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井戸端食堂 https://emanon067.blog.fc2.com/

本、ゲーム、音楽、映画の感想などを書いてます。ショートストーリーや創作詩も書いてます。

基本的にノンジャンルで面白いと思ったことを自由に書いてます。最近の話題ばかりでなくちょっと懐かしいものも取り上げています。

えまのん
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2015/01/27

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  • ついに捕まえたあの作品 安部公房「空飛ぶ男」

    何となくずっと探している小説がありました。それは昔、教科書で読んだ小説でものすごく短い作品。もしかしたら中編くらいの小説の抜粋だったのか。断片的な記憶を頼りに探していたその作品の正体が最近やっと分かりました。きっかけは、安部公房の遺作「飛ぶ男」が文庫化されたというニュースでした。あらすじを読むと、夏の朝に滑空する男が目撃され云々とあります。この「飛ぶ男」という言葉が引っかかり、そういえば昔から探し...

  • はじまりのうた、しめくくりのうた 松田美穂「またいつか」「キラキラ粉雪」

    ◯「またいつか」あれは東日本大震災のあった年でしたから、2011年になります。その震災が発生した時期に、ネットの生配信番組「松田美穂の部屋」内で初めて松田美穂さんの「またいつか」を聴きました。アカペラで。無伴奏です。楽器がないだけではありません、当時の「松田美穂の部屋」は現在のようにおしゃれなOP・ED曲もなければ音源再生のコーナーもありませんでした。シンとした部屋の中で美穂さんはアカペラで歌い、喋り、静...

  • 今一度SFのワクワクを 「アポロ18号の殺人」

    久しぶりに良質なSFに出会いました。クリス・ハドフィールドの「アポロ18号の殺人」。上・下巻にわたる長編大作なのですが、アポロ計画の一員になった気分で前へ前へと読んでしまう魅力がありました。米国は次の月面への有人飛行となるアポロ18号計画を進めていた。冷戦下、極秘に進行していたこの計画の目的の中にはソ連の偵察宇宙ステーションの機能停止、月面探査車の破壊といった物騒なものも含まれている。打ち上げに向けて訓...

  • 永遠のメリークリスマス 坂本龍一「音楽は自由にする」

    教授の半生を描いた自伝「音楽は自由にする」を読みました。亡くなられてから3ヶ月余。まだピンと来てないというのが実感です。幼い頃のこと、音楽との出会い、YMO時代のこと、ソロになってからのこと、世界を舞台にした御仕事をしたこと。とてもシンプルにオーソドックスに書かれた自伝で、下手なアレンジをしていないところが教授らしいなと思いました。教授のラジオを聴いていたこともあって、知っていることもかなり書かれて...

  • 「持つ者」と「持たざる者」の介護 映画「ロストケア」

    そんなわけで、映画「ロストケア」も観てきました。もっと早く観に行くべきでしたね、これは。原作を読んでから鑑賞したからというのもあるのですが、とても観やすい作品に仕上がっていたと思います。原作では男性だった検事を女優の長澤まさみちゃんが演じたり、犯行の内容が少し違っていたり、長澤まさみちゃん演じる検事の家庭背景が追加されていたりと原作小説をいくつか大胆にアレンジした脚本でしたが、作品の本質はブレるこ...

  • 介護とミステリーと 葉真中顕「ロスト・ケア」

    葉真中顕の小説「ロスト・ケア」を読みました。長澤まさみさん主演で映画化され公開中ですね。その話題性とは関係なく、なかなか面白い作品でした。とても変わった小説です。一応、ミステリーにジャンル分けされるのかも知れませんが単純に推理ものと位置付けられないような内容です。メインになっている題材は現代日本における大きな問題の一つである介護です。家庭における介護、施設における介護などその現場の風景と関わる人々...

  • 工夫に満ちた短編たち 松崎有理「シュレーディンガーの少女」

    コンセプトはディストピアとガールということで、おもしろそうなので読んでみました松崎有理さんの「シュレーディンガーの少女」。タイトルからしておもしろそうですからね。「猫は50%生存している」のシュレーディンガーです。全部で六つの短編が収録されています。65歳になったら一律に人が死ぬように設計された世界を描いた「六十五歳デス」。基準以上の肥満の人は殺されてしまう世界を描いた「太っていたらだめですか?」。数...

