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デザインの余白 https://gridgraphic.hatenablog.com/

京都で生まれ育ったデザイナーの気ままなブログ。デザインのこと、京都のこと、そして気になること。

京都の町のあれこれやお店の紹介からデザイン、広告、アート、海外での出来事など、その時々で気になったことや面白いと感じたことをデザイナーの視点で切り取ります。 京都で生まれ育った、少しいけずで天邪鬼なデザイナーのブログです。

才蔵(ぐりぐら)
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2015/01/05

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  • デザイナーになるには、大学と専門学校のどちらが有利なのか

    REI KAWAKUBO COMME des GARCONS 明けましておめでとうございます。このHatena Blogで「デザインの余白」を書き始めて約9年になります。そして前回の更新が2020年5月だから、2年ほど空いてて実質ブログ歴は7年と言うことになります。こんな不定期なブログでも読んでくださる方がいらっしゃるのがとても有り難いです。ということで、ご無沙汰しております。ぐりぐらです。 さて、昨年末にあるクライアントと打合せの席で、こんな質問を受けました。「娘がデザイナーになりたいと言ってるんだけど、美大系の大学か専門学校かどちらに進学するのが良いと思われますか?」う〜ん。どうなんだろう…

  • こういう時こそ、愛とユーモアだよね

    2020年5月6日。約2ヶ月ぶりの更新です。新型コロナウィルスにより、世界中が鎖国状態を余儀なくされ、日本でも非常事態宣言が出て外出自粛の日々のなか、GW(ゴールデンウィーク)も今日で終わり。外出自粛要請も5月末まで延期され、解除される前提で決まっていた週末の出張も、明日になるまで相手先とも連絡が取れない状況だったり。自粛で飲みにも行けず、連休も自宅で読書をしたり、料理を作ったり、庭を掃除したり、部屋の模様替えをしたりと、それはそれで忙しかったりする。やはり何かしていないと落ち着かない性分なのかなと思ったり、割とどんな状況でも楽しみを探せてしまうのだなぁと思ったり。祇園祭が中止に僕の住む京都は…

  • ボールの話

    人生で最初に買ってもらったのは、バットとグローブ小学生の時、一番最初に父親に買ってもらったのが赤いバットとグローブ、軟式の野球ボールでした。僕が小学生の頃は、将来なりたい職業の第一位が「プロ野球選手」で、当時は王、長嶋がONコンビとして現役バリバリで、後に王さんがハンク・アーロンのメジャーリーグ通算本塁打(ホームラン)記録の755本を抜いて、シーズン公式戦通算本塁打868本という偉業を達成し、関西でも読売ジャイアンツのファンが結構居た時代。男の子は、野球とプロレスとスーパーカーに熱中し、僕もジャイアンツカードなんかを集めてたりして、弟と並んで撮った写真は、僕がジャイアンツで弟がタイガースのキャ…

  • 印刷とコストについてのちょっとした話

    ガシャンガシャンと高速で刷られる印刷物。僕は現場が大好きです。 どんなデータでも印刷してくれるネット印刷最近ではWEBから入稿できる印刷、所謂ネット印刷を利用することが増えた。その理由は、クライアントから「印刷は◯◯◯でお願いします」と言われることもあるし、案件によってはコストパフォーマンスが高いと感じる場合もある。昔に比べて紙の種類も増えたし、印刷の質もそれほど悪くないし、対応もきちんとしている。中には気持ち良いくらいの会社もあるくらい。印刷(紙質や様々な加工など)を知っていて、目的と用途を見極めて使い分けるのであればとても良いと思います。しかし費用が安い分、データ作成から入稿などデータをち…

  • ジュンク堂書店京都店がなくなると、迷子になれなくなる話

    ジュンク堂書店 京都店が2月29日で閉店するとのこと 【ジュンク堂書店京都店 閉店のお知らせ】ジュンク堂書店京都店は、2月29日をもって閉店いたします。30年以上ご愛顧頂き、ありがとうございました。今後、ポイントキャンペーン等の実施を予定しておりますので引き続き、よろしくお願いいたします。店舗詳細はこちら→https://t.co/hijE18xOTY — ジュンク堂書店 京都店 (@junkukyoto_bung) 2020年1月13日 本屋さん、それも結構大きな書店が無くなるということで、ちょっとショックを受けました。本は、本当に売れなくなってしまったのか、それともAmazonなどのネット…

