きものかわむら さん プロフィール

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きものかわむらさん: かわむら呉服店ブログ
ハンドル名きものかわむら さん
ブログタイトルかわむら呉服店ブログ
ブログURLhttp://kimonokawamura.i-ra.jp/
サイト紹介文世界遺産のまち富士宮から、キモノにまつわる話をいろいろと綴っていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供297回 / 365日(平均5.7回/週) - 参加 2014/12/11 21:12

きものかわむら さんのブログ記事

  • 手描き染帯 ぼかし波文
  • 今日は手描きの塩瀬染帯を。京都の仕事です。濃くぼかした場のなかを白揚げの波文が優美に流れます。限られた空間のなかで友禅の美しさをしっかりと感じられる仕上がりになりました。奥順の結城紬、おく玉シリーズの一品にのせてみました。濃い地の紬などに軽やかに合わせていただくのもお洒落かなと思います。この染帯も、最近当店がオリジナル的に制作してもらっているなかの一品です。生産が危機的状況と言われている我が業界で [続きを読む]
  • 大名行列 博多の小袋帯
  • 半巾帯の特徴を良く生かした帯だなと思います、こちらの一品。大名行列の様子を表した博多の小袋帯。福絖織物によるものです。黒地の中に浮かぶ行列の姿が、まるでアニメーションのようでもあり今にも動き出しそうです。なんとなくですが、夕刻の時の情景のような印象も受けますね。ノスタルジックという言葉も似合いそう。裏は小粋な格子文様。こちらを使うのも面白いですね。いずれにせよ、紬や小紋などのおしゃれ着に上手く合わ [続きを読む]
  • 手描き京友禅振袖
  • 今日は振袖を紹介します。すべて手描きによる加工の振袖。京都の仕事です。空色系の爽やかで上品な地色のなかで、鳳凰の朱が強いインパクトを与えています。全体的に落ち着いた色が選ばれているにもかかわらず、躍動感があり存在感も十分な一品に仕上がっていると思います。やはりそこは仕事の重さに由来するんでしょうね。成人式の場でも人の目を引く衣装になると思いますね。上品に目立つ一品です。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 細かな型染 市松取り小紋
  • 今日はこんな一品です。横段に染め分けた取り方のなかに、型紙で様々な文様を表した一品。繊細で多彩な型染と、柔らかくも錆びの利いた色の表現が美しいです。分類すれば小紋ということになりましょうが、幅の広い着用が楽しめる着物でもあります。生地も上質な浜ちりめんを使用しています。お茶席などの場にも相応しい上品な染仕事です。にほんブログ村 [続きを読む]
  • 菱健 七五三向き着尺 
  • 今日は七五三関連で。菱健の着尺。この毬文様は同柄色違いを数点持っていますが、それぞれ地色が特徴的なんです。本来はあまり同柄のものを多く入れることはしないのですが、これはそれぞれ色の良さにやられました。お客様にも軒並み好評をいただいています。着尺で七五三着物を作った場合、その後も小紋として長く幅広く着られるという利点があります。生地も良質なものが使われていますし、なるべく長く愛用いただければと思いま [続きを読む]
  • ちりめん刺繍ショール 相良刺繍
  • 今日は刺繍のちりめんショールで。こんなに暑い日になんですが。梅、桜、紅葉を相良刺繍で表現しています。これまでのものと同じく蘇州の職人による仕事です。上に一枚かけたくなる季節を網羅していることになりますね。刺繍の仕事量としても、今回仕入れたもののなかでは最も重い一品になります。生地も重目のちりめんが選ばれているため肩にしっとりと沿い、着物姿のシルエットをさらに美しく上品に仕上げてくれると好評です。振 [続きを読む]
  • 輪奈ビロード付下げと龍村なごや帯
  • 結婚式の披露宴などフォーマルシーンのあり方が変容していく中で、招待のされ方によっては着ていくものに悩むといった声を聞くことが多いです。フォーマルとはいえ、堅くなりすぎると浮いてしまうのではないかといった心配の声ですね。フォーマルとしてのポイントは押さえながら、さりげなく軽やかな着こなしが求められているようです。そういった時の提案として、例えばこんな一例を。輪奈ビロードで付下げ付けに表した紋意匠の生 [続きを読む]
  • 総絞り訪問着と仲田織物袋帯