  • 本が好きな人も本を好きになりたい人も 中江有里「ホンのひととき」

    中江有里さんが書かれた「ホンのひととき」を読みました。女優であり作家であり読書家でもあることで知られている中江さんが本について読書について愛情たっぷりに著したエッセイ集です。本書は三部構成で、まず本にまつわるエッセイの数々から始まり、中江さんの読書日記、そしてこれまで書かれた書評へと続きます。読書日記は、ふだんどういう風に本を選び読んでいるか、その情景がうかがい知れる内容でとても楽しめました。本好...

  • 文章で表現するスナップ 「女たちは二度遊ぶ」吉田修一

    吉田修一さんの短編集「女たちは二度遊ぶ」を読みました。この中の一編がラジオドラマで放送されていてそれを聴いたのがこの本との出会いとなりました。全部で11の物語が収録されています。「どしゃぶりの女」「平日公休の女」「十一人目の女」「CMの女」「ゴシップ雑誌を読む女」とタイトルからして何だか独特で、どんな話なんだろうと興味をそそられます。そして実際に読んでみると、これが予想外の独自性をもつ物語たちでその...

  • 家族について考えさせてくれる一篇 中江有里「水の月」

    中江有里さんの新刊「水の月」を読みました。月刊誌に連載されていたものが単行本化されたんですね。以前からSNSで中江さん自身も告知されていたので、楽しみにしてページを開きました。もうネットなどでも紹介されているので、あらすじは御存知の方も多いかも知れません。幼い頃に両親が離婚したために別々の人生を歩んでいた姉妹が、ふとしたきっかけでお互いの存在を知り、メールのやりとりをするようになります。この「水の月...

  • 披露宴をめぐる多彩なドラマたち 中江有里「残りものには、過去がある」

    中江有里さんの書いた小説「残りものには、過去がある」を読みました。ひとつの結婚披露宴を舞台にしたオムニバス形式の短編集です。中江有里さんの作品を読むのは「万葉と沙羅」に続いて2作目です。「万葉と沙羅」は、本を通して二人の若い男女のドラマを描いた物語で、どちらかと言えばほんわかした穏やかムードの作品でした。でも、今回の「残りものには、過去がある」は男女の恋愛模様を中心に描かれていて、シリアスで心に刺...

  • もしもドイツが勝利していたら… 小説「NSA」

    アンドレアス・エシュバッハが書いた小説「NSA」を読みました。もし、第二次大戦時にドイツで携帯電話やインターネットが発達していたら…という設定の「歴史改変SF」です。そういう設定の小説ですから、「ドイツと他国との息詰まる情報戦略!」みたいなものかと読み始めたのですが、想像とは相当かけ離れたお話でした。物語は主に二人の人物を中心に書かれています。一人は、ヘレーネ・ボーデンカンプという女性のプログラムニッタ...

  • 丁寧に描かれた青い春の心たち 中江有里「万葉と沙羅」

    中江有里さんの書いた小説「万葉と沙羅」を読んだ。出たばかりの新刊を読むのは久しぶりだ。ネットやラジオでも話題になっていたし、何より中江有里さんが書いた作品だというのですぐに読んだ。ところで中江有里さんというと皆さんはどういうイメージを持っているんだろうか。若い人たちは多分、コメンテーターの印象が強いかも知れない。本をよく読む人は小説家の、テレビをよく見る人は脚本家のイメージかも知れない。でも、デビ...

  • 観客なし、笑顔なし、感動なし

    この状況で東京五輪を開催しようとしている正気とは思えない開催しないと赤字になると嘆く人が居るがだから何だと言うのか何と何をはかりにかけて議論しているのだろうか命を犠牲にしてまで損をしたくないというのだろうかアスリートたちが可哀想だと言う人が居るがむしろ開催する方が彼らにとって可哀想だこの大会でメダルを獲った選手たちは呪われた印を首にかけることになるもしもこのまま東京五輪が開催されたらそれは五輪史の...

