理解できる」「楽しく読めて試験にも効く」全32巻ベストセラ一第1位という大きな活字の広告が、、。日本史が苦手でマンガで何とかしたという女子学生の話を聞いて、5年くらい前にマンガ日本史「卑弥呼」を買った。たしかに読みやすかった。が内容は思い出せない。このマンガを探してみたら本箱の隅にあり卑弥呼の大きな眸が私を見ている。広告のマンガ「日本の古典」の第1巻は「古事記」からはじまる。刊行から24年、累計370万部!とは。令和になり蘇ったのか、書店は本の森のようで私は木々の間をさまよってしまう。買うのは文庫本が多い。軽くて小さくバッグに収まる...マンガ「日本の古典」

  • 富士山の入山料

    富士山はいま山頂直下の石積みが崩れており、今年はまだ8・5合目までしか登れない。それでも登山家の姿があり山梨県は新たに6合目に設けた受付で入山料を集めた。5年前に本格導入された入山料は5合目を中心に、登山する人に限って係員が声をかけて集めてきた。昨年は約1億4千万円が集まり、山小屋のトイレの改修や救護所の運営などに使われたそうである。なぜ、入山料の支払いを義務にしないのか。最大の理由が、利用者の補足の難しさだ。登山ル一トが四つあり、ほかにも登山道は無数にある。「どこでお金を払えばいいのかわからない」という声も多いようである。私も入山料を払った記憶はない、半世紀も前のことだが、、、。七月になっても白いその帽子ぬがないほうがいいよ富士山登ったことがないのに富士山すきなボク、登ったことがないからでしょうボクたちの富士...富士山の入山料

  • さらば紫陽花

    今日から7月である。毎年7月の初めに「嗚呼ことしも半分過ぎてしまった」と思う、淋しさと焦り、紫陽花との別れの七月。屈まりて虫の目となり紫陽花を見れば紫の波うち寄せる半日陰、この明るさが心地よく紫陽花にわれを委ねていたり紫陽花が咲いていますかあの坂に、あの急坂をなだれるようにあじさいの夢の道にて今しがた出会いし人に会いたくなりぬあじさいの花まだ若き寺にきて三年ぶりに亡きひとに会うしなかった、できなかったことあれこれこれと思い出させる萎えた紫陽花紫陽花はもう紫陽花ではなくなったサムライブル一が消えてしまって紫陽花の道がおわりて振り返る今年はすでに半ばを過ぎたさらば紫陽花

  • 会社の寿命は30年

    新聞を整理していたら「会社の寿命は30年」という記事が目についた。4日前の☀「経済気象台」の冒頭の言葉である。私は経済のことはほとんど知らないのて。日本の会社の寿命が30年とは驚きである。「会社の寿命が30年。1983年に日経ビジネス誌が🔘会社の寿命30年説を打ち出したときから、それが定説になっている。6月1日に東京商工リサーチが発表した企業の平均寿命は23・9年」日本だけではない。米国は大企業トップ500社のうち過半数が15年以内に消滅しているとは。最近の技術革新のスピ一ドのすさまじさが原因らしい。小売り業の主役となったコンビニが技術革新を起こせるかどうかが「延命」の行方を左右する。とのことである。わが町の繁華街も店舗がよく変わる。素敵なショ一ルを見かけた店に1週後にゆくと美容院に変わっていたり、飲食店はよく...会社の寿命は30年

  • 匂いだす言葉たち

    一昨日6月26日の☀あるきだす言葉たち「はつ夏に寄す」はまさに「はつ夏」の匂う8首、1971年生まれとはおもえぬ西川才象は短歌人会所属の介護職員、17年に「短歌人賞」を受賞している。第一歌集『晩冬早春』🌻にんにくのにおいの落ちぬ手を洗ういつまでもいつまでもわれは少年殺菌効果は抜群だがイヤな臭いを除くため手を洗い続けるのは女を意識している、少年の頃と変わりない。🌻唾を飲む音立てながらもぎてゆく信濃梅の実これは宝石信濃梅をもぎながら、まるで食べているように唾液が、手に取れば宝石のように、、🌻さくらんぼ一粒口にするたびに秘密をひとつ喋りたくなるさくらんぼは高価な果物だ。ゆっくりと一粒づつ食べる、秘めたる恋か。今まさに「はつ夏」である。この一連は「匂いだす言葉たち」だ。走りだす言葉たちの多い昨今、ゆったりと初夏を散策さ...匂いだす言葉たち

  • 「品がいい」と言われる人

    火曜日の新聞の本の広告は地味、「品がいい広告」である。プロが教える🔘自分磨きのヒント、著者・鹿島しのぶの名は小さな文字、「控えめ」で品がいい。🌟品がいい人は人もチャンスも引き寄せる。服装、マナ一、言葉遣い、私が品がいいとおもう人の服装は目立たない装い、原色ではなく中間色、言葉遣いも普通、「ざあます」は使わない🌟「お先にどうぞ」この一言が言えるかまず相手を、自分を抑える。音に気を配り物静かな人に、🌟「怒り」は一瞬で品性を奪う。🌟いい笑顔のまわりには人の花が咲く。🌟ちょっとしたことで「好感を持たれる人」「敬遠される人」この広告を見ながら短歌を思った。好感を持たれる作品は目立ちたがらない、自分の気分を読者に押しつけない※さらに青く咲きたかろうに切り取られ食卓の紫陽花は曇り日の空色「品がいい」と言われる人

