蒼生 さん プロフィール

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蒼生さん: I Love Rock 'N Roll
ハンドル名蒼生 さん
ブログタイトルI Love Rock 'N Roll
ブログURLhttp://aimotososei.blog.fc2.com/
サイト紹介文オリジナルBL小説です。R18ありですが、少なくて薄いです......
自由文幼馴染三人+その保護者でストーリーは展開してます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供367回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2015/02/08 02:37

蒼生 さんのブログ記事

  • 東西南北! 9
  • 「かーちゃんがもうすぐ来るから、先に始めてろって。 ああ、和哉も翼も、足崩せ。 お前たちがきっちりしてるのはわかってるけど、俺が気づまり」エイチがそう言って、シュンが廊下にいる人に声をかけた。一品ずつ出て来るって、勝手にイメージしてたけど、大きなローテーブルに、ずらっと料理が並べられた。カズヤさんとツバサさんは、正座を崩した。ツバサさんが、キラキラした顔で料理を見てて、カズヤさんは、そんなツバサさ [続きを読む]
  • 東西南北! 8
  • カオルに渡したデモを聴かせると、レンさんとエイチは、満足そうに笑った。「これは、カオルちゃんの復帰第一弾にしよう! カオルちゃんもアレンジ参加するんでしょ?」「はい、張り切ってましたけど、無理はしないって約束してくれました」「ああ、それが心配だったんだよな。 ま、ロウとカレンがついてるし、本人も自覚したんなら大丈夫か」エイチもやっぱり心配してたのかと思うと、すっごくありがたいと思った。ほんと、そこ [続きを読む]
  • 東西南北! 7
  • ロウとカオルの子どもは、「奏(かな)」って名付けられた。男の子だったら、漢字はそのままで「そう」にするつもりだったらしい。「楽器を奏でるって言うだろ?それに、成果を得るって意味もあるんだ」「発音もしやすいし、覚えやすいでしょ?」二人が自慢気に説明してくれる。抱っこさせてくれようとしたけど、落っことしそうで怖くてってさ。カンと二人で、思いっきり、首を横に振って辞退したら、みんなに笑われた。他に、病室に [続きを読む]
  • 東西南北! 6
  • カンと夢中になって、新しい音を作った。頭に浮かんだメロディを、ギターで弾いてみる。カンが、最初は歌詞なしで、途中から思いついた言葉を乗せて歌ってる。そうこうしてるうちに、ギターとヴォーカルだけのデモができあがった。デモだけど、前奏も間奏もできあがってきたから、叩き台としては充分。スタジオにいたから時間がわからなくて、一旦、スタジオから出て休憩しようと時計を見たら、朝の六時。カンとミーティングルーム [続きを読む]
  • 東西南北! 5
  • アコースティックライブを四ヶ所でやって、もう年の瀬。エイチから呼び出されて、ライブ盤の指示が出た。四公演とも録音してたのを、レンさんが中心になって、どの部分を使うかを話し合い。一ヶ所通しではなくて、出来のよかった部分やトークで面白かった部分を継ぎ接ぎする。最初のカンの失敗を入れるかどうかで、レンさんとエイチの意見がぶつかった。「滅多にないミスでしょ? ネットでも話題になってたし、来れなかったファン [続きを読む]
  • 東西南北! 4
  • 十一月中旬、初めてのUnpluggedは、都内のちょっとオシャレなハコ。収容人数は三百人で、テーブルにイスが用意されてて、ワンドリンク付き。俺たちの客層には、少し大人な雰囲気で、客が集まるのか不安だった。それでも、チケットはサイト受付、一般販売ともに、即日完売。ゆったりと楽しんでもらうためには、俺たちが緊張してちゃダメなんだよね。ステージの数はこなしてきたけど、いつもいつも、新しいことを演る時は、緊張して [続きを読む]
  • 東西南北! 3
  • ツバサさんとカズヤさんが帰った後、エイチとレンさんに、演奏をチェックしてもらった。カンが、さっきの失敗を引きずらないかと心配したけど、なんとか切り替えられたみたい。「おーし、よく練習した。特に、ロウ。 お前、パーカッションのノリがすっげぇいいよ。 適度な遊びも入ってて、カイとカンを巧く乗せてるな」厳しく言われると覚悟してたから、褒めてもらって、ちょっとびっくり。レンさんからも、細かい注意を言われた [続きを読む]
