haru さん プロフィール

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haruさん: haruの徒然なるままにシンイの世界に魅せられて
ハンドル名haru さん
ブログタイトルharuの徒然なるままにシンイの世界に魅せられて
ブログURLhttps://ameblo.jp/haruiro123/
サイト紹介文徒然にシンイ二次創作〜大好きなヨンとウンスのその後の高麗の世界を綴ってます
自由文物語は二人が出会う前から始まり再会しお話が動き出します 現在はオリキャラの息子タンが可愛い盛り?シンイの世界に魅せられてその後の世界を紡ぎます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供481回 / 365日(平均9.2回/週) - 参加 2014/11/04 12:05

haru さんのブログ記事

  • 夏の暁 其の三十六
  • ウンスは左右に眠る愛しい男たちの間で目を覚ました右側にいる息子のタンは万歳をしたような格好でくかぁ〜と伸びをしながら眠っている左側にいる最愛の夫はウンスの方を向いたまますやすやと寝息を立て穏やかな寝顔をしていた タンがお腹にいるときは新婚早々だったこともありお互い我慢などできるわけもなく気をつけながらも存分に愛し合ったものだそれが昨夜は抱きしめてもらっただけで十分満ち足り幸せだった ヨンはどうだっ [続きを読む]
  • 夏の暁 其の三十五
  • 何よ じっと見ちゃって顔になんかついてるわけ?私のことなんか構わなくていいわよ 少しとんがったウンスの唇からこぼれる言葉も少しばかりとんがっていて困り顔のチェヨンは小さくため息をついた チェヨンとタンが大妃様や公主様と一緒にお船のお遊び場で遊んだことはすぐに王宮中に知れ渡り隠し立てするよりはと武閣氏のジュヒから若い母親たちやお付きの女中たちまで取りこぼすことなく「さすが上護軍 大変な人気でございま [続きを読む]
  • 夏の暁 其の三十四
  • なんじゃ この騒ぎは? 母親ウンスが心配で遊びに行かないとむずかるタンを父親チェヨンに託し典医寺でウンスと話をしてからやや遅れてお船のお遊び場に顔を見せたチェ尚宮は面食らった様な顔をして先に会場の警護についていた武閣氏のジュヒに尋ねた はぁ・・・ 空気が色めきだっておるぞ大妃様と公主様の御前だというに腑抜けの気が充満しておる それが・・・ ジュヒが微笑んだ きゃ〜〜きゃ〜〜 遊んでいる子供たちの黄 [続きを読む]
  • 夏の暁 其の三十参
  • とっぷりと夜が更けた自分の部屋でチャン・セリはぼんやり手元の茶碗を見つめていたチャン・ビンが体にいいと入れてくれたお茶はどれも優しくて温かくてお茶の湯気を見ると彼を思い出し切なくて苦しかったどうして先に逝ってしまったのだろうどうしてあの時意地を張ってしまったのだろう後悔ばかりが押し寄せて来た 彼が典医寺で湯薬を守って亡くなったと知らせを受けたのはこんな風に暑い夏の日の谷間秋風を感じさせる頃だった [続きを読む]
  • 夏の暁 其の三十弐
  • 目を覚ましたら優しい瞳のチェヨンが横に寝転び頬杖ついて自分を見ていた昨夜脱ぎ散らかしたはずの衣綺麗に着せてもらってからだの汗も拭かれていた辛くはないか?目覚めた妻を気遣う夫にすこしだけ意地悪に答えるからだがだるい気がするわ腹が痛むのか?イムジャが離れぬと言うゆえついおろおろ聞き返す夫が愛しくてウンスはぎゅっと抱きついて囁いただって離れたくなかったんだもん甘える声がチェヨンの耳に届き甘いため息がわず [続きを読む]
  • 夏の暁 其の三十壱
  • まことかぁ〜〜? タンはチェヨンの口真似が気に入ったようでなんどもなんども繰り返しながら眠ってしまった ウンスはそんなタンのお腹をとんとんとあやしながら優しい顔をしてタンを見つめていたチェヨンはウンスの背中を後ろから支え肩に顎を乗せて囁くように尋ねた タンは寝たか? うんなんだかはしゃいでいたから疲れたんだと思うわ そうか・・・ チェヨンはウンスの頬に唇を寄せるとちゅっと吸い付いた くすぐったいわ [続きを読む]
  • 夏の暁 其の三十
  • 学者肌の屋敷の主人は温和な笑顔で現れたそれとは対照的に祖父から三歩下がってついて来た孫娘は俯いたままだった チェ侍医今日は往診日でもないのにお越しいただいたということは縁談のお返事をいただけるのでしょうか? 地位も名誉もある人物だがチャン・ビンの叔父だからかもともとこういう性格なのか物腰柔らかくチェ侍医に尋ねた はぁ まぁそんなところですチャン様今日はお嬢様とお話をさせていただきたくて・・・ チ [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十九
