qq_otenki_s さん プロフィール

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qq_otenki_sさん: 計算気象予報士の「こんなの解けるかーっ!?」
ハンドル名qq_otenki_s さん
ブログタイトル計算気象予報士の「こんなの解けるかーっ!?」
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/qq_otenki_s
サイト紹介文ゆきぐに羽越(主に山形県・新潟県)のお天気学の難題に工学計算で挑み続ける熱き奮闘記
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供49回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2014/11/06 08:07

qq_otenki_s さんのブログ記事

  • 天候デリバティブのプレミアム
  •  天候デリバティブとは、将来の気象の変化に対して「保険」を掛けることにより、そのリスクをヘッジする手段です。これは、契約時に設定された一定の気象条件が実現した場合(指定された気象要素が閾値を超えたことが観測された場合)に、その観測値(閾値からの差分)に応じた補償金が支払われる「金融商品」です(※厳密には保険商品ではありません)。 契約の際には、利用者は「保険の掛け金」に相当する「プレミアム」を保険 [続きを読む]
  • 新年度を迎えて
  •  この年度替わりの時期は何かと異動の知らせが賑やかなように感じております。 三月末を以って「卒業」など、それまでの活動に終止符を打ち、この四月から新しい門出を迎えられる方も多いのではないかと思います。まずは、お疲れ様でした。 私の方は降雪予報に加え、CAMJの研究成果発表会や市民講座(まちなかカフェ)と言ったビッグイベントも終了し、達成感と安堵感を覚えつつ、引き続き、その他の業務を続けています。ま [続きを読む]
  • あと1回!
  •  週1回程度のペースで、CATVの朝の情報番組の天気予報に電話出演(ONAIR)しております。 気象予報士になって以来、206ヶ月間もの長きに渡ってメディアとの接点は無かったわけですが、207ヶ月目にしてONAIRデビューを果たしました。 ・・・あれから2年近くが経ち、今朝もONAIRでした。 今回はついに、通算99回目の出演となりました。 あと1回で、一つの節目を迎えます。 [続きを読む]
  • 2016年12月-2017年02月の新潟県の冬の傾向
  •  先日、2月25日に(一社)日本気象予報士会の第9回研究成果発表会が無事に終了しました。 そして、今度は3月9日に一般市民の皆様を対象とする講座(まちなかカフェ)が控えております。当日は「天気と景気」をテーマに、天気の変化と身近な経済活動にまつわるリスクマネジメントのお話をする予定です。 その打合せが3月1日に催され、この冬の新潟県内の天候の特徴についての話題も浮上しました。さすがに一応、資料をまと [続きを読む]
  • 第9回日本気象予報士会研究成果発表会にて成果発表しました
  •  先日2月25日は、(一社)日本気象予報士会・第9回研究成果発表会に参加してきました。 こちらがその会場です。 当日は受付で綺麗に製本された「予稿集」頂き、その中に自分の予稿が含まれているのを手にした時は、ちょっと感動しました。 また、懐かしい再会もあり、有意義な一時となりました。 今回は次の2件の研究成果について報告・発表を行いました。(1) 山形県内の冬季降水域および気温分布に関するニューロ・モデル [続きを読む]
  • 第9回日本気象予報士会研究成果発表会に向けて
  •  来たる2月25日には「第9回日本気象予報士会研究成果発表会」が横浜で開催されます。今回は私も「計算・局地気象分野」と「経済・金融気象分野」の2件のテーマをエントリーしております。 当初は「全体の応募件数(時間配分)により、発表は1件のみ」となる可能性もありましたが、結局は「2件とも」採択されるに至りました。現在は発表準備の真っ最中です。 今回発表予定のテーマはこちらの2件です。(1) 山形県内の [続きを読む]
  • 温帯低気圧のイメージ(2)
  •  以前、「温帯低気圧のイメージ」の記事で、寒気と暖気がぶつかり合って温帯低気圧を形成するプロセスを描きました。 このイメージは、水槽実験のように容器の中で実験するようなものです。実際の大気は容器に入っているわけではありませんので、もう少し形が変わります。すなわち、暖気側はより盛り上がる一方、寒気側はより盛り下がろうとします。 このような効果までを考慮してイメージを描き直すと、次のようになります。 [続きを読む]
  • 等圧線から風向きを読む
  •  例えば、次のように平行な等圧線があり、下の方が気圧が高く、上に行くにつれて気圧が低くなるような場合の風向きを考えてみましょう。 とりあえず、空気は気圧の高い方から低い方に向かって移動するわけですから、気圧の高い方から低い方に向かって、等圧線と直角に矢印を引きましょう。 さらに、北半球の場合は、進行方向の右手向きにコリオリの力が働きます。また、地上付近では摩擦の力も働きますので、先ほどの矢印を少し [続きを読む]
  • 安全資産と危険資産
