詩と写真 *ミオ* さん プロフィール

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詩と写真 *ミオ*さん: 詩と写真 *ミオ*
ハンドル名詩と写真 *ミオ* さん
ブログタイトル詩と写真 *ミオ*
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/miolemon8
サイト紹介文毎日は砂浜のように。 きらきら光る粒を探して歩く。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2014/11/23 11:43

詩と写真 *ミオ* さんのブログ記事

  • 真夜中の"の"
  • 思い出さなければ悲しくならずに済むこともあるし、そういうものだと思えば楽になれることもある。とても下手だけれど、字を書くのは好き。考えて書くのは苦手だけれど、ただ写すみたいにして、意味よりも形を、なぞるみたいにして書くのは好き。意味のないことが好き。気楽なことが好き。私はこういう人間で、生きることも死ぬことも、きっとそう大したことではないのだ。のりまき。と、いまは思う。きっと、いまだけ。これから寝 [続きを読む]
  • 短歌5
  • われの名の漢字かわいくなりにけり君の手にある水のラベルに天空の雲の嵐の物語ミルク溶けてくアイスコーヒーわかれ道 次に会うのはいつだろう手を振ることで励ましている満月が東京の夜を浮かばせてとり忘れたる洗濯物よバッハ鳴る夏の夕べの涼しさに遠い海まで心たなびく [続きを読む]
  • 日記の散歩道
  • 2017.7.12 (水)pm9:20日記用のノートを開き、日付を書くと、いつも何かしら、書き始めるまでには感じるとも思わなかったような軽い興奮を覚える。スローモーションのように。日付を書いているペン先から、小さなよろこびに似たものが湧き出してくる。今日がこの形の数字の日だというよろこび。どんな日でもない、他愛ない一日だったのに、特別な数字を書いているような気持ちになる。数字が、意味を持たないままで、特別な何かに [続きを読む]
  • つもりの話
  • ブログに載せようとすると、大部分は自分の能力のなさなのだけれど、詩に成熟する(するのだろうか)のを待てないので、載せる回数を減らそうと思います。ブログを辞めるのはなんだかさみしくて、雑記は載せ続けようかなと思っております。詩も時々。どんどんブログ名から遠ざかっていく……ミオさん。いえいえ近づきたいからなのです。たぶん?おくればせのアジサイ。の摘んだ萼。今年もたくさん楽しませてもらった。七月六日はサ [続きを読む]
  • すぐに忘れてしまうドラマ
  • あ、なにかがこぼれる受けとめなきゃ考えるより前に体が走り出してしまいそうになったのを気持ちが押しとどめただから結果的には気持ちだけ先走っただけだったこぼれたものは一瞬でいのちを得落ちる前にじぶんのちからで体勢を持ち直し音符の下のスラーになった小さく丸っこい質量こぼれたものはすずめに姿を変え次の枝へ飛び移ったのだったわたしはただ歩いているだけだったきっと誰にも気づかれなかっただろうこの驚きをこの動き [続きを読む]
  • 闇の奥へ進む(足尾銅山へ) 補足?
  • 肝心なことを書き忘れていたので付け足ししたい。足尾環境センターの方が教えてくれた。雨が降って銅山から出る水はいまも汚染されていて、今後も半永久的に処理をし続けなければならないということ。公害はいまも続いているのだ。知らなかった。なんとも恐ろしい。目の前の利益を優先させて、大変な負の遺産を生み出してしまうということ。南アルプスを貫通するリニアモーターカーのことを思い出した。一度破壊したら元に戻らない [続きを読む]
  • 闇の奥へ進む(足尾銅山へ)4
  • 先日(といっても6/11、もうしばらく前だ……)サンデーモーニングを見ていたら、ちょうど、渡良瀬川の鮎が解禁、というニュースを取り上げていた。足尾の公害、田中正造についての話も出ていた。日本における労働争議のはしり、と言われているらしい。銅山での労働は、相当過酷なものだったのだ。田中正造の話はきっと社会科の授業でも習っただろうし、足尾銅山観光でも読んだし、センターの方からも教えてもらった。明治時代、き [続きを読む]
  • 闇の奥へ進む(足尾銅山へ)3
