きものかわむら さん プロフィール

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きものかわむらさん: かわむら呉服店ブログ
ハンドル名きものかわむら さん
ブログタイトルかわむら呉服店ブログ
ブログURLhttp://kimonokawamura.i-ra.jp/
サイト紹介文世界遺産のまち富士宮から、キモノにまつわる話をいろいろと綴っていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供294回 / 365日(平均5.6回/週) - 参加 2014/12/11 21:12

きものかわむら さんのブログ記事

  • 意識ある系の組み合わせ…かな
  • ここのところフォーマル系が続いたので、今日はもう少し気軽なものを紹介します。縦の流れのような地紋を生かして型染とぼかしをかけた着物に、織楽浅野の九寸なごや帯を合わせました。取り上げる時期も時期なので、スッキリと爽やかに見えるよう同じような感覚同士で合わせてみました。こういう感じは好き嫌いが割りとはっきりするでしょうね。細かく柄付けされてあることによって、遠目には無地ぼかしの感覚にも見えます。完全な [続きを読む]
  • 民谷螺鈿 袋帯
  • 今日はフォーマルアイテム、袋帯を一品。丹後の民谷螺鈿さんの袋帯です。貝殻を引箔状に織り込んでゆくという、言葉にすると簡単なようですが非常に難しい技術の一品。螺鈿のような素材を織物素材として織り込んでいくには、割れや糸切れなど克服すべき課題が多かったことでしょう。柔らかくしなやかに、そして上品な表情の仕上がりが本当に美しいです。複雑にして深い地色も魅力的です。昔から引箔が好きな当店ですから、螺鈿の文 [続きを読む]
  • 山岡古都 着尺
  • 沖縄と京都に工房を持ち、精力的に様々な作品を生み出した山岡古都の着尺です。山岡古都と言えば墨染のシリーズのイメージが強い方も多いようですが、前述したように沖縄を活動のひとつの舞台にしていたこともあり、こういった作風も特徴的です。作家本人は既に亡くなられていますが、工房として引き継がれて今も物作りはされているようですね。活力というか、南国的な元気さと、伝統的な和の染め味が上手く融合している感覚が良い [続きを読む]
  • 菱健 七五三向き着尺 新色
  • 当地周辺の小学校や幼稚園では、今日遠足を行うところが多いようです。うちの子供たちも喜び勇んで行きましたが、天気は大丈夫だったかな。今日は七五三関連です。菱健の着尺。以前から人気の高い毬文の新しい色が上がってきました。今日はそのうちの二点を紹介します。七五三らしさもちゃんとあるのですが「らしからぬ」感じもある、ちょっと複雑な色で上がっていると思います。絵羽物でなく着尺から作る場合、七五三以降も比較的 [続きを読む]
  • 本加賀友禅訪問着
  • 今日は本加賀友禅を取り上げます。松任いちさんの作品で、能登の五色が浜の情景を描いたものです。ご存じのように、加賀友禅は刺繍や金彩加工を施すことなく、手描き友禅のみで文様を表します。加賀五彩と呼ばれる基調色の中から表現される色に特徴があることもよく知られています。爽やかな水色の流れが、伝統的な風景文の中で良く映えます。色の細かい描き込みも見所ですね。華やかさと落ち着きのバランスも取れ、年齢の幅も広く [続きを読む]
  • イタリア刺繍の着物
  • 以前から在籍している一品なんですが、ちょっと変わったものを紹介します。ちりめん地に刺繍を施し、その後に色染めをかけた訪問着。刺繍はイタリアの職人による仕事です。イタリア刺繍に関しては詳しくないのですが、スワトーなどとも共通するドロンワーク系の仕事ですね。レースの起源はイタリア刺繍に求められるということです。頷けますね。これを手掛けた会社も既に廃業してしまっているので、製作の際の詳しい話などを聞けな [続きを読む]
  • 紬ちりめん薄物 引染
  • 「すずしの衣」というネーミングで売りだし、当店でも何点か扱ってきた紬ちりめんの薄物着尺。ちりめんの特長を生かしつつ、経糸に節糸を織り込んでいくことで独特の風合いを生み出した生地です。これを京都の工房で丁寧に引染をかけることによって、落ち着きのある上品な仕上がりになり好評だったものでした。単純な無地染に見えますが、この節部分を上手に染上げるのがなかなかに難しいようで、職人さんたちも難儀しているという [続きを読む]
  • 夏大島と博多紗八寸帯
