2020年5月のブログです*北山修ほか編『日本語臨床3「甘え」について考える』(1999・星和書店)をかなり久しぶりに読みました。土居さんの「甘え」理論を1997年の第4回日本語臨床研究会で討議をしたあとの論文集ですが、読むのはなぜか久しぶりになってしまいました(土居さん、北山さん、ごめんなさい)。例によって、付箋やアンダーラインがあるものの、記憶がほとんどなく、なんと藤山直樹さんも論文を書いていて、ラッキーでした(一回読んだはずなのに、ラッキーもないのですが…。藤山さん、ごめんなさい)。言い訳になりますが、人はやはりその時の実力に応じた読書しかできないのですね。さて、今回の実力(?)で、印象に残ったことを一つ、二つ。一つは、小此木啓吾さんの論文。小此木さんは土居さんより10歳後輩らしいのですが、土居さん...北山修ほか編『日本語臨床3「甘え」について考える』1999・星和書店-「甘え」の臨床に学ぶ