  • ロッキーから次の世代へ 映画「クリード」

    「ロッキー」と聞いて、あのテーマソングがすぐに脳内再生される人はどのくらい居るんだろうか。今の20代、30代だとその数はかなり少ないかも知れませんね。無名のボクサーのサクセス・ストーリーもそれくらい過去のものになりました。映画「クリード チャンプを継ぐ男」と「クリード 炎の宿敵」は、そのロッキーのライバル、アポロ・クリードの息子アドニス・クリードがボクサーとして歩み始める姿を描いた作品です。アポロに息...

  • つづきのつづきがまた見たくなる 劇場版「奥様は、取り扱い注意」

    綾瀬はるかさん主演の映画「奥様は、取り扱い注意」を観ました。2017年にオンエアされたドラマ作品の続編です。この映画は2019年に撮影が行われ、2020年に公開予定のはずがコロナの影響で延期に。そして、今年2021年、まさに満を持して公開されました。最初にストレートな感想を書いておくと、めちゃくちゃ面白かったです。大満足の作品でした。ドラマ版「奥様は、取り扱い注意」をご存知ない方のために、ちょっとだけあらすじを。...

  • ンマヤ・ンマヤ・ンマヤ・ンマヤー 「孤独のグルメ」

    ドラマ「孤独のグルメ」に、ようやくハマっています。前々から「面白いですよ」と薦められていたのですがなかなか見る機会が無く。最近、ようやく見始めたのですが、これが相当面白い。松重豊さん扮する井之頭五郎が、決して有名ではない何処にでもある飲食店に入り、ひとりで料理を堪能するという形式で作られているドラマ。ただ、おじさんがひとりで御飯を食べているだけ。それだけです。シンプルです。でも、それが良い。とてつ...

  • 水玉ワールドよ永遠に

    水玉螢之丞さんの本、「SFまで10000光年」と「SFまで10万光年以上」を読み終わりました。水玉先生は、2014年12月13日に55歳の若さで亡くなられています。SFが大好きな自称「いさましいちびのイラストレーター」である水玉先生は、知識と感性で好きなものを語るヲタクの鑑でした。前述の2冊には、1993年から2014年まで「SFマガジン」に連載されたエッセイを中心に、他誌のコミックエッセイや文庫カバーイラストなどがぎっしり詰め...

  • 祝・ファーストサマーウイカ ソロデビュー

    新年早々、自分的には腑に落ちたというか「ああ、良かったなあ」というニュースが飛び込んで来ました。ウイぽんことファーストサマーウイカがソロデビューすることに決まったんです。めでたい。このどんよりしたコロナ禍にあって、まさに一条の光を見る思い。私はウイカファンとしては後発型です。2020年3月に始まった「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0(ZERO)」を聴き始めて彼女を知りましたから。それまでにメン...

  • 2020年

    とんでもない1年になりましたね、2020年。誰がこんな年になると予想できたでしょうか。去年の年末はミルクボーイの「コーンフレーク」を見てみんなで大爆笑してました。来年は東京にオリンピックが来るんだと。賛否はともかく、世界一みすぼらしいオリンピックをやるんだと。何となく思ってましたよね。それが、こんな1年になるとは、誰が予想できたでしょうか。新型コロナウイルス感染症が世界的に流行していると聞いて、我々、...

  • やはりSFはこうでなくちゃ 「攻殻機動隊 SAC_2045」

    「攻殻機動隊」シリーズの最新作(になるのかな?)「攻殻機動隊 SAC_2045」を見ました。久しぶりに公安9課のみなさんと再会。少佐は少佐だし、バトーはバトーだし、トグサはトグサだし、ボーマは名前忘れてましたごめんなさい、その他、みんな全然変わってなくてホッとしました。相変わらず、タチコマは最高だし。この作品、見ればすぐに分かるのですが全編フル3DCGで作られています。ゲームの最中に再生される動画みたいな...