  • 京都市長選挙から、選挙の仕方について考えてみた

    2020年1月19日 京都市長選挙が告示された 京都市長候補は3名京都市長選挙が1月19日告示、2月2日投開票ということで始まった。2週間の選挙戦。今回の候補は3名。●門川大作氏(かどかわ・だいさく 69歳):現職、公明、自民府連、立憲民主府連、国民民主府連、社民府連推薦●福山和人氏(ふくやま・かずひと 58歳):弁護士、共産、れいわ新選組推薦●村山祥栄氏(むらやま・しょうえい 41歳):市議会議員いずれも「無所属」となっているけれど、門川さんと福山さんは既存政党の推薦は受けてるし、当選後も何らかの党と協力関係になるはずなのに無所属って意味がわからない。また村山さんは京都党の代表を辞任して離党…

  • 撮影(現場)が好き

    スタジオ、ロケ問わずに撮影が好きなのは、限られた時間と条件のなか、状況変化やアクシデントなど(起きないな越したことはないけど)リアルタイムで最適解を出し、決断をしていくところ。 そして、頭で想像して描いたサムネイルやラフを実現するためにアイデアを提案してくれるカメラマンや現場のスタッフとのセッションのような会話、仕事の進行、空気。失敗の許されない緊張感と、どこか遊びのような楽しさ。豊富な経験だけに頼らない柔軟な発想。 僕が想定していたものより、数段良く仕上がるビジュアルは、ディレクターとしてほくそ笑む瞬間でもある。自分の限界を超えた満足感と、スタッフの能力を引き出せたような快感。 だから、どこ…

  • 真夜中の事務所でやること

    夜中にふと、自分で完成させたはずのデザインを見直してしまう時がある。我ながら良くできたと思う時ほど、何度も見直ししまう。そして、ふと本棚に目が止まる。本と目が合うと言うのも変な表現だけれど、そんなことがある。「私を見て」と呼ばれたような気がするんだけれど、そんなときは、開いた本によって今悩んでいることや解決すべきことや、煮詰まったアイデアの答えが書かれていたりする不思議。偶然なのか、神様が教えてくれたのか。と言うことで、今夜は“RICHARD AVEDON”。フリーランスになったときに、一冊は欲しいと思った写真家のひとり。 #design #avedon #photograph #books …

  • 解体され消失していく京都の町家

    僕の事務所は、所謂「京都のまちなか」にある。御所近辺や北の方の「京都人」からすると、ギリギリまちなかと言われる五条なんだけれど。僕は伏見稲荷で生まれ育ったので五条でも十分まちなかで、今でも「町家」がたくさん残ってる。そんななか、この数年流行っている「インバウンド」とやらで外国からの観光客が激増し、ホテルやゲストハウスというものがあっという間に増えた。僕の事務所がある町内は、五条通から万寿寺通までのたった70〜80メートルほどの通りで、戸数にして20数軒しかない小さな町内。マンションとアパートがあるから、実際に住んでる家はもっとあるけれど、それでも50軒もないはず。その町内に、この数年でゲスハウ…

  • 桜で思い出すこと、思い出せないこと 〜新元号と桜〜

    そろそろ桜も満開に 新しい元号が「令和(れいわ)」であると昨日、4月1日に発表されましたね。そして、その新元号に切り替わる日が5月1日。奇しくも僕の生まれた日なんだと思いながら、あとひと月で「平成」も終わってしまう。寂しいような気もするし、新しい時代が始まるワクワク感もあるしで、昭和生まれの僕は、昭和・平成・令和と3つの時代を生きることになるんだなと。。おそらくあと10年か20年もしたら「昭和生まれなんですか!?」なんて言われるに違いない。 新しい元号を見て聞いて、なんだか嬉しく明るい気分になった人は多いと思う。昭和から平成に変わる時は、昭和天皇の崩御という日本中が悲しむでき事があり、これまで…