  • 天気もはっきりとせず、少し肌寒い日になりましたね。天候不順の影響か今年は筍が少なく、未だお目にかかっていません。たくさんいただける時には「またか…」などと思ったりしますが、見ないとなるとたまらなく恋しくなるから勝手なものですね。今日は夏物で。夏大島と博多の紗八寸帯の組み合わせ。複数の色糸をランダムに織り込んだ縞文様。絵羽になっているとはいえ、気軽な使い方のできる一品です。相方の博多も、流れのような [続きを読む]
  • 浴衣が揃いましたので
  • ここでも一部まとめてご紹介します。すでに取り上げたものもありますが、今年も東京染を中心になかなか良い柄が揃ったなと自負しております。地元の小売店でも、最近では反物浴衣自体を取り扱う店が減ってきているようですね。求めている方は逆に多くなってきていると思うんですけどね。夏向き小物も揃いました。取り急ぎ、お知らせします。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 紋御召着尺と織文意匠鈴木袋帯
  • 非常に好評いただいている紋御召シリーズに、また新しい色が加わりました。とても上品な薄桜色。日本女性の肌を最も美しく見せる色だと言われています。何度も紹介してきているので詳細は避けるとして、非常に高品質な絹糸を選び打ち込み多くしっかりと織り上げているものです。着用感にそれは如実に表れますし、染の専門家が選び込んだ色もやはり着姿をしっかりと引き立てるものです。相方は、単衣の時期の着用を想定して織文意匠 [続きを読む]
  • 新粋染 絹麻紅梅
  • 富士山本宮浅間大社の桜は盛りを過ぎたようですが、さすがは標高差日本一のまち富士宮です、場所によってはまだまだ花の盛りを楽しむことができます。四月に入ってからの思わぬ寒さに愚痴がこぼれたこともありましたが、世の中の事象は本当に表裏一体ですね。そのお陰で今年は桜を長く楽しめるのですから。今日はこんな一品で。先日届いた東京本染、新粋染さんの絹麻紅梅。細かな鱗文様が染め出された一品です。普通の絹紅梅とくら [続きを読む]
  • 伊那紬 八寸帯
  • 日の当たるところにいると汗ばんできそうなほど、暖かな一日のスタートです。桜もまだ見られるようなので、今日あたりは色々とお出掛けの方が多いんでしょうね。いつもと変わらぬ自営業の自分にとっても、なんとなく心が浮き上がるような気持ちがしています。今日はそんな気持ちを表すような一品で。伊那紬の八寸帯。伊那紬はその製法や風合いにおいても「自然」というキーワードで語られることが多い織物ですが、そういった背景と [続きを読む]
  • 新粋染 浴衣
  • 東京本染、新粋染の浴衣が到着しました。これで今年の浴衣がすべて揃ったことになります。今日はその中から二点紹介します。勝手にノスタルジックシリーズと名付けたこの二点、なかなか良い感じだと思うんです。説明不要なくらい基本的かつ伝統的な文様をストレートに表現してありますが、それがなんとも良い雰囲気に仕上がっています。完成された日本の文様の素晴らしさと、しっかりとした染仕事の両立あってこそですね。和の文様 [続きを読む]
  • 刺し子浴衣 鯉
  • 好評の刺し子浴衣から、このバージョンを紹介します。先日は猫を取り上げましたが、今日は同タイプで鯉の連続模様。構図も面白いですし、柄にリズム感があるのが特徴ですね。独特の存在感を持った面白い浴衣になると思います。鯉という題材ですから、男女どちらのものにしても向きますね。こちらは同柄の二色もの。また少し違った印象になります。今年の浴衣もまた、色々と面白いものが揃っています。乞うご期待です。にほんブログ [続きを読む]
  • 夏物小紋 横段ぼかしに茶屋辻
  • 今日は夏物で。いかにも涼しげな印象の小紋。京都の仕事です。細かな型疋田の表現が雪景色を思わせます。伝統的な茶屋辻をベースにしながら、夏物として相応しい一枚に仕上がりました。帯はシンプルに白一色を選びました。織文意匠鈴木の水衣。波に兎。謡曲竹生島の世界。ストーリーを考慮すると季節的な問題がありますが、着物の方はハッキリと季節を表しているわけではないのでご容赦を。夏物らしく涼しげな組み合わせを優先して [続きを読む]
  • 優華壇ゆかた 東京本染
  • 夏の定番アイテムになりました浴衣も、続々と入荷してきています。その中から今日はこんな一品を紹介します。京都井登美がオリジナルで染め出している「優華壇」ブランドから、東京本染の一品。生地風合いも色柄も個性的という言葉がよく似合います。夏の強い日差しの中でも映えそうな感覚。(実際には夏の夜に着ることが多いんでしょうけど)どことなく南国的な雰囲気を汲んで、ミンサーの半巾帯をのせてみました。さわやかな青をこ [続きを読む]
  • 波に千鳥 京友禅付下げと絽つづれ小紋