  • とんでもなく距離のある坑道を、どのように行動していたのだろうか?なんて。駄洒落はともかく、全長が東京から博多ほども距離があり、高低差も1000m?もある坑道ならば、作業の現場へ行くのに時間がかかり過ぎてしまう、という前回の疑問は、このあとに訪れる砂防ダムのある銅親水公園内、足尾環境学習センターの係の方のお話で解消された。考えてみればそれはそう、で、全長1200?もの坑道は一気に掘られたのではなく、もちろん [続きを読む]
  • 闇の奥へ進む(足尾銅山へ)2
  • 工場萌えもそうだけれど、人はなぜ、ああいう景色に惹かれてしまうのだろう。それが日常で、しかも過酷な現実であれば、気が滅入る景色でしかないのだろうけれど、そこでの現実を知らない人間にとっては想像力をかきたてられてしまう不思議な世界なのだった。アウシュビッツの強制収容所へ行ったなら、もちろんそんなことは思わないだろう、と思うのは、恐ろしいものであるという知識が少しは身に付いているからなのだろう。それな [続きを読む]
  • 雨宿り
  • 建物の下をアーチのようにくぐり抜けられる通路その両側にベンチがある壁面に彫られた像のようにその暗がりに座っている雨音の形が草花やアスファルトや煉瓦にぶつかってわれる雨樋や排水溝をうたう樹々を飛び交う鳥の鋭い声がときおり栞のように挟まれる何十種類もの水の音が意識のわれめに沿って内側へ沁み込みひとすじのインクを結ぼうとするあれはいつのことだろう結ばれそうになってほどけるそれはいつなどと名付けられるよう [続きを読む]
  • そういえばのツバメ
  • 携帯の中に入っている写真を見返していたら、こんな写真が出てきた。かわいいでしょ。高松に住んでいた頃、会社に行く途中で見つけた。そういえば、高松では街中でも、ツバメをよく見かけたし、巣をあちこちで見つけた。東京でも、私が子どもの頃には見かけた気がするけれど、近ごろあまり見かけない。マンションが増えて、巣を作れるような軒下が少ないからかな。もしくは、高松、特に私が勤めていた会社の近くなんかは、栗林公園 [続きを読む]
  • 闇の奥に進む(足尾銅山へ)
  • 銀座を歩いていたとき、ガラスケースの中のちいさな絵を見つけた。なんとなく惹かれるものがあって、二階、井上画廊に上がった。鈴木喜美子さんという画家の作品展だった。風景画。高松に住んでいた頃、家から車で二十分ほどのところに、庵治町という石で有名な町があって、とても好きだったけれど、そこの石切場の風景に似ていると思った。人っ子ひとりいない荒涼としたさみしい雰囲気の絵。一面、雪景色の絵もある。さみしいけれ [続きを読む]
  • 深さをはかって
  • 青さに深いという形容はひとが捉えた感覚ですけれど銀河のように地上を遠く離れている紫陽花はその色でリトマス試験紙のように雨にぬれる土のphを測るけれど鉢植えの紫陽花はもう花ひらいていて初めからその青さを見染められたのだ見知らぬ街角のように夢見がちな白を抱いたまだ淡いブルーだったわたしはベランダに降り立つ街路に背を向けじょうろから先の虹でつながる土がほどけてしまえば紫陽花は大きな頭をがっくりと垂れ夕闇に [続きを読む]
  • 自転車
  • 好きな曲を口ずさんで自転車を漕いでいたら三十くらい若くなって空は穴だらけすんなりと脚が伸びてもう誰も私の名前を呼ばなくなって(そうなればもう)風に乗って走っている [続きを読む]
  • 人類の大きな発明それは光光を名付けうるものだと気がついたことこのなにか物と物を分け人びとの顔に目鼻を与え隅の隅まで奥の奥まで無数の触手を伸ばしていくものを光と名付けたことおかげでわたしたちは目に見えぬもの音楽やだれかの言葉未来という概念にさえ光を見出せるようになったアップルティー [続きを読む]
  • 仮想
  • どんなに突き放して考えてみてもあなたは私の風景にモザイクのように嵌め込まれている本を開いたまま眠ってしまうことレストランで注文を決めのに時間がかかることレモンティーが好きなこと小さく砕かれて敷き詰められていった足りないものは瞬いてひっきりなしにアピールをするけれどあなたのようにもはや満ち満ちてひとつになっているものには気づけないその欠落の可能性を想ってみるそれは胸から千切れる雲母のきららかさかさす [続きを読む]
  • 心地よいすみっこ4
  • 引っ越しで忙しくて更新できない……というのは言い訳。でも片付け(物をしまう場所を決める)は決断の連続なので、脳をたくさん使ってしまって、とてもくたびれてしまって。休んだ気のしないGWが終わることを悲痛な気持ちで思っていたけれど、会社に行って元気になった。本棚にエーリック・フロムという人の『自由からの逃走』という本がもう20年くらい差してあってその背表紙だけは何度も読んでいて、もう内容もわかった気になっ [続きを読む]