  • この気なんの気、気になる気みたいな話

    夕方の五条大橋(北方面を望む)が僕の落ち着く場所でもある サボりがちというか、ほとんど書いてない状態のブログですが、今年初、そして約三ヶ月半ぶりの更新です。すっかり春めいてきて、海外からの観光客増加でランチもままならない京都からお届けします。みなさん、お元気ですか。相変わらず普段感じたことを何でもデザインに結びつけてしまう癖が抜けませんが、今回もそんなお話です。さて、「気」って言うと何だかスピリチャル的なことを想像してしまうかも知れないけれど、「やる気」とか「眠気」とか「色気」みたいな身近な「気」もある。そして、人は色んな「気」を発したり、取り込んだりしてて、偶に「悪い気」に当てられて「気分」…

  • ディレクションってなんだっけ

    God is in the Detailes 最近タイムライン上で「ディレクション」という言葉をよく見かけるので、僕のディレクションというか仕事について少し考えてみた。僕の仕事はグラフィックデザインをベースに、ロゴを作ったり広告を考えたり、DMや名刺やカタログをデザインしたり、商品企画したりもするんだけど、単発の仕事=例えば名刺だけを依頼されることは少ない。よくあるのは建築家や空間デザイナーが店舗やイベントの空間を設計・デザインする際にグラフィックを依頼されること。僕はそれらの案件を純粋なグラフィックデザインとは別に、空間を理解しつつサイン計画的な要素が大きいことから「インテリアグラフィックス…

  • 鬼の一言

    最近、京都のアパレルブランドと和菓子屋さんのコラボレーション企画について、少しお手伝いをした。もう記者発表されてるから、詳しく商品について話しても良いんだろうけれど、あと一週間ほどであるところにお店がオープンするのでまだ詳細は伏せておく。 今日、その和菓子屋さんの社長とお話をしていて、「凄いものづくりをする人は平気で鬼のようなことを言う」ということで意見が一致した。 例えば、数週間掛かってデザイナーの指示通りに職人さんが仕上げたモノがあるとしよう。そのモノが開店一週間前に、デザイナー自らがその出来をチェックしたとき、指示したデザインと少し違う部分があったとする。さて、あなたならどうしますか?も…

  • 五条の陶器祭りと六道まいりから東京オリンピックで佐々木宏氏に注目したいけど、ザハ・ハディド氏のスタジアムも見たかったなと

    京都は五条坂で「京都・五条坂〜陶器まつり」が始まった。地元民は「陶器市」と呼ぶこの祭は、五条坂(五条通の川端から東大路までの間)に京都の陶器屋さん、陶芸家、工房などが仮設のお店を出して、五条通が陶器の市場になるイベント。まぁ、毎年この陶器市は暑いんだけど、同時に「六道まいり」(六道珍皇寺)も行われ、京都人にとっては「ああ、墓参り行かなあかんなぁ」と思う季節。しかし、今年は暑いね〜。再来年の東京リンピックでサマータイムの導入や甲子園でや高校総体の開催時期などが取りざたされるほど、この暑さが問題になっている。高校野球は夏休みでないとこれだけの大きな大会が開催できないという理由が分からなくはないけれ…

  • 花傘巡行が猛暑で中止されたということで、ちょっと遡ってみた。

    祇園祭の後祭「花傘巡行」が中止になったということで、調べると869年(貞観11年)に始まったとされる「祇園祭」は、今年で1149年も続いています。その馬がい歴史のなかで、祭(巡行)が中止になったのは実は数えるほどしかありません。 ◯2003年(大雨で中止) ←これが一番最近◯1962年(四条通の地下で鉄道延伸工事)◯1884年(悪天候)◯1941年(太平洋戦争)◯1582年(本能寺の変)◯1467年(応仁の乱) すごい。なんか教科書で見た文字が並んでる。 ということで、3年前の大型台風のときに山鉾巡行が中止になるんじゃないかと言われた時にも記事を書いていました。 gridgraphic.hat…

