底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌) さん プロフィール

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底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌)さん: 底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌)
ハンドル名底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌) さん
ブログタイトル底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌)
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/ab165253
サイト紹介文短歌人の皆さんの歌を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供107回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2015/01/02 09:14

底無しの夢(麻亜子の勝手に選歌) さんのブログ記事

  • 短歌人5月号 会員2欄の惹かれた歌
  • 恋人はいらないという君のため悪人として対峙している  鈴掛 真この春は刺繍が流行るという噂寝かせしままの半衿を出す  谷 たか子四十年飾りつづけし段飾りことしは男雛と女雛のみとす  新倉幸子厨房で妻なるひとが刃物研ぐ詐術のごとき十指のあやかし  松岡修二ふくだみて太く熱帯草樹あり 筋トレの息子(こ)の脛(はぎ)のごとしも  桐江襟子ボールペンの先にも小さな春宿り今日の手紙を饒舌にする  千葉みずほ [続きを読む]
  • 『晩夏の海』岩崎堯子第一歌集   
  • 短歌人会員の岩崎堯子さんの第一歌集『晩夏の海』が、六花書林より出版(2017年5月26日)されました。朝床にぽんぽん蒸気の音ひびき女漁師になると決めた日おひたしにせむと求めし菜の花の二本ばかりをコップに挿しぬ「<不苦労>のふくろうです」と貼り紙ありつまらなくなり土産店出づなにがなし恐ろしかりき母の部屋の枕にのこる深きくぼみが孤独死でない死がこの世にあるやうな言ひかた 月下美人が咲きぬ念のためと言はれ膠原 [続きを読む]
  • 沼尻つた子第一歌集『ウォータープルーフ』批評会
  • 5月20日(土)は、池袋で開催された沼尻つた子さんの『ウォータープルーフ』批評会に参加しました。参加者60名弱。短歌人からの参加者も多かったですね。「Blooming Waltz」 by nicolai bergmann(新丸ビルにて)パネリスト 高木佳子さん(潮音) 内山晶太さん(短歌人)      小原奈実さん(本郷短歌) 三井修さん(塔・司会兼)進行役   山内頌子さん(塔)パネルディスカッションのあと、会場より活発な意見が述べ [続きを読む]
  • 短歌人5月号 同人1欄の惹かれた歌
  • 石垣のとぎれし間(くわん)にくれなゐのふいにさびしき昼の梅みゆ  青輝 翼われは今ひとつのてがみ春あさき長谷大仏のふところにゐて  金沢早苗咳に覚めキッチンに熱き白湯のめばつと大きなるわが影動く  小島熱子田毎の月、酔月、月影、月宮殿、名づけしひとのそれぞれの夜  和田沙都子 しばらくはわがひざにゐて温かな重みでありし本といふもの  阿部久美かはづざくらの満開過ぎしが枝枝にくづれし惨も見せて留まる [続きを読む]
  • 短歌人5月号 会員1欄の惹かれた歌
  • ていねいに書けば書くほど罫線をはみ出てしまふ鬱といふ文字  たかだ牛道兄逝きて実家も疾うになき町のさらりと明るし富士の見えれば  村井かほるミクロネシアポンペイ島の粒こしょう 菜の花サラダを色っぽくする  高橋れい子髪切りてうなじに冬の日射しあり思ひのほかに鋭く感じたり  來宮有人わが寝顔ひと舐めしては遠ざかる懐中電灯ひと魂めいて  ?井忠明膝を痛みえ走らざるわれなれど千里の丘陵(おか)を駆けし日 [続きを読む]
  • 短歌人5月号 同人2欄の惹かれた歌
  • ゴッホ展の半券に<ゴーギャンの椅子>ありて私も私の椅子を探さう  洲淵智子我がことにわづらふなといふ声のして立ちあがりたりふるきベンチを  田上起一郎越えずにはどこにもゆけぬ佐保川に日ごとふくらむ桜のつぼみ  勺 禰子「さくらさくら」腰を落として右回り課外の授業に日本を踊る  村田耕司惹かるるに理由はいらぬと駅までのみじかき橋をルオーと渡る  水原 茜しろたえの雄雛の顔に触(さや)りたる記憶が春の [続きを読む]
