池波和彦 さん プロフィール

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池波和彦さん: 日本の酒場をゆく
ハンドル名池波和彦 さん
ブログタイトル日本の酒場をゆく
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/benn1112
サイト紹介文酒場行脚を生業に 日々放浪にして 放浪を極みとす「ブログではなく上級者向けの酒場案内“辞典”である」
自由文東へ西へ、旅を重ねていよいよ極めん酒場道。高知、札幌、そして東京下町で、今宵も高まる「さあ飲むぞ」気分。酔うほどに街の景色に自分がゆったりと馴染んでいく、その心地よさこそまさに酒場の醍醐味!暖簾のむこうに待つ至福のひとときを求めて、猫和彦は今日も往く。絶好調の全国酒場探訪記。
さらに全国から100軒のおすすめに限定した姉妹ブログ。
http://blogs.yahoo.co.jp/hojtgjn
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参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供467回 / 365日(平均9.0回/週) - 参加 2015/01/03 10:30

池波和彦 さんのブログ記事

  • 松山市 酒独楽
  • 全国の地酒が揃う日本酒バー伊予鉄道城南線大街道電停から歩くこと約一分、一番町の路地裏に日本酒バー(酒独楽)がある。見渡したくなるのは入口に掲げられたホワイトボードの酒の銘柄だ。その数の凄さ。あれも、おおこれも。憶えのある酒の大行進に目がくらむ。日本酒およそ百種以上あるそうだ。大型保冷庫に酒がぎっちり詰まっている。まず愛媛の「一刀両断」にした。まず一杯。ふうー。これだけ酒が揃えば知らないものを試してみ [続きを読む]
  • 代々木上原 青
  • 美食家が集う和風居酒屋小田急小田原線代々木上原駅北口から新宿方面に行きT字を左折。直進して、また突き当たりを右折し、百メートルほどの右に(青)がある。打ち放しコンクリートに木の和風という典型的なインテリア。カウンターのコンロの鉄釜はお燗用だ。これなら首まで湯に浸かるだろう。「伯楽星」「磯自慢」「八海山」などから「鷹来屋」にした。昆布〆たらがおいしく、細く堅い箸が使いやすい。店内は満員で料理人は大忙し [続きを読む]
  • 松本 旬菜ふきよせ
  • 信州地酒を求め酒好きが集う居酒屋JR篠ノ井線松本駅から歩くこと約13分、女鳥羽川沿いに蔵造り居酒屋(旬菜ふきよせ)がある。店へ一歩足を踏み入れると、そこは穏やかな時間が流れており、四人組がゆっくりと酒を楽しんでいた。家庭的な雰囲気に女性客も多い。信州地酒が充実で、松本産米「ひとごこち」の「笹の誉」は濃い旨味を水がきれいに伸ばし、松本の酒は「水がうまい」を実証する。「わさび菜漬け」をひと口。ピリッとした野 [続きを読む]
  • 門前仲町 S&S
  • 門前仲町に個性派の銘酒居酒屋あり地下鉄門前仲町駅を出て永代通りの「深川名物みなとや」の右横を入り、一本目の路地を左へ。暗い路地裏に(S&S)「エスアンドエス」がある。ここに入ったのは東京では珍しく岩手の酒「月の輪」と千葉の「東魁盛」を看板に書いていたからだ。奥に長い店内は、カウンターのような細長い板を柱に渡した変わった作りだ。保冷庫には月の輪、東魁盛のいろいろに、長野の「川中島」という珍しい銘柄がある [続きを読む]
  • 丸太町 井倉木材