  • 働くことはそれはそれで大切なことなんだけど、18や22で一生を決めるなんて難しいよね

    先日クライアントと打ち合わせの途中、その会社の社長が僕にこのような話をされました。ある社外のイベント(レクリエーションに近い)に参加する人には、会社から交通費と費用の一部負担するとして全社員に募ったところ、参加を希望した社員が5名だったと。そのイベントは会社とも取引関係のある企業が主催していて、社長ご自身も参加する予定とのことでした。社長は「そんなに会社関係の行事に参加したくないものなのだろうか」と僕に聞かれました。僕が会社に勤めていたのはもう20年以上前になるけれど、その頃でも新年会や忘年会、社員旅行といった社内行事はできるだけ参加したくないという人は居たし、仕事帰りに上司や先輩と飲みに行く…

  • ちゃんと見てる

    独立して17年、デザイナーになって29年。グラフィックデザイナーの場合は資格なんてものはないので、自分がプロと名乗ればその日からプロなんだけど、僕の場合はデザイン事務所に入って給料を正式にいただいた日から29年。。未だにプロとして一流の仕事ができているかどうか、一人悶々とすることもあるんだけど、一流の仕事って何なのかをいつも考えたりします。 できればメジャーで大きな仕事をしたいと、それこそ20代の頃は「やったもん勝ち」のイケイケでやってきたのですが、実は小さく目立たない仕事も好きで、作家さんのDMや個人の名刺なども沢山デザインしてきました。ちゃんと本物の仕事をして、真剣に考えてお客様と向き合っ…

  • たくらんときょうと

    カッコウは自分の巣で卵を温めずに、他のモズやホオジロ、オオヨシキリなどの巣に卵を産み付け、育てさせるという「托卵」という習性があります。カッコウの雛は、元のモズやホオジロたちの卵よりも早く孵化し、カッコウ以外の卵を巣の外に出して殺してしまいます。そして仮の親であるモズやホオジロからエサを独り占めして大きく育ちますが、仮の親はそのカッコウを自分の子供だと信じてエサを運ぶそうです。京都ではないにも関わらず、京都発などと謳っていたり、京都以外に出店して住所だけ京都本店みたいなものが多い昨今、この話を何となく思い出しました。本物が静かに、そして上品に粛々と伝統を守り続けていいることを良いことに、大きな…

  • 投票への道

    選挙の投票所は、通っていた小学校。久しぶりに実家から少しゆっくりと、懐かしい風景を眺めながら歩く。所々変わってたりして、ちょっと新鮮な気分。 講堂の投票会場に、選挙人として幼なじみのお母さんが居て、なんだかお通夜の時みたいに静かに少し言葉を交わし、挨拶をするのはいつものこと。 選挙は未来を決めるための権利だし、国民の義務でもあると思うけど、遙か昔を思い出すスイッチだったりもする。ずっと地元で生まれ育ってるからだけども、これからも多分ここから離れることは無いと思うし、それだけに余計にちゃんとした人に国会に行って欲しいと思う。 投票終了。今夜の開票番組が気になる。

  • 五山の送り火 父と師とデザイン

    今日は、8月16日「五山の送り火」の日です。京都の夏といえば猛暑の祇園祭、そして五山の送り火で少し秋になる。そんな感じです。まだまだ暑い日は続くのですが、お盆休みの最終日ということもあってか、サザエさん症候群のようなもの寂しい気持ちになります。 大文字焼きじゃない 東山如意ケ嶽の「大文字」が一番有名なのもあって、よく「大文字焼き」と言われる方がいらっしゃいますが、正式には「五山の送り火」です。ほかには、金閣寺大北山(大文字山)の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)の「妙」、東山(大黒天山)の「法」、西賀茂船山の「船形」、及び嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」の五つが午後8時から順に点火され、お精霊(しょ…

  • 夏休みといえば、24時間テレビだったよね〜

    祇園祭も終わって「もう8月だね〜。早いわぁ」などと言ってる内に、お盆休みのための前倒しシフトが組み込まれてきています。今年は11日の金曜日が「山の日」のため、11日から16日までの6日間休みになるところが多いのではないでしょうか。うちの事務所は、所々の事情により10日から7日間の夏季休業となります。表向きは。。だいたいお盆というか、8月は業界的に暇な時期とされていて、実際にもスケジュールなど少し余裕が出る気がします。という感じで、お盆はしっかり休もうかなぁ〜、どこか行こうかなぁ〜と休む気満々になってきて、お盆前後のスケジュール調整を始めた頃を見計らったように、クライアント様から「お盆休み明けに…