  • どうなる日本列島

    ▼地球儀を見下ろし怖くなってきた日本列島滑り落ちそう今朝の地震、揺れながらテレビを見ていた。私は震度4の地域に住んでいる。昨年から腰痛に悩まされ素早く逃げられない。3・11が甦る。海岸の二階の家のその屋根に乗り上げた船には誰ひとり居ない海の怒りの鎮まりしのち親を子を瓦礫のなかに探す人びと死者、行方不明者さらにさらに増えわれと同齢の死者また一人仙台に赴任のkの無事を知る地震発生三日目の夜津波より逃れることができたのだ何がなんでも生きるのだkよもう一個おにぎりあれな、もう一枚毛布のあれな、雪降るなかれ少年が祖母を守りて9日後助け出されて神話が生まれた古語なぜか地震をやさしく「なゐ」と呼ぶ電燈もなく暮らした人々どうなる日本列島

  • 松村正直の朝日短歌時評

    松村正直氏(塔)の「ベトナムの今と昔」を一気に読んだ。私はベトナム料理もコ一ヒ一も好き、服も時々着る、少し昔に2度訪れ、また訪れたいと思っていた。「四月に刊行された梅原ひろみの第一歌集『開けば入る』はベトナムでの仕事や生活を詠んだ歌が印象的だ。ベトナム南部の大都市ホ一チミンの駐在員事務所で、作者は工具販売の仕事をしてきた」からこの時評は始まる。バイクの海を泳ぐがごとし午後五時の車のなかに眼つむれば暮れ残るメコンの水面を舟はゆく荷とエンジンと夫婦をのせて「新旧が入り交じりつつ発展を続けるベトナムの現在の姿である。その地で作者は約八年にわたってベトナム人の社員と共に働いてきたのだ」と松村氏は解説している。半世紀前は戦争をしていた国にフランス的なグルメとファッション、たしかに新旧が入り交じり楽しかった。いま私はハノイ...松村正直の朝日短歌時評

  • 太宰治はわたしの梅雨

    すみません太宰治さま桜桃忌を忘れてしまって、新潟地震、津波警報に気をとられ、私はまだこの世で過ごしたく貴方さまのように自ら命を絶つことなどできません。でもあの世で後悔なさっていられるかもしれませんね。☔☔☔☔☔雨の夜の鏡の奥のわたくしは太宰治のように頬杖百六歳になるか生きていたならば零和元年桜桃忌晴れ読まれないとき本棚の本はみな直立不動、太宰治もあの冬のきりりと冷えた夜だった『斜陽』の扉をひらいたときは力なき字にて書かれた原稿が「斜陽の館」に曝されているわれを乗せ金木駅より「メロス号」走れば津軽平野も走る桜桃の実りはじめる頃だった、わたしが想像妊娠したのは七月の半ば過ぎれば遠ざかる太宰治はわたしの梅雨☔☔☔☔☔太宰治はわたしの梅雨

  • 大津波が!

    昨夜10時過ぎテレビを見ていたときグラグラと揺れた。間もなく津波注意報、あの3・11の恐ろしさが!🌊大津波八首われのみの真昼の坂を上るとき家々マンション電柱も揺れる震源地も震度もわからぬレジ袋の十個の卵よ割れないようにあと五分歩けば着くはずの家がだんだん遠くなりゆく地デジの工事を昨日終えしわが家のしろがねのアンテナするどく光るあたらしきテレビがリアルタイムにて家々呑みこむ津波を見せる手をのべて流れる家もトラックも摑めそうなりテレビに寄りゆく十メ一トルの津波をおもう電柱の高さの津波の迫りて来るを壁のごと迫る津波を語るとき海辺の女は瞼を閉ざす大津波が!

  • 直木賞候補者はみな女性

    お騒がせな7月が近づいてきた。芥川賞と直木賞の発表、今年の直木賞の候補者は全員女性である。☀今日の朝刊に第161回芥川賞・直木賞の候補者の名が全員発表されている。選考会は7月17日、候補者の6人全員が女性の直木賞が楽しみだ。直木賞候補🌻朝倉かすみ「平場の月」)🌻大島真寿美「渦妹背山婦女庭訓魂結び」🌻窪美澄「トリニティ」🌻澤田瞳子「落花」🌻原田マハ「美しき愚かものたちのタブロ一」🌻柚木麻子「マジカルグランマ」候補者たち6人の女性は梅雨の日々をどきどきしながら過ごさなければならない。受賞の知らは電話だろうか。今日からちょうど1か月後の7月17日!鳴っている電話の受話器を取りかねる凶器に変わることだってある電話器よ金の器になってくれ受賞を知らせる金の器にまず賞を、そして急いで実力を、いいえゆっくりゆっくり実力直木賞候補者はみな女性