  •  11月19日の記事(連続金利とネイピア数)の続きです。 定期預金のように、普通の複利法であれば、例えば1年毎のように「定期的に」利子が上乗せされます。この様子をグラフに表すと次のようになります。 縦軸が資産価値、横軸が時間の経過です。一定の時間が経過する毎に、安定して利子が上乗せされるため、資産価値の時間変動は段階的なものとなっています。 これに対して、連続複利を用いると、利子は連続的に上乗せされる [続きを読む]
  • 連続金利とネイピア数
  •  金融工学の理論を学んでいて、いつも不思議だったのは「ert」や「e-rt」という係数が登場する事でした。カネの計算において、ネイピア数e(自然対数の底)がどんな意味を持つのか・・・イマイチ判らなかったのです。実は、これは「複利計算」の概念に基づくものなんですね。 複利法とは、例えば「元金をS0,年利をr」の条件で預金すると、1年毎に元金に利子(=利率×元金)が新たに組み込まれる形で、元利合計(預金額)が増え [続きを読む]
  • 正規分布の積分をアレンジ
  •  既にこのブログでも書いておりますが、この夏は金融工学の理論を勉強しておりました。その目的はもちろん「天候デリバティブ」への応用です。 この理論で重要な方程式が「ブラック・ショールズ方程式」と呼ばれるものです。これに変数変換を施すことで、「熱伝導方程式」の形に書き換えることができ、そこから方程式を変形していく事で、最終的には解となる「ブラック・ショールズの公式」を導出することができます。 この一連 [続きを読む]
  • 電力需要と気温の関係
  •  2008,2009,2010年度のデータを基に、東北6県および新潟県の電力需要と気温の関係を調べたものです。夏と冬の電力需要と平均気温の相関関係が良く分かります 冬に比べて夏の感応度が大きいのも特徴的です。 夏の間は冷房機器を稼働するために多くの電力を用います。一方、冬の暖房については、エアコンなどの暖房機器の他にも、石油ストーブなど電力に依存しない手段もあるので、夏に比べて感応度が鈍るのかも知れません。 [続きを読む]
  • いまさらUNIX
  •  最近は、ある事情で、UNIX (Linux)の環境も使用することになりそう・・・ということで、スクリプト言語の勉強に励んでいます。取りあえず、AWK、Perl、sed、ShellScriptの4種類の言語の基礎を学んだ上で、その他の専門分野の概論も勉強しています。 今年度の上半期は経済学や金融工学の勉強に追われ、下半期はUNIX環境の勉強に追われ、それに加えて日常的な予報業務なども重なっている状況です。さすがに学術論文を書いている [続きを読む]
  • 夏の暑さと家計消費
  •  今回は「前年よりも夏の暑さが増すと、家計の消費支出は増えるのか?それとも減るのか?」について分析してみました。 使用したデータは家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)を用いて、2005年〜2015年における各年の第3四半期(7〜9月)における「1世帯当たりの支出の対前年同期実質増減率(%)」と「気温の前年差(℃)」です。 ここでは、家計消費の評価に際して、物価水準の変動の影響を除去した「実質 [続きを読む]
  • 夏の気温とビールの売上の関係
  •  2004年〜2015年の各7,8,9月(第3四半期)のビールの売上と気温の関係を調べてみました。 ここで、ビールの売り上げは月別の売上を箱数に換算したものを用いています。1箱は大瓶(633ml)×20本で換算されています。また、気温は東京と大阪の月平均気温の算術平均を用いています。 この結果、気温が上がるにつれて、売り上げも上がると言う「正の相関関係」が見られました。近似直線の傾きに相当する感応度を見てみると、約8 [続きを読む]
  • オプション取引の基礎理論
  •  オプションとは、将来の一定期間に、約束した金額で金融商品(金融資産)を売ったり、買ったりする事ができる「権利」です。 例えば、『株A(時価:110万円)を6か月後に、100万円で購入するオプション(権利)を購入する』 事案を考えてみましょう。この時、株Aのことを「原資産」、6か月後と言う時期のことを「満期」、100万円という価格を「権利行使価格」または「ストライク」と言います。 もし、満期・6か [続きを読む]
  • 気象情報を活用したリスクマネジメント
  •  積極的な事業展開を図っていく過程において、様々な要因によって、何らかの損失を被ることもあり得ます。このような、損失が発生する可能性のことを「リスク」と言います。 一口にリスクと言っても、その影響は軽微なものもあれば、経営そのものを揺るがすような大きなものまで様々です。また、そのリスクが現実のものとなる可能性も、限りなくゼロに近い場合もあれば、かなりの確率で起こり得る場合もあるでしょう。 このよう [続きを読む]
  • この週末は仙台に行ってきます。
  •  さて、この週末は、(一社)日本気象予報士会・東北支部の例会に参加してきます。約1年ぶりの仙台です。前回は昨年11月に、実に8年ぶりに参加しましたので、今回は「ハチ」年ぶりならぬ「イチ」年ぶりとなりました。 せっかく例会に参加することもあり、話題提供も行います。「大雪に備えた天候デリバティブの検討─プライシングの試み─」と題して、天候デリバティブのプランを自分で試算(プライシング)した話を紹介する予 [続きを読む]