  • 「軽井沢ニュース」に・・・
  • 軽井沢のフリーペーパー「軽井沢ニュース」に拙歌が紹介されました。元芸能記者で、短歌人会員の天瀬夕梨絵さんよりお送りいただきました。歌集『水庭』からの一首華やぎて生くるも才のひとつなり指痛めつつブーケこしらふ  三島麻亜子軽井沢のフリーペーパーという思わぬところで、自分の歌が掲載されるのは刺激的で嬉しいですね。短歌に興味のない方々の目にも触れることですから…ともすればマンネリや自己嫌悪に陥りながらの [続きを読む]
  • 「短歌人」5月号掲載作品
  • 雪解水           三島 麻亜子豆を挽く音の我武者羅 雨滴(あましだり)うすきガラスを這ひあがる朝雪解けのなだりに出でし黄水仙、詫びようか遠き日のあやまちを雪解けの水のいのちがわが耳に流る あなたは帰るのだらうきさらぎの雨に打たれてゐたやうな椅子を日のさす庭に運べり朴の葉につつむ寿司飯ゆふぐれを量りあぐねて揺れやまぬ針ためらはず手紙燃やせばなかぞらを汚して煤は地(つち)に降りゐるポストへの道の [続きを読む]
  • 『男歌男』奥田亡羊第二歌集
  • 「心の花」所属の奥田亡羊さんの第二歌集(2017年4月17日短歌研究社)『男歌男』です。第一歌集『亡羊』から10年、「短歌研究」の連載に手を入れた作品を中心に、『亡羊』以後の作品を加えた312首が収録されています。奥田さんは、{「男歌」とはつきつめれば信頼と肯定の歌}だと述べています。第一歌集のタイトルにも自身の筆名を採用していますが、『男歌男』というタイトルにも、著者のこだわりを感じさせます。名は多胡の入野 [続きを読む]
  • Torvill & Dean Bolero 1984 Olympic Winning Routine
  • フィギュアスケートの国別対抗2017「アイスダンス」を観ていて思い出したのが、英国のトービル・ディーン組による「ボレロ」(ラヴェル作曲)。男性はクリストファー・ディーン(Christopher Dean 1958-)女性はジェーン・トービル(Jayne Torvill 1957-)1984年サラエボオリンピックといえば、今の若い人は全くご存知ないだろう。今とは技術やルール・採点そのものも異なるので、比べることは出来ないが、高い技術を誇る現在の [続きを読む]
  • 短歌人4月号 会員2欄の惹かれた歌
  • 半纏木の並木の間にのぼる月 さうだゆつくり行けばよいのだ  古川陽子母からの宅急便来る 文旦が満月のごとまるく顔だす  柊  慧熱いでて食欲なきまま臥せおりぬもの食べぬ身は安らかなりて  豊田薫子一瞬に雪に埋もれし東京にラスコーリニコフの冬を思へり  田上義洋沈黙をあはく濡らせり窓ひとつへだててわれの背に降る雨は  鈴木秋馬白ばらをあわてて赤く塗る場面不思議の国のアリスにありき  富樫由美子不幸に [続きを読む]
  • 短歌人4月号 同人1欄の惹かれた歌
  • パチンコ屋から出で来ぬ者を待つ八分あかあかと西に日は沈みつつ  酒井佑子一日に幾たびも呼ぶひとの名をそのふりかえる顔がみたくて  鶴田伊津迷うため一駅手前で降りてみる二月の風を涼しく受けて  猪 幸絵アーケード取り払はれし街角に冬の夜空が星うるませり  倉益 敬包みをほどく指をあなたは思ひしかうつくしき影贈られにけり  阿部久美終日を黙してあればやすやすとは声は出でざり水深くのむ  矢野千恵子天ぷ [続きを読む]
  • 短歌人4月号 会員1欄の惹かれた歌
  • きみの自由を映していいといふほどにカーブミラーが凍てついてゐる  角山 諭メモ用紙に吾が顔を描く明日より九十一歳を生きてゆく貌  青木みよ年ごとに下枝(しずえ)の枯れて寒椿すがたを変えて老いてゆくらし  村井かほる縫製台に何も載らざる日のつづき間なく閉ぢたり「紳士服三田」  岩崎尭子「頸椎を裂いて骨切り神経の腫瘍取ります」他人事に聞く  高井忠明春の昼錆釘伸ばして打ちおれば生命(いのち)あるもの四 [続きを読む]
  • 短歌人4月号 同人2欄の惹かれた歌
  • 冬晴れの日差しを吸ひて寒雀いよよふくらむその白き胸  菅 八重子赤ん坊は喉(のみど)の奥に鈴を持ちそれを鳴らしてわれを呼ぶなり  中井守恵死んで死んで首の斬らるるさまを聴く平家物語朗読会に  春野りりん硬い空気を鼻腔の奥へ送りこむ会いたい痛みに少し似ている  砺波 湊蜂蜜をホットレモンに溶く所作は良きママのやうでながく混ぜをり  河村奈美江午後四時のハローワークの窓に見るぬきさしならぬ木々の遠景  [続きを読む]