  • 「父」という生きもの

    今日は父の日、ツィツタ一には「父」の俳句が多いが「父」の短歌はまだ見当たらない。次の句は「やはり父って難しい、、」、と共感する。🔘父の日や忍び難きを忍ぶ母馬勝私の歌集を繰ってみると父の歌は甘くない。あの世の父に送ったら「何だこれ?」と云いそうな、返事は来ないだろう。🌹「父へ贈る七首」怒りても目は微笑せよと言ったのはスタインペック、ではなくて父ひさびさに亡き父ゆめに現れて「やあ」と手をあげ消えてしまいぬ文芸にかかわるなと言いしその父の書棚に川端康成全集わが歌を一首も知らぬ亡き父へ詫び状ではなく挑戦状を苛められないため苛める子と組むを許さぬ父は壮年だった表面を見つめていればその裏が見えると言いぬ職退きし父古書店の奥処に立ちている人よ振り向くなかれ暫し父なれ「父」という生きもの

  • 加齢で得るもの、失うもの

    「老いと記憶」という本の題名は短くて地味だが気になる、著者は神戸大学准教授の増本康平何歳がしら、新聞の広告ではわからない。🔘記憶には加齢の影響を受けやすいものと受けにくいものがある、私は人に云われた言葉。すでに世を去った人の或る日あるときいただいた言葉は宝石のように高齢の脳に収められている。その一つは島田修二氏の🌼言葉を抑えなさい投稿から短歌をはじめた私はある短歌大会の廊下で島田修二先生とすれ違った、婦人公論や朝日歌壇で時々採っくださる有難い先生、でもお目にかかったことがない。「松井多絵子です」とご挨拶すると先生の手のひらに指で絵の字を書かれ、多絵子さん、少し言葉を抑えなさい。とひと言、先生は消えた私の短歌はテンションが高過ぎたのだ。そして言葉を抑えながら詠み次第に入選の打率がよくなった、ベラフォンテのさくらの...加齢で得るもの、失うもの

  • すぐやる人

    朝刊の本の広告は今日も題名が長いものが多い。🔘結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れるわたしは幼いころから「すぐやれない女」だった、「言われたらすぐやれ」と毎日のように母に言われた。がいまだに直らない。でも短歌をはじめてから詠んですぐ発表すると後悔することが多い。毎月結社誌に送る詠草をポストに投函した直後に後悔したことは度々ある、推敲は大切だが、投稿では詠んだばかりの歌が入選した場合が多いが。◾先延ばし、先送りグセがある。◾いつもギリギリにならないと動けない。まさに私の困ったクセ、でも「考えているうちにチャンスを逃す。とは限らない。例えば結婚は「すぐやる人はすぐやめる人に」が多いのではないか。「すぐやる」のは食後のあと片付けがよい。よごれた食器は気分を不快にする、掃除、洗濯もすぐやる、新聞もニュ一スはすぐ読む、...すぐやる人

  • 大坂をオシャレにした田辺聖子

    半世紀余り前、わたしが娘のころ「オ一ルドミス」という嫌な言葉があり、女は25歳までに結婚を迫られた。でも作家の田辺聖子が流行らせた「ハイミス」のおかげで独身女性は肩身が広くなった。朝刊で91歳の田辺聖子が亡くなったことを知りとても淋しい。大坂弁は苦手な私だが田辺聖子の言葉は柔らかく楽しい。ときにはフランス語のように。自立する30代の女性を描いた小説は「言い寄る」「私的生活」「莓をつぶしながら」などなど。芥川賞を受賞して純文学から出発したが夫をモデルにした「カモカのおっちゃん」、吉川英治文学賞は「ひねくれ一茶」など作品名は柔らかい。随筆集には「人生は、だましだまし」など。この世が生き難いのは深刻に考えるからではないか。田辺聖子の金言の「家庭円満のコツは見て見ぬフリ」は愉しい。「ええなぁ」と思うこの小説、田辺聖子の...大坂をオシャレにした田辺聖子

  • どちらか好きか晴れと雨

    昨日のbe☀晴れと☔雨、どちらか好き?の調査の結果は☀93%☔7%☀が好きの理由は🔘気分が良い。🔘外出しやすい🔘青空がすがすがしい☔が好きな理由は🔘水不足が解消、緩和される🔘雨音を聞くと心が落ち着く🔘農作物に雨水は必要晴れが好きな人93%はいかにも本音だ。雨が好きな人7%は水不足などを心配する優等生的な人に思える。わたしは雨が嫌いだが紫陽花には小雨、霧雨を、短歌を読むとき、詠むときは雨のほうがよい。しっとりした気分は詠みやすい。beの調査でも歌になると3分の2が雨派。八代亜紀の『雨の慕情』や井上陽水の『傘がない』が好きな人など。間もなく梅雨になる。空よ、ささやかな涙をを流して欲しい。雨の夜の鏡の奥のわたくしは太宰治のように頬杖どちらか好きか晴れと雨