  • ずいぶん前に注文して、やっと上がってきた絽の付下げ。川島織物の絽つづれ八寸帯との組み合わせで紹介します。茄子紺に地に、白揚げの千鳥を可愛く配した印象的な一品です。あっさりとした表現に見えますが、銀描きの青海波などの細かい筆致を見てもらえば手の込んだ仕事ぶりは分かってもらえると思います。波筬に織り上げた絽つづれ。白と銀の配色にも共通点がある帯です。着物と帯で「波に千鳥」を表現してみました。青海波を描 [続きを読む]
  • 近賢織物 四寸帯
  • 小物から大物まで、月初の仕入れに行ってきました。荷物が届いて値札付けなどに追われていますが、ちょっと紹介します。米沢、近賢織物の四寸帯。和紙を織り込んだ独自の風合いがある織物です。鱗文。紬などに合わせてもらうとお洒落ですね。もう一品、鳥襷文。シックというか、顔つきも独特の雰囲気があります。気軽に締められて、それでいて重みと存在感もあるところが魅力じゃないかな。まだまだ他のものもありますが、順次ここ [続きを読む]
  • 染帯 丸取りうさぎ文
  • 暖かい朝を迎えております。桜も一気に開きそうですね。今日は夏物を。ずいぶん前に注文して、本日上がってきた一品です。丸文にうさぎの姿がかわいらしい紬地の夏染帯。京都の仕事です。ゆらぎのある線が味わい深いですね。地紋も丸なところが密かなおしゃれでもあります。この地紋があってこそ出来た柄でしょうけどね。かわいらしい題材ではありますが、使われている色は意外に渋めです。幅広く使えるためのポイントですね。オリ [続きを読む]
  • 手描き友禅訪問着 京百景
  • 今日も訪問着を紹介します。京の名所を手描き友禅で表現した訪問着。染の醒ヶ井さんの仕事です。皆さんよくご存じの旧跡を、繊細で丁寧な筆致で描き上げています。風景文様は古くから多く描かれてきました。近江八景だとか茶屋辻などもそうですね。古典柄中の古典柄という印象がありますし、特定の名所旧跡を描いたものは意外に選ばれにくいというジンクスもありますが、この全体的な優しい表現に好感をもって当店の子になってもら [続きを読む]
  • 白生地から作るオリジナルな振袖
  • 丹後の織元からまた、振袖の用尺がある紋意匠の生地が届きました。桜や鱗、クローバーなど、美しくウィットに富んだ文様が織り出されているちりめん地です。当店では以前から、これを使って色無地振袖を作ることをおすすめしています。色をよく選べば、地紋を生かして柄物より逆に目立つ振袖を作ることができます。振袖らしからぬ色を選ぶお客様が多いですが、それこそ逆に目を引くことができたと喜んでいただく方が多かったです。 [続きを読む]
  • 染の醒ヶ井訪問着 手描き花丸文 
  • 今日は訪問着です。丁寧にして上質な京友禅を追求し、当店とは古くからのお付き合いになる染の醒ヶ井による一品。柔らかな薄い紅色をバックに表されているのは、柔らかなタッチにして確固とした存在感を放つ手描きの花丸文たち。昭和初期の絵摺の木版図案からモチーフを得たもので、そう言われてみると確かに絵の表情のなかにアンティークな雰囲気も感じ取れます。染料と職人の技術水準に恵まれた大正から昭和初期にかけては、染織 [続きを読む]
  • 刺し子浴衣 猫
  • 早くも今年の浴衣が揃いつつあります。今日は、昨年も好評だった地元浜松産地の刺し子浴衣のうちから一品紹介します。動きのある猫の姿をリズミカルに配した、個性的な一品。飛び上がって着地して、また飛び上がってを、全身を使って表現することになりそうです。なかなか忙しい衣装になりそうですね。体の線の表現もよくとらえています。顔も良い。モノトーンで上げているところも良いですね、個性的な浴衣になりそうです。さて、 [続きを読む]
  • 御召着尺と博多紗八寸帯
  • 今年に入ってから何度か取り上げているこの御召着尺ですが、とても好評なので再度紹介します。今日は博多の紗八寸帯とともに、組み合わせ例として取り上げてみます。最高級の糸を選び打ち込み多くしっかりと織り上げることで、生地の光沢と本当に心地よい着心地を獲得できている織物です。シンプルなものだからこそ品質に誤魔化しが効かず、シンプルだからこそ多彩に愛用できるという利点もあります。良いものだからこそ、単衣での [続きを読む]
  • 伊勢木綿と宮岸織物麻八寸帯
  • 当店らしからぬ色合いの組み合わせ。ふんわりとしたパステルカラーが印象的な市松の伊勢木綿に、こちらもかわいらしいてんとう虫の姿を織り出した宮岸織物の麻八寸帯です。今日あたりは天気も穏やかで暖かく、春の訪れを全身で感じられた一日になりました。桜の見頃も近くなってきているようですし、何となく心浮き立つような気持ちになってきますね。本格的な春を迎える喜びを衣装にも、、、一昔前のキャッチコピーのようで恐縮で [続きを読む]