むらさきすみれ さん プロフィール

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むらさきすみれさん: 光のオルゴール
ハンドル名むらさきすみれ さん
ブログタイトル光のオルゴール
ブログURLhttp://triton.blog.jp/
サイト紹介文ゲームじゃないけどゲーム的なSFファンタジーです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供10回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2015/03/01 11:24

むらさきすみれ さんのブログ記事

  • 第4章 いざないの扉 第3話 −つながる過去(後編)−
  •  加奈は、ペルセウス王子の妹、セーラー王女ということで、真っ白なサラサラの長い髪のかつらをかぶり、花刺繍が織り込んであり、フリルいっぱいのドレスを着せてもらいました。結構、胸が開くので、加奈は凄く恥ずかしく侍女にドレスと同じ色の絹のリボンを首に結んでもらいました。 少し、濃いめの化粧をしたためか、いつもより大人びて見え、鏡を見ると、別の自分がいるようでした。後ろへ長くレースの布が流れるように、サタ [続きを読む]
  • 第4章 いざないの扉 第3話 −つながる過去(前編)−
  •  何が何だかわからないまま、加奈はスクトウムという星に連れて行かれ、お城の地下の牢屋に入れられてしまいました。 暗いじめじめした牢屋は、地下のせいか、空気がよどんでいます。なんとか加奈のリュックは持ってこれて、荷物検査もなかったので、少し安心しました。「キ…キュウ…」「え??」 リュックを開けようとした時、リュックの中から白ドラゴンのリュウトが苦しそうに顔を出しました。「いやだ! リュウト、一緒に来 [続きを読む]
  • 第4章 いざないの扉 第2話 −メシエの秘密−
  • 「加奈、話がある」 サタンはそう言うと、食べ終わったお皿を横に動かし、加奈の方にいつになく真剣なまなざしで話し始めました。「タイタン号の事だけど、前にも話をしたと思うが、船全体が移動したみたいだ」「え? それじゃあ…今は…」「大丈夫。メシエが場所を割り出している。確実な場所がわかるまで、数日かかるだろう。加奈をひとり、この宇宙船に残すのは不安だが、頼まれた仕事が山積みだ。それに、宇宙金もだいぶ減っ [続きを読む]
  • 第4章 いざないの扉 第1話 −サタンの宇宙船−
  •  アルディ星にようやく戻ってからは、まだ頭の中が現実に戻ることが出来ず、4人とも何日かぼんやりと過ごしていました。 ようやく頭がすっきりして来て、このアルディ星から離れる時が来ました。 ルーディヒとシリウスとも、ここで別れる事になりました。「加奈、短い間だったけど、楽しかったよ。さよならは言わないぜ。多分、又、会う事になるからな。おいサタン、俺は加奈が気に入った。いつでも連れ去ってやるから、覚悟し [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第12話 −光の糸−
  • 朝、薄暗い時から、収穫祭の準備が始まっていました。ドーンドーンドーンと、大太鼓が鳴り響いています。泉の前にお蚕様への祭壇が出来、その前で加奈は舞を披露することになっていました。里の中は、ご馳走を作っているせいか、美味しそうな匂いが漂っていました。 アザレアから作ってもらった舞衣装は、上と下で分かれていて、絹糸で織り込んであるので、光沢も素晴らしく、上着の襟と長いスカートにも、細かい刺繍が散りばめて [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第11話 −それぞれの想い−
  •  加奈はジークたちとの大部屋で、一緒に寝ていました。まるで雑魚寝状態でしたが、今の加奈には、仲間との大部屋の方が、気が楽でした。 サタンたちも心配してくれていたことは頭では分かっていても、何故か心がそれを拒否していたのです。 時々、サタンたちと会うこともありましたが、なるべく加奈は、ジークたちの中央に入り、避けて通るようになりました。そんな自分が情けなく嫌いでもありましたが、体がそう動いてしまい、 [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第10話 −すれ違う心−
  •  ヒュロロ〜〜ヒュロロ〜 美しい旋律の笛の音が聞こえます。里で聞くより、美しい音色が、心の中まで響いてくるようでした。「お目覚めですか」「え?」 加奈は気が付くと、不思議なベッドの中にいました。服も知らないうちに、柔らかな絹のような東洋的な美しい服を身にまとい、髪もきれいに結い直してありました。 ベッドの上にベールのような布がかかり、声をかけた女の人の姿が、おぼろげに見えました。「ここはどこ?」「 [続きを読む]
  • すみれの説明案内板3
