Shoso さん プロフィール

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Shosoさん: Shoso Shimbo
ハンドル名Shoso さん
ブログタイトルShoso Shimbo
ブログURLhttp://ikebana-shoso.blogspot.com.au
サイト紹介文オーストラリア、メルボルンで活動する華道家、新保逍滄の新ブログ。作品紹介、華道論、エッセイなど。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供91回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2015/01/22 15:50

Shoso さんのブログ記事

  • 一日一華:超えるということ(2)
  • フェースブックを見ていると、著名人の略歴を紹介したビデオがよく出てきますね。1、若い頃は厳しい境遇にもめげず、努力した。2、その結果、今では、資産数千億。世界有数の億万長者だ。3、皆も苦労に負けずに、頑張ろうね。というポジティブなメッセージ。私の反応は、1、なるほど、そうだったのか。大変だったろうな。2、それで?3、そう言われてもなあ。多分、あまり素直でないのでしょうね。でも、億万長者になりたいと [続きを読む]
  • 一日一華:超えるということ
  • 久しぶりにいい本に出会ったなあ、と、感心したのが、T.J. Demos (2016) Decolonizing Nature: Contemporary Art and the Politics of Ecology.著者はUC, Santa Cruzの教授。こういういい本を読むと、頭の中がとてもスッキリ整理される感じがします。本の内容については、おいおい紹介することもあるでしょう。今準備している論文では、重要な参考文献になるでしょう。さらに、読みながら、思ったのは、「超える」ということ。個人 [続きを読む]
  • いけ花ギャラリー賞について
  • 2017年度のいけ花ギャラリー賞の準決勝進出の17作品が発表になりました。ピープルズ・チョイス賞には、どなたも投票できるようになっていますので、ぜひご参加ください。お一人3作品以上を「いいね!」して下さい。締め切りは7月末日です。https://www.facebook.com/pg/IkebanaGallery/photos/?tab=album&album_id=1232144103581414いけ花ギャラリー賞については、思うところがいろいろあります。嬉しいことのは一つは、準 [続きを読む]
  • 一日一華:ちょっとさんへ
  • 商業花では様々な制約の中で制作しなければいけません。時間、予算、クライアントの花についての要望などなど。大変ですが、それでも楽しいなと思える仕事です。さて、生け花と芸術の違いを最も意識するのは私の場合、公募展への応募に際してです。もちろん、芸術家としての応募です。生け花アーティストとしての公募展への出品の機会など当地では存在しません。応募に必要となるものは、1、作品の趣旨2、作品の写真3、作者の履 [続きを読む]
  • 一日一華:花菱レストランに
  • 昭和時代、生け花ブームが起こりました。そのキーワードは、「生け花は芸術だ!」だったと思います。生け花は芸術になったのです。しかし、伝統的な生け花のあり方と、芸術との「いいとこ取り」だったように思います。日本で起こる文化変容ではよくあるパターンです。詳しい説明はいずれ私のエッセーシリーズ、「21世紀的生け花考」で取り上げますが。その結果、芸術家なのに華道家の看板で活動する人と華道家なのに芸術家のふり [続きを読む]
  • 一日一華:宙に浮く森
  • 宙に浮く森を、というリクエスト。メルボルンの和食カフェChottoさん、です。前回のポストで、海外における生け花教師の立場について触れました。https://ikebana-shoso.blogspot.com.au/2017/07/blog-post.htmlどうも日本とは違う。日本のように、生け花教師という立場に対する社会的な認識がない、ということが大きな違いでしょう。ということは、どのような在り方をしてもいいということでもあります。日本と同じような華道教師 [続きを読む]
  • 21世紀的いけ花考 第60回
  •  生け花とは何か、という話から、あちこち話が飛んでいます。「生け花は精神修行」だというのは、共感者も多い有力な生け花の定義。しかし、その中身はなかなか複雑。禅との関連で説明することもできそうですが、よく考えると、過去数回にわたって書いたように、多数の疑問点が出てきます。 さらに、生け花とは何かと考えていくと、日本文化とは何か、ということにまで話が繋がっていくことにも気づいていただけたでしょうか。こ [続きを読む]
  • 生け花ギャラリー賞応募締め切り
  • メルボルンの日本レストラン、花菱にて。さて、2017年度のいけ花ギャラリー賞の応募を締め切りました。まだまだ応募数が少ないなと感じます。この賞の意義、目標などは、国際いけ花学会の学術誌、いけ花文化研究第4号(2016年度版)に書く機会がありました。http://www.ikebana-isis.org/p/blog-page_1825.html私の生徒たちはかなり積極的になってきました。この賞の意義が少しづつ理解されてきています。いけ花の狭い世 [続きを読む]
  • 生け花で募金活動
  • 生け花で募金活動がやれないか?私の印象でしかないですが、オーストラリアでは募金活動が日本以上に盛んです。様々な工夫を凝らした活動があります。積極的に参加する人が多く、社会に定着しているように見えます。私がやるとしたら、どうなるか?まず、不透明感をなくしたい。私がお金を集める役をしながら、お金を直接扱わないことはできないか?私を素通りして、寄付金が全額、慈善団体に直接届くようにしたい。できるのですね [続きを読む]