  • 東西南北! 2
  • 三人で練習してるうちに、アレンジを少し変えてみたり、セットリストを考えたり。なんとなく形になってきたかなって頃に、レンさんとエイチに一度聴いてもらうことになった。今回は、エイチたちの事務所へ、俺たちが行く。親父たちがツアー前で、家や事務所がピリピリしてるんだよね。聴いてもらうんだし、居心地悪いのは申し訳ないなって困ってた。そしたら、エイチが、「うちのスタジオ使え」って、言ってくれたんだ。パーカッシ [続きを読む]
  • 東西南北! 1
  • 「とにかく、何がすげぇかってさ。 コピーなのに、完璧に自分の音にしちゃってんだって」カンが、ミーティング前に、昨日のミニライブについて話してる。カオルもロウも、興味津々で聞いてる。「MTVでNIRVANAもOASISも演ってたじゃん? SMSも、アコースティックバージョンベスト出してる。 でも、完コピじゃなくて、自分たちに合うようにアレンジ変えてた。 二人とも、ギターのキレはいいし、何より、ハモりが半端ねぇ。 二本 [続きを読む]
  • このまま行くぜ 12
  • リョウにマンション近くで降ろしてもらって、二人で挨拶。またねーって、にこやかにリョウとショウさんは、笑って去っていった。ショウさんは、普通に笑うと、すっごく優しい顔になるとこまで、エイチにそっくり。ソウジロウは、感情表現や表情がオーバーだから、差が際立つ。「なぁ、俺の部屋に来いよ」命令口調だけど、顔を見ると「お願い」って書いてある。凹んでたから、慰めて欲しいのかな。「明日は、午後からレンさんとミー [続きを読む]
  • このまま行くぜ 11
  • パーティがお開きになって、片付けを手伝おうとした。気がつくと、ほとんどが片付いてて、残りはお店の人二人で手が足りるって。「片付けは、甲斐さんと健に任せるから、帰るよ」エイチが話をしてたのは、どうもショウさんだったらしい。マサユキさん、ケンタさん、レイとリョウと合わせて五人。車二台で来てるから、俺たちを乗せても余裕なんだそうだ。「ソウジロウん家にでも泊まるんすか?」すぐに。カンが質問してる。ん?もし [続きを読む]
  • このまま行くぜ 10
  • 料理や飲み物を楽しんでる間、エイチが、俺たちを紹介して回る。最初は、サトシさんとシュウさん組。シュウさんが、エイチの高校と大学の先輩。サトシさんは、シュウさんの同期生。二人とも専門は違うけど、大学で准教授なんだって。エイチ自身が高学歴のせいか、仲間内には高学歴の人が多い。でも、マサユキさんは高校中退、ツバサさんは中卒で、それぞれ資格試験で高卒資格を取った。初対面だから、詳しくは聞けなかった。二人と [続きを読む]
  • このまま行くぜ 9
  • エイチに連れられて、店まで歩いた。通りからは、少し入り込んだとこに店はあった。ひっそりと目立たない感じの店構え。看板には「Crossroad」ってあって、とっさにクラプトンを思い出した。シュンが話してた通り、ドアに「本日貸し切り」の札がかかってる。エイチが入ってく後ろを、ドキドキしながらついてった。バーって初めてなのに、さらにゲイバーって未知の世界もいいとこ。でも、よく考えたらさ。仲間内のパーティに連れて [続きを読む]
  • このまま行くぜ 8
  • 「で、カオルがいない間は、Unpluggedでどうだ? カン、お前もギターな。ロウは、パーカッション。 まずは、ジャズ系のハコでライブ演って、様子見だ」エイチの提案は、すっごくワクワクした。カオルには、申し訳ないとは思うけど、そういうのも演ってみたいと思ってたから。それに、これなら三人だけで、サポートなし。カオルが居場所を心配しなくて済むんじゃないかな。「評判が良ければ、ポツポツとライブ演って、アルバム一 [続きを読む]
  • このまま行くぜ 7
  • アルバム発売、初めてのツアー。俺たちは、レンさんとエイチに引っ張られるように、あっという間に「売れてるバンド」の位置に来た。二年目には、三枚目のシングル発売、夏フェス出演。ここで気を抜いてちゃ、簡単に足元が崩れ落ちる。四人で、毎日のように「努力と周りへの感謝を忘れない」って、お互いに言い合ってる。ところが、だ。予想はできたはずなのに、うっかり忘れてたことがあった。「これで、しばらくはステージとテレ [続きを読む]
  • このまま行くぜ 6