  • どっちがスピンオフ? 「ベター・コール・ソウル」

    以前、「ブレイキング・バッド」というドラマの話を書きました。癌にかかった高校の化学の教師が、遺される家族のために麻薬を作って売る商売を始めるというとんでもないドラマです。このドラマの中に、詐欺まがいの(実際、詐欺なのか?)やり方で弁護士を営んでいるソウル・グッドマンという男が登場します。このグッドマンを主人公にした「ブレイキング・バッド」のスピンオフドラマが「ベター・コール・ソウル」です。「ベター...

  • 良いこと悪いこと

    中島美嘉ちゃんが3年半ぶりにオリジナルアルバム「JOKER」を出したのは、とても良いことです。ここ数年はベスト盤とか企画盤ばかりだったので、新しい曲が入ったアルバムがこの時期に出るのはとても嬉しい。こんなパンデミックな状況の中で。三浦春馬くん、竹内結子さん、芦名星さんと前途有望な役者さんが相次いで亡くなったのは残念なことです。自死と報じられていますが、詳しいことはもちろん我々には分かりません。彼らの遺...

  • ヤバい・ヤバすぎ・超ヤバい 「ブレイキング・バッド」

    海外ドラマ「ブレイキング・バッド」が面白い。相当、面白い。こういう言い方は好きじゃないんだけど、ヤバい。ナウなヤング風に言うと、超ヤバい。本当に面白い。続きが気になり過ぎて、見始めたら止まらない感じ。まあ、止まるけど。とにかく面白い。物語の中心に居る人物は2人。ひとりは高校で化学を教えている教師ウォルター・ホワイト。奥さんが居て、脳性麻痺の息子が居る。住宅ローンを抱えていて家計は苦しく、洗車場のア...

  • F1 with コロナ 歓声のないバトルが生む静かな凄み

    2020年のF1GPが開催されています。無観客ですが。御多分に洩れずコロナ感染の影響を受けて、当初は3月にオーストラリアで始まる予定だったのが、7月からオーストリアで開幕することに。スケジュールも変則的なものになっていて、22戦開催の予定が13戦に減り、第9戦までは3連戦開催して1週間休むの繰り返し。開催国もヨーロッパ圏のみとなり、残念ながら日本GPなど多くの国々での開催が中止となりました。多くのスポーツが、パ...

  • 少しずつ読みたくなる身体に良い文章 「旅と小鳥と金木犀 天然日和2」石田ゆり子

    石田ゆり子さんの「旅と小鳥と金木犀 天然日和2」を読んだ。「天然日和2」という表記からも分かる通り、本作はエッセイ集「天然日和」の続編。私は2冊とも読んだわけですが、「天然日和」よりさらにゆり子さんの文章は魅力が増している。確実に。「日々のことを、思ったまま書く、思ってもいないことは絶対に書かない、ということを自分自身と約束」したと巻末のあとがきに書いているように、本書にはゆり子さんの日々の暮らし...

  • なぜ厄介は自分の書いた小説をもう一度今日子に見せなかったのか 「掟上今日子の備忘録」

    ドラマ「掟上今日子の備忘録」を見ました。面白かった。2015年に放送された作品。今頃気づく。遅れて来るマイブームは、いつものことです。物語は、女探偵 掟上今日子(おきてがみ きょうこ)が依頼された難事件を解決していくというミステリーもの。何だ在り来たりじゃないかと思われるかも知れません。これだけ聞くと確かにそうです。でも、この掟上今日子は一度眠ると(あるいは気絶しても)記憶が全てリセットされてしまうん...

  • ハワイを走るもうひとりのヒーロー 「私立探偵マグナム」

    海外ドラマ「私立探偵マグナム」が面白い。ハワイを舞台に元海軍特殊部隊(シールズ)出身の探偵が活躍する様子を1話完結で描くスピーディーなアクションドラマ。いろいろ考えずにサッと見られる爽快感が売りの作品です。元シールズ? ハワイ? なんか似たような設定のドラマがありましたね。そう、「ハワイ・ファイブオー」です。主人公の設定だけじゃなく、1話完結で風のようなスピードで物語を展開させるところもそっくり。...