  • 「決断力」 の橋下徹

    いつからか本の題名が長くなっている。題名を覚えられない本は売れないのでは、と思うが本の内容をはっきり知らせた方が買う気にさせるのか確実に売れるのだろうか。「実行力」、橋下徹朝刊のこの本の広告の目立つこと、題名も著者名も三文字、結果を出す「仕組み」の作り方という広告文も1行、と思ったら横書きで控えめに4万8000人の組織を動かしてきた橋下流「君主論」の全思考!12万部突破!やはり橋下徹は抜け目ない。こういう男は私は苦手だ。しかし「実行力」はいいなあと思う、物干しに揺れにぞ揺れるワイシャ一ツ、男はそんなに迷うのですかでも私も決断力は乏しい。目標に遠く離れた位置にいて何を捨てればいいのか風よ「決断力」の橋下徹

  • もしバスがなかったら

    先日のバスの大惨事があってから急にバスが怖くなった。でもバスなしには私はまともに暮らせない。30年前は最寄り駅まで徒歩10分足らずだったが今は15分、荷物は少量、ハイヒ一はダメ、すぐ近くのバス停からJRの駅まで15分で行ける。私はバス旅行で手軽な旅行を楽しんでいる。夜行バスで吉野へいったとき朝目ざめたら満開の桜、葉まで紅の山桜のうつくしさは忘れられない。富士山は五合目まではバス、だから頂上まで登れたのだ。改めてバスに感謝、悪魔たちよバスに近づかないで!🌟「もしバスがなかったら」、六首バス停のわれの後ろに春がきてコ一トを脱げば春は去りゆく朝のひかり漲るバスのなかに立ち夜の顔しているかも我はゆく先はバスに任せるミステリ一ツア一の道は雲につながるあの人の顔のようなり真昼間のバスの車窓にひらく向日葵わがバスがは走れば山...もしバスがなかったら

  • マイクロチップは魔の手?

    知らぬことわからぬことの数多ありマイクロチップは悪魔の手かも極小の「マイクロチッブ」を埋め込んだ手をかざせば鍵の開閉、改札、電子決済もできるという、海外ではすでに、日本でも間もなくなんて私は恐ろしくなる。この世を早く去ったほうがよいかもしれないが、美味しい食品も次々に現れて去りがたい。昨日の夕刊☀によるとマイクロチップを埋め込むといくつかのリスクがつきまとう。🔘情報を盗み取られるリスクは少ないが重要な個人情報は?である。🔘デ一タが壊れると、正常に送信できても機械が認識しなかったり入室も?🔘転んでチップが壊れたら怪我?🔘適切に埋め込まないと感染症も、、私はマイクロチップは辞退する。でも近くの小さなス一バ一まで支払いはカ一ドの人が多くなった。人手不足は否応なく人間まで機械にしてしまうかもしれない。それなら人を殴らな...マイクロチップは魔の手?

  • 紫陽花にほろ酔う

    今年は5月の下旬から私の紫陽花が淡い空色に、今日はうす紫や、うす紅のささやかな空間となり木陰をうつくしくしている。槙の木下の雑草を絶やすために植えた紫陽花が、鬱陶しい6月の私には何よりの贈り物だ。小雨なら連日降るもよし、紫陽花は咲き続けてくれよ。💠「紫陽花とわたし」、六首紫陽花の花まだ若き寺にきて三年ぶりに亡きひとに会う半日陰、この明るさが心地よく紫陽花にわれを委ねていたり紫陽花の葉に水羊羹をのせるとき和服の母があの世より来るあじさいの夢の道にて今しがた出会いし人に会いたくなりぬあじさいが咲いていますかあの坂に、あの急坂をなだれるように紫陽花の道が終わりて振り返る今年もすでに半ばとなった紫陽花にほろ酔う

  • みどりの涙

    いちばん好きなのは五月、今年は令和元年の幕開けとなり新緑が華やいだ。宮中晩餐会が終わり六月になると、、嗚呼もうすぐ梅雨か、、私は雨を楽しむことができない。水は大切、でも雨の日は不便で気分も不快である。☔「空が涙を」,六首ふきげんな我のようなり六月の二日の空は泣きたいような言い分ははっきり云おう昼すぎの空が涙をこぼさぬうちに昼すぎのわれに読書をさせる雨、ゆるゆる若葉を洗っている雨「火星には雨が降らないそうですね」「地球には不幸が降るそうですね」目ざめれば窓の青葉はうなだれて緑の涙を流していたり窓ごしの雨はつふやくように降る少しかなしい詩のように降るみどりの涙

  • 拡大自殺?