  • 酒呑みの心を掴んで離さない立ち飲み酒場京都市営地下鉄烏丸線丸太町駅から歩くこと約10分、京都府庁裏の下長者町通沿いに立ち飲み酒場(井倉木材)がある。この店は、材木店の主人が創業。今も材木店と酒場、二足の草鞋を履きながら一人で切り盛りしている。「本業は材木店」と主人は笑うが、料理には一切手抜きがないのでご安心を。そのことは、繰り出される料理を味わえばうかがい知れる。カウンター前の保冷庫には、定評銘柄、気 [続きを読む]
  • 小田原 喜仙寿司
  • 鮮度抜群の鯵寿司に酔いしれるJR東海道本線小田原駅東口から歩くこと約3分、小田原駅前東通り商店街にある(喜仙寿司)という店に「小田原名物 鯵寿司 鯵のたたき丼」の看板が。そうか、鯵だ。寿司ネタで一つ選べと言われたら鯵と答える「鯵っ食い」。それも型の大きい立派な大分関鯵よりも、相模湾の優しい小鯵。カウンターに座ったがここで難題。鯵っ食いは薬味をきかせた鯵叩きを丼めしにのせ、さっと醤油をまわしてかっこむ「鯵 [続きを読む]
  • 中目黒 ハル
  • 常連ファンが集まる都会の居酒屋中目黒駅、GTタワー裏の目黒銀座通りを三百メートルほど行った左側にある小さな居酒屋(ハル)に入った。入ると民家の改造とわかる。奥の小部屋は古い物置だったとか。今居酒屋やバーの流行は昭和の古い民家を改造したレトロ趣味だ。それが白金や麻布のおしゃれな場所にあるミスマッチが面白がられ、千住だと普通になってしまう。ではこの中目黒ではどうかというと、なんだかよくなじむ。目黒銀座商店 [続きを読む]
  • 第一通り シティライツ
  • 日本酒とチーズのマリアージュ男ひとり浜松の日本酒バー(シティライツ)で地酒をやろう。古いJBLのスピーカーからジャズが流れる。若い主人の立つカウンターへ。「長珍」「帰山」「風の森」「秋鹿」と良酒揃いから、「栄光富士純米吟醸仙龍」だ。クイー……。これは春の味。うーん、春の冷酒がうまい。(シティライツ)の肴は二十種ほどと少ないが、チーズが充実し、いずれも日本酒を勉強して主人流にした、手仕事のかかった奥の深い [続きを読む]
  • 三軒茶屋 糧
  • 都会の焼酎居酒屋の魅力東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩数分、地下への吹き抜け外階段を下りると(糧)がある。余計な装飾のない大人っぽい店だ。お通しのエビのフリットがおいしく、これは料理を期待できそうだと頼んだ「むつの昆布〆」は新鮮で食欲をかきたて、フランス料理前菜のようだ。マスターは長崎でフランス料理をやっていたそうだ。しかしここは焼酎居酒屋。焼酎ブームはまだ続いており、今や新開店の居酒屋はほとんど焼 [続きを読む]
  • 赤坂(福岡県) 寺田屋 炭処
  • 家庭では味わえない炭火焼きの味福岡市地下鉄空港線赤坂駅から歩くこと約5分、養巴町通りに(寺田屋 炭処)がある。大名紺屋町通りの名居酒屋(寺田屋)の主人は焼き物専門の居酒屋を始めた。焼き台の前に座ると、さあ飲むぞの意欲がわいてくる。刺身、焼魚などの定番はもちろん、「和牛ロース」、「和牛サガリ」など、うまそうだなと興味をそそる品がびっしり並ぶ。焼き物は火力が弱いとダメだ。上っ面しか焼けず、中まで火が通らない [続きを読む]
  • 桜木町 鷹一
  • 野毛で魚を喰うなら迷わずここへ暖簾をくぐった(鷹一)の生簀にはイカ、カワハギなどが泳いでいる。カウンターに座ると、ガラスケースにはぴかぴかの魚がきちんと魚別に並び、魚貝から始まる品書に圧倒され、気の弱い人はもう「おいら、おしんこでいい」と気圧されてしまうがあわてるな。マグロにアジ、カツオにウチワエビ……。好みを指させばいいだけだ。「ウニとズワイガニの爪!」「へい」届いたウニとカニ爪の盛りつけに目を見 [続きを読む]
  • 大分 CASK