  • 再放送してほしいドラマたち

    新型コロナの影響でドラマの収録が出来ず、春からの新ドラマのオンエアが延期になっているんだとか。各局とも過去の人気ドラマを再放送して急場を凌いでいるようです。そこで、自分がもう一度再放送すれば良いのになあと思っているドラマをいくつか挙げてみます。お茶の間 (1993・日テレ)水泳バカの花井薫(成田昭次)が熱愛する塚原苑子(渡辺満里奈)をひたすら追いかけ回すだけの物語。ホントに全編通して「それだけ」で、そ...

  • コロナつれづれ

    雑感です。ストレスを感じないように何か工夫をしましょう。「あつまれどうぶつの森」で遊ぶも良し、ネット配信のカラオケやゲームを楽しむも良し。休校が続いたりリモートワークになったり、非日常が日常になってかなりの時間が経っています。ストレスが溜まらない方がおかしい。ストレスをストレスだと受け止めましょう。家族には愚痴を言って良いんです。そのための家族です。でも暴力はいけない。そこさえ守ればお互いに愚痴を...

  • 「やるの!」(パンデミック・オリンピック)

    「オリンピックは予定通りやるから」会議室に居並ぶ閣僚に向かって、総理はそう言い放った。しかし、そこに一国のリーダーの威厳は無かった。三歳児のような意固地さだけが見てとれた。この国で開催されるオリンピックは一週間後に迫っていた。ここまでの道程は並大抵では無かった。その感染症が世界規模で猛威を振るい始めたのは、オリンピック開催の半年ほど前だった。最初は一部地域に限定された感染範囲は、瞬く間に世界に拡が...

  • コロナを第二のフクシマにしないために

    他に何か書いても白々しい感じがするだけなので、とりあえずこのことについて書いておきましょう。コロナウイルス感染による新型肺炎のニュースです。新種のウイルスによる感染症が世界規模で拡がりつつある。そう聞いた時に最初に頭に浮かんだことは、「「復活の日」みたいだな」でした。「復活の日」というのは小松左京氏原作の映画で、未知のウイルスによって侵された人類が南極に1000人足らずを残して滅亡寸前まで追い込まれる...

  • 本当に心が強い人の強さとは 「マイ・ブロークン・マリコ」

    平庫ワカさんの描いた漫画「マイ・ブロークン・マリコ」を読みました。ネットの広告で偶然見かけて、気になって読んだわけです。最近の漫画は、ストーリーよりも絵が洒落ていて、コマごとの構図が洒落ていて、何だかイラストが連続したようなものが多いような気がします。読むというより手元に持っていてカッコが良いとでも言えば良いのでしょうか。ストーリーの中に込められたメッセージ性が弱い作品が多い。そんな印象です。この...

  • 2020初笑いは綾瀬はるかの「たらちね」

    「笑点」のお正月SPに綾瀬はるかさんが出てました。「笑点」良いですね。噺家さんたちが大喜利で座布団の枚数を競う。バラエティーの原点です。分かりやすいのが良い。一部の落語家さんは批判的だったりしますが、私は笑いは分かりやすいのが一番だと思います。ミルクボーイがM-1でウケたのも分かりやすかったから。分かりやすいのが一番。さて、綾瀬はるかさんですが、お笑いのプロに混じって大喜利の進行を担当してました。昇太...

  • 2019年の今年一番

    今年一番楽しかったことは、ミルクボーイを知ることが出来たこと。史上最高レベルともいわれる2019年のM-1グランプリを制したのは、あっぱれの一言。登場する順番に左右されることが多い大会だけど、あのネタの分かりやすさと面白さはダントツでした。聞けば、M-1で優勝するために飲み会の誘いも全部ことわって、ネタ合わせ後も二人でLINE交換するほどひたすら漫才に打ち込んだんだとか。努力は裏切らないすな。久しぶりに何回見て...

