詩と写真 *ミオ* さん プロフィール

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詩と写真 *ミオ*さん: 詩と写真 *ミオ*
ハンドル名詩と写真 *ミオ* さん
ブログタイトル詩と写真 *ミオ*
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/miolemon8
サイト紹介文毎日は砂浜のように。 きらきら光る粒を探して歩く。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供92回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2014/11/23 11:43

詩と写真 *ミオ* さんのブログ記事

  • 自転車
  • 好きな曲を口ずさんで自転車を漕いでいたら三十くらい若くなって空は穴だらけすんなりと脚が伸びてもう誰も私の名前を呼ばなくなって(そうなればもう)風に乗って走っている [続きを読む]
  • 人類の大きな発明それは光光を名付けうるものだと気がついたことこのなにか物と物を分け人びとの顔に目鼻を与え隅の隅まで奥の奥まで無数の触手を伸ばしていくものを光と名付けたことおかげでわたしたちは目に見えぬもの音楽やだれかの言葉未来という概念にさえ光を見出せるようになったアップルティー [続きを読む]
  • 仮想
  • どんなに突き放して考えてみてもあなたは私の風景にモザイクのように嵌め込まれている本を開いたまま眠ってしまうことレストランで注文を決めのに時間がかかることレモンティーが好きなこと小さく砕かれて敷き詰められていった足りないものは瞬いてひっきりなしにアピールをするけれどあなたのようにもはや満ち満ちてひとつになっているものには気づけないその欠落の可能性を想ってみるそれは胸から千切れる雲母のきららかさかさす [続きを読む]
  • 心地よいすみっこ4
  • 引っ越しで忙しくて更新できない……というのは言い訳。でも片付け(物をしまう場所を決める)は決断の連続なので、脳をたくさん使ってしまって、とてもくたびれてしまって。休んだ気のしないGWが終わることを悲痛な気持ちで思っていたけれど、会社に行って元気になった。本棚にエーリック・フロムという人の『自由からの逃走』という本がもう20年くらい差してあってその背表紙だけは何度も読んでいて、もう内容もわかった気になっ [続きを読む]
  • 綿(わた)
  • とても静かなのでにぎやかだった換気扇の疼き車の潮騒時計の点滴この部屋全体わたしの耳になって空気の厚い楽譜を奏でていた白い壁は何にも似ていずそれは記憶がないからかもしれなかったそれなのにイメージは陽光の反射のように押し寄せてキラキラと断片を散らしたどんなものでも訪れてきてしまいそうだ鳴き方を忘れたカエルも不安が太らせたミサイルも顔のない隣人も聞こえない夜の道をいまもきっと誰かが歩いている奇妙に明るい [続きを読む]
  • 枝々の先で生まれようとしている春
  • 眼を射抜かれて黒い木立ちが消えてゆく歩き続けて光がそれると視界がもどり芽吹くものを見つける枝々の先で生まれようとしている春その角へ向かってみな急いでいる季節の指先から洩れる新しい匂いを嗅ごうと身を乗り出してあたたかい空気を脚に絡ませながら咲いてみれば何回目、何十回目の春変わってしまったことも変わらなかったことも同じ季節に迎えられていることに退屈を覚えているのはあなたが変わったからだ遠く遠く迂回した [続きを読む]
  • 心地良いすみっこ3
  • わたしのコージーコーナーという言葉を思いついた(と言えるのか?)のは、しばらく前のこと。そのおおもと。あるとき、「cozy」という単語が「心地良い」という意味だと知って、ケーキ屋さんのコージーコーナーは、そういう意味だったんだ、と思い、コウズィーコウズィーとしばらく心の中で唱えていた。そして家にいて、ふと、あ、ここ、わたしのコージーコーナー、と思ったのだった。このピアノ、電子ピアノ。なんと五万円。五万 [続きを読む]
  • 心地良いすみっこ2