  • 綿(わた)
  • とても静かなのでにぎやかだった換気扇の疼き車の潮騒時計の点滴この部屋全体わたしの耳になって空気の厚い楽譜を奏でていた白い壁は何にも似ていずそれは記憶がないからかもしれなかったそれなのにイメージは陽光の反射のように押し寄せてキラキラと断片を散らしたどんなものでも訪れてきてしまいそうだ鳴き方を忘れたカエルも不安が太らせたミサイルも顔のない隣人も聞こえない夜の道をいまもきっと誰かが歩いている奇妙に明るい [続きを読む]
  • 枝々の先で生まれようとしている春
  • 眼を射抜かれて黒い木立ちが消えてゆく歩き続けて光がそれると視界がもどり芽吹くものを見つける枝々の先で生まれようとしている春その角へ向かってみな急いでいる季節の指先から洩れる新しい匂いを嗅ごうと身を乗り出してあたたかい空気を脚に絡ませながら咲いてみれば何回目、何十回目の春変わってしまったことも変わらなかったことも同じ季節に迎えられていることに退屈を覚えているのはあなたが変わったからだ遠く遠く迂回した [続きを読む]
  • 心地良いすみっこ3
  • わたしのコージーコーナーという言葉を思いついた(と言えるのか?)のは、しばらく前のこと。そのおおもと。あるとき、「cozy」という単語が「心地良い」という意味だと知って、ケーキ屋さんのコージーコーナーは、そういう意味だったんだ、と思い、コウズィーコウズィーとしばらく心の中で唱えていた。そして家にいて、ふと、あ、ここ、わたしのコージーコーナー、と思ったのだった。このピアノ、電子ピアノ。なんと五万円。五万 [続きを読む]
  • 心地良いすみっこ2
  • 一回で終わりにしようと思っていたけれど、写真を撮っていると、これはあの時のあれで、これにはこういうことがあって、と、ひとつひとつにいろんなエピソードがあることを思い出して、シリーズにすることにしました。誰かの持ち物のエピソードなんて、よほどのことがなければ、おもしろくない。よねぇ、と思いながら書いちゃう。よほどのことじゃないのに、いかにもじゃないのに、なんかいい、みたいのが、いいなぁと思う。理想。 [続きを読む]
  • コージーコーナー
  • 4月8日 土曜日数日前から喉の調子が悪くなり、声が変わって、咳が出たり、くしゃみが出たり、そして土曜日の今日もあまり体調が思わしくない感じだった。けれど引っ越しを二週間後に控え、することは山ほどある。空は、曇っている。ふと気が付くと、ある心地良さを覚えている。ありそうでなかなかない、でも昔はよくそうなっていた気もする、懐かしい心地。風邪をひいて学校を休んでいる小学生の気持ち。内向きになって、かわいく [続きを読む]
  • 深夜の謎解き
  • 真夜中のテーブルにバラの絵が描かれた栞が一葉あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。ルカによる福音書 10:41,42必要なことはただ一つそれが何かは書いてない雲を払い目の前にあることに専念するただこれ一つだけそういうことだと思った鳴っている音楽に耳を傾け磨きあげられた朝を迎えることに専念しようそう思って布団に入った [続きを読む]
  • ブラームスのワルツ
  • 回っているレコード同じ動作を繰り返しているようで少しずつうごいていっているんだね針がすべらかに溝を通って奏でられているテーブルの上に春ふんわり降り立つよ窓から入る光琥珀色何十年も聞いてきた同じ音楽も少しずつうごいていっているんだねすべらかにわたしの溝を通って奏でられていくよ連弾で互いの呼吸を合わせて互いの足りないところを補い合ってちがう花を次々咲かせて加速していくいいやこれは速さじゃない気持ちの高 [続きを読む]
  • 内側に入り込む世界
  • 内側に入り込んでいる世界離れて立ってみるなら縁のぼやけたジオラマの部屋花が一輪深い色を見たいなら僅かな差異にとらわれず切り分けていかなくてはお気に入りの下着を突然の赤い月で汚してしまった夜は染みを水で丹念に流したわたしは血まみれの両手で胸をなでさする黒人の美しい女のひとが苦悩のために焼けた鉄を両手で握りしめる恐ろしい悲鳴をあげながら冷やすための水をもとめて右往左往するわたしうつつにそれらが記憶と両 [続きを読む]