池波和彦 さん プロフィール

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池波和彦さん: 日本の酒場をゆく
ハンドル名池波和彦 さん
ブログタイトル日本の酒場をゆく
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/benn1112
サイト紹介文酒場行脚を生業に 日々放浪にして 放浪を極みとす「ブログではなく上級者向けの酒場案内“辞典”である」
自由文東へ西へ、旅を重ねていよいよ極めん酒場道。高知、札幌、そして東京下町で、今宵も高まる「さあ飲むぞ」気分。酔うほどに街の景色に自分がゆったりと馴染んでいく、その心地よさこそまさに酒場の醍醐味!暖簾のむこうに待つ至福のひとときを求めて、猫和彦は今日も往く。絶好調の全国酒場探訪記。
さらに全国から100軒のおすすめに限定した姉妹ブログ。
http://blogs.yahoo.co.jp/hojtgjn
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参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供478回 / 365日(平均9.2回/週) - 参加 2015/01/03 10:30

池波和彦 さんのブログ記事

  • 鹿児島中央 分家 無邪気
  • 元祖味噌おでんで客を満足させ続けてきた老舗居酒屋鹿児島市電天文館電停から歩くこと約3分、にぎわい通りから一本入った路地裏に(分家 無邪気)がある。カウンターに座り生ビールをグイ。板張りの内装に、適度に暗い照明がリラックスした居心地をつくる。カウンターのおでんは赤黒くごぼごぼ煮えて、関東の「煮ないで温めるだけ」とは違う。赤黒い筒切り大根、てらりと光るコンニャク、たけのこの素朴な味。コクがあるが、意外にあ [続きを読む]
  • 高松 ふるさと
  • 新鮮な瀬戸内海鮮料理で一杯琴電琴平線片原町駅から歩くこと約8分、ライオン通に(ふるさと)がある。カウンターのガラスケースに魚が詰まり、カウンターに四角いお敷きが並ぶ。さて本日は……、やっぱりこれかな。「かつおタタキ、ください」「へい!」待ってましたの返事。豪快にさばいたカツオは舌にねっとりとはりつき透明な甘味がする。あわせる地酒「川鶴」がぴったり。これぞ旅先のひとり酒と悦に入っていると、一つ隣に作業 [続きを読む]
  • 熊本 藤よし
  • 地方都市の居酒屋の一人酒の魅力熊本市電花畑町電停から歩くこと約三分、一大飲み屋街をなす光琳寺通りの飲食ビル一階に(藤よし)がある。店に入ると「いらっしゃい」とイガグリ頭で包丁を持つ主人は顔をくしゃくしゃにほころばす。熊本名物・馬刺しのほか、天草の魚もいろいろある。熊本の居酒屋のどこにもある熊本名物「馬刺し」はサシのアブラがほどよく溶け球磨焼酎お湯割りにはぴったりの最高の肴だ。「うまいね」声を出すと隣 [続きを読む]
  • 徳島 安兵衛
  • 昼から飲める駅前大衆酒場JR徳島駅から歩くこと約2分、伊予街道へと続く飲食街に大衆酒場(安兵衛)がある。徳島の名物酒場はここ。奥に長いカウンター、机がすき間なくおさまり三階まである。お目当て活魚料理は、鯛、石鯛、鮃、鯵、車海老、ふぐ……。刺身は適度な弾力の食感が楽しめ、酒がぐんとうまくなり「もう何もいらない」。店をてきぱき切り回すのは皆おばさんたちで、「男がお酒飲むのはしょうがないでしょう。なら手伝わ [続きを読む]
  • 唐津 山茂