    三日前の夜、宮中晩餐会の雅なテレビ放映を見ながら私は眠ってしまった。翌朝の川崎市での登校バス停大惨事は悪夢であれと願わずにはいられない。自殺をしたければ独り静かに睡眠薬であの世へゆけばよいではないか。「独りでは死ねない、拡大自殺なんですよ」と心理学者らしい人がテレビで話ししていたが、ふと思う、猫や犬、カラスや虫なども自殺するのだろうか。私の知人て自殺した人は何人もいる。真面目で義理固く私には窮屈で親しめなかった。うつ病らしいと云われていて友達が少なかったため情報も少ない。私の歌集から次のように自殺に関わる歌を抄出する。「自殺する前に」,六首屋根のなき巣箱に白き封書あり「自殺する前に」と大き活字がおおかたは負債にあえぎし男らし樹海を死処に選びし人は文藝に関わるひとの贅沢な自害とりわけ三島由紀夫の縄をもて自ら命を断...拡大自殺?

  • 「しろたへの」宮中晩餐会

    朝刊を見ながら昨夜の宮中晩餐会を思った。トランブ大統領と天皇の白いYシャツ、皇后とトランプ夫人の白いドレスが鮮やかな夜だった。春過ぎて夏来たるらし白たへの衣干したり天の香具山私の好きな万葉集の歌を思い出していた。上野誠著「万葉集のことば」の解説を引用してみる。「しろたへ」とは「白い布」です。ところが「しろたへの」では衣や袖、紐、帯などにかかる枕詞となります。枕詞ということになれば、衣や袖が白でなくてもよいのです。ただし歌の世界では「しろたへの衣」とえば、まっしろな衣とイメ一ジしてよいのです。春になり新緑の頃から白がことに鮮やかに見える。寒い頃はひんやりしていた白い布が爽やかに美しくなる五月、昨夜の宴は白が生き生きしていた、政治のことは暫し忘れて私はテレビの「しろたへの」宴を楽しんだ。「しろたへの」宮中晩餐会

  • 6月病緊急対策

    本日発売のAERAの新聞広告は🔘6月病緊急対策五月病は知られているが六月病なんて聞いたことがない、でも六月は雨の月、さわやかな五月の後のじとじとした日々は気分が重くなる、まして令和の開幕でこの五月は興奮しすぎ、十連休の後遺症に悩まされるかも六月は、▼6月病緊急対策、退職、休職のドミノ倒し「退職代行サービス」に過去最高の依頼、1人やめると部署全体がオ一バ一ワ一ク、人の補充はいつ?「終わりの見えない忙しさ」がストレス拡大、30代男性、50代女性がもっとも不調、AERAのこの広告は深刻だ。うつ病のリスクが高いのは5月病より6月病とは、責任感強く体調悪くても休めない管理職が危険、わたしには関係ない、ほっとするが淋しくなる。あと3日で5月が終わる、6月病より私が怖れているのは大雨、雨はしとしとだらだら降ってほしい。6月の...6月病緊急対策

  • トランプとチバニアン

    昨日の午後はテレビを見ていた。国賓として来日するトランプを見るためだったがうとうと、すると地震が、一瞬だが強い揺れ、震度5弱、昼の3時20分、震源は千葉県南部。大丈夫だろうか明日のトランプと安倍とのゴルフは千葉の予定だ、テレビは地震の情報ばかり、私の居眠りしているときにトランプ夫妻はすでに?と思ったが地震のほうが先だったらしい。飛行機から降りてきたトランプ夫妻は疲れているように見えた。夕食やゴルフも仕事なのだろう。4日間の滞在中に天皇皇后との会見、宮中晩餐会、相撲観戦なども予定されている。それにしても新たな地質時代「チバニアン」とは日本はさらに重荷を背負うのか地震(なゐ)あらば避難所となる公園のベンチに座りすぐ立ちあがるトランプとチバニアン

  • 🗻富士山登山鉄道はどうなる

    富士の山頂までケ一ブルカ一を敷設する計画や、地下にトンネルなどの構想はいま観光団体が意欲的らしい。2日前の朝日夕刊一面に富士山がひろがってた。私は20代始めに富士山にのほり御来光を眺めた。この快挙をやたらに吹聴し「その自慢話何度も聞いた」と云われるが、あの御来光の素晴らしさ!🗻わたしの富士山あのビルがなければ見えるか未だ白い帽子を脱がぬ富士の山頂暖かくなっても白いその帽子ぬがないほうがいいよ富士山僕たちの富士山の高さはアバウトで二千、三千、五千メ一トルいまは静かにしているけれどそのうちに噴火するかも富士山、あのひと元首相吉田茂の庭に来て今日は見えない富士山を見るいくたびも落選せしを知りしより片岡球子の富士の絵たのし君のこと信じられぬときは富士山を引き寄せながら眺めていたい富士山に会うため四十八階にきて鯖雲に見ら...🗻富士山登山鉄道はどうなる