  • やばいやばい

    この国の芸能界のやばいところ歌も演技もネタもイマイチなのに利権に押された人だけが無理矢理売り込まれているところ芸が上手くなるお薬飲めば良いのにあ、飲んでるのかこの国の政府のやばいところ政府のトップ(仮)がシステム構成も理解せずに公文書を勝手に破棄したり紛失したりしているところついでに改竄もしているところ風が吹くぞ雨が降るぞ地面が割れるぞでも知らん顔して宴会だバッジは着けてても仕事はしないぜいやばいや...

  • れいわがはじまる れいわではじめる 山本太郎「僕にもできた! 国会議員」

    れいわ新選組代表の山本太郎さんが書かれた本、「僕にもできた! 国会議員」を読みました。山本太郎さんが、かつて所属していた党の名前は「生活の党と山本太郎となかまたち」。そして、この本のタイトルは先述の通り。おもしろいネーミングが多いですね。でも、タイトルだけで判断しないでください。これが、なかなかの内容です。この本では、まず、山本太郎さんが国会議員として6年間という時間の中で何をやって来たか、その代...

  • 面白いことをする人の生き方・考え方 星野源「よみがえる変態」

    星野源さんが書かれた本「よみがえる変態」を読みました。面白かった。この作品には2011〜2013年にかけて雑誌に連載された源さんのエッセイが詰まっています。2014年に単行本として出版され、加筆・修正されたものが今年(2019年)文庫本化されたというわけです。星野源さんを

  • 間が命のドラマ 帰って来た桑野信介「まだ結婚できない男」

    あの「結婚できない男」が13年ぶりに帰って来ました。タイトルを「まだ結婚できない男」に変えて。主題歌も「スイミー」から「まだスイミー」に(笑)。阿部寛さん演じる主人公桑野信介、まだ結婚できてなかったんですね。本人いわく、結婚「しないだけ」だそうですが。13年前の「結婚できない男」は、本当に毎回毎回笑える作品でした。40歳になっても結婚できない独身男の

  • ルクレールが赤く染めたモンツァ F1新時代へ

    ルクレールが2連勝した。まず、ベルギーのスパで初優勝。続いてイタリアのモンツァで。いずれもポール・トゥ・ウィン。ファンが待ちに待った若いドライバーが、ようやく陽の当たる場所に出て来た。昨シーズン、ザウバーで走っていた時から、この若い新鋭には多くのF1ファンが注目していた。まず、速い。これはF1ドライバーにとっては絶対条件。そして、ミスをしない。自分の現在のマシンより明らかに能力差のあるマシンに無茶なブ...

  • 東野圭吾はクセになる

    東野圭吾にハズレなし、とよく言われます。以前にも書いたかも知れませんが、私は「ハズレなし」かどうか分かるほど東野圭吾作品を読んでいません。でも、これだけは言えます。東野圭吾はクセになる。東野圭吾さんの小説を原作としたドラマを、2作品観ました。長澤まさみちゃん主演の「分身」、それから、神木隆之介くん主演の「変身」。観る前にどちらを楽しみにしていたかというと、それは「分身」の方でした。すみません・・・...

  • 「ゲームセンターCX in ロシア」を見て思ったこと

    有野課長の「ゲームセンターCX」、4年ぶりに海外ロケに行った様子が放送されていました。今回、課長たちが訪れたのはロシア。1991年のソビエト連邦崩壊前には考えられなかったような海外ロケ。北の異国に住む人々は課長にどんな反応を見せてくれるのでしょうか。今回、課長たちがロシアを訪れたのは、日本とロシアの友好を深めるコンサートに有野課長が招待されたからなんです。ゲームやアニメ文化に関連したイベントということな...

  • 銀行がなくなると聞いて、残る仕事なくなる仕事について考えてみた

    一説によると遠くない将来に、銀行がなくなるそうです。それを言っちゃあおしまいかも知れませんが、たしかに銀行は他人のお金を預かってるだけですから。それに、近年では預けておくことによってもらえる利子も無いに等しいですし。だったら銀行いらないか、となるんでしょう。でも、綺麗で親切な窓口の行員さんに会えなくなるのは残念ですね。銀行に限らず、近い将来、なくなって行く仕事はいろいろあるそうです。そこで、私なり...

