蒼生 さん プロフィール

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蒼生さん: I Love Rock 'N Roll
ハンドル名蒼生 さん
ブログタイトルI Love Rock 'N Roll
ブログURLhttp://aimotososei.blog.fc2.com/
サイト紹介文オリジナルBL小説です。R18ありですが、少なくて薄いです......
自由文幼馴染三人+その保護者でストーリーは展開してます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供375回 / 365日(平均7.2回/週) - 参加 2015/02/08 02:37

蒼生 さんのブログ記事

  • 水に流して 9
  • AOの書類選考は無事通過して、二次試験、面接とグループディスカッションへと進んだ。面接では、志望動機や入学したら何を勉強したいか、なんかを聞かれた。何度もインターの担任やロウを相手に練習したから、ちょっと緊張したけど、ちゃんと答えられたと思う。ただ、グループディスカッションで、少し困ったことが起きた。リーダーとして仕切りたがるヤツが二人いて、そいつらがぶつかりだしたんだ。建設的なぶつかり合いならいい [続きを読む]
  • 水に流して 8
  • 「日本国籍を取ろうと思うの」晩御飯の時に、キャシーが言った。俺、急にどうしたんだろうって、じっとキャシーの顔見ちゃった。「もしもの時の避難場所確保で、アメリカ国籍のままだったのよね。 でも、そんな状態になったら、日本もアメリカも同じだろうし。 ユージやお祖母ちゃんと同じお墓に入るつもりだから、日本人になった方がいいと思うの」親父は黙ってるから、もう話し合って結論は出したってことだよね。俺には、宣言 [続きを読む]
  • 20170322 更新時間変更のお知らせ
  • あああ、アップしたつもりが下書きになってました。すみません。そして、本題。今まで、本編更新は、21時に予約にて、公開しておりました。明日から、23時に変更します。青空までは、すでに書き上がったものを改稿して、予約投稿し、空いた時間でアップできているかを確認していました。今のハピネスは、毎日、ガーッと一話か一話半書いて、なんとかアップという状況で......。21時だと、かなり厳しいので、ずらします。ヘタ [続きを読む]
  • 水に流して 7
  • 夏休み、いよいよ受験の波がやってきた。夏期講習に通いながら、まずは、最初にAO入試の申し込みを準備する。何度も書き直して、先生やロウに見てもらった小論文。TOEFLは、アイビーに留学できるくらいのハイスコアを叩き出したから、まず大丈夫かな。インターの成績と推薦状も添えて、郵送した。書類審査で合格すれば、次は面接が十月にある。個別とグループディスカッションの両方あるから、インターや予備校で練習しつつ、一般 [続きを読む]
  • 水に流して 6
  • インターでのラストの年になった。予備校通いのおかげで、今までのところ、模試でA判定。インターでも頑張ってきたから、志望校の推薦枠には入れそうだ。ただ、推薦でも落とされることがあるって聞いてるし、気は抜けない。イクヤたちのおかげで、予備校も楽しく通えてる。カンのことは、時々、考える。諦めようと無理するのをやめたら、ほんと、気が楽になったんだよね。会いたいけど、もう少し、自分の中で考えがまとまってから [続きを読む]
  • 水に流して 5
  • 「そんなこと聞いてくるってのは、音楽に未練タラタラなんだろ? ギターじゃなくてもいい、そう思えるんだったら、いくらでも道はあるんだぜ」男らしくないって叱られると思ったのに。親父は、リビングに来るように顎で示して、先に歩いていく。向かい合って座ったら、キャシーがお茶を淹れてくれた。「お前は、俺とは別の人間だってのは、百も承知だ。 ただな、やっぱ、親子だなと思う程度には、似てる」そう前置きして、いろん [続きを読む]
  • 水に流して 4
  • 二人で泣いちゃって、落ち着いてきたら、恥ずかしくなっちゃって。とりあえず、交代で顔を洗って、仕切り直しすることにした。先に部屋に戻ってたイクヤが、タオルを顔に当てたまま、何か考え込んでる。声をかけようか迷ってたら、俺に気がついて、穏やかに微笑んだ。「あのさ、一度、きちんと整理してみようよ」「んー、俺の感情とか抜きにしてってこと?」「それが一番大事なのに、抜いちゃダメじゃん!」イクヤがカバンの中から [続きを読む]
  • 水に流して 3