  • 季節の素材を味わいながらひとり酒ここ十年ほど日本中の居酒屋を歩いてきた中で、唐津の(山茂)は今すぐ行きたい店のベストワンだ。カウンターのガラスケースに魚が詰まり、生け簀にイカが泳ぐ。唐津へ来たのならやはり呼子のイカか。「イカの活造り、ください」「はい!」待ってましたの返事。呼子は八戸と並ぶイカの漁場で、呼子に近い唐津ではつねに呼子のイカが食べられる。今、活け〆にしたイカは切られてもまだ動いている。九 [続きを読む]
  • 熊本 だるま寿司
  • 熊本のはしご酒の仕上げにうってつけ城下町熊本は、中心に広大な熊本城が座り、その東南、坪井川と白川にはさまれた上通、下通が繁華街だ。練兵町、安政町、紺屋町、細工町など昔風の町名をぬい市電が走る。熊本の飲み屋街には「馬刺」の字が目立つ。馬刺をよく食べるのは熊本と長野だ。熊本市電辛島町電停から歩くこと約3分、古い屋根をかけ通路にした玉屋通り入口に(だるま寿司)がある。熊本は馬刺、辛子蓮根よりも断然天草の魚 [続きを読む]
  • 天神南 酒肆 野一色
  • 食材には季節があり旬がある、日本人の四季を楽しむ豊かさ福岡市地下鉄七隈線天神南駅から歩くこと約五分、春吉大通り沿いにある(酒肆 野一色)に入った。カウンターに座り、品書をじっくり読んでゆくと、期待がわいてくる。刺身を中心に焼物、珍味、鯨の構成で、品書は決して多くはないが、あれとこれ、これも、と注文を組み立ててゆくとたちまち六、七品になってしまい多すぎる。では減らそうとするが何をやめてよいか決められず [続きを読む]
  • 天神 あや
  • 創業50年以上の老舗の名物うどん「さあて、仕上げはやっぱ屋台でしょう」博多名物の屋台は全国の約四割、百二十四軒を数え、夕暮になるとあちこちで開店準備がはじまり、薄闇にポッと最初の灯りのともるのは情緒あふれる眺めだ。しかし最近は観光客とみると高い値段を請求するところもあるという。福岡市地下鉄空港線天神駅から歩くこと約三分、昭和通り日本銀行福岡支店前にある(あや)ではしご酒の仕上げにしよう。かけうどんが名 [続きを読む]
  • 呼子 吉屋食堂
  • 呼子のイカとアラカブの味噌汁の絶品定食呼子は風光明媚な港町。九州の北西部、玄界灘に面した唐津市呼子はイカの町。JR唐津線西唐津駅より昭和バス呼子行きで約30分、呼子バス停下車、徒歩約5分、朝市通りに(吉屋食堂)がある。さて飯だ。「名物はアラカブの味噌汁定食」おばあちゃんが声をかけた。呼子といえばイカだ。「アラカブの味噌汁定食、あとイカの刺身」「はいよ」届いたイカの刺身は、身は厚切りなのにくっきりと透明に [続きを読む]
  • 千駄木 稲毛屋
  • 暑さを乗りきるにはうってつけふう、暑い。暑さを乗りきるには昔も今も鰻。鰻が大好きで、好物は鰻と言った昭和天皇に親しみを感じる。千駄木の(稲毛屋)は、鰻をいろいろに酒の肴にしている。鰻の生肝「肝わさ」は、肝吸いに浮かぶあの肝を山葵醤油で食べ、肝焼のように苦くなくフレッシュだ。「レバわさ」というものもあり、肝とレバの違いを尋ねると、生肝の細い管のようなところが肝、その頭の塊がレバ。そこだけを集めたのがレ [続きを読む]
  • 三条 KYOTO STAR BAR
  • 京都で銀座を楽しむ銀座並木通りの(STAR BAR)「スタア・バー」が、平成28年7月、木屋町に(KYOTO STAR BAR)「京都・スタア・バー」を開店し、京都のこちらに行く楽しみができた。場所は、京阪本線三条駅から歩くこと約4分、木屋町通と先斗町をつなく路地にある。店内は黒を基調とした色調で、デコラのカウンターが奥に伸びる。カウンターに立つバーテンダーに銀座(OPA)「オーパ」にいましたねと言うと「そうなんです」と苦笑いして [続きを読む]
  • 浅草 㐂よし