  • チェヨンは仕事を終えるとウンスとタンを連れ屋敷に戻った昼寝の効果かタンは帰った途端愛犬フンと庭を走り回りウンスはその様子を廊下に腰掛けチェヨンの胸を背もたれにしてのんびりと眺めていた 少し顔色が悪いが疲れが取れぬのか? チェヨンは心配そうにウンスに尋ねた ううんなんだかいろんなこと考えていたら頭が疲れただけよ心配ないわ チェヨンはウンスの手に手を重ねて微笑んだ 何も案ずることなどないのにイムジャ [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十八
  • 時刻は昼過ぎそろそろウンス達が来る頃かとチェヨンは集賢殿の前庭になんとなく佇んでいた前庭には盛りを過ぎたスグク(紫陽花)が咲いている ウンスの二度目の妊娠はもともと悪阻も 何事もなくいつの間にか初期を乗り切り安定した時期を迎えていたそろそろ元気な胎動を感じお腹の膨らみも目立ち始め順調な妊婦生活を送ってはいたが 王妃様の出産が無事終わり気が抜けたのかウンスはこのところ疲れやすくなっていた 閨で無理をさ [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十七
  • 聞くとはなしに聞こえて来た診療室の会話医官サラもまた複雑な思いでいた サラのチェ侍医に対する思いは男女の恋慕とは少し違っていた サラが侍医に出会った時にはすでにチェ侍医の心には医仙様しかおらずそれが変わることはないように思えたそれでだろうか?最初から恋の相手として思うことはなかったし恋い慕うと言うよりは先輩医官として敬愛しサラ自身は医学の道に邁進して来た おかげで王宮始まって以来の典医寺の女の医官と [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十六
  • いしゃ〜ぁ〜 兵舎からの帰り道王宮の庭園に差し掛かったところでイサはタンの舌ったらずな呼び声を聞いた おお チビ助どした?医仙様は? イサは辺りを見回したがそこにいたのはタンの警護についている武閣氏のジュヒとタンがばぁばと慕うチェ尚宮だけだった おふね よ〜〜おあしょび タンは大きく手を振ってイサに答えた 公主様と遊んできたのよ今から典医寺に戻るところなのイサ君は? ジュヒが補足してイサに尋ねた [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十五
  • 翌日 イサはチェヨンと話がしたくて典医寺を抜けるとウダルチの兵舎へと向かった集賢殿で待つと ウンスに出会う可能性があると考えたのだ イサの突然の訪問に隊長のチュンソクは戸惑い気味にチェヨンは兵舎にまだ顔を出しておらずもうすぐ来るであろうと伝えイサを迎え入れたイサは隊員たちの訓練の様子をどこか懐かしそうに見ている 手合わせしてみるか? チュンソクは何気なくイサに尋ねた そうだねう〜〜ん イサは迷って [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十四
  • どうしたのさ改まって・・・? 夕餉の後 チェ侍医が居住まいを正してイサの方を向いたのを受けてイサは尋ねた 縁談がある え?オレに?オレは無理だよまだ嫁さんを娶る気はないそれより先に医者にならなきゃ イサの反論にチェ侍医は苦笑した イサにではない ん?てことは?父上? チェ侍医は頷いたその表情はどこか苦しそうにイサには見えた そなたを息子にしこの先二人で仲良く暮らせればそれで良いと思っていたが・・ [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十参
  • 久しぶりだね二人きりでお風呂に入るの・・・ ウンスはチェヨンに背中を流してもらいながらどこか うれしそうだった そうだないつもはタンも タンも とあいつ うるさいからな チェヨンの言葉の端はしに息子への愛しさが滲み出るような言い方にウンスは微笑んだ そうねうふふなんでも父上と一緒がいいのよ そうか?俺には「母上は渡さぬ」って聞こえるぞ それもうれしい ああ これで腹の子が男だったらますます母上の [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十弐
  • チェ尚宮はタンとともに奥の間の夕餉の席に着いた ブランコで汗をかいたタンは行水を終え チェ尚宮が王宮の針房(チムバン)のホン尚宮に頼んで作らせた真っ白な夏服芋麻(からむし)の衣に着替えてさっぱりとした顔をしていた 芋麻の衣は蜻蛉の羽と言われるほど透き通り軽くて薄く体がべとつかない着ている方が涼しいくらいのこの衣 汗疹(あせも)が出来たとウンスから聞いたチェ尚宮が絹より高価な芋麻をタンのために用意した [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十壱
  • ヨンファが典医寺に来た次の日ウンスはイサに医官の養成所への入学を勧めた ここでも十分に勉強はできるし私はそれでいいと思っていたのよいずれ時期が来たらサラみたいに王宮の医官になるための試験を受けてゆくゆくはチェ先生と二人でここを支える柱になってもらえたらうれしいと思っていたしわざわざ養成所ってのもどうかなってだってここなら生きた医学が学べるしでもチェ先生と話をしているうちに考えが変わったの 父上? [続きを読む]