  • 光のオルゴールの世界 光のオルゴールも佳境に入ってきましたので、もう少し説明をしたいと思います。 はるかなる宇宙の海で、限られた銀河の中での惑星のお話です。 星虹銀河には、星虹星とタルタロスのいる銀星、加奈が4人の王子(スチュワート・レッド・ロミオ・ジュード)に出逢った竜星があります。そして、宇宙海賊ルーディヒと降り立った星、アルディ星も星虹銀河の惑星です。 レッド王子が治める流星銀河での惑星のお [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第9話 −風読みの言霊−
  •  東洋風の大きな屋敷から里の姫が現れました。 “あっ!” 加奈は思わず声を出しそうになりました。髪の色と瞳の色は違いましたが、その姫はサラ王女そっくりだったのです。 竜星の王族の衣装とは違っていましたが、美しい長めの衣装を身にまとい、髪には不思議なかんざしを挿し、独特な色気さえもありました。「皆の者、ごくろうさまです。今年は桑の葉の出来も良く、無事、お蚕様も繭を作り始めています。今が一番大事な時で [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第8話 −風の音符−
  • 「ドッシーン」「いたたた…もろにお尻ぶつけた」 加奈の回りにサタン、シリウス、ルーディヒも倒れていました。「いたたた…一体なんなんだよ、あれ??」「あいたた…お尻が痛い、どうしたんだ??」「ここは、どこだ??」 4人がいる場所は、うっそうとした林の中でした。気がつけば、何故か4人ともいつも着ている服ではない、色違いのお揃いの服を着ていました。「な…なんだ、この服は! それに、皆、髪の毛を上に一つに縛って [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第7話 −妖精の繭玉−
  • 「おい、シリウス、加奈はまだ目を覚まさないのか!」「体が相当疲れている。熱がなかなか下がらない…」「もう2日だぞ! 加奈がこのまま目を覚まさなかったら、俺はサタンに殺される」「バカ、縁起の悪いこと言うな。加奈は大丈夫だ! お前はいつも後先考えないで行動するから、こんな事になるんじゃないか!」「なんだと! シリウス、お前に言われる筋合いはない!!」「お前たち、うるさいよ!! 病人がいるのに、何をしている [続きを読む]
  • すみれの説明案内板2
  • 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。バトルについて この物語では、主に、バトルでは武器が主体ですが、魔法も使います。 光のオルゴールでは、魔法をとなえる場合、自分の“気”を宇宙・自然の力に波長を合わせるので、発動するまで少し時間がかかります。 魔術師以外は、多くの魔法を使えませんが、武器と魔法を一体化して、強い攻撃が可能になります。心の結びつきが強い程、協力技が発動しや [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第6話 −タルタロスの影−
  •  銀星のタルタロスよりは、半分の大きさではありますが、シリウスの武器で傷つけても、弱るどころか、赤い目はさらに鋭く輝き、その強さは尋常ではありませんでした。 くねくねした体の管は、シリウスの体を巻きつけていきます。このままでは、シリウスはあのタルタロスの電流にやられてしまいます。頭の部分がぐるぐると動き、風のような魔法を使うので、加奈が星の弓を使いたくても、体ごと飛ばされて傷だらけになるだけでした [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第5話 −苦難の道筋−
  •  二人の目の前にそそり立つように巨大な氷の扉が立ちはだかっていました。氷の扉にも、今まで同様に同じ模様が描かれていました。 二人が近づくと、触りもしないのに、ゆっくりと氷の扉は開きました。しかし、その先の風景は、恐ろしい氷の世界でした。 氷の柱がガターンガタッと上下に動き、その振動で、上のつららがバラバラと崩れ落ち、道があっても無いようなものでした。氷の柱を通り抜けなければ、先へ進む事は出来ません [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第4話 −星の紋章の剣−
  • 「そう言えば、お前、ルーディヒに聞いたが、サタンと一緒だったらしいな」「え?」「人と関わるのを嫌うサタンが、まして女のお前と一緒にいるなんて、信じられないことだ」「あなた、サタンを知っているの?」「サタンと俺とルーディヒは、訳ありでね…」「???」「あまり、サタンと長くいない方がいい。お互いのためにな。さあ、少し寝てから先へ進もう。この扉を開けたら、当分、休めないからな」 男はそう言うと、ゴロリと [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第3話 −天空の矢じり−
  •  ポタポタと水滴が落ちて来ました。 加奈の顔に落ちて、冷たい水が頬を濡らします。 加奈は、自分が何故ここにいるのか、良く分かりませんでしたが、意識がはっきりしてくると、穴の中へ落ちてしまったことに気づかされました。「いたたた…、お尻痛い。高い所でも、あんなに上から落ちたのに、骨が折れてなくて良かった…。骨折していたら、命とりだわ。あ、荷物、荷物は大丈夫かしら…」 リュックの中もみな無事でした。星の [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第2話 −短剣の謎−