  • これぞ下町の良心、万歳戦前から昭和30年ごろまで東京最大の盛り場は浅草で、映画館や寄席、実演劇場は人の群れで埋まったという。浅草は好きだが、どうも飲む所がなくてという方に切札を紹介。つくばエクスプレス浅草駅から歩くこと約3分、たぬき通り商店会に(?よし)「喜よし」がある。「鳥貝魚」の暖簾が目印。浅草の名居酒屋(志婦"や)の息子さんは、満を持して浅草に自分の店を持った。したがって酒も肴も全く心配なく、時季の [続きを読む]
  • 月島 つねまつ久蔵商店
  • 洗練された立ち飲み日本酒専門店東京メトロ有楽町駅月島駅から歩くこと約2分、月島西仲通り一番街に(つねまつ久蔵商店)がある。立ち飲みカウンターだけの小さな店内は大型保冷庫に酒がぎっちり詰まり、日本酒専門店の雰囲気に満ちている。品書きには「池月」「月山」「鷹勇」「日置桜」「ヤマサン正宗」など山陰の日本酒がずらり。ここには、「鳥皮煮」「ツブ貝わさび」「大山鶏レバ叩き」といった恰好の肴となる料理が多くある。 [続きを読む]
  • 神泉 Le Zinc
  • 今や東京を代表するオーセンティック・バー「いらっしゃいませ」迎えるマスターはヘチマ襟の白のジャケット。昭和四十八年、(資生堂パーラー)にフレンチレストラン(ロオジェ)が開店し、そのウエイティングバーを名門・東京會舘にいた上田和男氏が任された。やがて独立して銀座で(テンダー)を開店。そこに募集したのがマスターだ。数年間上田氏の下について修業し、神泉で(Le Zinc)「ル・ザンク」を開店した。「ソル・クバーノを」 [続きを読む]
  • 東梅田 となみ
  • お初天神に頑固親父の心意気大阪の繁華街はキタとミナミに分かれ、キタは高級と言われるが、細い小路に居酒屋が密集するお初天神通りは庶民的だ。居酒屋(となみ)は酒やメニューに富山の郷土色を出す。「らっしゃい!」威勢よい返事は、冗談のきつい主人。主人のノリ、ひょっとしたら悪ノリかもしれないが、これが楽しくなってくる。時には辛辣な言葉を浴びせられることもあるだろう。しかし、それはこの居酒屋に馴染むための適性検 [続きを読む]
  • 高円寺 串焼き処 ディズ
  • 酒飲みの急所を突く気のきいた串焼きJR中央線高円寺北口から歩くこと約5分、高円寺中通商店街に(串焼き処 ディズ)がある。良酒を置く焼鳥屋は案外少ないがここは「武勇」「東北泉」「南」「天狗舞」「石鎚」。焼酎は「佐藤」「兼八」「山ねこ」「魔王」とまったく文句ない。まずは生ビールを注文。ングングング……。ひゃーうめい。おすすめの串焼き3本盛り330円は、もも「塩焼きレモン添え」、皮「タレ焼き」、つくね「タレ焼き」 [続きを読む]
  • 銀座 Bar Tosti
  • 銀座の夜にふさわしいオーセンティック・バー「銀座の客は手ごわい」は銀座バーマンの誰もが言う。また「バーを開くからには銀座、銀座で自分の腕を試したい」は一流バーテンダーを志す者の共通の野心だろう。銀座にバーは無数にあり、それだけで一冊の本が書ける。東京メトロ銀座線銀座駅から歩くこと約5分、数寄屋通りを抜けた先にオーセンティック・バー(Bar Tosti)「バー・トスティ」がある。「ラスティネイル、をねがいます」 [続きを読む]
  • 京都市役所前 京都SAMBOA
  • 京都の老舗バーの魅力京都市地下鉄東西線京都市役所前駅から歩くこと約四分、寺町通に昭和三年開店の(京都SAMBOA)「京都サンボア」がある。サンボアについてはすでに書いたが、整理すると、大正七年神戸に開店し、七年後大阪北浜に移り基礎が固まった。そこから昭和三年「京都」、九年「中之島」、戦争で中断があって、二十一年「堂島」【中之島より移転】と「北」、二十六年「南」が開店した。サンボアはこの京都、堂島、北、南の [続きを読む]
  • 板宿 和酒や 香醸