  • 今日は絞りの訪問着を取り上げます。以前にも紹介した一品ですが、今日は帯との組み合わせ例として登場してもらいます。絞らない部分で露芝を表現。ポイントに刺繍をあしらった繊細な仕事です。かなり前に仕入れてあったものですが、最近になって色の違うものがあればと思い発注しようとしたところ、あまりの値段の高騰に恐れをなして注文できませんでした。日本のものづくりの難しさよ…です。相方は西陣仲田織物の袋帯。あまり有 [続きを読む]
  • 道長取 絞り振袖
  • 今日は振袖を。道長取りの流れが印象的な一品。取り方の中では摺り疋田と金彩彩友禅。華やかさと重厚感のある加飾です。ポイントになる部分には雅なイメージの題材を散りばめて。手描き友禅による加工。相良や金駒刺繍もふんだんに使われて、柄の重さをより加えます。この一品の良さは、柄のモチーフも加工も昔ながらの古典ど真ん中の王道を踏襲しながら、新しい雰囲気を持っているところです。古典が良いとは言っても、古くさいと [続きを読む]
  • 夏物らしく 訪問着と袋帯
  • 今日は夏物の組み合わせ例です。フォーマル品で行ってみます。十日町で活動している田村哲彦さんの夏物訪問着に、織文意匠鈴木の袋帯を合わせました。意匠化された波文様が幻想的な雰囲気を醸し出します。草木染料を下染に使用していることで、独特の渋味がある染め上がりに。帯はあえて同系色に。鈴木さんの唐衣錦シリーズからの一品です。品名は光彩遺繍文。比較的カッチリとした印象にまとめてみました。涼しげに見せるためには [続きを読む]
  • 明日からまちなかアートギャラリーです
  • 明日から恒例のまちなかアートギャラリーが開催されます。富士宮市商店街の各店が期間中はギャラリーとなるという試みで、気づけば今年で15回目の開催となります。今年の当店には地元の画家、伊藤千史さんの絵画作品が飾られることになりました。地元の方なら一度は目にしたことがあるかもしれない伊藤さんらしい作品と、「?」と意表をつかれる作品まで、楽しんでいただけるのではないでしょうか。期間中は当店も染織作品ギャラ [続きを読む]
  • 総刺繍 振袖
  • 今日は久しぶりに振袖です。京都で染加工を行った上に、蘇州の職人さんによる刺繍を存分に施した一品です。以前、紺地にものを紹介してありますが、それと同意匠の色違いになります。主役はやはりボリュームのある刺繍。振袖らしい華やかさと重みが加わります。長い歴史と伝統を誇る蘇州ならではの仕事だと言えますが、技術の継承が危ぶまれるのは我が国と同じなようですね。長い時間をかけて習得する伝統工芸の世界では、抱える問 [続きを読む]
  • 柿渋染絵羽紬と織楽浅野なごや帯
  • 今日は組み合わせ例を紹介します。十日町の絵羽紬に織楽浅野の九寸なごや帯。柿渋で下染めをかけた錆びた感覚の色合い。横段ぼかしの文様と併せスタイリッシュな雰囲気を持つ絵羽紬です。色を合わせただけのシンプルな組み合わせ。ごく細かい格子が織り出された九寸帯です。品名は「微塵格子」帯揚げ、帯締めでどんな色を差すか、または飽くまで同系で行くかで、仕上がりの表情も大きく変わります。その辺りにも楽しみの多い組み合 [続きを読む]
  • 麻の葉文様 着尺
  • 古来より普遍の幾何学文様にして、私たち日本人にとってたいへん馴染みの深い麻の葉文様。引き染で丁寧に染め付けた良品です。六角形の繰り返しだけの、単純と言えば単純な文様なのですが、不思議なくらいに私たちの心をとらえ続けている文様ですね。私の周りにも「麻の葉ファン」は意外なほど多くいます。日本人にとって麻(大麻)は、最も身近にして神聖な存在でした。木綿が普及する以前、衣服を始め日本人の身の回り品のほとんど [続きを読む]
  • となみ隆 紹巴袋帯 
  • 梅雨はどこへ行ってしまったのでしょうか。カラッと晴れた良い天気が続きます。今日はこちらの一品で。となみ隆さんから新しい紹巴袋帯。今回も遊び心がつまった面白いものになっています。以下の諺を文様化し、市松取りの中に散りばめてあります。「笑う門に福来る」、「鶴は千年、亀は万年」、「七転び八起き」、「犬も歩けば棒に当たる」、「瓢箪から駒」、「海老で鯛を釣る」、「株が上がる」、「左団扇で暮らす」まさにそう在 [続きを読む]
  • 四つ身祝着 男の子
  • 今日はこんな一品で。男の子の四つ身お祝着。絞りの地に刺繍をあしらった豪華バージョン。ここ最近の当店では、男の子の祝着は黒の羽二重をはじめ無地を提案することが多かったのですが、久しぶりの柄物の入荷となりました。絞りと刺繍での加工ということで、さすがのボリューム感があります。最近の七五三はレンタルを中心に、選択肢としては本当に幅広いものがあります。一回だけのことだからという考え方も当然あると思いますが [続きを読む]
  • 手描き京友禅 付下げ