  • 夏の暁 其の二十
  • 昼を過ぎ診療が一段落した頃 おんまぁ〜たん よ お菓子の包みを手にした息子のタンが満面の笑みで診療室に戻って来た おかえり タン ウンスは走ってくる息子を手を広げて待ったふんわりとお日様の匂いと夏草のような青々した汗の匂いをさせながらタンが腕の中に飛び込んで来た いっぱい遊んだ? あぁ〜〜いおんまぁ  ウンスの手のひらにお菓子包みをちょんと乗せるとタンはうれしそうに言った うまうま ネ〜〜おんま [続きを読む]
  • 夏の暁 其の十九
  • 我ながら単純だとチェヨンはぼんやり考えた 生身の妻の肌に癒されて久しぶりに深い眠りに落ちたようだ 守りたくなるような柔らかで暖かなものに心が癒えるチェヨンにとってそれは妻のウンスであり息子のタンであることは疑いようがない 起きた? はっと目を覚ましたチェヨンの顔を覆うように覗き込んでウンスが尋ねるチェヨンの心のうちにあった不機嫌な悋気は朝になると跡形もなく消えていた あ?ああ朝か・・・ うん・・・ [続きを読む]
  • 夏の暁 其の十八
  • 王妃様と王子様の診察を終えウンスはチェ侍医にまるでチェヨンみたいに丸投げで任せると集賢殿の奥にある邸にいた すっかり夜になっていたがチェ尚宮が届けてくれた夕餉を平らげウンスたち三人は広い湯船にゆったり浸かったウンスもやっと体の疲れが取れた気がしてほっと一息 王様は王妃様と王子様とともに夜を過ごすことに決め大妃様と公主様はそれぞれ自分の部屋にお付きの女官と戻った 王子様がお生まれになったことは御触書が [続きを読む]
  • 夏の暁 其の十七
  • 王妃様は出産が終わり高揚感と安堵感に包まれていた体は疲れ 出産の跡が痛んだがサラの鍼灸で随分と楽になった いや元気な産声を聞いた途端疲れも痛みもどこかへ飛んだのだった 王子様はチェ侍医の診察を受けると大妃様のから贈られた真っ白な絹の産着に袖を通し王妃様の胸元へ運ばれた 王妃様王子様にございます 王子様は目を閉じたまま小さな口をちょこちょこ動かし乳を探すような素振りを見せる 王子お腹がすきましたか? [続きを読む]
  • 夏の暁 其の十六
  • ウンスが目覚めたのはすっかり日が高くなり昼を過ぎた頃だった隣で寝ていたはずのタンは寝台から起き出し床に積み木を並べて一人遊びをしているようでウンスのそばから離れずにいた チェヨンの姿は見えなかった役目があるのだろう・・・だが目覚めてすぐにチェヨンがそばにいないとどことなく不安で気になって辺りを見回したその気配に気がついたのかタンが寝台に駆けてくる おんまぁ タン そばにいてくれたの? あぁ〜〜い [続きを読む]
  • 夏の暁 其の十五
  • 夏の空の暁は心に勇気をくれる まだ冷えた空気の中でしらじらと明けてゆく空は清々しくて明日への希望へと繋がる気がする ウンスはふぅと息を吐いた王妃様はぐったりと虚ろな表情でウンスを見ている逆子の兆候はなかったはずなのに最後の最後で回転したのか?これだからお産は最後まで何があるかわからない そりゃそうよね一つの命がこの世に生まれてくるってすごいことだもの ウンスは隣で放心状態のサラに微笑んで見せた 医 [続きを読む]
  • 夏の暁 其の十四
  • 慌しい気配に最初に気づいたのはチェヨンだった 叔母上先ほどまでと様子が違うよもや王妃様に何か? チェ尚宮は甥の言葉に表情を引き締め膝の上のタンをチェヨンに預けると席を立った 良い子にしているのだぞばぁばは王妃様のご様子を見てくるからの あぁ〜〜い 王妃様の部屋の扉の前で典医寺に向かう武閣氏とすれ違い産気づかれたこととチェ侍医と医官サラを呼びに行くと手短に報告を受けた そうか いよいよ王子様の誕生 [続きを読む]
  • 夏の暁 其の十参
  • 坤成殿に着いたウンスはとりあえず状況を把握するため息子のタンを夫に預け王妃様に目通りを願い出た すぐにチェ尚宮が顔を見せチェヨンの横でじっと立っているタンを見つけるとにこやかに笑った タンも 来たのか? ばぁばたんも よ〜〜 置いていかれそうになった経験からかタンは口をへの字に結んでむぅとした風に答えるタン そうか そうかよう来たウンスや・・・身重のそなたを呼びつけすまない いえ 主治医なんですか [続きを読む]
  • 夏の暁 其の十弐
  • トルベの屋敷から我が家に戻ったチェヨンとウンスとタンは日が落ちて幾分和らいだ暑さに一息ついていた 帰ってすぐに愛犬フンとひと遊びしたタンは行水をしてさっぱりした顔で奥の間で涼みながらヘジャが奥の間に運んで来た井戸水で冷やしたオイ(胡瓜)にかじりついていた 青くみずみずしい採りたてのオイの香りが部屋に広がる うまうま よ〜〜 木製の自分の椅子に座りまだ少ない乳歯で器用にかじかじ食べてはご機嫌な様子をチ [続きを読む]