  • 酒場不毛の地に地酒の芽が生える山陽電気鉄道本線板宿駅から歩くこと約2分、兵庫県道22号から一本入った路地に(和酒や 香醸)がある。料理はなく、様々なチーズが、さあ酒を飲めと誘う。ここは酒をじっくり味わう【酒亭】の呼び名がぴったりだ。客はご近所とおぼしき男のひとり客や夫婦連れなど。家で食事を済ませ、酒でも飲むかとぶらりとやって来たようだ。酒は名酒がそろう。知人おすすめの「町田酒造 夏純うすにごり」を燗にし [続きを読む]
  • 四谷三丁目 日乃丸酒場 うのすけ
  • 酒をじっくり味わう酒亭君知るや四谷三丁目。車行き交う新宿通り脇の杉大門通りは、宵闇の下り坂に古風なすずらん灯がどこまでも続き、無数の料理屋、居酒屋の行灯看板が浮かび上がる。酒好きを魅惑する眺めのすばらしさは昭和の居酒屋街黄金期を思わせる、まったく飲み屋だけの通りだ。どこの店も安心できそうだが、中ほどの雑居ビル二階の(日乃丸酒場 うのすけ)に入った。明るい和風モダンの店内は、デザイン過剰でも高級割烹で [続きを読む]
  • 河原町 志る幸
  • 昭和七年創業の老舗味噌汁専門店阪急京都線河原町駅から歩くこと約三分、河原町通から木屋町通へ続く路地に(志る幸)がある。二階建てで、鋳物の吊行灯や黒い板壁を押す太竹などの凝った装飾が濃密な京都の茶屋の雰囲気をかもし出し、角には「勤皇志士 古高俊太郎邸址」と石碑が立っている。白麻地に一字「汁」と入るのれんを分け中へ入るとこれまた古い京都の、それも枯れていない濃厚な艶を感じる室内だ。客は全員御婦人で少々恥 [続きを読む]
  • 盛岡 串揚げ酒場ほとり
  • 桜山横丁の酒場のひとり酒岩手県庁前から桜山神社に至る参道の濠の脇に、鐘撞き堂がある。小山の上で、とくに上り口もないが草を踏んで登れば近くまで行ける。説明版によると、藩制時代、盛岡城下には二ヵ所に時を告げる鐘があった。この時鐘は三戸町にあったもので、延宝七年【1679】に鋳造された。明治維新後この場所に移され、昭和三十年頃まで、約二百八十年にわたり盛岡の人々に響きを親しまれた、とある。寺のものでなく、た [続きを読む]
  • 武蔵小山 来会楽
  • こだわりの肴と地酒が自慢東急目黒線武蔵小山駅から歩くこと約7分、富士見通り睦会の最奥部、住宅街へと移り変わろうとする辺りにある(来会楽)は銘酒居酒屋としておすすめだ。カウンターと幾つかのテーブル席に大型テレビ、殺風景な店内は大学同好会部室のようでフォークソングが似合いそうだ。学生街の店のような気楽な雰囲気だが、酒の揃えは本格だ。「梵」「秋鹿」「鍋島」等々のスーパースター勢ぞろいから、まずは超文句なし [続きを読む]
  • 京都市役所前 日本料理 櫻川
  • 京都で一流の会席料理を肴に一杯高瀬川は京坂の水運用に角倉了以が開いた疎水だ。川向こうにそのレリーフがあり、他に桂小五郎、佐久間象山、大村益次郎など、このあたりは幕末志士の碑だらけだ。流れに面した、今京都で評判ときく板前割烹(日本料理 櫻川)に入った。ゆるやかにカーブを描く清潔な白木カウンターに座った。糊のきいた白衣白帽の料理人三人が黙々と働く。昼のコース五千円を頼み燗酒に。もう昼酒もあたり前、旅の上 [続きを読む]
  • 本川越 笹寿司
  • 常連客で賑わう老舗寿司屋西武新宿線本川越駅から歩くこと約2分、クレアモールに(笹寿司)がある。店頭に「入りづらい店ですみません。心を込めてにぎります。勇気の一歩をお願いします」とある。ここにするか。カウンターと小上がりの、典型的な町場の寿司屋。適当に雑然とした店内は、高級寿司屋ではない温かみが感じられる。カウンターの客は常連らしく、お昼限定メニュー「海鮮丼」を食べている。白髪まじりに前掛けの婦人がお [続きを読む]