  • イベントの後、俺たちの公式アカウントチェックや動画再生回数が、一気に増えた。あのイベントのお客さんが、SNSで拡散してくれたらしい。それに連れて、デビューシングルのCD・DL売上も、急上昇。続いて、テレビの収録では、カオルはキーボードに戻った。ひとりひとり、アップにしてもらえたりするし、トークもある。顔見せは意識しなくていいいだろうって、レンさんの判断。そして、ネットで話題になったおかげで、俺たちの出番 [続きを読む]
  • このまま行くぜ 5
  • イベント当日。イベントにとって、集客力なんかない、ただのお荷物な俺たち。主催がSMSと野上グループだから、OAなんて大役でお披露目をさせてもらうことができるんだ。それは、肝に銘じなきゃね。ジャケ写とMVから、衣装もカオルはサフィール、それ以外はアデルステンからの提供を受けてる。つまり、野上商事の全面協力を、エイチが取り付けてくれたってこと。それも、タイアップかと思ったら、名前は出さなくてもいいって、破格 [続きを読む]
  • このまま行くぜ 4
  • MVもジャケ写撮影も終わって、準備が進行していく。マネージャーも、正式に篠原さんに決まった。篠原さんは、親父たちのマネージャーの中で一番年下。それでも、もう三十過ぎてて社会人経験は、俺たちよりずっと積んでる。「今まで通り、これからもよろしくお願いします」四人で挨拶したら、照れくさそうに笑ってる。「優児さんから、甘やかすなって言われてるけど、君たちなら大丈夫。 ただ、俺、チビだから、首疲れるなぁ」一番 [続きを読む]
  • このまま行くぜ 3
  • 弦屋カルテットの演奏は、最高だった。申し訳ないけど、少し軽く見てたんだよね...反省。所詮、クラッシックの世界で、ソリストになれない人たちの集まりなんじゃない?とかってさ。四人とも、レンさんの指示通り、バシッと決めてくれて。それどころか、予想よりずーっと、俺たちの曲に、広がりと厚みをつけてくれた。「世界的なソリストのバックから、SMSの夏フェスまでこなせんだ。 そんなのが四人集まるなんて、そうそうな [続きを読む]
  • このまま行くぜ 2
  • 何度も練り直したアレンジに、レンさんの手直しが加わって、いよいよレコーディング。気がついたら、もう卒業して半年経ってた。こんなに時間をかけてもらえるのも、親父たちの事務所だからだよな。必死になって練習したおかげで、初日は、スムーズに進んだ。驚いたのは、二日目。ストリングスはシンセで演ると思ってたのに、カルテットが来てる!予算がかかるから、悩んでたんだよね。レンさんが、「任せといて」って言うから、ど [続きを読む]
  • このまま行くぜ 1
  • ロウとカオルの写真撮影の日。俺とカンは、シュンとエイチにお祝いに作ってもらったスーツで、頑張った。シャツやネクタイ、靴まで、一式を揃えてもらってたから、コーディネートには悩まなくて済んだ。お互いを見て、変なとこはないよねって、何度もチェックしてから、スタジオに行った。カオルの家には、何度も遊びに行ったことがあるから、ご両親とは顔なじみ。でも、お姉さんとは初対面だった。バリバリに働いてて、今は東南ア [続きを読む]
  • 欲しいモノは? 12
  • バンド名も決まった。ファーストアルバムに収録する曲も決まった。アレンジも、俺たちのオリジナルに、レンさんが手を加えてくれた。さぁ、レコーディングって、俺の家でスケジュールを決めてる時、ロウが照れくさそうに言った。「マネージャーやお互いの両親とも話し合った。 レンさんにもアドバイスされたし、デビュー前に入籍しようと思う」隣のカオルは、真っ赤になって、やっぱり照れくさそう。俺とカン、親父とキャシーは、 [続きを読む]
  • 欲しいモノは? 11
  • レンさんからは、デビューアルバムについて以外に、もう一つ重要な課題が出された。『バンド名、新しいの考えといてね』言われて、三人の時のままだったことを思い出す。俺たち、どれだけ適当だったんだろ。こだわらなさ過ぎって叱られるの、当然だよな。「RK2からRK3じゃ、ダメなのか?」カンは、そういうところでは、すっごくめんどくさがり。気持ちはわかるけど、やっぱり、ここはちゃんと考えようよ。「Kが三つは、印象悪くな [続きを読む]
  • 欲しいモノは? 10
  • 「お前、国籍離脱の手数料知ってた?」カンが、玄関から入ってくるなり、勢い込んで聞いてくる。あー、手続き調べたんだね。「うん、高いよね...今、給料ほとんどを貯金してるから、なんとか払えるけどさ」「俺、値段見て、一瞬手続きやめようかと思ったぜ!」キャシーが日本国籍を取得する時、参考にしようと思って、一緒に調べたんだ。そして、日本だとタダなのに、手数料が二十万円くらいかかるって、びっくりした。面接もさ [続きを読む]