所長 さん プロフィール

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所長さん: オルゴール研究所
ハンドル名所長 さん
ブログタイトルオルゴール研究所
ブログURLhttp://oruken.blog.fc2.com/
サイト紹介文アンティークオルゴールや高級オルゴールの話題を独自の視点で綴っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供18回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2015/01/04 09:41

所長 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • オルゴールの条件〜その5
  • 「オルゴールの条件」シリーズは収集がつかなくなってきました。「オルゴール」とは何を指すのか。自分の認識と一般の認識にズレがあるので、このテーマで書いて整理しようと思ったのですが…逆に混乱してきています。---一般的には、「オルゴール」といえば「自動演奏楽器」を指す言葉として使われるようです。しかし私は、「オルゴール」といえば「調律された金属片を自動的に弾いて音楽を奏でる装置」を指します。「オルゴール [続きを読む]
  • オルゴールの条件〜その4
  • 「〜その3」で、パソコンで音楽を演奏してもオルゴール(自動演奏楽器)にはならないことを確認しました。パソコンは楽器ではないから、というのが理由です。「〜その3」で言及しなかったことがあります。それは、電子ピアノを自動演奏したら自動演奏楽器と呼べるか、という部分です。今回はそれを検証してみます。やりたくないけれど……---楽器屋さんに行くと、展示されている電子ピアノから曲が流れていました。電子ピアノがあ [続きを読む]
  • オルゴールの条件〜番外編
  • 今回は「オルゴールの条件」シリーズの番外編です。「なんでそんな細かい定義を気にするの?」というお話です。---オルゴールは、もともとは時計の時報装置でした。それが「なかなか絶妙な音楽を奏でるではないか」ということになって、次第に「音楽を楽しむ装置」として発展していきます。長時間演奏できるようにしたり、音色を変えられるようにしたり、オルガンや太鼓を付け加えたり…。簡単に扱えるように、安く量産できるよう [続きを読む]
  • オルゴールの条件〜その3
  • オルゴールは「自動的に楽器を演奏する装置」であるらいいことが分かってきました。所謂「自動演奏楽器」で、英語でも「Automatic Musical Instrument」といいます。なんか、当たり前の話でスミマセン。---自動ピアノは、自動演奏楽器ということでいいでしょうか?一般的な自動ピアノは、演奏情報を記録したロール紙を使って、空気の力で動きます。演奏情報が電子記録であった場合はどうでしょうか?電子制御であってもオルゴール [続きを読む]
  • オルゴールの条件〜その2
  • CDはオルゴールではないことを前回確認しました。CDとは「録音したものを記録する媒体」の種類です。「録音したものを再生してもオルゴールとは言えない」ようで、それはLP盤(所謂「レコード」)やデジタル・オーディオ・プレーヤー等の媒体でも同じです。---「オルゴール」と聞いて一般的に想像する「シリンダー・オルゴール」は、調律された金属片(櫛歯)を弾くタイミングを円筒(シリンダー)に記録してあります。演奏するた [続きを読む]
  • オルゴールの条件
  • タイトルはスター・トレックTNGシリーズの「人間の条件」のパロディですが、知らなくても大丈夫です。オルゴールは現代でも進化し続けています。「こうすればいい音が出る」とか「こうすれば製造コストが抑えられる」といった「改良」もあるのですが、コンピュータで操作するオルゴールの「開発」も進んでいます。その開発された「コンピュータで操作するオルゴール」はオルゴールなのか?「どこまでがオルゴールで、どこからがオ [続きを読む]
  • 日本のオルゴール・コレクターの先駆け
  • 日本が鎖国状態にあった1800年頃に、スイスではシリンダーオルゴールの技術が確立されました。はじめは時計や小物入れに組み込まれていたオルゴールは、次第に音楽を奏でる自動演奏装置として独立していきます。オルゴールは高価なもので、それを持つことができるのは富裕階級に限られていたようです。そんなオルゴールを日本で初めて所有したのは誰なのか。私が確認できている範囲では、中居屋重兵衛がその人です。重兵衛は横浜が [続きを読む]