  • 大分の老舗バーの美学JR日豊本線大分駅から歩くこと約十五分、ジャングル公園近くの雑居ビル二階にオーセンティック・バー(CASK)「カスク」がある。バーの魅力は「美学」だ。バックバー【瓶棚】、玄関まわりも充実し、開店何年も経たオールドバーの雰囲気がいい。入口横のガラス棚にはミニチュアボトルが並ぶ。その店に趣味を忍ばせる。例えば好きな本を置く。写真を飾る。店の端に置いたミニチュアボトルは宝物を隠し置く子供のよ [続きを読む]
  • 荻窪 久寿し
  • これも酒場放浪の物語路地裏の(久寿し)がいい風情だ。こんな目立たぬ古風な店こそ隠れた名店かもしれない。戸をあけると小さなカウンターで客はおらず親父は客を待っていたようだ。カウンターのガラスケースの中身は一見して古い。困った。「お飲み物は?」酒だけ飲んで出る手もあるか。「さ……酒」「さぁ、何からいきますか」「……梅握って」「はい」シャリは古いゴハンのようで、固まりこねるように握る。ここでものを口に入れ [続きを読む]
  • 武蔵小金井 入船
  • 西東京を代表する名居酒屋JR中央線武蔵小金井駅北口からすぐの(入船)へ。武蔵小金井にうまくて安い店は数あれど、板前割烹の味を良心価格で楽しめるここは、味のわかる大人の客でいつも賑わっている。品書にはまぐろ、ひらめ、あおやぎ、なまこなど時季のありとあらゆる魚が書かれ、すべて値段明記。酒は「阿部勘」の常温に。暑くも寒くもない一年で一番よい今頃には常温が最適だ。まずは刺身盛り合わせ。届いた白皿は添えた穂紫蘇 [続きを読む]
  • 自由が丘 幹東
  • 居酒屋ひとりカウンター自由が丘駅から五分ほど歩いた酒と魚の店。(幹東)「みきとう」と読む。清々しいL字の白木カウンター、白帽白衣の板前の正面に座る。「こんちは、二度目です」「いらっしゃいませ、憶えてますよ」嬉しい返事。まずは酒。数ある中から「醴泉」の燗酒に。さあて。ここの楽しみは本日の魚だ。「ノドグロ、煮て」お、早くもノドグロは奥の人に取られた。急がなきゃ。迷わず狙いはこれだ。「ヒゲダラ昆布〆!盛り [続きを読む]
  • 人形町 やま田
  • チェーン店の限界と実力甘酒横丁の反対側を百メートルほど歩くと(やま田)がある。入るとひろびろとした清潔な、ま新しい割烹料理屋風。薄いベニヤのようなカウンター、豪華に見えるが安物の器、料理人の覇気が店全体を明るく活気づけるが全員耳に無線のイヤホン。明らかにチェーン店の雰囲気。嫌な予感がする。「さぁどうぞ」と声をかけられ、出るタイミングを逸しなんとなく椅子に腰をおろしてしまった。さてーー。純米飲み比べが [続きを読む]
  • 河原町 木屋町SAMBOA
  • はしご酒の一軒目におすすめのバー河原町駅から徒歩数分、高瀬川沿いに(木屋町SAMBOA)「木屋町サンボア」がある。大阪を中心とする有名なバー「サンボア」は京都に三軒あり、一番古い(京都SAMBOA)は昭和三年開店。(祇園SAMBOA)は昭和四十七年、(木屋町SAMBOA)は平成二年。三軒のオーナーは叔父従兄弟関係だ。「ハイボールね」「はい」世はハイボールブーム。ウイスキーは若者にも息を吹き返したようで結構なことだ。しかしサンボア [続きを読む]
  • 恵比寿 玖温
  • 都会の割烹居酒屋の夜恵比寿駅東口を左へ。コンビニ脇の、こんなところにと驚く長い石段を登った上に、目立たぬ割烹居酒屋(玖温)がある。中は銘木と言うほどでもない白木カウンター主体の、明るくカジュアルなモダン和風。学生や遊び人ではない、きちんと仕事を終えて来たらしい若いカップルたちが、静かに酒料理を楽しんでいる。見わたすと、豚しゃぶをとっているカップルが多く、名物らしい。んが、こちらは一人。すでに二軒目で [続きを読む]
  • 東十条 たる鉄