  • 昨日からの雨が続き、空気が少しひんやりと感じる今日の富士山麓です。とは言いながらも、今日の紹介品は夏物でいかせていただきます。上品な筆致で描き上げた手描き友禅の付下げ。京都の仕事です。薄い水色の地色の中に静かに存在する花と流水文。控えめな表現ながら、静かな中にも動きがあって、それがまた夏らしい涼感につながりますね。あっさりとしながらも、ちゃんと存在感があるのはそれだけ仕事がしっかりとしているという [続きを読む]
  • 着尺 太縞に瓢箪
  • 夏を思わせる暑さの日が続いたと思ったら、そろそろ梅雨入りも間近ではなどと言われ始めました。体調管理が難しい季節ですね。皆さんご自愛ください。今日は着尺です。京都フジモトさんの一品。暗い縞文様をバックに、小粋な瓢箪が躍動します。同社が得意とするところの小粋な感覚。京友禅の本道な仕事ぶりでありながら、お江戸っぽい雰囲気も取り込んだ仕上がりですね。ここの品にはそういう感覚がありますし、当店が選ぶものには [続きを読む]
  • 紹巴九寸帯 となみ織物
  • 当地周辺では今日、高校の学園祭を行うところが多かったようです。体育祭で浴衣を着て民謡を踊る学校があり、今年もその着付けのお手伝いに行ってきました。高校生の皆さんのまばゆいばかりの輝きに押され、中年のおじさんとしては何だか居心地が悪いのが本音です。ましてや今年お伺いしたのは我が母校。学生時代の勉強に苦しんだ思い出が蘇り、お尻がムズムズするような思いがしました。気を取り直してこちらを。となみ織物の紹巴 [続きを読む]
  • 手描き京友禅染帯 描き疋田
  • 今日も新しく上がってきた中からの一品です。京都フジモトさんによる手描きの塩瀬染帯。柄の名前は「シャクナゲ疋田」と聞いていましたが、花の雰囲気は普段目にしているシャクナゲよりもずいぶんとやわらかく落ち着いた感じに見えますね。表現法ということでしょうか。葉の中を加飾する描き疋田も見所です。摺り疋田とは違い、ひとつひとつを手で描き込んで行く大変に細かな仕事。できる職人さんも非常に少なくなってきている技法 [続きを読む]
  • 恋唐草と唐草文つづれ
  • 川島織物の紋つづれ八寸帯を使って違う組み合わせ例をしてみました。丹後で織られている紋御召「恋唐草文」の薄い水色地のものと合わせた一例。帯の文様も横段に唐草文なので、そのつながりで合わせてみました。色も共通するものがありますし、まとまりがあって良い感じではないでしょうか。この帯の顔つきは、なかなか万能選手だと言えそうです。カジュアルにはもちろん、附下げなどにのせても決して位負けしませんね。持っている [続きを読む]
  • 手描き友禅着尺 ネコ
  • 今日が大安なので皆気を使ってくれたのか、それぞれ別々に注文してあったものが同じタイミングで上がってきました。今日は品物に囲まれております。その中から一品。京都の仕事です。手仕事によるなめらかな線が特徴の着尺。以前より購読し続けてくださっている方はお気づきでしょうが、またネコを題材にしてしまいました。よく飽きないものだとお思いかもしれませんが、やっぱり何か魅力があるんですよね。地紋の立涌とネコの線が [続きを読む]
  • ツートンカラー 男の着物
  • 今日は男物で。比較的お手軽な価格の米沢紬で着物と羽織をご提案。最近は初めて作る若い方でもアンサンブルでなく、こういった二反使いのツートンカラーで仕立てる人が多くなってきました。色の組み合わせで個性が出せて、楽しいですよね。さらに当店らしい提案としては、やはりオリジナルのストールと合切袋。落ち着いた着姿の中にアクセントを加えます。色を揃えつつ、小物で個性を主張。若い世代の皆さんにも、家の中を探せばお [続きを読む]
  • 優華壇ゆかた 鳥獣戯画
  • 今年も現在までのところ、浴衣の売れ行きは好調です。最も手が届きやすい和装として、また、そういう思いとは別に夏の定番としての需要もあるでしょうが、幅広い皆さんが目を向けてくれることは喜ばしいことです。品揃えのほうも幅広くすることを意識しています。今日はその中からひと柄二点を紹介します。京都井登美が優華壇というブランド名で出している浴衣から、鳥獣戯画。クールジャパンを代表する日本の漫画の原点とも言われ [続きを読む]
  • 北川の更紗小紋と杉村すくい帯
  • 今日は組み合わせ例で。先日取り上げた染の北川の更紗小紋に、手織すくい帯杉村の九寸なごや帯をのせてみました。更紗は帯合わせが難しい、という声をよくいただくこともあります。確かに細かい柄でもありテーマも固まっているものなので、そういう面があることは確かです。そこに答えるのは縞では無難すぎやしないか、という声も聞こえてきそうですが、シンプルにして独特の光沢感のある杉村さんのすくい帯は、こういった更紗に合 [続きを読む]