  • 令和の心がわかる万葉集

    5月16日のこのブログで「あおによし」を書いた。その翌日、書店で令和の心がわかる万葉集を購入した。著者の上野誠は奈良大学文学部教授、上代文学に精通していられる。私は短歌を詠んでいるが万葉集についての知識はお粗末、上野誠先生の万葉集から知ることが多い。まず「あおによし」上野誠先生の「万葉集のことば」の76ページには🔘「あをによし」は旧仮名。※※※※※※※※※※※※※※※※※「あをに」とは青い土のこと、奈良のどこかで取れる土が青色彩色に使われる土として有名だったのでしょう。このため「青土あおによし」は、奈良にかかる枕詞になったのです。枕詞はひとつの言葉を引き出すアイコンのようなものです。あをによし奈良の都は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり「万葉集の言葉」を読みながら私は旧仮名の長閑さや優雅さにほろ酔います。私は娘のこ...令和の心がわかる万葉集

  • 豪雨の屋久島

    ひと月に35日は雨の降る屋久島にきて3日目も晴れ昨19日に屋久島を襲った豪雨は50年に一度の大雨。縄文杉を目指す300人余りの登山者が取り残された。テレビを見ながら恐ろしくなった。もし私が縄文杉を見ようとしたらこの激流にたやすく流されたであろう!10年余り前に私は屋久島を訪れた。添乗員同行のツア一だが縄文杉は訪れないという企画、一緒に参加する予定のk子は行くのはやめると言いだした。屋久島の名所の縄文杉を見られないなら行く気になれないと。結局わたしだけがツア一に参加した。縄文杉までの往復には10時間もかかり早朝から出発するため大雨注意報が間に合わなかった昨日。途中から豪雨のなかを下山する人々の様子は痛ましく私はテレビを消した。歩けども歩けども会えぬ弥生杉わたしにあいたくないなら会わないせめて弥生杉は見たかったが歩...豪雨の屋久島

  • 中村メイコは昭和の語り部

    一昨日の☀「今日の番組」に名刺大の中村メイコが私を見ている。白髪だがメィコとわかる懐かしい顔だ。昭和の生き証人である中村メイコが先月から久しぶりにTBSラジオで「昭和の文化」を語っているらしい。🍉白黒の映画に西瓜を食むおんな、昭和のはじめの夏が涼しいテレビで時折、ふるい白黒の映画を放映する。極彩色の画面に疲れた私にはさわやかだ。少女の頃の楽しみは少女雑誌、私は「ひまわり」を愛読し中村メイコは若い作家として活躍していた。昭和9年生まれ、子役として親しまれまだテレビの普及していない頃の娘たちの相手をしてくれた、でも結婚して後は長い間私はメィコお姉さんにご無沙汰していた。いつからか私はほとんど一日中テレビなので、メイコの活躍は知らなかった。TBSラジオでいま「昭和の文化」を。毎回多彩なゲスト、誰が出演しても自身の記憶...中村メイコは昭和の語り部

  • あおによし

    十年前の五月の半ばに私は「山の辺の道」を歩きました。奈良市から奈良盆地の初瀬街道まで南北に通じる約35キロの古道、時々バスに乗りガイドさんに案内していただきました。平成二十年の私は脚腰がまだ逞しくて、歩きながら詠む余裕がありました。🚶🚶🚶🚶あおによし🚶🚶🚶🚶山の辺の道を流れているような東へゆくのか西へゆくのかわが上を素早くすぎた黒鳥は古代の鳥のような気がする歩きつつ我を失う広すぎる野よ広すぎる空よ、うき雲よいくたびも風の曲線くぐりぬけ古代に来ておりジ一ンズのままうずくまる亀石の背を叩けども叩けどもふかく眠りていたりわれを見るわれの心を見るような一人の青年、埴輪の武人このような風もなくよく晴れた日は笑ってごらん耳成山よおいしいというよりやさしい味がする斑鳩の里の古代米弁当三輪山の麓のあたりを歩くとき、ご一ん、ご一...あおによし

  • 大阪の古墳が世界遺産へ

    大阪の皆様、おめでとうございます。京都や奈良には世界遺産が多いのに、大阪には世界遺産がないとか、その市街地が密集している大阪の「仁徳陵」がユネスコの世界文化遺産に登録されるとのこと、古墳が好きな私は喜んでおります。古墳を巡るツア一には度々参加してますが、私は実は墓地を歩くのは嫌い、死者たちの無念が漂っているような気がするのです。この世を楽しく過ごし思い残すことなくあの世へ行った人なんて滅多にいないのではないでしょうか。死にたくないのにあの世に行った人々の無念が墓地に漂っているような気がするのです。いにしえの尊きひとを偲ぴつつ見渡す前方後円墳を4世紀後半から5世紀後半の姿を残すという仁徳陵は国内最大級、しかも前方後円という形は何か楽しい。この形の🍢のこんにゃくおでんやアイスキャンディがこの辺で売られているとか、、...大阪の古墳が世界遺産へ

  • されど中国も?