  • 「短歌人」4月号掲載作品
  • にほのうみ           三島 麻亜子家家の窓は灯りをこぼすなりうごけば春の風となる夜気ハンカチはフランス刺繍 訪ふならば母在るうちと白き砂踏む「にほのうみ」と言へば幸(さきは)ひ得たるごとわが唇よ 紫雲英、堅香子扇なす波がみせたる白き花 ひろげるといふは裏みせぬこと立ちあがる波のうらがは曝しつつざわめきやまぬきさらぎの風散りぢりになりたる過去のかなしみが小さき波となりて押し寄すLEDに育つク [続きを読む]
  • 『愛しみの嚢』梶田ひな子第一歌集
  • 短歌人同人の梶田ひな子さんの第一歌集『愛しみの嚢』が、不識書院より出版(2017年2月25日)されました。書家・春陽の名で活躍されている著者。カバーの題字はご自身の揮毫です。「詩作の精神とは、日々の暮らしの襞から洩れるうすいひかりのようなもの」と、あとがきに書かれているように、積極的に充実した人生を歩まれてきた作者の在りようが、日常の言葉で詠まれています。ご主人の転勤に伴ない移り住む赴任先での生活や、自 [続きを読む]
  • 短歌人3月号 会員2欄の惹かれた歌
  • 雪うさぎをつくることなどもうなくて南天の実は南天のまま  冨樫由美子黒々と轟く海をかかえこみ昆布は鍋にひっそり沈む  葉山健介大衆とうカテゴリを生きてみぞおちに入りたる憂国(ならずもの)の一撃  松岡修二ロザリオの銀のロケットに憧れし少女らいつか古稀に近づく  丹呉ますみ会わずして半世紀なり二十代の君をよりどに賀状したたむ  並木文子はんぶんにすれば湯気たつ今生は満ち欠けのあるこころとおもふ  宮 [続きを読む]
  • 短歌人3月号 同人1欄の惹かれた歌
  • 「江戸をあそぶ」会期終了小分けしたお持ち帰りの金魚余らす  柏木進二湯がさめて捨てられてうづをなすさまをみおくる熱のうしなはれたうづ  花笠海月ポケットにバファリンのあることさえもわたしの影を濃くしておりぬ  鶴田伊津雪吊りの縄の直線きりきりと空を刻みぬ ひとりをおもふ  小島熱子さえざえと貴婦人笑ふ長楽館ホールの絵画に内緒よ、といふ  西橋美保けむりほどの縁(えにし)あらねど星野源あかるく恋を唄 [続きを読む]
  • 短歌人3月号 会員1欄の惹かれた歌
  • 父親に抗ひしわれいま父の遺せし財に依りて生きゐつ  阪本まさ子ラガーマン中央突破の中村君駆けて逝きたりわれより早く  ?井忠明流るるといふより太りゆく時間あなうらを掌(て)に包みてゐれば  角山 諭ひととせのをはりに人を偲ぶときワインではなく日本酒にする  たかだ牛道森町のクラフトフェアーに吾がうさぎ六匹まとめて買われてゆけり  村井かほる晩秋のミステリーツアーに菱田春草『落葉』の林へ案内されたり [続きを読む]
  • 短歌人3月号 同人2欄の惹かれた歌
  • かがり火に照らし出されてほの見えし意外に若き舞ひ人の貌  池田弓子ひび割れし木肌りりしも吹き過ぎる風のこゑ聞き直ぐ立つ榧よ  小出千歳紙幣三枚歌集に化けしをことほぎて残る二枚は久保田に化けぬ  斎藤 寛見えぬ鶏を追ふ所作三度繰り返す午前三時の妖しき境内  勺 禰子どこへでも行けるのに行かぬ子のために天球儀型の林檎を焼きぬ  春野りりん形よきは向かう三軒へ差し上げてさしあたり食ふ小さきいびつ柿  川 [続きを読む]
  • 郡上のお雛様
  • 郡上では、ひと月遅く旧暦の4月3日にお雛まつりを行います。郡上八幡の町家 玄麟(げんりん)のお雛様。(夜のお雛様なので、少々お酒が入ってるのか写りが悪いです。)こちらは、古今伝授の里フィールドミュージアムで、現在開催中の「古今和歌集の萩・桔梗」展&古今伝授の里の雛まつり のお雛様。郡上八幡の「城下町のおひなまつりと福よせ雛」は4/3まで。古今伝授の里の雛まつりは、4/2までです。郡上の素朴なお雛様、とても愛 [続きを読む]
  • 「短歌人」3月号掲載作品
  • 闇に雪        三島 麻亜子一輪の薔薇がつくりし翳は濃く何も置かない朝のテーブル絵のなかに魚(すなど)る男きのふより今日の命の濃しとおもへり茅葺きの山門いつしか閉ざされて内へうちへと咲く冬牡丹冬ぼたん見てひきかへす道の辺をことば継ぎ足すやうに蕾は闇に雪わがくちびるを濡らすとき林檎の香りわづかまじりて夜をかけて散りし山茶花また散らすあたらしき風にわれは驚くいつしかに澄みはじめたる溜り水ふたたび小 [続きを読む]