  • 頑固親父の絶品モツ料理京浜東北線東十条駅北口改札を出ると、いきなり二つに分かれる。東十条駅の西は台地で高く、東は低地で「上、下」と言い分けるそうだ。跨線橋を渡り西側に出ると両側に商店が並び、十メートルほど行った左側に(たる鉄)がある。カウンターと小上がりの小さな店内は天井も壁も、油汚れがなく清潔だ。主人にすすめられた「三種盛り合わせ【レバー・タン・ハツ】」は、新鮮な朝〆の豚モツを全て63度で30分、また [続きを読む]
  • 京都市役所前 TAVERN SIMPSON
  • 酒場遣いで楽しめるバー河原町通を北へ上がり、御池通に至る手前の京都ロイヤルホテル&スパを右に入る通りに(TAVERN SIMPSON)「ターバンシンプソン」がある。階段を上がり、二階のドアを開けた。黒を基調に金色の真鍮パイプが効果的な英国伝統スタイルの内装で、手前はテーブル席、奥はソファの応接室。座った黒い艶のハイカウンターは、正面酒棚を曇りガラスでぼかし、酒瓶をこれ見よがしに見せていない。料理はオードブルやサラ [続きを読む]
  • 六本木一丁目 ひとしずく
  • 自然派和食と日本酒生酛専門店東京メトロ南北線六本木一丁目駅から歩くこと約四分、麻布通りの裏手。住宅街の袋小路に(ひとしずく)がある。カウンター六席のみ。背もたれつきの椅子が落ち着く。照明が暗いかなと思ったがすぐ慣れ、タブレットの品書をゆっくり見てゆくと、やんわりと店主が現れ「いらっしゃいませ」とにこやかに迎えてくれた。初めての店で声をかけられ気持がなごみ、挨拶だけしてさりげなく消えてしまうのもよい。 [続きを読む]
  • 藤崎宮前 Bar Vespa Kumamoto
  • センスのよいオーセンティック・バー熊本市電花畑町電停から歩くこと約1分、銀杏中通り沿いの雑居ビル地下に(Bar Vespa Kumamoto)「バー ベスパ クマモト」がある。大理石の壁、落とした照明にカウンターが浮かびあがる重厚な店内はモダンジャズが流れ夜の都会のムードだ。一杯めはジントニック。二杯めはショートカクテル。これも一種の芋焼酎、じゃが芋のスピリッツ、アクアビットでつくったダイキリは涼やかでおいしい。バーは [続きを読む]
  • 飯田橋 世喜
  • 神楽坂の粋な文化と味東京メトロ飯田橋駅から坂を上り、毘沙門天前の小路突き当たりを左に入ると(世喜)がある。石畳に続く目立たぬ入口の奥。豆砂利洗出しの床、水音涼しい蹲、古代杉風の壁に網代の天井、丸窓が粋だ。竹床几に座布団の、小ぶりカウンターについた。燗酒には、茶箪笥に並ぶ盃コレクションを小盆に並べ出してくれる。おたふくのお猪口がいい。着物のお姉さんともども、店に艶っぽい空気がただよう。「米茄子田楽」は [続きを読む]
  • 大分 Bar Wanaka
  • 一日の疲れを癒すオーセンティック・バーJR日豊本線大分駅から歩くこと約20分、都町の東洋会館地下にある(Bar Wanaka)「バーワナカ」に入った。「いらっしゃいませ」「ジントニックをください」「はい、かしこまりました」凝ったレシピやオリジナルがカクテルの面白さと書く本もあるが、私見では時代を越えて残ったカクテルは、そのベース酒をおいしく飽きずに飲ませる工夫の結論だ。また、あれこれ素材を増やすほどカクテルはねぼ [続きを読む]
  • 飯田橋 肴町五合
  • 本多横丁に行きつけの店を飯田橋駅から歩くこと約5分、本多横丁中ほど左にある(肴町五合)に入った。広い店内は混んでおり、大きな田舎屋敷の土間にあったような、羽釜と蒸籠のはまる、土を固めたへっついかまどを囲む席があいていた。後ろはピチピチ美女三人、右は若い男二人、カウンターには中年や子連れ若夫婦もいる。若向けの雰囲気だが客は全方位だ。雑然と置いた古皿や甕、盃が楽しく、古い古い南部鉄瓶のチロリ燗が頼もしい [続きを読む]