    「戦うトランプ」劇場、いよいよ佳境へ。大統領再選に向け支持者に熱烈アピ一ル、中国の報復も凄いらしい。互いに食うか食われるか、そして日本はどうなる?令和元年の新緑が闇色に、▼知らぬことわからぬことの数多あり中国とう国、隣家の人々▼車窓にはニッポンになき漢字また入りきて此処は厦門の街か▼中国茶飲めば美しくなる訳をガイドさんが我らに伝えてくれる▼葉に白い毛のあるこの茶を飲んだなら若返るとう嘘は楽しい▼龍井茶にほろ酔いわれは飯店の円き窓より星を見ており▼見の限り棚田棚田の波のなかわれらの車は泳ぎ続ける▼迫りくる千年前の四階の円形マンション永定土楼▼いまは住む人なき土楼に寄りゆけば鶏二羽が我に寄りくる7年ほど前に訪れた中国の厦門でガイドさん以外は言葉が全く通じなかった。お隣の国なのに。でも海に隔てられて、アメリカは太平洋...されど中国も?

  • 新緑の遊歩道

    五月も半ばとなり新緑が更に鮮やかになってきた。脚腰の筋肉のために歩きたいが、交通事故が多発している、徒歩5分のコンビニへ卵を買いに行く途中で車に跳ねられ「帰らぬ人」になりかねない。わが家の近くに小川を埋めてつくられた細道がある、最寄りの駅までは遠まわりだが散歩には最適だ。車も自転車も通らない。所々にベンチがあり居眠りをしている老人もいる。急雨の場合のために私は傘を持って歩く。🌻わたしの遊歩道六首詩の餌を探すのはやめる新緑のこの遊歩道を歩いているとき樫の葉と楓をつなぐ蜘蛛の巣はまるでレ一スのテ一ブルセンタ一わが町の胸かも此処は、水車橋跡に佇み深呼吸する滑る子を待つ滑り台のスロ一プの急なる傾斜を微風が滑るどのような語らいありしかこのベンチあるいは恋入り口、出口ひとりには広すぎるベンチに腰かけて新緑の香に浸りていたり新緑の遊歩道

  • あの世の母へ

    先ほどス一パ一の入り口の赤いカ一ネンションを見ながら淋しくなった。私はもうこの赤い花を贈る人が居ないのだ。若草色のカ一ネンションなら部屋に飾りたいが。🌻あの世の母へ贈る十首迷いつつ買わざりし『母オモニ』という本の重みの残る手を吊り革にオモニとは重荷のことだというように聞こえてしまう思えてしまう母は子が重荷であろう子も母が重荷であろう雨は止まない揚げ茄子の胡麻味噌和えができあがる母の味とは異なる味のいつよりが厨のなかに見当たらぬ共に嫁ぎてきし擂鉢が胡麻を炒り擂鉢でするそんなことしていたならば我がすり減る手抜きしてつくる料理を食べながら母より長くこの世に居すわる追い越して振りむけばまるで違うひと、母はあの春この世を去った新緑が暗き緑になってきた母に会いたい墓場の母に菜の花の七、八本の花束を我より受け取るあの世の母はあの世の母へ

  • 「海外添乗員」 という仕事

    アフリカの旅より帰りてきし友はわれより偉くゆたかに見える地球儀を見ながら日本はなんて小さな国だろうと思う。私は地球のひと粒の種しか知らないのか、もっともっと地球を見たい。折角の10連休を家で過ごしたなんて!朝刊の本の広告に飛びつく。感動を創造する「海外添乗員」逞しい中年男が私を見つめている。梁瀬昌宏さん、私を海外旅行に案内してくださ一い!💮著者がいかに海外添乗員とう仕事を愛しているか、情熱が伝わる🌺海外旅行が大好きな自分が読んでも楽しめる一冊🌺添乗以外の仕事を目指す人にも参考になることが多い海外を旅することは大変だ。とりあえず親戚や知人の滞在先に押しかける。和食をどっさり持参して、居候。私は何回かこれで欧州を見て回った、でも海外駐在員は自分の仕事で忙しい。充実した海外旅行は熱意のある添乗員が必要だ。エジプト、チ...「海外添乗員」という仕事

  • もうひとりの〔われ〕をうたう

    令和元年皐月「うた新聞」の特集は🌺もうひとりの〔われ〕をうたう20人の歌人がそれぞれ自分のなかの自分を愛しみながら3首詠み、ミニ・エッセイを綴っている。平成元年5月に生まれた若い大森静佳のもうひとりの〔われ〕が能面を彫る女とは、神秘的に思えてくる。「山びこ」三首は🌺窓はときに何も見せない〔中将〕の唾液に濡れた刃を研ぐ朝も🌺桜とは気づかず桜を見つめたしそこだけ白く凹んだような🌺父母が山びこのように老いてゆく肺にみっちりはなびらを溜めてこのように幻想的な春に浸る作者の、もうひとりの〔われ〕は能面を掘りはじめて5年、節木増、泥眼、痩女、宝増、中将、橋姫という六面が部屋の壁に、そのどれにも自分を感じるらしい。もうひとりの〔わたし〕が大森静佳を感性豊かな歌人にしているのだ。平成で開花し令和で満開になるであろう大森静佳は。もうひとりの〔われ〕をうたう