  • (無題)
  • 日本におけるオルゴールの歴史を調べています。今のところ、調律された金属片を弾いて音楽を奏でる「オルゴール」の記録として最も古いのは「横浜開港見聞誌」です。(オルガンを表す「オルホル」系は、またいつか書きます。)横浜開港見聞誌は6巻からなります。その第3巻には「ヲルゴルの図」があります。ややお粗末な絵ではあるのですが、シリンダーに植えられたピンが櫛歯を弾いている様子が描かれており、シリンダーオルゴール [続きを読む]
  • オルゴールの「円」盤
  • ディスクオルゴールは、爪(突起、プロジェクション)が付いたディスクが回転し、爪が歯車を回し、歯車が櫛歯を弾いて音を鳴らす仕組みになっています。それぞれの歯に対応する爪は円状に並んでいますが、ディスクの内側は円周が短く、外側は円周が長くなります。つまり、演奏角度(例えば1小節を演奏する角度)が同じでも、爪の位置(ディスクの中心からの距離)によって円周上の移動距離が変わるのです。爪と櫛歯の間にある歯車 [続きを読む]
  • 実際の曲の音の数
  • 「ディスクオルゴールの櫛歯はよく使われる音が多めに配置されていて、あまり使われない音は省かれている」といわれます。実際のところ、「よく使う音」と「あまり使われない音」とはどんな音なのか調べてみました。今回対象にした曲は「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」です。元は管弦楽曲ですが、今回はピアノ用に編曲された全音ピアノピースの楽譜を使います。編曲者によると「原作をできるだけ忠実にピアノに移し換えた」 [続きを読む]
  • ディスクオルゴールの調律表を検証してみました
  • ディスクオルゴールの櫛歯の調律表は、当時の記録が残っているわけではありません。コレクターや修理人が櫛歯を調べて、音列を表にまとめてあるのです。マクエルホーンさんがまとめたポリフォン社の19-5/8inの調律表はこんな感じです。向かい合った2枚の櫛歯(アッパーコームとロワコーム)のそれぞれについて、低い方から何本目の歯が何の音かを示しています。向かい合った2枚の櫛歯はピッタリと合っているのではなく、半分ずれて [続きを読む]
  • ディスクオルゴールの音列をピアノの鍵盤で表してみました
  • オルゴールの櫛歯の音列は「ドレミファソ…」ではなく、「ドドドレミミ…」だったりします。よく使う音を多くして、あまり使わない音は省いた音列になっているのです。ディスクオルゴールの音列がどのようになっているのか、ピアノの鍵盤を模した図にまとめてみました。まず前提として、ディスクオルゴールは移調楽器です。図に示した音は譜面上の音であり、実際に鳴る音ではありません。鍵盤上に打たれた点が歯の数を表しています [続きを読む]
  • オルゴールの演奏の録音を見分ける方法
  • オルゴールのCDは3種類あります(「オルゴールのCD」)。オススメはホンモノの「オルゴールの演奏を録音したもの」ですが、今回はそれを見分ける方法を書いてみたいと思います。---まずはニセモノである可能性が高いのは、現代の流行歌がたくさん収録されているものです。特定のアーティストを謳っているものは、まずニセモノです。高級オルゴールで演奏できる現代曲は多くないのです。つぎに収録時間をみてみます。どの曲も2分以 [続きを読む]
  • オルゴール聴き比べ
  • アンティークのシリンダー・オルゴールは、お金持ちのオーダーメイドの一点ものが多いです。それに対して、ディスク・オルゴールは大衆向けに量産されましたので、同じ機種や同じディスクが多数残されています。今でも人気があるのがPolyphon社のNo.54という機種。Mikado(ミカド)の愛称がつけられています。ミカドはほとんどのオルゴール館が所有しているのではないでしょうか。先日行ったオルゴール館で「カヴァレリア・ルステ [続きを読む]
  • アンティーク・オルゴールの曲目リスト
  • アンティーク・オルゴールの曲目リストの編集を再開しました。これは2年前にやっていたことなのですが、その派生研究があったので中断してそのままになっていました。ここでいう「曲目リスト」とは、ディスク・オルゴールで聴ける曲を一覧できるようにしたものです。オルゴールのディスクには、「曲番号、曲名、作曲者」が書かれています。これを、1番、ナントカ2番、ナニナニ3番、ナンチャラ…とまとめたものが「曲目リスト」です [続きを読む]
  • 意外な名アレンジ!