  • ゲーム実況配信者ならプレイヤーの水先案内人に

    私がよく見ているゲーム実況配信にはどういうものが多いか。まず、ゲームが上手い人の配信。流れるようにプレイしてクリアしていく様子は、見ていて感心します。ああ、こういう風にやらなきゃいけないんだな、と自分のやり方のまずさが分かったりします。けれど、あまりに上級者の配信や動画はスキルが高すぎてついていけないものが多いです。だから、部分的に参考にする程度でほとんど鑑賞するだけになります。反対に下手な人の配...

  • こだわりのファンタジー映画 「今夜、ロマンス劇場で」

    綾瀬はるかさん主演の映画「今夜、ロマンス劇場で」を観ました。昨年(2018年)の2月に公開された作品で、劇場に観に行きたかったんですが機会を逃してしまいました。それで、先に原作小説(厳密には台本から書き起こした小説になるのかな?)を読んだのですが、なかなか面白い物語でした。これが映像化されたらどんな風になるんだろうかと想像を膨らませながら1年余、ついに鑑賞することができました。助監督として映画づくりに...

  • 「私がFBIだ」 25年後、物語は再開する 「ツイン・ピークス The Return」

    海外ドラマの名作「ツイン・ピークス」の続編「ツイン・ピークス The Return」を見ました。ようやく。続編が出来ると知ってから心待ちにしていたのに、見よう見ようと思ってその機会を逃していました。でも、ついに見ました。なつかしいツイン・ピークスの森に再突入したのです。このドラマを知らない人のために少しだけ説明を。「ツイン・ピークス」は名監督デヴィッド・リンチが作ったドラマです。シーズン1は1990年、シーズン...

  • 密室トリック小説の草分け 「黄色い部屋の秘密」

    なつかしい小説を読みました。ガストン・ルルーの「黄色い部屋の秘密」というミステリーです。この作品はたしか小学生か中学生向けの新聞に連載されているのを読んだ記憶があります。余談ですがその新聞、たびたび誤配されることが多く(「◯◯小学生新聞」と「◯◯新聞」を新聞屋が間違えるため)、連載漫画や連載小説はとびとびにしか読むことが出来ず、随分つまらない思いをしたものでした。今回ようやく、長い年月を隔てて、まとま...

  • 「駆け込まないでください」の連呼から禁止しよう 駆け込み乗車禁止について

    そろそろ、この問題について真剣に対策をするべきでしょう。列車への駆け込み乗車に関する問題です。以前から思っているのですが、駅員の「ドアしまっております。まもなく発車です。ベルが鳴ってからの駆け込み乗車は大変危険ですのでおやめください! ドアしまっております! 駆け込まないでください! 駆け込み乗車はおやめください!」というしつこいアナウンスが、逆に人々の駆け込み乗車をあおっているような気がします。...

  • ドラマは視聴率ではなく文化的価値のある作品を作るべき

    ネットを見ていると毎週のように、「今週のドラマ「◯◯」は視聴率が▼パーセントでした。どうするんでしょうか?」みたいな記事を見かけます。「ドラマの面白さ=視聴率」というマスゴミが植え付けた数式。視聴率という数字だけを気にしているかぎり、日本のドラマに面白いものはうまれないだろうと思います。私たちが昭和の時代に熱中したドラマは、何十年経っても世代を超えて見られています。私が見ていたドラマも、私が生まれる...

  • ピエール瀧問題

    もう、ほとぼりもさめたんで騒動に乗っからない形でこの事について書きたいと思います。コカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑でピエール瀧さんが逮捕された事件についてです。のりピーしかりASKAさんしかり、芸能人の薬物使用についてこの国の人たちは厳しすぎる。たしかに法に触れる行為は咎められるべきかも知れません。しかし、「彼の出演している番組から出演シーンを全部カットしましょう」、「彼の手がけた音楽は全て...