  • もぐら駅

    新緑を掲げ五月がやって来た令和元年黄金休暇いまは私が1年中でいちばん好きな五月、この爽やかな五月から令和になり10連日も終わろうとしている。毎日テレビで天気予報をみていると北国はまだ寒い日が続いている。あれは8年前の5月の旅だった。歌集『えくぼ』より「もぐら駅」ひとたびももぐらを見しことなきままに「もぐら駅」へとむかいていたりまだ下りてゆくのか「もぐら駅ホ一ム」いま400段を踏みしめている下りるのは誰より速い私は滑るごと「もぐら駅」のホ一ムへこんな地下を上越線の汽車がゆくコ一トやス一ツの若きらも乗る地下ふかく隠れてくらした人々をおもうとき車窓にひろがる青葉上越の山々はいまもまだ冬に耐えているのだ五月上旬もぐら駅

  • まんがで読む万葉集

    5月5日、子供の日である。黄金週間の最後の祝日であり10連休は終わろうとしている。あっという間にすぎて。とくに不都合なこともなく私たちは「令和」の祝日にほろ酔い気分だ。新緑が新しい御代のスタ一トを明るくしてくれる。朝刊の本の広告は「子供の日」なのに「万葉集」が目立つ。📗まんがで読む万葉集新元号「令和」の出典「万葉集」がまんがで気軽に読める!楽しみながら日本の古典の知識が身につく、子供にも大人にもおすすめの入門書。梅花の歌32首が詠まれた宴の様子もまんがで再現。日本史が苦手な高校生が「まんが日本史」のおかげで第一志望の早稲田大学に現役で合格した、と本人が私に話してくれたことがあった。マンガは楽しみながら私たちの脳と親しくなるのだろうか。GaKKen書籍販売室本体価格1300円税別いつの日か笑えるだろう今われの笑え...まんがで読む万葉集

  • 新緑より始まる「令和」

    ✴枝ごとに新しき葉を光らせて朝の窓とう窓はさみどり今日は令和元年三日、憲法記念日である、世論調査ては9条「変えない方がよい」64%、「変える方がよい」28・%で改憲機運は高まらないらしい「本日朝日朝刊」、テレビは今日も各地の零和お祭り騒ぎ、晴天で初夏のような今日。自衛隊のことを考えたくないのは私だけではないのだろう。✴昼すぎの二階より見れば新緑のどの葉もどの葉もひかりに従うもし天皇のお誕生日の2月23日に「令和」に変わったとしたら、私たちはこれほど気分が高揚しただろうか。早春の辺りは裸木、4月も花冷えだ。春が来たと心も体も安心できるのは5月だ。北国の方々はまだ春ではないかもしれないない。☀地球のみの色かもしれぬさ緑をひきよせ離さぬわれの老眼☀冬眠から目覚めたような心地して令和の新緑ながめていたり新緑より始まる「令和」

  • 「令和」を泳ぐ鯉

    昨日は朝から夜ふけまで「令和」「令和」だった。5月が始まったのに鯉のぼりのことを忘れていた。今日、近くのス一パ一へ行くときに鯉のぼりに気がついた。雨あがりのためか元気のない鯉ばかり、鯉だけでなく男より女のほうが逞しいのかもしれない近頃は。🐠そよ風に溺れる草食男子鯉そんな感じだあの鯉のぼり🐠女が強くなったのではない男らが子猫のようになっただけです🐠木陰には万葉びとが居るような令和元年五月二日よ「令和」になったら私の周りが今までと何となく違って見えてくる。木々の幹が古くから生えていたような、その根の先をたどれば奈良時代に至るような、足許の草花も万葉の頃の種子が芽生えたような、、。🐠あおによし奈良の都を見ておりぬ明かりを消して目を閉じたまま「令和」を泳ぐ鯉

  • 「零和」が始まる朝日歌壇

    投稿してから約3週間後に入選歌が掲載される「朝日歌壇」、十数年前に私が投稿していた頃と変わらない。昨日28日に「零和」がはじめて現れた。朝日俳壇には見当たらない。「零和」の由来が万葉集のためなのかもしれない。佐佐木幸綱選☀新元号告げるテレビを目の端に妻は昼食おにぎり作る(田中文雄)高野公彦選☀零和の世安寧であれ元号で時代の定まることはなけれど(岡田独甫)高野は第一席に選び、「元号などで時代が決まるわけではない、というのも真実。だが、世の中が安寧であれと願うのも真実」という評を。永田和宏選☀指先を開ける先にある未来「零和」の手話は花咲くかたち(小林淳子)☀平成と零和のはざまに咲き盛る一本のうめ朝光に燿る(稲村光子)☀万葉集「こひ」に「孤悲」とふ仮名あてし想ひは死なず零和の世にも(土生博子)第一席の歌に永田選者は「...「零和」が始まる朝日歌壇

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