  • 専門学校に行くだけがプロになる道ではないということ

    先日ある方とお話をしていて、とても共感したことがあるので少し整理しておきます。僕は10年以上前にあるデザイン系専門学校の講師をしていたことがります。最初は僕のデザイナーとしての経験や知識を学生に伝えるということに緊張しながらも、若い学生に「教える」ということで新しい発見がたくさんあり、実は「教わる」ことの方が多かったように思います。講師をしていた3年間は、今思えばとても貴重な経験でした。ただずっと講師をしながら引っかかっていたことがあったのと、独立間もないデザイン事務所の仕事が忙しくなってきたので、結果的に講師をやめることになりました。講師をしている間に出会った(担当した)生徒は、述べ300人…

  • 「ありがとう」と言うことについて

    「ありがとう」 僕はこの言葉をよく口にします。コンビニやスーパーで買物をして、レジで支払いをして商品を受け取る時にも必ず「ありがとう」と言います。飲食店で食べるときも店を出る時に「おおきに、ありがとう」と言うし、タクシーに乗って降りるときには「ありがとう」と言います。僕よりも若い人だったら「ありがとう」だし、僕よりも年配の方だったら「ありがとうございました」だし、もう小さい頃からそれが普通になっています。 「いただきます」 「ごちそうさまでした」 「おはようございます」 「こんにちは」 「こんばんは」 「ありがとう」 日常でごく普通に使うし、自然と出る言葉です。 なぜこんなことを書くかというと…

  • 一見さんお断りのデザイン

    祇園祭真っ只中、京都は暑いです。めっちゃ、暑いです。少し外に出るだけで汗だくになります。真夏にこんな例えはどうかと思いますが、京都は四畳半の部屋に炬燵(こたつ)を置いて、そこに入ったまま手を伸ばすだけで何でも取れてしまうような、そんなコンパクトな町です。東京と違って、かなり狭いです。物理的な面積だけでなく、世間が狭いです。河原町や烏丸、寺町通はほぼ毎日通りますが、ほぼ毎日誰か知り合いに会います。どこかのお店で友達とご飯を食べていても誰かと会います。小物を物色していても、誰かに声を掛けられます。また、その店のオーナーが知り合いだったり、友達だったりします。そのくらいに京都とは狭く、すぐに「面が割…

  • 京都の夏は鱧と祇園祭なんだけど、意外に知られていないこと

    「今年はなんだか涼しいな」なんて言ってる内に祇園祭が始まり、やっぱり京都は今年もとんでもなく蒸し暑くなってます。四条通でコンチキチン♪と聞こえ始め、鉾立がはじまると京都の町はソワソワしてきます。ちなみに、7月1日から31日までのひと月間がず〜っと「祇園祭」であることを皆さんご存知でしょうか?7月16日の宵山、17日の鉾巡航辺りだけがお祭りと思っている方も多いと思います。今年は3連休(もう今週末だ)がちょうど宵々山、宵山、鉾巡航(前祭)と重なるので、ものすごい人出が予想されます。僕は毎年この三ヶ日はできるだけ町に出ないことにしています。暑いし、人多いし、もの高いしwさて、このブログを毎週更新する…

  • デザイナーがやるべきこと

    「入稿規定に合ってない部分があるから、修正して再入稿してください」ってことがたまにあります。新聞社や雑誌社が決めた「入稿ガイダンス」に従っていないからダメですということなんだけど、その規定については色々思うことがあるのでちょっと書いておきます。自分で自分の首を絞めた印刷業界そもそも印刷業界にMacが導入されて、「DTP」という言葉がもてはやされた頃は、これからは時間もコストも削減できて、早くて安くて良いものができると魔法のようなことを印刷会社自らが喜び勇んで普及させていた気がします。それはシステムや機械を導入できる大手だけなんだけれども、その大手の普及活動のお陰で、身近にたくさんあった「町の印…