  • 一回で終わりにしようと思っていたけれど、写真を撮っていると、これはあの時のあれで、これにはこういうことがあって、と、ひとつひとつにいろんなエピソードがあることを思い出して、シリーズにすることにしました。誰かの持ち物のエピソードなんて、よほどのことがなければ、おもしろくない。よねぇ、と思いながら書いちゃう。よほどのことじゃないのに、いかにもじゃないのに、なんかいい、みたいのが、いいなぁと思う。理想。 [続きを読む]
  • コージーコーナー
  • 4月8日 土曜日数日前から喉の調子が悪くなり、声が変わって、咳が出たり、くしゃみが出たり、そして土曜日の今日もあまり体調が思わしくない感じだった。けれど引っ越しを二週間後に控え、することは山ほどある。空は、曇っている。ふと気が付くと、ある心地良さを覚えている。ありそうでなかなかない、でも昔はよくそうなっていた気もする、懐かしい心地。風邪をひいて学校を休んでいる小学生の気持ち。内向きになって、かわいく [続きを読む]
  • 深夜の謎解き
  • 真夜中のテーブルにバラの絵が描かれた栞が一葉あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。ルカによる福音書 10:41,42必要なことはただ一つそれが何かは書いてない雲を払い目の前にあることに専念するただこれ一つだけそういうことだと思った鳴っている音楽に耳を傾け磨きあげられた朝を迎えることに専念しようそう思って布団に入った [続きを読む]
  • ブラームスのワルツ
  • 回っているレコード同じ動作を繰り返しているようで少しずつうごいていっているんだね針がすべらかに溝を通って奏でられているテーブルの上に春ふんわり降り立つよ窓から入る光琥珀色何十年も聞いてきた同じ音楽も少しずつうごいていっているんだねすべらかにわたしの溝を通って奏でられていくよ連弾で互いの呼吸を合わせて互いの足りないところを補い合ってちがう花を次々咲かせて加速していくいいやこれは速さじゃない気持ちの高 [続きを読む]
  • 内側に入り込む世界
  • 内側に入り込んでいる世界離れて立ってみるなら縁のぼやけたジオラマの部屋花が一輪深い色を見たいなら僅かな差異にとらわれず切り分けていかなくてはお気に入りの下着を突然の赤い月で汚してしまった夜は染みを水で丹念に流したわたしは血まみれの両手で胸をなでさする黒人の美しい女のひとが苦悩のために焼けた鉄を両手で握りしめる恐ろしい悲鳴をあげながら冷やすための水をもとめて右往左往するわたしうつつにそれらが記憶と両 [続きを読む]
  • キッチンで手は
  • キッチンで手はふととめるようなものだ塑造のように皮がよれないよう包丁をななめにすべらすすらっとうつくしい長ねぎを切るとき小さい塊のまま歯の裏に残っている感触と匂い奥歯に噛みながら切り口を平らにするイメージを握り直す腰を入れてまっすぐに立つその背中は声を集める動かす手が黙しているからひとは距離も時間もまたいで闊歩することばやできごとが信号しながら行き交い空想が景色をふくよかにしていく手がとまる泳いで [続きを読む]
  • 整理上手
  • もしかしてブログを継続的に読んでくださっている方、もしかしていらっしゃったら、私、整理が得意だと思いますか?思いませんよねー。思えないですよねー。でも実は、超不得意なんです。不です、不。「でも実は」に一瞬だまされませんでしたか?私、ものすごい忘れんぼなのですが、そのための予防策を蜘蛛の巣状に張る、ということはできるんです。だからものすごい忘れんぼの割にはミスはそれほどしてない(あくまで忘れんぼの割 [続きを読む]
  • ことばの順番
  • ことばを先に行かせたらだめなんだろうな。ことばに先に行かせないと。このメモで、いま感じていることを、私は正しく思い出せるだろうか? [続きを読む]
  • とつぜん、家を買うことになる2
  • とつぜん買った家は、どうなったの?人が家を買った話なんか、読みたいかな、と思ったら、続けられなくなってしまった。「いつも、もっともっと、誰が読むのよ、というような記事を書いているくせに」という冷やかしがすかさず入ってくるのだけれど(自分の中で)。そして、それだけでもなく、まあいろいろありすぎて(自分の中で)、ちまちま書いているうちに時が過ぎて、台風の目が三つも四つも来てしまって(自分の中で)、なん [続きを読む]