  • マイケル・ジャクソンの「Smooth Criminal」という曲をストリート・オルガンで演奏している動画を見つけました。私はこの曲を知らなかったのですが、聴いてみてビックリです!打楽器が付いていないオルガンなのに、打楽器っぽい音がしています!ブック(自動オルガンの楽譜ともいえる蛇腹状の厚紙)を見てみると、低音側の10トラックくらいを一瞬同時に鳴らしているようです。パイプから「ポー♪」という音が鳴る前の「プッ」とい [続きを読む]
  • 「オルゴールのある施設」マップ
  • オルゴール関連の施設って、全国にいくつくらいあるのでしょうか?形態は様々ですが、調べられるだけ調べてみました。---オルゴール(自動演奏楽器)のある施設---今回このマップを作るにあたり、一軒ずつ連絡を取らせていただいております。掲載の承認をいただけた施設から順次追加していますが、ザッと調べた感じでは少なくとも100軒ほどはありそうです。100軒が多いのか少ないのかは分かりませんが、オルゴール愛好家がつながる [続きを読む]
  • シングル?ダブル?デュープレックス??
  • シリンダーオルゴールの櫛歯は1列に並んでいますが、ディスクオルゴールの櫛歯には向かい合って2列並んでいるものがあります。さらによく見ると、2列の櫛歯が同じ調律で同時に鳴らす構造のものと、2列の櫛歯が異なる調律で、2列で1組の音列になっているものがあります。これをいちいち説明すると大変なので、この構造に名前を付けてしまいましょう。前者は同じ櫛歯が2列あるので「ダブルコーム(Double comb)」、後者は2 [続きを読む]
  • オルゴールの「仕様」と「性能」
  • オルゴールの仕様を示すのに、櫛歯の本数を表す方法があります。例えば「オルフェウスの72弁」とか「リュージュの144弁」というように。ところで、ポリフォン社の24-1/2in(約62cm)のディスクオルゴールは159弁ですが、同社の15-1/2in(約39cm)で152弁というのもあります。ディスクの大きさは9in(20cm)も違うのに、櫛歯の本数はほとんど同じです。「なるほど、櫛歯に大差がないなら小柄な15-1/2inを買おう」とか「見栄えのする [続きを読む]
  • オルゴールの音列の特徴
  • ある櫛歯(コーム)の連続した15本のうち、一番低い音はC4(ピアノの真ん中のド)で、一番高い音はC6(ピアノの真ん中のドから2オクターブ上のド)です。手元にピアノの鍵盤がある方は(…ない方は想像して)数えていただくと、この櫛歯はピアノの白い鍵盤で2オクターブ演奏できそうなことが分かるでしょう。それが早とちりであることに気付くあなたは素晴らしい!ハ長調であれば白い鍵盤で2オクターブなのですが、実はヘ長調で [続きを読む]
  • オルゴールの基準ピッチ…?
  • 基準ピッチというのは「A=440Hz」というやつです。「ピアノの真ん中のラの音を440Hzという音程にしましょう」ということが、現在は世界基準として決まっています。現在は決まっているのですが、アンティークオルゴールの時代には決まっていませんでした。A=432Hzがいいという人もいましたし、A=435Hzで調律されたオルゴールも残っているようですし、A=458Hzで調律するピアノ製作者もいたようです。ところで、ポリフォン(Polyphon [続きを読む]
  • 自動オルガンの本来の姿
  • 自動オルガンの博物館へ行ってきました。ここには小型のストリート・オルガンから大型のダンス・オルガンまで多数展示されていました。「フェアグランド・オルガン」は大型の自動演奏楽器に分類されることが多いと思うのですが、こうして並べてみるとせいぜい中型ですね。でも、中型といっても家に置ける大きさではない。感覚が麻痺します…;何台か演奏を聴かせていただいたのですが、どれも音が大きすぎます。そもそも、自動オル [続きを読む]
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