  • どう生きるのかを考えることは、人生をデザインすることでもあるんだという当たり前のことに気づく

    毎日寒いです。冬なので当たり前ですが、寒いです。もう何十年も繰り返し経験してきたことなので、十分理解しているはずなんですが、それでも寒いと言ってしまうのが人間だったりします。そしてよく知っている、頭で理解しているつもりでも実際にその時、その場になると感情が理性を超えてしまうことがあったりします。人の死に立ち会う時、特に親しい人や家族を亡くした時には、頭では「ひとはいつか死ぬ。死なない人間は居ない」ということを分かっていて、いつかそういう日が誰にでも訪れるということを理解しているつもりでも、やっぱり動揺したり悲しんだり、落ち込んだりするものですね。

  • あたりまえのことができますように。えべっさんにお願い

    今日は、1月10日。「えべっさん」と親しまれる十日ゑびすの大祭の日です。たくさんの人がお詣りし、笹に様々な飾りをつけて今年一年の商売繁盛を祈ります。「えべっさん」というと西宮神社の「開門神事福男選び」や今宮戎神社が有名ですが、京都でも京都ゑびす神社や八坂神社の「祇園ゑびす」などたくさんあります。そして神様と言うと、皆が平和で幸せに暮らせますようにと願いながら、自分の信じ崇拝するもの以外は異教徒と呼び、憎み、排除し、あげく殺戮するまでに及ぶことに昔から疑問に思い、違和感を感じています。なぜ平和と愛を説く宗教が人を殺すのかは、未だに理解できないことのひとつです。 僕は宗教観と言うものは持ち合わせな…

  • 初詣 伏見稲荷大社はやっぱりスゴイことになってた話と今年の目標

    今週のお題「2017年にやりたいこと」 あけましておめでとうございます。今年は暖かくて、ほっこりするお正月ですね。さて、「一年の計は元旦にあり」といわれるように、元旦に今年の抱負と具体的な目標などを立てようとしたんですが、食って飲んで家族や友人と楽しく過ごしてしまいました。。ところで「元日」と「元旦」は違うというのをご存知でしょうか。「元日」は正月の1月1日の一日を指し、「元旦」は1月1日の朝を指すようです。これは「旦」の字が、地平線から日が昇る様を表したとされているためとのこと。で、「正月」はなんとなくお正月休みの間だと思われがちですが、1月1日から31日までの一月間を指します。「師走」が1…

  • フリーランスと浪人。真田丸で考えたこと

    約三ヶ月ぶりの投稿になってしまいます。続けるということは大切だということを改めて感じる今日この頃、京都はめっきり寒くなってきました。今日はいつもお世話になっている自宅近所の焼肉屋さんへ出来上がったメニューを納品しがてら、美味しい焼肉を堪能してきました。僕がデザインしたもので喜んでいただけるというのはとても嬉しいものです。そして、そお店に来られるたくさんのお客さんが僕のデザインしたメニューを手にして、それぞれの楽しい時間を過ごされるということを考えるとまた更に嬉しくなってしまいます。誰かの役に立つとか、必要とされるということを感じるのは幸せなことだと、この年齢になってようやく腑に落ちてきた気がし…

  • 1964年の東京オリンピックのロゴが「最高の五輪ロゴ」である理由

    日中は外に出るのが危険だと感じるほどに、毎日茹だるような暑さが続いてますね。 年齢からくる体力の低下なのか、それともこのところ世界中から観光に押し寄せる人で、京都の気温が急激に上昇したのか分かりませんが、兎に角暑いです。ということで、開催が危ぶまれていたブラジルの「リオ五輪」も蓋を開けてみれば、なんだか普通に盛り上がっていますね。危険なことや事件的なことが報道されないだけなのかも知れませんが。。8月10日(日本時間12時)現在、日本人選手の獲得したメダルは14個。競泳=4、体操=1、ウェイトリフティング=1、カヌースラローム=1、柔道=7と大会も5日を過ぎて更に盛り上がっていますね。まだあと1…

  • 5月5日、「五条のきさき市」に出店します

    明後日の5月5日「子供の日」に隔月開催しているトークイベント「Desalon Kyoto」の主催者ふたりで「五条のきさき市」に出店します。「五条のきさき市」は、今年で4回目になるイベントで、河原町通から堀川通までの五条通に面したビルや商店の「軒(のき)先」をお借りして、フリーマーケットのようなマルシェのような楽しい市が立ち並びます。五条界隈に住む人や働く人が普段とはちょっと違った何かを提供し、五条を中心とした町の人々と交流するといった趣旨だそうです。五条は昔祖父が住んでいたこともあり、子供の頃から慣れ親しんだ町で、通っていた高校の校区でもあり、自分の仕事場も五条堺町にあることから、このイベント…