  • 舞台の中央で
  • くりかえし見ることはそのひとの年輪をわたしのうえに波紋のように重ねる中央に置かれたピアノの側面のなめらかな曲線に油絵の具で描いたような白い影が絶え間なく生まれ続けているピアノの前に座った人の少しうつむいた顔に天窓からの光と皺がつくりだす陰影が深いフレーズのはじまりに息を吸い込む音が聞こえるような気がする吐きながら指を広げる片側だけ翼をひろげた大きなコウモリのようなピアノと手を取って踊りながらそのひ [続きを読む]
  • ぼんやりでいいこと。の前の ぼんやりでいいこと。
  • 以前、「ぼんやりでいいこと」という記事をアップしましたが、最初はこんなこと↓を考えていたのでした。いつのまにかぜんぜん違う話になっていましたが。メモを整理していたら最初の「ぼんやり〜」が出てきたのでこちらもアップすることにしました。ところでまもなく0時。いまどういう状況だと思いますか?眠くて眠くて85%くらい意識を失っている状態です。このままレッツゴーー(かなり寝ぼけてます)。☆☆☆ぼんやりでいいこと [続きを読む]
  • 落し物
  • あなたと別れたあの駅で落した手ぶくろの中にビルの谷間から見えた夕焼けが入っていたらしい誰か届けてくれた駅員さんから寂しげなひとりぼっちの手ぶくろがわたしのもとへ帰ってきた時わっと空がひろがった [続きを読む]
  • 音流れて
  • 南から潮の匂いつれて電車ホームに入ってくるあの少女が乗っているカーブと艶が品よく収まるヴァイオリンケース背負ってたまごを持つ指……弦に触れわななき伝わる反り返る響板どっしり座った音流れまわりに座った誰……もそれを知らないけれどビル3階の高さ疾り抜ける空に競って暗雲のわきだす稲妻光る未来はためく窓外に背を向け内向くひとびといいえ顔をあげ向こうを見ています向こう前を向こう胸のまんなかなにか美しい音楽が [続きを読む]
  • 絵を描きたい
  • 絵を描きたい、とときどき思う。そしていまはそんな気分。曇っているせいで空に模様がある日。どんよりしていて冷たくて、それなのに、いや、それとも、それだからこそ?なんだか落ち着く日。懐かしささえ覚える。絵っていいなぁと思う。音楽もいいなぁ。言葉がないから。意味を持たなくていいから。いまは空の模様のように、意味とかではなく、ただ、絵の具で画用紙に色を塗りたい気分。文章だと、意味がついてまわるからなぁ。こ [続きを読む]
  • トランプさん
  • 「とつぜん、家を買うことになる」の続きでもなく、詩でもなく、なぜか急にトランプさん。稚拙かもしれないけど、推敲が足りないかもしれないけど、旬なもの(自分の気持ちの中で)がいい、というところが、文章にはある気がして、その「いい」は、文章を書いている本人にとって、ということだけかもしれなくて、しゅーん、なのですが。特に詩なんかは、実はよく考えるよりも、自分の気持ちの旬をさっとつかんでぱっと紙面に放つく [続きを読む]
  • とつぜん、家を買うことになる1
  • いつか買うのだろうとは思っていたが、タイミングがわからず、ずっと社宅住まいだった。ここ二年ほど角度23度くらいの傾斜で家賃が値上がりしていたので、そろそろ買い時なのかなぁ、と話してはいた。でも、チラシなんかで見ていると、最近、同じくらいの角度でマンションの値段も高くなっている気がするし、オリンピックが終わるまで待つべき?という意見も(夫婦間でだけど)あり、特に積極的な行動に出ることもなく、時は過ぎて [続きを読む]
  • 飛沫
  • 今朝、鳥を見た冬のぴーんとはりつめた空をひらいた白い輪っかが連なるようにしたから光を受けて灰色に光って五羽あ、いま時空を飛び越えた……ふいと空を見上げたわたしは農夫だったかもしれない手仕事ばかりの村で電線もビルもインターネットもなにも知らないけれど土とつながっている目と耳休めた手だけになってとつぜん素朴な古い歌が流れてきた心の回線はいつもどこかにつながっているまるで初めて鳥を見たようにぴたっとした [続きを読む]