  • 鯨の巨大便(5)
  • 今年、2017年、4月に帰省したところ、郷土の文芸誌「村松万葉」が廃刊になると知らされました。寄稿者のリストをみると、50代の私が最年少の一人という状況ですから、存続は厳しいのだろうと思われます。この文芸誌を創刊され、32年間、継続してこられた文学者、本間芳男先生のご尽力にお礼申し上げます。http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20170329315525.html「村松万葉」は新潟県の主要な公立図書館で閲覧で [続きを読む]
  • 鯨の巨大便(2)
  • 鯨の巨大便(1)で、捕鯨は国益を損なうと書きました。http://ikebana-shoso.blogspot.com.au/2017/06/blog-post_8.htmlそれは政治的な見解です。より重要なのは、科学的な見解。捕鯨はエコロジーを破壊します。地球の存続可能性こそ緊急の問題です。しかし、政治的な問題として話したほうが、日本は反捕鯨へ動くのではないか、そこで政治的な問題として書いているのです。そこをもう少し詳しく説明します。p.p1 {margin: 0.0px 0 [続きを読む]
  • 一日一華:鯨の巨大便(1)
  • 日本の捕鯨がまた始まると報じられました。世界がどのようにそれを見ているか、日本ではほとんど報じられないようです。捕鯨論争については、以前にもこのブログで書いたことがあります。http://ikebana-shoso.blogspot.com.au/2016/07/blog-post_8.html私の知識が十分でないことを承知しつつも、日本には、この論争での勝ち目はない、と思っています。捕鯨反対が国是となっているオーストラリアでも捕鯨推進派はあります。日本人 [続きを読む]
  • 21世紀的いけ花考 59回
  •  ここまで「日本文化=禅文化論」に対する素朴な疑問を述べてきました。今回はその流れで少し脱線します。茶道について気になる点があるのです。「侘茶は、禅における宗教改革であった」。京都学派の哲学者、久松真一の言葉です(「茶道の哲学」)。禅が、僧のものから市民のものになったのが侘茶だということでしょう。つまり文化変容のこと。とすると疑問が生じてきます。 わかり易い例で説明しましょう。メルボルン日本祭りと [続きを読む]
  • 金沢21世紀美術館特任館長蓑豊先生にお会いして
  •  今年4月、神戸で開催されたインターナショナル・アカデミック・フォーラムの会議で、初めて蓑豊先生のお話を伺いました。兵庫県立美術館館長というご紹介でしたが、金沢21世紀美術館の特任館長。金沢21世紀美術館へは、2年前に初めて行ったのですが、とても印象的でした。 金沢21世紀美術館ができて以来、石川県の学生の学力は向上の一途。昨年はついに日本一になったと。そのことが嬉しくてたまらないというご様子。先 [続きを読む]
  • 一日一華:庭仕事
  • 日曜日は終日、庭仕事。大した作業をしたわけでない。大きな庭でもない。なのに一日かかってしまう、不思議です。チューリップの球根を20個ほど植え、水仙の球根も20個ほど植え、冬によく育つレタスを10株ほど植え、バラを整枝し、モックジャスミンのヘッジを切りそろえ、サンセベリアを移植し、サルスベリのために土壌を酸性にする薬品を撒き、ワーム・ファームやコンポストに芝生の切り屑を追加し、それで、もう夕方です。 [続きを読む]
  • 一日一華:忙しいわけではなく
  • インプロバイゼーション・アーティスト。なんだかよくわかりません。私の生け花の生徒のお兄さんが、そういう仕事をされているそうです。豪州では唯一の存在であるようです。おそらく世界的にもそのような仕事に携わっている人はあまりなかろうと思います。面白いのはこの方の仕事観。珍しい特技で、本人もそれで生活できるとは思っていなかったようですが、次から次へと様々な依頼がやってくる。それを夢中でこなしているうちに、 [続きを読む]
  • 21世紀的いけ花考 第58回
  •  今回も「日本文化=禅文化論」に対する素朴な疑問を続けてみます。4、日本人の宗教心の根本は祖先崇拝。そこに関わるのが仏教。それに対し、婚礼など現世の通過儀礼に関わるのが神道。しかし、こうした役割分担は江戸時代に成立したものであるようです。本来、祖先崇拝は神道の担当だったのです。仏教は伝来した頃、飛鳥朝の頃でしょうか、ちょうど現在のキリスト教と同じような位置だったのでしょう。高尚で、ちょっとファショ [続きを読む]
  • 一日一華:自作花器で
  • テーブルの足を逆につけて作った花器です。もう少しいろいろ試してみようと思います。こんな遊びを歓迎してくれるクライアントはありがたいです。リシアンサスとフリージアを加えて商業花にしています。本当は不要でしょうが。日本滞在中、気をつけたことは最終日まで本屋に行かないように、ということ。普段、私の読書はほとんどが英文。そのせいもあるのでしょうが、日本語の本を見ると、手にしたい欲求が抑えがたく、何冊もの重 [続きを読む]
  • 造花でいけ花
  • 造花で生け花を、というリクエスト。プロですから、リクエストがあれば何でも応じます。初めての試みです。造花の質がいいのに感心しました。しかし、これが生け花と言えるのかどうか。生け花にはいろいろな定義がありますが。例えば、花、水、器の3要素があって成り立つのが生け花だという定義からすれば、水がないわけです。いけ花とは言えないでしょう。死んでいる花(つまり切り花)を生かすから、いけ花というのだ、という定 [続きを読む]