  • うん、ロウと話して冷静になれたら、自分の中にあるものが見えてきた。タトゥーが、まだ肌に馴染んでなくて、赤く腫れてたんだよね。それが自分が刺されたみたいに痛く感じて、なんでそんなこと?!って思っちゃった。あれが馴染んできたら、もう少しはマシになるのかもしれない。今までも、全身に入れてる人見て、「自分はやらない」と思っても、「気持ち悪い」とまでは思わなかったし。カンが羨ましかったってのもあるなぁ。見た [続きを読む]
  • 水に流して 2
  • 翌朝、憂鬱なまんまでダイニングに行くと、キャシーが挨拶抜きで話しかけてきた。表情が曇ってるから、いいことじゃなさそう。「スーから連絡があったわ。カンが今日は休むって」「.........」俺に直接メッセすればいいのに、それもできないくらい落ち込んでるのかな。顔を合わせずに済んでホッとしたけど、俺がそこまで傷つけたのかと思うと、どっと後悔が押し寄せてくる。もう少し、言葉を選べばよかったのかもしれない [続きを読む]
  • 水に流して 1
  • 「頼るつもりはねぇよ。でも、俺もお前のこと好きだって、気がついたんだってば!」 カンの言葉に、凍りついた。嬉しいとは思えない、自分がいた。「何言ってるか、自分でわかってんの?」「ロウが好きだと思ってた。ロウに女ができて、諦めなきゃって頑張ってた。 でもな、お前がギター弾けなくなったことや、俺より近いダチができた方が...」カンが、一瞬、言い澱んだ。俺は、その隙を突くように、ひどい言葉を投げつけた。 [続きを読む]
  • ところかまわず 12
  • カンの襟元からちらっと見えたのは、どう考えてもタトゥー。大晦日の時は、ハイネックだったからか、気づかなかった。「いつ?どうして?何なんだよ、一体?」つい興奮して、質問攻めにしちゃったら、鬱陶しそうな顔のカン。「冬休み入ってすぐにやったんだ。 やっとかさぶた取れて、綺麗になってきたとこ」「だから、どうしてさ?日本だと、いろいろ制約があるのはわかってるよね?」俺を見上げてたのが、真っ直ぐに向き直って、 [続きを読む]
  • ところかまわず 11
  • 「へへっ、そう言ってもらえるの、すごく嬉しい」ちょっと照れくさそうだけど、笑顔のまんまのイクヤ。ジンとタカシが、「郁弥は学校で人気者」って言ってたけど、想像つくな。見た目は正反対だけど、ロウと似てるんだよね。ハキハキ明るく喋るけど、ちゃんと相手のペースに合わせるとことか。空気を読んで、誰もリーダーシップを取らないなら、自分が進んでリーダーになるとことか。ひねくれたヤツから、僻まれたりはしそうだけど [続きを読む]
  • ところかまわず 10
  • 冬期講習は終了して、イクヤ、ジン、タカシとファミレスで打ち上げ。四月からは、月金で通うから、またよろしくって握手した。ジンとタカシは、志望校が違うから、別のコースになっちゃうけど。カンは大晦日以来、何も言ってこない。ロウにメッセしてみたけど、ロウにも何もないらしい。気になるけど、たったの一週間だ。冬休みが終われば、また毎日一緒なんだし。それに、明日はイクヤが遊びに来るから、下手に拗れても困る。せっ [続きを読む]
  • ところかまわず 9
  • 家に帰ると、親父とキャシーは、リビングでお節つまみながら、ビール飲んでた。終了後に、一旦、会場近くの高級ホテルで休んで、マンションに帰ってきたんだろう。ちょっと前なら、スタッフと打ち上げやって、家に帰ってたんだけどね。さすがに、体のことを考えるようになったみたい。専属のトレーナーさんに、マッサージしてもらったり、ジムに通ったりし出した。四十過ぎたら、コンディション整えないと、先が厳しいって痛感した [続きを読む]
  • ところかまわず 8
  • 「まぁまぁ、優ちゃんやキャシーちゃんは、元気にしてる?」イクヤのお祖母さんが、ニコニコと質問してくる。話を聞いたら、おじさんは親父の一歳上で、子どもの頃、一緒によく遊んでたらしい。キャシーが来た頃は、仕事で別のとこに住んでたから、キャシーを知ってるのは、お祖母さんだけ。「じゃあ、お父さんが自慢してた人が、カイのお父さんなの?!」イクヤが、目をパチパチさせて驚いてる。ここでバレちゃったから、もう悩ま [続きを読む]
  • ところかまわず 7
  • 朝、九時にアラームが鳴って、目が覚めた。ちょっとボーッとした頭を、熱いシャワーでハッキリさせる。網でモチを焼いて、チーズと海苔で巻いた。雑煮より、こっちの方が好きなんだよね。温めたモチ抜き雑煮とお煮しめをよそって、重箱をダイニングテーブルに広げた。数の子とブリの照り焼き、黒豆、栗きんとん。好きなのを皿に取って、さっさと重箱は片付ける。あー、幸せ!仲間内で、俺だけなんだよね。正月料理が好きなのって。 [続きを読む]
  • ところかまわず 6