  • 東京オリンピックのエンブレムは、すべて無償で使用できるようにすれば良いと思う件

    東京オリンピックの大会エンブレムがやっと決定2020年開催の東京オリンピックのエンブレムが決定したそうです。ということで、少し余計なことを言ってみます。決定したデザインは賛否両論みたいですが、それはどんなものでも全員が同じ意見になることはないので、当たり前で健全だと思います。僕が最終4案の中からひとつを絶対に選べと言われたら、この市松か朝顔の案を選んだと思います。佐野さんの時も同じ条件とのことですが、このデザインが採用されたことで、作者には100万円が支払われるとのこと。全ての権利を放棄する前提で。みなさんはどう思いますか?安くないですか?「オリンピックのマークに選ばれたのだから名誉なことだよ…

  • フリーランスで食っていくということについて(2)

    節分も過ぎて暦の上では春ですが、まだまだ京都は寒いです。ということで、シリーズ化するつもりはないんですが「コピーライターの目のつけどころ」さんの記事を読んでなるほどなぁと思ったり、僕が独立した頃を少し思い出したので書き留めておきます。記事はこちら↓ copywriterseyes.hatenablog.jp 僕が独立した時、いの一番に考えたのが「協会に入るかどうか」でしたが、未だに各種協会には所属していません。推薦人(二名以上の正会員からの推薦がないと協会員になる資格がないなどの制度を設けている場合があります)になってくれる先輩が居なかった訳ではありません。組織から飛び出してフリーとなり、自分…

  • フリーランスで食っていくということについて

    フリーランスで食っていくということについて、グラフィックデザイナーとしてフリーランスで17年になる僕が決めた、3つの決まり事についてお話します。

  • アカン顔とオカン顔

    アカン顔。そう、アカンのです。どういうのを指して「アカン顔」なのか説明できませんが、直感で「アカン」と思う顔としか言いようがありません。僕は母親に似てると良く言われるので「オカン顔」であることは確かです(笑ということで、毎朝歯磨きするときに鏡を見て、その時の顔が「アカン」ようになったら引退しようと思っています。何を引退するのか分かりませんが、多分仕事とか色々。世間から少し距離を取るかも知れません。 おそらくアカン顔になるというのは、嫌なことを続けているか、自分に嘘を付いてるか、なにか良からぬことを考えてやっているか... そんなことだと思うのですが、そんなことっていつかは顔に出てくると思うので…

  • 謝罪と成功する秘訣、そして眠れない夜

    今週末から来週にかけて、60年に一度の寒波が押し寄せるとのことです。「今年はなんだか暖かいね〜」などと正月休みには呑気なことを言ってましたが、この数日は死ぬかと思うほど寒いです。(京都人の感覚としてですよ)お陰でレッグウォーマーと腰のヒートサポーター(ミズノ ブレスサーモ)を買ってしまいました。これが暖かい!なぜ今まで装着してこなかったのかと思うほど。(単に年を取ったからで、若い時は寒さをものともしてなかっただけです。。)ということで、寒いといえば少し前から気になっていることこがあります。謝罪。最近もSMAPやベッキーさんが謝罪されてましたし、政治家や企業のトップなどがする謝罪会見というのをテ…

  • 成人式とデザインと革ジャン

    祝・新成人!昨日は成人の日でしたね。今年の新成人は126万人とのことで、昨年よりも5万人多いそうです。若者が増えるというのは、なんだか心強く未来が明るいような気がしますが、僕が生まれた1968年の新成人は236万人と、今年よりも110万人も多かったんですね。因みに、ここ50年で一番多かった年は1970年で246万人。それ以降は150万人から200万人程度で増減し、2000年以降150万人から徐々に減少してきているようです。(総務省統計局のデータ)う〜ん、今年少し増えたと言って喜んでも居られないですね。。少子化の波は確実に来てますね。ということで、僕が二十歳の成人の日は何してたかというと、専門学…

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