  • アルディ星が見えてきました。今までの星よりだいぶ小さくて、その周りに似たような惑星が何個か見えました。海賊船は、アルディの発着所に降り立ちました。 タラップを降りると、アルディは夜なのでしょうか。まあるい電灯が点いてはいるのですが、薄暗く遠くに町並みが見えてはいますが、やたら荷物が積み上がって不思議なところでした。 それでも人は多く、いろんな星の人が集まるらしく、何か特別な町なのでしょうか…。「お [続きを読む]
  • すみれの説明案内板
  • お話が思った以上に長くなってきました。途中から読んで下さる方は、わからない部分もあると思います。今後、時々、説明をつけようと思います。主人公は、加奈とサタンの2人です。自然を愛する心やさしい少女加奈と、タルタロスの力を植えつけられたサタンが出会い、いろいろな星々でのゲーム的SFファンタジーです。主に、3つの銀河の中でのお話です。銀河の中にもそれぞれの惑星があります。登場人物は多いですが、すべて関係 [続きを読む]
  • 第3章 星の紋章 第1話 −宇宙海賊ルードィヒ−
  • 「お頭、何ですか、それ、子供じゃないですか」「空いている部屋はあるか?」「無いですよ、荷物がいっぱいで」「困ったな」「ヤローばかりなんですから、そんな子供、何で連れて来たんですよ」「うーむ…」「それとも、次の停泊地で売り飛ばしますか。でも、そんな子供、大人ならいざ知らず、金にもなりませんぜ」「仕方ない、俺の部屋に連れて行く」「お頭、そんな子供を相手にするんですか」「バカヤロウ、いくら仕事中で女から [続きを読む]
  • 第2章 ドラゴンの翼 第7話 −星の心−
  •  弓のおじいさんは、変わらず作業をしていました。加奈を見ると、又、部屋に招き入れて、朝食の野菜スープをふるまってくれました。心温まるひとときに加奈は、あふれる涙を抑えることしか出来ず、スープの中に涙がポタポタと落ちていきました。「今日は、もう、出発の日なのかい?」 老人は、加奈の涙の訳を聞かないで、やさしく会話を始めました。「おじいさんは、いつ、移民船に乗るんですか?」「うん、少し前までは、この竜 [続きを読む]
  • 第2章 ドラゴンの翼 第6話 −ドラゴンレース−4(明暗)
  •  大きなラッパの音が響き渡ります。何年かに1度のドラゴンレースはお祭り騒ぎで、皆が楽しみにしているレースです。 城下町の前の草原の広場に、ドラゴンが整列しています。王子たちもそれぞれにドラゴンの背に乗り、スタートの時を待っていました。しかし、加奈はひとり、たたずんでいました。 観客の人々は、加奈か女の子でレースの位置にひとり立っていることが不思議でなりませんでした。レースは男性の成人の儀も兼ねてい [続きを読む]
  • 第2章 ドラゴンの翼 第6話 −ドラゴンレース−3(嵐の前兆)
  •  相変わらず、加奈は夕食のフルコースに慣れず、食べた気にもなれませんでしたが、それでもサタンや王子たちと共に、食べる時間を大切にしたいと思いました。 最後のデザートの果物を食べ始めた時、サラ王女が加奈に話しかけました。「私、明日から神殿にこもらなければならないの。白ドラゴンの事だけど、加奈、やはりあなたは白ドラゴンの親の所まで帰して下さらない」「サラ、この間と話が違うんじゃないか」 レッドはサラに [続きを読む]
  • 第2章 ドラゴンの翼 第6話 −ドラゴンレース−2(竜の舞)
  •  薄暗い朝もやの中を加奈はひとり歩いていました。白ドラゴンはリュックの中でぐっすりと眠っていました。「うわー、早朝は少し寒いなあ。ちょっとこれだときついかも…。心配かけたら悪いから置き手紙にしてきたけれど、又、怒られちゃうかな…。なるべく早く用事を済まそう…」 城下町の急な坂道もだいぶ慣れて来て、加奈は小走りに町まで降りていきました。 城下町に着く頃には、陽がさして、人々は、朝の準備にとりかかって [続きを読む]
  • 第2章 ドラゴンの翼 第6話 −ドラゴンレース−1(夢と現実と)
  •  城に近づくにつれ、加奈の足は重くなってきました。朝の出来事が、又、脳裏に浮かび、憂鬱になってきたのです。 その気持ちをロミオとジュードも理解していました。なるべく明るい話題で加奈を心をほぐすように一生懸命でした。 城の門をくぐり、正面玄関にスチュワートが立っていました。「加奈、お帰り! 新しい服を着ているね。良く似合ってるよ。加奈は可愛い服が良く似合うね」「見立てはロミオなんだ。こいつ、センスが [続きを読む]
  • 第2章 ドラゴンの翼 第5話 −2人の王子と水のドラゴン−2
  • 「この服変わっているのね」「これは、王女様用で戦闘着も兼ねています」 店の主人が言いました。「せ…戦闘用!!」「星虹銀河の王族は男も女も子供の頃から戦闘術も習うから、武器を持てるようになっているんだよ」 ロミオが話しながら、加奈に渡した物は美しく装飾された短剣でした。「武器だけでなく、いろんな事に使うから、加奈も持っていた方がいいよ。悪い奴に襲われそうになったらこれで…」「え〜〜! 相手が傷ついてし [続きを読む]