  • 『正月、どうすんだよ?』カンから、久しぶりにメッセが来た。ロウの行ってる大学を第一希望にするってメッセして以来、大学の話は一切してこなかった。休みの間、予備校に行くのは、キャシーからスーに話してるはずだから、知ってると思う。家に来いとか、来るとか、そんな誘いもなかったしね。タイムリミットは近づいてくる。ロウとカオルの距離も、離れることはなさそう。さすがにマイペースのカンでも、現実にぶち当たって、悩 [続きを読む]
  • ところかまわず 5
  • イクヤのおかげで、冬休みの予備校通いは、楽しくて充実したものになった。普通の高校生が、どんな生活をしてるのか、どんなモノが流行りなのか。リンやハルと、ほとんど連絡取らなくなってたから、全然知らないんだよね。授業の日本語がわかんない時は、メモって、休み時間に質問すると丁寧に教えてくれる。逆に、同じ大学を志望してるから、英語での授業ってどんなものか説明したりしてさ。イクヤと同じ高校のヤツも何人か来てて [続きを読む]
  • ところかまわず 4
  • ロウからもらった資料を読み込んで、自分なりに考えた。その結果、ロウと同じ大学の「日本研究コース」を、第一志望にすることに決めた。中途半端かもしれないけど、ギターを諦めずに、普通に就職もって欲張るなら、それが一番だと思う。ギターのことは話さずに、インターの先生に報告したら、ニコニコと賛成してくれた。「音大受験できなくなったのは、とても残念だろうけど、吹っ切れて良かった。 あの大学なら、講義は充実して [続きを読む]
  • ところかまわず 3
  • 家に帰ったら、キャシーが晩御飯を作ってて、手伝おうとしたら必要ないって言われた。とりあえずは、部屋へ戻って、もらった資料を読んでみた。ネットで調べてもいまいちわからなかったことを、ロウが英訳してくれてて、しみじみありがたかった。調べながら思ったんだよな。俺、ここでも中途半端だってね。日常会話は日本語だし、ギター弾けなくなってから、ずっと日本語の本を読んだから、かなり読む力は伸びた。それでも、学校案 [続きを読む]
  • ところかまわず 2
  • 「カンが凹んでたよ」久しぶりのロウん家で、いきなり言われて驚いた。俺がギター弾けなくなったのに、曲は作れって言ったの、すっごく後悔してるらしい。「つらいのはカイなのに、自分勝手なこと言って悪かったって。 ずっと様子がおかしいってわかってたけど、つい言っちゃったらしいよ」長くなった髪を後ろで束ねて、少し男臭くなってるロウ。昔の親父っぽくてさ、自由に好きなことを楽しんでるって感じがする。優等生で生真面 [続きを読む]
  • ところかまわず 1
  • カンに話してから、一番重い荷物がなくなった気がして。学校でも、気負わずにいられた。先生に相談して、まだはっきり進路は決めてないけど、準備だけはしようと思った。カンを避けてた頃に受講してた、日本の大学への受験対策用補習に、また通う。カンやロウが苦手な「国語」は、俺は好きだったりするんだよね。教科名は不思議だけどさ。どうして「日本語」じゃないんだろう。古文漢文とかってさ、すごいじゃん?読み方さえわかれ [続きを読む]
  • 何はともあれ 12
  • 夏休みが終わって、初日の朝。俺は、いつもの時間よりちょっとだけ早く、マンションのエントランスでカンを待った。先にカンがいたら、焦っちゃって、話を切り出しにくくなると思ったんだ。「おう」カンが現れるまで、頭の中を整理してた。俺が話したことで、カンが離れてしまうかもしれない。そう思うと、やっぱり心は痛いけど、しかたないよね。「おはよ」挨拶を返して、並んで歩き始めた。駅までの十五分で、話してしまわなきゃ [続きを読む]
  • another diary 4
  • 「怜ちゃん、竜二から招待状来たよ!」そりゃ、来るだろ。この前、電話で聞いてきたじゃないか。二人分の封筒を持って涼がはしゃいでる。外では出さなくなったけど、俺たちの前では相変わらず。こういうとこが可愛いと思ってる、俺も相変わらずの彼氏バカ。そこへ隣から電話が来たから、二人でそのまま移動した。「竜二のお祝い、何にしようか」健太がニコニコして切り出した。現金は包むけど、それ以外にも形に残るモノをあげよう [続きを読む]
  • 何はともあれ 11
  • 検査が全部終わって、診察室に呼ばれるまで、また一時間待つ。呼ばれて座ったら、封筒とDVDを渡された。「これが検査結果です。西浦先生に渡して下さい」「はぁ」ここで、何か診断結果を告げられると思ってたから、俺、脱力。ただ、何も言われないってことは、重大な病気ってわけじゃなさそうだなとは思った。重大な病気だったら、そのまま手術の予約だとかの話になるって、西浦先生が言ってたからさ。朝八時半に行って、全部終わ [続きを読む]