  • 活字ならではの恐怖 スティーヴン・キング「夜がはじまるとき」

    スティーヴン・キングの短編集「夜がはじまるとき」を読みました。日本語版では独立した短編集のようになっていますが、もともとは「夕暮れをすぎて」という1冊の短編集におさめられていた作品群を分冊にした2冊目が本書になります。その前半部分がおさめられた「夕暮れをすぎて」同様、面白い作品ばかりでした。収録されている6編の作品の概要は、強迫性障害の患者と担当医をテーマにした「N」、かかわった人間を死に至らしめ...

  • 春が近づくと面白いことがチラホラ

    今日は、いつもは行かない場所にお使いで行く。朝っぱらから。その途中、先生に引率された園児たちの行列とすれ違った。と、彼らが過ぎ去ったあとに1つ小さな靴がポツンと落ちていた。あわてて拾ってチビちゃんたちの列に追いつき、先生に靴を渡す。もし、あの場所に今日自分が行かなかったら、もしかしたらあのチビちゃんは半日か1日、靴を片方失くしたまま過ごしていたわけで。それだけでも、自分が今日いつもと違う行動をとっ...

  • レトロで新しいドラマ 「刑事 コムラッド 〜同志に別れを〜」

    海外ドラマ「刑事 コムラッド 〜同志に別れを〜」を見ました。とんでもないドラマでした。こういう言い方はあまりしないのですが、本当に「ヤバい」ドラマです。そして、ものすごく面白い。まだ冷戦の最中にある1980年代のルーマニア。首都ブカレストにあるブカレスト警察のグレガーとニキータは、いわゆる

  • 作家の強い想いが作る長い物語 村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」

    村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」を読みました。文庫本で全3巻。かなり長いお話です。村上春樹さんの小説を読み始めていつも思うのは、これは一体どういう物語になるんだろう、ということ。ほとんどの小説は読み始めるとその作品の向かう先がだいたい分かります。ミステリーならこれから何か事件が起こって捜査が始まります。ファンタジーなら主人公が異形の者に出会い、異世界へと旅立ちます。そんな風にこれから始まる物...

  • 古いものを想う心

    最近、古いものによく目が行く。まず、音楽。学生の頃に聴いた曲ばかり、気がつくと聴いている。松任谷由実「ノーサイド」、井上大輔「めぐりあい」、中村あゆみ「翼の折れたエンジェル」など。詩が生きている、メロディーが流れている、そんな感じが強い。最近の音楽には、そういった感触が全く無い。思うに、90年代、アメリカの後を追うようにヒット曲を量産するシステムが日本にも流行った。バブル景気の余波もあったと思う。悪...

  • ジャック・バウアーついに大統領に? 「サバイバー 宿命の大統領」

    アメリカ合衆国の緊急事態対策計画の中に、「指定生存者制度」というのがあります。一般教書演説や大統領就任式の際、大統領および副大統領、それに各閣僚や上院・下院議員たちが一堂に会することになります。そんな時に皆が集まった会場が大規模な天災や何らかの事故に見舞われたり、あるいはテロ攻撃などを受けた場合、多数の出席者が死傷もしくは職務執行不能状態になる可能性があります。そうなると合衆国政府は機能しなくなる...

  • アニメがはじまる「約束のネバーランド」に備えよう

    久しぶりにハマった漫画があるのでご紹介します。白井カイウ・原作、出水ぽすか・作画の「約束のネバーランド」という作品です。よく通っている書店のコミックコーナーに、ある日、どーんと平積みにされている漫画がありました。表紙のデザインがとても魅力的で「画集かな?」と思わず手にとっていました。それが、「約束のネバーランド」との出会いでした。そして、少しずつ読み始めた頃、この作品がアニメ化されるというニュース...

  • 店頭で買うよりネットでポチってしまうことについて

    12月に入って年の瀬が近づくにつれて、「あれも買っておかなくては」、「これも買っておかなくては」と買い物が増えます。そこで、街中で人ごみをかき分けながらあれこれ品物を探し回りますが、もうひとつ良いのがありません。仕方がないので、家に帰ってネットを検索し、「あ、こんな良いのがある」とポチ、「これ、探してたやつだ」とポチ、という具合にあちこちのネットショップで買い物してしまいます。ひどい雨の日だったり、...

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